石破さん、今さらですが「次につながる負け方」模索しては?
投開票を来週木曜日に控えた自民党総裁選を巡り、石破茂氏が「頼み」とする地方票でも惨敗を喫するのではないかとの観測が出て来ました。石破氏の敗北の仕方次第では、石破氏自身、自民党に居辛くなってしまう可能性もあるでしょうし、また、煽りに煽ったマスコミ、石破氏を全力で応援してきたサヨク活動家の皆さんも、石破氏の惨敗で、おそらく発狂せんばかりに「安倍政権批判」を仕掛けてくると思います。ただ、私は石破氏が惨めな敗け方をするのは不可避と考えていますが、せめて石破氏が自民党を出て行ったとしても、野党を良くすることで日本国民の役に立ってほしいと思うのです。
目次
石破さんが圧倒的な不利に
「地方票4割で石破氏勝利」の意味不明
7日告示、20日投開票の自民党総裁選を巡っては、国会議員票(405票)と地方票(405票)の合計810票で争われます。こうしたなか、告示前の時点において、複数のメディアの報道によれば、すでに安倍総理は国会議員票の8割超を固めるなど「圧勝」の勢いでした。
ただ、「反アベ」の急先鋒のゴシップ紙『日刊ゲンダイ』が先月、「(石破氏が)地方票を4割取れば勝利で、安倍総理が真っ青になってしまうだろう」とする、やや意味不明気味の記事を掲載しています(詳しくは『意味不明な記事を書き逃げする日刊ゲンダイを笑い飛ばそう』あたりも参照してください)。
そして、石破氏はもともと「地方に強い」とされており、理屈のうえでは、石破氏が地方票の8割超を獲得した場合、安倍総理の3選が危うくなる可能性もないわけではありませんし、石破氏が地方票をかなり抑えたことにより、安倍総理の党内地盤が弱くなれば、党運営にも影響しかねません。
もちろん、日刊ゲンダイが主張する、「石破氏が地方票で4割を取れば安倍氏が真っ青になる」という表現は行き過ぎです。石破氏が、たとえ地方票で4割を制したとしても、安倍総理が国会議員票の8割、地方票の6割を取れば、やはり安倍総理側の「圧勝」となるからです。
このように考えていけば、石破氏が安倍総理に対し「健闘した」といえる最低のラインが、地方票の4割だ、という言い方をしても良いでしょう。
時事と共同調査、石破氏200票割れも?
では、このあたりの実情は、いったいどうなっているのでしょうか?
これについて参考になるのが、時事通信社と共同通信社が相次いで公表した、自民党員などを対象にした調査結果です。
安倍首相、地方票3分の2うかがう=自民総裁選で都道府県連幹部-時事通信調べ(2018/09/08-16:02付 時事通信より)
安倍首相支持、党員6割超 自民総裁3選が濃厚 石破氏追う、共同通信調査(2018/9/8 21:43付 日本経済新聞電子版より)
このうち時事通信社の調査によると、現職の安倍晋三総理大臣が党員らによる地方票の3分の2を獲得する勢いだとしています。つまり、安倍総理支持の比率は66%で、地方票に換算すると266票。一方の石破氏は34%で139票に留まる、という状況です。
また、日経が報じた共同通信社の調査でも、地方票は安倍総理が61.0%に対し、石破茂元幹事長は28.6%だったとしています。これを総裁選の仕組みに従って換算すると、安倍総理は「党員・党友による地方票405票のうち約3分の2に当たる270票以上を得る情勢」にあります。
いわば、石破氏は、「頼みの地方票」でも劣勢で、厳しい戦いを強いられている状況にあります。先ほど引用した日刊ゲンダイの『4割超』どころか、3割を獲得するのも厳しく、国会議員票と合わせれば全体の25%程度(つまり200票前後)を取れれば御の字、といったところでしょうか。
煽りに煽ったマスコミも敗北
もしそうなれば、日刊ゲンダイを含め、「安倍総理敗北」を煽りに煽ったメディア自体にとっても敗北ではないでしょうか?「日刊ゲンダイ」と聞くと、やや支離滅裂な記事が多いというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、「クオリティ・ペーパー」を自称する朝日新聞も、状況は似たようなものです。
その一例が、9月4日に朝日新聞が公表した、次の社説です。
(社説)自民党総裁選 国民は視野にないのか(2018年9月4日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
朝日新聞社説は
「自民党総裁選は事実上の首相選びである。投票権は党所属の国会議員と党員・党友にしかないが、国のかじ取りに幅広い国民の支持と理解を得ようというのなら、開かれた論戦に努めるのが当然だ。」
としたうえで、安倍総理が総裁選に向けて政権構想も記者会見も開いておらず、安倍総理の関心は「専ら、内輪の票固めに向いている」と批判していますが、これは非常に筋が違います。
なぜなら、今回の選挙はあくまでも自民党の党内選挙に過ぎず、この総裁選に対しては、私たち日本国民は、また違う形で審判を下すことができるからです。それはもちろん、「国政選挙」を通じて意思を表明することにあります。
来年7月には参議院議員通常選挙が行われ、半数が改選されますが、私たち日本国民が自民党の「安倍3選」を気に入らなければ、そこで自民党を大敗させれば良いのです。逆に、そこで自民党が6度目の勝利を収めれば、私たち日本国民が安倍政権を支持している、という意思表示にもなります。
朝日新聞の社説の主は、こうした基本的な国家の統治機構すら無視し、ひたすら「安倍憎し」で凝り固まっているからこそ、ここまで支離滅裂な社説が書けるのでしょう。
私は、朝日新聞などのマスコミ各社がこの調子で「もりかけ問題などで説明責任を果たしていない安倍政治にノーを突きつけよう」と煽りまくった挙句、自分たちマスコミ側が国民からノーを突きつけられる、という、まことに痛快な展開を期待しているのです。
なぜこうなったのか?
zakzakが「ポスト安倍失格」と指摘するがそれも甘い
石破氏の状況に話を戻しましょう。
先ほどの時事通信、共同通信などの情勢分析が正しければ、最悪の場合、石破氏の獲得票数は200票を割り込む状況となるかもしれません。こうした状況について、産経系のウェブメディア『zakzak』は、石破氏が置かれている状況が「崖っぷち」にあると指摘しています。
崖っぷちの石破氏…得票「200票未満」の危機に「ポスト安倍」失格か 伊藤達美氏「“第2の加藤紘一氏”になる」 自民党総裁選(2018.9.12付 zakzakより)
この分析記事によれば、先ほど私が引用した共同通信や時事通信の調査なども参考にしつつ、石破氏が頼みとする地方票が伸び悩み、トータルの票数が200票を割り込むような事態になれば、「ポスト安倍」の地位すら危うくなると述べています。
しかし、私はこの分析記事自体、非常に甘いと思います。「ポスト安倍」どころか、求心力がさらに低下し、場合によっては石破氏が自民党に留まることすら難しくなる展開も予想できるからです。
考えてみればわかりますが、石破氏は安倍政権発足以降、自民党幹事長や地方創生担当相などを歴任してきたものの、2年前、つまり2016年8月の内閣改造で閣僚を退任。その後は党幹部も閣僚も務めず、一介の衆議院議員として過ごしてきました。
しかし、一時は重要閣僚や党幹部なども任されたほどの人物が、いまや無任所の一議員に過ぎないというのも変な話でしょう。誰がどう見ても、石破氏は「干された」状況にあると言っても過言ではありません。
「後ろから弾を撃つ男」
では、どうして石破氏がここまで「干された」のでしょうか?
おそらくその大きな理由は、石破氏の政治姿勢にあるのだと思います。というのも、「後ろから弾を撃つ男」の異名を取るとおり、安倍総理がマス・メディア(前面)から批判を浴びているときに、石破氏は安倍総理の後ろ(後面)から安倍総理を批判する発言を行うからです。
政治の信頼回復を100日で実行と石破氏(2018/8/10 16:20付 共同通信より)
石破氏のモリカケ蒸し返しに安倍氏激怒、竹下派飛び上がる(2018.8.29付 zakzakより)
zakzakは安倍総理が石破氏の「もりかけ問題蒸し返し」に「激怒している」とも伝えていますが、zakzakに報じられるまでもなく、石破氏が総裁選に立候補を表明して以降も、折に触れて「もりかけ問題」を念頭に安倍政権批判を続けていることは事実です。
ちなみに当ウェブサイトをご愛読いただいている方であれば、いまさら繰り返す必要はないと思いますが、「もりかけ問題」とは、
「安倍晋三(氏)が内閣総理大臣としての地位を悪用し、個人的な友人が経営する学校法人に対し、違法な便宜提供を図った疑い」
のことです。しかし、朝日新聞を筆頭とするマスコミ各社が1年半もかけて大騒ぎしているわりに、安倍総理が収賄、斡旋収賄などの犯罪に関わったとされる決定的な証拠は、現時点までに、ただの1件も出て来ていません。
これについて、インターネット上では「もりかけ問題は安倍政権を倒そうとして朝日新聞が仕掛けた虚報だ」と指摘する意見も多く、当ウェブサイトもそのように主張しているサイトの1つです。
そして、「もりかけ問題」が事実上の朝日新聞による虚報であるとしりながら、それをあたかも「疑惑」であるかのように利用し続ける石破茂氏という人物に、安倍総理本人のみならず、自民党の多くの議員らが怒りを感じていたとしても、不思議ではないのです。
オールスターズの面々が石破氏を公然と応援!
当ウェブサイトを以前からご愛読いただいている方なら、私が立憲民主党をはじめとする野党を「国民の敵」と呼んでいることはご存知だと思います。ところが、その「国民の敵」である野党の皆さんや、極左活動家らの皆さんが、どうも石破茂氏を何らかの形で支持しているようなのです。
私が把握しているだけでも、次のとおりです(敬称略)。
いやはや、錚々たるメンツですね。
とりあえず、自民党員ではない人がいくら支持したところで、逆効果でしかないと思うのは私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか?
焦点は「今後」へ
敗けるなら敗け方というものがある
さて、民主主義社会において、1つ重要な原則があります。それは、政治権力を握る過程で人名などが失われることはなく、あくまでも言論だけで戦えば良い、ということです。このあたり、独裁者の逆鱗に触れたら命を奪われかねない中国や北朝鮮とは、まったく異なります。
もっとも、民主主義国の中にも、韓国のように「大統領が退任したら本人か親族が逮捕される」という特異な事例もありますが、このあたりはとりあえず無視しましょう。
大切なことは、敗ける時にも敗け方がある、ということです。敗け方が潔ければ、「今回はダメだったが、次回、安倍総理が任期満了で退任する際に、再度、総裁選に挑戦する」という具合に、捲土重来を期すこともできます。
石破氏を巡っては、「優れた国防の専門家である」と指摘する意見もあります(※といっても、私はこの意見に対して同意はできませんが…)。そして、政策論争で正面からぶつかり、潔く敗ければ、「次」の芽も出てくるというものです。
しかし、総裁選の論争において、具体案も示さずにひたすら党の方針を批判するだけで、自党出身者を後ろから攻撃するといった態度を取り続けていた政治家が無残な敗け方をすれば、再起不能になる可能性だってあるでしょう。
まことに恐縮ながら、石破氏が現在のような選挙戦を続けている限りは、総裁選後に何らかの閣僚ポスト、党幹部ポストを得ることは難しいと思います。それどころか、圧倒的多数で敗北し、居辛くなって再び自民党を去ることだってあり得るでしょう。
もし石破さんが当ウェブサイトを見てくださっているのならば、今からでも遅くありません。「潔い敗け方」を志してみられてはいかがでしょうか?(※まぁ、無理だと思いますが…。)
石破氏なりの「身の処し方」、離党が最適では?
ただ、私自身は、石破氏が総裁選後に惨敗し、自民党を去るという展開が、実は自民党にとっても、石破氏本人にとっても、そして日本にとっても良いことだと考えています。
石破氏はたしかに毀誉褒貶の激しい人物ですが、それと同時に、憲法改正には前向きであり、自民党を去ったとしても、改憲議案の中身次第では自民党外から改憲草案を支持してくれるかもしれません。
また、国益を無視して与党の足を引っ張ることに汲々としている野党に飛び込んでいき、野党を少しはマシな存在にしてくれるという働きをしてくれる可能性もあるかもしれません。
たとえば、衆議院での最大野党である立憲民主党の枝野幸男代表は、記者会見でも、実に国民を舐め腐ったような態度を取っていて、こんな政党が衆院最大野党かと思うとウンザリしてしまいます(たとえば『「知見がない」を繰り返す立憲民主党・枝野代表の不誠実さ』あたりもご参照ください)。
しかし、石破氏が「何でも反対党」ではない、少しは提案ができるタイプの野党を結集する際の軸になってくれれば、国民が立憲民主党ではない野党を選択することだって可能になるでしょう。
石破氏がこれ以上、自民党の党内にいて、自民党を内部から貶めるような発言を繰り返すことは、石破氏、自民党の双方にとってよくないことです。その意味で、私は石破氏に対し、謹んで離党をお勧めしたいと思っているのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
野党の人物像について、最高の参考資料がありますのでご紹介したいと思います。
2011年に原発が爆発したあと、国会事故調査委員会が聞き取り調査を行って公表しています。
当時の政権与党の皆さんが、一人一人、何時間も証言したものが逐語で公表されているわけです。
これが、内容は別にして、各政治家の人間性を見る上で、最強の資料なのです。
意外かも知れませんが、現・野党の中でいちばんしっかりしていて信頼できると私が感じたのは、当時の福山・官房副長官でした。
逆に、この3人は最低。
人間のクズだと思えたのが、菅直人総理、枝野官房長官、そして海江田五月党首の3馬鹿です。
ぜひ、各政治家の人間性を見るためのリトマス紙という観点から、上記資料をご覧いただくことをお勧めします。
福島第一原発の吉田所長がきわめて冷静に事実を述べていますが、一カ所だけ、本当に憤激しています。
彼が後世の人々に対し、「誰に対して復讐して欲しい」と遺言したか、ぜひお読みいただければと思います。
現・与党の要人にも、警戒を要する馬鹿はいます。
北海道地震のあと、半日以内に電気を復旧させるように指示した世耕経産相です。
この記者会見を見て、コイツは要・警戒の馬鹿だなと思ったのでした。
他人に指示をするだけで復旧できると思い込み、復旧したら指示した自分の手柄になるという思惑が丸見えの大馬鹿。
同時に、自分が指示しないと相手は手を抜くはずだという無礼極まりない思い込みもホノ見えます。
この馬鹿さ加減、菅直人と同質。
世耕経産相には、要警戒です。
< 更新ありがとうございます。
< 『以前の加藤のようになる』なんて、もう亡くなった人を例に出しますかね(笑)。石破は次期だろうが次の次だろうが、首相になれる器じゃないと思います。
< 人を引きつける魅力が無い。顔が怖い(関係ないですね)、仏頂面で背面から撃つので、安倍首相らに影でボロクソに言われてる。上から目線も私は気に入らない。でも、負けは自分の責任でしょう。よくこんなのに大臣ポストを与えていたもんだ。かなり若い頃から大臣や幹部やってます。
< 予想です。正答率100%!(笑)。石破が取れる票数は、国会議員票が3ケタ届かず60票、地方票は30%の120票。だいたい『地方に強い』と言ったって、地元鳥取や島根など過疎県では票自体少ない(人おらへん 笑)。トータル180票、支持率20%台と見てます(大甘な数字です。根拠無し)。
< ボロ負けしても善戦したと自民の反安倍派、野党、マスゴミらは褒めたたえるでしょう。で、党を割って出る。ちなみに、割って出た方は、勢い戻る、政権奪取など成った人はあまりいません。河野洋平、鳩山兄、羽田、小沢、、晩節を汚した方ばかりですが(笑)。
< せいぜい、謝や玉木らと自民の悪口でも言って、キズを舐め合って下さい。絶対針路を失うと思う。例え合同しても!
コメント失礼します。
山本周五郎さんの短編小説に「土佐の国柱」というものがあります。
関ケ原の戦い後、長曾我部氏が長年領有してい土佐の地を治める事になった山内氏、
新しい領主に不平不満を抱く、在郷の武将が多く残る中、
山内家の重臣であった武将が主家に弓を弾く体を装って、
それら在郷の武将たちと反旗を上げるものの、共に討たれることで、
明治維新まで続く、土佐山内家の礎となったというような物語でした。
石破氏はどれほどの見込みと覚悟と政策があって今回の総裁選に臨んだのでしょうか?
見込みについては以前の総裁選で議員投票では敗れたものの、地方票では勝っていたという事があったかもしれません。
しかしそれは安倍総理が前に任期途中で辞任をしたという、
マイナスイメージが強く残る中での事で、今に通じるものではないでしょう。
覚悟と政策ですが、対抗して出馬する以上、現状の問題点とその改善を提示しなければなりません。
また、それが明確なもので、現内閣(所属政党)の方針と異なるならば、
総裁選に敗れたあとは、政権に協力するか、改めて離党して自己の信義を貫くべきでしょう。
私は未だに半分は、既存メディアからの情報収集状態なので、
寡聞にして石破氏が何らか重要な政策提言をしたと聴いてはおりません。
いずれにしても「日本の国柱」となるような行動を求めたいところですが、
石破氏には期待を持つことができず、残念で仕方ありません。
先日、安倍晋三自民党総裁と石破茂、無冠議員がニュースステーションでTV討論を行いました。
生理的に石破茂を受け付けない&ニュースステーションということで大変気に入らないものであるのは覚悟の上で視聴しましたが、ひどいものでした。
政策論争などよりも、もりかけ問題の蒸し返し。そして一番呆れたのがこれ
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http://news.livedoor.com/article/detail/15324373/
「石破さん応援するなら辞表を」発言で…総裁選紛糾
2018年9月18日 17時14分 テレ朝news
自民党総裁選を巡って現役閣僚から飛び出した一言が議論を呼んでいる。
自民党・石破元幹事長:「『石破を応援するんだったら大臣を辞めろ』とか自民党のなかで、そんなことが行われるようなことがあって、どうして良い国になるんですか?」
自民党総裁選を巡り、石破派所属の現役閣僚から飛び出した、この発言。
自民党・石破派、斎藤農水大臣:「安倍応援団の1人に言われました。斎藤よ…(安倍)内閣にいるんだろ?『石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と」
圧力はあったのか…。
自民党総裁・安倍総理大臣:「本当にそういう出来事があったのかどうかね。陣営に聞いたんですよ。『知ってる?』って。皆、『そんなことあるはずない』と大変、怒ってました。もし、そういう人がいるのであれば、名前を言ってもらいたいんですね」
自民党・石破元幹事長:「そこはね、彼の色んな配慮があったんだと思う。それじゃ、言っちゃったらどうなるんですか?もうそれこそ、党内めちゃくちゃでしょうよ」
自民党総裁・安倍総理大臣:「ただですね、名前が言われないためにですね、色んな人が疑われていて、週刊誌から『あなたが言ったんだろ?』と言われてるんですよ。非常に嫌なことになっているんですね」
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いや別に安倍総裁は、農林水産大臣が農水族の石破茂を支持したことに文句を言ってるんじゃなくて、農林水産大臣に圧力をかけた自陣営の不心得者(実在すれば)に対して怒ってるんでしょ。
卑劣なすり替えです。しかも結局、誰が圧力をかけたかを言わないことで検証を不可能にしている疑惑の醸成。
それをTV生中継で言う卑劣さ。
もう私の石破茂という人間への好感度はマイナスに吹っ切れましたよ。はっきりいって人間のクズ。
政治家が聖人君子であるわけがありませんが、悪党でも人間的魅力に溢れた面々は枚挙に暇がありません。
田中角栄も金丸信も竹下登も、ハマコーに至ってすら、みんな悪人だったとは思いますが、人間的魅力というのはなにかしらありました。
石破茂には、ただただ、気持ち悪いという感想しか抱けません。
石破さんの憲法に対する考え方は安倍首相より正しいと考えますが、それ以外はもう全くダメです。残念です。
具体的に何をどう行っていくのか、安倍首相とどう政策が違うのか、何を言っているのか全く意味不明であり、日本のトップには到底はさせられません。それからトップというものは顔の表情や仕草にも責任を負っています。本当にあの顔つきは頂けません。専門家に治してもらう努力をすべきです。