鈴置論考「ガラガラの韓国国会ゼレンスキー演説会場」
待望の鈴置論考が出て来ました。今回の論考はウクライナ大統領のオンライン演説会場が、なぜガラガラのスカスカだったのか、という点を手掛かりに、韓国社会のかなり本質的なところに斬り込む、いつにもまして読みごたえがある秀逸なものです。個人的には1人でも多くの方に読んでいただきたいと思う記事でもあります。
目次
日経編集委員の方の「?」な論考
昨日の『韓国の約束破り無視する「関係改善論」=日経編集委員』では、「天下の」日経新聞のとある編集委員の方が執筆した「論考」をもとに、その編集委員の方が考える日韓関係「改善」論の概要について取り上げてみました。
あまり厳しいことは言いたくないのですが、正直、「視野狭窄」という気がしてなりません。
日本にとって韓国との関係が、地理的・歴史的に、見て外交・安全保障面で重視されてきたことは事実でしょうし、また、在韓米軍は在日米軍と事実上一体で機能しているため、米国の目からすれば、日韓関係がある程度円滑に機能することへの期待があることは間違いありません。
ただ、それと同時に、国家間の条約を反故にしかねない自称元徴用工問題、国家間の約束や国際法を踏みにじる自称元慰安婦問題、明確な侵略である竹島不法占拠問題を含め、日韓間の諸懸案は、すべて韓国が作り出したものです。
これらのウソに対し、毅然と対処して来なかったという点で、歴代日本政府の側にも帰責性がゼロだと申し上げるつもりはありませんが、少なくとも「根本の原因」を作っているのが韓国の側である以上、「日韓双方が歩み寄って関係改善」、などは非現実的な話と言わざるを得ません。
日経「元」編集委員の論考はレベルが違う
ただ、ちょうどタイミングよく、同じ「編集委員」でも、「元」が付く方の人物が執筆した論考が、昨日公表されています。
韓国人はなぜ「ウクライナ」に冷たいのか ゼレンスキー演説を聴いたのは国会議員の2割
ウクライナに対する韓国の冷淡さが際立つ。ゼレンスキー大統領は韓国国会でもロシアの侵略を非難したが、このオンライン演説を傍聴した議員は2割弱に留まった。起立しての拍手もなかった。韓国観察者の鈴置高史氏が「異質性」を読み解く。<<…続きを読む>>
―――2022/04/18付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
こちらの記事は、日本を代表する優れた韓国観察者であって、日本経済新聞社元編集委員でもある鈴置高史氏が執筆したものです。
今回は6000文字を超え、ウェブページでも5ページにまたがる長文ですが、いつもの韓国論に加えてタイムリーな「ウクライナ問題」という視点が入っているためか、普段にもまして、あっという間に読めてしまいます。
このあたり、当ウェブサイトで鈴置氏を紹介する際、最近では極力「元日本経済新聞社編集委員の」と呼称しない理由も、やはりあまりにも論考のレベルが違い過ぎるためです。優れたジャーナリストは多々存在しますが、あはり鈴置氏は別格ではないでしょうか。
(※どうでも良い余談ですが、鈴置氏は自身を「韓国観察者」と名乗っているものの、鈴置論考を読めば日本や世界の動きがわかることもあるため、鈴置氏は正確には「優れた日本観察者」であり、「優れた世界観察者」ではないか、などと感じているのは、ここだけの話です。)
ガラガラの演説会場は「ロシアと対決する覚悟のなさ」の象徴
さて、今回の鈴置論考で取り上げられているのは、例の「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領による韓国国会でのウェブ演説」です。
これについては当ウェブサイトの『ウクライナ大統領演説や安保の立場で対照的すぎる日韓』などでも取り上げたとおり、韓国の側から要請して実現したものであるにも関わらず、出席した議員は全体の20%程度に過ぎず、演説会場がガラガラだったという点が印象的でした。
ちなみに、こうした状況を受けて、韓国国会演説の様子に関するツイートを引用するかたちで、ロシア極東連邦大学のアルチョーム・ルーキン教授が「日本を部分的な例外として、アジアはウクライナ情勢に関心がない」とツイートしたというのも、大変に印象的でもあります。
Another sign Asia doesn’t care much about Ukraine. Japan is a partial exception. https://t.co/g7Mb3EZClU
— Artyom Lukin (@ArtyomLukin) April 12, 2022
いずれにせよ、ロシアによる現在進行形の侵略を受けていて、それに果敢に立ち向かっているウクライナに対し、韓国の国会議員は非常に冷淡に見えます。
では、なぜそうなのでしょうか?
鈴置氏はいきなり、こんなことを述べます。
「――なぜ、韓国人はウクライナに冷淡なのでしょうか。
鈴置:ロシアと敵対する覚悟がないからです」。
…。
まさに、「一蹴」という表現が似合います。ロシアの侵略に現在進行形で立ち向かっているウクライナとは対照的です。
韓国は自由・民主主義国家のはずだが…
ただ、鈴置氏がこのように言い切ってしまうことに対し、即座に疑問がいくつか浮かびます。
そもそも韓国は公正で民主的な選挙により大統領が決定される国ですし、報道の自由も(いちおうは)存在しています。その意味では、(少なくとも見た目は)日本や米国と同じ「自由・民主主義国家」であるはずです。
これに加えて本来、韓国という国にとって、ロシアの前身であるソ連は一貫して安保上の脅威だったはずですし、1983年には樺太上空で大韓航空機がソ連の戦闘機に撃墜される事件も発生しています。また、ロシアの蛮行を許せば、中国による台湾侵攻を誘発しかねません。
このように考えれば、韓国も自由・民主主義の恩恵を受けて発展してきた国ですので、ロシアの蛮行に立ち向かうウクライナに対して強い支援を申し出るのが当然ではないか、などと私たちは考えてしまいます(※日本の場合、武器禁輸原則などもあるため、ウクライナへの武器提供が難しい、という事情はありますが…)。
そのあたりはどうなのでしょうか?
これに対する鈴置氏の回答が、これです。
「鈴置:それは日本人の発想です。韓国人は、中国を念頭にロシア批判に乗り出せば中国も敵にする、と考えるのです。台湾への侵攻を牽制するよりも、中国に嫌われないことの方がはるかに重要なのです。韓国は中国との戦争にも勝ったことはありません。新羅と唐の戦いでは『勝った』ことになっていますが」。
…。
非常に残念ながら、この鈴置氏の分析は、韓国の行動をドンピシャリと言い当ててしまっています。ゼレンスキー大統領の演説を自分から依頼しておきながら、参加した国会議員が定数300議席のうち50~60人程度にとどまったというのも、本質はここにあるのでしょう。
ただ、それよりも注目しておきたいのが、こんな記述です。
「鈴置:世界も『韓国の異質さ』に気付きました。米国は対ロシア制裁に加わろうとしない韓国を罵倒しました。国務省が所管するVOA(Voice of America)を通じ、『同盟国の中で唯一米国と行動を共にしない国』『恩知らずで愚かな国』と名指しで非難したのです(「中国が早くも『尹錫悦叩き』、米国は『なんちゃって親米はやめろ』」参照)」。
これは、鈴置氏が以前からときどき言及する、「尹錫悦政権になったら韓国は外交姿勢を変えるかどうか」という論点とも関わってきます。
「鈴置:米政府は楽観していません。3月19日、Quadへのオブザーバー参加を拒絶しました。それは尹錫悦次期政権が『米国回帰』の証として打ち出した目玉政策です。本気で米国側に立つ覚悟がない韓国を、米国は日米豪印の対中包囲網たるQuadに入れるつもりはないのです」。
このあたりは、非常に気になる指摘です。
この点、日本経済新聞社の現在の編集委員の方は、「5月の韓国大統領就任式や、日米とオーストラリア、インドによる枠組み『Quad(クアッド)』で日韓首脳が並び立つウルトラCがあってもよい」、などと主張なさっていますが、この方が鈴置論考をまったくお読みになられていない証拠なのでしょう。
WPのインタビューは「口頭試問」
さて、そんな鈴置論考の最も重要な指摘のひとつが、「WPの口頭試問」です。
「ワシントンポスト(WP)が当選後の尹錫悦氏にインタビューしましたが、やはり『腰の入らない韓国』にスポットを当てました。記者は『Quadの既存メンバーは、経済面で対中依存度の高い韓国を信頼できるパトナーと見なせるのか……』と聞いています」。
鈴置論考からの孫引きですが、WPは次のような質問を、尹錫悦氏に投げかけたそうです。
You want South Korea to join the Quad, which is a grouping to counter China’s rise. But South Korea is still heavily dependent on China economically, and of course it also has North Korea to think about.
Given these circumstances, why should Quad members view South Korea as a credible partner and a potential new member? And how can South Korea diversify its economy so that it is less dependent on China?
すなわち、韓国が「クアッド」入りを希望するなかで、韓国が中国に経済的に依存しているなどの状況で、クアッドのパートナー諸国をどうやって信頼させるつもりか、あるいは経済の対中依存度を減らすためにできることがあるのかどうかと尋ねられ、尹錫悦氏はこう答えたのだそうです。
South Korea can coexist between these economic and political issues when it comes to China and the United States.
すなわち、「政治と経済、米国と中国は共存できる」、という回答です。
これに対しWPは、THAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の配備問題を引き合いにし、「あなたがおっしゃる『政経分離』に現実性はあるのか」と問いただした、というのが鈴置氏の着眼点です。
「これはWPのインタビューというより、米政府による尹錫悦次期大統領への『口頭試問』です。なお、WPはウクライナに対する武器供与をするつもりはないかとも聞きましたが、尹錫悦氏は『様々な障害』を理由に拒否しました」。
皆まで言われなくてもわかります。
尹錫悦氏は「口頭試問」におそらく落第した可能性が濃厚、というわけです。
日本政府はくれぐれも慎重な対応を!
それでは韓国にとって民主主義とは、あるいは民主化とはいったい何だったのか――。
このあたりに対する鈴置氏なりの回答については、あえて当ウェブサイトでは引用しませんので、是非とも鈴置論考を直接お読みくださると幸いです。
そして、個人的には、そのような相手を、日本が外交・安全保障のパートナーとみなして良いものかどうかは、何かと謎だと思ってしまいますし、日韓関係「改善」を巡っては、日本政府にはくれぐれも慎重に対応していただきたいと思う次第です。
(※なお、今回の鈴置論考に刺激されるかたちで、昨日の『政策協議団来日なら日韓関係が却ってこじれる可能性も』でも触れた「日韓関係改善チーム」に関しては、また別途紹介したい話題が出て来ましたので、これについてはできれば本日中に別稿にて取り上げたいと思う次第です。)
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
朝鮮は歴史上の大半を周辺大国の属国として過ごし、そこから
自力で独立したり、侵略を撃退したといった経験を殆ど持たない国。
彼らは、大国が小国を支配する力の論理に対する抵抗感が少ない
というか、どうにもならない世の理として受け入れている節がある。
鈴置氏の過去の連載でも、覇権国家としての姿勢を露わにしつつあった
頃の中国にどう対峙するか聞いたところ、韓国人達は自分達では
どうしようもない事と考え無関心だったという。
ひょっとしたら、ウクライナの事も、大国に逆らう愚か者としか
思っていないかもしれない。
朝鮮の大統領や国王は、大国の侵略の際に、しばしば国と民衆を
見捨てて一目散に逃げ出してきた。
ゼレンスキー大統領のように前線に残って国民を鼓舞し、外国に
支援を求めるリーダーや、強大な侵略者に団結して立ち向かう
ウクライナ国民の事は、理解も共感も出来ないのではないか。
(何の実績も残さずいつのまにか里帰りしてコロナにかかりもう二度と日本に戻らないクソのような)韓国大使と違って、米国大使のエマニュエル氏、その活躍ぶりを応援していましたが、実は、大使館SNSに「日米韓3国の協力が大事」と3人の制服組写真@グアムを載せていて苦々しく思っていました。が、その写真、いつのまにか消えており、トップには下記の高市さんとのツーショット写真が掲載されていました。彼は、日本のクズマスコミの百倍は日本のことを勉強し、日本のために行動しているようです。
https://pbs.twimg.com/media/FQmx-r0VEAAftAa?format=jpg&name=small
バツ:日本のため
マル:アメリカ合衆国のため
彼の行動が結果として自利利他として日本に利をもたらしている、
或いはアメリカの国益のため同盟国たる日本の国益に寄与する行動を…
と考えておいたほうがヨイかと
口頭試問の流儀を思い出せば、そうとう厳しく問い詰められているとしかいいようがありません。抜き身のナイフを喉元にあてられているようなものですから。
・Given these circumstances (分かっているだろうがとの念押し)
・why … and how …
正しい回答法は『because』で始めて弁明し、続けて『I will / I do』で意思表明・方針表明をより簡潔に述べるというものです。相手は落とすつもりで訊いているので、しどろもどろになったり説得不能なことしか言えなかったら、ゴミ箱行きです。
ルーキン教授の言葉を受けてではないが、アメリカの同盟国であり
自由と人権と法の秩序を尊重する西側陣営の一員という現行の路線を
続ける限り、日本は21世紀になってそれなりに時間が経った今でも
脱亜入欧路線で行くしかないのだろうな。
アジアの大半の国は、価値観が余りにも違い過ぎて、建前を一致させる
事すら容易でない。
>アジアの大半の国は、価値観が余りにも違い過ぎて、
>建前を一致させる事すら容易でない。
同感です。
更に、韓国との場合では「レーダー照射事件」や「半導体関連技術の輸出管理強化」で赤裸々になったように「現状認識」さえも共有できませんしね。
>アジアの大半の国は、価値観が余りにも違い過ぎて、
>建前を一致させる事すら容易でない。
同感です。
更に、韓国との場合では「レーダー照射事件」や「半導体関連技術の輸出管理強化」で赤裸々になったように「現状認識」さえも共有できませんしね。
鈴置:そうです。韓国人は自分の「見栄」さえ満足できれば、ウクライナがどうなろうと構わないのです。
なによりも見栄を重視するところ、悪い意味での貴族的価値観を連想します。
高貴なる義務などの価値観とは無縁だなぁと。
クロワッサン様
いやはや、今回の鈴置論考の末尾、この一文にはさすがに驚きました。特定の個人に対してではなく国民、民族全体に対する最大限の侮蔑の表明じゃないですか!
アチラの知識層の中には、鈴置氏の『半島を読む』シリーズの読者も一定数いると思うのですが、共感するにせよ、反発するにせよ、これを読んでその人達に何らかのアクションを起こす動きが出てこないとなれば、まあせっかくの鈴置氏の苦言も、アチラにとっては「良薬口に苦し」ならぬ、「馬鹿に付ける薬はない」ってことにしかならないですね。
韓国人の特殊性を十分に分かっているつもりだった鈴置氏にしても、
今回の件に関しては素直に韓国と韓国人への蔑視の感情に囚われる
くらいの事だったのかもしれない。
こういう見苦しく非常識で異常な事をするのは世界でも韓国くらいしか
無いのでは?という気がする。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210726-OYT1T50319/
伊江太 さん
鈴置氏には侮蔑の感情は無いと思います。
《韓国観察者》として、韓国を最も客観的かつ事実に即した言葉で語るにあたり、たまたま当てはまったのがその表現だったのではないかと。
鈴置氏からすると、最早そのような感情を抱くことすら無駄とか無意味に思える存在になってる可能性もありますし。
韓国国民の「倫理観と思いやり」にもメスを入れて欲しかった。
韓国は国を挙げて日韓併合前後に起こった「日本の韓国に対する極悪非道な侵略との非人間的な占領政策」についておもに彼等の集団的な妄想と讒言に満ちた記憶をもとに世界に向かって糾弾していますが、その妄想より遥かに残虐な侵略が現在進行形で進行しているのに基本的に無関心で、この侵略の影響が韓国の経済に与える悪影響を心配するのみのようですが、そこに言及して欲しかった。
朝鮮戦争で真っ先に逃げ出した李承晩と
ウクライナ侵攻でキーウに踏みとどまったゼレンスキー大統領とでは
最早民族として戦う気概が異なるということなのでしょうね。
南北朝鮮が”戦力”ではなく”戦場”しか提供できないのは分かり切っているので(※元寇除く)
見栄を張って周囲に迷惑をかけるのなら半島におとなしく引っ込んでほしいものです。
お疲れさまです。
仕事上の経験からこういった人とは取引をやめた方が、結果的に良い方向に進んでおります。
国家もそうなのではないかと思います。
鈴置さんの解説は分かりやすく、改めてそうおもいました。
韓国国民が倫理的・霊的に生まれ変わることを望む
ローマ法王のこのお言葉がすべてを言い表しているでしょう。
何世代を経ようと変わらないとは思いますが…。
プライドと見栄は、似て非なるものなのかと・・。
後者は誇りではなく、埃(ホコリ)を心に纏っています。
いつもながら、コメントのキレ味の良さに敬服です。
例えは不遜かもしれませんが、日本人の自然(災害)に対する感情と韓国の中国に対する感情は同じようなものかもしれません。
日本人がいくら災害を被ろうと自然を恨まないように、韓国人は中国にいくらひどい仕打ちを受けても恨む事はないのではないのでしょうか。
それどころか、中国(自然)から圧力(災害)を受けるたびに中国(自然)と共存共栄したい、と思うのではないでしょうか。
そのような感情が、長い歴史の中で作りあげられたのだと思います。韓国人が中国に対する感情は異質で、理解出来ない物だと思います。
となると日本の韓国への対処法は、「感情を入れずに淡々と対応する」事だと思います。
情に弱いと思われる日本人ですが、そのような対応が得意な集団があります。それは「お役所」です。
『馬鹿を言うな、今まで政府がどれだけ韓国に甘い対応をしてきたと思っている』と反論が出るでしょう。
それは、お役所のもう一つの性格であるところの『マスコミに弱い』と言う面が出ているのです。
ネットの力が増しマスコミの力がさらに減っていけば、韓国に淡々と対処できるようになっていくと思います。
過去 の日本人時代に、中国人を虐め「朝鮮棒子」と嫌われた過去から、その推察は当たらないと思います。
>となると日本の韓国への対処法は、「感情を入れずに淡々と対応する」事だと思います。
何の損得も無い場合はそうでしょうか、ステルス半沢直樹を指示します。
中国は国としては常に韓国(朝鮮)より圧倒的に強大で、恐るべき
支配者だった時期が殆どだから、中国という国に対しては恐怖心を
抱いているけれど、中国人個々人に対しては韓国人は決して敬意など
持ってはいないと思う。
一昔前、韓国を訪れた中国人が、遅れてきた田舎者みたいな屈辱的な
扱われ方をしたという話がネットでしばしば出ていた。
ソウル在住の外国人のアンケートで、国籍を理由に差別を受けていると
感じたのは、中国人とベトナム人が同率で1位だった。
世界中どこにでもあると言われるチャイナタウンが韓国にだけはありません。
ずいぶん昔には、仁川あたりに小規模なものがあったそうですが、とことん差別され、遂には皆どこか他所に行ってしまったそうです。
あのひたすらにしぶとく、生命力あふれる中国人ですら逃げ出すくらいなのでだから、よほどのことなんでしょうね、きっと。
> 韓国は中国との戦争にも勝ったことはありません
これは必ずしも正確ではありません。高句麗が隋唐の遠征軍を撃退しており、特に、隋の煬帝による高句麗遠征失敗は隋滅亡の一因となったと言われてますので、かなり大きな勝利だったと言えます。ただし、高句麗は満洲南部で興り、その後朝鮮半島に南下した国ですので、韓国史に含めて良いかどうかは議論の余地があります(民族的には、現在の朝鮮民族に繋がるものであるかどうかは微妙なところではあります)。ただ、まあ、「三国史記」の一角をなしてはいますので、朝鮮半島国家古代史に含まれているといっても間違ってはいないでしょう(中国政府による「東北工程」関連とか、面白い話もありますが、ここでは省略します)。
とは言え、頑張って歴史を遡っても、1000年以上にわたって中国にはタコ殴りにされてきたことには違いなく、中国に対する恐怖心が骨身にまで刻まれているであろうことは容易に想像できます。それに比べれば、ロシアの極東進出はせいぜい19世紀以降であり、ロシア公使館に高宗が逃げ込んだりしてますので、ロシアに対する恐怖心は中国に対するほどのものではないだろうと思います。それでも、中国が反ロシアを鮮明にしていない以上、韓国としては反ロシアを鮮明にすることはできないのであろうと想像しています。中国が反ロシアどころか、陰でロシアを支援しているようにすら見えるのであれば、中国の意向に逆らうというのは韓国の選択肢には存在しません。
あくまでも想像ではありますが、大方の韓国人が考える「世界」とは、「朝鮮半島、中国、日本、アメリカ」までで、その他は「どうでもいい国、見下してもいい国」でしかありません。ヨーロッパでも、かろうじてドイツを「追いつけない先進国」と見做しているくらいで、イギリスやフランスですらほぼ眼中にありません。そのような韓国人にとって、ウクライナの事態とは「どこか遠くで上がっている花火」以上ではなく、ろくに関心もないというのは、むしろ当然のことなのでしょう。つまり、「そんなどうでもいい国のために我が国が経済的損失を被るなんてことは真っ平だ」というのが彼らのホンネです。
そんな彼らがわざわざ頼み込んでまでゼレンスキー大統領に演説してもらったのは、言うまでもなく、日本の国会でゼレンスキー大統領が演説したからです。日本で演説したのに韓国でしないなどということがあっては、先進国たる韓国の体面が傷つくというわけです。まさに、鈴置さんが指摘する通り、単なる見栄でしかありません。ウクライナに関心があったわけではなく、単に見栄で演説を依頼したに過ぎないので、国会議員がロクに集まらなかったというのも当然です。彼らにとっては、「日本と同様に、ゼレンスキー大統領が演説した」(=「日本とは同格、あるいはそれ以上なのだから当然だ」という含意)という事実だけが重要なのですから。
もっとも、結果的には、彼らが期待したように「国格を示した」とか「国格が上昇した」などということはなく、むしろ韓国の特殊性を誇示することとなり、それくらいならば演説なんかしてもらわない方がむしろ良かったとなったのは、自業自得というよりありません。とは言え、韓国国会議員諸公がそのように理解できているかどうかは甚だ疑問ですが。
韓国を観察していると、世界は本当に広い、この世には日本人には
想像も理解も共感も出来ない、不思議な価値観を持った民族とその
国家が存在する事が分かって、ワクワクするね!
中東も含めたアジア・アフリカ圏で見れば、日本の方が特殊なんだと思います。
>それでは韓国にとって民主主義とは、あるいは民主化とはいったい何だったのか
軍事政権の圧政から逃れたくはあったのでしょう。しかし、圧政を打倒しても
その後良い政府を作れるかどうかは別問題。革命は成功後も大変。
「自分の頭で考え、自分の責任で行動する」これが出来なければ民主主義なんて
出来やしないでしょう。反日と言う”宗教”に頼っている時点で望み薄なのです。
もっとも、韓国とは違ってアフリカ諸国の様に別の理由で民主主義が
機能しないケースもありますが……これはさすがに別の話か。
「ただ智者のみ能く小を以て大に事うるを為す。」
(「孟子」梁惠王下)
大に事える
骨の髄まで儒教にどっぷり漬かっている国民ですからね。
問題は韓国が智者たりうるかということです。
南国がウクライナ大統領の演説を乞いたのは、2つの目的があります。
1)日本が受けたから
2)自称大国だから、他国と同様に振舞ったと見られたいから
南国が現代社会で日本より外交オンチなのは、日本が清(当時の中共)から
独立させられる迄は、外交がシナ相手しかなく、それ以外の国への
外交はシナに委ねられていたからです。
又、露に恐怖感とディリー新潮の記事で記載されていましたが
日本に独立させられる前、王様が在朝鮮露大使館で暮らしていた事から
解るように、露と波長があい、露人に成りたかったのだと思います。
(清がダメなら、露になれば問題無し、日本? へっ!!)
ちょろんぼ様
>又、露に恐怖感とディリー新潮の記事で記載されていましたが
歴史的に、朝鮮半島にとっての近隣大国とは、中国大陸の政権だけではありません。モンゴル(元)、契丹(遼)、女真(金、清)などの北方遊牧民族もあると思います。ロシアは、その北方遊牧民族の現代版という感じなのではないでしょうか?半島人は、中国大陸政権のみならず北方遊牧民族にも度々国土を、今のウクライナ以上の無残さで蹂躙されてきたようなので、本能的に恐怖を感じ頭が上がらないのだと思います。
さらに、半島人が日本に対し、中ロに対するような恐怖感を感じないのだとすれば、歴史的に、日本は半島で中ロほど残酷なことをしてこなかったことの証拠と言えるのかも知れません。
なお蛇足ですが、中国も、半島人同様に、ロシアに対しいまだに北方遊牧民族とのイメージを引きずっている感じがします。ソ連時代などは領土的にも北方遊牧民族の活動領域と殆ど一致していましたから。ただこの場合、半島人のような恐怖一辺倒ではなく、分割統治すれば存外組みしやすい相手と考えているかも、です。ですから、現在の中ロは、「敵の敵は味方の論理」で結びついている仮の姿なのかも知れませんね。
鈴置論考と新宿会計士さまの
ご考察のとおりと思います。
正義や国際協力や
他国への支援などは関心がなく
自分たちの利益しか考えないのは、
日頃のおよそモロモロすべての
韓流のありように通じるものなので
格段不思議はないものとも感じます。
ただ、もし今回が、
『金にいとめを付けず武器を買います!』
的な話であったのならば、
韓国さんは、他国を押しのけて
足元見て吹っかけてのゴリ押し販売に
世界一熱心だったのでは?(笑)
とも推測できます。
ウクライナに今は
関心が薄い韓国さんなのですが、
戦争終結後は、ボテ屋さん暗躍の
チャンスなので今からホルホル
ご準備さされているのではとも
推測します。
韓国のひとつ前の世代の宇宙ロケットは
ソ連崩壊直後のウクライナから
韓国人ボテ屋さんが国家機関と連携して
廃棄ミサイルをくず鉄と偽装して
輸入したものベースだと
有罪になったそのボテ屋さんが暴露したのは
宇宙業界で有名な話のようです。
日本も終戦後のどさくさ期には、
保管してある金属資源が
一夜にして消え失せる時期があり、
リヤカー引くのが思いきり早い(?)
ボテ屋さんが跋扈なされていたとも
聞き及んだことがあります。