「有権者の自民党への根強い不信感」警告=和田政宗氏

和田政宗氏といえば、LGBT法の採決の際に、堂々と退席した人物のひとりです。そんな和田氏は『月刊Hanadaプラス』への寄稿で、仙台市議選を題材に、有権者の自民党に対する根強い不信感があると警告します。現職の自民党参議院議員として、岸田首相に対する不満を直接に口にすることは難しいのかもしれませんが、和田氏の記事からは、「岸田文雄」に対する不満が漂ってきます。

松川るい氏の軽率すぎるツイート

普段から当ウェブサイトでは、岸田文雄首相に対する国民の不信感の根源は、「増税、LGBT、韓国」の「3点セット」にある、といった仮説を提示しています。

これに関連し、『支持率下げ止まりも…松川議員がパリで能天気ツイート』では、日経・テレ東合同世論調査に基づくと、内閣支持率にもようやく下げ止まりの傾向が見えているとする話題とともに、松川るい・自民党女性局長による、あまりにも軽率なツイッター投稿を取り上げました。

なお、いちおう公正さのために付言しておくならば、今回、松川氏らは国費を使わず、私費と自民党の党費でフランスを訪問しているとのことです。このため、そうした説明が正しければ、「税金の無駄遣い」との批判はあたらないことになります。

(※もっとも、自民党の党費の財源にも政党交付金が含まれているはずであるため、間接的には公費ではないか、といった批判もありますが…。)

また、インターネット上では、立憲民主党議員が韓国の野党議員らと連携し、福島処理水の放出を妨害しようとしているなど、特定野党の行動のひどさと照らし、今回の松川氏らのフランス訪問に、そこまで目くじらを立てるべきではない、といった指摘もあることは事実でしょう。

呆れられる自民党

ただ、そうした点を踏まえたうえで、やはり松川氏らの軽率な点を挙げておくならば、彼らの場合はいきなり観光名所で記念撮影し、その様子をツイッターにアップロードしたことにあります。

一般に議員や閣僚などが外国を訪問した場合、観光名所の写真を投稿することがないわけではありませんが、やはりメインは訪問相手(議員外交の場合は相手国の議員でしょうか?)とのプライベートな執務空間などにおけるツーショット写真などにをメインで公表する方が一般的です。

しかし、少なくとも現時点において、松川氏のツイートのどこを探してみても、今回の訪問地であるはずのフランスの国会議員との対談風景などに関するツイートはありませんし、また、フランスくんだりにでかけて、それをどう国政・立法などに生かそうとしているのかに関するメッセージもありません。

ちなみに松川氏といえば、当ウェブサイトではおもに韓国関連でデタラメな言説を繰り返した人物として、『日韓関係巡る「松川理論」にネットコメントは冷ややか』などを含め、これまでに当ウェブサイトではしばしば取り上げて来た人物のひとりです。

その松川氏自身は岸田派(宏池会)ではなく安倍派の所属ですが、宏池会だけでなく、安倍派にもこんな議員がいるという時点で、自民党が有権者から呆れられるという可能性はそれなりに高そうです。

「LGBT/増税/韓国」の3点セット

さて、それはともかくとして、自民党に対する風当たりの強さの原因は、くどいようですが、LGBT、増税、韓国など、自民党をしっかりと支持していたはずの「岩盤保守層」を敵に回すかのような行動が相次いでいることです。

ただ、これに関し、自民党議員のすべてが賛同したわけではありません。

たとえば、LGBT法に対しては、衆議院では高鳥修一氏が「トイレ」と称して本会議から退席し、杉田水脈氏は届を出したうえで本会議を欠席しています。

また、参議院では青山繁晴、和田政宗、山東昭子の3氏が、LGBT法の採決の際、処分を覚悟のうえで、堂々と退席しました。したがって、LGBT法を嫌悪する保守派の皆さんも、少なくともこの3氏の行動については、批判するいわれはないのではないでしょうか。

和田氏「自民党への根強い不信感が見えた」

こうしたなかで、その「国士」のひとりである和田政宗氏が『月刊Hanadaプラス』にこんな記事を寄稿しています。

仙台市議選で見えた、自民党への根強い不信感|和田政宗

―――2023/07/31付 月刊Hanadaプラスより

和田氏が今回取り上げているテーマは、例の仙台市議選です。

ちなみに日本維新の会が地盤のない仙台市で行われた市議選(定数55)で、いきなり新人を5人擁立し、全員当選させたとする話題については、当ウェブサイトでは『支持率下げ止まりも…松川議員がパリで能天気ツイート』でも取り上げたとおりです。

この市議選を巡り和田氏は、自民党現職が3人落選した事実をもとに、こう述べます。

私が選挙戦を通して感じたのは、岸田内閣の政策への厳しい評価である。“サラリーマン増税”について岸田総理は否定したものの、『岸田政権では増税が続く』と考えている方がとても多かった」。

非常に厳しい認識です。

和田氏によると仙台市議選は自身にとっての「地元の選挙」でもあるため、選挙戦を通して各候補の応援に入り、「自民党に対する意見をつぶさに聞いた」のだそうです。

その結果が、「自民党から離れた心は簡単には戻らない」という、和田氏なりの結論です。

そのうえ、和田氏はこうも述べます。

今回の仙台市議選の結果は、マイナンバー問題が影響したなどと述べる人がいるかもしれないが、実際に大きく影響したのは国民の負担増に対する拒否反応である」。

このあたり、当ウェブサイトでもこれまでに提示してきた、「支持率の低迷要因はマイナンバーではなくLGBT/財務省/韓国」とする仮説とも、ある程度は整合しているように思えます。

和田氏の危機感

そのうえ和田氏が懸念するのは、「都市部における維新への期待と追い風」です。

さらに自民党にとって深刻なのは、今回の投票率は前回を1.53%下回る過去最低の34.30%であるのに、第3極や新興勢力が躍進したことである」。

具体的には、維新への期待は「猛烈な追い風」で、「維新公認であれば当選するような状況」だったのだそうです。そして、注目すべきはこんな記述でしょう。

岸田政権に対して国民負担増への懸念を持った方々は、維新が訴える『改革』へ期待し投票行動を取った」。

「維新に投票したところで国民負担増への懸念が打ち消されるとは限らない」、というツッコミは取り得ず脇に置くとして、和田氏の指摘通り、岸田政権の「財務省寄り」に対し、有権者が懸念(というよりも不信感)を抱いていることは間違いありません。

さらには、和田氏は新興政党のうち、4人の候補を擁立した参政党が1議席を獲得したことについても、こう述べます。

当選しなかったその他の区でも2500票以上を獲得しており、この得票の中には前回自民党へ投票した方の票が相当数含まれる。自民党の政策に失望したり、自民党の政策より参政党の政策が魅力的だと感じた方々が、参政党へ投票している」。

これこそ、当ウェブサイトで以前から提示してきた懸念のひとつでしょう。保守票が「参政党」などの泡沫系(失礼!)の新興政党に流れてしまえば、結果的に自民党などの保守政党が票を失い、新興政党と共倒れになり、左派系政党から当選者が出る可能性を高めるのです。

安倍、菅両総理の時代との違い

和田氏は「国民の失望を一刻も早く転換させ、離れてしまった信頼を取り戻さなくてはならない」としたうえで、次のように述べます。

安倍政権、菅政権で、第3極や新興勢力への支持が広がらなかったのは、政権自らが改革を次々に実現し、雇用も安定させ経済を再生させ所得向上の道筋を作っていくという、まさに今、維新や参政党が訴えている政策を政権として実現していたからである」。

この分析、異論があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも正論ではあります。

まさに安倍、菅両総理の時代は、自民党政権自身が保守政党であるとともに改革政党であり、リフレ派政党であり、反財務省・反外務省政権だったからです(麻生太郎総理と菅義偉総理の路線対立もかなり深刻だったようですが…)。

和田氏はこれについて、次のように主張します。

自民党は今一度、安倍政権、菅政権の精神と政策に立ち戻り、真に国民のための政策を打ち出すべきである。これ以上、追い込まれてからでは完全に遅い。速やかに国民の信頼を取り戻す政策を打ち出すべきだ」。

正直、自民党の現職参議院議員としては、これが限界でしょう。

ただ、和田氏が言いたいことを忖度するならば、その本質は、「岸田文雄は辞めろ」、ではないでしょうか。

和田氏自身が現在の自民党・宏池会政権に近いわけではなく(だからこそLGBT法採決で公然と退席したのでしょう)、派閥的にはむしろ、菅総理に近いグループにいると聞きます。和田氏の主張を眺めていると、自民党内の「非主流派」の雰囲気がなんとなく見えてくるのかもしれません。

産経新聞の元政治部長でもある石橋文登氏あたりは、「お盆明け以降、岸田おろしの機運が見られるかもしれない」と警告していますが(『自民党「お盆明けに岸田おろし」の流れは発生するのか』等参照)、和田氏の今回の寄稿も、石橋氏の見解と整合しています。和田氏もまた、「岸田文雄首相に対する有権者の冷ややかな意見」を有権者から直接ぶつけられた人物だからです。

また、「菅グループ」自体は、現状ではまだ「派閥」ではありませんが、最大派閥である安倍派に加え、非主流派である二階派などとも近いとされており、また、菅総理自身が公明党などとも太いパイプを持っているとうわさされます。

良いか悪いかは別として、もしも岸田首相が急遽降板となったときには、菅総理が台風の目となる可能性もありますし、そのときに和田氏の周囲でも、何らかの動きがあるかもしれません。

いずれにせよ、お盆明け以降、岸田おろしの機運が高まってくるのかどうかについては、引き続き注目に値する論点であることは間違いありません。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. はるちゃん より:

    岸田首相は、国民ではなくバイデンと財務省の意見を聞き過ぎて、岸田政権のみならず自民党を道連れに政権崩壊に向けて邁進しています。
    8月17日からはアメリカで日米韓首脳会談をするそうですが、LGBTや韓国への無節操な譲歩などにより、保守層の多くの人はバイデンや韓国に嫌悪感を感じていると予想しています。
    日米韓会談は、保守層の神経を逆撫でする結果にしかならないのではないでしょうか?
    外交が得意だと自称している岸田首相は分かっていないと思いますが。

    1. 匿名 より:

      岸田が外交得意とは、初耳。彼に得意なことあったっけ?

      1. 匿名 より:

        岸田文雄が得意なこと(と私が認識していること)
        ・財務省に尻尾を振ること(ガソリン暫定税率、サラリーマン増税)
        ・前政権の成果を台無しにすること(金融緩和修正、対韓外交)
        ・公私混同(広島サミット、息子の秘書官任命)

        広島サミットで、売電を慰霊碑に連れて行ったバーターがLGBT法の成立っしょ
        岸田の満足感以外に日本にメリットないのよなあ

      2. はるちゃん より:

        >岸田文雄首相は今国会での衆院解散を見送った理由のひとつに外交課題への取り組みを挙げた。中国との関係再構築や北朝鮮による日本人拉致被害者の帰国などが念頭にある。「得意」とする外交で実績を重ね、懸案打開に道筋を示せるかが次期衆院選の戦略も左右する。

        今年6月23日の日経新聞の記事です。
        何故か括弧がついていますが。

        1. さより より:

          この記事を読んで、外交が得意とか何とかいう前に、やっぱり、頭が良くなきゃ何も始まらないと分かりました。日米韓で何かやろうとしている時に、何故、日本独自の外交テーマが出て来て中北の関係がどうのとなるのかな?
          片や、中北包囲の行動をして、片や、個別関係構築って、相手だって、どうお相手したらよいか戸惑うのではないか?これ、外交得意じゃなくて、外交音痴というのではないのかな?鳩山並みの頭の良さ?ですね。

          1. はるちゃん より:

            仰る通り、衆議院の解散延期は、中国との関係再構築や北朝鮮による日本人拉致被害者の帰国などが念頭にあるるとのことですが、8月17日のキャンプデービッドでバイデンとどんな会談をするのでしょうかね。
            そろそろ中国や北朝鮮に譲歩して仲良くしませんか、などとバイデンに提案するのでしょうかね。
            支離滅裂ですね。

      3. 簿記3級 より:

        外交の岸田はわりと有名な話です。

        武勇伝としては中国の王毅外相と個別に会談した際
        王毅「今、日中関係は大変な状況にある岸田さんあなたは宏池会の人でしょ、宏池会なら日中関係を大事にするはずだ」
        岸田「宏池会をご存知でしたか、何を隠そう宏池会の今の会長はワタシです。」
        王毅「宏池会の会長でしたか!ザッツ・ワンダフル!」
        その後両者はがっちりと握手を交わし交友を深めたという逸話がキシダの著者に書いているくらいです。永田町で外交の達人といえばキシダです。
        ちなみにラブロフとも響21年やウォッカを交換し合うくらい仲が良いです。

        1. さより より:

          敵と仲良くする事が外交が得意の定義だったとは、お釈迦様もビックリです!

      4. naga より:

        自称じゃないですか。
        自称元徴用工のようなものです。

  2. 普通の日本人 より:

    岸田下ろしかぁ
    総選挙で現職総理の落選が見たかったなあ

  3. 愛読者のひとり より:

    >保守票が「参政党」などの泡沫系(失礼!)の新興政党に流れてしまえば、・・・、左派系政党>から当選者が出る可能性を高めるのです。

    参政党の活動をネットで見ているのですが、新宿会計士さまの認識とは異なります。
    自民党の保守本流以上の歴史認識、問題意識を持っていて、政策は維新よりはるかに国を守る考え方をしています。党勢を増して近い将来自民党に取って代わりうる政党になるような気がします。

    1. 農民 より:

       参政党が今の政治センス、政策レベルのまま与党になった場合、農家の私はじきに干上がって死ぬハメになるので、善良で理念を重んじる保守の方にこそ、気をつけて欲しい政党だと思っています。
       大理念や国政の大きな政策だけでなく、小さな政策の精査もどうかお願いします。

      1. さより より:

        農民様

        下にコメント書きましたが、農民様と言いたいことの要旨が同じなので、驚きました。やはり、同じくふざけた青二歳と感じちゃうんですね。

      2. 匿名 より:

        農家のユーチューバーの方が 「農業政策に限っていえば、参政党の主張は極左だ」 と言ってましたね。
        農薬や化学肥料の使用はダメで、有機農法マンセー。世田谷自然左翼やマンガ 「美味しんぼ」 (原作者の雁屋哲は極左) の主張とかわりません。
        「小麦粉は体に悪い」というトンデモ論も言ってました。

    2. さより より:

      能書だけなら、何だって書けます。ここは、マスク反対なんて現実離れした事も主張する所ですから。本気で政権取る気なら、現実に即した政策を真剣に述べます。今の政策なるものを見ると本気で政治やる気あるのかな?と不安になります。
      しかも、直ぐに仲間割れするし。こんなふらついた所が何かやれるとは思えないし、直ぐに日和んじゃないか?という不安定感も感じます。

      1. 愛読者のひとり より:

        新型コロナのマスクやワ○○○について日本の対応が方向違いであったことが徐々に明らかになってたように思います。いろんな情報にあたってみる必要があることを今回のパンデミックで痛感しました。

        1. さより より:

          マスクやワクチンが方向違いなんて事はありません。
          これは、人類の今までの経験による対策です。マスクとワクチンが効果があったかなかっかなんて議論は、意味が無い、効果があろうが無かろうが、その時点では、人類が考え得る最も適切な方策だってのですから。もし何か意見を決めきれない事があるなら、あなた自身が国の最高指導者だったらどうするか?と考えて見てください。そうすれば、現実的な決定をするシミュレーションができるでしょう。

          1. 愛読者のひとり より:

            比較的早い時点でマスクの効用の限界、ワ○○○接種の副作用弊害が言われてきました。
            なのに6回目接種を推奨とは国民の健康を第一に考えることより何かの利害関係で動いているのでしょう。超過死亡者数の増加を早急に解明して6回目接種が正しい選択なのかを検証すべきででしょう。

          2. さより より:

            マスクの効用の限界って?少しでも効果があればいいじゃないですか?
            他に万能のものがあった訳でもないし。
            ワクチンだって、何回打ったから効果がどれだけかどいうデータは取れないでしょう。人類初のウイルスなんだから。
            マスゴミの軽薄な言説に乗っからないで、自分の頭で考えた方がより現実が見えて来るし、現実的なしっかりした考え方が出来るようになると思います。

        2. 三門建介 より:

          方向違いとのことですが、勘違いしているとかですかね。

          ワクチンの仕様は発症を抑えることは主要因ですが、症状を軽くなるように抑えることも期待されます。感染拡大の抑制になる為ですね。

          マスクについては自信がかからない為の対策ではなく、発症した後に飛沫等を抑制することで市中感染の拡大を防ぐためですね。
          家庭内のクラスターが多かったのは自宅ではマスクをしないためにマスクの効果がなかったからです。会食の禁止も同じ要因です。
          違う視点では、ここ数年のインフルエンザの発症がほぼゼロになったことからわかりますが、学校等でクラスターが発生しなかったためと言えます。

          初期の段階で飛沫がどのように広がるかや空気の流れをどうしたらよいかが取り上げられてましたがそこが感染症対策の要点だったと思いますので十分効果があったといえそうですね。

    3. Masuo より:

      私も参政党の事はよく調べてみる方がよいと思います。
      少なくとも私は信用してません。

    4. 某都民 より:

      アムウェイ(業務停止命令されましたよね)みたいな詐欺マルチ的な資金集めや、公共の会場利用のガイドライン無視したパーティーやる様な政党がそれ程信用に値するというのですか?
      私はハッキリ言って立憲民主党や共産党と変わらないと思ってます。
      下で他の方がコメントされている様に、ご自身で調べた方が良いですよ。

      1. 愛読者のひとり より:

        問題視していることを調べました。資金集め、パーティ、ほかに農業政策を含めた政策面など、特に問題視するようには思えませんでした。参政党の党員ではありませんが、今後の衆院選をはじめ、党勢がどうなるか注視していく必要はありそうだと感じています。

    5. 元雑用係 より:

      こちらで参政党支持の方は珍しいですね。
      せっかくコメント欄で異論を唱えるのなら、より理解されるように具体性を持たせたらよいのでは、と思いました。

      >保守本流以上の歴史認識、問題意識
      具体的には?
      >政策は維新よりはるかに国を守る考え方
      具体的には?
      >日本の対応が方向違いであったことが徐々に明らかになってた
      日本の対応とは何のことか、何をもって方向違いだと認定されたか
      誰がそう認定したのか
      >比較的早い時点でマスクの効用の限界が言われてきました
      効用の限界とは何のことで、誰が何を根拠にそう言っていたのか
      >ワ○○○接種の副作用弊害が言われてきました
      ワクチンの副作用事例の具体例と、それが全体母数に対して何%の発生率だったのか

      一貫して挙げられていることが曖昧だし検証不可能なので、参政党のよさがわからないんですよね。
      (論点の曖昧さは置くとして)自分の「結論」を語るだけでは他人は納得しません。その結論に至った根拠を示さないと。
      愛読者のひとりさんがなぜその結論に至ったのかを伝えればよいのだと思いますよ。

      かつて会社の仕事上で見かけた上司部下のやりとりを記します。
      上司「このシステムリリース後のバグ、治ったのかよ?」
      部下「ほとんど治りました 大丈夫です」
      上司「「ほとんど」じゃわかんねーよ。お前の結論なんかどうでもいい。バグ総数何件で何件治ったとか客観指標で言え」
      部下「・・・100件中65件が治りました」
      上司「全然治ってねえじゃねえか 客にはまだ時間かかるって言わなきゃな」

      愛読者のひとりさんに根拠を提示する義務はありませんが、語った相手に伝えようと思われるなら。
      こちらのサイト主さまが常日頃発しているメッセージは、そういうことかと思っています。

      1. 愛読者のひとり より:

        ここの読者さんなら当然に政治や社会、国際情勢に詳しい知見を持っていると思っているのですが、新宿会計士さまをはじめ、なぜか参政党に触れないので不思議に思ったまでのことです。政策などはしごくまともに見えます。
        結党後わずかの期間に地方議会議員が120名以上になったのは、賛同する人が増えているのではないかと思います。話題にしないのは何故かなと疑問に感じます。

        1. 元雑用係 より:

          いや、ですから(笑)
          参政党の話題を持ち上げたないならそういう曖昧な話ではなく、具体的なことを話されたらいいと思います。

          多分このままでは「言ってることわかんねー」で終わっちゃうと思います。

        2. 元雑用係 より:

          ちなみに、
          「賛同している人が増えているから賛同すべきだ」
          は、このサイトで何度も何度も何度も記事になった、AIIBのバスに乗り遅れる論と同じ構造です。
          フォロワーが増えているからではなくて、中身が大事です。

      2. さより より:

        元雑用係様

        こんな部下、今の時代のIT関係でいるとは思えませんが、例としては、分かり易いです。特に、お前の結論なんか聞いて無いよ、は言いたくなる事は、いろんな場面で良くあります。
        自分の意見を言う時と、客観的な事実を言うべき時の区別が付かないのか?こういう人間、どうやって教育していけば良いのでしょう?

        1. 元雑用係 より:

          いえ、実話です。(笑)
          若手の彼は自分の発言の意味に気づき、その後に成長しますが。
          私のいたところは割と多様性がある方ではありましたので、少数精鋭の会社なら違うかも知れません。

          1. さより より:

            >>若手の彼は自分の発言の意味に気づき、その後に成長しますが。

            これは、素晴らしい実話です。
            多分、上の方の指導が良かったのでしょう。

            >>私のいたところは割と多様性がある方ではありましたので

            システム開発は多様性が命です、みたいな所ありませんでしょうか?
            システムを使うのは多様な人達ですから、システム作りの中には多様な視点を練りこんでいかなければなりません。
            部下には、毎日の生活に敏感になれ、自分の生活の中の不快感に敏感になれ、みたいなことは言っていました。
            システム開発とは、問題解決・不快感解決ですから、自分が問題認識、更に言えば、自分の不快感にすら気が付けないようでは、ユーザーの問題に気が付けないですし、使い易い、本当に役に立つシステムを作ることは難しくなり、また余計なバグも増えるように思います。

            >>少数精鋭の会社

            この精鋭の意味する所がどんなことなのかは分かりませんが、
            「事件は会議室で起こっているんじゃない」は、どこでも使える言葉ではないかと思います。
            システムは、IT技術の知識だけで作るものではない、ということはしっかり押さえておかないと、本当に実用に供するものは出来ないと思います。多分、マイナシステムの問題もその辺りだろうと思います。聞こえてくるトラブルの内容から、どんな設計思想でどんなユーザーインタフェースで作ったかが想像できます。

  4. Masuo より:

    私も驚きました。
    投票率が30%台しかないのに、地盤のない維新が5議席も取った事。
    投票率の低下は、組織票有利だと思うのですが、それでもこの結果とは、思った以上に自民党離れは深刻なんじゃないのかと思いました。

    和田さんの主張は正しいように思います。安部、菅総理の路線に戻せばある程度は離れた支持が戻るように思います。でも、岸田はその路線に戻せないでしょう。

    できれば私個人的な思いとしては、岸田おろしはせずに、岸田自身の手で選挙を戦ってほしいと思います。で、如何に岸田が支持されて無かったのかを思い知って欲しい。

    1. さより より:

      そんな事したら、自民党が潰れます。今、一番の方策は、岸田が即刻辞任して、菅さんが首相になる事です。

      1. Masuo より:

        さより 様、レスどうもです。
        潰れますかね。岸田で戦ったとしても、腐っても鯛、自民党は政権を失うまではならないように思います。(根拠はないですが・・・)

        何だか、今、菅さんに変わって自民が持ち直したら、やりたい放題した岸田がやり逃げしたみたいで、何だか悔しい思いがします。

        自民党、少なくとも宏池会は、一度痛い目を見て党内の力を完全に削ぐ必要があると思います。今後、宏池会から首相を出さないためにも、ここは1つ、岸田で戦ってほしい。
        (繰り返しですが、岸田が戦っても政権は失わないと思います)

        一番いい形は、自民党が大敗し、自民、公明、国民民主の連立で過半数くらいがいいんじゃないかなと思います。

        1. DEEPBLUE より:

          どの道次の衆院選は「揺れ戻し」で減る回ですからねえ。
          「ネトウヨが余計な事を言っている」とか増徴してる党に引き締めを入れるには、
          負けても下野がない(維新立憲連立は無理でしょう)次回で一度負けを消化しておいた方が良いまであると思います。
          財務省と米民主党の責任もおっかぶせた上で。

  5. たろうちゃん より:

    現職総理の落選は選挙期間に間に合わないかもしれないが総理経験者としての落選なら可能性あるかもしれない。息子への禅譲を阻止するためにも岸田家の命脈はたっておくべきだ。比例区代表制の廃止が無理でも並立立候補は禁止できれば民意は完全とは言わないが多少は反映される。自民党の敗戦のボーダーラインはわからないが自民党、公明党の与党での過半数はわらさねばならぬ。日本は中国とかわらぬ一党独裁だ。連立は組んでいるが政教分離には明らかに違反している。特に自民党、、自分の党で勝てないなら政治家は辞めなさい。

  6. 舎人 より:

    疑問なのは、自民党支持の岩盤保守層が離れるような政策を、岸田総理は何故とり続けるのか?ということです。誰かに脅されているのでしょうか? どなたか教えて頂けませんか?

    1. さより より:

      単に、何も考えていない、考える力が無いからです。

    2. CRUSH より:

      個人的にはハニトラで各個撃破されてるのだと推察してます。

      安倍や麻生のように、金持ちボンボンは引っ掛かってませんから。

      前原みたいに貧乏人の叩き上げが、見事にしっかりどっぷり沼に落ちてますから。

      資産家なのに、ハニトラ闇落ちしてたとすれば、よほどマヌケかと。

    3. Masuo より:

      > 自民党支持の岩盤保守層が離れるような政策を、岸田総理は何故とり続けるのか?
      会派(派閥)の利益になるからです。ひいては、左派の利益になります。
      正直、保守に受ける政策をしても彼らの利益になりません。
      マスコミが岸田を批判しないことが何よりの証拠です。

    4. 名無しのPCパーツ より:

      ネット上で意見表明はしても、議員に直接いう人が少ないからじゃないでしょうか。
      ここでコメントしている人で地元の国会議員に電話でもいいから直接言った人がどのくらいいるでしょう?

  7. んん より:

    紅池会は米国に全く信用されていないんだろう
    だから盛んにシッポを振って見せる
    アベトラの時のように
    気安く話したり万事相談したりしてる様子はない
    サミットの「核のない世界宣言」は日本人的には受けるが
    核で恫喝する国が現にあり、米国の核の傘に守ってもらってる状況で
    「じゃあお前に何ができるの?」
    仏頂仮面に国際的な交渉能力はない
    自民の看板の下に立っていて、前政権の成果を引き継いだので
    いろいろ得するところはあったけど
    慢心するな、有権者はしっかり見ている

  8. ねこ大好き より:

    安倍首相亡き後、保守のリーダーが不在です。安倍派が保守派の砦ですが、後継リーダーを決められず右往左往していて、その間隙を縫って、岸田ー麻生の拡大宏池会が暴走している。
    高市氏が保守派のリーダーに相応しいと思うのですが、党内評価は低いようで残念です。しかし自民党議員には考えて欲しい。党内評価は高くても選挙に弱く仲間を失職させるリーダーが良いのか、党内評価は低くとも仲間を守れるリーダーが良いのか。省益しか考えない官僚の下僕の如きリーダーが良いのか、国民を守るリーダーが良いのか。
    お盆明けに岸田下ろしが起きる事を心から願ってます。

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