都合悪いと相手を批判?徴用工判決巡り韓国大統領府が初反応

今朝方の『徴用工判決と日本人拉致事件の共通点:最終的に制裁が必要』の続編です。朝日新聞ソウル支局の牧野愛博氏が配信した記事によると、韓国大統領府の秘書室長が昨日、韓国国会で日本に「逆ギレ」する発言をしたようです。また、大統領府ではありませんが、韓国外交部も昨日夜、日本に対する「逆ギレ」コメントを発表しています。やはり韓国政府には問題に対処する意思も能力もないのでしょうか?

韓国大統領府が「静かに対応練る」?まさか(笑)

今朝方の『徴用工判決と日本人拉致事件の共通点:最終的に制裁が必要』のなかで、10月30日で韓国の大法院(最高裁)が下した「徴用工判決」を巡って、韓国政府・大統領府が「静かに対応を練っている」という話題を紹介しました。

徴用工判決と日本人拉致事件の共通点:最終的に制裁が必要

「静かに対応を練っている」と報じたのは『聯合ニュース』(日本語版)ですが、ただ、先ほども申しあげましたが、私の目には韓国の大統領府が「静かに対応を練っている」ようには到底思えません。

強制徴用判決から1週間 声強める日本と静かに対応練る韓国(2018/11/06 17:38付 聯合ニュース日本語版より)

だいいち、徴用工判決の当日、声明を出したのは文在寅(ぶん・ざいいん)大統領ではなく首相でしたし、文在寅大統領は11月1日の国会演説で徴用工訴訟について全く言及せず逃げているほどですからね。

大統領府が「初の(?)」立場表明

そして、この聯合ニュース日本語版の記事が公表されたのは昨日夕方5時38分のことですが、本日午前10時26分に公表された『朝日新聞デジタル』(日本語版)によると、昨日、韓国大統領府と韓国外交部が、相次いで日本を批判するコメントを出したようです。

韓国大統領府「日本の政治的行動は遺憾」 徴用工判決(2018年11月7日10時26分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

記事を執筆したのは朝日新聞ソウル支局の牧野愛博氏です。

牧野氏によれば、発言したのは韓国大統領府の任鍾晳(にん・しょうせき)秘書室長で、国会答弁を通じて、河野太郎外相ら日本の政治家らの発言に対し、「最近、一連の日本の政治的な行動は非常に不適切で遺憾だと申し上げなければならない」と述べたのだそうです。

その意味で、昨日の「韓国大統領府は沈黙を守り、静かに対応を練っている」とする聯合ニュースの報道は誤報だったのかもしれませんね。

また、牧野氏は韓国外交部も6日夜、「日本の責任ある指導者らが問題の根本を無視して、国民感情を刺激する発言を続けていることを非常に憂慮している」とするコメントを発表したとも述べていますが、この話題はおそらく、次の韓国メディア『中央日報』(日本語版)が報じているものと同じでしょう。

韓国外交部「日本の指導者、国民感情を刺激するような発言は遺憾…法判断の尊重を」(2018年11月07日06時54分付 中央日報日本語版より)

この外交部の発言についてはのちほど取り上げることとして、韓国大統領府の発言をどう考えるべきでしょうか?

韓国大統領府は困ってしまっている?

昨日の聯合ニュースの報道にもあったとおり、現在、韓国大統領府は「当局者・関係官庁と民間専門家が加わる対応組織を構成するなどして、諸般の要素を総合的に考慮して対応策を講じる」とする立場にあり、表立った動きを見せていません。

こうしたなか、牧野氏が報じた韓国大統領府の秘書官のコメントは、大統領府が公式に見解を述べたものではなく、むしろ「非常に不適切で遺憾だ」といった発言は、行き当たりばったりでやむなく繰り出した発言ではないかと思います。

では、河野外相の発言の、いったいどこが「非常に不適切」なのでしょうか?今ひとつよくわかりません。

余談ですが、日本の政治家の発言に「不適切だ」などと猛反発している韓国政府高官の言動を見ていると、自分にとって都合が悪い発言に対して「ヘイトだ」「デマだ」と猛反発する「パヨク」と呼ばれる人たちを、つい思い出してしまいます。

ただし、牧野氏の記事を読んでいても、河野外相らの発言の「どこが」非常に不適切なのか、その具体的な指摘はありません。

牧野氏によると、任氏は今後の韓国政府の対応について、

国務総理室が中心になり、どのような措置が正義を実現し、合理的なのか、戦略的な韓日間の未来志向的な関係をそのまま維持するのか点検している

と述べたのだそうですが、これを意訳すれば、「右往左往していてどうすれば良いのかわからず戸惑っている」、ということではないかと思います。

韓国外交部の「逆ギレ」

さて、先ほどの話題のうち、外交部の発言についても簡単に眺めておきましょう。

朝日新聞の記事中央日報の記事を総合すれば、韓国外交部が昨日夜に発した内容は、次のとおりです。

  • 最近、日本の責任ある指導者が問題の根源を無視したまま、我々の国民感情を刺激する発言をしていることを非常に懸念している
  • 特に、我々の司法の判断に対して節度もない言葉で評価をするなど、過剰対応していることは、極めて遺憾だと言わざるを得ない
  • 三権分立の基本原則に則り、行政府は司法府の判断を尊重するのは当然で、これは日本を含めてどの自由民主主義国家も例外であるはずがない
  • 今回の事案を政治的に過度に際立たせることは、韓日関係の未来志向の発展に何の役にも立たないことを、日本政府ははっきりと認識しなければならない

端的に言えば「逆ギレ」ですね。

それだけ河野外相らの発言が、韓国政府にとっては都合が悪いものだという証拠でしょう。

ちなみにこれまでの報道から確認する限り、徴用工判決を巡る韓国側の基本認識は、

  • ①徴用工判決は日本の植民支配の不法性を認めたという意味で、画期的で素晴らしい判決だ。
  • ②この判決を下さざるを得なかったのも日本の反省と謝罪が足りないからであり、日本のせいだ。
  • ③ただし、今後の韓日関係に悪影響を与えないようにするために、韓日両国はお互いに知恵を出し合い、解決策を考える必要がある。

といったものですが、今回の韓国外交部の声明も、この基本認識に沿ったものだといえるでしょう。

韓国に言わせれば、「問題の根源」とは、「日本の過去の反省と謝罪が足りないため」です。したがって、「韓国側にも悪い部分はあるのかもしれないが、日本にも悪い部分がある以上、韓国側の過失を過度に責めるのは不適切だ」、というのが韓国側のロジックだと考えられます。

さらに、「三権分立」だから「政府は司法府の判決に文句を付けることはできない」というのが、韓国外交部の基本的な考え方でしょう。

本当にこれが外交に責任を持つ官庁の発言とは信じがたい気がします。

別に日本は韓国の「三権分立」に文句を付けているわけではありません。韓国が国内で三権分立を尊重するのは勝手にすればよい話であり、日本が問題にしているのは韓国の司法府が国際法に違反する判決を下したときに、「韓国政府が」、日本との関係でこれを是正する措置を取らないことなのです。

こうした国際法の基本原理すら理解せず、ひたすら日本に逆ギレし、責任転嫁するような姿勢を見ていると、韓国政府にこの問題を解決する意思も能力もないのではないかという私の嫌な予感は、どうも当たっているような気がしてならないのです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    直接関係なくてすみません。

    常々思っていることですが、韓国ニュースの日本語訳で「指導部」「指導者」という言葉をよく目にします。
    政府や首相(韓国なら大統領)を指しているものです。

    韓国語がわからないのであれですが、私の感覚ですと日本政府は指導部ではないですし内閣総理大臣も指導者ではありません。国民の代表や国民の代弁者というイメージです。私は安倍総理に指導してもらっているつもりはありませんし政府に指導してもらっているつもりもありません。(ちなみに私は自民党支持です!)

    中国や北朝鮮は独裁国家ですので実際に指導部や指導者なのはわかりますが、民主主義国家であるハズの韓国でもこういった言葉を使っているのであれば、不思議なことだなぁと。気にならないのかしら。

    1. 阿野煮鱒 より:

      英語では、首脳陣くらいの意味で political leaders を使います。
      日本でも、政治や経営者のトップを指して、カタカナで「リーダー」という呼び方をします。
      韓国語の「指導者」は leader の直訳だと考えると、それ程変ではないと思います、。

  2. たけ より:

    これを機に2015年の日韓合意も強硬に出られますね。
    「やはり韓国は約束を守ろうとしない国だ」と糾弾を重ねることができる。
    さらにはTPPにも飛び火するでしょう。
    「合意を守らない国に参加する資格なし」と。
    完全に反撃攻勢のターンです。一気に追いつめましょう。

  3. 韓国在住日本人 より:

     韓国が「お互い」という言葉を出したときは、ほぼ韓国が悪いのです。まず、大きな声で怒鳴り散らし、相手が悪いと屁理屈をこね、次にこちらも至らない部分もあるかも知れないからお互い協力しよう(俺は寛大な人間だ)。このやり取りは一般の社会でもあります。飲酒運転で交通事故を起こしても、「貴方も悪い部分があって私が事故を起こした」とか「普段はいくら飲んでも問題ないのに貴方のせいで事故を起こした」などと訳の分からない話がいっぱいあります。最終的に「お互い悪いから示談にしよう」と言ってきます。
     あるとき、バイクとすれ違った際に、鞄のベルトがハンドル(恐らく)に引っかかり、鞄が飛ばされバイクは転倒しました。運転手が立ち上がり、突然大きな声で何かわめいています。その頃の小生はまだ韓国語が不自由で何を言っているのか分かりません。最終的に小生が外国人と分かると、またわめきながらバイクを起こして、またがり去っていきました。なぜこのようなことが起こるかというと、韓国のバイクは高通ルールを無視します。信号が赤でも走り抜け、交通量が多い場合は歩道や横断歩道の上を平気で走っていきます。その後、小生は何が起きたのか理解するまで時間がかかり、結局小生も鞄も無事だったので事なきを得たと納得しかけました。しかし、家に帰ってよく考えると、これは警察に通報すべき案件であり、たまたま小生の鞄が身代わりになっただけの事です。この時に韓国語を話せないことがものすごく悔しく、仮に警察に電話したところで、日本語では通じなかったでしょう(英語でも怪しいもんです)。いかにも韓国人的な対応を目の当たりにし、外国での暮らしは大変だと覚悟を決めた事件です。

     駄文にて失礼します

    1. 埼玉県民 より:

      韓国在住日本人様 いつも貴重なコメントありがとうございます。
      小職以外にも大勢のファンがおられると思います。
      Koreaウォッチャーでは、よく甲乙関係がでてきますが、韓国人は個人間でもマウンティング合戦するのでしょうか? 劣位・優位の地位が確定するまで、永遠にわめき続けるのでしょうか?
      特に被害者になる方が、甲になれるので見境なく理不尽になるのですね。
      また絶えず上位は、地位確認のためのナッツリターンのようなマウンティング行為をしまくるのでしょうか?
      お忙しいところ恐縮ですが、お時間のある時にコメントいただければ幸いです。

      1. 韓国在住日本人 より:

        埼玉県民様

         レスありがとうございます

         個人間でのマウント合戦についてはさほど見ることはありません。なぜなら、基本的に韓国人は敵と味方を区別します。ほとんどの時間味方同士で過ごしているので、出来るだけ仲良く暮らそうとしています。
         ところが、これが一度喧嘩になるとマウント合戦が始まります。小生が見てきた限り韓国人はこのような喧嘩になると殆ど手打ちがありません。日本人ならば損得を冷静に考えて、自ら折れたり謝ったりしますが韓国ではありません。飲み屋で仲良く飲んでいた韓国人同士が焼酎のビンで殴り合うのを何度も見てますし、若い女性同士が人通りの多い商店街の真ん中で髪の毛を毟り合いながら喧嘩しているのも見たことがあります。あるいは別れ話か彼氏の浮気か定かではありませんが、向かい合って座っているカップルの女性が向かいの男性をビール瓶でぼこぼこにしているのも見たことがあります。原因は不明ですが、なぜこうも簡単に殴り合いになるのかさっぱり理解できません。なにせ、いきなり始まるのもですから、こちらとしても気にかけていないと喧嘩になる理由が分からないのです(特にこのような場合の韓国語は意味不明な単語を使いますので、小生のような外国人は何を言っているのか分かりません)。このようなマウント合戦の末に、相手が非を認めれば勝ちになるのでしょうが、認めなければ警察が来るまで続きます。止めに入る韓国人はあまり見ません。自分の見方でもなく、止めても益にならないので傍観するだけです。
         最初から立ち位置が決まっているような場合もマウント合戦にはなりません。面白い話ですが、研究所と製造現場では立ち位置が決まっており、無条件に研究所が上です。従って、研究所が出した無茶な要求も製造現場がやらなければなりません。そこで製造現場は日本人技術者を前面に押し出して反論させたりします。韓国の研究員は製造現場に行きません。特に課長あたりになると「俺は課長だから現場には入らない」と平気で言います。小生が無理矢理連れて行こうとすると露骨に嫌な顔をします。逆に日本人技術者は現場を行き来する人が多いため、製造現場としては現場を熟知している日本人に反論させるのが甲乙論からしても合理的なんです。日本人技術者に対して意見のできる韓国人は会社上層部ぐらいで、そこら辺の適当な中間管理職は何も言えません。

         駄文にて失礼します

  4. ゲンじい より:

    韓国在住日本人さんの記事に関連しますが、中央日報やハンギョレなどの記事を読む時は、記事の出だしや文末に注意して読む事が大切だと思っています。

    例えば、韓国国会外交統一委員会所属の千正培(チョン・ジョンベ)民主平和党議員が強制徴用判決に対して日本外務省に「不法な侵略の歴史を率直に認め、朝鮮人被害者に対して正当な賠償が行われるよう先頭に立ってほしい」という公開書簡を送る予定の記事が載っています。

    韓国野党議員、日本外務省に書簡伝達予定 「正当な賠償のために率先を」
    https://japanese.joins.com/article/880/246880.html?servcode=A00&sectcode=A10
    中央日報2018.11.7

    日韓両国が抱える難局に協力してもらい、さらに日本に先頭に立って欲しいと言う、一見へりくだった内容に見えます。でも、韓国在住日本人さんが言われるように、協力と言う言葉に騙されてはいけません。彼らの常套句です。

    文頭の「不法な侵略の歴史を率直に認め…」に彼らの本心が見えます。我々韓国人はすべて被害者だ!加害者である日本は偉そうにするな!と上下関係をハッキリ言っているからです。

    これを見ただけで記事を読む気は失せてしまうのですが…。

    この表現が日本側の対応によってどうように変化していくのか、秘かな楽しみになっています。

    1. 匿名 より:

      最終的には、北朝鮮のテレビのオバサンが喋っている「言葉」と変わらなくなると思いますね。

  5. 愚塵 より:

    元徴用工の韓国大法院判決に対する弁護士有志声明
    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-06/2018110601_02_1.html
    って、何故、「弁護士有志」の声明なのでしょうか?

    共産党の別動隊組織である「日本弁護士連合会
    https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/message.html
    」の声明じゃない理由が分かりません。

    1. 埼玉県民 より:

      この人たちですね。 懲戒請求するとSLAP訴訟されるので
      顧問契約や弁護依頼するのは、国益に反する恐れがあると指摘するだけです。
      https://jamaica7.com/archives/5631

  6. たけ より:

    少々気になるのが、今回の判決が補償や賠償ではなく「慰謝料」ってことで、
    要するに、
    戦時における補償は韓国政府の責任だが、
    併合によって国民が受けた精神的苦痛に対する慰謝料は基本条約とは関係ない、という屁理屈…

    それならなんで企業に請求してるのかも分からないのですが。
    企業が勝手に併合したわけでもあるまいし。

    1. ムイ より:

      http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/JPKR/19650622.T9J.html
      http://www.f8.wx301.smilestart.ne.jp/honyaku/honyaku-2/718.pdf
      >>これ見ていただければ多分わかりますでしょうが個人の請求権自体が既に日本にはないですね。そして韓国政府はこの情報を近年まで隠してきたと。ただ最近バレたのでその時々の大統領が毎回責任を逃れを続けた結果、何故か企業への個人の請求権はまだ生きてるということになり現在に至ります。

  7. 放置国家 より:

    10%理性と90%感情で生きている
    困ると、必ず国民感情を持ち出す、抑えるのが政府の役割だが逆に便乗する
    自称被害者様>国民情緒法>大統領>憲法

  8. 匿名 より:

    三菱重工が韓国から撤退していたようですね。これを機に売国企業連合も目を覚まして欲しいものです。

    日本が確たる意志をもって朝鮮民族と向き合う戦後最大のチャンスが来ています。

    在日特権の見直しができるのは今を置いてありません。
    今まで「人道的に」便宜を図ってきた特権を廃止するべきでしょう。
    ビザ免除の廃止・生活保護の停止・通名使用の禁止くらいは最低限させるべきでしょう。

  9. りょうちん より:

    ちょっと面白い記事でした。

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/07/2018110700937.html
    【コラム】文在寅政権よ、非難ばかりしていないで自分でやってみろ

    分析の論理がまったく正しいのに、認知が歪んでいるのがよくわかる好例ですw
    とても韓国のインテリゲンチャっぽい。
    素敵だ・・・これだから韓国人は素晴らしい・・・。

  10. 大豆 より:

    韓国では三権分立なんて完全に成り立ってないのが常識。
    最高裁判事の13人中7人が文在寅が選び抜いた人材で
    今回の裁判結果を実現するための意図的な偏った構成。

    日本国内で反日活動に従事している日本人構成員が
    韓国が日本と対決するように仕掛けてきたそうだから
    それらの反社会的サヨク活動も問題にしたらいい。

  11. りょうちん より:

    http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/11/07/0200000000AJP20181107000600882.HTML
    韓国高官 駐韓日本大使と会談=日本の非難に遺憾表明か

    >外交部によると、同部の趙顕(チョ・ヒョン)第1次官は6日、長嶺安政・駐韓日本大使と会談した。
    >日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者に賠償を命じた判決を含め、両国関係のさまざまな懸案について意見を交わしたという。
    > 趙次官は判決に関連し、河野太郎外相など日本政府高官の韓国非難が「度を越えている」と指摘。
    >その上で、今回の判決が両国間の別の協力に影響を与えないようにしていこうと呼びかけたとみられる。
    > また、韓国政府の造船企業への公的資金投入を巡り、日本が世界貿易機関(WTO)への提訴に向けた手続きに着手したことについても、話し合ったとされる。

    あっちの国じゃ普段の会談内容をWebで公開したりはしないのかな。
    外交交渉の非公開の話は平気で漏らすのに。

    1. りょうちん より:

      ちなみに、なんで日本は外務大臣直々に大使を呼びつけたのに、次官なんだよと思うついでにこの次官について検索してみました。

      >趙顕(チョ・ヒョン)第1次官

      http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/06/01/0200000000AJP20170601003900882.HTML
      慰安婦合意は「間違い」=韓国外交部の新次官

      こんな人でした。
      そして、日韓次官級会談で慰安婦財団解散を伝えてきたのですが、自発的なのか貧乏くじなのかよくわからない立ち位置です。
      今回も本来なら外交部長官が対応すべき問題なんでしょうに。ちなみに昨日は少なくとも康京和(カン・ギョンファ)外交部(外務省に相当)長官は韓国で棲息してたのが観測されていますw

      https://news.nifty.com/article/world/korea/12211-119251/
      韓国外相、離任の在韓米軍司令官へ「韓国の良き友人でいてほしい」

      外交部長官ですらこの問題から逃げようとしているのかも。
      ちなみに日本の反応。
      https://www.sankei.com/economy/news/181107/ecn1811070007-n1.html

      >長嶺安政駐韓大使が韓国外務省の趙顕(チョヒョン)第1次官と会談したことも明らかにした。
      >判決をめぐる協議を行ったとみられるが、菅氏は「日韓関係について意見交換を行った。内容は外交上のやり取りのため控える」と述べるにとどめた。

      菅官房長官がこういう物言いをするときは、まあ、だいたい内容が良くないとw

      余談ですが、趙顕さんを調べようとするとナッツリターンの人が検索に引っかかって難儀しました。
      アチラの国では犯罪者は仮名報道になるわけですね。濡れ衣だらけになるわ。

  12. めがねのおやじ より:

    < 更新ありがとうございます。

    < いよいよいつもなら、【最終兵器】となる『逆ギレ』が、もはや登場ですか(失笑)。1週間も経つのに、なぜ文のクチから直接罵詈雑言が出ない? 私が見るに、文は『能無し』『難事の判断力ゼロ』です。だから李首相や青瓦台の秘書室長なんぞに喚かせている。徴用工はICJ行っても勝ち目がないと見て、全部部下に任せて逃げる気だな。

    < こうなると、2015年12月の慰安婦合意『癒し』も踏み倒すだろう。文君、悪い時代に大統領になったね。もう日本は一般人の普段韓国に興味も、嫌いでもない人まで、『おかしな国だ』『賠償は済んでる』『日本を舐めるな』と言ってるよ。日本が賠償せいっ、日本に個人の請求権は残っている~とか妄言を言ってる日本人モドキは、85人程度のアカ組の自称ベンゴシサンと共産党員ぐらいだよ。

    < 日本企業も三菱重工は撤退した。他も日本政府の「ひと声」で撤退増えるでしょうな。国が『面倒みんぞッ』と言ってるから。

    < それと文君が最後の大統領だ。ま、力不足だったね(笑)。次のトップは『臨時政府統括代行』とか『統一朝鮮移行継承代表』とかヘンな中継ぎが出て、ジ・エンド。金のシモベか中国の奴隷国になんなさいッ。韓国人に自由主義、民主主義なんて似合わないし、理解できなかったんだろ?何処かの『圧』が常に無いと、やっていけない民族だもんね。日米は手を引くから。サイナラ!

    < もう時間は無いぞ。盧武鉉みたいに最後は、、、(嘲笑)

    1. りょうちん より:

      前の大統領は弾劾され、前の前の前の大統領は断崖からアレでしたが、文大統領はどうなるんでしょうねえ。

      1. 宇宙戦士バルディオス より:

         南北統一後、朝鮮労働党第2書記に選出された直後、適当な理由を付けて粛清でしょう>ムンたんの末路

         従来の日本では、韓国側の「協力」の二文字に喜んで飛びついたでしょうが、それというのもマスゴミが権威を持っていて、それらが揃って韓国の靴を嘗めていたからです。時代は変わって、マスゴミは嘲笑の対象となり、代わってネトウヨが影響力を持つようになりました。我々ネトウヨこそ、愛国者であり、救国の士です!

  13. きゃん より:

    悪い意味で期待を裏切らない反応ですね。感情的にならず粛々と詰めていくしかないと思います。いつも読者コメントも楽しみにしております。最近だと韓国在住日本人様の「日本を内地と呼んでいた。」コメントがショッキングで今でも心に残っています。

  14. たけ より:

    徹底的にやって韓国に謝罪要求突きつけたい。
    プライドが死ぬほどへし折れるだろうなあ。
    でももう、韓国政府が対応したとしてもなかったことにはできないレベルまで来てますね。

  15. りょうちん より:

    https://this.kiji.is/432522511370667105?c=39546741839462401
    日韓首脳会談見送りへ、徴用工で
    韓国最高裁の判決受け

    >日韓両政府は、11月の国際会議に合わせた首脳会談の開催を見送る方向となった。韓国最高裁が新日鉄住金に賠償を命じた元徴用工訴訟判決を受け、対話の環境が整わないと判断。
    >文在寅大統領の年内来日も先送りが確実となった。複数の日韓関係筋が6日、明らかにした。

    文在寅が年末までは確実に、無視作戦で行くらしいですけど、康京和まで日本大使と直接会わないとまでは思わなかったですね。
    比例原則でいけば12月の三菱の判決でまた日本が大きく動くかってところなんでしょうか。
    比例原則なんて関係無しにイケイケでもええんやで。

  16. クク より:

    長期に共産党や立憲民主党、国民民主党が政権を担当したら日本も韓国みたいになってしまいそうな気がします。
    韓国は司法立法行政がほとんど循環参照のような状況に陥ってしまっていますね。ポピュリズムについてのコントロールが全くできない国。
    三権分立も実はそれだけでは不足で、でき得れば何らかの方法で、メディアについての公正さを確保できる方法を みつけで行かないければならない時代にきているのではないかと思います

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 循環参照
      > 三権分立も実はそれだけでは不足

      示唆に富んだお言葉だなあ、としばし噛みしめていました。
      仰るように日本人もポピュリズムに陥り、民主党政権を誕生させた実績があります。

      それまでの私は「二院制に何の意味があるのか。徒(いたずら)に重要法案の審議を長引かせるだけ」「参議院は無駄飯食い」などの批判に同調していました。しかし、あの時期の参議院はまだ自民党が一定の勢力を保っており、外国人地方参政権を許す法案など、当時に参議院がなかったら成立していたかも知れませんでした。そうなったら、過疎地域に韓国人・北朝鮮人・中国人が押し寄せ、議会を占有してとんでもない条例を次々に可決させ、日本を蝕んでいた事でしょう。あの時ほど参議院があって良かったと思ったことはありません。

      議会制民主主義、三権分立などの近代国家の要件は、西欧国家の近代化過程で醸成されたものであり、日本を含む非西洋国家群は、欧米式近代国家に倣う形で近代化を試みました。白人国家といえどもロシアのように「タタール人のくびき」にとらわれ、近代民主主義国家の樹立を成し遂げられず、共産主義に堕して似非民主国家と成り果てた国もあります。「アラブの春」の頓挫を見れば明らかなように、西洋式の民主化を遂げようとするには国民情緒と馴染まない国々もあります。

      欧米式の国家観は、今や覆せないな枠組みですが、それに馴染まない人々(民族)が存在します。ユダヤ人、クルド人、ロヒンギャ、ロマ(ジプシー)など、民族が固有の国土を持てず放浪し、従って近代国家を形成できない人々がいます。

      日本は幸いにして島国であるため、民族の分布と国土がほぼ一致した条件下にあり、幕藩体制による内部葛藤が寧ろ幸いして、国家としてのアイデンティティーに悩むことなく近代化に邁進できました。

      マルクス主義の下敷きにある社会進化論に従えば、あらゆる国家・民族は、一定の発達段階を経て理想の共産主義社会に到達するはずであり、その途中段階では資本主義社会を形成するはずでした。ところが実際には、まともな共産主義を運営できた国家はなく、ソビエト連邦のように崩壊するか、中国やベトナムのように、先に無理矢理な暴力で共産主義国家を樹立した後に「改革解放」の美名の元に資本主義を導入するか、カンボジアや北朝鮮のように独裁政権の専横によって没落した国家しかありません。

      朝鮮の場合、李氏朝鮮までは貨幣経済さえ機能しない程に古代的停滞に置かれた民族が、日清戦争以降、民族自決の圧力に耐えかねて日本に主権を委ねるほかに生き延びる術がなかった程の未成熟でした。日本人の歴史に例えるなら、和同開珎以前の奈良時代の人々がいきなりスーツとネクタイをしめて闊歩しているようなものです。半導体製造やK-Pop等の表層的な近代技術・風俗は模倣できますが、近代国家の要諦が理解できず、法治も三権分立も根本が腑に落ちないまま表面をなぞっているだけです。

      と、このように考えてみて、二十一世紀になっても近代国家に到達できない諸国・諸民族にどれだけ寄り添う必要があるのかと否定的な思いを抱きます。同情の余地はありますが、貧しくとも独立自尊の精神で発展を続ける国家もあることを思えば、豊かになっても日本を恨まないと社会秩序が保てない韓国や中国に慮る必要を感じません。

      ポピュリズムの危機は今や先進諸国に共通する悩みです。しかし、先進国家に至る前にポピュリズムに陥っている国々も多々あります。社会進化論的な段階に関わらず、ポピュリズムは偏在すると考える方が自然です。私は、韓国のよう古代的メンタリティーを払拭できないまま近代国家に達する前にポピュリズムが蔓延してしまった国家を基準に、近代国家の要諦を懐疑し「三権分立も実はそれだけでは不足」と懐疑するのは効率が低いと思います。

      私の考えをまとめると
      ・国家の発達段階に依らずポピュリズムは偏在する。社会進化論はあてにならない。
      ・先進国・中進国の多くでは三権分立が機能している。
      ・例外的な国家(韓国・北朝鮮・中国)を前提に三権分立を疑うのは、健全な国家にとってコストが高すぎる。

      知的な示唆を頂いた結果、反対意見を述べる結果になって申し訳ないのですが、しかも怠惰な態度で良いではないかという怠け者の主張になりましたが、効率からみて、韓国の古代性を基準に三権分立を懐疑しなくとも良いのではないかと私は思います。

  17. 野武士 より:

    ブログ主様の今回のテーマも同意です。

    さて、2018年10月30日は、
    将来、日本国民にとって「解放の日」になるかもしれません。

    今回の最高裁判決は、日本にとって韓国から解放される千歳一遇のチャンスとなるでしょう。

    河野外相の「100%、韓国側の責任において考えることだ。」とのいきなりの「鞭打ち」に加えて
    総理、政権幹部、経済人、識者、国民から痛烈な非難が沸き起こったことに、文政権は固まってしまったようです。

    すなわち、対韓外交は、そもそもこうするべきでした。

    南北朝鮮人の特徴は、
    ①自らの国の歴史を正しく学ぶ姿勢がなく、理想・妄想を歴史としてすり替えている。
    ②論理的に物事を判断せず、そのときの感情を基準にして判断し、行動している。
    ③国際法、条約、三権分立等の意味を現代においても理解する能力が欠けている。
    ④国としての柱がなく、国民性として「恨」の思想が染みついており、民族が永遠に団結できない。
    ⑤「事大主義」により、強き(上/甲)に弱く、弱き(下/乙)に強くの姿勢が一貫しており、周辺国を巻き込んで紛争の発火点になりやすい。

    したがって、韓国は、先進国や自由・民主主義国家、法治国家とは全く別物なので、
    韓国との交渉や外交姿勢において大事なことは、以下の通りです。

    ①「鞭打ち/ビンタ」⇒例:「今回の責任は100%韓国にある!」

    ②「罵倒//侮蔑」⇒例:「今回の件で韓国が法治国家でないことが証明された。」、
     「国際社会に参加する資格が全くない。」、「国際社会に恥をさらした行為である。」

    ③「一方的命令」⇒例:「韓国が国内で処理せよ!」、「韓国内の問題は韓国で考えろ!」、「韓国が全て補償しろ!」
    ④「日本への感謝を強要」⇒「まずは国内処理案を確認する。(確認してあげるから感謝せよ)」、「報告は受けてやる。」
    ⑤「交渉の開始・終了は日本が行う。」⇒例:「本日はこれにて終了!」、「追って沙汰する。」、「必要があれば通知する。」

    すなわち、日韓の外交交渉においては、上下関係(上:日本、下:韓国)を徹底的に叩き込むことでしょう。

    韓国との外交では、友好、平等、対等とか、信頼とか、礼儀、忖度、おもてなし等は、一切不要です。
    上下関係が全てです。(日本が上、韓国が下)

  18. クク より:

    粛々と必要な処置を行って、後はきちんと成長するまで(100年かかるかも?)それまで関わらないことが1番です。
    個人では 価値を共有できるひとで、海峡を渡ってくる難民がこれから出てきそう。半島ではアリランの大合唱!

  19. ダルマさん より:

    分かりやすく言えば、
    【私(南朝鮮)が文句を言うのは許されるが、相手(日本)が文句を言うのは許せない】
    って事だろ?
    バカだねぇww

  20. 通りすがり より:

    韓国寄りの日本に対して厳しい意見を出すアメリカの学者ですら判決を擁護していないですね。
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181107-00054603-jbpressz-int&p=2
    この事を許すと、戦前の植民地政策における欧米諸国は軒並み不法行為をしていたことになるので世界秩序がひっくり返る事態に発展しますよね…

  21. toyura より:

    >韓国に言わせれば、「問題の根源」とは、「日本の過去の反省と謝罪が足りないため」です。

    それもあるでしょうが、韓国に言わせれば、日韓併合条約は韓国の憲法に違反しているので違法。
    併合を謝罪して当時から独立国であることを認めない日本が悪い。

    そういえば、来年、文在寅大統領推奨の建国100年です。

    1. めたぼーん より:

      確かにそうですね。どの国の、何ヶ国位の高官が国と認めて訪韓するかに興味が有ります。社交辞令的に人は出すかもしれませんが、ランクも含めて。日本は今時点なら大使位でしょう。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告