長時間の日韓次官級協議「結論に至らず」=自称徴用工
米ワシントンで現地時間13日夕方、日韓外務次官協議が行われましたが、予定を大幅に超過する2時間半の協議にもかかわらず、少なくとも現時点において自称元徴用工問題で日本政府が「折れた」との報道はありません。これについて依然として油断は禁物ですが、現時点の情報で判断する限りは、韓国政府の欲が強すぎるがために、まとまるものもまとまらない、という可能性がありそうです。
目次
日韓次官級協議
ワシントンで現地時間の13日夕方(=日本時間14日早朝)、外務省の森健良事務次官と韓国外交部の趙賢東(ちょう・けんとう)第1次官が自称元徴用工問題などを巡り、「協議」を行ったそうです。
森外務事務次官と趙韓国外交部第1次官との協議
2月14日、午前6時(現地時間13日、午後4時)から約2時間半、日米韓次官協議に出席するためワシントンD.C.訪問中の森健良外務事務次官は、趙賢東(チョ・ヒョンドン)韓国外交部第1次官との間で協議を行いました。
- 両次官は、北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化は、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。森次官からは、拉致問題について、韓国側の引き続きの支持に謝意を表明しました。
- 両次官は、地域の安全保障環境が一段と厳しさを増す中、日韓・日韓米協力の進展が重要であるとの認識で一致しました。また、包摂的で、強靱で、安全な、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、取組を連携させていくことで改めて一致しました。
- 昨年11月の日韓首脳会談において、両首脳が日韓間の懸案の早期解決を図ることで改めて一致したことを受け、両次官は、旧朝鮮半島出身労働者問題を含め日韓関係全般について率直な意見交換を行いました。両次官は、懸案を解決して日韓関係を健全な関係に戻し、更に発展させるべく、外交当局間の意思疎通を継続していくことで改めて一致しました。
―――2023/02/14付 外務省HPより
文中の「旧朝鮮半島出身労働者問題」は、自称元徴用工問題のことです。
この外務省の公式発表だと、議論の進捗状況に関しては、正直何もわかりません。外務省は自称元徴用工問題を巡る韓国との「協議」について、よっぽど日本国民から隠したいのでしょう。
本件を巡る日韓メディアの報道は?
ただ、今回の「協議」に関していえば、不自然なことに、現時点において韓国側の外交部には公式な発表がなにもありません。一般に、この手の次官級協議の際は、日韓外務当局がほぼ同じタイミングでプレス・リリースを出すことが多いのですが、なんだか不自然です。
これに関連し、日韓のメディアの報道が出ていました。ここでは日経と韓国『聯合ニュース』(日本語版)の記事を紹介します。
日韓外務次官、元徴用工解決へ意思疎通を継続
―――2023年2月14日 12:00付 日本経済新聞電子版より
韓日外務次官 徴用問題巡り2時間半の集中協議
―――2023.02.14 11:42付 聯合ニュース日本語版より
このうち日経新聞の方の記事によれば、両次官は「2時間30分ほど協議」したそうであり、また、両者の対面協議は韓国政府が今年1月に「財団肩代わり方式」を公表して以降初めてだ、などとしています。
日経はまた、今回の次官級協議は、18日にドイツで予定されている林芳正外相と朴振(ぼく・しん)韓国外交部長官の会談を前に、「解決への前提条件をすり合わせる」というものだったと報じています。
ただ、日経によると趙賢東氏は会談後、記者団に対し、「まだ接点を見つけようと努力しているところだ」、「私たちは協議をもっとしなければならない」などと述べたのだそうです。日経はこれについて、「韓国政府が日本側に求める『誠意ある呼応』の在り方を巡り議論が続いている」、などとしています。
この報道が事実ならば、少なくとも18日の日韓外相会談には両国の協議は間に合わなかった、という可能性が出てきます。
「会議が長引いたということは結論に至らなかったということ」
その一方、聯合ニュースの記事も、両者が「日本による植民地時代の徴用被害者への賠償問題を巡って集中的に協議した」と報じています。「植民地時代の徴用被害者への賠償問題」という時点で虚偽ですが、この点はとりあえず脇に置きましょう。
聯合ニュースは2時間半という今回の協議が「当初の予定を1時間半以上上回った」などとしており、「徴用被害者への賠償問題を巡る交渉の争点である第三者からの弁済や日本の『誠意ある呼応』について踏み込んだ議論が行われた」と報じました。
また、会議が長引いた理由について、趙賢東氏は「会議が長引いたのは悪いことではないが、議論が長引いたということは結論に至らなかったという話にもなる」とも指摘し、「引き続き協議を行う必要がある」と説明。
そのうえで趙賢東氏は記者団からのそのほかの質問に対し、「われわれだけでなく日本側も現在の動向に非常に敏感であり、特に韓国メディアの報道を非常に敏感に見ている」とも述べたのだそうです。
「日本に非を認めさせる努力」は難航?
この点、私たち日本国民の立場としては、日韓メディアの報道を眺めていると、たしかに不安になることは間違いありません。そもそも自称元徴用工問題自体、韓国が捏造した虚構であり、こんな虚構に対して「交渉する」と応じている時点で、日本の外務省は半分、相手に負けているからです。
ただ、それと同時に、趙賢東氏の「議論が長引いたということは結論に至らなかったという話にもなる」、のくだりに関していえば、自称元徴用工問題を巡る韓国政府による「日本に非を認めさせるための努力」が難航している証拠かもしれません。
先日の『自称元徴用工「焦る」韓国政府の内情と冷徹な日本国民』でも取り上げましたが、朝日新聞の牧野愛博記者のレポートでは、日本政府の「呼応措置」を巡り、「依然として日韓双方の認識の相違が残っている」と記載されています。
牧野氏によれば、韓国政府は現在、「①過去の引用で構わないので、改めて過去の問題に対する日本政府の謝罪表明をお願いしたい」、「②被告になった日本企業による何らかの形での韓国側財団への献金をお願いしたい」、という2点を日本に対して要求しているのだそうです。
どちらも正直、応じてはならない「見え透いた罠」ではあります。
ただ、逆にいえば、もしも日本政府が「①韓国への謝罪表明に応じず」、「②日本企業が1銭たりとも財団に資金を拠出しない」という状況では、韓国政府が考えている「日本に非を認めさせるための努力」は成功しない、ということでもあります。
あくまでも「牧野レポート」を信頼するならば、という前提ではありますが、正直、韓国の政府の努力は現在、相当に難航しているという可能性が出てきます。
もしかすると、日本の外務省はどこかで「落としどころ」を探っているにも関わらず、韓国側の「強欲」のために、その「落としどころ」に至ることすらできていない、というのが実情なのかもしれません。
楽観視は禁物!対韓譲歩を許さない国民の意志が大事
とはいえ、過去に何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も韓国に騙されてきた外務省のことですから、あまり楽観視するわけにはいきません。
実際、今回も日韓外交当局が「何らかの合意」に達しているにも関わらず、趙賢東氏らが敢えて「まだ努力が続いている」と述べたにすぎない、という可能性は排除できないからです。
なにより、せっかく安倍晋三、菅義偉両総理の時代に日韓関係が正常化したのに、宏池会政権の岸田文雄・現首相、林芳正外相の下で、日本の対韓外交が大きく後退していること自体、すでに日本が韓国の土俵に上がってしまっていることを意味しています。このことは返す返すも残念といわざるをえません。
いずれにせよ、自称元徴用工問題を巡っては、日本が譲歩するかたちでの問題解決を、日本国民は絶対に許してはなりません。
それどころか、韓国が自称元徴用工問題だけでなく、火器管制レーダー照射、竹島不法占拠、仏像窃盗、慰安婦合意破り、政治家らによる天皇陛下・上皇陛下侮辱などのさまざまな不法行為を重ねていることを思い出しておく必要があります。
日本にとっての「落としどころ」がどこにあるのかについては、いまさら指摘するまでもないでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
林外務大臣は、記者会見で「去年11月の日韓首脳会談で懸案の早期解決を図ることで一致したことを受けて外交当局間の協議は加速している。1965年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤に基づいて、日韓関係を健全な形に戻しさらに発展させていくため、韓国政府と緊密に意思疎通をしていく」と述べました。
NHKはこう言ってますね
林外務大臣の発言をチラ見しましたが、案の定フラフラと危ないコメントをしてたので、思わず仕事中なのに、足を止めてしまいました。「日韓・日米韓協力の進展が重要であるとの認識で一致した」しかし「自由で開かれたインド太平洋の実現(FOIP)」のコメントは聞けず(聞き漏らしたかも)、「日韓間の懸案の早期解決を図るため、外交当局間の意思疎通を継続していく」と語ってます。
な〜んの進展もない次官級会談だったようです。いや、変に進展して貰っても困るので、ただし韓国側が相当粘り、日本に謝罪と賠償に参加するよう求めたが、日本側が断ったか、そこまで話が行かなかったか。どちらにしても日本は譲歩しなかった。このまま外務大臣級会談でも歩み寄るな、と言いたいです。
韓国側はことあるごとに決まり文句のように誠意誠意と言うが、先ずは韓国側が一度でも誠意を見せたことがあるのか?と自国に問いかけてみてはどうかと常々思う。
いや、きっと韓国側は、ワケ分からん・意味不明・論理破綻してることを並べて、「これが韓国の誠意だった」なーんて平気で言うぜ。きっと。
だって、韓国人だぜ。
>両首脳が日韓間の懸案の早期解決を図ることで改めて一致した
のなら、韓国は日本の誠意ある対応なんか求めてないで、被害企業の救済に当たれば良いのにと思うのです♪
自称元徴用工とか韓国国民をどう説得するなんかは、韓国内で適当に処理しちゃえば良いのです♪
それで晴れて関係改善なのです♪
次の政権まで僅かな間のことなんだろうけど・・・・・まぁ、それは仕方ないのです♪
日本側の呼応措置がどうなるか、という問題の前に、日本側がどこまで譲歩するのかは分かりませんが、呼応措置をいつ発表するのか、の方がよっぽど重要、交渉の核心だと思います。
日本側が慰安婦合意が履行されなかった経験から、、韓国側が解決案を発表し原告団が法的に解決策に合意した後でなければ呼応策を発表しない線で交渉している限り、韓国側は解決案を発表出来ないでしょうし、一方、日本側が先に呼応措置を発表すれば原告団が合意せず、その呼応措置を前提として更なる要求をしてくることは目に見えています。
こんなもの初めから纏まる話ではないのですよ。
韓国が絶対にやらないことは、
日韓合同での歴史検証
国際司法裁判所での争い(そのくせ日本の事案について韓国国内での裁判大好き)
他国への謝罪(レーダー宣戦布告、瀬取り不法取引、ライダイハン)
控えめに言っても付き合いきれませんね。
岸田君、林君は無駄な努力はやめて放置しておけばいいのに。何か弱みでもあるんですか?
少しの労力でたくさんおべっかを使ってくれるからでは無いでしょうか。
それが「功績を作った」ように見えちゃうのでしょうね。テストのスコアの取り方と似ていて、合格点を取るために難しい問題は避けて簡単な問題を集中的に取るのと同じような印象を覚えます。
岸田さんは林さんにスコアをたくさん取らせて次の総理にしたい腹積もりがあると看做されていますが、そのスコアの取り方が中韓への譲歩という形なのかも知れませんね。
日本のお偉いさんはよっぽど暇なんですね。無駄話しに2時間半も付き合ってあげるなんて。また説明会を開いて見せたら。
韓国側との交渉は話が通じないので、かなりしんどいと思います。
もしも、日本が交渉を投げ出して
「韓国の法律通り、日本企業の資産を売ればいい。こっちはこっちで制裁発動する。」としたら、韓国はどう動くのてしょう。
だいたい、約束破りをしてるのは韓国で日本がどうもこうも出来ない。
約束を守れるのは韓国しか出来ないのだから。
日本がなんかしたら約束を守るというのは、約束を守らないにんげんの典型的な言い訳ですわ。
約束を破る。ウソをつく。
こんな相手と交渉が成立する訳が無い
日本側は言質を取られないよう時間潰ししていただけ、と信じたいですね。
ほんと 現場は気の毒だと思いますよ
韓国側がウソを公表して 日本側が反応しない事に叩く人も多いけれど
これに日本側が「 yes /No 」言ったら交渉の答え合わせになっちゃうじゃないですか
現場の人は「no」だって言える訳ないんです。
oinko様
確かにYES NOを言うと外交交渉の中身を言ってしまう事になるので、真面目に考えたらできません。
しかし、それをしなかったせいで日本国民が騙され外交の手足を縛られたのも事実です。
例えば 尖閣諸島棚上げ論です。
これも、棚上げに同意したと言われてますが 日本からは同意したとかなんも言ってません。
でも、なにも言ってないからこそ 同意したという噂が流布されてます。
嘘つきとの外交を真面目にする必要てあるのかなと疑問があります。
やはり、相手が嘘をついてるときは明確に否定する必要はあると思います。
韓国人原告の訴え、時効で棄却 西松建設相手取る徴用工裁判 ソウル
2/14(火) 16:57配信
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時事通信
【ソウル時事】日本統治下の1942~44年に現在の北朝鮮地域である咸鏡北道の建設現場で働かされ死亡した朝鮮人労働者の遺族が西松建設に賠償を求めた裁判で、ソウル中央地裁は14日、時効を理由に訴えを棄却した。
時効云々ではなくそもそも解決済みの案件なのだが
これ韓国の聯合ニュースの報道写真を見ると
韓国のチョ・ヒョンドン外交部第一次官は笑顔だけれど
日本の森健良外務省事務次官は笑顔はなく仏頂面なんだよね
まぁそういう一幕を切り取って報道してるのかもしれんけど
単純に何を話しているのか気になります。
1,韓国側が土下座を延々と繰り返す。
2,日本側の脚にすがりつく
3,韓国側が擦り寄ってやる二だ。と上から目線で話す。
4,BTS特別サイン色紙を日本外務省のお土産として渡す。
5,岸の後継者を後押しするよう統〇教会に働き掛ける二だ。謝罪しなければ落選運動に田。
さあどれだ
外務省発表資料で、インド太平洋戦略の表現が「包摂的で、強靱で、安全な、自由で開かれたインド太平洋の実現」となり、冒頭に『包摂的』を入れて中国に配慮した表現になっています。これは11月の日韓首脳会談の発表資料と同じ表現ですが、日本政府が韓国政府に譲歩したものです。
また、朝日新聞デジタルの記事では、日本政府の『誠意ある呼応』を次のように伝えていますが、外務省は経済産業省のふんどしで相撲を取るつもりなのでしょうか。気になります。
「韓国政府は日本側による何らかの謝罪や資金拠出といった『誠意ある呼応』を求めている。日本政府は歴代内閣が示してきた植民地支配と侵略に対する『反省とおわび』を継承していると表明することや、事実上の対抗措置と受け止められている対韓輸出規制の見直しなどを検討。今後、外相間で協議する可能性もある。」
(参考)朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR2G3STWR2GUTFK002.html
次の統一地方選挙でお灸をすえたいところですが、ろくな選択肢がないのが辛いですね。
維新も橋下氏の発言を見ていると、とても投票はできない。
橋下クンは元維新の人ですから、現在影響力がどのくらいあるのか不明です。
大阪維新の勢いに陰りはありませんかから、統一選は維新の圧勝でしょう(大阪では)。
日本維新は是々非々なんですが、自民から立憲と振れ幅が広いのが心配(楽心配ではない)ですし、ムネオ氏の発言なんかが脚を引っ張っています。
でもこれはこれで大阪維新とは別物と思った方が良いのでしょう。
逆に地方選なら少しくらい増減しても立憲共産から総理出ないから良いんじゃないかなとも思えて来ました。
政権維持より「歴史的成果」の方が大事のようですからね岸田さん。
今回の日韓次官級協議に係る外務省発表内容も、これまでの日韓局長協議の結果発表と同じく、見事に「率直な意見交換」と「意思疎通の継続」しか言ってないですな。
外務省が、自称元徴用工問題に関する日韓協議の進捗について、絶対に何も喋るつもりがないと宣言してるようなもんでしょう。外務省は、誰が何と言おうと情報開示は拒否するし、韓国外交部との密室協議で隠密に対応を決定するつもりでいるようですね。
外務省がここまで徹底して何も国民に説明しないのは、本当に問題だと思います。例えば、現在大きな関心ごとになっている日本の「誠意ある呼応」にしても、1月16日に韓国外交部が韓国記者団に喋ったことから明るみになったわけで、こんなことでもなければ、日本国民の知るところに至らなかったわけです。さらに外務省は、韓国から「誠意ある呼応」を求められているという話が出てきた後も、これに対してYesかNoかすら、自らの口で明らかにしておりません。
外務省がほとんど唯一、明確に否定したのは、岸田総理とユンちゃん大統領が3月に日本でWBC観戦するという話が出てきたときぐらいですが、裏を返せば、このネタ以外でメディアに流れている話は、外務省が説明しないだけで、日韓局長協議でひととおり全て俎上に載せられて議論されている可能性が高いということでしょう。外務省が何をどれだけ日本国民に隠しているのか、本当に検討もつきません。
外務省の、日本国民に隠れてコソコソと、なし崩し的に話を仕込むやり方は、日本の外交事務を担う行政機関の姿勢として、全く不適切で不適正だと思います。さらに外務省は、先日のデイリー新潮の鈴置論考でも一例が示されてましたが、対韓輸出管理の緩和について、経済産業省を差し置いて勝手に国会議員にご説明を行って話を仕込むなど、同じ国の役所さえも出し抜いて省益のための工作を行っている節もあり、こうなると最早、外務省は国の行政機関としての在り方に照らしても問題児であるという話になろうかと思います。
外務省という組織の体質自体を含めて、相当深刻な問題があると思われますので、外務省の動きについては、今後も最大限に警戒してワッチしていく必要があると思います。
匿名 さま
当方が長年にわたって積み重ねて来た外務省官僚に対する疑念・疑義を見事に書き下してくださり、我が意を得たりと膝を打つ感を憶えます。
「国を売るエリートたち」
本邦を深く蝕んでいる害悪の一部はつまりそういう人たちでしょう。どうすれば鉄槌をことができるか社会改良できるかを皆で考えてみるタイミングと拝察します。
つまりは、一切の外交交渉は否定されるべきだということですか?
外交的折衝の途中経過なりを即時にすべて公開すべしなどというのでは、外交交渉は成立しません。韓国相手だけならばまだしも、日本は外交折衝の裏側まで全部その場で公開する国だと受け取られたら、以後日本と外交交渉を行おうとする国はなくなるでしょう。
また、ここまでで明確に否定したのはWBC観戦の下りだけだというのも、ある意味当然な話でしかありません。それがWBC観戦という明らかに事実でない情報だったからです。それ以外については、今のところすべて観測記事でしかありません。観測記事に一々反応しているようでは、却って折衝上不利な状況になりかねませんので。
今回の次官級会談でも、2時間半にわたって議論したにもかかわらず、会談後、韓国側次官は韓国メディアに対して協議継続としか言えませんでした。つまり、さんざん粘ったにもかかわらず、「前向き」と解釈できる可能性が完全には否定できないかもしれない程度の発言すら、日本側から引き出せなかったということです。片言隻句でもそのような発言があれば、韓国メディアに対して「合意は目前だ」程度の発表を行っているはずです。
このことからわかるのは、少なくとも今のところ、外務省の一部に下らん譲歩を画策しているグループが存在する可能性までは否定できないものの、それは外務省としての姿勢にはなっていないということです。
外務省に対して思うところは多々ありますが、すべての情報を公開せよ、すべての折衝を公開の場でのみ行えというのは、暴論を通り越し、ただの愚論であると考えます。
別に、外交的折衝の途中経過なりを即時に「すべて」公開すべし、などと言った覚えは、自分には全くないんですけどね。
自分がおかしいと言ってるのは、外務省が韓国との協議の進捗や内容について「一切」開示しないことです。
そりゃ外交折衝の中には機微な内容が含まれることもあるんでしょうし、そんなことまでアホみたいに世間様にバラすのは外交上も得策じゃないでしょう。
自分がおかしいとい言ってるのは、韓国外交部の連中が現地マスコミに喋って明らかになったような話(例えば「誠意ある呼応」とか)でさえ、外務省がYesもNoも何も言わないことですよ。
こんな見解のすれ違いが起こるのも、自分のように「外務省のやってることは胡散臭い」と思ってる人間と、あなたのように「外務省には擁護できる余地がある」と思ってる人間のそれぞれにおいて、ものの見方にバイアスがかかってるからでしょうね。少なくとも自分は、そういう状況を理解したうえで、「外務省がやってることはおかしいぞ」という観点から、事実情報に基づいた考察を述べているだけです。
ただ、願わくば、「すべての情報を公開せよ、すべての折衝を公開の場でのみ行え」なんて話は、自分は一度も言ったことはないと思いますので、他人の言説をこういう感じでミスリードしていただきたくはないなぁと思います。
自分は、事実でないことを押し付けられるのは本当に嫌なんで。
他の国の場合はさておき、
「韓国の場合だけ」
特別扱いとして全て公開すればよいと思いますけどね。
そこで他の国と平等に扱う必要はありませんよね。
(そんなことして誰が得するの??)
「ウリのことを特別扱いしろ!」
というのが昔から韓国政府の一貫した対日姿勢ですから、特別扱いしてあげれば相手もよろこぶはずですからね。
(笑)
皮肉はサテおき少しまじめに書いておくならば、政治家や役人は、韓国との交渉は
「プロセスを公開」
しておくことだけが自分の身を守ることに直結するから、ご自身と家族のために第三者の目の前でだけ交渉を進めた方が長生きできると思いますよ。
日本や韓国のメディアがどんな「願望」を書こうとこの問題は1965年の日韓請求権協定で解決してる。
日本政府も変な期待を抱かせないよう「木で鼻を括る」対応で良い。
そもそも韓国が大法院判決を取り消さない限り国際法違反は続くし、この問題は韓国の国内問題だよ。
韓国に対する戦後処理は
すべて 1965年の日韓請求権協定で解決のはずですが 韓国の粘着と反日マスコミの結果
売春婦が慰安婦さまに 成り上がった成果があります。
協議、話し合いの場に出ること自体が 0-100理論に付き合うことになり 拒絶すべきです。
すべては 日韓請求権協定で 解決済であると 国際的に宣言し 相手にしないことです。
話し合うこと、協議することは 人の好い日本をだまして第二の河野談話を 生む可能性が高いです。
日韓併合から朝鮮韓国には 日本はいいカモになっていますからね。信頼信用のない国とは最小限のお付き合いで十分です。
外務省は韓国に騙されている自覚がないのかもしれない。
まあ予想された通りで、①本件は、韓国が一方的に起こした問題であり、韓国内で解決して欲しい②日本は何もしないとは言わないが、それは日本が一方的かつ恩恵的に行うもので、(新聞報道等でその可能性を示唆はするが)韓国と交渉するつもりはない、という方針を、日本の外務省は固守しているものと、推測します。
今後どうなっていくかの予測ですが(私はこちらの方が興味深い)、①日韓外相会議を行うも進展なし②韓国政府と被害者・原告が話し合うも、すれ違い③韓国政府が、韓国企業の寄付に基づく韓国財団による第三者弁済方針を発表(求償権の放棄は明示せず)④日本が広島サミットのゲスト国として韓国を招待⑤韓国財団が同意した被害者についてのみ、第三者弁済を実施(求償権の放棄は表明せず)となるのではないでしょうか。これだと、求償権が放棄されないので、被告企業を除く日本企業による自発的な寄付も行われず、なおかつ日韓関係も現状のまま段階的縮小が続くと思うのですが。希望的観測に引っ張られすぎかな。
それと昨日BS11の「報道ライブインサイドアウト」を見ましたが(コメンテーターは、黒田産経新聞論説委員と平井共同通信論説員)、いやあひどいものでしたね。「韓国が日本の原則を受け入れたのだから、日本も誠意ある対応をしなくてはいけない」、という「足して2で割る」議論そのものでした。加えて「ユンソンニョル政権は過去40年で最も日韓関係改善に前向きだから、この機会を逃してはいけない」とか、「次に左派政権が政権を取ったらどうなるかまで考えていたら、まとまらない」とか、あきれて物が言えませんでした。
③⑤の韓国政府が韓国財団による第三者弁済を実施しますかね?
日本側の呼応(日本の謝罪と彼らの言う戦犯企業の賠償)が無い限り実施しないのでは。
日本政府も合意文書も作る気のない(韓国政府が日韓合意で懲りた?)口先だけの韓国側に、先に譲歩できるわけもなく。
④の広島サミットは応募工案件の解決に関わらず日本側は招待するかもしれませんが、尹政権は首脳会談と見返り(日本側の譲歩)を求めるはず。文政権時の東京オリンピック訪問時の”飴寄こせ”と同様に、くれないなら行かない(朴槿恵みたいに海外視察で逃げる)になるかと。
ロシア制裁に乗り遅れた時のようにアメリカから制裁を喰らったみたいな話なら別ですが、経済的に苦しいくらいでは尹氏だろうが文氏だろうが朝鮮人である限り、自分から先に動かないでしょう。
ケンさま
ご返信ありがとうございます。
私も以前は、「報道された内容以外の日本の呼応措置はなく、韓国内の反対が強く韓国案が頓挫する」が6割、「報道された日本の呼応措置のままで、韓国政府が韓国世論を押し切る」が3割、「報道された内容に追加した呼応措置を、日本が受け入れ、韓国政府が発表する」が1割と考えていました。
でもね、思ったほど韓国内の反対運動は盛り上がっていないんですよね。あまり参考にはしたくないんですが、武藤元大使も黒田産経新聞論説委員も、収まるとの見通しを述べています。世論調査では、韓国案に反対が6割だそうですが、そもそもかの国でそのようなアンケートで、日本に有利な回答をするのは、とても勇気がいるそうで、反対が6割くらいというのは、とても”良い”数字だそうです。
でいまは、「報道された日本の呼応措置のままで、韓国政府が韓国世論を押し切る」をメインシナリオと予想しています。ユンソンニョル政権は、局長協議、次官協議、外相会議と日本と懸命に交渉する振りをしながら(内容は無い)、並行して最終的には「金が欲しい」自称被害者と交渉して、着地させようとしていると、見ています。当たって欲しいような、当たって欲しくないような、微妙な気持ちです。
>黒田産経新聞論説委員と平井共同通信論説員)、いやあひどいものでしたね。
このお二人だけでなく、松川氏や武藤氏等の発言は、ご自身のお考えもさることながら、外務省の意向をうけてのものと推測します。今後発表されるであろ「日本の誠意ある呼応」に対して、日本国民の否定的反応が和らぐように、その地ならし(プロパガンダ)の一環ではないでしょうか?
美術好きのおばさんさま
ご返信ありがとうございます。
黒田産経新聞論説委員と平井共同通信論説員はともかく、松川自民党外交部会長代理や武藤元大使の発言は、お二人とも外務省OBでもあり、ご指摘の通り、「外務省の意向をうけてのもの」と考えて良い、と私も思います。
ただそれは、(新聞で報道された内容に追加して)今後発表されるであろう「日本の誠意ある呼応」(”被告企業の財団への出資”や過去の談話を確認する以外の”日本政府ないしは日本企業の謝罪”)への地均しではなく、新聞で報道された内容(①求償権を韓国側が放棄した場合の、被告企業以外の日本企業の自発的な韓国財団への出資②過去の謝罪談話の確認)に対しても、自民党や国民に残る根強い反発を和らげようとしていると、私は見ています。
これは当たって欲しいな。そうでないと、外務省不信は一気に拡がりそう。
そも前提てえことになってる安全保障に関して
韓国は日本に何を提供してくれるのかい
北が南進したときだけ日本の援助を期待して
日本が標的になった時は何もせんだろ
それどころか一緒に牙をむく可能性もある
台湾有事にも無関心だし
最も裏切る可能性のあるやからを相手にするんじゃない
何を取り決めようとオヤビンに脅されれば
即座に小早川だ
幾度となくやらかしてきた歴史を見よ
出前で二食食べる食事会
韓国は今まで国内問題を外国の助力無しに解決する事がロクに出来ない無能だった訳ですが、尹錫悦大統領になって初めて独力で解決出来るかどうかってなった訳だから、日本は一切尹錫悦韓国に助力せず、韓国のみの力で解決させるべきだと考えますが。
「韓国は他国の助けが無いと生きていけない馬鹿の集まりだから、日本が助けてあげないと!」って感じの毒親系が松川るい議員達ですね。
今日本が韓国を助けると、韓国は今まで通り「何一つ自分達では解決出来ない馬鹿だらけで、人間ではなく奴隷・家畜として飼育される事を志向する連中の集合体」でしかないのでは?と。
黒田勝弘も松川るいも武藤正敏も韓国に関わったやつはみんな
一般の日本国民とは感覚がズレてる
一般国民から見れば売国奴にしか見えない
国内経済を崩壊させてでも増税したいとか、
国益を売り渡してでも他国との合意を図りたいとかがまかり通るのは
国益を損ねてでも省益を上げれば手柄になるのもあるのでしょうが
国益を損ねてもペナルティを課せられないのが大きい気がします
最高裁判所裁判官の国民審査のように
国民審査で辞めさせられる制度がないものかなあと思ったりします
そうすれば、国益を損ねてでも省益を~~ってスタンスに少しは歯止めがかかるんじゃないかと
ほんと ハラハラらします。
嘘捏造で謝罪と金品タカル
韓流国のインネンのようなものを
キチンと跳ね返すことができないなら
総会屋に屈した企業のような
インモラルになってしまいます。
それが稼業の韓流政府と
日本の道を左に西に踏み外した
日本のどぶサヨ方面は
日韓友好(笑)だとか正常化(?)だとか
韓流一味に過ぎないという自己申告の
主張を垂れ流してます。
世界のまともな国と手を携えて
平和を希求する日本は
そんな韓流みたいなもの(笑)を
相手にする必要などさらさらなく捨て置いて
品類の平和と発展への正しい道を歩む
ことが肝要です。
昔「自称元慰安婦」と本当のことを言ったら無限大に火病ったパヨクがいましたが、年数が経って事実が明らかになってもやはり頑なに事実を無視するのでしょうな。
「自称元徴用工」と言う二番煎じが出ても。
何で官僚や大臣(総理含む)の「腹の内」にこんなにハラハラせにゃならんのだろう?
外国からの不法行為・侵略行為を容認する・しないなどと言う重大事項の返答に
何故国会の審議・決議あるいは承認が不要なのだろう?
例えば米国だと大統領がどこかに戦闘機売る約束しても議会が拒否権を発動する。またその逆、大統領が拒否権発動する
日本はこういう仕組みに出来ないのか?
今のままじゃ仮に今回乗り切っても、また次同じハラハラ味わうことになる。
*労働者問題に関係なく、必要な合意(外務省公式発表の1.と2.)は得られるんですね。《そうなんだ!》
韓国メディアから「譲歩を得られた!」との嬉々とした発信がないってことは、無用な進展はなかったのだと思います。
初めの1時間は、安保関連のすり合わせで、追加の1時間半は労働者問題でのすり寄りだったんじゃないのだろうか?
必要な合意の後での、90分。
韓:放したくない。話してほしい。
日:話したくない。放してほしい。
・・。
堂々巡りだったんでしょうね。きっと。
> 必要な合意の後での、90分。
> 韓:放したくない。話してほしい。
> 日:話したくない。放してほしい。
座布団二枚。
条約や合意を踏み倒す国との協議というのが、内容に関わらず無駄だよな
もうこの問題の答えは出尽くしたのに、外務省は何故会うのでしょうか?
これも外務省の思いやりですか?
こんな時間があれば早くビザの復活準備や現金化に備えて、関係各省との協議と準備に没頭すべきなのに、何やっているのだろう?時間が勿体無いと思います。
ホントになんのために会っているんですかね?
強盗が盗んだものを返さない上に、怪我をさせた人にも謝りたくないが、刑務所へは入りたくない、と警察に電話をかけてきたので話を聞いて処遇を協議しているようなものでは?
「寝言を言うな、居場所はわかったからすぐに逮捕に行く」と受話器を置き、捕まえて裁判にかけ実刑(制裁)に処すのでは。