文科省汚職と吉田・羽田両議員の疑惑、現時点での検証結果
当ウェブサイトでは、以前からたびたび、文科省の汚職事件を取り上げて来ました。マス・メディアは、立憲民主党の吉田統彦(よしだ・つねひこ)衆議院議員、国民民主党の羽田雄一郎・参議院議員らの名前を全力で覆い隠しているようですが、どうして彼らは全力で野党の疑惑を覆い隠そうとするのか、その理由が私には理解できません。
目次
文科省汚職を振り返る
今ひとつすっきりしない、文科省汚職事件
7月以降、文部科学省の現役幹部が汚職により相次いで逮捕されました。
1人目は7月3日に逮捕された佐野太・文部科学省学術政策局長(当時)で、逮捕容疑は自身の息子を東京医科大に不正合格させることと引き換えに、「私立大学研究ブランディング事業」の対象に東京医科大を選定することに関わった、いわゆる「斡旋収賄」です。
2人目は7月26日に逮捕された川端和明・文部科学省国際統括官(当時)で、逮捕容疑は2015年8月から17年3月までの間、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務に関連し、総額140万円相当の飲食などの接待を受けたという、「収賄」です。
どちらも事実ならばとんでもない話です。金額の多い、少ないの問題ではありません。公務員が賄賂を受け取って自分の権限を不当に行使したのならば、間違いなく犯罪です。国家公務員としての職業倫理にももとる行為であり、許すことはできません。
ただ、それと同時に、私は以前から、金額の小ささ、容疑の不自然さについて、強い違和感を抱いていることも事実です(これについては佐野容疑者が逮捕された2週間後、『文部科学省の汚職捜査は「芋づる逮捕」を狙ったものなのか?』などでも述べています)。
もっといえば、いずれの事件も、何か重要な人物が裏に隠れているのではないか、との疑念を払拭することはできません。いわば、検察とマス・メディアが結託し、「ある勢力」に忖度(そんたく)しているのではないか、という疑いです。
一連の事件、ここが不自然だ!
これについて、佐野容疑者、川端容疑者とともに身柄を拘束されたのが、「コンサルティング会社元役員」と報道されている、谷口浩司容疑者(47)です。一連の報道によれば、佐野容疑者や川端容疑者を東京医科大と結びつけた「コンサルタント」ないしは「ブローカー」が、この谷口氏だったということです。
ただ、報道が事実として、谷口氏は具体的に何をしてカネを稼いでいたのでしょうか?今回の報道を眺めていても、何となく、「怪しいコンサルタントが文科省と学校法人をつなぎ、何らかの利益を得ていた」という事件が汚職につながった、という印象を抱いてしまいます。
報道によれば、谷口氏は何らかのコンサルティング会社に勤めており、自身のビジネスを「人と人をつなげてカネを儲ける」仕事だと語っていたとの報道もありますが(※後述)、今回摘発された容疑も、その「コンサルティング業務」とやらの一環だった、とも読み取れます。
私自身、東京都内で小規模ながらビジネスを営んでいる身分であり、おカネを稼ぐのがどれほど大変か、身に染みているつもりです。「官庁と私立学校をつなぐビジネス」といわれても、今ひとつピンと来ません。正直、そんなのが「コンサルティング業」として成立するものなのか、私の感覚からは理解できません。
それどころか、第一印象として、「なにか良からぬことをしている」「怪しい」という感覚しかありません。公務員(それも文部科学省の幹部職員)が、たかだか40代の民間人と気軽に会ったりするものなのでしょうか?
谷口氏の役割を巡っては、報道だけを読んでいると、本当に理解に苦しむのです。
改めて「谷口浩司のHP」を読む
難解な「谷口浩司の妻のホームページ」を読み解くと…
ところが、報道をゼロ・リセットし、しかし、「あるホームページ」を通じて事実関係を整理すると、まったく違った姿が見えて来ます。そのための手掛かりになるのが、以前から当ウェブサイトで度々紹介している、『谷口浩司を信じる妻の疑問/谷口浩司のホームページ』です。
あらかじめお断りしておきますが、このホームページ自体、本当に「谷口容疑者の奥さんが執筆しているもの」であるという保証はありませんし、そもそも、このホームページに記載されている内容が正しいのかどうかという確証は得られません。
また、このホームページは時系列もバラバラで事実関係もまったく整理されていないため、きわめて読み辛く、さらにアクセスする時点で記述がときどき変わっていたり、アップロードされていた写真が削除されていたりする、といった難点があることも事実です。
(なお、本稿の執筆に当たっても、当然、ホームページの運用者とは一切の連絡を取らずに行っています。)
ただ、この難解なホームページに記載されている内容を整理していけば、次の3点に集約されると思います。
- このホームページに登場する国会議員は、吉田統彦(よしだ・つねひこ)衆議院議員(立憲民主党)と、羽田雄一郎参議院議員(国民民主党)の2人である
- このホームページの主張によると、もともと谷口浩司氏は羽田雄一郎氏の秘書だった
- 逮捕された2人の文科省の幹部職員と東京医科大の関係者を引き合わせた人物は、谷口浩司氏ではなく、吉田統彦氏であり、谷口氏はそもそも逮捕容疑が事実無根である
とくに、実名が出ている2人の国会議員を巡っては、マス・メディアの報道では、まったくと言って良いほど、実名では報道されていません。
私は、この「谷口浩司氏の妻」を名乗る人物が執筆するホームページの内容を鵜呑みにすべきではないと思いますが(※そもそも本当に谷口浩司氏の奥様が執筆されているのかどうかもわかりませんが)、まったく無視すべきものでもないと思うのです。
疑問点がすっきり氷解する
これらのなかでも、とくに重要なポイントとは、谷口氏がもともと「民間のコンサルタント」などではなく、
もともと羽田雄一郎参議院議員(現・国民民主党)の秘書だった(※肩書きは「政策顧問」)
と点でしょう。実際、同ホームページで証拠として、「参議院議員 羽田雄一郎 政策顧問 谷口浩司」と記載された名刺が提示されています(図表1)。
図表1 同ホームページに掲載された、谷口浩司氏の名刺
(【出所】同ホームページより。クリックで拡大)
もっとも、「政策顧問」とありますので、「谷口浩司氏の妻」を名乗る人物が主張する「議員秘書」とは違いますが、それでもこの名刺が本物ならば、これを受け取った人が、「この人物は国会議員の関係者だ」と考えるのは事実でしょう(あくまでも「名刺が本物ならば」、という前提条件が付きますが…)。
実際、電子メールアドレスも「@sangiin.go.jp」であり、参議院の正式のドメインが使われています。このように考えていけば、谷口氏が文部科学省の幹部職員とも気軽に会っていたことの説明が付くのです(※ただし、くどいようですが、これはあくまでも「仮説」です)。
ここから、
- 谷口氏は国会議員関係者としての地位を利用し、衆参両院議員、文科省、厚労省など、永田町、霞ヶ関界隈で多くの知り合いを持っていた。
- 大学などの教育界、病院などの医療界でも知り合いが多く、政治家の口利きを仲介する立場にあった。
といった可能性が出てくるのです(※もっとも、谷口氏の妻を名乗る人物は「谷口は無実だ」と主張していますが、この点はひとまず措くことにしたいと思います)。
羽田議員「3億円の借金」
もう1つ、このホームページに8月9日時点で追加されたらしい記述が、『羽田雄一郎事務所の台所事情(3億円の借金)』と題する項です。
これによると、羽田雄一郎議員の秘書の名刺に
- 「金20,000,000を6月末までに返済いたします(●●)」
- 「平成27年8月10日 ●● ●●様 金10,000,000円を借り受け致しました(●● ●●)」
- 「平成24年6月15日 金10,000,000円確かに借り受けました。返済は、6月26日と致します。(印鑑)」
といった、「誰かからおカネを借りた」とする文言が記載されているものです(●●部分は実名ですが、詳しく知りたい方は同ホームページで直接ご確認ください)。
名刺を借用書代わりにするとは、実にセンスがない話です。会計監査的には、「金銭消費貸借契約書」などと銘打っていないペーパーなど、監査証拠としては1発でアウトですが、こんなのが通用する政治の世界は不思議でなりません(笑)
それはさておき、同ホームページには8月11日付で『羽田雄一郎先生の出口戦略』と題する項が追加されています。
これによると、「(羽田議員が)個人的に肩代わりした3億円の借金」を返すために、谷口浩司氏に「一般社団法人スポーツコンプライアンス教育振興機構」、「一般社団法人病院事業評価機構(仮称)」の設立の指示があったとか。
どうして社団法人を設立すれば借金が返済することにつながるのか、このあたりについては説明不足でよくわかりません。ただし、私が興味を抱いたのは、このホームページの記載が事実ならば、谷口氏は羽田議員の忠実な秘書だったのではないか、という仮説です。
隠蔽マスコミ
時事通信の報道
以上を踏まえて、8月15日になって出て来た、次の報道を紹介したいと思います。
議員「政策顧問」で官僚接近=「ブローカー」との指摘も-谷口容疑者・文科省汚職(2018/08/15-15:01付 時事通信より)
時事通信の記事によれば、谷口氏については
- 参院議員「政策顧問」の肩書で官僚に接近していた
- 周囲に「人と人をつなげて金をもうける」と語っていたといい、検察幹部は「人脈で仕事をするブローカー的な存在だ」と指摘した
としたうえで、こう続きます。
「谷口容疑者は、6月27日に開催された病院運営に関する研究会に事務局担当者として関与した。会は同容疑者に政策顧問の肩書を与えた参院議員や元厚生労働相らの主催で、病院関係者のほか、文部科学省や厚労省の幹部も出席。ある幹部は「政治家や官僚、大学関係の人脈の広さをアピールしていた」と振り返った。」(下線部は引用者による加工)
非常にわかり辛い文章です。
「元厚労相」とは、いったい誰のことでしょうか?少なくとも民主党政権(2009年9月)以降、下野するまでの厚労大臣は次の4名ですが、このうち現職議員は長妻昭氏のみです。
民主党政権下の厚生労働大臣(敬称略)
- 長妻昭(衆議院議員、現・立憲民主党所属)
- 細川律夫(元衆議院議員)
- 小宮山洋子(元衆議院議員)
- 三井辨雄(元衆議院議員)
また、「同容疑者に政策顧問の肩書を与えた参院議員」とは、ずばり、羽田雄一郎氏でしょう。なぜなら、時事通信の記事に掲載されている「谷口浩司容疑者の名刺」とやらが、画像処理されているものの、明らかに上記で見た名刺とそっくりだからです(図表2)
図表2 時事通信が報じた「谷口浩司容疑者の名刺」
(【出所】時事通信記事。クリックで拡大)
しかも、この「谷口浩司容疑者の名刺。参院議員の「政策顧問」の肩書で活動していた(一部画像処理しています)」とのキャプションが付けられています。野党議員の不祥事は徹底的に隠すのが時事通信のやり方なのでしょうか?
それはともかく、長妻氏(?)と羽田氏(?)が主催する「病院運営に関する研究会」に「事務局担当者として関与」したのであれば、やはり谷口氏は今年6月時点で羽田雄一郎氏の秘書だったと見るのが自然な発想ではないでしょうか?
「吉田」「羽田」を徹底的に隠すマス・メディア
もっとも、「羽田雄一郎」「吉田統彦」といった実名を徹底的に隠しているメディアは、別に時事通信に限られません。
共同通信は8月13日時点においてJAXAの宇宙飛行士講演会を巡る件で、議員名を伏せたうえで「国会議員を通じて相談か?」とする記事を掲載していますし、産経系のメディア『zakzak』も「とても恥ずかしい写真」がネットで拡散しているとの情報を、議員名を伏せて掲載しています。
- 東京医科大、国会議員通じ相談か/宇宙飛行士講演で、文科省汚職(2018/8/13 17:23付 共同通信より)
- 「とても恥ずかしい写真」が拡散…霞が関ブローカーと交際の立民議員か(2018.8.14付 zakzakより)
どうして時事通信、共同通信、zakzakはいずれも国会議員の名前を徹底的に隠すのでしょうか?
そのことが私には不思議でならないのです。
情報の整合性
改めて整理しておきましょう。
「谷口浩司の妻」と名乗る人物が執筆するホームページに登場する国会議員は、吉田統彦(よしだ・つねひこ)衆議院議員(立憲民主党)と、羽田雄一郎参議院議員(国民民主党)の2人です。
また、同ホームページには、実際に谷口浩司氏が使っていたとされる名刺が証拠画像として掲載されているほか、羽田雄一郎議員の「台所事情」など、実際に内部の関係者でなければ知り得ない事項が掲載されていることは事実です。
さらに、関連する報道では、「立憲民主党の衆議院議員」「参議院議員」など、明らかに名前を隠した報道が続いていますが、不思議なことに、「谷口浩司の妻」と名乗るホームページに掲載されている情報と突合すれば、いずれも整合性が取れているのです。
あくまでも私自身の予想ですが、検察としてはじわじわ「周りを固めながら」、立憲民主党や国民民主党という「疑惑の本丸」に近付く、というスタイルを取っているのかもしれません。もしかすると、次に「逮捕」されるのは、またしても文科省の職員か、それとも厚生労働省あたりの職員でしょうか?
いずれにせよ、マス・メディアが野党議員の名前を徹底的に隠蔽して報道していることは、マス・メディアとしての機能の放棄であり、国民の「知る権利」を阻害していることにほかなりません。
いかなる政治的な圧力が働いているのかは知りませんが、佐野容疑者が逮捕されてから1ヵ月半近くも経過するにも関わらず、疑惑の渦中の国会議員が、新聞にもテレビにも報じられていないことは、不自然を通り越して異常です。
その意味で、本当の「国民の敵」とは、マス・メディアそのものであるという主張も、あながち誇張ではないのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
< 更新ありがとうございます。
< あれ?なんか消えてますね(笑)。吉川晃司とか修道とか岩国とか広島モンを匂わせてたのがあったような、、。私のように、かなり年齢行った方ですね。ま、どうでもいいです(笑)。
< 吉田統彦は眼科医、羽田雄一郎は父親の秘書が社会人スタートですね。吉田はともかく、羽田は何の苦労もせず二世議員候補として育ったようです(親が国会議員で元首相なら、こんな風に悪い見本が出ても仕方ないか。 アキラメ)。
< 文科省幹部と一緒に逮捕されたコンサルタント(コンサルと聞いただけで、この生業はホントに怪しげです)谷口浩司容疑者が居て、その「妻」とかたる方がHPで発言している。しかし、名刺を借用書代わりに使うセンス、タダ者じゃないですよ(笑)。
< 今から35年以上前でも、巨大企業オーナー、創業者ならいざ知らず、ほぼ効力ありません。新入社員の頃、『名刺は渡した方のナンバーリングをして管理せよ』なんて言う上司が居ましたが、その理由が『第三者に渡って、悪用されてはいけないから』(泣き笑い)。
< そんなたいそうなモンか?名刺だけで商談できるかよ。その頃から役に立ちませんでした。でも政治の世界は通用するのかな。信用できるのは名前入り紙切れじゃない、札束でしょ。
< 谷口とかいう「秘書」と、羽田、吉田という国会議員の関係をハッキリ説明しないマスコミは何を画策しているんだろう。文科省の幹部二人も「微罪」で捕まっているし。訳分かりません。検察に止められているのか(そんな訳ない)。全部明らかに公表して欲しい。いずれにしても、吉田も羽田も叩けばホコリ出る身体である事は間違いないです。政界って本当に金食い虫、一寸先は闇ですね。
確かに管理人さんの仰る通り、この問題は出処不明のブログがネット界隈に蔓延しているでしょう。今の所限りなく黒に近いグレーですね。
「日本死ね」なんて書いたブログが、出所不明の極みだったのにマスゴミが大騒ぎしたのと考えると、ますますゴミを信じられなくなる今日このごろ。。。
ただ可能性としては、国会議員自体は単なる舞台装置でしかなかったというパターンもありますね。
文科省のアホ官僚には、贈賄の授受が成立する要件があったけれど、政治家の方は、立件するには苦しい関係しか無かったとか。
たしか、政治家が有権者に飲食を供応するのは公職選挙法違反ですが、先生に奢る分には、職分との因果関係が無いと苦しかったと思います。
羽田雄一郎・吉田統彦、両議員は泡沫政党の無職議員ですから、背任や圧力をかける力自体が存在し得ないw
吉田や羽田の名前が出ないのは、彼らの行為が問題だという確たる証拠がないからじゃないのですか?
検察がつかめていない情報を、マスコミが勝手に公表することは問題です。
彼らは谷口にだまされた被害者の可能性もあります。もし彼らが無実であれば
名誉毀損で訴えられることもあります。われわれが憶測するのは勝手ですが、マスコミは慎重になる必要があると思います・
>吉田や羽田の名前が出ないのは、彼らの行為が問題だという確たる証拠がないからじゃないのですか?
証拠と言うより公判維持ができるかどうかだけが彼らの判断基準なのでは。
関係大臣や政務官でもない野党の雑魚議員になった彼らに、贈賄が成立できる様な権限がそもそもなかったわけで。
秘書が挙げられたのは、あくまで文科省の官僚の贈賄事件を立件するための「パーツ」でしかないと思われます。
ただ、秘書を「元秘書」とすら出させないのは、不自然なのか、議員の危機管理能力のたまものなのか・・・。