被災地の視察「してもしなくても」批判される岸田首相
これはちょっと酷いのではないでしょうか。能登半島地震で岸田首相が14日に被災地を訪れた件に関連し、「ものの見事に、被災地を巡っただけ」、「いまさら来て何ができるんやと腹が立った」など、岸田首相はさんざんな言われようです。挙句の果てに事実関係を無視し「岸田首相は初動が遅かった」。視察をしてもしなくても、メディアから舌鋒鋭く批判される。岸田首相の肩を持つわけではありませんが、日本の首相とは、本当に損な役回りです。
目次
現地入りが遅れた岸田首相を舌鋒鋭く批判する人たち
今年1月1日に発生した石川県・能登半島地震では、岸田文雄首相は迅速に現地入りしなかったとして、ごく一部のメディア、政治家らから舌鋒鋭く批判されています。
東日本大震災当時の菅直人元首相らの行動を引き合いに出し、「なぜ視察にいかないのか」などの批判もありますし、なかには松葉杖をついて現地入りした山本太郎・れいわ新選組代表と比較して、「被災者に寄り添っていない」などと批判する人もいます。
ちなみにれいわ新選組といえば、『フェリーもキャンピングカーも今次災害では役立たない』でも取り上げましたが、「我々だったらフェリー2000隻、キャンピングカー20万台を借り上げて被災地に送る」、などとする構想を、公式アカウントがXに投稿しています。
(なお、フェリーを全国から召し上げたら日本国内の物流が大混乱に陥りますし、キャンピングカーの多くは民間所有であり、現実には20万台もありません。わりとどうでも良い論点かもしれませんが…。)
災害から2週間後に現地入りした岸田首相
ただ、くどいようですが、岸田首相が現地視察になかなか行かなかった最大の理由は、現地の混乱を防ぐためです。
現地ではマンパワーなどのリソースが不足しており、しかも交通網などが大混乱に陥っているわけですから、こうしたなかで岸田首相が動けば、ただでさえ不足しているリソースがさらに逼迫します。警護などで多くの要員が必要となるからです。
なにより、岸田首相など政府トップの仕事は、全体を俯瞰(ふかん)して決断を下していくことであり、間違っても松葉づえをつきながら現地に物資を届けたり、炊き出しを手伝ったり、被災者と一緒にカレーを食ったりすることではないのです。
この点、個人的には岸田首相自身、現地視察は当分しない方が良いのではないか、などとも思っていたのですが、現実に岸田首相は14日、視察に出掛けました。やはり、「早く行け」などと叫び続けるメディアや野党などの騒音や圧力には抗えなかったのでしょうか。
分刻みでスケジュールはぎっしり
ただ、岸田首相の現地視察は、なかなかに充実したものだったのではないかと思います。
時事通信の『首相動静』などをもとに当日の岸田首相の動きを並べておくと、こんな具合です。
- 07:44 陸自ヘリで官邸屋上ヘリポート発
- 08:10 埼玉県狭山市の空自入間基地着
- 08:30 空自輸送機で同所発
- 09:31 石川県小松市の空自小松基地着
- 10:32 石川県輪島市の空自輪島分屯基地着、隊員らを激励
- 10:46 輪島市立和島中学校着、避難所を視察し被災者と意見交換(松村祥史防災担当相、馳浩石川県知事同行)
- 11:11 同所発
- 11:19 空自輪島分屯基地着
- 11:28 陸自ヘリで同所発、被災現場を上空から視察
- 11:54 珠洲市の野々江総合公園着
- 11:56 同署発
- 00:01 珠洲市立緑丘中学校着、避難所を視察し被災者と意見交換
- 13:17 金沢市の陸自金沢駐屯地着
- 13:48 石川県庁着、昼食、馳知事、古賀篤内閣府副大臣らと意見交換
- 14:25 馳知事から要望書受領、意見交換(~14:53)
- 15:00 記者会見(~15:27)
- 15:30 同所発
- 16:06 小松市の空自小松基地着
- 16:24 空自輸送機で同所発
- 17:01 埼玉県狭山市の空自入間基地着
- 17:13 陸自ヘリで同所発
- 17:31 官邸屋上ヘリポート着
ちなみに14日といえば日曜日です。その日曜日の朝7時台から、分刻みで、スケジュールはなかなかにぎっしりです。
訪れた避難所は2ヵ所
このなかで明らかに無駄な時間があるとしたらメディア各社との記者会見(15:00~15:27)くらいなもので、それ以外は避難所の視察・被災者との意見交換、地元自治体の長である馳浩・石川県知事との面談・意見交換など、非常に有意義な時間を過ごしています。
訪れた避難所は2ヵ所であり、それぞれ、視察と被災者との意見交換を行っています。
もちろん、この首相の動きにケチを付けようと思えば、いくらでもできます。「もう少し多くの避難所を廻るべきだったのではないか」、「もう少し多くの被災者と意見交換すべきだったのではないか」、といった具合に、不満はいくらでも出てくるのです。
しかし、くどいようですが、首相がどこかを訪問しようと思えば、必ず警護の問題が出てきますし、避難所も何カ所もあるわけですから、どうしても避難所のすべてを廻ることはできません。
あるいは、もしも岸田首相がさらに多くの避難所をしらみつぶしに廻ろうとすれば、きっとメディアは「岸田首相よ、この非常事態に、なぜそんな非効率なことをやっているのか」、といった具合に、舌鋒鋭く批判するのではないでしょうか?
「首相の視察は完全失敗」と断言したダイヤモンド
ただ、この首相の被災地訪問は、大手メディアを中心に相当叩かれているようであり、さんざんな言われようです。なかでもウェブ評論サイト『ダイヤモンドオンライン』に掲載された次の記事は、首相の視察を「完全失敗」と断じています。
能登地震「総理視察」は完全失敗!岸田首相のメンツ優先、初動の遅れはもはや“人災”だ
―――2024.1.20 5:05付 ダイヤモンドオンラインより
記事タイトルから何となく想像がつきますが、今回の岸田首相の被災地訪問を「完全失敗」などと批判するもので、記事の中身も『岸田首相の総理視察は被災地「観光旅行」に終わった』、『「首相動静」に見る総理視察の大失敗』など、岸田首相を徹底的に批判するものです。
しかも、その批判は極めて抽象的です。
「ものの見事に、被災地を巡っただけである」。
「前述の通り、今、必要なことは、被災者の1.5次、2次避難を進めることだ。馳知事の発言を見れば分かるように、視察には『安全な1.5次、2次避難所』を組み込んで、被災者が安心して『引っ越し』ができるようにメッセージを送るのが、岸田首相の最大のミッションだったはずである」。
大変申し訳ないのですが、批判が具体的ではありません。首相の現地視察は「被災地を巡る」ことが最大の目的でしょう。「ものの見事に被災地を巡っただけ」なのであれば、それはそれで良いのではないでしょうか。
ついでに、記事では朝日新聞に掲載された「災害危機管理の専門家」とやらが首相の「初動の遅れ」を批判する記事を引用する記述も出てくるのですが、この「首相の初動が遅かった」云々については、明確な事実誤認です。
『「岸田首相と日本政府の初動が遅かった」は事実なのか』などでも指摘したとおり、客観的事実関係を調べれば、岸田首相や日本政府の初動は十分に早かったと断言できるからです。
いずれにせよ、本当に、何をやっても批判されるわけですから、日本の首相とは、じつに損な役回りです。
もちろん、日本は民主主義国であり、政府の最高責任者であるところの首相を批判するのも自由なのですが、せめて批判するにしても、最低限の客観的な事実関係くらい調査した方が良いのではないでしょうか。
「短すぎる被災地視察」を批判するフライデー
ただ、このダイヤモンドオンラインの記事もさることながら、なかなかに強烈な記事は、ほかにもあります。写真週刊誌『フライデー』のウェブ版に24日付で掲載されたこんな記事もそれかもしれません。
「現場へ行ってほしかった」「投票して損した」岸田総理の「短すぎる被災地視察」に対する被災者の言葉
―――2024/01/24 14:00付 Yahoo!ニュースより【FRIDAY配信】
記事タイトルを見て、驚きます。
首相の被災地視察が「短すぎた」、というのです。
はて?日曜日午前7時過ぎに首相官邸を出て、午後5時半に戻ってくるという、ヘリを使った視察が「短すぎた」とは、これはいったいどういうことでしょうか?官邸に戻ってくるのが午後5時半ではなく、真夜中の8時半とかだったとしたら、満足だったのでしょうか?日没まで被災地の視察を続けろ、とでもいうのでしょうか?
フライデーは首相の14日の被災地訪問に関連し、涙ぐんで首相の訪問を喜ぶ女性の「総理に来てもらっただけでもありがたい。能登のことを元気にしてもらいたい」などの声も取り上げつつも、避難所で生活を送る男性の、こんな怒りの声を紹介しています。
「今さら来てもらっても何ができるんやと思って腹が立ちました。馳知事も今まで全く現地に来んし、テレビモニターで被災地のことを見ているばかり。総理はともかく、特に知事にはもっと早く来てほしかった。投票して損した」。
また、これ以外にも、別の人のこんな意見も取り上げています。
「総理が空から朝市や倒れたビルとかを見たって仕方ない思うけどね。自分の足で現場へ行って見てほしかった。総理は姿勢を低くして話を聞いていたが、もっとゆっくり滞在されて色んな人から話を聞いてほしかったですね」。
くどいようですが、首相自身が動くと、それだけで警護要員も動かなければなりませんし、倒壊したビルなどの危険な現場を首相が自らの足で動き回るというのは、警護面、安全面などにおいて極めて危険性が高い行為でもあります。
また、「ゆっくり滞在して多くの人から話を聞くべき」というのはそのとおりではありますが、それと同時に首相の滞在が長引けば被災地に負担となります。実際、フライデーもこう書いています。
「一方、避難所周辺では石川県警のパトカー2台と警視庁から派遣されている自動車警ら隊のパトカーが2台と警察官らが警戒を行っており、安倍晋三元総理や和歌山県での総理襲撃事件もあってか、石川県警と警視庁だけでなく、大阪府警の警護員らも現地で警護を実施、総勢30名ほどの警護員やSPらが総理周辺の警護を実施しており、避難所周辺は物々しい雰囲気に包まれていた」。
要するに、首相の警備は本当に大変なのです。
そのうえ、首相が現地に出掛けたとしても、正直、「被災地の実情や被災者の意見を肌で知る」、「メディアに対する『やってます』アピール」以上の意味はありません。それなのに、視察しても批判し、視察しなくても批判するという日本のメディアは、ちょっと常軌を逸しています。
メディアは人々が希望を持てる記事を書いてきたのか?
フライデーの記事は、次のように結ばれています。
「被災した人々が希望を持てる支援ができるのか、岸田総理の手腕が問われている」。
それをおっしゃるのであれば、メディアが「被災した人々が希望を持てるような報道」をしてきたといえるのか、メディア関係者には自問していただきたい気がします。
当ウェブサイトではマスメディア・マスコミのことを、十把一絡げ「マスゴミ」などと揶揄するつもりはありません。
この問題に限らず、新聞、テレビ、雑誌などのなかでも客観的な情報を集め、務めて冷静に報道ないし評論を行っている事例はありますし、優れた記者、ライターも間違いなく存在するからです。
しかしながら、内閣官房長官記者会見で、林芳正長官に対し「空中から物資を投下せよ」だの、「空中から隊員を降下させよ」だのといった要望をぶつけたりする記者や、そんな記者の会見場への出入りを阻止できない記者クラブを見ていると、つくづく、日本のメディアの腐敗を疑わざるを得ません。
いちおう誤解を生じないように申し上げておくと、当ウェブサイトとしては、岸田首相のことを、べつに礼賛(らいさん)するつもりはありません。岸田首相にもさまざまな問題があり、また、ときとしてあまり正しくない決断を下してしまう危うさもあると考えているからです。
ただ、少なくとも能登半島地震においては、客観的な基準・事実関係に照らして、岸田首相のここまでの行動は適切であったと言わざるを得ません。救助・支援が遅れたのは能登半島の地形的な問題が原因であって、岸田首相や日本政府の体制に問題があったからではないのです。
敢えてこれまでの政治の問題点を指摘するならば、道路がもう少し整備されていれば、犠牲者数も抑えることができたのかもしれない、といった「IF」の議論はできますが、「道路をもう少し整備する」ことを全力で妨害してきた犯人は、まさに公共事業悪玉論を唱えて来たメディアそのものでしょう。
いずれにせよ、改革が必要なのは、少なくとも自民党よりもメディアの側ではないか、などと改めて思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「出来る事をしているか」を「総理大臣として出来る事をしているか」で考えれば良いのでしょうね。
「被災地に運ぶなら総理大臣より支援物資の方が良い」とも言えますし。
現地に言って励ましなどをしても、「気休め」と言われればそれまでですしね。
電力会社の現場に行って直接介入する総理よりは励ましの方がマシですね。
毎度、ばかばかしいお話を。
マスゴミ:「自民党の総理とは、災害の時に天の怒りを鎮めるために生贄になるための職業である」
ありそうだな。
ありです。
最高傑作、座布団10枚。
阪神・淡路大震災
(村上富市首相)
東日本大震災
(菅直人首相)
事実を陳列するだけで名誉毀損が成立するかも?なので、こわいこわい。
マスゴミ:「自民党の総理とは、災害の時に人々の天への怒りを鎮めるためにマスコミの生贄になるための職業である」
がより正確かも
なお中国
アナウンサー「日本の地震は報い」
一般人「四川大地震や甘粛省の地震はやはり為政者の徳が・・・」
???(チラッ)
放送局「停職にしておきました。」
被災者の方々のガス抜きサンドバッグも偉い人のお役目という部分もあるかなと思いつつも、外野のメディアが外野を煽って政争をするのは醜悪に感じます。リンク記事で何か世の中が良くなるとも思えませんので。むしろ彼らが普段さんざ言う”萎縮”を政治家に招きかねません。
テロリストどものせいでなおさら警備負担は上がっているのでは、と思っていたらそのまま記事に入っていますね。岸田総理は一度襲撃を受けていますし、従来の視察よりも緊張されたのではないかとも思います。
ところで、基地問題の外野で「基地や原発が近所に出来たらミサイル攻撃に巻き込まれてしまう!!」(どこから?)と騒がしい方々は、「総理なんか行かせたら避難所が爆破に巻き込まれてしまう」とは心配しないのでしょうかね。
最初に「今回は震災対応の批判でいこう」という結論があり、それに合わせて事実を集めてつなぎ合わせているだけでしょう。
トヨタの会長さん(だと思う)が以前言っていた「老夫婦とロバの話」を思い出しますね。ご存じだと思いますがざっとこんな具合。老夫婦がロバを連れて一緒に歩いていると「ロバがいるのに乗らないのか」。夫が乗って妻が歩いていると「威張った旦那だ」。妻が乗って夫が歩いていると「あの旦那は奥さんに頭が上がらない」。夫婦そろって乗ると「ロバが可哀そうだ」。日本の首相もこんな感じで、何をやってもマスゴミや野党から批判されるのだろう。それでマスゴミや野党の人気や品格が高まるとは思えないけど。あっ、一部では人気だけは高まるのかな。
某夕刊紙、何があろうがなかろうが、毎日、1面と2面は首相批判記事。内容も本当かどうか分からない事ばかり。この夕刊紙は売れるが、読んでいる人間もその内容を真面目に受け取っているものはいない(はず)。批判記事は取材もせず内容も吟味せずに机の上で書ける。が、評価する記事は取材しなければならず、何をどう評価するかの知能も要る。また、読む方も、評価記事を読むにはそれに相応する知能が要る。
そんな訳で、批判記事は直ぐに書ける。しかも、書くポイントもメニューが決まっている。
遅い、足りない、対応がチグハグ、現場の声が届いていない・・・。
これらのポイントを日替りメニューで書いていれば、ずっと書き続けられる。
何しろ、世の中には、完璧というものは無く、ましてや、災害現場は、足りないことだらけなのだから。
総理大臣の行動に関しても、同じメニューを適用して書いているだけ。
こんな事、瓦版の時代からやっていたのだろう。明治の世になり、文屋、と言われるようになった。何でもいいから、文を書く商売人。その内、やっている事は変わらないのに、職業名だけ輸入して、記者、ジャーナリスト、に。
ああ、日刊ゲンダイの事ですね。
FRIDAYを発行している、講談社の子会社です。
光文社を加えて音羽グループと称する企業グループは、政権批判ばかりやっていて、何処となく後ろ向きな感じにしか見えません。
其れが「ジャーナリズム」と称するなら、私は「其れは違う、ジャーナリズムを騙った言論テロだ!」と言いますね。
恐らくは学生運動に参加をしていた活動家系の学生を多数採用したからこうなったのでしょう。
日刊ゲンダイのライバル紙で産経新聞社発行の夕刊フジも岸田文雄総理が安倍晋三元総理の意思を引き継いでいないとして、批判的な記事を見かける事が多いですが、ここはまだ特定アジアの不都合な事実を伝えるだけまだマシと言えます。
ただ、有本香氏が同紙でコラムを連載している都合上なのか、日本保守党とべったりだというのは少し気になるところではありますが…。
すみません。
こちらの投稿を削除して頂けないでしょうか。
投稿の送信が出来ていないと思い、9分後に同内容を再投稿しています。
さより さま
ああ、日刊ゲンダイの事ですね。
FRIDAYを発行している、講談社の子会社です。
光文社を加えて音羽グループと称する企業グループは、政権批判ばかりやっていて、何処となく後ろ向きな感じにしか見えません。
其れが「ジャーナリズム」と彼らが称するのであれば、私は「其れは違う、ジャーナリズムを騙った言論テロだ!」と言いますね。
恐らくは学生運動に参加をしていた活動家系の学生を多数採用したからこうなったのでしょう。
日刊ゲンダイを立ち上げ、後に講談社の社長となった野間惟道氏はどういう意図があったのでしょうか。
彼の父は終戦当日に自決をした阿南惟幾陸軍大臣であると言うのに…。
日刊ゲンダイのライバル紙で、産経新聞社発行の夕刊フジも岸田文雄総理が安倍晋三元総理の意思を引き継いでいないとして、批判的な記事を見かける事が多いですが、ここはまだ特定アジアの不都合な事実を伝えるだけまだマシと言えますね。
ただ、有本香氏が同紙でコラムを連載している都合上なのか、日本保守党とべったりだというのは少し気になるところではありますが…。
ダイヤモンド記事の筆者は小倉健一氏。
「国会議員の秘書を経て」とありますが、小池百合子が環境相だったときの秘書だったそうです。
あ、なるほど。(何が?)
*インタビュアーによる”誘導の妙”なのか??
「防災コラム」神戸大学名誉教授・室崎益輝さん『能登半島地震について』(2024.1.5音声動画)
https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/radiowide/radiobousai/490822.html
【概要?】
①現地は交通インフラが脆弱な地域 → 復旧が進んでいる(国交省・自衛隊の尽力が大きい)
②支援物資を大量に送り付けることへの危惧 → 物資供給(配達)ボランティアの必要性
③被災地に迷惑をかけない形での移送努力が必要 → ボランティアバス等の活用を提言
④但し、ボランティア人材の動員は、現地の安全度が高まってからが望ましい。
⑤現地に赴くだけが支援ではない。おカネによる支援も大きなチカラになる。
↑これを見る限り、常識的な見解を持った人物にも思えます。
*切り貼りでなければ、朝日に ”言わされた” のかもですね。
「初動が遅い」という批判って、「100は大きい数字だ」みたいなモヤッとした意見で背中がムズムズする。
初動の定義は?遅い、早いの基準は?
昨年受講した防災士の講義の中に「災害時の避難所に於けるマスコミへの対応」というような項目があったように記憶しております。
それには「避難所内には絶対にマスコミ関係者を入れない」という注意喚起があったりしました。まぁ考えてみれば、あの連中は謂わば流言飛語の元締めみたいな輩ばかりなのですから、当然といえば当然の措置なのでありますが。
能登地震被害への対応は、緊急支援の時期がそろそろ終わり、これから本格的復旧、更には復興へと進んでいく段階だと思います。日本国首相の手腕が本当に求められるのは、いよいよこれから。居てもいなくても良いとまでは言いませんが、緊急支援の段階で、首相が直接手を下すことなどほとんど無いはずです。世の識者然として、首相の対応をえらそうに批判している人物らの中に、本物の防災専門家が居るとはとても思えませんね。
この災害大国である日本にしては例外的なほど長い大型災害の空白期間の後に襲ってきた、平成7年の阪神淡路大震災。その間の都市構造や交通インフラなどの変貌などもあって、初期段階の対応は困難を極めました。災害対策の現代化はこれを契機として整備されてきたと言えると思います。
政府自治体からの要請を待たず、災害発生の直後から自衛隊が独自の判断で初動準備態勢に入れるようにしたこと、従来の常駐型の病院だけでは、それ自体の被災などあって傷病者への対応が難しかったことから、少人数のエキスパートからなるチーム(DMAT)を全国に多数整備し、ただちに被災地域に展開できる体勢を整えたこと、また遠隔地病院に緊急治療を要する者を搬送するため、防災ヘリの充実を図ったこと、などはその例でしょう。
東日本大震災の際には、自衛隊やDMAT、さらには被害者支援にただちに協力できる能力を普段から有していた民間企業の協力、などの被災地での活動が、当時は結構報道されていたと思うのですが、今回の能登地震でそうしたニュースに接する機会は、あまりなかったような気がします。言わば、最早それが災害時には当たり前の光景になっていることを、意味しているのだと思います。
こうした緊急支援時の対応のノウハウは、災害のたびに改良を加えられつつ、担当部署、とくに首相直属の防災担当補佐官の間で、引き継がれてきたはずです。有事には、災害の態様に応じて、発動すべき施策の優先順位、強度などにバリエーションを持たせる必要はあるでしょうが、基本的には予め決められたやるべきことを粛々と実行していくだけ。今回もそれに則って事態は進んでいるのでしょう。とんでもない盲点が見つかったということはないように思えます。
被災地の方々が大変困難な状態にあることは事実で、マスコミのインタビューの折には、さまざまな身の周りの困り事を口にされるとは思いますが、想像するに、多くの声は、自らも被災しながら支援に動く自治体職員、危険で困難な災害現場の復旧作業を担う自衛隊員、孤立に近い集落にまで足を伸し、医療活動をおこなうDMATチームなどに対する感謝の念ではないでしょうか。本文記事中に引用されているネット記事に載った被災者の「怨嗟の声」なるモノ、なんとも具体性を欠き、筆者のアタマの中で造り上げたものか、せいぜい聞きかじりの一部のチェリーピッキングまがいのものとしか思えません。
ことあるごとに、どこからともなく沸いて出てくる、政府のやることなすことにケチを付けることこそが我が使命と心得る、これら識者連。もし被災地住民が政府自治体の対策の遅れに怒りを募らせて、暴動でも起こそうものなら、それこそ大喜びなんでしょうが、国民大多数のオツムのレベルは、彼らよりは大分にマシであることを知るべきでしょう。
アメリカでは、1979年に、FEMAという災害対応特化の庁が出来ていて、かなり上手く機能していたようだが、2001年のテロ後、ブッシュ大統領によって改編され、指揮命令系統が曖昧になり、2005年のハリケーン災害では上手く機能せず、ブッシュ大統領が批判されていたような記憶がある。
日本では、このような専門庁が無いのに、わりと災害対応は機能しているように見える。やはり、自衛隊の存在が大きいのと、国と各自治体の役割分担が予め決まっているのか?
伊江太さんのような考察こそ、マスコミ、災害対応専門家やマスコミにやって欲しいことなのだが。
復旧や復興を被災者視点だけでなく作業者視点からも捉えて、働き方改革が目指す働き方になるよう、岸田総理には「英断」をして貰いたいものです。
大阪万博は2026年開催にするとか。
今の日本社会の厳しさは、「お客様第一」が歪な形で実践され、働く人々の人間性を無視している事に起因すると考えます。
毎度、ばかばかしいお話を。
マスゴミ:「人の不幸は、高視聴率という蜜の味。災害で右往左往する自民党の総理も蜜の味。そいう画像をくれない岸田総理はけしからん」
テレビで人の不幸を楽しんでいる人は、自分の不幸が高視聴率という蜜になった時、前に自分が他人の不幸を楽しんでいた時のことを思いだすことができるのでしょうか。
朝日新聞によりますと、「次の総理の適任者はいない」とのことですが、今回の被災地視察のことを考えると、日本の総理はドラえもんしか務まらないのではないでしょうか。
>日本の総理はドラえもんしか務まらないのでしょうか。
何気に朝日絡みだったりしますね。
マスゴミや野党の頭のなかには、どこかにドラえもん的な人がいるはずという共通認識(?)があって、その人と岸田総理との被災地視察を比べて、岸田総理は遅いと言っているのでしょう。
速い遅い、大きい小さいは比較対象がなければならず、岸田総理の被災地視察は菅直人(前)総理と比べて遅い、ということではないでしょうか。(早い遅いだけで、現場の迷惑かどうかは無視していますが)
「ダイアモンドオンライン」と「フライデー」ですか。
決して大手メディアとは表現できない所ですね。ゲンダイと同クラスとも言える。
今回大手メディアはそこそこまともな報道をしている様なので(一部おかしなのもある)、
マイナーメディアが「稼ぎ時だ♪」と言わんばかりの態度を取るのも当然かな?
「だって、ウチのお客様は”自民党はどんな時でも100%悪”って言うメニューが
好みなんですから」が彼らの口に出さない本音だろうし。
雪だんごさま
>「だって、ウチのお客様は”自民党はどんな時でも100%悪”って言うメニューが
好みなんですから」
ということは、大手マスゴミにとって、自民党がなくなって、定番メニューが出せなくなると困る、ということでしょうか。
蛇足ですが、全体の視聴率が落ちている、新聞の発行部数が落ちている、ということは、大手マスゴミは(少なくても)前より、国民の意見(?)を代表しなくなったと言えるのではないでしょうか。