外相会談乗り切れば「キシダを騙す韓国の試み」失敗へ
今月17~19日の間にドイツで日韓外相会談が開かれ、自称元徴用工問題を巡り日本が「譲歩案」を政治的に呑む、というリスクは、決して小さくありません。韓国も「宏池会政権」の間に「キシダ」を騙そうと必死だからです。ただ、逆にいえば、韓国側がこのチャンスを逃せば、そのまま日本は統一地方選に続き、5月の広島サミットを迎えます。もしかしたらそこで岸田政権が終わるかもしれません。もし岸田首相の次に菅義偉総理が再登板することがあれば、韓国の「謝罪利権確立」の野望は潰えるでしょう。
目次
韓国大統領訪日構想
相次ぐ「尹錫悦大統領訪日」報道
「尹錫悦(イン・シーユエ)韓国大統領が日本を訪れ、岸田文雄首相と会談する見通しだ」――。
こんな怪情報が、年明け以降、いくつかのメディアで報じられています。
著者自身が気付いたものはいくつかあるのですが、たとえば読売新聞が1月7日付で報じた「広島サミットへの韓国大統領の正体を検討」とするものがその具体例でしょう。
広島サミットへ韓国大統領の招待を検討…「元徴用工」で出方見極め最終判断
―――2023/01/07 06:30付 読売新聞オンラインより
読売は独自ネタとして、日本政府が広島市で5月に開催するG7サミットに、尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領を招待する方向で「検討に入った」と報じたのです。
この記事、当ウェブサイトで初めて紹介したのは1月11日付の『韓国大統領をG7に呼ぶ意味を巡る鈴置論考の注意喚起』ですが、当時、「結論からいえば、この読売の報道は典型的な外務省プロパガンダだ」と報告しました。
そう判断する論拠は、読売の記事の中に、こんな記述が入っているからです。
「オーストラリアやインドの首脳の招待も有力視されている。『自由で開かれたインド太平洋』(FOIP)の実現に向け、G7と価値観を共有する同志国との結束を打ち出す」。
「民主主義や法の支配など価値観を共有する日韓・日米韓の連携は重要性を増している。韓国側もサミット参加を強く希望しており、実現すれば連携強化を内外に示す好機となる」。
韓国は日本と基本的価値を共有していないのだが…
このうち前半の文章に関しては、それなりに信憑性があります。豪州、インドの両国は日米とともに「クアッド」を形成しており、日本政府が「基本的価値を共有している相手国」と位置付けているからです。日本が議長国である今年のサミットに、日本がこの両国を招くことは、非常に自然な流れです。
しかし、後半は明らかな虚偽です。そもそも韓国の最高裁にあたる「大法院」が国際法に反した判決を平気で下しただけでなく、日本政府の条約に沿った解決努力を踏みにじっている時点で、韓国が「法の支配」という基本的価値を日本と共有していないことは明白だからです。
このように考えていくと、この読売の報道は、「韓国は基本的価値を日本と共有している」というウソを混ぜ込んだ情報を読売新聞にリークすることにより、外務省が世論を騙そうと画策している証拠なのかもしれません。
ちなみに読売は、こうも報じています。
「日韓間では、最大の懸案である元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題の解決に向けた外交協議が続いている」。
「日本側は、日本企業への賠償命令は認められないとして韓国政府に解決を求める立場を崩していない。今後の韓国側の出方を見極めた上で、招待を最終判断する構えだ」。
もしもこの読売報道自体が外務省のリークに基づくものだとしたら、裏を返していえば、外務省や韓国政府としては、自称元徴用工問題の「解決策」のデッドラインを「尹錫悦氏の広島サミット招待」が間に合う今年3月前後に置いている、ということです。
中央日報の「日韓首脳WBC共同観戦」説
こうした「徴用工解決のバーターとしての尹錫悦氏訪日」構想については、韓国メディアからも出て来ています。
韓国メディア『中央日報』は2月2日付で、尹錫悦氏が3月上旬に訪日し、同10日に東京で開催される野球(WBC)の日韓戦を岸田文雄首相とともに観戦する計画が推進されている、などと報じました(『日本人を激怒させかねない「日韓首脳が野球観戦」報道』参照)。
こちらの記事に関しては、先ほどの読売報道と比べ、日程自体もかなり詳細に詰められています。具体的には、「2月末までに『強制徴用』解決法の発表→尹錫悦氏の『3・1独立節』記念演説→韓日首脳WBC観戦→5月のG7出席」、という流れなのだとか。
「なにを勝手に話を進めているのか」、などと思わず突っ込みたくなってしまいます。また、不思議なことに、中央日報の日本語版には、該当する記事が見当たりません(2月2日付でそれっぽい記事が掲載された気もしたのですが、削除されたのでしょうか?)。
日韓関係にトゲのように突き刺さっている自称元徴用工問題を巡って、韓国政府は「日本に非を認めさせるための努力」しか行っていないにも関わらず、なぜ日本が韓国と首脳会談を実施し、あろうことかG7にまで招待してやる義理があるのか、理解に苦しむところです。
宏池会政権という悩みどころ
そもそも岸田首相の認識に大きな問題がある
というよりも、こうした「尹錫悦訪日説」を巡っても、日本側が明確に否定しているというものではないのも気になります。実際、岸田文雄首相は日韓諸懸案を巡って、「日韓関係を健全な関係に戻し、更に発展させていくため、緊密に意志疎通していく」などとする発言を繰り返しています。
施政方針演説における岸田首相の日韓関係を巡る発言
「国際社会における様々な課題への対応に協力していくべき重要な隣国である韓国とは、国交正常化以来の友好協力関係に基づき、日韓関係を健全な関係に戻し、更に発展させていくため、緊密に意志疎通していきます」。
(【出所】1月23日付『第211回国会の施政方針演説』)
この認識自体に大きな問題があります。もともと日韓関係を壊したのが韓国の側なのに、なぜそれを「元に戻す」ために日本が韓国と協力しなければならないのか、理解に苦しむところだからです。
しかも、これを受け、林外相も岸田首相の「韓国と意思疎通を図る」だの、「日韓関係を健全な関係に戻してさらに発展させる」だのといった頼りない発言を繰り返しています。たとえば2月14日付の記者会見での発言も、大変に能天気なものです。
林外相の2月14日付記者会見での発言(抄)
昨年11月の日韓首脳会談におきまして、両首脳が、日韓間の懸案の早期解決、これを図ることで、改めて一致をいたしました。これを受けて、外交当局間の協議を加速してきておりまして、先月、私も朴振(パク・チン)外交部長官と電話会談を行ったところでございます。
また、現地時間2月13日、ワシントンで次官間の協議を実施し、旧朝鮮半島出身労働者問題を含め、日韓間関係の全般について、率直な意見交換を行い、懸案を解決して、日韓関係を健全な関係に戻して、更に発展させるべく、意思疎通を継続していくということで、改めて一致したところでございます。
1965年の国交正常化以来築いてまいりました、この友好協力関係の基盤に基づいて、日韓関係を健全な形に戻し、更に発展させていくため、韓国政府と緊密に意思疎通をしてまいります。
(【出所】外務省・2023年2月14日付『林外務大臣会見記録』)
正直、とんでもない発想と言わざるを得ません。日韓の信頼関係を踏みにじり、破壊してきたのは、基本的には韓国の側だからであり、原理原則論からいえば、それを修復する責任は韓国側にあり、日本にできることは何もないからです。
さすがに林外相も「WBC観戦」は否定したが…
実際、菅義偉総理の時代だと、日韓関係を巡っては「韓国に対し適切な対応を強く求める」という立場を取っていました。
所信表明演説における菅総理の日韓関係を巡る発言
「韓国は、極めて重要な隣国です。健全な日韓関係に戻すべく、我が国の一貫した立場に基づいて、適切な対応を強く求めていきます」。
(【出所】2020年10月26日付『第203回国会の所信表明演説』)
この菅総理の発言こそ、本来の日韓関係の在り方を示しています。「安倍=菅」政権時代と比べ、宏池会政権に代わってから日本政府の外韓外交姿勢は大いにブレているのは本当に不安でなりません。
なお、公正さのために付言しておくと、さすがに「WBC共同観戦」報道自体については、林芳正外相自身が2月3日の記者会見で「そのような計画があるという事実はない」と述べ、否定しています。
ただ、この「WBC共同観戦」以外の多くの報道に関しては、「岸田・林コンビ」が明確な否定をしていないうえに、外務省が日韓協議の現状をほとんど公表していないがために、心ある日本国民の間では疑心暗鬼が生じている状況ではないでしょうか。
牧野論考に見る「焦る韓国」
ではなぜ、尹錫悦氏の訪日報道などが相次いでいるのでしょうか。
これについては、著者自身が「韓国政府の狙いを比較的正確に代弁している記事」のひとつだと考える、『自称元徴用工「焦る」韓国政府の内情と冷徹な日本国民』でも取り上げた、朝日新聞の牧野愛博記者が執筆した論考を再度確認しておきたいと思います。
該当する記事は、次のリンクで読めます。
「徴用工問題の解決」に焦る韓国・尹政権、「日本へのたってのお願い」はやはり「謝罪」と「献金」か
―――2023/02/08 06:03付 Yahoo!ニュースより【現代ビジネス配信】
牧野氏の論考、後から振り返ってみれば、結果的にその時点における韓国政府の意向を比較的正確にくみ取っていることが多く、もしこの記事も情報源が韓国外交部だったと仮定すれば、この「牧野論考」を読めば、韓国政府が焦っている理由が何となく見えて来ます。
まず、牧野氏自身が指摘しているとおり、尹錫悦氏が日韓関係「改善」に向けて「前のめりの姿勢」にある、という要因が大きいでしょう。例の「WBC共同観戦」報道も、そうした顕れだというのです。
牧野氏が予想する、(おそらくは韓国政府内で考えられているであろう)「流れ」のターニング・ポイントは、やはり今月ドイツで開かれる外相会合のサイドラインで開かれる日韓外相会談でしょう。というのも、牧野論考では、こんな「流れ」が示されているからです。
- 今月半ばにドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議の機会に日韓外相会談が開かれる
- その結果をもとに外務省当局が自民党と公明党に承認を得る作業を行う
- 自公両党の幹部が納得した案をもとに岸田文雄首相が決断し、韓国側に最終回答する
ずいぶんと請求ですが、自称元徴用工問題の解決を「急いでいる」理由は、じつは韓国の側にあります。
先ほども触れたとおり、これまでの韓国メディア等の報道を総合すれば、尹錫悦氏が日韓関係の「改善」に前のめりな理由は、尹錫悦氏が大統領に就任して初めて迎える3月1日の「3・1節」演説までに日韓関係の「改善」を演じておきたいという思惑があると考えられます。
これに加えて、「日韓徴用工合意」を巡り、牧野氏は「予想される韓国国内の反発が来年春の総選挙に悪影響を与えないようにする」という意図から、尹錫悦氏が自称元徴用工問題の解決のタイムリミットを「今年上半期まで」だと考えていると予想します。
おそらく、これが韓国政府の考えていることでしょう。ついでに牧野論考にもうひとつ付け足すならば、「日本が宏池会政権である間に、何としてもキシダを騙そう」、という意向が韓国側にあるのだ、ということでもあります。
浅ましいことです。
韓国側の願望にはかなりのハードルがある
もっとも、牧野論考の記載が正しいという前提に立てば、現在のところ、こうした韓国政府の努力が結実するかどうかは微妙でしょう。
先月30日に日本の船越健裕・外務省アジア大洋州局長が韓国外交部の徐旻廷(じょ・みんてい)アジア太平洋局長と約3時間にわたって協議し、「徴用工問題などについて協議した」ことについて、牧野論考では次のように指摘します。
「日韓の両局長は昨年12月2日と今年1月16日にも東京で協議を行っており、わずか1ヵ月余りのうちに計3回も対面で協議を行ったことになる。しかし韓国政府関係者によれば、依然、日韓両政府間で、徴用工問題の解決策について認識の相違が残っているという」。
そのうえで、牧野氏は「複数の関係者の証言」を「総合」するかたちで、この「認識の相違」を生じさせている韓国政府の考え方が、「①日本政府による謝罪表明」、「②被告企業による何らかの形での韓国側財団への献金」である、と指摘します。
韓国政府の要望
- ①過去の引用で構わないので、改めて過去の問題に対する日本政府の謝罪表明をお願いしたい
- ②被告になった日本企業による何らかの形での韓国側財団への献金をお願いしたい
(【出所】上記牧野論考)
これが事実なら、やはりとんでもない「見え透いた罠」です。
ただ、いかに「外交事なかれ主義」の「宏池会政権」であっても、さすがにこれで自民党を納得させられるというものではないでしょう。
この点、外務省の箝口令のおかげか、現在の日韓交渉の状況はほとんど見えて来ませんが、その分、今月の日韓外相会合で林外相が朴振(ぼく・しん)韓国外交部長官に対し、いきなり妙な譲歩をするという可能性は否定できません。
しかし、今月17~19日に行われるであろう日韓外相会談で、もし林外相が唐突に「譲歩」したとして、「3・1独立節」に間に合うという保証はありません。おそらく自民党の外交部会が紛糾し、たった10日で自民党側の了解が得られるとも思えないからです。
あるいは、宏池会政権側が自民党外交部会などの了解を得ずに対韓譲歩を強行した場合、政局に発展しかねません。4月の統一地方選の結果次第では、自民党議員らが「宏池会政権だと耐えられない」と判断し、そこから「岸田おろし」と「菅擁立」という流れが一気に加速する可能性があるからです。
さすがにその流れに気付かないほど岸田首相が愚かだと考えるのは、少し岸田首相に対し、失礼ではあります。
ブレーンが弱い岸田政権の「政治的決断」リスク
ただ、本件については警戒すべき要因もいくつかあります。そのひとつは、岸田首相の「ブレーン」力の弱さにあります。
林外相だけでなく、木原誠二官房副長官、磯崎仁彦官房副長官、宮沢洋一税調会長など、現在の岸田首相の周辺には宏池会の「脇が甘い」政治家で固められていることも事実です(※ついでに秘書官は「あの」ご長男です)。
ことに、先日の日韓外務次官級会談では、日韓協議が長引いたわりに、ほとんど合意がなかったことを、韓国の趙賢東(ちょう・けんとう)第1次官が認めています(『長時間の日韓次官級協議「結論に至らず」=自称徴用工』参照)。
このこと自体、「事務方では話を詰めた」、「あとは政治決断だ」として、林外相に決断を委ねるための布石、という見方もできなくはありません。
その意味からすれば、17~19日の間に行われるであろう日韓外相会談で、林外相が外務省の事務方の口車に乗せられ、「やってはならない譲歩」をしでかすのではないかとの懸念は、現時点では完全に払拭することができないのです。
韓国の努力は「時間切れ」も?
韓国外相「日本は正しい歴史認識を」
もっとも、懸念のあまり「悲観一色」になるのは、逆に適切ではありません。
当ウェブサイトではしばしば、「利権は自壊する」という論点を取り上げるのですが、自称元徴用工問題も「韓国が日本に対し、新たな『謝罪利権』を作り出そうとする動き」だととらえると、じつは「利権の第3法則」が成り立ちます。
利権の3法則
- 第1法則:利権とは、得てして理不尽なものである。
- 第2法則:利権はいったん確立すると、外から壊すのが難しい。
- 第3法則:利権は利権保有者の怠惰や強欲で自壊する。
(【出所】著者作成)
人間、不思議なもので、不当な利益を得ているときには「満足する」ということができません。
NHKが「受信料利権」を拡大しようとして却って国民の反発が発生しているように、あるいは財務省が「増税利権」を拡大しようとして国民の怒りを向けられているように、韓国も「謝罪利権」を拡大しようとして、日本国民の深くて消えない怒りを呼び起こしているのです。
こうしたなかで、朴振氏が「やらかした」ようです。
韓国外相「日本は正しい歴史認識と被害者意見の尊重を」 徴用問題で
―――2023.02.15 13:43付 聯合ニュース日本語版より
韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)の15日付の記事によれば、朴振氏は国会で自称元徴用工問題を巡り、「日本が正しい歴史認識を持ち、被害者の意見を十分に尊重しながら解決すべきだと考える」と述べたのだそうです。
この発言は野党議員からの「日本は強制徴用の事実を認めておらず、これに関し謝罪したこともない」とする指摘に対してなされたもので、聯合ニュースは朴振氏が「日本側に痛切な反省と心からの謝罪の精神を引き継いでいくよう求めている」とも述べたとしています。
この「正しい歴史認識」発言自体、日本国民の「神経」を逆撫でするものです。
日常的に情報を入手する手段が新聞やテレビくらいしか存在しなかったかつての社会とは異なり、このインターネット化社会において、少なくない一般日本国民は、韓国が述べる「正しい歴史認識」とやらに対して強い違和感を覚えるでしょう。むしろ「正しい現状認識」をすべきは韓国の側だからです。
正直、韓国側が日本に「正しい歴史認識」を求めるという態度を前面に出してしまうと、「岸田・林コンビ」レベルでは、対韓譲歩案を自民党・外交部会に対して説明し、納得させることは極めて難しいでしょう。
外相会談を乗り切れば「時間切れ」も
実務的に考えたら、やはり「2月18日ごろの外相会談で日本の対韓譲歩を決定」し、「3月上旬に尹錫悦氏の訪日が実現」というスケジュールには、かなりの無理がありそうです(というよりも、もし強行したら政局になりかねません)。
それに、4月の統一地方選の結果次第では、岸田首相の「サミット花道論」が現実味を帯びてきますし、「菅総理再登板」ともなれば、韓国が日本を騙すことは不可能になってしまいます。韓国にとっては要するに「時間切れ」、というわけです。
したがって、一種の「楽観シナリオ」があるとすれば、韓国が強欲のあまり日本に譲歩案を呑ませることに失敗し、そのうちに日本側で宏池会政権が倒れる、というものかもしれません(※もっとも、宏池会政権が倒れたとして、岸田首相の「次」が素晴らしい人物であるという保証はありませんが…)。
いずれにせよ、自称元徴用工問題の「天王山」がドイツ・ミュンヘンでの日韓外相会談であるという可能性はそれなりに高そうだ、というのが現時点における当ウェブサイトなりの予想なのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
昨年の ドイツサミットでは ”意味のない国”韓国は 鬼無視で 招待されませんでした。
日本も 前年に続いて 招待するべきではありません。
参加させる場合の理由としては
非欧米国であるためのバランス、いちおう10位圏の国。
ただ隣にある国。
でも 参加させた場合、
中国の手先として 極東安保かく乱 サミット共同宣言の破壊。
議題にもない 福島処理水と旭日旗の 不規則発言 会議妨害 と 邪魔になる事ばかりだとおもいます。
ドイツを見習って 塩対応していただきたく おもいます。
近日の外相会談の手土産で 広島サミット招待発表など 愚行をおこなわないことを ねがいます。
伊勢志摩サミットの時は、ご招待したけど来ませんでしたからね。
今回は呼ばなくていいと思います。
台湾のほうがよほどいいですね。政治的に無理ですが
レイムダックのルーピームーンが、東京オリンピックに合わせて来日しようとしていたのを思い出します。
あの時は、「ルーピームーンのしてる事はマスかきだな笑」との事実を指摘するオフレコ発言に火病って立ち消えとなりました。
今回は、レイムダックのキシダフミオとレイムダック寸前の尹錫悦大統領がレガシー作りにマスかきしてる訳ですが、尹錫悦はともかくキシダフミオには「レガシーがない事がレガシーなのだ!」って考えて、レガシー無しでの退場に納得して貰いたいものです。
キシダフミオは賢者タイムになって幸福の絶頂に居られるでしょうけど、そのとばっちりを受けるのは今と日本国民と将来の世代ですし。
「韓国に騙される為に産まれ、韓国に騙される為に生き、韓国に騙されて死んだ間抜け、此処に眠る」と彫られたキシダフミオの石碑が必要にならなければ良いのですが。
>・・・此処に眠る」と彫られたキシダフミオの石碑が必要にならなければ良いのですが。
きっとその文は中文なのが最悪(笑)
ロゼッタストーンのように、日中韓3言語が良いと思います〜(*^_^)
“賢者タイム”が”幸福の絶頂”?
てっきり「ヤッチマッタナー」時間かと…
金与正にしばかれたい文在寅のように韓国に騙されたいキシダフミオって事で、キシダフミオにとって韓国に騙される事はご主人様からのご褒美って事になるんじゃないですかね?笑
と、マスゴミに騙されてキシダガーしてる人が申しております。
素朴な疑問なんですけど、岸田総理が広島サミット後も続投する可能性もあるのではないでしょうか。(極論ですけど、本日、近いうちの辞任を表明する可能性もあります。朝日新聞や赤旗は、そう願っているでしょう)
すみません。確認なのですが
韓国は、「岸田総理は広島サミットで退陣する」、「次の総理は、韓国に配慮してくれない」ということを前提に動いている、ということでしょうか。
おはようございます。
K国は、「日本は歴史認識が間違っているから直せ」という。
日本の親K派は、「大統領が保つように助けてあげなくてはならない」という。
お互いに国家間は対等であるということを理解していないように思えます。
失礼しました。
韓国は国家は国家でも独立国家ではなく隷属国家ですからね。
中国に殴られれば中国に従い、米国に殴られれば米国に従う、右往左往するコウモリです。
キーは、今月17〜19日のドイツでの日韓外相会談ですね。ここでヘタな言葉尻を取られなかったら、日本からの徴用工譲歩は無いと思います。G7?尹は特に国際社会で功績も無いし、ゲストとして呼ばれない。
しかし、韓国政府の要望はシツコク、執念を感じる(悪い意味でネ)。
「再々再々度、日本政府の謝罪表明をせよ」
「(戦犯)日本企業による韓国側財団への献金をお願いする」
この二つは呑めませんわ。いくらボンクラの宏池会、外務省でも分かるでしょ(外務省は分からんか笑)。
よほどのことが無い限り、4月の統一地方選挙まで行って岸田氏は退陣です。
文大統領は、即座に謝罪と賠償をすべきだ!
尹大統領は、頭を下げて献金してください。
政権が交代しても、「命令調が請願調」に変化しただけのことです。
日本にすれば、性根が隠れた分だけ ”政権後退” だったんですよね。
統一地方選挙において、外交は争点にはならないとは思いますが、なんとかお灸をすえたいところですね。
今の政権が妙に急いであの国との関係改善?を急いでいるのは、台湾有事やそれに伴う半島有事について何か情報でもあるのでしょうか?
そうとでも考えないと急ぐ理由がわかりません。
>今の政権が妙に急いであの国との関係改善?を急いでいるのは、台湾有事やそれに伴う半島有事について何か情報でもあるのでしょうか?
憶測ですが、多分あるのでしょうね。
ただし、それとこの『自称徴用工』問題は、リンクするようなものではありません。
誰とは言いませんが、”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国と同様の頭の構造をしていれば、いろいろマジェマジェして牽強付会の論を立てるのでしょうが、
『自称徴用工』問題と安全保障は、正に”これはこれ、それはそれ”で扱うべき話です。
それが出来ない政治屋や官僚は全くの手足としては使えても、仕事は任せられない。
武田某とか松川某とか。
(物事の成り立ち・構造と事の軽重が分かっていないという点で)
岸田さん、林さんがどのレベルか、??の付くところですね。
菅さんに言わせると岸田さんは××の様ですが。
岸田が譲歩すればサミット前に首だ
それくらいの影響がでる
「広島サミットを花道に」どころか、「広島サミット直前、キシダ失脚!」がいよいよ現実に……?
岸田文雄首相が韓国に舐められるのは、成功したい渇望・称賛されたい願望が顔面に浮かび上がっているからで、その心のスキをもってして引き倒してやろうと虎視眈々と狙っている勢力にあっさり利用されてしまう、それが危うさの正体です。そしてその勢力は国内社会のみならず政府官庁や政権内部にはびこっているのですね。
日韓の間に横たわる様々な問題の根源は、韓国内の長年の事実を歪曲した反日教育にあります。反日教育を受けた世代が韓国社会の中核を担い後押しています。自称慰安婦も自称徴用工も、反日という核心から派生した問題と言えます。
仮に日本が自称徴用工問題で譲歩して決着したとしても、韓国は新たに次の「歴史問題」とやらを作り出してとマウントを取ろうと必死になる勢力が確実に存在しています。つまりは、日本が譲歩しても韓国の言う「歴史問題」の解決にはなりません。次の問題が発生するだけですから。
尹錫悦氏は日韓関係を修復しようと本気で考えているなら、自国で作り出し自縄自縛となってしまった国内問題は、他国がどうこう出来るものではなく自国内で解決する以外ありません。荒療治が必要になるかもしれませんが、日本にいくら譲歩や謝罪をさせても、麻薬のようなもので一時的に気分が良くなっても確実に自国を蝕むことになります。
逆説的ではありますが、岸田氏は韓国が本当に「極めて重要な隣国」と思わないから、自分の任期中はうざい相手にテキトーに妥協して乗り切ろうとしていのではないか、と勘ぐってしまいます。
結局のところ、2015年の慰安婦合意で「日韓間の最大の懸念事項」であった自称慰安婦問題が賞味期限切れになったから、自称元徴用工問題を格上げしただけですよね。
だからこの問題(?)も、南朝鮮は解決させるわけないし、日本が解決させたとてまた別の歴史問題で「最大の懸念事項」を捏造するだけですよね。
話は変わりますが、最近またマスコミのバラエティ番組による韓国礼讃ネタが増えてるように思います。かつて北朝鮮を地上の楽園と報じた失敗を全く反省していないように思うのは、私だけでしょうか?
最近はNHKが特にひどいと感じます。何も知らされていない若い世代に韓国好きを浸透させようとしているのが鼻につきます。韓国へ行って韓国式歴史観を刷り込まれ「日本人であることが恥ずかしい」と言い出すアホがこれ以上増えないことを祈っています。
これほんとにそう。1番組1韓国って社是でもあんのかってくらい何かしらの形で混ぜこんでくる。
日テレの方がもっとひどいような・・・。昔のフジがヌルいレベルで
安倍政権以前の甘やかし外交、優しい虐待外交に逆戻りしないことを祈るのみです。
日本は韓国の親では無いし、戦後80年近く経つのだからいい加減お小遣いをせびるような幼児性、依存性からは卒業してほしいものです。
日本国民は「独り立ちして自分の力で動き、誰からも頼られるひと」を尊いと考え、一方、とある国民は「上げ膳据え膳で何もせず、誰かに面倒みてもらえるひと」がエラいと考えているのでは。
何十年経っても、いや何十年経てば経つほど幼児性・依存性が強化されていくのかもしれません。卒業など夢の夢で、最善で「留年」かも….
一卵性双生児の韓国くんと北朝鮮くん。
韓国くんは日米夫妻に引き取られ、
北朝鮮くんは中ソ(中露)夫妻に引き取られました。
韓国くんは日米夫妻に甘やかされて育ち、
北朝鮮くんは中ソ(中露)夫妻に虐待されて育ちました。
全く異なる環境で育った2人でしたが、数十年後に再会したら・・・
・・・あら不思議!!
>「日本が正しい歴史認識を持ち、被害者の意見を十分に尊重しながら解決すべきだと考える」
これに対して”どのようなカウンターを用意できるか”で、外務官僚、外務大臣のレベルが判りますね。種をまいたのは米国なので米国に始末させるという方法でも良いけど。
正しい歴史認識とは、歴史的事実に基づき
1.朝鮮半島は条約に基づき合法的に大日本帝国に併合救済された。
2.朝鮮系日本臣民は日本臣民として連合国と戦った。
3.その過程で、中比ジャワ等戦域の人々に多大の被害と迷惑をかけた。
4.日本国が南北朝鮮に謝罪すべきことは一切ない。
であることを
”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国にどのように認めさせるかで官僚の出来不出来を評価すべき。
武田某とか、松川某とか、国益を棄損することを”国益”という倒錯した思考の持ち主には退場願うしかない。
キシダを騙すって言葉に少し違和感が有ります、日本はその手の内を十分承知しているし韓国にも日本の立ち位置は説明している訳ですから単に韓国側は日本にお願いしますと土下座している構図に私には見えます、何故ならサッサと差し押さえたやつを現金化すれば良いのに日本と三権分立を無視して会話してるから。
ユンさんに変わってから対話が多くなったと言う事は日本の外交方針が変わったのでは無いでしょうか、日本が譲歩しても何も益が有りませんから基本条約を日本が破るわけにはいかないと言う立場は変わらないと思いますがね。
「韓国大統領の正体を検討」
尹錫悦の正体とはいったい…草
しかしまあ、何で日本っていつもヤキモキする対応になっちゃうんですかね…国民を安心させたいとか、広い意味での国益とか考えないんでしょうか?
過去に謝ってしまったからとか、強気に出ると一層発狂しかねないとか、できることなら穏便にとか、様々な事情・思惑や日本人的思考などがあるにしても、国の威信や国民の尊厳を守るため、言うべきことをしっかり発信・主張するという当たり前のことがなぜできないのかと、歯痒いばかり。
完全に同意します。
本当に歯痒いですよね。あの国は前文政権時に「日本国民」(日本政府ではなく)を敵にまわして今の現状があるわけですが、確かに相手国の国民を敵にまわすのは外交上悪手ですが、もう我慢の限界ですので、ガツンと言ってやって欲しいものです。
> 「広島サミットへの韓国大統領の正体を検討」
私もそう思いました。
会計士さんの心の奥が、つい文字にも化けてしまうのですねぇ・・。
ROK大統領を広島原爆ドームに案内し、「過去の宮澤首相と河野大臣の談話は全て無かったことにしますから」と告げてくれればよいだけなのですが。
>広島サミットへの韓国大統領の正体を検討
「正体」もなにも、米中間でいいどこ取りのつまみ食いを旨とする、普通の韓国大統領でしかないと思うのです♪
閑話休題
>最大の懸案である元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題
自称さんたちの訴訟に対して「最大の懸案」って修飾をよく見るけど、最近違和感を感じるようになってきたのです♪
この問題って、日本の企業が、いわれのない訴訟に巻き込まれた上に、その財産を不当に巻き上げられるってものだから、国民の財産と生命を守る立場にある日本政府も看過できないってことだとは思うのです♪
でも、判決が確定してから相当な時間がたってるわけだし、企業も逃げるなりなんなり対応する時間は十分にあったと思うのです♪
もちろん、現に財産を差し押さえられてる被害企業がいるし、今後、新たに同じ目にあう企業がでてくれるんだろうし、そうなれば、日本政府としてはちゃんと対抗措置をとったりすべきとは思うけど、そこんとこは淡々とやれば良いと思うのです♪
ぶっちゃけ、こんなのはほっておいて、協力するところは日本の利益を確保した上で協力する、で殴るときはちゃんと殴る
っていう普通の関係になることが大切だと思うのです♪
あと、台湾有事とかで北朝鮮が南進したときの邦人救出とか、それに乗じた韓国人の不法入国を防止するのが大切な気がするのです♪
北朝鮮がミサイルとかで直接日本を攻撃してきたときは、韓国は役に立たないだろうし・・・・
毎日の更新お疲れ様です。以前には菅官房長が対ATM記者会見での韓国側報道是非が問われて、返り討ちになっていました。最近はその楽しいやり取りは無いようですね。マスゴミが報道しない権利を発動すると日本政府が真面に発言しない事がばれたのでしょう。
牧野愛博記者(朝日新聞)の論考によれば、韓国政府が日本政府に求めている「誠実な呼応」とは
①過去の引用で構わないので、改めて過去の問題に対する日本政府の謝罪表明をお願いしたい。
②被告になった日本企業による何らかの形での韓国側財団への献金をお願いしたい。
の2点だということですが、これは本当に「見え透いた罠」で、仮に日本政府がこの2点を了承すれば、韓国政府は被告日本企業の差押財産を現金化したのと全く同じ結果を手に入れることができ、また後続の自称徴用工訴訟でも労せずして自称元徴用工の希望どおりの結果を実現できます。
このような「見え見えの罠」を仕掛ける人も馬鹿ですが、この罠に引っかかる人は「間抜け」と言われても仕方が無いと思いますし、岸田内閣と言えども、そこまで「間抜け」では無いと思います。
(余談)本文中に触れられている「岸田首相のブレーン」の学歴を調べてみました
●林芳正外相……東京大学法学部卒業→ハーバード大学・ケネディ・スクール修了
●木原誠二官房副長官……東京大学法学部卒業
●磯崎仁彦官房副長官……東京大学法学部卒業
●宮沢洋一税調会長……東京大学法学部卒業→ハーバード大学行政大学院修了
ついでに、岸田内閣で更迭された大臣の学歴も調べてみました。
●山際大志郎・前経済再生相……山口大学農学部獣医学科卒業→東京大学大学院農業生命科学研究科博士課程修了
●葉梨康弘・前法相……東京大学法学部卒業
●寺田稔・前総務相……東京大学法学部卒業
●秋葉賢也・前復興相……中央大学法学部卒業→東北大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学
以上のように、東京大学(特に法学部)出身者が多いようです。東京大学法学部の入学試験に3年連続失敗した岸田首相は、いわゆる「東京大学法学部コンプレックス」でもあるのでしょうかね。
私の印象では,東大法学部は国家観に関して
あまりよい教育をしていないと思います。
東大法学部は,WGP(war guilt program)に則り
アメリカの代理人として日本支配を貫徹するために
人材供給する教育機関なのではないでしょうか。
宮沢洋一の伯父である宮澤喜一が日韓外交に与えた
悪影響が典型的な例ですが,いくら地頭がよくても
正しい国家観をもたない根無し草のような人間を
国の意思決定を行う地位につけてはいけない
のではないかと思います。
>「広島サミットへの韓国大統領の正体を検討」
誤変換の「正体」はわざとでしょうか? (笑)
今回、改めて2月8日の牧野論考を読み直してみましたが、あくまでもこの論考の内容が事実であると仮定した場合ですけど、読み直せば読み直すほど、外務省と韓国外交部が裏で結託して、自称元徴用工問題について韓国に便宜を図っている状況がはっきりとしてきます。
牧野論考の記述に基づいて、自称元徴用工問題の解決に向けた筋書きを整理すると、「ユンちゃん大統領はこの問題を今年の上半期までに片づけたいので、今年3月にも訪日して話を進めたいが、それには日本側の出方を見たうえで、問題の解決を図るかどうかの最終決断を2月末にも下す必要があるので、外務省はそれに間に合うよう、日韓外相会談後、自民党と公明党に承認を得る作業を進め、期間内までに岸田総理による最終回答を用意する」ということだと思います。
これって、外務省は明らかに、韓国(ユンちゃん大統領と韓国外交部)のために仕事してるってことですよね。お前らどこの国の行政機関だよと。外務省は韓国外交部日本出張所なのかと毒づきたくなります。
ユンちゃん大統領への岸田総理の最終回答の内容がどんなものになるのかは、まだはっきりとわかりませんが、少なくとも、ユンちゃん大統領の意向に沿うように日本の外務省が動いているというのは、牧野論考の内容が事実だと仮定すれば、間違いなさそうです。つうか外務省は日本の国のために仕事しろと。
これだけでも暗澹たる気分になるのですが、もっとゲンナリするのはその後の記述で、牧野論考では、韓国は、「徴用工問題が解決次第、時間を空けずに韓国政府が輸出管理措置を巡る国際貿易機関(WTO)への提訴を取り下げ、日韓事務協議を再開する」としており、日本側は、「韓国が法改正や体制整備が整ったことを条件に措置を解除する」としております。
これは、先日のデイリー新潮における鈴置論考における、「外務省が国会議員に対し、『韓国が(WTO)提訴を取り下げれば、日本も対韓輸出の管理を緩めるのが筋だ』と説明して回っている」旨の記述と、状況的に整合するものです。
韓国に対して知見があると思われる複数の方から、状況的に整合する論考が提示されたことにより、外務省と韓国外交部が結託して、対韓輸出管理の緩和を仕込もうとしているという情報は、かなり信憑性が高いものであるということができると思います。
鈴置論考によれば、米国が韓国の横流しに疑惑を持っている状況下で、日本が韓国への監視を緩める状況にはないようですが、上記の考察を踏まえれば、外務省は韓国外交部と結託して、米国の意向に逆らって韓国に便宜を図り、日本の安全保障体制の脆弱化に加担しようとしているようですね。こうなるともう、外務省は日本国に対する反国家的活動を企図していると疑われても仕方ないんじゃないでしょうか。
外務省の動きには、最大限の警戒態勢を敷いて、ワッチを続ける必要があると思います。
宏池会もひどいが聯合ニュースの和訳が正しければ韓国の外交長官が「日本が…解決すべき(金出せ)」「謝罪の精神を引き継(げ)」と公言したのにそれを伝える新聞テレビがひとつも無いどころか
<特報>君が代を初演奏 韓国で天皇誕生日レセプション 日韓関係「あるべき姿に」(2023/2/16 19:18 産経新聞 桜井 紀雄)
とはヘドが出る。
しかも「特報」だあ?