労働集約的なロシアの兵站を狙い撃ちするウクライナ軍
国際法に違反してウクライナへの侵略を続けるロシア。この国が国際法違反行為の結果、領土を拡張するなどの恩恵を得ることを、私たち日本を含めた西側諸国は、決して許してはなりません。相変わらず国際法について支離滅裂なコメントもある一方で、圧倒的多数のコメントは国際法を守ることの重要性を理解してくださっているようです。こうしたなか、肝心の戦況については、ロシア側の兵站に大きな問題が生じているようです。
目次
国際法を巡る勘違い
国際法軽視コメントには批判一色
私たちの国・日本を含め、国際法に基づく秩序を愛する諸国民の圧倒的多数は、ウクライナ戦争は国連安保理常任理事国という立場にありながら堂々と国際法を破った無法国家であるロシアが勝利を収めてしまわないかどうかを気にしているのではないでしょうか。
こうしたなか、当ウェブサイトでは長らく、「国際法秩序を尊重することは、国際社会を味方につけるうえでは必要だ」という話をしてきたつもりです。
もともとは、日本のすぐ近所にある、「二重の不法行為」――つまり、「ありもしない罪をでっち上げて日本を貶め」、「法的にいわれのないことを要求する」という国に絡めて、国際法を守ることがいかに大切か、そして国際法を守れない国と付き合うことがいかに危険かを議論してきたのです。
ただ、とても残念なことに、当ウェブサイトには最近、国際法を尊重する態度のことを、「お花畑的な発想だ」、「現実を見ていない」などとしたうえで、ウェブ主のことを「バカの極み」などと蔑むコメントがつくようになったのです(たとえば『「道徳」が国際法やルールに優先することは許されない』等参照)。
この点、当ウェブサイトでは、基本的によっぽど反社会的なものでないかぎり、どんな思想・信条を持っていても構わないと考えていますし、ウェブ主に対する侮辱行為も禁じていません(※ただし、他のコメント主、特定民族、一般人などに対する侮辱行為は許していません)。
したがって、書き込みたければお好きにどうぞ、という態度をとっているわけですが、もっと驚いたことがあるとすれば、少なくとも読者コメント欄を見ている限り、こうしたコメントに対しては批判一色であり、賛同意見が、ほぼ皆無に近い、という点でしょう。
もちろん、当ウェブサイトにて提唱している「国際法を守る態度」を巡っては、多少の温度差はあるようですが、少なくとも圧倒的多数の読者の皆さまは、「国際法」の意味を正しく理解されていることは間違いありません。
繰り返しになりますが、当ウェブサイトでは「国際法を守っていればそれで日本が侵略されない」、などと主張したことはありません。ウクライナの事例にあるとおり、自分たちが国際法を守っていようがいまいが、相手国が国際法に違反して侵略してくることもあるからです。
このあたり、国際法を否定するコメントをせっせと書き残していく方は、「核戦力などの抑止力を持て」、などとも述べていらっしゃるようですが、現在の国際社会においてどうやって日本が「核戦力」とやらを持つつもりでしょうか?核シェアリングでしょうか?戦術核でしょうか?
そこに至る具体的な道筋を示していない時点で、(この人物の言葉をそのまま使えば)「お花畑」なのはむしろその人物のコメントの方でしょう。
また、当ウェブサイトにおいてコメントを禁止・削除するのは、それ相応の理由がある場合(たとえば度重なる罵詈雑言、発信元の偽装など)です。基本的に、入力されたコメントのレベルが高い、低いなどをウェブ主が判断したうえでコメントを削除する、といったことは行っていません。
したがって、該当するコメント主様がご自身の持論を展開なさるのは自由ですが、ただ、大変残念なことに、他のコメント主様からたびたび寄せられている疑問点やツッコミにもまともに答えていない時点で、正直、当ウェブサイトにおける読者議論には耐えられないような気がしてなりません。
必要条件と十分条件の違い、そして具体的なメリット
さて、何度でも指摘しておきますが、「国際法を守る」という行為は、国際社会を味方につけるための「必要条件」であって、「十分条件」ではありません。くだんの「お花畑」的なコメントを打ち込む方は、もしかすると、このあたりを根本からまったく理解されていないのかもしれません。
(必要条件と十分条件の違いについてわからなければ、コメントを書き込む前に、どうぞ目の前の箱でお調べになってください。)
つまり、国際法をちゃんと守っていても、侵略されることはあり得ますし、そうならないためにも自衛権の発動に支障がない状態を作っておかなければならないのです。
また、普段から国際法を順守し、国際社会のルールを尊重するような態度をとっている国であれば、たとえ軍事的脅威にさらされても、国際法秩序を尊重する国々が、いずれなんらかのかたちで手を差し出してくれます。
ウクライナの場合はNATO加盟国ではないため、ウクライナ攻撃の事実だけをもってNATOが集団的自衛権条項を発動することは困難ですが、米国がいわゆる「2022年版レンドリース法」を制定しているのを筆頭に、西側諸国はウクライナ支援を積極的に行っています。
その理由も、まさにロシアが国際法秩序を無視した行動を取っているからです。
国際法を守る国vs守らない国
これに関しては繰り返しになりますが、『「早期停戦」で最も恩恵を受けるのはロシアだ=CNN』に「農民」様というコメント主の方が寄せてくださったこんな趣旨のコメントが、非常に参考になります。
「『国際法があるから大丈夫』という発想ではダメだが、ウクライナの場合は国際法や多国間の関係性をうまく利用し、大きな同盟に属していない中堅国であったとしても軍事大国を相手にかなり粘り強く抵抗し得ることを証明した」。
「西側と西側的価値観で運営される国には『国際法という建前を守りたいのなら助けなければならない』という枷をつけ、『国際法など眼中にない』国を敵側にまとめてしまった。法とは本来、こうやって利用しなければならないものだ」。
本当に、正鵠を射ているとしか言いようがありません。
じつはこの「国際法」「ルール」という原則は、西側諸国をも拘束する制約条件なのです。なぜなら、西側諸国が普段からこれらの用語を強調している以上、その西側諸国と親和性が高い価値観で運営されている国家に対しても支援せざるを得ないからです。
そして、国際法の本当の効果は、それを普段から尊重している国と軽視している国に対して現れてくるでしょう。
さしあたって、近い将来起きるかもしれない朝鮮半島危機と台湾海峡危機で、普段から国際法を順守する国が米軍などに守られ、そうでない方の国は見捨てられる、という展開があり得るかもしれません(これらの危機、本音では起きてほしくはありませんが…)。
ウクライナ事態とロシア
ロシアに対して領土拡張という恩恵が与えられてはならない
繰り返します。
国際法とは国益を守るうえでの「十分条件」ではなく「必要条件」です。先ほど紹介した支離滅裂系のコメントも、この「必要条件」と「十分条件」を混同したものであり、「農民」様のコメントは、その勘違いをわかりやすく教え諭してくれているものといえます。
このあたり、最低限、国際法や国際的ルールを普段からきちんと守っていれば、いざというときに国際社会が味方をしてくれる(かもしれない)、というものであり、なにより重要なことは、普段から国際法を守りながら、相手国が国際法を無視した振る舞いをしてきたときには、国際法をうまく利用することでしょう。
さて、現在進行形で国際法を蹂躙している無法国家といえば、その筆頭格がロシアでしょう。
そして、国際法を堂々と蹂躙した国が得をすることを許すのかどうかという意味では、現在の世界はまさに瀬戸際にあります。国際法に反した振る舞いをするロシアという国に、「領土拡張」という果実を与えないようにしなければならないのです。
ただし、ロシアという国は、北朝鮮などと異なり資源国ですし、物量自体は大変に豊富な国でもあります。現実にロシアがウクライナ戦争での損害にどの程度苦しんでいるのか(あるいは苦しんでいないのか)については、いくつかの状況証拠から推察するより方法はありません。
ロシア空軍の作戦回数から逆算して…
ところで、個人的に以前からかなり信頼している情報源のひとつがあるとしたら、それは英国防衛省がほぼ毎日公表している『インテリジェンス・アップデート』です。
これに関し、5日付のツイートによれば、ロシアのウクライナに対する出撃回数から逆算して、航空戦力にかなりの打撃が生じ、航空作戦が制約を受けているのではないか、とする分析が掲載されていました。その原文と意訳を眺めておきましょう。
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 05 December 2022
Find out more about the UK government’s response: https://t.co/pmOwk4EqC5
#StandWithUkraine pic.twitter.com/KEWi93TjT1
— Ministry of Defence (@DefenceHQ) December 5, 2022
- In recent months, the number of sorties conducted by Russian tactical combat aircraft over Ukraine has reduced significantly. Russian aircraft now probably conducts tens of missions per day, compared to a high of up to 300 per day in March 2022. (ここ数ヵ月、ウクライナ上空でロシアの戦術戦闘機が実施する出撃回数が顕著に減少している。今年3月頃には1日当たり最大300回にも達していたが、現在では1日あたり数十回程度だ。)
- Russia has now lost over 60 fixed-wing aircraft in the conflict, likely including an additional Su-24M FENCER fighter-bomber and a Su-25 FROGFOOT ground attack aircraft last week. (ロシアはこの紛争を通じ、現時点までに60機以上の固定翼機を失っており、先週はさらにSu-24M FENCER戦闘爆撃機とSu-25 FROGFOOT地上攻撃機も追加で失われたようだ。)
- The decrease in sorties is likely a result of continued high threat from Ukrainian air defences, limitations on the flying hours available to Russian aircraft, and worsening weather. (出撃回数の減少の原因は、ロシアの航空機にとって飛行可能時間が制約されていることや次第に悪化しつつある気象条件に加え、ロシア軍にとってウクライナ防空網が引き続き高い脅威と認識されていることである可能性が高い。)
- With Russia’s ground attack tactics largely reliant on visual identification and unguided munitions, the Russian air force will likely continue a low rate of ground attack operations through the poor winter weather. (ロシアの地上攻撃戦術は目視確認と無誘導弾に大きく依存しているため、冬の悪天候の中、ロシア空軍による地上攻撃作戦は低調に推移しそうだ。)
ロシアの航空機といえば、西側諸国からリースされていた民間航空機で、いわゆる「共食い整備」が生じている、などとする話題を思い出しますが(『対ロシア制裁:見えてきた航空機「共食い整備」の影響』等参照)、運用機においても運用にはそれなりの制約が生じているというのは、なかなかに興味深い話題です。
ロシアの鉄道輸送を突くウクライナの兵站攻撃
そして、そのロシアが兵站を極端に軽視しているらしい、とする話題についても以前からしばしば取り上げてきましたが、これに関しては同じく『インテリジェンス・アップデート』の先週金曜日付のツイートも参考になります。
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 02 December 2022
Find out more about the UK government’s response: https://t.co/IsEXJk3R7s
#StandWithUkraine pic.twitter.com/ErKU7j9pVp
— Ministry of Defence (@DefenceHQ) December 2, 2022
- Russia’s withdrawal from the west bank of the Dnipro River last month has provided the Ukrainian Armed Forces with opportunities to strike additional Russian logistics nodes and lines of communication. (ロシアが先月ドニプロ川西岸から撤退したことで、ウクライナ軍としては、ロシアの物流拠点や通信網に対し、追加的な攻撃を加える好機を得た。)
- This threat has highly likely prompted Russian logisticians to relocate supply nodes, including rail transfer points, further south and east. (この脅威により、ロシアの物流責任者は、鉄道の中継地などを含めた供給拠点を、さらに南や東に移動せざるを得なくなった可能性が高い。)
- Russian logistics units will need to conduct extra labour-intensive loading and unloading from rail to road transport. Road moves will subsequently still be vulnerable to Ukrainian artillery as they move on to supply Russian forward defensive positions. (ロシアの物流部隊は依然として、鉄道から道路に物資を積み替えるなどに際し、労働集約的な作業を要している。しかし、ロシアの前方防衛拠点に物資を運搬するに際し、道路輸送は依然としてウクライナの砲撃に対して脆弱であり続けている。)
- Russia’s shortage of munitions (exacerbated by these logistics challenges) is likely one of the main factors currently limiting Russia’s potential to restart effective, large scale offensive ground operations. (ロシアの軍需品不足はこれらの兵站上の問題によりさらに悪化しており、このことはロシアが現時点で効果的で大規模な攻撃的地上作戦を再開する可能性を制限している主な要因のひとつであると考えられる。)
つまり、鉄道輸送と道路輸送を組み合わせた兵站の脆弱性が、ロシア軍の行動を大きく制限している、という可能性です。
ロシア軍が物資の運搬を空路ではなく鉄道に依存しているというのは、以前からかなり知られていた話ではありますが、ロシア軍の支配地域が徐々に狭まるなかで、最前線まで鉄道で物資を送り届けることができなくなってしまっているという事情とも密接に関わっているのでしょう。
ロシアの敗北を期待する
このあたり、現時点であまり楽観的な見通しを立てるべきではないとのお叱りがあることは承知していますが、敢えて「楽観シナリオ」を申し上げるなら、ロシア軍はこの冬、兵站の問題で戦線をかなり後退せざるを得なくなるかもしれません。
結局のところ、ドニプロ川西岸を放棄せざるを得なくなった事情も兵站の問題にあったとされていますが、ウクライナが鉄道輸送の結節点をHIMARSなどで射程に収めるなかで、輸送を鉄道に依存しているロシアの兵站は、おそらくはかなり圧迫されているのです。
これに加えて10月、ウラジミル・プーチン大統領の誕生日に合わせるかのように、ケルチ海峡にかかるクリミア大橋が爆発・炎上(『「プーチン誕生日祝い」?クリミアで大橋が爆発し炎上』等参照)したことで、ロシア軍は前線に安全に物資を供給することにも支障を来していると考えられます。
ウクライナがクリミア半島まで奪還し得るかどうかは若干微妙ですが、秋以降も北東部のハルキウ、イジューム、南部のヘルソンなどを、ウクライナ側が順調に奪還しつつあることを踏まえれば、次はドンバスあたりを奪還するのも現実的な目標として視野に入っているのかもしれません。
The illegal and unprovoked invasion of Ukraine is continuing.
The map below is the latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 05 December 2022
Find out more about the UK government’s response: https://t.co/FN3esDX9UZ
🇺🇦 #StandWithUkraine 🇺🇦 pic.twitter.com/HuEZWXCxOI
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) December 5, 2022
いずれにせよ、悲惨な戦争でウクライナで多くの方々が辛い思いをされているなか、私たちの国の日本政府もウクライナの復旧・復興に全力で支援をしていただきたいと思いますし、また、ロシアの敗北が国際法を重視するわが日本にとっても大きな国益であることは言うまでもない話でもあるのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私はここで玉川と同じことをやっている。
角度を付けて意図的に確信犯的に炎上させる。
その結果、注目を集めて大きく拡散していく。
そして批判を集め記事が複眼的、重層的になる。
私が玉川ならサイト主は羽鳥だw
私がすべて悪役を引き受けサイト主はすべて善玉を引き受ける。
これはこれでwin-winではないか?
>近い将来起きるかもしれない朝鮮半島危機と台湾海峡危機で、普段から国際法を順守する国が米軍などに守られ、そうでない方の国は見捨てられる、という展開があり得るかもしれません
まったく逆で「台湾には出兵しない」「朝鮮半島には出兵しない」の一言で国際法を守る国こそが見殺しとなるだろう。(ああ、また炎上しそうだw)
Win-win?本当に?誰も味方してくれず、賛同してくれず、勝ち目がなくなったので
「実は悪役をやってあげているのです」と言いだした様に見えますが……
そんな事をしなくても「礼儀正しく」”国際法を守るだけではダメ。
いざという時の核兵器開発の為に、まずは日本人の核アレルギーを治さないと。
その為にはとりあえず原発への誤解やデマを取り除く事から……”と言った風に
主張していけば敵意ではなく敬意や好意を向けられたのでは?
つまり…
注目されたいんですね?
玉川氏ではなく、へずまりゅうでは?
そのうちリアルで注目されたいからって、犯罪予告とか犯罪とかしちゃダメでちゅよw
…などと意味不明な供述を繰り返しており。
記事ではウクライナをNATOやアメリカが支援していることを論拠として、「有事の際に国際法を守らない国が見捨てられる」可能性を示唆されている訳です。(どちらかと言えば「国際法を遵守する国を支援せざるを得ない」という点が重要でしょうか)
に、対して
> まったく逆で「台湾には出兵しない」「朝鮮半島には出兵しない」の一言で国際法を守る国こそが見殺しとなるだろう。
ここに至る論拠が全くなく、まさにただの逆張りにしか見えないのです。
組み立てているロジックの浅さ、軽さが透けて見えてしまい、そこがサイト主様の言うところの「議論に耐え得ない」ポイントなのだろうかと。
その軽さたるや水に浮かぶ油の様で、誰かが一生懸命混ぜれば一時は混ざるもののまたすぐ分離して浮いていってしまうでしょう。
ご自身の行為に重みを持たせるのではなく、ご自身の意見に重みを持たせるべきではないでしょうか。
コメント欄汚し失礼致しました。
ロシア兵力を削ぐ戦略の一環として Tu-95 が破壊されたのだそうです。ミサイルを空中発射してくる凶悪な戦略爆撃機です。ほんのつい最近日本の近くでもこれ見よがしに飛んでました。ロシアの軍事力をくじく戦闘を継続しないといけません。極東にはまだたくさん残っているらしいです。
>ミサイルを空中発射してくる凶悪な戦略爆撃機
なんだかこれだけ読むとミサイルを発射することが特別な凄いことのように感じるけど
たとえば自衛隊の戦闘機
(ちなみに自衛隊は対地・対艦攻撃機も「戦闘機」と呼んでいる)で
ミサイルを搭載できないものは無いですよ。
海自P-1「わても対艦ミサイル運用できまっせ~」
>日本の近く
これも気になったので突っ込んでおきます。
「近く」ではなく領空内に侵入したため空自機がスクランブルをおこなっていますよ。
射程150kmのGLSDB弾(滑空弾)のウクライナへの供与検討が話題になっていますね。HIMARSの供与中の弾の倍の射程、ATACMSの半分です。
おそらく供与するんでしょう。
ミサイルPFとして航続距離、搭載量、運用思想からも凶悪な戦略爆撃機の破壊も進むといいですが、まあ、これは奥地に避難するだけかな。
「アイツらベラルーシの領空内から射ってきよるんですわ」
「ほならルカ禿もーちょい締め上げなアカンか?」
「…また髪の話してる」
GLSDB のプロモーションビデオ、よくできてますね。特に航跡の表現が(というコメントがついてました)
やまいぬが昔から考えているのが
「オカルトは主観、科学は客観でありこのふたつは等価値である。
とはいえ主観である以上オカルトを他者に強制することはできない。」というもの
明治天皇を神と信じて明治神宮を参拝するのは個々の自由だが
天皇が神であることを他者に強制してはいけないということです。
何が言いたいのかというと
「道徳と法」の関係はこの「オカルトと科学」の関係と同じで
等価値ではないかということです。
ロシアのミサイルが尽きる尽きると言われている割に続いているのには驚きを通り越して呆れています。
その一方でロシアでは肉類や塩、日用品に引換券を導入しようとしているという話があり、順調にソ連に戻りつつあるようです。
問題はウクライナが全領土を取り返しても、核もミサイルもあるロシアは周辺国にとって脅威であり続けること。
これは頭が痛いです。
ロシアに(=ソビエトに)頭が痛いのは70年前から変わらないのでは?
西側にとってはウクライナという比較的にマシな人たちが緩衝地帯になってくれたので、改善の方向かと。
今犠牲になっている方々に無神経では?
ウクライナ戦争についての個人的なイメージですが、
「あさま山荘の中で内ゲバが始まった」
「比較的にハト派なゼレンスキー派が粛清されないように、警官隊が外から武器を差し入れしてる」
おっしゃる通りで、僕はあさま山荘の中の人たちにはあんまり同情してませんから、無神経かもわからんですね。
強いて言えば、最初の半年は沈黙してたけど秋になってゼレンスキーもウクライナ議会も
「北方領土は日本のものだ」
と公式にコメントし始めたから、人情ではなくてゼニの話としてウクライナ側を勝たせることは日本の利益になるかと思っています。
Russia Beyond サイトが先日また目に触れてしまい内容のあまりの面白さにのめりこんでしまいそうな自分を発見して驚いています。時間の経つのを忘れてしまいそう。
昨日12月5日付け記事は
『ソ連の労働者が台湾の総統に:高度経済成長を成し遂げた蒋経国の数奇な運命』
でした。
クリミア大橋の車両通行が復旧しつつある様子。
https://www.ukrinform.jp/
しぶとくてうんざりします…。
Ukrinform ウクライナのマルチメディア報道プラットフォームなんですが、記事 URL がなぜか中国語です。ユニークに区別できればいいということででたらめな文字列が書き記されている、すなわち Made in China 製品にまれにみられる謎日本語注意書きのようなものなのか(機械翻訳すると分けわかめ)それともいったん中国語になっていた記事を再翻訳しているのか。中国語に詳しいかに分析判断を聞かせて欲しいものです。
日本人記者がいるから聞いてみては?
その方が日本語の記事は書いてると思いますよ。
ウクライナ情報はTwitterの方が情報収集しやすいし、ここで聞くまでもなく質問できます。
私は中国urlの件には興味がないのでしませんが。
amazonのカスタマーQ&Aで仕様を知ってる人への質問に、
「メーカーに問い合わせてください」
と無意味な回答をする御仁が多いのを思い出しました。
最近はROM専になっていたので、久しぶりの投稿です。
Ukrinform ウクライナのマルチメディア報道プラットフォームのURLですが、中国語はみあたりませんでした。たまたま表示されたのでしょうかね?
素人考えですが、既に季節は極寒の冬に入っており、常識的には両軍とも大規模な作戦は取りづらく、来年2月頃までは膠着状態になるような気がします。
「補給路を断つ」で思い出したのがロシア国内から撤退したマクドを引き継いだ偽マクドの評判がまずいとのことで国民にそっぽを向かれつつあるというニューズです。継承したレシピが不完全なのか経済状況により良質な原材料が手に入らないのかは分かりませんが、日本の戦時中に清酒を作るのにアルコールを混ぜたようなことをしているのかと想像してしまいます(もっとも、以来今でもアルコールは混ぜられていますが)。 そのうちメチルアルコールを混ぜたバクダン・ウォッカが闇市に登場するかも。
地べた固まって天気悪いから機甲師団はらしょーに…
といってもイマドキは衛星有るし、そもロシアに投入可能な走行兵力がどんくらいあるか? っすかね??
最近PCの調子が悪くてググり時間が減ってますが・・・
JSF氏の論考で紹介されていた英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の報告書(予備的戦訓)が興味深かったので。
キーウを守りきったときにジャベリンの活躍が宣伝されていましたが、実際の主役は砲兵だったのだそうです。従来型の数撃つ砲(榴弾砲とロケット弾)がなければキーウ侵攻を止められなかった可能性が高かったそうです。
キーウ防衛が薄氷を踏む戦いだったことが伝わります。
他には、ドローンの消耗率が高かったそうですが、今後は消耗品としての多数のドローンも必須になっていくのでしょうね。
元ネタの報告書には、化けの皮が剥がれたロシア軍にも言及があります。
JSF氏:キーウ陥落を防いだ原動力はジャベリン対戦車ミサイルではなく2個砲兵旅団の全力砲撃
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20221205-00326944
RUSIの元ネタ
https://rusi.org/explore-our-research/publications/special-resources/preliminary-lessons-conventional-warfighting-russias-invasion-ukraine-february-july-2022
RUSI の当該ページは Executive Summary で、本来の報告書はこちらです。
表紙込みで 69 ページもあります。
https://static.rusi.org/359-SR-Ukraine-Preliminary-Lessons-Feb-July-2022-web-final.pdf
読売新聞はこれを 2022-12-5 06:34 公開記事で以下のように取り上げています。JSF のほうが速いですね。
『ウクライナを「10日間で掌握」「8月までに併合」…ロシアの当初計画を英研究所が分析』
RUSI報告、ありがたいです。
特に英国とNATOへの教訓でまとめられていることが。
RAFと英海軍への教訓は航自と海自に当てはまる。
・分散は生存可能性を高める。
・備蓄が重要。
・戦場認識にUASとCUASが不可欠。主たるCUASは電子戦。「イギリス海軍にとって、CUASは機動部隊の保護を超えて活動する船舶を保護するために重要です。RAFにとって、防空に貢献するためにUASを見つけるためのルックダウンセンシングの提供は重要です」
・精密誘導兵器は兵たんへの負担を軽減するが電子妨害に弱い。敵の電子妨害のわずかな隙を衝いて火力を投射する訓練をしておく必要がある。
・「戦術レベルでの複数のセンサーの階層化」は常識。分散、移動、堅固な陣地が生存可能性を高めるが、有効な条件下で火力を集中できる機動力、連携能力が必要。
少なくとも防衛予算に関わる議員は読んでほしいですね。
今回は7月までの報告だけど、次は海上ドローンの話も出てくるかな。
(ところでベレンコ中尉の時もルックダウン能力が問題になったけど、今はどうなってるんだろ)。
おまけ:
電子妨害側有利になる可能性も気にしているところが興味深い。
戦場をはいかいする無数のECMドローンが(ミノフスキー粒子よろしく)有視界戦闘を促すかもしれない。
それでも慣性誘導ミサイルや(AI画像認識で)光学追尾ミサイルは飛んで来るだろうけど。
また分散と機動集中が重要ということは、戦術単位が機動力を持った兵士一人ひとりにまで小さくなるかもしれない。
すわモビルスーツいやパワードスーツやっぱマシントルーパーからのアーマードトルーパー! っすか!?
バリアブルマシン、
タクティカルアーマー、
最後はモスピーダか?
財務省なんか、「ジャベリンあれば戦車いらなくね?」なんて文書を流布してましたよ。酷い役所です。
>また分散と機動集中が重要ということは、戦術単位が機動力を持った兵士一人ひとりにまで小さくなるかもしれない。
米軍が末端の歩兵一人一人に戦場認識ヘルメットを含んだシステムを装備させる計画の記事を読んだことがあります。どこだったか思い出せないですが。
警察専用モデルレーバーことパトレーバーをして特車2課を発足するほかありません。パトレーバー開発にあっては製造業界のみなさまは「働き手がいないから」とピント外れなコスト削減などのために大連・深圳などに間違ってもオフショアしたりしないよう厳重通告したいと考えます(棒読み)
ここからは仮定の話ですが。
もしウクライナがロシア軍を国境の外まで押し出したとして、それでもロシアが戦闘をやめなかった場合どうするのか?
ウクライナがロシア領内への攻撃するのは正しいのかどうか?
停戦とはどの様にするのか。
自分はもしロシアが停戦を求めるなら核放棄とロシア分割が条件になると思います。
それは戦争をやめたからと、今迄と同じ様に付き合えるかといえば無理だからです。
もちろん停戦後ロシアの体力が回復したらまたウクライナ侵略が始まる可能性大です。
それはG7もわかってるので、核放棄と分割は譲れないし、ロシアはのめないでしょう。
故にロシアは大きな北朝鮮となるのではないか。
そして、一度も文明を実感してない北と違いロシアはマクドの味を知っています。
北と同じ生活に耐えられるかどうか。
そして、これは 国際法を守らないとどうなるかと中国に知らしめる効果もあります。
今中国は国際法を守らなくともなぁなあで済まされてます。
それが中国の慢心を招いたともいえます。
故にロシアはなあなあで終わらせないと核を使わせない微妙な綱渡りで追い詰める様な気がします。
マッカーサーが38度線から奥へ北上進撃していったときの、世論のジレンマみたいですね。
>もしウクライナがロシア軍を国境の外まで押し出したとして、それでもロシアが戦闘をやめなかった場合どうするのか?
ウクライナ軍に戦術的常識があれば、その時点で防御に転移します。国境沿いの重要な地点に陣地を構築し、以後ロシア軍の攻撃を撃退できるようにします。
露の兵站問題は、第二次大戦の独軍の
兵站の失敗問題をそのまま踏襲しているようにみえる。
独は鉄道輸送を中心とし、中間補給基地から先端部隊近接の
補給基地に物資を送ろうとしたが、輸送力問題(トラックが少ない・
トラックの製造国が独・仏等と多く部品のやりくりがしずらい)
から、先端の部隊に満足に補給できなかった。
露の西への進撃の輸送問題は、米国レンドリースによる多量の
トラックを使用する事による。
さて、プーチンが待ちに待った冬になったという事は
第二次大戦のモスクワ攻防戦を思い出す事になる。
モスクワを防御する為、シベリアに駐留していた部隊の
大半をモスクワ攻防戦に使用した話である。
それも12月5日からである。
何故、シベリア・モンゴルに駐留していた部隊の大半を
モスクワに移動させる事ができたかといえば、朝日新聞の
協力を得て、日本軍が南方を目指す事が確定できたからです。
となると、現在露・中が日本領土近くを軍用機が仲良く
飛行していた問題や北国がミサイル等を乱発している事情が
よく解る。 シベリアに駐留している露部隊の大半がカラッポ。
日米が極東で第二戦線を開くのではないかと考えているから、
それを中・北が一時的でも阻止してくれるだろうという思い?
サイト主が仰った「「道徳」は「法」や「ルール」を上回ることはありませんし、上回ってもならないのです。」の理由は記事本文に書いてあるのですが、まあ読んでないんでしょうね。
要するに人の話を聞かない人なのでしょう。
「道徳」の拘束力は「法」を超えて人間の本性の深いところにまで入り込んでいるものです。
それが故に、「道徳」は自己を正当化したり、美化するために、いつでも悪用されうることをサイト主は記事で説いているはずなんですが、管制官の要請を復唱できない航空学校の生徒のように、聞いていないのでしょう。
そう言えば、サイト主がかつて従事していらっしゃった監査(Audit)の語源は、ラテン語のAudi(聞く)ですから、人の話を聞かない人は読者の対象外なのかもしれませんね。
いつ、いかなる時も国際法を遵守していると、こんなこともあります。
たった一人の、たった一人の男が、57人の日本人と共に、日本に対する欧米人の評価を変え、日本を救うことになりました。
柴五郎の生涯
https://www.youtube.com/watch?v=_gEyvCDAWM4