貿易統計③日本の貿易上、台湾と韓国の地位は逆転へ?
貿易統計の詳細分析の「各論」も、本稿で3稿目となりました。昨日の『貿易統計②脱中国が遅々として進まぬ状況を直視すべき』に続き、本日は「台湾と韓国の逆転現象」について考えておきましょう。2020年において、日本から見て対台貿易額と対韓貿易額がほぼ並びました。台湾と韓国、どちらの方がより日本と価値を共有しているといえるのかについては、あえて申し上げません。しかし、客観的に見て台韓両国は日本との貿易構造が似ていますが、日本は台湾との関係を深めつつあることはたしかでしょう。
2021/01/31 21:00追記
本文中の記述に誤りがありましたので修正しております。誤りが生じた原因は、著者自身のデータベースの更新ができておらず、輸入品目のコードが古いままとなっていたためです。大変失礼しました。
目次
貿易統計分析
これまでの分析内容
1月28日に財務省税関が発表した2020年12月までの『普通貿易統計』(※ただし速報値)のデータについては、当ウェブサイトとしてはかなり高い関心を持って注目しており、先日から少しずつ、分析を開始したところです。
- 『普通貿易統計発表:輸出入はともに大きく落ち込む』(2021/01/28 13:00)
- 『貿易統計①輸出品目は「モノを作るためのモノ」に特化』(2021/01/29 07:00)
- 『貿易統計②脱中国が遅々として進まぬ状況を直視すべき』(2021/01/30 05:00)
この点、『普通貿易統計』のデータ自体が膨大であることに加え、データベースソフト(Microsoft Access)が一時的に使用できない状況となってしまっているため、分析はどうしても遅々としたものとならざるを得ません。
ただし、大まかな分析(貿易高の国別ランキングや品目別内訳など)については「貿易統計①」で記述したとおり、日本はすでに「加工貿易国モデル」ではなく、どちらかといえば「モノを作るためのモノ」を供給しつつ、最終製品を輸入する国に変化している、というのが当ウェブサイトなりの見立てです。
ことに、「貿易統計②」でも報告したとおり、中国については日本にとって輸出、輸入ともに最大の貿易相手国で、「日本が中国にモノを作るためのモノ(資本財・中間素材など)を供給し、中国が日本に最終製品(とくにPCやスマホ)を輸出する」という貿易構造が成立していることを確認しました。
輸出入総括表
さて、本稿以降は、中国以外の相手国について、いくつかピックアップして分析していきたいと考えています。
あらためて、相手国別の輸出入高を掲載しておきましょう(図表1、図表2)。
図表1 輸出相手国(2020年における上位10ヵ国と2019年比増減)
相手国 | 金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
中華人民共和国 | 15兆0828億円(22.05%) | +4009億円(+2.73%) |
アメリカ合衆国 | 12兆6125億円(18.44%) | ▲2兆6421億円(▲17.32%) |
大韓民国 | 4兆7662億円(6.97%) | ▲2776億円(▲5.50%) |
台湾 | 4兆7391億円(6.93%) | +505億円(+1.08%) |
香港 | 3兆4145億円(4.99%) | ▲2508億円(▲6.84%) |
タイ | 2兆7231億円(3.98%) | ▲5676億円(▲17.25%) |
シンガポール | 1兆8885億円(2.76%) | ▲3103億円(▲14.11%) |
ドイツ | 1兆8776億円(2.74%) | ▲3275億円(▲14.85%) |
ベトナム | 1兆8261億円(2.67%) | +290億円(+1.61%) |
マレーシア | 1兆3435億円(1.96%) | ▲1054億円(▲7.28%) |
その他 | 18兆1328億円(26.51%) | ▲4兆5241億円(▲19.97%) |
合計 | 68兆4066億円(100.00%) | ▲8兆5250億円(▲11.08%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
図表2 輸入相手国(2020年における上位10ヵ国と2019年比増減)
相手国 | 金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
中華人民共和国 | 17兆4776億円(25.80%) | ▲9762億円(▲5.29%) |
アメリカ合衆国 | 7兆4275億円(10.97%) | ▲1兆2127億円(▲14.04%) |
オーストラリア | 3兆8053億円(5.62%) | ▲1兆1523億円(▲23.24%) |
台湾 | 2兆8563億円(4.22%) | ▲713億円(▲2.44%) |
大韓民国 | 2兆8380億円(4.19%) | ▲3891億円(▲12.06%) |
タイ | 2兆5363億円(3.74%) | ▲2287億円(▲8.27%) |
ベトナム | 2兆3525億円(3.47%) | ▲984億円(▲4.02%) |
ドイツ | 2兆2649億円(3.34%) | ▲4578億円(▲16.81%) |
サウジアラビア | 1兆9694億円(2.91%) | ▲1兆0464億円(▲34.70%) |
アラブ首長国連邦 | 1兆7494億円(2.58%) | ▲1兆1061億円(▲38.73%) |
その他 | 22兆4599億円(33.16%) | ▲4兆1235億円(▲15.51%) |
合計 | 67兆7369億円(100.00%) | ▲10兆8626億円(▲13.82%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
台湾と韓国の類似性
対台韓・輸出高の品目別分解
本日は、米国ではなく、台湾と韓国に焦点を当ててみたいと思います。
というのも、台湾、韓国ともに、輸出高は5兆円弱、輸入高は3兆円弱で、いずれも2兆円前後の貿易黒字を日本が計上している相手国である、という共通点があるからです。
まずは、輸出から見ておきましょう(図表3、図表4)。
図表3 対韓輸出高(2020年と構成比、2019年との比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 1兆9930億円(41.82%) | +863億円(+4.53%) |
化学製品 | 1兆1073億円(23.23%) | ▲1496億円(▲11.90%) |
原料別製品 | 6711億円(14.08%) | ▲1229億円(▲15.47%) |
雑製品 | 3677億円(7.71%) | +102億円(+2.85%) |
特殊取扱品 | 2647億円(5.55%) | ▲258億円(▲8.87%) |
鉱物性燃料 | 1741億円(3.65%) | ▲177億円(▲9.22%) |
原材料 | 1528億円(3.21%) | ▲493億円(▲24.39%) |
食料品及び動物 | 311億円(0.65%) | ▲40億円(▲11.32%) |
飲料及びたばこ | 25億円(0.05%) | ▲48億円(▲65.70%) |
動植物性油脂 | 20億円(0.04%) | ▲1億円(▲5.88%) |
合計 | 4兆7662億円(100.00%) | ▲2776億円(▲5.50%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
図表4 対台輸出高(2020年と構成比、2019年との比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 2兆4886億円(52.51%) | +652億円(+2.69%) |
化学製品 | 8907億円(18.79%) | ▲454億円(▲4.85%) |
原料別製品 | 5648億円(11.92%) | +315億円(+5.91%) |
雑製品 | 3476億円(7.34%) | +70億円(+2.05%) |
特殊取扱品 | 2746億円(5.79%) | +46億円(+1.70%) |
食料品及び動物 | 790億円(1.67%) | +60億円(+8.22%) |
原材料 | 658億円(1.39%) | +82億円(+14.30%) |
鉱物性燃料 | 150億円(0.32%) | ▲288億円(▲65.66%) |
飲料及びたばこ | 122億円(0.26%) | +21億円(+21.12%) |
動植物性油脂 | 6億円(0.01%) | +0億円(+8.07%) |
合計 | 4兆7391億円(100.00%) | +505億円(+1.08%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
輸出高は、韓国に対しては前年比2776億円減少する一方で、台湾に対しては505億円増加しましたので、日本にとっての輸出高は、2020年に関しては台湾と韓国がほぼ同じくらいで並んでいる、という状況にあります。
しかも、両国ともに最も輸出額が多いのは「機械類及び輸送用機器」であり、これに「化学製品」や「原料別製品」が続く、という共通点があります。「機械類及び輸送用機器」についてさらに細かく展開したものが、図表5と図表6です。
図表5 韓国への「機械類及び輸送用機器」の輸出高(2020年と構成比、2019年との比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 1兆9930億円(41.82%) | +863億円(+4.53%) |
→一般機械 | 1兆0535億円(22.10%) | +1418億円(+15.55%) |
―→半導体等製造装置 | 4863億円(10.20%) | +1695億円(+53.49%) |
→電気機器 | 8367億円(17.56%) | ▲112億円(▲1.32%) |
―→半導体等電子部品 | 2695億円(5.65%) | +220億円(+8.88%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
図表6 台湾への「機械類及び輸送用機器」の輸出高(2020年と構成比、2019年との比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 2兆4886億円(52.51%) | +652億円(+2.69%) |
→一般機械 | 8551億円(18.04%) | ▲870億円(▲9.24%) |
―→半導体等製造装置 | 5185億円(10.94%) | ▲646億円(▲11.08%) |
→電気機器 | 1兆2807億円(27.02%) | +1739億円(+15.71%) |
―→半導体等電子部品 | 8175億円(17.25%) | +1039億円(+14.55%) |
→輸送用機器 | 3527億円(7.44%) | ▲217億円(▲5.80%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
いかがでしょうか。
台湾、韓国ともに、「機械類及び輸送用機器」のジャンルに関しては、日本から輸出されている品目は半導体を作るための装置・最終製品を組み立てるための部品(「半導体等製造装置」、「半導体等電子部品」など)が中心であるということがよくわかると思います。
また、化学製品(元素、化合物など)や原料別製品(鉄鋼、非鉄金属など)の輸出が多いという特徴もありますが、これなどはおそらく、韓国や台湾の製造業者が製品を生産するための材料(中間素材など)ではないでしょうか。
対台韓ともに、輸入高は非常に少ない
その一方で、韓国や台湾からの輸入高について調べてみたものが、次の図表7、図表8です。
図表7 対韓輸入高(2020年と構成比、2019年との比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 8098億円(28.54%) | ▲1424億円(▲14.96%) |
原料別製品 | 6012億円(21.18%) | ▲943億円(▲13.56%) |
化学製品 | 4629億円(16.31%) | ▲324億円(▲6.54%) |
鉱物性燃料 | 3161億円(11.14%) | ▲1128億円(▲26.30%) |
特殊取扱品 | 1731億円(6.10%) | +47億円(+2.80%) |
雑製品 | 1479億円(5.21%) | +43億円(+2.98%) |
食料品及び動物 | 1470億円(5.18%) | ▲44億円(▲2.93%) |
飲料及びたばこ | 1180億円(4.16%) | ▲78億円(▲6.19%) |
原材料 | 608億円(2.14%) | ▲39億円(▲6.03%) |
動植物性油脂 | 12億円(0.04%) | +0億円(+0.37%) |
合計 | 2兆8380億円(100.00%) | ▲3891億円(▲12.06%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
図表8 対台輸入高(2020年と構成比、2019年の比較)
品目 | 2020年金額と構成比 | 2019年比増減 |
---|---|---|
機械類及び輸送用機器 | 1兆7032億円(59.63%) | +397億円(+2.39%) |
原料別製品 | 2693億円(9.43%) | ▲393億円(▲12.73%) |
特殊取扱品 | 2557億円(8.95%) | +63億円(+2.51%) |
化学製品 | 2404億円(8.42%) | ▲504億円(▲17.33%) |
雑製品 | 2298億円(8.04%) | ▲132億円(▲5.42%) |
原材料 | 819億円(2.87%) | +87億円(+11.92%) |
食料品及び動物 | 661億円(2.31%) | ▲137億円(▲17.20%) |
鉱物性燃料 | 60億円(0.21%) | ▲92億円(▲60.41%) |
飲料及びたばこ | 30億円(0.11%) | ▲1億円(▲4.64%) |
動植物性油脂 | 9億円(0.03%) | ▲2億円(▲15.36%) |
合計 | 2兆8563億円(100.00%) | ▲713億円(▲2.44%) |
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
台湾、韓国ともに、日本から相手国に対する輸出の額よりも、輸入の額のほうが2兆円前後少ない(つまり日本は台湾と韓国相手に2兆円前後の貿易黒字を計上している)、という共通点があります。
ただし、相手国からの輸入品目に関しては、台韓でおおきな違いがあります。
韓国に関しては、「機械類及び輸送用機器」、「原料別製品」、「化学製品」などと並んで、4位に「鉱物性燃料」というジャンルが入ってきますが、統計上は、「韓国で製造された石油精製品を日本が輸入している」、という構造が見て取れます。
これに対し、台湾に関しては、「機械類及び輸送用機器」の輸入高が1.7兆円にも達していて、このうち「音響機器」が約1.2兆円を占めているのです。日本が台湾から1.7兆円もの「音響機器」を輸入しているというのも興味深いところです。
2021/01/31 21:00 追記
この部分につきましては、次のように訂正します。
「これに対し、台湾に関しては、『機械類及び輸送用機器』の輸入高が1.7兆円にも達していて、このうち『半導体等電子部品』が約1.2兆円を占めています。」
このようなエラーが生じた原因は、データベース上、輸入品目のコード番号「70311」について、著者の手違いで、品目名の更新が終了していなかったためです。
古いデータベース上、「70311」は「音響機器」ですが、現在のデータベース上、「70311」は「半導体等電子部品」です。大変に失礼しました。
サプライチェーンの結びつき
すなわち、日本の台湾や韓国に対する輸出高、輸入高の品目別展開を眺めると、サプライチェーンにおける結びつきの強さを意識せざるを得ません。
ことに、日韓関係と日台関係は、経済面からすれば、「B to B」、つまり「ビジネス同士の強い結びつき」と、「日本から相手国に対する生産財・中間素材の供給が多い」、という2つの共通点があるのです。
これは著者の私見ですが、台湾、韓国ともに日本から地理的に近く、歴史的に日本の統治を経験しており、かつ、経済発展段階が日本よりも少し遅れていた、という共通点を背景にしたものではないかと思います。
つまり、「地理的にも文化的にも近い」(と日本企業の経営者が考えている)のに加え、韓国や台湾が日本のサプライチェーンに組み込まれることによって、むしろ輸出立国を目指す国家戦略を採用した、という仮説です。
だからこそ、貿易統計上は、日本にとっては台湾、韓国ともに、輸出、輸入の金額もほぼ同じで品目も非常に似ている、という共通点をもたらしているのでしょう(※ただし、先述のとおり、一部の品目については台湾と韓国で大きく異なっている部分があります)。
台湾と韓国の大きな違い
以上が、数字で浮かび上がる日台、日韓の結びつきです。
もちろん、貿易統計だけで両国の経済関係をすべて把握できるというものではありません。経済には「ヒト、モノ、カネ、情報」などの要素があり、とくに貿易統計が見ているのは「モノの流れ」のうちの一部分にすぎないからです。
さらには、数年前には台湾企業による本邦企業の買収案件が経済界で大きな注目を集めましたが、マクロの数字(全体でこういう品目、こういう金額だった、というデータ)だけでなく、ミクロの経済活動についても、将来の両国関係を大きく変えていくかもしれない情報が含まれている可能性はあります。
ただし、上記の点を踏まえたうえで、なお客観的事実としていえることは、日本にとって2020年において、台湾、韓国との貿易額が輸出入ともにほぼ同額で、日本から台湾、韓国への輸出品目は「機械類及び輸送用機器」、「化学製品」などの資本財、中間素材が大部分を占めている、ということです。
ただし、この10年間について、日台、日韓それぞれについての貿易総額(輸出額+輸入額)の月次推移を取ってみると、興味深い事実が浮かび上がります。
いまから10年前の2011年、日韓貿易額は8.44兆円だったのに対し、日台貿易額は5.91兆円に過ぎませんでした。
2011年における日台、日韓貿易額
- 日台貿易額…5.91兆円(うち輸出:4.06兆円/輸入:1.85兆円)
- 日韓貿易額…8.44兆円(うち輸出:5.27兆円/輸入:3.17兆円)
しかし、2020年においては、日韓貿易額は7.604兆円にまで落ち込む一方、日台貿易額は7.595兆円にまで上昇しました。兆円未満単位小数点3桁目までを四捨五入すると、日台貿易と日韓貿易はほぼ同じ水準で並んでいます。
2020年における日台、日韓貿易額
- 日台貿易額…7.60兆円(うち輸出:4.74兆円/輸入:2.86兆円)
- 日韓貿易額…7.60兆円(うち輸出:4.77兆円/輸入:2.84兆円)
いちおう、これについてもグラフ化しておきましょう(図表9)。
図表9 日台貿易額と日韓貿易額の推移(2011年~2020年)
(【出所】財務省『普通貿易統計』より著者作成)
価値を共有する国との関係こそ深めるべき
さて、普段から申し上げているとおり、外交の世界においては、「利害得失関係」と「価値を共有する関係」という違いがあります。
人間関係でも、ご近所さん、職場の上司、同僚、部下などのように、「何となくあまりウマは合わなかったとしても、いやおうなしに付き合わなければならない」という事例もあれば、親友、恋人のように、「ウマが合う」、「楽しく付き合える」という関係があります。
外交の世界もこれとまったく同じで、「利害得失関係」とは「わが国がいやでもその国と付き合わなければならないかどうか」という評価軸であり、「価値を共有する関係」とは「わが国がその国と基本的な価値観を共有しているかどうか(≒ウマが合うかどうか)」という評価軸です。
日本はいうまでもなく、ウソを嫌いますし、「約束は果たす」、「決まりごとは守る」、といった考え方を大切にしている国です(私見ですが、だからこそ、全世界から信頼されている、という側面もあるのでしょう)。
こうしたなか、先日の『鈴置論考「約束破る韓国」は「約束守る日本」の裏返し』では、「韓国観察者」を名乗る鈴置高史氏が執筆した次の論考を紹介しました。
韓国人はなぜ、平気で約束を破るのか 法治が根付かない3つの理由
韓国人はなぜ、約束を守らないのか――。日本で深まる疑問に韓国観察者の鈴置高史氏が答える。
<<続きを読む>>
―――2021/01/26付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
結論からいえば、極めて優れた論考です。
鈴置氏については、個人的には優れた「韓国観察者」ではなく、実態は極めて優れた「日本観察者」ではないかとおもうゆえんです。この鈴置論考については当ウェブサイトに転載しませんので、まだ読んでいないという方は、是非、一読されることを強くお勧めする次第です。
ただ、本稿に関わるところでいえば、鈴置氏は韓国が「約束を平気で破る」国である一方、台湾については「国際ルールを自主的に守る国」だと喝破した記述が含まれています。これについても、心の底から賛同する次第です。
日本にとって「より価値を共有している」といえる相手国が、台湾、韓国のいずれであるかについては、本稿ではあえて議論しません。
しかし、日韓貿易高が年々、少しずつ減少する一方で、日台貿易高がジリジリと増えていること自体は、日本経済にとってはひとつの希望であるという言い方をしても良いのではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
日本、台湾、ベトナムは対中国の歴史的経緯があり繋がりやすいと考えるので、台湾とのつながりが強くなるのは頼もしいですね。
ベトナムは技能実習生からの犯罪者が増えて来てイメージが悪くなってますので、なんとかならないかなぁ…というところです。
更新ありがとうございます。
執拗に侮日し、タカリ、捏造の嘘をつきまくる韓国とは、これ以上、付き合いを深める事はリスクが大き過ぎる事が企業人にも分かっていると思う。できればすみやかに撤収が良いと思う。
かと言って台湾なら万々歳かと言うと、そうでも無いでしょう。一つの地域、国にすべてを賭けるのは危険。セーフティネットは二重も三重も必要です。
台韓の対日貿易額は、確実に大差がつく。
(台湾がもっと近くだったらよかったのにね!!)
子:どうして米国は日本に半導体の対外調達を課したの?
父:日本の躍進に脅威を感じたからだよ。
子:じゃあ、日本はアメリカから買うことにしたの?
父:部品を送って韓国に組立て貰ったのを買うことにしたのさ。
子:じゃあ、日本は韓国の下請けになっちゃったの?
父:彼らはそう思ってるのかもね。本当は材料がないと作れないんだけどね。
子:ふーん。でも、どうして韓国だったんだろうね??
父:近くだったし、輸送費も抑えられたからね。
子:そうなんだ。でもホントにそれだけ?
父:「ホントにそれだけ・・。」
子:『台湾がもっと近くだったらよかったのにね・・!!』
m(_ _)m
台湾はどちらかというと日本との競合を避けて成長してきたのに対して、韓国企業は日本からシェアを奪うことしか考えてないですからね、当然の結果でしょう
新宿会計士さまの最新のデータによる分析に驚きました。日本-韓国間ではもはや日本-台湾間の貿易額とほぼ横並びだと。これは知りませんでした。
今後も上手に中韓相手の貿易から手を引き、台灣をはじめとした中韓以外の諸国との貿易に力を入れるべきですね。
音響技術も日本から失われつつあるのでしょうか。心配です。
今の台湾と韓国のどちらを選ぶかと聞かれれば、精神朝鮮人を除いて日本人の多くは台湾を選ぶでしょう。ただ、蔡英文総統の前の馬英九は中国寄りであったことを考えると、台湾にオールインするのは考え物です。
BCPを考えると台湾・韓国は中共の脅威にどちらも脆弱で、これらで複線化する価値は無いと思います。インド・オーストラリアもですが日本はもっとメキシコを重視すべきと思います。米国、EU、南米、アフリカへの輸出基地としては韓国よりカントリーリスクは低いと思います。まあ、政治の腐敗や反社会組織を考えると二の足を踏むのでしょうが、それこそ日米の援助で、教育から始めれば30年後には韓国より良くなると期待します。
メキシコをもっと上手く利用しようというご主張には賛同いたします。しかし…
> 日米の援助で、教育から始めれば30年後には
そういう社会進化論的、かつ先進国ならではの傲慢さは、いい加減に卒業しませんか?
社会の発達段階は国ごと地域ごとに差がありますが、情報とテクノロジーは世界同時進行です。同じ情報に浴し、同じテクノロジーを享受しながら、社会の安定、倫理観、教育水準に差があるには、それなりの理由があるのです。
人は自分を変えられますが他人は変えられません。国も自国のことは自国で賄わなければ変わりません。特に米国式の「自由と正義」を強制的に注入するやり方は滅多に成功例がありません。日本は数少ない例外かもしれませんが、それも戦前に既に十分に成熟した民主主義があったからこそです。
今のメキシコをありのままに利用するに留めるべきかと存じます。
それは、かつてBRICSともてはやされた、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカにも同じ事が言えます。
阿野煮鱒 様:
>メキシコをもっと上手く利用しようというご主張には賛同いたします。
賛同ありがとうございます。
> > 日米の援助で、教育から始めれば30年後には
> そういう社会進化論的、かつ先進国ならではの傲慢さは、いい加減に卒業しませんか?
説明(現状認識とゴール)が足りず、誤解されたようです。
下記にも関係しますが、現在のメキシコが民主主義を受け入れられないほど価値観が違うとか、国民のレベルが低いと言っている訳ではありません。
問題点は①富裕層と貧困層の大きな格差と②合法的な銃所持権利で、これらをa:シンガポール的な高給による(警察・司法含む)公務員の汚職の根絶b:義務教育の充実と“成長の果実の労働者層への重点配分”による格差の是正(犯罪組織への人材供給阻止)c:銃所持の違法化(犯罪組織に対する警察の優位性確保)により政府・司法への信頼と治安が確保できれば、米国やEUへの輸出基地として急成長するのではないかと思った次第です。上記施策の最初の起動資金を日米で援助すればという事です。
> 社会の発達段階は国ごと地域ごとに差がありますが、情報とテクノロジーは世界同時進行です。同じ情報に浴し、同じテクノロジーを享受しながら、社会の安定、倫理観、教育水準に差があるには、それなりの理由があるのです。
ここは大筋同意です。この多元方程式はいろいろ議論できそうですね。
> 人は自分を変えられますが他人は変えられません。国も自国のことは自国で賄わなければ変わりません。特に米国式の「自由と正義」を強制的に注入するやり方は滅多に成功例がありません。日本は数少ない例外かもしれませんが、それも戦前に既に十分に成熟した民主主義があったからこそです。
ここは少し異論があります。他人を変えるのは簡単ではありませんが不可能ではないと思っています。他国も同様で、国際ルールを守らせることは可能と思っています。
ただ、国体の選択と維持、果実の公平な分配や基本的人権の尊重と民主主義の定着は外から強制されてもその国民がそのように自律的に動かなければ無理なことは同意します。また、仰るように、米国式の「自由と正義」は米国にしか通用しないと思います。
> 米国、EU、南米、アフリカへの輸出基地としては韓国よりカントリーリスクは低いと思います。
その根拠は何ですか?
> それこそ日米の援助で、教育から始めれば30年後には……
日本による教育の結果が今の韓国なんですけど。
1910年 韓国併合。朝鮮総督府による朝鮮人子弟の近代化教育が始まる。
→35年後の1945年
北鮮の朝鮮人「日本人の物は全てウリの物ニダ!」とばかりに、内地へ引き揚げる日本人から略奪の限りを尽くす。
1965年 日韓基本条約。日本の企業による成人韓国人の教育と人材育成が始まる。
→50年余り後の現在
韓国人「ウリは植民地から自力で先進国になった唯一の国ニダ!世界一になれないのは日本が邪魔ばかりしてきたからニダ!」
とある福岡市民 様
コメントありがとうございます。
> その根拠は何ですか?
地理的なものです。中共の侵略に対して脆弱です。
>日本による教育の結果が今の韓国なんですけど。
それは誤りです。
朝鮮人の持って生まれた性と言うべき性癖と捏造洗脳教育の賜物です。
台湾を見てください。(台湾の皆さん、韓国と比べ、失礼をお詫びします。)
対象を客観的に見る事、相手と自分の立場を入れ替えてみることが出来るか、相対化してみる事が出来るか否かです。
また、世界で“売春婦が大手を振って歩いている国”は韓国だけです。
自己フォローです。
>中共の侵略に対して脆弱です。
は、台湾、韓国のことです。
メキシコはずーっとアメリカの隣国でしたが、今なおあんなもんです。メキシコが韓国よりカントリーリスクが低いという見積もりには賛成しますし、CPTPPベースでの連携強化にも賛成しますが、あまり過大な期待はすべきではないと思います。
とある福岡市民様
> 日本による教育の結果が今の韓国なんですけど。
35年では朝鮮式朱子学の息の根を止めるにはまるで足りなかったということですね。
少なくとも100年は必要だったんでしょう。そんな手間暇をかけるのは御免ですが。
100年でも無理ですよ。
韓国人の大好きな半万年は必要でしょうね、韓国人の曲がった根性を叩き直すには。
龍 様
コメントありがとうございます。
>あまり過大な期待はすべきではないと思います。
治安回復が鍵と思っています。が、仰る通りかもしれません。
横からですみません。メキシコも危ないですよ。メキシコの罠にはまって倒産したタカタの例もありますし。
香港の次は台湾であることをお忘れなく。米国の台湾関係法により一応守られてはいますが、中国は国内問題であるから米国他の内政干渉は許さないという いつもの理屈によって台湾への軍事侵攻をも辞さないでしょう。
中韓から台湾に舵をきること自体は反対ではありませんが、これまでの中国奨励政策の行き過ぎを考えるならば、先ずはもっとバランスよくリスクを分散させるにはどうすべきかを先に考えた上で台湾の位置づけを行うほうがよいと思います。
個人的には台湾は仕事で何度もゆき、親日的な人々が多いのも肌で感じられて好きな国です。中国歴代王朝が収集した文物のほとんどが台湾の国立故宮博物院に納められており、一説には伝国璽もここに眠っているとかで(真偽は不明)、中国共産党にとっては、その一事をもっても しゃくに障ってしようがないでしょうね。
御説に賛成です。台湾が常に中国の軍事的脅威に曝されていることを忘れてはいけません。
中韓から台湾にシフトするということについては、基本的には賛成しますが、台湾一辺倒というのでは危険でしょう。対中国でもそうですが、その国からしか買えない物資があるというのは宜しくないと思います。
私も一時期仕事でずいぶん台湾に行ってました。台北など、街の雰囲気が呑気で良いところですよね。今は行けませんけど、観光できるようになったら、ぜひ久しぶりに行ってきたいと思っています。
新宿会計士さま
>台湾に関しては、「機械類及び輸送用機器」の輸入高が1.7兆円にも達していて、このうち「音響機器」が約1.2兆円を占めているのです。
「音響機器」とは、一般的には、以下のHSコード8518「マイクロホン及びそのスタンド、拡声器(エンクロージャー・・・)、へッドホン及びイヤホン(マイクロホン・・・)、マイクロホンと拡声器を組み合わせたもの、可聴周波増幅器並びに電気式音響増幅装置」を意味すると思います。ところが、このHSコード8518品目群の、2020年1月~12月、台湾からの輸入金額を財務省貿易統計で集計すると約35億3千万円で、本記事の1.2兆円大きな隔たりがあります。感覚的にも音響機器1.2兆円と言うのは過大な感じがします。
昨日の、中国から輸入する「がい子」が約2兆円というのも同様です。HSコード8546「がい子(材料を問わない)」の2020年中国からの輸入金額は、財務省貿易統計からは「約6.8億円」としか出ません。一般感覚としても、「がい子」を年間2兆円も輸入するとは思えません。
時間がある時で結構ですので、ご教示いただければ幸いです。
はぐれ鳥 様
いつもコメントありがとうございます。
たしかに、「碍子」や「音響機器」が数兆円というのは感覚的には合致しません。
このあたり、当方のクエリのエラーという可能性もありますので、DBソフトウェアをもう一度使用して集計し直してみたいと思います。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
Microsoft Accessの最大データ容量は2GBだったかで、また設計が古すぎて現在では企業ではメインのDBソフトとしては使われない傾向にあります。また、何かの拍子にDBデータが壊れてしまうことがあるためバックアップを残すことが必須です。
今はOracle、DB2、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL等、機能が充実したソフトが多数販売されています。 個人的にはオラクルはデカすぎて扱いかねるので、同じマイクロソフト社のMicrosoft SQL Serverがお薦めです。主に個人や小規模商用アプリケーションに使用できてSQL Serverのエディションの中でも基本的な機能のみ備える無償のExpress Editionがあります。
新宿会計士 様
いつも興味をそそられる記事を配信頂ありがとうございます。
碍子の輸入に関してですが、昨年秋、NHK「ブラタモリ」で、多分「日本ガイシ(株)(NGK)」と思いますが、碍子の世界市場の大半をシェアしているとの話がありましたので、Net検索したところ、下記のHPが見つかりました。
世界で高シェアを握る日本企業
https://www.kabudream.com/share/share.html
ここで記載されている「排ガス用ハニカム」は自動車の排気ガス浄化装置コアとなる部材ですが、世界市場の45%を持ち、中国の子会社で製造されていますので、輸入品目で、碍子と同じ分類に含まれていれば、金額も納得できるのかと思います。
ご参考まで。
日本にとっての台湾の問題は、台湾の政権が民進党か国民党かで対日政策が大きく変動する点だと個人的には考えています。
現在の蔡英文政権のように民進党が政権を握ると独立志向が強く共産チャイナによる脅威を重視しますが、1つのチャイナを党是とする(そして中華民国の憲法にもそれが反映された)国民党が政権を握ると共産チャイナよりも日本を敵視するという傾向が少なくともこれまでは明確です。
現在の蔡英文総統は習近平による拡張主義が原因の一つでしょうが、過去の民進党政権以上に共産チャイナの脅威を強く意識し親日的な姿勢を強く打ち出しています。
ですが、現在の台湾の親日姿勢が次期政権(蔡総統は現在2期目なので3選禁止規定より次は必ず別の人が総統になる)も維持される保証は何もありません。
但し一つ指摘しておけば、台湾は反日姿勢があれほど強かった国民党の馬英九前総統でさえも日本の3.11の際には馬総統(当時)自らテレビで日本への義捐金募金をアピールして莫大な義捐金を日本に寄越してくれ「尖閣諸島は日本に譲るべきだ」と台湾の人々が声を上げているというのも当時の台湾の新聞等に掲載されたりしたのに対して、義捐金目的で集めたお金の殆どを竹島の施設強化に注ぎ込み竹島周辺海域での軍事訓練を急遽実施した韓国政府の行動は実に対照的で、台湾人と韓国人との人間性の違いを端的に表していると個人的には判断しています。
それともう一つ、地理的には日本の国防にとって台湾島のほうが朝鮮半島よりも桁違いに重要だという点を日本人は良く認識しておく必要があります。
台湾島を共産チャイナに支配されたらば、我が国の国防はほとんど破綻してしまうと個人的には考えています。何故ならばマラッカ海峡やロンボク海峡から日本本土に至るシーレーンは好きな時に人民解放軍が遮断できる状況になるからです。(その場合、アメリカ政府・軍も西太平洋を放棄して太平洋は日付変更線で米中で分割せざるを得ないと判断する危険性が高い)
更に言えば、台湾島に人民解放軍空軍が展開すれば、飛び石戦略(南西諸島の島嶼の間隔のせいで中華側から実施可能)によって我が国は最終的には南西諸島を全て失い種子島-屋久島ラインが日中国境線になる事態へと追い込まれるでしょう。(それに加えて韓国が中華の属国に戻れば九州防衛も不可能になり、本州のどこかに日中国境線が引かれる事態になりかねない)
ということで、台湾の政権が反日色の強い国民党政権になろうとも、台湾防衛によって自由民主主義圏に引き留めておくことは我が国自身の国防に不可欠で、台湾有事の際にはアメリカに軍事介入を約束させることが不可欠(当然、自衛隊も米軍と共に参戦すると約束せねばならない)です。(台湾の様々な部分に浸透している人民解放軍の諜報員の存在は非常に頭の痛い話ですが)