今年もあと1週間 年末年始の雑感

今年も残すところあと1週間です。年末年始休暇をうまく使えば、勤務条件次第ではわずか6日間の有給休暇により、最大17連休を取得することも可能です。また、そろそろ今年の成果について総括し、来年の目標を立てるべき時期でもあります。こうしたなか、本稿では年末年始の雑感と、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』にとっての今年の成果、さらには来年以降の目標について綴っておきたいと思います。

年末年始、どう過ごします?

日並びよく最大17連休も!?

早いもので、今年も残りあと1週間となりました。

新年というのは良い区切りでもあります。日本の場合、銀行や役所は、少なくとも大みそかと新年の3が日、合計4日間が休日となりますし、職場によってはもっと長い期間の休みとなるケースもあると思います(もちろん、年末・年始休暇がないという職場もありますが…)。

また、今回の年末年始休暇は日並びが良く、暦の上では12月29日(土)から来年1月3日(木)までの、実に6日間が休日です。私が経営している会社の場合、銀行等の金融機関や役所などと営業日が一致しているため、この期間はじっくり休ませていただこうと思います。

  • 年末年始休暇:2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)(6日間)

ちなみに、土日祝が休日であるという人にとっては、さらに朗報があります。

まず、来年1月4日(金)に有給休暇を取れば、実に9連休が実現します。まとまった休みを取り、国内外の旅行に出かける絶好のチャンスですね。

来年1月4日(金)に有給休暇を取得した場合
  • 年末年始休暇:2018年12月29日(土)~2019年1月6日(日)(9日間)

それだけではありません。

私が以前勤めていた会社のケースだと、1週間(つまり5営業日)以上、連続して休むことが従業員に義務付けられていたのですが、その連休を1月7日(月)からの1週間で取得すれば、何と、取得している連休はわずか6営業日でありながら、日並びの良さもあり、実に17連休が実現するのです。

来年1月4日(金)に加え、1月7日(月)からの5営業日も休んだ場合
  • 年末年始休暇:2018年12月29日(土)~2019年1月14日(月)(17日間)

今年、国民に無断で18連休を取った立憲民主党もびっくりですね(笑)もっとも、立憲民主党と異なり、この17連休は正当なものですが…。

独身サラリーマン時代の思い出

こうした日並びの話に触れると、どうしても独身のサラリーマンだったころを思い出します。

私は自分でいうのも変ですが、かなりいい加減で不真面目なサラリーマンであり、以前勤めていた会社では、いずれも有給休暇をフルに使い切ってから辞めています。在職中も、新年早々に長い休暇を取り、海外に出掛けていたような記憶しかありません。

このような人間にすれば、今年の「年末年始の17連休」に、飛びつかないわけにはいきません。

新春早々、ヨーロッパやオーストラリアあたりに出掛け、現地でレンタカーを調達し、ひたすらドライブツアーをするというのも楽しいですし、少し時間があるのならば、南米など日本から遠く離れた場所に出掛けるのも面白いでしょう。

もっとも、私自身は独身時代に五大陸(ユーラシア、アフリカ、北米、南米、オーストラリア)を制覇してしまい、行くべき場所はあらかた行き尽くしてしまっているので、正直、どこに行こうかと迷うという気持ちがないわけでもありません。

とくに、年末年始の北半球は寒いですし、大昔、一番寒い時期にわざわざ北欧に出掛け、大変な思いをしたという経験もあります。しかも、日本人にとって人気の観光地には、年末年始休暇には日本人が殺到するため、航空運賃、現地の宿泊費ともに暴騰してしまうという欠点もあります。

そう考えれば、「長い休暇だ、わーい」、と、単純に喜んでばかりもいられないのかもしれません。

人間、立場も変わりますね

ちなみに、現在の私には、「年末年始の17連休」というものを取ることはできません。

とういのも、私の立場は「ワンオペ・ブラック企業」の経営者であり(笑)、従業員という立場にはないため、「有給休暇を取って休む」という概念が存在していないからです。したがって、私にとっての休日は、本当に暦とまったく同じであり、「長い連休」を取って海外旅行に出かける、といったこともありません。

(※といっても、現在の私は経営者であり、「誰かに使われる立場」ではないため、仕事をするうえでストレスが溜まるということが一切ありませんし、クライアントから求められた成果を出していれば、平日フラッとどこかに出掛けたところで問題もありません。そもそも有給休暇など不要なのです。)

もっとも、長い有給休暇を取得する立場にあったとしても、独身時代と異なり、現在は家族がいます。したがって、家族を放り出し、気軽に一人でフラッと旅行に行くということはあり得ない話ですし、そのまえに、現在の私にとっては家族と一緒にいるのが一番幸せでもあります。

だいいち、先ほども述べたとおり、私自身は不真面目なサラリーマンでしたので、独身時代には散々、各地を行き尽くしましたし、正直、もうこれ以上行きたいところもありません。また、起業してからめっきり酒も飲まなくなったので、「酒池肉林」にもさほど興味がなくなりました。

このように考えていくと、人間、立場が変わればさまざまな行動が変わるものだと痛感します。

今年の成果、来年の目標

月間100万PVは達成したが…

さて、今年を総括するにはまだ少しだけ早いのですが、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』としてどうしても触れておきたいのが「今年最大の成果」、つまり、「月間100万PV達成」です。

今年は予想外の様々な話題が出て来たためでしょうか、当ウェブサイトのページビュー(PV)数は、今年11月、ついに月間100万PVを達成してしまいました。読者の皆様には心の底から感謝申し上げたいと思うとともに、慢心せず、かつ、初心を忘れずに運営を続けていくつもりです。

ただ、私は別に、当ウェブサイトについて、「過激なことを書いて、アクセスを稼ぐ」ことを目的に運営しているわけではありません。あくまでも、「読んで下さった方の知的好奇心を刺激すること」を主目的としつつ、「記事に頂いたコメントを読んで、ついでに自分自身も知的好奇心を刺激させてもらおう」という魂胆です。

このため、100万PVを達成したという理由をもって、当ウェブサイトを運営する目的を変えるつもりはありませんし、むしろ気を引き締める必要があると考えています。とくに、どこかの「まとめサイト」にありがちな、「不適切なタイトルで読者を釣る」、といった運営は絶対にしたくありません。

相変わらず釣りタイトルが酷い

こうしたなかで参考になるのが、他のウェブサイトの「釣りタイトル」です。

私が今年発見した「まとめサイト」の記事のなかで、とくに酷い「釣りタイトル」としては、いずれも日韓関係に絡むもののなかで、次のようなものがありました。

  • 【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!
  • 【ラオスダム決壊】 韓国「責任取るべきは施工した鹿島建設であり、SK建設に責任は一切無い」ついに無関係な日本企業に責任を押し付け始めるwwwwww
  • 韓国政府「国際観艦式で旭日旗の使用自粛な?」⇒ 小野寺防衛相「は?自粛するわけ無いだろ。嫌なら韓国がボイコットすればいい」 小野寺防衛相「旭日旗?自粛するわけねーだろバーカ」
  • 『韓国側から事実上の日韓断交申し入れへ!!! ついに外交放棄を表明wwwww』

いずれも酷い代物ばかりです。

まず、「河野太郎閣下」とあるのは河野太郎外相のことだと思いますが、これは今年1月初め頃に、韓国政府が2015年12月の「日韓慰安婦合意」を見直すと発表していたころの話題です。しかし、あれから12ヵ月近くが経過しましたが、河野太郎外相が日韓断交を決意したという事実はありません。

次に、「ラオスダム決壊」とあるのは、今年7月23日に東南アジアのラオスで発生した、韓国企業であるSK建設などから構成されるコンソーシアムが建設中だったダムが決壊し、多数の犠牲者と甚大な被害が発生した事故のことです。

たしかにこの事故を巡る韓国政府、韓国企業の対応が素晴らしいものだったとは私には思えませんが、だからといって、「SK建設が事故発生の責任を日本の鹿島建設に押し付けている」という事実は、私が知る限り、存在しません。

さらに、今年10月11日に韓国の済州島(さいしゅうとう)にある海軍基地で行われた国際観艦式で、韓国政府側が日本に対し、自衛艦に旭日旗を掲揚するなと求めて来たことは事実です。

しかし、これに対して当時の小野寺五典防衛大臣が「は?自粛するわけないだろバーカ」と発言したという事実は、私が知る限りなかったと思います。

そして、「韓国側から事実上の日韓断交を申し入れた」という事実などありません。

もはや、「フェイク」を通り越して「悪質過ぎるデマの塊」だと言った方が適切でしょう。

まとめブログを否定するつもりはありませんが…

もちろん、私自身、「まとめブログ」の社会的意義を全面的に否定するつもりはありません。「まとめブログ」が存在していることで、新聞やテレビといったマスコミとはまったく違う意見が日本国内にあるという事実が社会に伝わるからです。

また、「まとめブログ」のなかには、ブログの作者が「自分の意見を持たず、他人の意見にタダ乗りしているだけ」というケースもありますが、匿名掲示板などで交わされた議論から、議論をすっきり整理してわかりやすく示すのもブログ主の力量です。

そのように考えていくならば、「まとめブログ」そのものを無碍に否定すべきではありませんし、私が読んでも参考になる「まとめブログ」も存在していることは事実です。

ただ、私は「まとめブログ」に社会的な機能があるという点については認めますが、やはり、自分自身が参考にするとしたら、ブログ主個人の意見が書かれているサイトの方が役に立ちますし、とくに自分の専門分野において「まとめブログ」を読む価値などないと考えています。

いずれにせよ、当ウェブサイトを運営する目標として、来年も引き続き、「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激すること」に注力したいと思います。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    < 更新ありがとうございます。

    < 今年〜来年にかけて17連休が可能ですか?羨ましいというか会社辞めたくなるというか(笑)。
    私は今年6連休です。

    < 職種によって仕方ないですが、サラリーマンなら基本、他人が休みの時は休む、他人が働いてる日は働く。コレが一番社会のシステムに乗っているし、合理的だと思います。

  2. 阿野煮鱒 より:

    一年間お疲れ様でした。
    私は今年後半からこちらを拝読するようになった新参者です。
    PV躍進の一助になりましたら幸いです。

    今年は朝鮮半島の不穏な動きと、米国と中国の激突が相まって激動の一年となりました。

    そんな中で陰が薄らいでいますが、まもなくTPPが発効され、来年2月にはEUとの間でEPAも効力が発生します。保護貿易に舵を取った米国と、自由貿易を促進する日本との間に、大きな齟齬が生じかねない状況です。私は来年はこの辺りを巡って日米関係が揺れるかもしれないと予測します。これについて書くと長くなるので、ここでは自制します。

    ともあれ、今日本を取り巻く環境に何が起こっているのか、これからどうなっていくのかを知りたい、自分も考えてみたいと願う人々にとって、本サイトが提供する分析や視座は大きな価値があります。それがミリオンPVの裏付けです。

    本サイトが益々発展し、それによって「国民の敵」の存在を多くの人が知り、彼らの企みが挫けることで日本に輝ける未来が訪れることを祈念して、お礼の言葉といたします。

  3. りょうちん より:

    そういえば当たり前すぎてスルーされていましたが、北朝鮮漁船が日本のEEZで操業していたのなら当然違法です。
    それを取り締まる警察権は日本の海上保安庁にあります。
    日本も知らない北朝鮮漁船からの救難信号を、哨戒機からの商用無線をまともに受信できなかったというw韓国軍の艦船が受信できて、単独でEEZ内で捜索・救助に向かったというのは明らかに日本の主権侵害です。
    もちろん海難救助義務はありますから、それをしようとするのは責めますまいが、日本側に連絡し、我々も捜索救助に協力するといった仁義を切るのが筋です。仁義以前に偽装工作でもそうしなくては後で困る。
    その上で、レーダー照射の件は、おいておくとして、日本のEEZ内で保護した北朝鮮漁船を日本に引き渡さず、勝手に返したというのも重大な警察権の侵害なんですよね。
    そんなEEZ内で怪しい動きをする艦船を哨戒機が確認しようというのは当然の行為なのに逆ギレして軍艦に向かってくるのは挑発行為だとかw

    その辺をちゃんと理詰めで韓国を追い込めているのか心配です。

    1. りょうちん より:

      すんません。書き込むエントリを間違えておりました。削除or無視していただければ幸い。

  4. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信有り難うございます。

    今年というよりは平成は日本で民主主義が機能し、大国間で戦争がない平成デモクラシーとでも言える幸せな時代だったと思います。

    次の元号では我が国は民主主義や平和を維持できるのでしょうか?

    当方思うに、今の日本は非常時における国民や政治家が行うべき行為に対するコンセンサスが欠如していると思います。

    例えば韓国から大使召還時や、状況が変わらないのに大使を再赴任させた際は与野党で対立して良い状況でなかったはずですが、我が国は与野党バラバラ平常運転でした。

    今回の韓国による火器管制レーダー照射も複数回ロックオンしてまで隠そうとしている事が行われている可能性があるなら自国のEEZで「何が行われているか確かめさせるべき」ですのに、その様な視点での組織統制や不作為への批判がほとんどない。

    当方は日本の行く末に対して非常に不安です。

    今の日本は非常時における行動が、他の民主主義国の同様の状況に対する対応と比べて、あまりに落第点が多すぎるように感じられるのです。

    これは非常時には国民は何をすべきかを、国家が知識を与える形で教育していないからと考えます。

    次の元号の時代には我が国は最悪日本に敵対を公言する核保有国と対峙します。

    果たして今の日本の非常時の知識で民主主義を保持したまま正しい対応を行えるのでしょうか?

    以上です。駄文失礼しました。

  5. めたぼーん より:

    今年もお疲れ様でした。最近はご自身もお認めになられていますが韓国系の話題がどうしても多くなっておられますが、その他の記事も楽しく読ませて頂きました。と言いつつ、韓国系の話題が年末まで続きそうですので、またゆっくり出来ない(笑)かもしれませんが。

  6. より:

    日経平均が2万円台を割り込みました。
    来年は色々厳しい年になりそうですね。

    少々早い挨拶ですが、言える状況のうちに
    よいお年を。

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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

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