現金商売にこだわるなら、両替手数料は「必要コスト」
今朝の『基軸紙幣をつかまえろ!コロナ時代のカジュアル通貨論』で「おカネ」について議論したばかりで恐縮ですが、関連してもうひとつ、個人的に違和感を禁じえない記事を発見しましたので、紹介しておきたいと思います。神戸新聞に「1円玉を500円分両替するのに400円の手数料が必要だ」とする記事が掲載されていたのですが、これについてどう考えるべきでしょうか。
手数料400円が「高過ぎる」
『基軸紙幣をつかまえろ!コロナ時代のカジュアル通貨論』では、コインや紙幣、電子マネーなどに関する雑感を掲載したばかりです。これと少し話題が重なってしまうのですが、おカネやコインに関連して、こんな報道記事を発見しました。
「高すぎる」1円500枚両替に手数料400円 有料化に商店主悲痛
―――2021/2/1 14:00付 神戸新聞NEXTより
これによると、三井住友銀行が1日からの両替手数料改定により、11~500枚の両替を有料化したことで、兵庫区の商店主(86)から「1円玉500円分の両替に400円を取られたら商売にならない」とする悲痛な声が神戸新聞社に寄せられたのだそうです。
神戸新聞はこれについて、三井住友銀行側は「両替有料化はキャッシュレス化促進の一環」と理解を求めているとしつつも、「時代の波に乗れない店主が負担増を避ける方法はないのか」と問題提起をしているのです。なんだか、「銀行は冷酷だ」という印象を抱きがちですが、果たしてそうでしょうか。
記事によると、声を上げたのは商店街で下着専門店を営む商店主。店頭では「699円」、「499円」といった「手製の値札」で、「現金のみに対応する同店では釣り銭の用意が欠かせない」、「細かいお金、とくに1円玉が大量に必要」、「多い日には100枚ほどの1円玉が使用される」、などとしています。
仮に無休だったとすれば、必要枚数は1日100枚として年間36,500枚であり、両替手数料は29,200円です。神戸新聞はこの商店主が「薄利多売の商店には痛い」と述べた、などとしています。
手数料有料化は時代の潮流
ただ、ここで少し立ち止まり、事実関係を確認しておきましょう。
株式会社三井住友銀行の『円貨両替』によると、これまで500枚を超える両替には400円の手数料が必要でしたが、一定の条件を満たした場合、500枚までの両替に関しては、1日1回限り無料でした(※ただし両替機を利用した場合)。
しかし、2月1日以降は、「1日1回限り無料」が適用されるのは10枚までであり、11枚以降500枚までは400円、501枚から1000枚までは800円の両替手数料が必要とされるようです。
ちなみに、大手銀行に関しては、いずれも両替手数料が有料です。図表では、大手5行について手数料を調べてみたのですが、みずほ銀行は三井住友銀行とほぼ同じ手数料であり、三菱UFJ銀行の場合は少し安くなるようです(※詳しい適用条件は各銀行に直接尋ねてください)。
図表 大手銀行の両替手数料(その銀行に口座を持っている場合で両替機を利用した場合)
銀行名 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 10枚まで:1日1回 無料500枚まで:300円 1000枚まで:600円 | 10枚までの両替は2回目から200円 |
三井住友銀行 | 10枚まで:1日1回無料 500枚まで:400円 1000枚まで:800円 | ― |
みずほ銀行 | 10枚まで:1日1回無料 500枚まで:400円 1000枚まで:800円 | 10枚までの両替は2回目から300円 |
りそな銀行 | 500枚まで:300円 1000枚まで:600円 | ― |
三井住友信託銀行 | 50枚まで:無料 500枚まで:550円 1000枚まで:1100円 | 1000枚超の場合は1000枚ごとに1100円 |
(【出所】各金融機関のウェブサイトより著者作成)
「金融評論家」という立場で言わせていただければ、正直、これでも安いと思います。
おカネ(とくにコイン)は重量もありますし、1枚ずつ偽造チェックなどをしたうえで硬貨をロールに巻くのも大変なコストがかかります。また、紙幣についても細かくチェックしなければなりませんし、ATMに金銭を装填するのにも大変な人件費が必要です。
低金利で運用環境が日々厳しくなるなか、各金融機関としても労働集約的な部分に相応の手数料を徴収するのはある意味で必然でしょう。
両替手数料でペイするかどうかという問題
もちろん、中小・零細事業者にとっては、ちょっとしたコスト負担は避けたいところだ、という気持ちがあるのもたしかでしょう。しかし、企業経営者として、あえて厳しいことを言わせていただくと、「必要なコストを出し渋る」という姿勢については、いかがなものかと思います。
記事にあった店舗の場合、値段をわざと「700円」ではなく「699円」に設定することで「お得感」を演出しているのだと思いますが、言い換えれば、この「699円」という値段設定にこだわる限りは、1円玉を調達するためのコストを負担しなければならない、ということです。
つまり、「699円」という値段設定が「700円」よりもお得に見せるためであれば、お釣りとしての1円玉を得るために年間約3万円の両替手数料を負担することも、一種の「販売コスト」でしょう。その必要なコストを今までは銀行側が負担していただけの話です。
逆に、「本来700円の商品を699円に設定してお得感を演じようとしても、年間3万円の両替手数料を上回るだけの利益が出ない」、ということであれば、1円玉を調達するためのコストを節約するために、値段を700円に設定すべきです。
つまり、そもそもビジネスのやり方が間違っている、という可能性を議論すべきでしょう。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ちなみに、リンク先記事には、三井住友銀行の担当者による、「これを機に、キャッシュレス決済の導入を検討していただければ」という発言が紹介されていますが、神戸新聞によると、くだんの商店主は「客は高齢者中心で、ほとんどが現金だから」と二の足を踏むのだとか。
この「高齢者が現金しか使わない」、あるいは「高齢者だから現金しか使わない」とする主張の妥当性については、正直、よくわかりません。また、キャッシュレス決済の手数料が高いというのもそのとおりでしょう。
しかし、逆に店頭に現金を置いておくことは紛失・盗難のリスクを高めますし、現金を集計し、銀行に預けたりするためのコストを考えると、キャッシュレス決済が一概に「高い手数料に見合わないものだ」と決めつけるのはいかがなものかと思います。
いずれにせよ、現金商売にこだわる理由はほかにもあるのでしょうが(※本稿では敢えてそれについて触れません)、現金商売にこだわる以上、必要なコストを負担するのは当然のことだと思うのですが、いかがでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
もちろん両替手数料でベイするなんてことはなくて、単に需要供給曲線を動かして取り扱い量を減らしたいという意味ですね。有料化の流れに乗り遅れると殺到してしまいます。
ちなみに銀行として、口座をもってもらって採算が取れてる先でかつ両替ニーズがあれば、有料化後も優遇措置が取られます。銀行だって商売ですからね。
預金だけの一般顧客や現金商売の小規模商店にとって銀行の態度が冷たくなったのは、預金で銀行が利益を上げられなくなったからですね。これも量的緩和政策の副作用です。せめて国が超低金利のメリットで借り入れしていただいて国民に還元してくれるとか期待したいです。
先祖は両替商も営んでいた。江戸時代、両替商は4%の手数料をとっていた(幕府領の場合)。つまり、1貫文という寛永銭を紐で結わえたやつは、960枚なわけ。それで1貫として通用していた。
金融機関による両替手数料は、明治になってもあったはずで、野村の創業者・野村徳七は大八車に銭を積んで両替稼ぎをやって財をなしたと聞く。
一円玉でお釣りを渡す代わりに、一円切手で渡すようにすればどうでしょう。これならば、両替手数料なんてものはかかりませんし、嵩張ると言ってもたかが知れています。コスト的には圧倒的に(というほどの額でもないけど)有利です。未使用切手は郵便局で買い取ってもらえるはずですし、なんだったら、10枚集めたら十円と交換するサービスを導入しても良いでしょう。
でも、実際にやったら、一円切手の受け取りを断る人がほとんどでしょうね。つまりはその程度のお得感でしかないということですが、値札を699円にすることがそれほど重要なのであれば、その程度の知恵は欲しいですね。
切手の換金は郵便局でも手数料取られてしまいます。あと、取り引き相手が切手払いに同意しないといけないので余計ハードル高いです(法的には相手に応じる義務はない)。
まあ、レジ袋無料の時代にお店でレジ袋を購入のと似たような話だと思いますけどね。で、かかったコストは価格転嫁すれば良い話。
郵便局において未使用の切手は交換手数料(10円以上の切手ハガキだと1枚5円、10円未満は半額)を、現金か切手をいただいて、切手ハガキなどと交換は可能ですが、換金はしておりません。
かつて郵政民営化の際、民営化前のエクスパックやふみカードをしばらくの間換金していた事があるくらいです。
失礼しました。
ただ、郵便切手は立派な有価証券ですので、代用貨幣として機能させても不思議ではないとは思っています。要は、699円という値付けにそれほど意味があるのであれば、断固死守したいとまで思うのであれば、知恵を働かせということです。
一円切手ではなく、飴ちゃんでもいいかもしれませんし、なんだったらスタンプでも良いかもしれません。ただ、一円切手という流通が保証された有価証券の方が明快で、より合法的だろうと考えた次第です。その程度の知恵もないなら、両替手数料のことでガタガタ言うな、という言外の意味も込めてますが。
ただ、どうしても一円玉でお釣りを寄越せとゴネる客が皆無ではないかもしれないので、結局のところ、ある程度は用意せざるを得ないでしょうけどね。
商店・企業側もコスト見ると難しいところもありますね。昨今ペイペイのテスト導入後継続不可とする例も多いみたいです。ちょっと分野は外れますがセルフレジなど単純に費用削減できるのはガンガン導入が進むんですが。
基本的には買い回り品でも顧客が電子決済可能店よりまだ価格低廉を優先するのが原因だと思います。ジレンマなのは規模次第ですが導入しないほうが安く売れるってことです。
会社側だとクレジットカード系で売上から1%から高いと3%、他電子決済でも最低1%程度は持っていきますし、ランニングで売掛回収の業務削減や消込の簡素化など費用削減と相殺しても、デバイス費用にシステム開発費などイニシャルもなかなか。個人的にはその程度の導入を楽々とこなせない業務フローの未整備、データ未標準化に別の病根が潜んでる気がします。
商店だと昨今の情勢で事業継続どころか承継も白紙化も珍しくなく、そこらへんだと今回の例題のように考えるに及ばす、なお店があるのも無理はないのでしょうね。お先真っ暗じゃないといいのですが。
あと、銀行も時期柄減損ばかりでなく意欲的な投資を今少し評価すればいいのに、と、これは期待です。
商売の形態にもよるのでしょうが、私んちのような小規模小売店だとレジ前に「1円玉大歓迎!!」って告知すれば事足りてます。
どうしても調達したいときには、郵便局に走ります。
両替商ではないからなのか、あまりに大量でなければ100枚超でも無料換金してくれます。
同じ理由で500枚を超える硬貨の入金も郵便局一択ですね。(極論だと、銀行で1円玉500枚を入金すると手数料440円を差引かれて残額は60円に・・。)
*自販機の100円玉が溜まるので重宝しています。
価値あるサービスを国民に提供した方が、国が豊かになる
全体で見るのが大事。
商売人相手に対して、ある程度限度を決めて優遇する銀行は法人税0.01%優遇。
しない銀行は法人税10%アップくらいだと
全体でみると国は豊かになる
合成の誤謬
分類:経済
ミクロの視点では合理的な行動であっても、それが合成されたマクロの世界では、必ずしも好ましくない結果が生じてしまうこと。
もし1円玉、5円玉も使える自販機があるなら喜んで買いに行くのだけど。
「現金じゃないと困るお客さんがいるから…」
「まだ現金で良いお店があるから…」
~以下ループ~
私もすでに「真新しいことを始める」事に億劫になってきた感がありますが。キャッシュレスを普及させたいカード会社や行政などは、我が子にスマホの使い方をきく時より、遥かに親切に教えてくれそうです。
ところで、700円より699円の方が「売り上げが上がる・競争力が強まる」というエビデンスってあるんでしょうか?モノが全く同じであれば1円でも安い方を選ぶのは自明ですし、1円まけて客を僅かでも奪えれば得という理屈はわかりますが。個人的には、その程度の差なら、店の近さや店員の印象の良い方を選ぶので。現金払いならキリの方が良いって700円選ぶまであるかも。
エビデンスではありませんがスーパーマーケットでも食料品、生活雑貨は198円、398円等々の値付けであり、切りよく200円、400円というのはあまり見かけません。やはり実感としてそれなりの効果があるのでしょう。コンビニは財布の紐が堅い主婦はあまり利用しないので切りの良い値段が多いようです。
なにしろ関西のおばちゃんは折込広告を見て1円でも安ければ歩いてそのスーパーに買い物に行くパワーの持ち主ですから。
自分の手間賃度外視しとるさかいな
やで他人の手間もタダと勘違いしよる
たまに居てるやろ?
素人考えですが、小銭で支払ってくれるお客には、それなりのインセンティブを与えるという方法もあろうかと思います。例えば699円の商品であるならば、端数の9円を現金で支払ってくれるお客にはその場で数円の値引きを行うとか。
これまで無料だったサービスでも、その裏に見えないコストが発生していたわけです。この超低金利時代を生き延びるには個人商店と雖も、それなりの知恵を絞らないと生き残っていけないのかもしれません。なかなかに世知辛い世の中になったなとは思います。
安く見せるための198円とかの値段付けは伝統的にありますよね。199円じゃわざとらしいから198円。
ただ、消費税導入以降実際の支払いは200円以上なので意味ないなぁと私は思うのですが、未だにそういう値付けがあるのは「安く見せる効果」あるんでしょうね。
更新ありがとうございます。
神戸新聞は、神戸震災以後左キチの天下になりました。理由は本社が倒壊し。輪転機が壊れて提携関係にあった、京都新聞に印刷も人の応援も頼んだ為です。言わずと知れた京都新聞はアカい方達や京都独特の「イケズ」集団の集まりです。
その前は中日新聞と提携してました。提携先、もっと選べよ(笑)。二、三日前に神戸新聞の記事内容についてコメントされてる方がいましたが、事実、本当に左巻きで「社会的弱者」の肩を持つフリをするのは上手いんです。私も8年前迄取ってましたがね。今や見向きもしませんわ。
兵庫区の衣料品店、でだいたいどの辺かどういう店構えか、客筋まで分かります。年寄り相手にどうしても「下ヒトケタ9円切り」にして安さを出したいのでしょう。あの辺、「年寄りしかおらん」も分かります(笑)。昔っから老人と工員の街やん(笑)。
大手銀行もなるほど三井住友銀行が多いです。比較的、両替の手数料の安い三菱UFJや、りそな銀行なんて探し回らんと無い。みずほなんて市内3つしかない(爆笑)。三井住友なら旧神戸、太陽神戸、さくらとかの吸収された負け組銀行群と、住友は昔からたくさんありましたので仕方ないですネ。三井は微妙(苦笑)。
衣料品店さん、良い考えがあります。商店街なら貴方だけじゃなしに、1円玉が不足する店、10店舗集まりなさい。10人で一人1円10個まで無料なら、100個貯まる。家の婆さんにも手伝って貰い、200個あれば大分マシになるでしょう。1店舗3人出したら、毎日行く必要が無くなります。
私は現役時、万券、5000円札、千円札、その他僅かな2000円札や旧紙幣や五百円札、貨幣は棒金500円玉50枚ロール巻(25,000円)、100円玉棒金(5,000円)、、1円玉棒金(50円)まで、毎日金庫空けて(大口)棒金の数を数えてましたっけ。銀行さんと警備員が来たらホッとしてお茶タイム(笑)「今日も業務終了!」。気持ちは家に帰ってました。
とにかく、新聞屋の言う事は信用しない。ひょっとしたら、その衣料品店の主人も、記者が珈琲飲みに行くと何時も会ってた人かもしれない。そういうのをネタで記事にする事が多いんです。間違ってもスタ◯やド◯ールでは無く、新聞、雑誌を置いてる個人店ですよ。
【気をつけよう。新聞屋のデマと大衆の小さい声。】
追伸
来年以後も爺さんが衣料品店商売を続けるなら、9円切りではなくて、「下ヒトケタ0円」にするしかないネ〜。電子マネーやクレジットなど導入考えてないでしょ?ならやっぱ600円!900円!やわ。小銭、客も要らんやん。
めがねのおやじ 様
神戸の実状を知りたくて、コメントをお待ちしていました(笑)
知りたかったこと
①神戸新聞は中立?
②商店主がなぜメガバンクを使うの?
納得しました。 有難うございます。 特に分からなかった②については 「負け組銀行群」を引き取ったのですね。 関西は三和、UFJの流れで三菱UFJが強いのかな?と勝手に思い込んでいました(失笑)
そういえば、三菱UFJは4月からコンビニATMの手数料を大幅アップするみたいですよ。
福岡在住者様
レスありがとうございます。すみません、書き漏れがありました。確かに三和銀行は地域密着で関西には強かったです。同窓生が三和で支店長してましたから(とびきり頭良かったです。私など高校3年間後方集団 笑)。彼が言うには「ライバルは住友銀」でした。
でも東海銀と先に一緒になったのが躓きのもとでした。三菱、東京銀行となら上手く行けたかもしれません(中京の方ゴメンネ)。最後に質問のお答えを。
① 神戸新聞は朝日の劣化版。読む気しません。
② 商店主がメガバンクを使う理由は、兵庫県は50年前迄、都市銀行の「神戸銀行」がありまして、細かい網で中小企業や零細まで抑えてました。その後太陽神戸→太神三井→さくら→三井住友と屋号は変わってます(もちろん旧籍の方など居ません。居れません)。
その為、信金や信組はあまり育ちませんでした。零細業でも大銀行か無尽、相互銀行だったんですね。今、残っているのは兵庫県では神戸市、姫路市、明石市、洲本市、豊岡市等に本店を置く信金がありますが、失礼ながらパッとしません。以上失礼します。
そう言えば神社の方も年末にツイートしてました
初詣でお賽銭箱に大量に小銭が入ってくるけど、最近ではほとんど銀行に手数料として取られてしまって手元にはほとんど残らないそうです
お賽銭なのに手数料を取るなんてなんだかバチ当たりな気もしましたが笑
この件に関しての主の意見には賛同できない。
どの辺りが?
ついにデジタル技術の台頭で物理的な貨幣の取り扱いにかかる費用(ハンドリングコスト)が問題視される時代になりましたか。一円が使われなくなる時代の到来も案外、近いかもしれませんね。
自然貨幣(貝、骨)商品貨幣(米、穀物、動物)金属貨幣(金、銀)鋳造貨幣 (コイン)紙幣貨幣と歴史では繋がっているそうですが、より贅肉が、削ぎ落とされて数字という本質の部分だけ残される時代になったかと思います。
デジタル貨幣にはチョコパイやマイルドセブンにはない利点がありますし、逆も又然り、強みと弱みがあるので。ちゃんと理解としていないと私のように時代に取り残されることになるかもしれません。
アメリカの田舎町の個人商店で現金で買い物すると、おつりと一緒にキャンデーをいくつかくれたりする。おおざっぱな感覚だけれど、10セントまではコインをおつりにするが、それ未満はキャンデーで代替えする感じ。これでいいのではないか。
メガバンクや信託銀行にとっては個人商店のような小規模業者は顧客としてメインではないでしょうから、自行にとって主要ではない顧客しか必要とせずしかも無視できないコスト要因となっているサービス(両替等)で手数料を徴収するのは当たり前ですね。これに文句を言うほうがどうかしている。
こういう個人商店や零細企業などを相手に地域に根差した小規模経済を支えるのが役割の信用金庫や信用組合での両替の手数料はどうなんでしょうね?
それと、そんなに1円玉が必要ならば、例えば「10円分を1円玉10個で支払って下さるお客様、先着10人には10円を割り引きます」とやれば良いのですよ。これならば100枚の1円玉を手に入れるコストは僅か100円で済みます。
1円、2円でもケチって安い店を探し回る主婦は世の中に山ほどいるのですから、1円玉を貯めて使えば10円割り引いてくれるとなれば喜んで1円玉で払ってくれるでしょう。
新聞記者もパブロフの犬並みの反射行動みたいに大銀行批判を書く暇があったら少しは頭を使って個人商店のための自衛策を提案してあげれば良いのにねえ。商店主も新聞記者相手に愚痴をこぼしている暇があったら少しは考えれば良いのに。
キャシュレス
手数料はとられるし、すぐに現金が手に入るわけでもない。
仕入れの支払いに支障来すこともある。
現金販売がすべてわるいのではない。
キャシュレス 手数料もなく 当日に振り込まれるのならともかかく。
薄利多売しているところは、少ない利益から手数料もとられるのは痛いし
振り込まれるのに日数がかかる。
私は、3年ほど前から基本的にキャッシュレスで生活しております。しかし、スーパーや衣料品店は基本的にキャッシュレスで事足りる一方で、飲食店は大手チェーン店でないとキャッシュレスに対応していない店が多いので、どうしても現金は持たざるを得ません。(あと、ペイ何とかが乱立しすぎて、割り勘できないので、その辺でも現金は使いますね。)
また、ちょっと前まで過疎地で勤務していたのですが、この傾向は過疎地でも東京のような大都市でも意外と変わりません。(東京で目立つのは、自販機がスイカに対応していることくらいです。)田舎ではもうすでに個人衣料店といった個人商店といったものはほとんど残っておらず、住民はイオンやユニクロといった大店舗で買うので、意外にも買い物は現金なしでも事足ります。
逆に、個人商店が中心の昔ながらの商店街といったものは、もう都会のほうにしか残ってないのです。なんというか、大手アパレルすらつぶれるこのご時世に、そんな感じでむしろ今までよく生き残ってこれたなあというのが、個人的な印象です。
あと新聞って、基本的には読者層も広告主もそういうキャッシュレスとかネットとかに縁遠い人が中心なんで、「大手企業の急速なデジタル化によって、デジタル化に乗り遅れた庶民が苦しんでかわいそう」みたいな話って神戸新聞に限らずよく出てきてますよ。いやあ、日本の大手企業もグローバルで見たらだいぶデジタル化が遅れてると思うのですが。
途中までしか見れませんが、日本を代表する大手新聞社(笑)朝日新聞社の1月7日の記事です。ぜひこれからも庶民のために、新聞紙を頑張って刷りまくってください!
(「検針票が届かない」 電気使用量 ウェブ通知に困惑)
https://www.asahi.com/articles/ASP16633HNDJPISC014.html
>いずれにせよ、現金商売にこだわる理由はほかにもあるのでしょうが(※本稿では敢えてそれについて触れません)
たとえ手数料が高いと言われるキャッシュレス決済の弱点が解消したとしても現金オンリーを貫こうとする事業主さんは相当数いるでしょうね。
増税するかわりに売上に対するキャッシュレス決済比率がある値を超えた場合は増税相当額以上を控除するとか…素人考えですが、うまいアメとムチは無いものですかね?
先日も書いたと思いますが、日本でキャッシュレスが普及しない問題に関して言えば、自然災害のデパートではリスクヘッジとして現金は欠かせない、というのが何よりも大きいですよ。つい10年前にも実際にキャッシュレス決済が使い物にならない事態が、かなり広域でかなり長期間に亘って生じた訳ですし、その後も大規模停電は発生していますね(千葉の停電は3.11よりも長期に亘ったのでは)。
何しろ停電したら終わり、ネット回線が切れたら終わり(光ファイバー等の物理的な回線に頼らず電波回線を使っていても災害時には輻輳が生じてネットが繋がり難くなったり不安定になるのが常)では話になりません。
もちろん、それ以前の問題として日本でのクレカの手数料(ピンハネ率)は海外に比べてとても高い(クレカの手数料が現在も高いということは、競合相手である他のキャッシュレス決済の手数料も高止まりしていることの間接的証拠)という問題点がありますが。
クレカの手数料の高さに関しては日本で開催された学術の国際会議で世話役をやった人が欧米に比べて高い比較で証言していたのを直接に聞いたことがあります。(だから会議の参加料+ホテルの宿泊料…計数万円…に関しては海外からの参加者のみ…現金で日本円を用意しなくても良いように…クレカ決済を認めて、国内からの参加者は会場の受付で日本円の現金で支払う方式となった)
また他のキャッシュレス決済に関しては消費増税の代わりとして安倍政権がキャッシュレス決済を広めようとやっきになっていた時に、行きつけの個人の理髪店の店主が「スマホ決済の営業が『おたくも設置しませんか』と勧誘に来たけれど、ピンハネ率が高く振り込みが遅いので、とてもじゃないがやって行けないから断った」と話してくれました。
ピンハネ率がとても低く振り込みが速やかになったとしても、我が国が自然災害のデパートである限り、日本におけるキャッシュレスの普及率にはかなり低い上限があると考えるべきでしょう。
その理由は、いざという時に当てにならない物は最初から信用しない(から利用しない)という保守的というかリスクを嫌うタイプの人間はどこの社会にも一定比率いるからです。特に、日本人はこのリスクを嫌う人間の比率が欧米などよりもずっと高いと個人的には感じます。この日本人の国民性に対する私の感想が正しければ、日本人の国民性は我が国でのキャッシュレス決済の普及率を確実に押し下げます。
失礼、
誤>欧米に比べて高い比較で証言していた
正>欧米に比べて高いと証言していた
今、住んでいる国はキャッシュレス化がかなりすすんでいて普段はデビットカードで買い物するのが普通ですがコロナを受けてさらにすすんだ感があります。お札やコインを触ることで感染リスクが高まるからなのだとか。(個人的にはあまり信じていませんが)いずれにせよ現金は受け取らないという商店がかなり増えたという実感はあります。先日、お店のレジで客とレジ係が言い合いをしていたのでよくきいてみると、この客は「なぜ国が保証している現金でモノが買えないのかわからない。お釣りはいらないから売ってほしい。」風ていからするとおそらくホームレスなのでしょう。つまり信用問題や何らかの理由で銀行口座を持てない人なのだと思います。個人的にはキャッシュレスは結構便利だな~とノーテンキに思っていましたが、直感的にこれはなんだか少しやばくないか?と感じたりもしました。極端な話ですが手数料嫌ってありとあらゆるお店全部がキャッシュレスになったら、こういう人たちは完全に切り捨てられるわけですね。お金を持ってるのに買い物ができない・・・左巻き新聞ならこういうところも指摘すればよいのに(苦笑)。神戸新聞でしたっけ?今の日本に銀行口座等を持てない人がいるなんて思いつかないのでしょうなあ。あいかわらずこのテの新聞は弱者の味方をきどってるだけにしか見えませんねぇ。
1円引きをできるのはバーコード管理してる商店でしょうし
特売のチラシだしたりと小売りでも事業規模あるところとおもわれます
そういう所の電子マネー化は容易でしょうぶつくさ文句言いなさんなですが
逆にそこまですらいかない商店の現金商売は廃業するまで続くでしょう
諸外国は犯罪マネーや偽札掴みたくないという需要があっての非現金決済化があったわけで
日本でなら電子マネー決済してる売り上げ1000万までの仮受消費税は
還付無しの条件付で何割か減免くらい税制上で目に見えるメリットちらつかせて誘導しないと
なかなか進んでいきそうにありません
またここまでするなら電子マネー決済手数料を余分に払う意義を小売にも感じてもらえるはず
まあ国がキャッシュレス推進する理由が「消費の拡大」なわけです。
手数料も節約するような儲けを出せない企業には退場していただく。
代わりにいっぱいお金を稼いでくれる企業に成長してもうのが政策なんでしょうね。
記事から暫くたってますがふとめにとまったので。
①値付け9円8円の話
これは購買促進として必ず効果があります。効果量の測定はできませんがワザとらしい値付けであることは確かだがアマなどでも価格順検索されれば1円でも安い店舗からの購入が激増します。
これはネット通販が熾烈だからというだけでなく、リアル店舗でも実際に1円の値引に首をひねって我慢しています。それが当たり前になっている現状でキャベツ1つ200円というような価格設定では購入者は「さて200円は安いのだろうか」という疑問を持つのです。
※ここでは1円の違いなら気にしない人が多いですが、それが日常的に使う店舗が必ず他店より1円高い状態が続いていることが確信できた場合ではないでしょう。それならばその店を常に使うわけです。そして店側にはお客様がどこに住んでいるかは個別に認識できませんので距離的制約を考慮することはできません。
②キャッシュレスの話
これキャッシュレスが無料なら商店側はとうの昔に導入しています。所謂「デジタル円」の導入です。現状のキャッシュレスは「信用取引」であるクレジットです。それには費用がかかり莫大な量の金額が決済企業に流入し、莫大な量のポイントとして消費者に還元されています。
そこに商業者の利益はほぼ無いと良いです。小規模事業者なら尚のことです。
さらに現金の支払い拒否は現状の日本では許されていません。「キャッシュレスオンリー」と書かれていても拒否する担保にはなってないはずです。揉めるのが問題ないなら店側の責任でやればいいというだけだという理解です。そして一人でも現金を使う人がいれば釣銭の用意や管理は必要です。
③私の疑問
現在効果は額面の20倍の枚数まで通用することになっています。
5種100枚のお会計を弾くことはできないのが通説です。
ではなぜ銀行は1枚から手数料を取るところがあるのでしょうか?両替を頼むなら手数料ですが、入金(預金)は銀行の本来業務になります。ATMは機械だからそういう機能が厳しいということで理解はしましょう。では窓口で5種100枚の「預金」をすると整理手数料を取られます。
一般消費者からいえばこれは「通用」してないと考えます。
だたまあ「受け入れるけど手数料を取ってはならないとは書いてない」ということなのかと。
だれか銀行側のスタンスに理解がある方おしえてください。
記事を書かれた方の主張をこれに当てはめるとするなら
「銀行は硬貨を扱うことがペイできなら辞めるべきだ」
となります。では日銀券の硬貨の流通を担う(担保する)のはどこのだれなのでしょうか?