カナダがAIIB活動停止で「脱退ドミノ」は生じるか

中国が主導する国際開発銀行である「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)を巡り、加盟国のカナダがAIIBからの脱退を視野に入れ、「AIIBにおける活動を停止し、AIIBへの中国共産党の影響力を調査する」と発表したそうです。カナダ自体はAIIBに大した額を出資しているわけではありませんが、カナダの動きが英国、豪州、ニュージーランドなど他の加盟国にも及ぶかどうかは注目に値します。AIIBに参加していない米国を含め、これら5ヵ国が「ファイブアイズ」と呼ばれるグループを結成しているからです。

AIIB不参加の日本が「世界の潮流から取り残された」?

中国が主導する国際開発銀行である「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)を巡っては、当ウェブサイトでは定期的に、その財務諸表などをもとにした業務執行状況を取り上げており、直近だと今月の『8年目のAIIB:「本業融資」は出資総額の4分の1』で、2023年3月期決算などの状況を報告しました。

当ウェブサイトで一見地味なAIIBについての話題を追いかけているのには、理由があります。

AIIBが発足したのは2015年12月のことですが、当時、日本がAIIBに参加しないとする方針を取っていたことを巡り、一部のジャーナリストや作家らが、「このままだと日本は世界の潮流から取り残されてしまう」、などと叫んでいたからです。

ちなみにこれらのジャーナリスト、作家などの経歴を見ると、どう見ても金融の専門家とは思えない方々ばかりであり、また、融資審査、自己査定、自己資本比率規制を含め、金融機関の融資実務・リスク管理実務に精通しているとは思えないような面々でもありました。

ただ、彼らがあまりにも「日本はアジアのインフラ金融で爪弾きにされてしまう」、「日本は蚊帳の外に置かれる」、などと述べていたため、当ウェブサイトとしても、「よし、そこまで言うのなら、定点観測してやろうじゃないか」、となった、というわけです。

AIIBの実態は「ADBの下請け機関」

結論からいえば、AIIBは2020年なかばから、コロナ特需で融資が急激に伸び、その後はADBや世銀の下請け案件に加え、ADBなどが手を出さないような気候変動などの案件に積極融資するようになったこともあり、融資額はやっと240億ドル弱と、出資総額の4分の1ほどに達しました。

AIIBの財務諸表をもとに、償却原価法で評価される金銭債権投資や債券投資を「本業融資」、現金、定期預金、売買目的投資などを「余資運用項目」と分類して、主な資産構成の推移を取ったものが、図表1です。

図表1 AIIBの主な資産構成

(【出所】AIIBの過年度財務諸表を参考に著者作成)

ただ、ここに来て融資承認件数のペースもやや鈍り始めており、アジアのインフラ金融の世界でADBを凌駕するという状況ではありません。ちなみにADBの2022年12月末時点における貸出金の帳簿価額は1443億25百万ドルで、AIIBのそれと比べて6倍という規模です。

また、融資案件数、審査スピードなどで比較しても、ADBとAIIBでは依然として雲泥の差があると考えて良いでしょう。

というよりも、世銀・ADBグループや日本のJICAを含めた政府系金融機関には融資の長い実績があるのであり、発足して10年未満という組織がこれらのグループを「アジアのインフラ金融の世界から排除する」という構想自体、どう考えても無理があります。

いずれにせよ、現在のAIIBは「中国による一帯一路金融を下支えする」という遠大な目標を達成しているようにも見えませんし、せいぜい、ADBの下請け機関となっているというのが関の山、といったところでしょう。

産経「カナダがAIIBでの活動を停止」

こうしたなか、このAIIBを巡って、ちょっと興味深い続報がまた出てきました。

カナダ、中国主導のAIIBで活動停止 脱退も視野

―――2023/6/15 13:09付 産経ニュースより

産経ニュースによると、カナダ政府は14日、加盟するAIIBに関する活動を停止し、AIIBへの中国共産党の影響力を調査すると発表したそうです。「カナダ出身の幹部職員が『AIIBは中国共産党に支配されている』と訴え、AIIBを辞任したのを受けた措置」だそうです。

産経はまた、その調査結果次第で「AIIBからカナダが脱退する可能性が出ている」とも報じています。

これについて、じっさいの影響力はどうなのでしょうか。

AIIBの参加国一覧とカナダの地位

じつは、先般より当ウェブサイトにて議論してきたとおり、AIIBには英国、フランス、ドイツを含めたG7各国、G20各国などが広く参加しており、現時点でAIIBに参加していないのはG7では日本と米国の2ヵ国だけ、G20では日米に加えてメキシコ、南アフリカの4ヵ国だけです。

また、出資国のトップは議決権の26.59%を持つ中国で出資額は297.80億ドルですが、2位以下は主要なG20各国が名を連ねています(図表2)。

図表2 AIIBの出資国一覧(上位10ヵ国)
出資国(出資年月)出資約束額議決権
1位:中国(15/12)297.80億ドル26.59%
2位:インド(16/1)83.67億ドル7.60%
3位:ロシア(15/12)65.36億ドル5.98%
4位:ドイツ(15/12)44.84億ドル4.16%
5位:韓国(15/12)37.39億ドル3.50%
6位:豪州(15/12)36.91億ドル3.46%
7位:フランス(16/6)33.76億ドル3.18%
8位:インドネシア(16/1)33.61億ドル3.16%
9位:英国(15/12)30.55億ドル2.89%
10位:トルコ(16/1)26.10億ドル2.50%
その他(81ヵ国)279.66億ドル36.99%
合計(91ヵ国)969.65億ドル100.00%

(【出所】AIIBウェブサイト “Members and Prospective Members of the Bank” をもとに著者作成)

ちなみにカナダは上位10位に入っていないため、この図表2には掲載されていません。カナダはG7/G20でありながら出資約束額は9.95億ドルで議決権は0.84%に過ぎず、(中国が大好きな)「序列」でいえば19番目であり、イラン、タイ、UAE、パキスタン、オランダなどよりも少ないのです。

金額的なインパクトだけで見るならば、もしもカナダが脱退し、AIIBが出資をカナダに返還しなければならなくなったとしても、AIIBの財務的にはまったく問題ありません。

脱退ドミノなら影響額は出資額全体の20%にも及ぶか

ただ、ここでひとつ注目点があるとしたら、「脱退ドミノ」が生じるかどうか、でしょう。

AIIBにはもともと日米両国は参加していないため、カナダが脱退した場合、AIIBに残るG7諸国は英国、フランス、ドイツ、イタリアの4ヵ国となり、これら4ヵ国の出資約束金額は144.82億ドル、議決権は13.53%です。

また、G7ではないにせよ、最近、日米欧などと歩調を合わせることが増えてきた豪州もAIIBに参加していますので上記5ヵ国に豪州を合算すれば、6ヵ国の出資約束額は181.73億ドル、議決権は17%近くに達します。出資額でいえば20%近くに及びます(図表3)。

図表3 AIIB出資国のうちG7諸国+豪州
出資国(出資年月)出資約束額議決権
4位:ドイツ(15/12)44.84億ドル4.16%
7位:フランス(16/6)33.76億ドル3.18%
9位:英国(15/12)30.55億ドル2.89%
11位:イタリア(16/7)25.72億ドル2.46%
19位:カナダ(18/3)9.95億ドル0.84%
G7諸国(5ヵ国)合計144.82億ドル13.53%
6位:豪州(15/12)36.91億ドル3.46%
G7+豪州合計181.73億ドル16.98%

(【出所】AIIBウェブサイト “Members and Prospective Members of the Bank” をもとに著者作成)

もしもカナダの調査結果に基づき、これらの諸国のうちの、とくに英国や豪州あたりが脱退すれば、AIIBは出資額がさらに減少しますし、とくに金融の先進国でもある英国などからの人材の提供も滞る可能性は出て来るでしょう。

ちなみに産経ニュースによると、カナダのフリーランド副首相兼財務相は14日の記者会見で、調査の目的について「権威主義体制の国の政府が影響力を行使する方法を明確にする必要がある」としたうえ、その「調査」が完了した際にAIIBからの脱退を含めた「いかなる結果も否定しない」と述べたそうです。

そして、カナダの調査結果次第では、カナダ、米国とともに「ファイブアイズ」を結成している豪州、英国、ニュージーランド(※)などにもAIIB脱退の動きが広まるかもしれません。

(※ニュージーランドの場合、「序列」は33位で出資したのは2015年12月、出資約束総額4.62億ドルで議決権は0.59%)

産経はAIIBについて、「AIIBに多額の出資を行う中国が融資を通じて途上国に影響力を行使しているとの指摘は当初からあった」、などとしていますが、正直、融資額がせいぜい250億ドルにも満たないAIIBのアジアのインフラ金融に対する影響力がいかほどなのかはよくわかりません。

しかし、「一帯一路金融」の象徴的存在のひとつでもあるAIIBからファイブアイズなどの脱退の動きが相次げば、中国の一帯一路金融自体も、ひとつの曲がり角を迎えるのかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. sqsq より:

    報道によるとカナダ人幹部は辞任した後出国の助言を受けてすぐに日本に逃げたそうだ。
    拘束されるのをおそれたのだろう。

    1. DEEPBLUE より:

      どうせならイギリス辺りの方が安全だろうにと思います。今の日本が「中国に対し安全」なんて色々な意味で言えません。

  2. sqsq より:

    AIIBが中国共産党の影響下にあるというのはわかっていたことではないか?
    知らなかったとしたらナイーブすぎる。

  3. 一之介 より:

    ダメですよ。もうすでに走っているバスから飛び降りると危ないですよ、怪我しますよ。
    って言うか、運転の怪しいバスからは事故を起こす前に勇気を持って飛び降りることが、身を守る最善の方法とも考えられますね。
    ね、ダイアモンド・オンラインさん。
    『中国嫌いが災い、AIIBを巡る世界の流れに日本は乗り遅れた』
    中共から指令を受けた中国人の作家さんが書いた記事ですかな?
    めったな事は言えませんが所謂スパイ?瓜田不納履、李下不正冠

  4. 引きこもり中年 より:

    あの朝日新聞によれば、「中国政府、地方財政破綻に危機感」、「貴州で州レベルの財政破綻の恐れ」だそうです。ということは、AIIBから(迂回されて)中国の地方政府に資金が流れることもあるのではないでしょうか。

    1. DEEPBLUE より:

      まあ乱脈資金が何かしら動いてるんでしょうなあ・・・。
      し空きマンションばかりのゴーストタウンがあるとは以前から言われていましたが、遂に前金だけ受け取って殆ど建てずに解体し次のマンションを作り続けてるそうで(笑)
      バブル期の日本が悪い乱脈バブルの例とか散々言われてましたが、少なくとも日本は負の遺産であろうと詐欺で逃げた所はここまで無かったですねえ・・・。

  5. レッドバロン より:

    >ちなみにこれらのジャーナリスト、作家などの経歴を見ると、どう見ても金融の専門家とは思えない方々ばかりであり(中略)
    >ただ、彼らがあまりにも「日本はアジアのインフラ金融で爪弾きにされてしまう」、「日本は蚊帳の外に置かれる」、などと述べていたため、当ウェブサイトとしても、「よし、そこまで言うのなら、定点観測してやろうじゃないか」、となった、というわけです。

    ツッコミたくなるのはごもっともだし、指摘もいちいち的確ですけど、この手の「ジャーナリスト」「作家」にはなーんにも堪えないと思いますよ。
    あの大躍進とか文化大革命だって「これからは中国」「人民はイキイキと働いている」と称え、林彪失脚の際もA新聞のA特派員は「北京の街は平静だ」なんて述べてましたから。
    その後、毛沢東死去、4人組逮捕に裁判、文革批判・・の最中で口をつぐみ、ほとぼりが冷めたら日中友好・・みたいな手合いは昔からゴロゴロいましたし。

    こんなんに比べたらAIIBの「やらかし」なんて鼻くそみたいなものですよ(笑)

  6. 伊江太 より:

    中国の国際融資と言ったら、真っ先に「債務の罠」という言葉が浮かびますが、まあそういうのがそのまま当てはまる、相手国の要路にある人物との間の裏金、賄賂のやり取りで負債をおわせ、後は野となれで借金が膨れ上がれば、高利貸しそのままに、病人の布団まで剥ぐような遣り口は、流石にABBI案件とは別口でしょう。

    いっときの見掛けの経済発展の栄華に酔い、アジアから欧州、アフリカに渡る広大な地域のヘゲモニーを握るなどという夢想の産物として生まれた、「一帯一路」なる蜃気楼。まずその要となる交通インフラの整備を自国の権益下に置くために考え出したのが「ABBI」ということだと思います。

    いくらなんでも、中央アジアの道路、鉄道、海運インフラの整備に要する膨大な資金を、自国の裁量だけでやれる「債務の罠」式融資で賄うのは無理でしょうからね。しかし、拒否権を握るのは自分だけと言ったところで、全出資額の3割程度の見せ金で、好き勝手に使おうなんてムシがよすぎる。出資国を増やすために起用した、国際金融の分野では著名な金立群という人物は、米国仕込みの経済学の理論を身につけた人だそうで、曲りなりにも、西側諸国からも出している理事達の目の前で、筋の通らぬ融資など無理押しはできない。それが、ABBIが発足後何年間も、鳴かず飛ばずだった大きな理由だろうと思います。

    最近になって、途上国を「債務の罠」に陥らせるどころか、中国自らの膨大な負債が積み上がって、金融破綻の瀬戸際に立たされているという観測が強まっているとする記事をしばしば目にします。少し前から、自国の経済指標を一切外部に漏らさなくなっていますから、金融破綻云々がどの程度深刻なレベルに達しているのかは分かりませんが、「カナダ出身の幹部職員が『AIIBは中国共産党に支配されている』と訴え」辞任したというはなしは、なかなかに意味深長に思えます。

    国際的協定や過去に交わした他国との約束事など平気で無視し、むき出しの我利我欲をあからさまにしても恬として恥じる気配のない現習近平指導部。いよいよABBIの原資を中国共産党の金庫代わりに使おうとする思惑を隠そうともしなくなってきたのかなと、そんな風にも読めそうです。

    1. 中華人民 今日 倭国 より:

      御発言の中で4回も「ABBI」とお書きになっているのは、故意と言うか揶揄しているからなのでしょうか(笑)。例えば、Asian Bank of Bucchake Inchiki(ぶっちゃけインチキ)の略でABBIとか・・・

  7. クロワッサン より:

    カナダのフリーランド副首相兼財務相が「中国は“ノーフリーランド”だ」と言えば面白そうなんですが。

  8. 世相マンボウ* より:

    AIIB発足当時、オールドメディアの
    もっともらしい画策記事と
    AIIB理事と言う撒き餌ついばんだ
    ミスター民主党御対象鳩ポッポさんや
    俵の爺さんたちの
    「バスに乗り遅れるな(?)」の大合唱は、
    日本の自称リベラルことどぶサヨ方面さんの
    滑稽なお芝居であったことが証明されてしまいました。

    それにしても、
    今や失敗確定とはいえ
    AIIBなる画策は実に巧妙だと感心します。
    一帯一路(笑)なる呼び名の中国の
    オールドスタイル帝国主義は
    途上国の腐敗に漬け込んでの
    返せないこと見越しての貸しこむ際に
    港や領土を担保に取るのは
    まさに現代版ベニスの商人さんです(笑)

    そんなとんでもない一帯一路の貸出も
    当然に途上国は返せなくなったときに
    中国が考えたのがAIIBでした。

    手なづけていた鳩ぽっぽさんや
    日本のどぶサヨに片棒担がせて、
    日本にAIIB参加の企み成功したら
    焦げ付いている中国の貸出を
    日本中心のAIIBの無担保貸出の金で返済させて
    浮いた担保で中国はさらにあくどい新規貸出が
    できるという笑いが止まらない幻想でした。

    こうした企みの片棒担いで素知らぬ顔している
    鳩ポッポやどぶサヨさんについては
    もともとそんなこんなの人たちなのですが
    それを正しく強化位置づけする必要を
    未来のために感じます。

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