愛国、国益、国民の敵とは?ネット排外主義者は愛国者に非ず

先日も『パンダ債と日中スワップ、そしてとても残念な読者コメント』のなかで紹介しましたが、非常に短絡的で残念な読者コメントが数件、寄せられました。以前から私は、極端な排外主義やフェイク・ニューズで世の中を惑わす「ネトウヨ」は、決して「愛国者」ではないと考えているのですが、とても大切な話ですので、私の普段からの持論を申し上げたいと思います。

残念な読者コメント

パンダ債と日中スワップ、そしてとても残念な読者コメント』のなかで、当ウェブサイトにとても残念な読者コメントが寄せられた、という話題を紹介しました。

パンダ債と日中スワップ、そしてとても残念な読者コメント

これは、「日中通貨スワップ協定」を巡り、実は日本側(とくに日本の民間銀行)に、いざというときに人民元を調達しなければならないニーズがあるのではないか、という仮説を私が提示したところ、数は多くありませんが、

中国寄りの文章を書くな」「ネトウヨと批判するな

といった批判が寄せられた、というものです。

当ウェブサイトの場合は読者コメントのレベルが高いのですが、ごく稀に、この手の低レベルなコメントが付くこともあります。

まことに申し訳ないのですが、私が「ネトウヨ」と批判するような人たちは、他人の文章を深く読みもせず、印象だけで「お里が知れますね」だの、「中国を擁護するな」だのと決めつけているのですが、無知と無教養を晒すのは、本当に恥ずかしい話だと思います。

ただ、冷静に考えていけば、今までの日本の言論空間は「愛国主義」とはほど遠い左派メディアに支配されてきたため、「ネトウヨ層」が出現してしまうのも、その反動である、という側面は否定できないでしょう。

私は、ネトウヨを「おもにインターネット上で極論を唱える勢力」だと考えているのですが、他人の記事を読みもせずに「売国的」などと決めつけるのは、本当に愚かな話だと思います。いや、「売国的」なのは、むしろ私が「ネトウヨ」と非難する層の方ではないでしょうか?

そこで、本日は私自身が考える、「愛国とは何か」、「国益とは何か」、「国民の敵とは何か」について改めて説明するとともに、結局は私たち日本国民が賢くならねばならないということを、改めて考えてみたいと思います。

「国益」、「愛国」、「国民の敵」

最初に言葉の定義を確認しておきましょう

私がよく使う言葉が、「国益」と「愛国」、そして「国民の敵」です。

国益、といわれると、何か難しいことを議論しているのではないかと勘違いされるのですが、そんなことはありません。専門用語でいえば「安全保障」と「経済発展」のことですが、要するに「国民全員が安心して暮らし、働き、生きていけること」です。

たとえば、隣国から常々、「いつか攻め込んでやる!」などと言われていたら、気持ちのよいものではありませんし、近隣に強大な軍事独裁国家があれば、いつ攻め込まれるかわかりません。そこで、国の安全を確保するためには、攻め込まれないように万全の備えをしなければなりません。これが「安全保障」です。

また、国の安全が確保されていたとしても、国民が貧乏で、食うや食わずの生活をしているのだとしたら、幸せに生きていくことはできません。そこで、「ちゃんと働けばちゃんと暮らしていける」社会をつくることが必要です。これが「経済発展」です。

つまり、私が「国益」と呼ぶ2つの目的は、別に何もおかしなものではありません。

というよりも、古今東西のあらゆる国家は、この「安全保障」と「経済発展」を目的としています(もっとも、国家のなかには、人民が飢え、支配者だけがブクブクと太っている、北朝鮮のようなとんでもない国もあるのですが…)。

「国益」をこのように定義すれば、あとの2つの言葉は簡単に理解できるでしょう。

「愛国」とは「国益が実現してほしいと願うこと」であり、「愛国者」とは「国益が実現するように努力する人」のことです。

これに対し「国民の敵」とは、「選挙で正当に選ばれたわけでもないくせに、不当に大きな社会的権力を持ち、国益の実現を妨害している連中」のことです。

国家、国益をこのように理解すれば、当ウェブサイトで必死に主張している内容が、少しは伝わるのではないかと思います。

国民の敵はたくさんいます

ところで、私が「国民の敵」と呼ぶ勢力は、残念ながら、決して少なくはありません。

日本は民主主義国家であり、本来ならば、日本という国の「主人」である日本国民の意思に背く政策が行われてはならないのですが、消費税の増税にしても、憲法改正の妨害にしても、日本国民の意思に背く動きが出ているのは、ひとえに「国民の敵」勢力の力が強いためです。

これらの「国民の敵」勢力の中で、現在、もっとも大きな問題だと私が考えている組織とは、財務省です。

国が何をするにしても予算(おカネ)が必要です。しかし、財務省は国税庁と主計局を通じて、国のおカネの「入口」と「出口」を握っており、国の行政全般を「おカネ」という面から支配してしまっているのです。選挙で選ばれたわけでもない分際で、財務官僚が握っている権限は、あまりにも大きすぎます。

また、「国民の敵」勢力の中で、財務省と並んで問題が大きい組織は、NHKと朝日新聞社です。

このうち、朝日新聞社は日韓関係を破壊した「慰安婦捏造報道事件」だけでなく、最近だと安倍政権を印象操作だけで貶めようとした「もりかけ問題」を仕掛けた中心的なメディアでもあり、それだけ、日本の民主主義を歪めている勢力です。

また、NHKは放送法をタテに、テレビを設置した全世帯から「受信料」という名目の、事実上の「NHK税」をむしり取り、職員1人当たり少なく見積もって1700万円を超える人件費を払い、数兆円の資産を抱え込みながら、クズみたいな番組を垂れ流しているメディアです。

さらに、「国民の敵」は国会内にもいます。その代表例が、立憲民主党と日本共産党です。

立憲民主党は、重要審議事項が山積していた今年の通常国会で、ひたすら「もりかけ問題」などを手掛かりに国会審議を空転させる、一種の「武装闘争」戦略を採用。政府・与党の足を引っ張ることに注力していました。

また、日本共産党に至っては、志位和夫委員長自身らが20年近くにわたり独裁を続けており、党トップを決めるのですら、民主主義のプロセスに従っていません。こんな民主主義を否定する組織が民主主義国である日本の国会に議席を持っていること存在すること自体、本来ならば許されません。

影響力が小さければ相手にする価値なし

つまり、「国民の敵」とは誰ですか、と尋ねられれば、私は次の5つの組織を即答します。

  • 国民の敵A…朝日新聞社
  • 国民の敵C…日本共産党
  • 国民の敵N…NHK
  • 国民の敵R…立憲民主党
  • 国民の敵Z…財務省

ただ、「国民の敵」はこの5つの組織だけではありません。

大学設置などの許認可権を握り、文部科学行政を歪めて来た文部科学省や、外交事なかれ主義で日本の外交を過り続けてきた外務省。

偏向報道を続ける地上波テレビ局各社。

立憲民主党などと結託して国会審議を妨害し続けている、自由党、社民党などの面々。

あるいは、子供たちの教育を歪めている日教組、不当な政治活動で国益を損ね続けている日弁連、さらには極端な偏向報道で民意を歪め続けている毎日新聞、東京新聞、その他多くの地方紙…。

このように考えていくと、国民の敵とは、実は日本社会にかなり深く根を張っていることがわかります。

ここで、先ほどの「国民の敵」の定義をもう一度確認してみましょう。

国民の敵とは、選挙で選ばれたわけでもないくせに不当に大きな権力を握り、国益を妨害する勢力のこと。

逆に言えば、「選挙で選ばれていない人たち」が「不当に大きな権力」を握ることができなくなれば、これらの人々は「国民の敵」ではなくなります。

たとえば、極左雑誌『週刊金曜日』は、「国民の敵」ではありません。なぜなら、現在の『週刊金曜日』の社会的影響力はほぼ皆無に近いからです。

同誌は部数低迷にも拍車がかからないようであり、「貧すれば鈍する」のことわざ通り、慰安婦捏造報道に深くかかわった植村隆・元朝日新聞記者を社長に迎えたほどですから、意外と早く倒産するかもしれません。放っておいても実害はないでしょう。

また、私の予想では、毎日新聞はもうすぐ「国民の敵」ではなくなります。なぜなら、毎日新聞も地味に部数低迷が続いているからであり、保守論壇で批判されることも減ってきたからです。社会的影響力がなくなれば、放っておいても実害はありません。

あれも、これも、ではダメだ

つまり、「選挙で選ばれてもいない連中」が不当に大きな社会的権力を握って日本社会に悪さをなすことは阻止しなければなりませんが、それと同時に、「不当に大きな権力を握っている」とまではいえない場合にまで、その組織と戦うのは得策ではありません。

大きく「官僚」「マスコミ」「反日野党」に「国民の敵」が集中していることは事実ですが、彼らの中でも権力が大きい組織と、それほど大きくない組織が入り混じっています。その意味で私は、あなたが仮に本当の愛国者であれば、まずは戦うべき敵を絞るべきだと考えています。

具体的には、「財務省解体」、「NHK廃局」、「朝日新聞社倒産」などと、のべつ幕なしに叫ぶのではなく、地道にできることから取り組んで行かねばなりません。とくに、どんな仕事をするにしても、最初に優先順位を決めなければなりません。

あくまでも私の理解では、2012年12月に発足した安倍政権は、「優先順位」を「経済分野」ではなく、「安全保障」に置いています。そのこと自体、私は否定するつもりはありませんし、実際、中国や北朝鮮などの無法国家が日本の安全保障を脅かしているなかで、安全保障の必要性が高いことも事実です。

ただ、経済分野を疎かにすれば、財務省や経団連などの言うがままに、消費税の増税、外国人移民の実質的な受け入れ、金融緩和の終了など、日本経済をダメにする処方箋を実行させられてしまいます。

あの有能な安倍政権ですら、優先順位の付け方に苦慮しているくらいなのですから、私たち日本国民にしても、よっぽど慎重に優先順位を見極める必要があるのです。

私が名指しした5つの組織のうち、AとCとRの3者については、「購読しない」、「投票しない」という、私たち日本国民の意思で影響力を削いでいくことが可能ですが、NとZの2者については、やはり法律を変えなければ何もできません。

よって、私たち日本国民にできることといえば、Aの不買運動とC、Rの落選運動を除けば、結局は地味に「財務省による消費税増税に反対」、「マスコミによる偏向報道を許さない」といった具合に世論を作り、拡散し続けることしかないのです。

ネトウヨの傾向と対策

「ネトウヨ」とは、ネットで極論唱える連中

その一方で、最近、マスコミ(とくに新聞・テレビ)の側からは、インターネットにフェイク・ニューズが流れている、といった批判が出てくるようになりました。

とくに、『ネット対マスコミ:「結論ありき」で議論する朝日新聞』でも紹介したとおり、「国民の敵A」は、SNSなどインターネットで情報を入手する人ほど内閣支持率が高い理由について、まるでインターネット上に信頼できない情報が溢れているかのように断定して批判しているほどです。

SNS・ネットで情報入手の人、内閣支持率高め なぜ?(2018年10月18日04時24分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

ただ、この朝日新聞の記事は論外としても、私自身、最近インターネットを眺めていて、確かに「極端な主張をするウェブサイト」が増えて来ているような気がしてなりません。

ちなみに、「右翼」「左翼」に明確な定義があるわけではなく、ひと昔前だと「保守」「革新」と呼ばれていた用語が、最近だと「左翼」=「革新」勢力が、自分たちのことを「リベラル」だの、「穏健保守」だのと言い始めているくらいです。

これに対して「右翼」も、一般には「保守」、「自由主義」などを掲げる勢力と見られているようですが、「右翼」も主張はさまざまであり、とくにわが国の場合は、マスコミの偏向報道に憤るあまり、マスコミの報道の真逆をそのまま主張するような人たちが出てきていることも事実です。

私自身は、インターネット上で極論を唱える勢力のことを、「ネトウヨ」と呼んでいます。そして、彼らの言動には、①中韓に対する民族ヘイト的な言動や、②ウソ・捏造記事で人々を扇動するなど、国民世論に害を与えかねない行動も含まれています。

嫌韓ネトウヨブログはもはや病気!

そして、「愛国主義者」を自称する私の目から見て「ネトウヨ」の言動には首をかしげることが増えて来ました。

酷いサイトの場合は「中国人(支那人)は日本から出て行け!」「韓国人(朝鮮人)は日本から出て行け!」といった民族差別的な内容を堂々と記載しています。その典型例が、『「震度ゼロ」での崩落が相次ぐ韓国社会の病理と嫌韓ブログ』でも紹介した、幼稚園の崩落事故です。

「震度ゼロ」での崩落が相次ぐ韓国社会の病理と嫌韓ブログ

これは、韓国・ソウルの幼稚園が岩盤崩落により大きく傾いたという事故ですが、本当に不幸中の幸いで、崩落自体が夜間に発生したため、幼稚園児に犠牲者がでなかったというものです。

私自身も幼児を育てている立場にあり、「子供に犠牲が出なかったことを心から喜びたい」と記載したのですが、世の中には私のように考える人間だけでなく、こんな愚劣なブログがありました。

  • 『バ韓国の幼稚園崩壊事故、半年も前から崩壊の危険性が分かっていたのにwwwwwww』
  • 『【安定の震度ゼロwww】バ韓国・ソウルの幼稚園、轟音と共に建物が傾く!!!』

内容にはあまりにも腹が立つのですが、敢えてリンク先は示しません。もし読んでみたければ、このタイトルを検索してみてください。

いやぁ、本当に惜しかったですね。/真夜中ではなく、園児がギュウ詰め状態の時に傾いていれば、/1995年に発生した三豊百貨店崩壊のような笑える事故になっていたのですが……。」(※下線部は引用者による加工)

周辺の地盤が崩落したのが原因のようですが、非常に惜しかったですね。/真昼間の時間帯、園児が昼寝でもしている時に建物が崩壊していれば、/幼獣どもが一気に●●●くれたのに。」(※下線部、伏せ字部分は引用者による加工)

子供に犠牲が出なかったことを「非常に惜しかった」と言ってのける神経!

これが本当に日本人の文章なのかと驚きます。少なくとも私は、韓国のことは国としては好きではありませんが、だからといって「幼児が昼寝している時間帯に事故が発生すれば良かった」とは思いませんし、「三豊百貨店崩落事故」を「笑える事故」と表現する下劣さには同意も共感もできません。

フェイク・ニューズの酷さ

また、ネトウヨのブログの中には、アクセス数を稼ぎたいがためでしょうか、明らかなフェイク・ニューズを堂々とタイトルに付しているサイトもあります。今年に入り、私が発見した「フェイク・ニューズ・ブログ」のなかでも、とくにタイトルが酷かったものを列挙すると、次のとおりです。

  • 【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!
  • 【ラオスダム決壊】 韓国「責任取るべきは施工した鹿島建設であり、SK建設に責任は一切無い」ついに無関係な日本企業に責任を押し付け始めるwwwwww
  • 韓国政府「国際観艦式で旭日旗の使用自粛な?」⇒ 小野寺防衛相「は?自粛するわけ無いだろ。嫌なら韓国がボイコットすればいい」 小野寺防衛相「旭日旗?自粛するわけねーだろバーカ」

「河野太郎閣下」とは河野外相のことだと思いますが、少なくとも私が確認した限り、その河野外相が現時点までで「韓国との断交を決意した」と述べた事実はありません。

また、今年7月に発生したラオスのダム決壊事故で、韓国政府の高官やSK建設幹部らが「責任を取るべきは施行した鹿島建設だ」と述べた、という事実もありません。

さらに、観艦式騒動で韓国政府に対し、小野寺五典(おのでら・いつのり)防衛相(※当時)が記者会見で「嫌なら韓国がボイコットすればいい」「旭日旗?自粛するわけねーだろバーカ」と述べたという事実もありません。

このように、誰も言っていないことを勝手にブログの記事のタイトルに仕立て上げ、リンクを大々的に公表すること自体、酷いフェイク・ニューズを拡散しているのと同じです。こんなことをやるから、マスコミ側から「ネット上はウソばかり」などと反撃する材料を与えてしまうのだと思います。

「ネトウヨ」は「愛国者」ではない!

私は、中国や韓国の不幸を嘲笑するような連中や、わざとウソのニュースを流して人々に害を与えるような連中を「ネトウヨ」の典型例だと考えており、このような「ネトウヨ」になってしまえば、もはや愛国者でも何でもありません。なぜなら、彼らの行動自体、日本の国益に反しているからです。

ネトウヨが出現してきた理由はとても簡単で、大きく分けて、①日本のマスコミが偏向報道を繰り返し、日本国民を騙してきたという点、②中国や韓国が日本に対して理不尽な攻撃を加えて来ているという点、にあります。

当然、中韓や日本のマスコミが日本を不当に貶めるような言説を取り続ければ、それに対する反発が心ある日本人の間で自然発生的に出てくるのは当然の話でしょう。ただ、だからといって、「愛国的言動」を超えて、相手を理不尽に攻撃するような行動、ウソをついて事実を捏造するような行動は許されません。

繰り返しになりますが、私自身は「ネトウヨ」を、「インターネット上でウソも含めた極論を主張する勢力」だと考えています。これに対し、先ほども申しあげたとおり、私は「愛国者」を「国益の実現を願う人間」と定義しています。

本当に愛国的な人間であれば、物事を公正に見極めようとするはずですし、自分にとって都合が悪い事実であっても直視しようとするはずです。その意味で、私が「ネトウヨ」と呼ぶ人種は、おそらくは愛国者ではありません。単なるネット排外主義者なのだと思います。

「国益にとって有害である」という意味では、彼らは私が「パヨク」と呼ぶ「劣化した左翼の人たち」と、有害さという意味ではあまり変わらないのではないかと思います。

ウェブ評論家としての矜持

ただし、私自身は「ネトウヨ」のブログを禁止すべきだとは一切思いません。

基本的に、日本においては言論の自由、表現の自由が尊重されるべきであり、人々が何を主張するのも自由であるべきですし、その主張を読んで、あとは読者が判断すれば済む話だからです。

むしろ、私が警戒しているのは、朝日新聞やNHKあたりが「インターネット上の言論を規制すべきだ」と言い出すことですが、そうなれば、当ウェブサイトのように、朝日新聞やNHKを批判している立場のサイトも規制されることになりかねません。

私はインターネット上の規制には絶対反対であり、そのためには、表現者の1人として、できるだけ公正な評論の態度を堅持したいと思いますし、「情報源が曖昧なことをさも事実であるように書いたりしない」、「根拠もなしに他国を誹謗中傷したりしない」という点については気を付けたいと考えているのです。

なにより、ウェブ評論は「どこの誰が書いているかわからない」という性質があります。したがって、多くの方々に読んでいただくためには、「書いてある内容」で勝負するしかありません。

当ウェブサイトの場合も、策を弄さず、ただ愚直に、1人のビジネスマンという立場から、政治・経済・外交・金融などについて提言を行っていきたいと考えているのです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 愚塵 より:

    「ネトウヨが出現してきた理由はとても簡単で、大きく分けて、①日本のマスコミが偏向報道を繰り返し、日本国民を騙してきたという点、②中国や韓国が日本に対して理不尽な攻撃を加えて来ているという点、にあります。当然、中韓や日本のマスコミが日本を不当に貶めるような言説を取り続ければ、それに対する反発が心ある日本人の間で自然発生的に出てくるのは当然の話でしょう。」
    については異論があります。
    「ネトウヨ」現象は、敗戦革命遂行の一環として行われた左翼陣営の別動隊=隠密組織による付和雷同者扇動の成果だと考えるものです。
    右翼街宣車による迷惑行為で一般国民に眉を顰めさせ右翼嫌悪感を高めるのと同様の手口で、ネット情報の信憑性を毀損して相対的にマスコミ報道への信頼感を増し、捏造虚報情宣を為し易くする為の戦術が、功を奏しているのです。
    因みに、敗戦革命論(レーニン)は「共産主義者はブルジョアの軍隊に反対すべきに非ずして進んで入隊し、之を内部から崩壊せしめることに努力しなければならない。…共産主義者は、ブルジョア合法性に依存すべきではない。公然たる組織と並んで、革命の際非常に役立つ秘密の機関を到るところに作らねばならない」旨、説いています( https://monqu.web.fc2.com/RevolutionTheory.html )。
    右翼イメージダウン工作の一例
    https://ta9as1.web.fc2.com/20181023.html

  2. めがねのおやじ より:

    < ネトウヨ、パヨク、どちらもインターネット環境を悪くする有害物資ですね。人物の顔、名前、アドレスが晒されないのを良い事に、好き放題書き殴ってますね。

    < 言っちゃ悪いが頭ん中も低俗な、普段モノを書いたりしてない、ハナシをまとめて考える事の習慣が無い方がキーボード叩いてるのでしょう。

    < これらがのさばるのは、ひとえに韓国、北朝鮮、中国の日本をヘイトする国、民衆が一方的に日本を、やり玉に上げ毎日毎夕侮日して来たからです。最初は「ヘンな考えの持ち主らだ」とスルーしていても、毎々像を建てたり、旭日旗を破ったり、日章旗に火をつけたり、仏像盗んだりする。

    < 繰り返し刷り込もうとすると、刷り込まれるのでは無く、反論したくなるのは当然でしょう。その行為を咎めるのは許されるとしても、相手国民を豚、チャンケ、チョン、チョーセン、キムチ野郎、などは下品過ぎるし、書くべきではない。
    でも、指導者や国家を代表する人物には使っても良いと思います。例えば北朝鮮=金豚、カリアゲ金、韓国= 文吉、アカの文、北のメッセンジャー文、、など。公人はある程度言われるのは仕方ない。トップの為政者なんだから。それも世界の秩序を壊そうとしてるんだから。

    < 良く考えたら、メイ首相、マクロン大統領、台湾の祭氏らを非難する声は、国内では殆ど見かけません。

    < 半面、メルケル、トランプ、スーチー、近習平、プーチンらはよくスラングで言われて非難もされてる。これなどは、どう見られているか、よく分かります(トランプは微妙だが、その他は悪人だ)。

    < インターネットでフェイクニュースや嘘、デッチ上げばかり流す馬鹿者は、ただ単に人の眼を集めて広告収入を増やしたいだけ、が殆どだろう。開いてみないと分からないのがネットの難点、小窓か画面上にあり、内容を一部流して誤導入を止めて欲しいもんです。以上。

  3. 匿名 より:

    「選挙で正当に選ばれたわけでもないくせに、不当に大きな社会的権力を持ち、国益の実現を妨害している連中」のことです。

    新宿様
    はじめまして
    極最近日比野庵様からやってきました
    大変読みごたえがあり
    「良いものみーつけた」といったところです
    コピペ部は「まさにそのとおり」と感じますし
    いつもなにか「キター」なサイトへの評論も
    完全に同意です

    ぜいたくを言わせて頂くと
    ·あと1本
    ·サイト内検索機能
    ·天皇制(私はポジですが)へのお考えをお聞かせ願えれば
    と思っております
    が、先ずはサイトの継続が一番ですので
    無理の無いところでご活動願います

  4. りょうちん より:

    >「ネトウヨ」を、「インターネット上でウソも含めた極論を主張する勢力」だと考えています。

    「パヨク」を、「インターネットでもデモでも、ウソも含めた極論を主張する勢力」と定義できますな。
    ただし、ネトウヨなんて造語を作ってしまったパヨクは、カウンターデモをする様な行動ネトウヨの扱いがぼけてしまうと言うマヌケな事態を招いてしまっています。

  5. 愚塵 より:

    QUORAの禁止規定に抵触する旨警告を受けて削除された回答
    「日本でポリティカルコネクトネスの概念は確立していないように思われます」
    は、ネット排外主義的なのでしょうか?
    皆様ご教授ください!
    https://ta9as1.web.fc2.com/20181023_2.html

    1. りょうちん より:

      愚塵さん。

      他所様のサイトの運営に関する愚痴や不満をここで開陳されても、ブログ主様には対応に困るだけでなんの解決にもならないと思いますよ。
      いや、他所様のサイトの惨状を晒し揚げるのは面白いのでどんどんやってもいいと思いますがw

  6. 阿野煮鱒 より:

    私は自らをネトウヨと称することにためらいがありません。むしろ左巻きの皆様からネトウヨと呼ばれることに誇りを持っております。

    対立する複数の陣営が、相手方を憎悪するとき、呼称がそのまま蔑称になることがあります。戦後の敗北感に続く東京裁判史観あるい自虐史観の空気の中で、言論界はほぼ左翼の人々によって占められました。彼らは「右翼」を蛇蝎のごとく嫌いましたので、「右翼」はそのまま蔑称として通用しました。今は形成が逆転し、「左翼」は頭がおかしい人々とか、お花畑の住人とかいう目で見られています。名称に特定の価値観が付着してしまうんですね。

    語義としては、フランス革命時、議会の左に座った急進的な勢力が左翼、右に座った保守的な勢力が右翼でした。保守側が駆逐されると、左の人々が右に移動し、より急進的な勢力が左に座るようになりました。右か左かは相対的な問題で、尊称も蔑称もなかったのです。そこに感情が交じると、合理的でない価値付けが起こるのでしょう。

    それを積極的に利用するのが「レッテル貼り」です。「安倍は極右」とか「自民党独裁政権」とか言い募って、対象に負のイメージを付着させ、社会的地位や名誉を毀損する試みです。ネトウヨという呼称も、こうした試みから作り出された蔑称だったと思います。「右翼」に負の価値観がつきまとう前提での「ネット右翼」です。

    でも、居直って自称してしまえば、蔑称として機能しなくなります。語義的に右翼は蔑称ではありません。ネットで活動する右翼というだけのものです。話がズレますが、中国人が「日本鬼子(リーベングイズ)」と蔑称するのをネトウヨが面白がり、日本鬼子(ひのもとおにこ)という萌えキャラを創造しました。レッテル貼り無効化戦術として見事だったと思います。

    サイト主様が、無責任なデマゴーグや短絡的な感情論だけををまき散らす輩を嫌悪するのは当然です。私も「あじあにゅーす」などの低質なサイトは無くなって欲しいと思います。それはそれとして「ネトウヨ」の定義はもう少し広いし、負の側面だけでなく色々と利用価値がある呼称ではないかと思います。

    1. 匿名 より:

      >>確かに右翼左翼の語源も左右の形骸化もおっしゃる通り。ではなぜ日本でこの右左論が今もあるのかと言えば、ひとえに西側と東側による冷戦時のイデオロギーの対立が原因です。そして古い人たち、わかりやすくいいますとメディアですね、彼らはこの冷戦時代のイデオロギー対立を今現在もそのままの形で使い続けているのです。つまりメディアにとって自分たちの考えに反するものはすべからく右翼(ネトウヨ)であり、敵である、という判断となっているのです。まぁ言ってしまえば、現在のメディアはこの冷戦時代のイデオロギー対立の構図のまま止まった老害であり、阿野煮鱒さんの言うとおりネトウヨもパヨもレッテル張り以外の意味がないってことですね。

  7. donbeifromkobe より:

    日本国憲法下でずっと日本国内に生まれ育った日本人は「国」の重みを知らなさ過ぎる、というのが私の持論です。

    私は父の転勤で9歳‐14歳(1980年‐1985年)をアメリカ南東部の人口1万人程度の田舎町で暮らし、その間専ら現地校に通いました。
    小学校では毎朝朝礼代わりに「合衆国国旗への忠誠の誓い」を全員で唱えます。6年生になると輪番制で校長室に行きその言葉を校内放送で唱えます。
    私にも2回番が回り、校長先生ご自身から「唱えてくれないか」とお話があったのですが、父と相談してこのように答えました。
    「私はこの国におらせてもらっている以上、起立・気をつけは必ずします。しかし日本国のパスポートを持っている以上合衆国国旗に忠誠を誓うわけにはいかないのです」

    「わかった。それならいいよ」と校長先生は理解し、当番を免除してくれました。
    「国」の重みを全身で叩き込まれた、決定的な体験でした。
    社会人となり海外出張を重ね、東南アジアの某国に暮らす今でも、この体験が私の国家観の原点となっています。

    一方1941年(昭和16年)生まれの父は自他共に認める「戦後民主主義の申し子」。
    現役サラリーマンだった頃、頑なに朝日新聞を購読し続けて10歳上の社長からからかわれたそうです。
    あるとき父と一杯呑みながら国防の話になると「こんな国に守る価値があるのかね」と吐き捨てるような反応がかえってきて、言葉を失いました。

    冷静に考えれば、一人一人事情があるのは責められないと思います。
    父方の祖父はシベリア抑留を体験し、全くと言っていいほど家族にそのことを語らなかったと聞きます。
    生まれ育った時代と様々な体験が個々人の国家観に影を落とすのは如何ともし難いことでしょう。

    しかし、日本が自由民主主義国家となってから72年が、そして国際社会に正式に復帰してから67年が経ちました。
    いま存在する日本国と日本同胞に対して不当な世論戦・心理戦・法律戦・武力戦を挑む全ての者と、自らの力で徹底的に戦う。
    人間として当然のことを未だに頑なに認めようとしない人々が隠然たる力を有する限り、我が国はダグラス・マッカーサーのいう「12歳国家」であり続けるのでしょう。

    1. りょうちん より:

      >我が国はダグラス・マッカーサーのいう「12歳国家」であり続けるのでしょう。

      いやさあ。これ何十年も引用する人がいるんですけど、マッカーサーがどんな性格のクズで人種差別主義者で、WGIPで「聖人化」されていたのか理解されて引用されています?
      (あ、でも仁川作戦の指揮とか軍人としてはキてますw北朝鮮に水爆を落とせとかもw)

      12歳発言は戦前の日本は、制限はあったにせよ立憲君主制度下の民主主義国家であった事実を悪意を持って故意に無視しています。
      むしろ12歳国家的になったのは、こうしたプロパガンダにうかうかと乗せられた戦後人の責任ですよ。

      話は変わりますが、帝都の民間人を効率的に殺す東京大空襲の計画を立てたカーチス・ルメイに旭日大勲章を与えたのも相当な阿りでした(もっともこれはパールハーバー襲撃の実行部隊の指揮官で会った源田実議員に対する米側の勲章の授与に対する返礼的な意味合いがあったそうですが)。

      1. donbeifromkobe より:

        りょうちんさま
        ご指摘ありがとうございます。
        「未熟な国家」という意味で引用したつもりですが、誤解を招いたようですね。
        もっとも、当時の日本がWGIPという「プロパガンダに乗せられる」ほどの未熟な国家であったという見方もできると思いますが、如何でしょうか。

        1. りょうちん より:

          >当時の日本がWGIPという「プロパガンダに乗せられる」ほどの未熟な国家であったという見方もできる

          未熟であったのは、日本だけではなかったと思います。
          現代の水準で過去の事情を判断するというのはありがちな歴史解釈の誤りではないかと。

    2. りょうちん より:

      マッカーサーの話題が出たところにこれです。

      http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/23/2018102303891.html
      反米団体メンバーまたマッカーサー像に火…でも放火罪にならず?
      7月にも放火、警察は「公共の危険」がなかったとして放火罪適用せず

      反日は無罪でも反米は立件自体はするんですねw

  8. Bertrand_Sushibar_Russell より:

    そもそも、匿名コメントはイコール匿名工作員なので、一切相手にする必要はないと思います。
    ツイッター、FB、インスタグラムと匿名ネットは全く違います。

    あと、コンピューターに入れられない言葉は、今後一切使われるべきでないと考えます。
    コンピューターに入れたら、コンピューターは以下の解答を弾き出します。

    ネトウヨ=ネトウヨ連呼厨=パヨク=ネトエラ=朝鮮人=朝鮮人成り済まし=中国人崩れ=敵

  9. 愚塵 より:

    国民の敵Y…YAHOO!知恵袋
    安倍首相やトランプ大統領を罵詈雑言を交えて誹謗中傷する投稿は人目に晒し続けながら、安倍政権の実績を評価したり支持する理由を丁寧な言葉使いで理路整然と説明する投稿は「不適切な内容が含まれている可能性がある」とレッテル貼りして非表示にしたり削除したりしています。
    .
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14198383529
    .
    その行動パターンは、反日マスゴミと変わる処がありません。
    沖縄知事選でも、玉城候補に不利な情報は封鎖し、佐喜眞候補を誹謗中傷する偽情報を垂れ流しにしました。
    テレビ報道に対する不信感が高まっても、インターネットで情報操作されては、間違った情報しか国民の多くに届かないので、この国の行方が間違った方向に誘導されてしまいます。
    新宿会計士の政治経済評論に共感する読者の皆様、危機感をもって、インターネット上の情報戦争を戦い抜く術について熟慮し、情報発信してくださいませんでしょうか!

    1. りょうちん より:

      何度か書いてますけど、他サイトのことをここで書かれても、迷惑なだけでは?

      そもそもYahoo知恵袋なんて、もともと知恵者が寄りつくような場所でもないでしょうに。
      別スレで、論拠を求めたらYahoo知恵袋を出されて脱力しましたっけ・・・。

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