最近鉄道駅でよく見かける「あの大きな箱」使ってみた
最近、首都圏だと鉄道駅で「中から施錠できる大きな箱」を見かけることが増えてきました。あれの正体は、リモートワークなどができる空間だそうです。先日、JR東日本のとある主要鉄道駅に出掛けた際、それを見かけたのですが、偶然時間があったのに加え、大雨が降っていたという事情もあり、物は試しとばかりに使ってみました。結論的には快適でした。
コロナ後も続くリモートワーク
今から約4年前のコロナ禍で、世の中全体で大きく進んだものがあるとしたら、それはリモートワークではないでしょうか。
世の中には飲食業、接客業、建設業、内装業などのように、「現場に行かなければ仕事にならない」というケースもあるのですが、その一方で金融業やコンサルティング業などのように、必ずしもどこかに出社しなければならないわけではない、というケースもあります。
コロナ自体はすでに「5類」に移行し、大勢の人々がマスクなしで日々、都会の繁華街に繰り出す日常が戻ってきたものの、一部職種ではコロナ時代に始まったリモートワークがほぼ定着し、今でもあまり出社せず、自宅からウェブで仕事をしている、というケースも散見されます。
(※ただし、その具体的な業種や会社名等を当ウェブサイトで明かすことは控えます。)
リモートワークの利点と欠点
実際、とあるセミナー会社の方と先日話をしたところ、昨今ではセミナー受講者も会場に出掛けるのではなく、リモートで受講することが増えている、というのです。
あくまでも個人的な感想を申し上げるなら、せっかくセミナーを受けるなら、リモート受講ではなく会場で受講したほうが刺激があるのではないか、などと思うのですが、それでもリモートセミナーは、受講者、講師の双方にとり、非常に便利な手段でもあります。
ウェブ形式だと、面会相手とは小さな画面を通してやり取りをせざるを得ないため、相手の表情を敏感に読み取ることが難しいという欠点はあるかもしれませんが、物理的に自分のオフィスないし自宅に居ながらにして仕事ができるため、移動時間が節約できるのは大きなメリットです。
リモートワークにはそれぞれ長所と短所があるのは事実ですが、コロナ禍という事象が発端であったとはいえ、一種の社会変革として、おそらくは今後も社会のリモート化という方向は進んでいくのではないでしょうか。
中から施錠できる大きな箱、あれはいったい何者?
こうしたなか、最近、首都圏の鉄道駅などで見かけるようになったのが、時間貸し方式のワーキングデスクないしワーキングブースです。とりわけこの「ワーキングブース」(中から施錠できる大きな箱)は最近、さまざまな箇所で見かけるのではないでしょうか。
たとえば東京メトロのウェブサイト『CocoDeskがある駅』によると、東京メトロでは「駅ナカおひとり空間」と銘打って、個室型のワークスペースを提供しているようで、ブース内ではWiFiに加えてモニタ、電源、エアコンなどが完備され、ウェブMTGなどに活用が可能であるとのことです。
また、JR東日本のウェブサイト『働く人の“1秒”を大切に JR東日本グループのシェアオフィスサービス STATION WORK』によると、JR東日本の場合はワークブースだけでなく、大部屋の貸デスクや提携店舗、提携ホテルなど、いくつかのパターンがあるようです。
これは正直、個人的には大変助かります。
WiFiが完備されているため、駅でありながら人目を気にせず、仕事ができてしまうからです。
実際使ってみた
当ウェブサイトではこれらの業者から広告料金をいただいているわけではありませんが、このブースを使用する機会があったので、その体験談を簡単にお伝えしてみたいと思います。
先日、JR東日本のとある主要駅で、少しだけ時間が空きました。先方との約束の時間が15時30分なのに、駅に15時10分に着いてしまったのです。
もしも晴天ならば、駅から出て公園などで時間を潰しても良かったのですが、その日はあいにくの大雨。駅の外に出るのもはばかられます。こうした際に、その駅で偶然、このSTATION WORKというブースを発見。15分だけ使ってみることにしました。
このときは会員登録をせず、「一般(非会員)」モードで使用したのですが、料金は前払い制で税込み275円であり、ICカードをタッチして決済を済ませると開錠。中に入ると目の前にデスクと座り心地の良い椅子があり、デスクにはモニタや電源が設置されていました。
また、WiFiが使用できるようであり、PCやスマートフォンで設定すれば、WiFiを使ってインターネットへのアクセスも可能です。
結論からいえば、非常に快適に時間を過ごすことができました。
エアコンも完備されていて、回線速度も十分に速く、また、遮音性能もそこそこ高く、外の様子を気にすることなく、作業もはかどりました。結局、15分の予定でしたが、作業自体は10分少々で終了し、そのままブースを出てアポイント先に向かうことができました。時間が決まっているので、約束に遅れることもありません。
本当に、素晴らしい仕組みです。
細かい不満も残るが…総じて満足
ただし、快適一辺倒だったのかといわれれば、必ずしもそういうわけではありません。
ブースだけにやはり中は狭く、また、出張先で大きな荷物などを持っている場合、それらの荷物の置き場に少々困惑する可能性はありそうです。
また、エンド時間が決まっているのに、WiFiのパスワードなどが掲示されておらず、パスワードを読むためにはいったんインターネットにアクセスしなければならない、という欠点もありました(もっとも、1回接続したら2回目以降はパスワードなしでアクセスできるようになるのかもしれませんが…)。
さらにいえば、ブースの数は限られているため、そのブースが使用中だった場合は、作業を諦めなければならないこともありそうです。
こうした細かい不満はあるにせよ、安価で快適、しかも集中できるなど、トータルで見ると、非常に満足度が高い仕組みです。
また、会員登録をしておけば、ブースの予約もできるようですので(※JR東日本の場合は会員登録にクレジットカード情報が必要だそうです)、これからこうした仕組みを使う機会が増えそうな予感もします。
いずれにせよ、面白いサービスはいろいろと出現するものだと思いますし、せっかく現代に生きているのならば、こうしたサービスは積極的に使ってみても良いのではないか、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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コロナで全国的に多数のクラスターを出したカラオケ店が
「リモートワークできます」とジョブチェンジしているのを見た事ある
多分、ワーク後に、リモートカラオケできます、とも宣伝していなかったかな?
このブース、構内の片隅にあり、何なのか?と訝しんだが、どうやら、中で休んだり仕事をしたり出来るものらしいと分かった。
しかしながら、中が狭い感じなので、利用するには少々億劫に感じた。
本文にも書いてあるが、荷物が多い時などは、特に困りそうなに感じがする。
日本の家やマンションやこのような空間を利用するものは、どうも、古来の尺貫法の発想から抜け出せていないように感じる。
日本人の平均身長が160センチくらいの時代の感覚が未だあるのではないかと思ってしまう。
ブースの設置数を減らしても、幅と奥行を延ばして中を広くした方がいい。
本文の趣旨からは外れるかもしれませんが、リモートワークの一種であるWEB会議、当方もコロナ以降よく利用するようになりました。だが、いかんせん音声の質が悪く、使い勝手は今一つと感じています。対面で会える距離ならば、対面の方が良いですね。