岸田首相、日数で宮澤喜一に並ぶ
岸田文雄・現首相の在任日数が、7月8日時点で643日に達したようです。ちなみに同じ宏池会の宮澤喜一内閣(1991/11/05~1993/08/09)の在任日数は644日でしたので、あと2日在任すれば、宮澤喜一の任期を抜きます。また、来年9月の自民党総裁としての任期満了まで首相職に留まれば、歴代11位の原敬(1918/09/29~1921/11/04、1,133日)に並びます。それだけの期間在任して、どんな功績(あるいは禍根?)を遺すつもりなのかは存じ上げませんが…。
安倍総理は連続2,822日在任
本日は、安倍晋三総理大臣の一周忌です。
改めて歴代内閣総理の在任日数を調べておくと、2012年12月26日に発足し、20年9月16日に総辞職した安倍政権(第2次~第4次)の連続在任日数は2,822日で、これは佐藤榮作の2,798日を抜いて歴代最長です(図表1)。
図表1 歴代内閣の連続在任日数ランキング
ランキング | 氏名と在任期間 | 在任日数 |
1位 | 安倍 晋三(2012/12/26~2020/09/16) | 2,822日 |
2位 | 佐藤 榮作(1964/11/09~1972/07/07) | 2,798日 |
3位 | 吉田 茂(1948/10/15~1954/12/10) | 2,248日 |
4位 | 小泉 純一郎(2001/04/26~2006/09/26) | 1,980日 |
5位 | 中曽根 康弘(1982/11/27~1987/11/06) | 1,806日 |
6位 | 桂 太郎(1901/06/02~1906/01/07) | 1,681日 |
7位 | 池田 勇人(1960/07/19~1964/11/09) | 1,575日 |
8位 | 伊藤 博文(M25-8-8~M29-8-31) | 1,485日 |
9位 | 岸 信介(1957/02/25~1960/07/19) | 1,241日 |
10位 | 桂 太郎(1908/07/14~1911/08/30) | 1,143日 |
(【出所】首相官邸データなどをもとに著者作成)
通算在任期間でも3,188日で歴代トップ
それだけではありません。
安倍晋三総理個人が内閣追総理大臣として在任していた通算期間は、2006年9月26日から07年9月26日までの、たった366日という短命に終わった第1次政権のころを含めれば、じつに3,188日に達し、2,886日だった桂太郎を抜いて歴代最長です(図表2)。
図表2 歴代内閣総理大臣の通算在任日数ランキング
ランキング | 氏名 | 通算在任日数 |
1位 | 安倍 晋三 | 3,188日 |
2位 | 桂 太郎 | 2,886日 |
3位 | 佐藤 榮作 | 2,798日 |
4位 | 伊藤 博文 | 2,720日 |
5位 | 吉田 茂 | 2,616日 |
6位 | 小泉 純一郎 | 1,980日 |
7位 | 中曽根 康弘 | 1,806日 |
8位 | 池田 勇人 | 1,575日 |
9位 | 西園寺 公望 | 1,400日 |
10位 | 岸 信介 | 1,241日 |
(【出所】首相官邸データなどをもとに著者作成)
ちなみに上位10人のうち、小泉純一郎元首相を除く9人は、いずれも故人です。
もちろん、在任日数だけがその内閣の功績を意味するわけではありませんが、政権が長く続くということは、それだけ政治に連続性が出るということでもあります。
そして、「安倍時代」の日本は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を筆頭に、世界でも独自の存在感を示しました。日本の総理大臣が示したビジョンに米国が賛同し、それを自国の戦略として採用する時代が来るとは、本当に夢のような話といえるかもしれません。
岸田現首相、宮澤喜一と並ぶ
さて、現在の岸田文雄首相の在任日数は、本日(8日)時点で643日であり、これは「連続在任日数」、「通算在任日数」のいずれにおいても1991年11月5日から93年8月9日まで在任した元首相の宮澤喜一と並びます(奇しくも同じ宏池会政権です)。
あと2日(つまり月曜日)まで在任すれば、「連続在任日数」でいえば宮澤喜一を抜いて28位に、「通算在任日数」でも同じく宮澤喜一を抜いて29位に、それぞれ上昇します。
連続在任日数(2023年7月8日時点)
- 28位…宮澤 喜一(1991/11/05~1993/08/09:連続644日)
- 29位…岸田 文雄(2021/10/04~2023/07/08:連続643日)
通算在任日数(2023年7月8日時点)
- 29位…宮澤 喜一(通算644日)
- 30位…岸田 文雄(通算643日)
ちなみに宮沢の上位には濱口雄幸(1929/07/02~1931/04/14、652日)山縣有朋(1898/11/08~1900/10/19、711日)、福田赳夫(1976/12/24~1978/12/07、714日)などが控えています。
また、岸田首相がいつ辞任するのかはわかりませんが、もしも来年9月までの自民党総裁としての任期中、首相職に留まれば、在任日数は約1,100日となり、歴代11位の原敬(1918/09/29~1921/11/04、1,133日)に並びます。
それだけの期間、在任することで、岸田首相が日本の未来にとって、いったいどんな「功績」を遺すつもりなのでしょうか(あるいは宮澤喜一のような「禍根」でも遺すつもりでしょうか)。
あるいは「禍根」という意味では、すでに遺しているのかもしれませんが…。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
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日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
もうすでに禍根を残しまくっていると思いますが、多分、これからも禍根を積み上げていくのでしょうね。まず近い将来、確実と思われることは、福島産農産物輸入禁止のままで、韓国のCPTTP加盟を承認するでしょうね(間違いない‼)。そして、韓国の次期大統領が現野党の人物に替わる可能性が高いでしょうから、そうなったら戦時出稼ぎ労働者詐欺事件も元通りの状態にもどるでしょうね。韓国は全てを手に入れ、日本は何も無し。と、思えて仕方がありません。さすが外交の岸田の異次元の外交ですかね。ふふふ ですね。
もし、近い将来に岸田降ろしが起きるのなら、「非岸田自民党政権なら、総理は誰でもよい」となった時でしょうか。
もうすでに鳩山由紀夫や宮沢喜一に並ぶ禍根を残したと思いますね。次は財務省に操られるまま消費増税かと。
さすがに韓国のCPTTP加盟は最低でも台湾のように東北の農産物の輸入禁止を撤回しない限りダメでしょ。知財窃盗や科学的判断もできない国にはCPTTPの高い基準は満たせないですし、そもそも約束を守れるようになるのが先なので。いずれにせよあと3年ちょっとしたら李在明さんが全てぶち壊してくれるはず。
李在明さんに期待しますね。
そもそも論ですが、宮澤喜一(元)首相の在任期間を長いとみるべできでしょうか、短いとみるべきでしょうか。もっとも、日本の総理の在任期間自体が(全体的に)短すぎるのかもしれませんが。(もっとも、一人の独裁政権なら、在任期間は、とてつもなく長くなりますが)
ふと思ったのですが、もし今、岸田総理が暗殺された場合、日本のオールドメディアは、安倍(元)総理の暗殺犯と同じように、岸田総理の暗殺犯も同情的に取り扱うのでしょうか。
本来そんな不謹慎な事は表に出すべきではないと思いますが、一言申し上げさせてもらうなら、掌返しが十八番のマスゴミですから、犯人に同情的な論調を張るでしょうね。現に未遂事件の時、一部マスゴミはまたしても無理やり容疑者と統一協会との接点を探してましたから。
ふと思ったのですが、もし岸田総理が窮地に陥ったら、安倍元総理が再登板したことを前例に、状況が落ち着くまで、誰かに総理を任すと考えるのではないでしょうか。(本当に再登板できるかは別の話です)
ゴミがゴミと肩並べた、と言う話ですな。
ありがとうございます!
昨日は七夕でしたね。
ワタクシ、スーパーで雑務をしており、店頭に飾っていた七夕用の笹を夜にバッキバキにしていたのですが、ヒラリと落ちた短冊に「岸田総理が早く退陣しますように」と子供の字で書いてありました。
どうか願いが叶いますように…
願い事を神様に届けるのに「七夕送り」として、川に流したり焚き上げたりをしなければ……と思ったら、もはや現代では「燃えるゴミに出す」を以って七夕送りとしても良いという風潮もあるとか。送ったという概念が大事で。
ならばもう、岸田氏関連がネットでバズるなり炎上するなりでも「七夕送り」になるかもしれません。叶えるのは織姫彦星ではなく有権者ですが。
岸田文雄はアドルフミオ・キッシダーへと豹変し、日本を地獄へと誘いそう。
石原完爾
戦後、東条英機との確執を問われたとき、石原莞爾は「私は若干の意見をもっていた。意見のない者と、意見の対立はない」
石原の東條英機への観方と同じ見解になりそうです。
これ、妙に納得。
確かに。
志位委員長の在任期間は安倍内閣も岸田内閣の在任期間を遥かに超えてますな。
まともな選挙も無しに四半世紀近くも委員長の座にしがみ付いておいてよくもまあ安倍氏を独裁者呼ばわりできたものです。
キシダは安倍元首相一周忌に際して、メディアで盛んに安倍元首相の名前を出して安倍路線の継承者の様に噴いていますが噴飯ものです。LGBTQ法案然り韓国全面降伏政策然り、全く反安倍路線推進して来て、良く言うよ。拉致問題を支持率上げに利用とするのが見え見え、又憲法改正なんて今年初めて言及、その図々しさに唖然。今日、増上寺に献花して来ましたが皆さん次期の選挙では自民党には投票しないと言ってました。安倍元首相支持した国民はキシダにNoです。感度鈍すぎます。一刻も早くキシダ政権総退陣して下さい。下手打つと次期総選挙で下野ですよ。まあ危機感有りませんね。
「元祖二大政党制」のイギリスは21世紀になって二大政党が崩壊しましたからね。三極構造になるのではないでしょうか?
正直な話、二大政党に誘導するために小選挙区にしたのは歴史的失敗だったと思っております。アメリカを見ても二大政党制で「反映される意見を狭める」事にメリットなど皆無です