衆議院議員:宏池会の4人に1人は比例ゾンビ=自民党
やはり、ごく近いうち(たとえば16日)にも衆議院の解散が行われるのでしょうか。これに関するいくつかの動きが活発になってきました。なかでも興味深いのは、立憲民主党からの「離党ラッシュ」が生じるかどうか、あるいは日本維新の会への「移籍ラッシュ」が生じるかどうか、という視点ですが、それだけではありません。自民党の派閥別に比例ゾンビ率を調べたら、安倍派と並んで岸田派(宏池会)のゾンビ率が非常に高いことがわかったのです。宏池会の衆議院議員の4人に1人は「比例ゾンビ」、というわけです。
目次
解散総選挙と国事行為
松田馨氏は「総選挙はない」との予想を提示するが…?
果たして、岸田文雄首相が衆院の解散・総選挙に踏み切るのかどうか。
そもそも論として、岸田首相がいま、このタイミングで解散を決断するのかどうかはよくわかりませんが、岸田首相としては解散総選挙をするだけの理由があることは間違いありません。自民党にとっては日本維新の会の候補擁立が間に合わないうちに解散総選挙をするメリットがあるからです。
この点、選挙プランナーとして知られる松田馨氏は、「解散総選挙はない」との予想を提示しています。『選挙ドットコム』に8日付で掲載されたこんな記事が、それです。
解散風は強まるも…「今夏の衆院解散はない」と予想できる理由(松田馨)
―――2023/06/08付 選挙ドットコムより
松田氏が「今夏の衆院解散はない」と予想する根拠は、大きく3つあります。
ひとつめは、衆議院の任期満了まで約2年5ヵ月、自民党総裁の任期満了まで約1年4ヵ月と、いずれもまだまだ時間があること。ふたつめは各種世論調査で支持率が回復するなど、政治情勢が安定していること、そしてみっつめが、自民党が議席を減らす可能性があるなど「リターンよりリスクの方が大きい」ことです。
松田氏の指摘通り、これらはいずれも岸田首相が解散総選挙を見送る理由となり得るものではあります。
ただ、それと同時に、「今夏の解散総選挙がない」といえるだけの決定的な理由ともなり得ません。
このうちとくに3番目の「解散したら議席を減らすリスクがある」というのは、ありとあらゆる解散総選挙に当てはまるものですし、だいいち解散時期が遅れれば、日本維新の会や国民民主党などがそれなりに勢力を伸ばす可能性があるなど、むしろ自民党はさらに議席を減らしかねません。
また、支持率が回復しているというのであれば、むしろ高支持率を背景に解散総選挙に踏み切るべきだ、といった発想にもつながるでしょう。
ちなみにこんなことを述べると、「いま、解散の大義はあるのか?」と指摘する人もいるのですが、この点については、「解散総選挙があるかどうか」を予測するうえでは議論してもあまり意味がありません。最も重要なのは、「岸田首相がいま、何を考えているか」、です。
おそらく岸田首相の最大の目標は、自身が24年9月の総裁選で自民党総裁に再選されることであり、可能な限り長い間、首相としての座に留まり続けることです(それが私たち日本国民にとって良いことかどうかは別です)。
したがって、当ウェブサイトとしては、今夏の解散総選挙の可能性はそれなりに高いと考えているのです。
天皇の国事行為としての衆院解散
これに関連して、松野博一官房長官は9日午前の記者会見で、少し気になることを述べました。現行憲法下において、天皇陛下が外国をご訪問されている間に衆議院が解散された例はないものの、天皇陛下がご不在中であっても、解散を含めた国事行為を行ううえで問題はない、ということです(動画の10:15~)。
内閣官房長官記者会見 令和5年6月9日(金)午前
―――2023/06/09付 首相官邸HPより
冷静に考えたら当たり前の話です。
ではなぜ、こんな話が出て来るのか。
天皇、皇后両陛下におかせられては、17日から23日の間、インドネシアをご訪問されることが閣議決定されたからです(なぜ内閣は「あの」インドネシアへの両陛下ご訪問を閣議決定したのかについては、ここではとりあえず論じません)。
ちなみに松野長官が述べた「国事行為」は、日本国憲法第7条各号に列挙されている行為――、とりわけ、第3号の「衆議院の解散」です。
日本国憲法第7条
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。
もしも岸田首相が国会会期末(21日)に衆院を解散するつもりなら、天皇陛下がご不在の期間にかかってしまうことになります。
解散は会期末を待たず16日にも行われる…?
松野長官が述べた「国事行為の代行」は、『国事行為の臨時代行に関する法律』第2条第1項に定める、「摂政となる順位にあたる皇族」、すなわち秋篠宮皇嗣殿下に国事行為をご委任すれば良い、という話です。
国事行為の臨時代行に関する法律第2条第1項
天皇は、精神若しくは身体の疾患又は事故があるときは、摂政を置くべき場合を除き、内閣の助言と承認により、国事に関する行為を皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第十七条の規定により摂政となる順位にあたる皇族に委任して臨時に代行させることができる。
ただし、やはり現行憲法下で「委任に基づく衆院解散」がなされた事例がないため、一部では、岸田首相は国会の会期末を待たず、天皇陛下の御外訪の直前である16日に解散するのではないか、といった観測も生じているようです。
実際、国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、富山市で記者団の質問に対し、「16日解散も念頭において準備を加速したい」と述べたそうです(たとえば産経ニュースの次の記事など参照)。
玉木氏「16日解散も念頭」 陛下の外国訪問を踏まえ
―――2023/6/10 13:37付 産経ニュースより
解散総選挙を警戒する野党の党首としては、「最速で16日に解散」といったシナリオを置くのは現実的な対処法でしょう。
個人的に、国民民主党という政党や玉木氏という人物に全幅の信頼を置くことは難しいという気持ちもある一方で、最近の同党や玉木氏の主張内容自体、玉木氏自身が財務官僚出身者だとは思えないほどにはマトモなものです。
国民民主党が今すぐ何十議席も獲得するほどに躍進するとは思えませんが、保守層のなかには、「将来が楽しみな政党のひとつだ」と考えている人もいるのかもしれません。
離党ラッシュ
松原氏の立憲民主党離党とその余波
こうしたなかで、解散風がいったん吹き始めると、それを前提とした動きも出て来るようです。
立憲民主党の党内でも比較的「保守」寄りの政治的主張をしていることでも知られていた松原仁・衆議院議員は金曜日、立憲民主党に離党届を出しました。その松原氏は新たに設けられる東京第26区から無所属で出馬するのだそうです。
松原仁氏、立憲民主党に離党届…衆院東京3区選出の元拉致問題相
―――2023/06/09 14:19付 読売新聞オンラインより
立民・松原氏が離党届 新東京26区で無所属出馬の意向
―――2023/06/09 13:17付 Yahoo!ニュースより【時事通信配信】
松原氏という人物が信頼に値するかどうかはとりあえず脇に置くとして、一般的には松原氏に対し、「立憲民主党にいるのが不思議なほどに保守性向が強い政治家だ」、といった評価があるようです。ヤフコメなどを見ていると、松原氏の今回の動きには、読者の多くはおおむね好意的です。
なかには、「さすがに小西洋之氏や辻元清美氏、謝蓮舫氏、石垣のりこ氏、福山哲郎氏、有田芳生氏といった人たちと同じ政党でやって行くには無理があるだろう」、などと指摘する意見もあります。
そもそも前世紀の社会党時代から含め、民主党、民進党、立憲民主党といった政党の関係者は、長らく、党名ロンダリングを繰り返してきました。
口の悪い人に言わせれば、現在の立憲民主党も一種の「選挙互助会」のようなものだ、などと指摘されていますが、たしかに立憲民主党には、「日本をどういう国家にするか」というグランドビジョンもなければ、現在の日本にとって優先すべき政策課題が何なのかを見極める能力もありません。
先般より指摘してきたとおり、もしも今夏の解散総選挙と相成った場合、「数字の上では」、立憲民主党が最大野党としての地位を喪失する可能性は低いでしょう。なぜなら、現在のところ、立憲民主党に代わって最大野党となる可能性が最も高い日本維新の会は、立候補者の選定が遅れているからです。
維新の馬場代表の気になる発言
ただ、この松原氏の動きを巡ってもっと重要なことがあるとしたら、それは立憲民主党の「崩壊ドミノ」のきっかけにもなり得る、という点でしょう。実際、日本維新の会の馬場伸幸代表はインターネット番組で、もし松原氏が維新入りを希望した場合の対応については「どなたであっても選考はさせてもらう」と述べたのだそうです。
松原氏の維新入りに余地 馬場代表
―――2023/06/09 22:48付 Yahoo!ニュースより【時事通信配信】
これ自体、立憲民主党に対する大変重要なメッセージです。
金曜日の『衆院選で「維新勝ち過ぎ」なら岸田内閣崩壊もあり得る』と『衆院選「維新勝ちすぎシナリオ」をより精緻に検証する』を含め、当ウェブサイトでここ最近、何度となく議論してきたとおり、日本維新の会が「現在のままでは」大躍進する可能性は低く、したがって、自民党の圧勝に終わる可能性が高いといえます。
しかし、それはあくまでも「日本維新の会の小選挙区での候補者擁立が間に合わなかった場合は」、という話です。
立憲民主党が分裂し、沈む泥船から逃げ出すネズミのごとく、当落線上の立憲民主党議員が大挙して日本維新の会に合流すれば、事情をよく知らない有権者あたりは、その場の雰囲気で、「日本維新の会から立候補した元立憲民主党関係者」に投票するかもしれません。
そうなると、先日指摘した「維新勝ち過ぎ」からの「岸田政権崩壊」という流れが実現する可能性は、少しくらいは高まります。
はてさて、どうなることでしょうか。
「数字の上では」自民党が敗ける可能性は低いが…
さて、本稿では衆院解散総選挙について、つらつらと駄文を連ねてしまいましたが、最後にもうひとつ、「数字に基づく選挙分析」に関連する、ちょっと興味深い話題を取り上げておきます。
『数字で見る衆院選:「維新の大躍進がまだ難しい理由」』でも報告したとおり、山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士はこのほど、総務省が公表する難解な資料を何とか解読し、過去の衆院選の小選挙区における各候補の得票数に関する生データを復元することに成功しました。
これに伴い、2021年の実際の選挙データをもとに、「かりに政党Aから政党BにX票移動した場合、各政党の勢力図はどう変わったか」に関する思考実験を繰り返しているのは、当ウェブサイトを最近ご愛読の皆さまならば、よくご存じのことでしょう。
このあたり、昨日の『節操なき岸田「対韓譲歩」にも希望を捨てる必要はない』でも指摘しましたが、いわゆる岩盤保守層を中心に、「岸田文雄首相のことは本当に気に入らない」と考える人が増えているであろうことは容易に想像がつくところです。
ただ、「数字の上では」、現状で自民党が過半数を失うほどの大敗を喫する可能性は非常に低く、また、立憲民主党もかなり議席を減らすにせよ、最大野党からは辛うじて転落せずに踏みとどまるという可能性も高い、というのがメインシナリオです。
敢えてあり得るとしたら、先ほど指摘した「立憲民主党からの離党ラッシュ」、「離党した関係者の日本維新の会への合流ラッシュ」などに加え、先日よりときどき話題に出ている、「自公選挙協力が全国的に解消されること」といった要因くらいでしょうか。
このように申し上げると、「岸田文雄(首相)がさっさと退陣してくれたらうれしいのに」、などと考えている層を落胆させてしまうかもしれません。
比例ゾンビと宏池会
派閥別比例ゾンビ率
ただ、ここでもひとつ、興味深いデータがあります。
自民党の衆議院議員は昨日時点で262人いますが、著者自身が調査した結果、最も所属議員が多いのは安倍派で60人であり、これに39人の麻生派が続き、岸田派と二階派が同数の32人で、さらに30人の茂木派、7人の森山派などが続きます。
これ以外に現在、「谷垣派」が立ち上がるとの観測報道もありますし、岸田首相の前任者である菅義偉総理大臣が「菅派」を結成するのではないかとのうわさも絶えませんが、本稿ではこれらについてはとりあえず考慮しません。
ここで、皆様に紹介しておきたいのが、こんな図表です。
図表 自民党の派閥別衆議院議員数と当選形態
派閥 | 議席 | 小 | ゾ | ブ |
安倍派 | 60 | 40 | 15 | 5 |
麻生派 | 39 | 31 | 6 | 2 |
岸田派 | 32 | 21 | 8 | 3 |
二階派 | 32 | 24 | 6 | 2 |
茂木派 | 30 | 23 | 5 | 2 |
森山派 | 7 | 7 | 0 | 0 |
上記以外 | 62 | 44 | 16 | 2 |
合計 | 262 | 190 | 56 | 16 |
(【出所】著者調べ)
この図表、「小」とは「ちゃんと小選挙区で勝ち上がった議員」の数を意味していますが、それに続く「ゾ」は「比例ゾンビ」、すなわち小選挙区で落選して比例復活した人たちです。また、「ブ」は最初から小選挙区に立候補せず、比例で当選した議員を意味します。
注目したいのは「比例ゾンビ」の人数です。
比例ゾンビが最も多いのは安倍派で15人ですが、60人に対する割合はちょうど25%です。所属議員が最も多い派閥でもありますが、それと同時に全体の4分の1が比例ゾンビというのは、やや心もとないところでもあります。
比例ゾンビ率が高い宏池会
ただ、比例ゾンビの「割合」が安倍派と並んで多いのが、岸田派です。岸田派は32人中、やはりちょうど25%に相当する8人が比例ゾンビです。
こんな具合で「比例ゾンビ率」を派閥ごとに計算すると、安倍派と岸田派の比例ゾンビ率の高さが目立ちます。
自民党派閥別比例ゾンビ率
- 安倍派…25.00%
- 麻生派…15.38%
- 茂木派…16.67%
- 岸田派…25.00%
- 二階派…18.75%
- 森山派…0%
- 上記以外…25.81%
(【出所】著者作成)
自民党の衆議院議員262人全体のうちの比例ゾンビは56人で割合は21%少々であり、派閥で見ると7人全員が小選挙区当選の森山派は格別のこととして、麻生派や茂木派、二階派などが案外「筋肉質」であることがわかります。
逆にいえば、自民党から他党に1~2万票流れたくらいで自民党全体が大敗を喫することはありませんが、比例ゾンビ率が高い岸田派(と安倍派)は、他派閥に比べてより大きなダメージを受ける可能性が高い、という意味でもあります。
もしこのあたりについて、読者の皆様のごニーズがあるようでしたら、先日より実施している「自民党から他党にX票流れた場合の議席数」を、「派閥別」に計算してみても面白いかと思います(もしそのようなデータを知りたいという方がいらっしゃれば、コメント欄にてそのようにお書きください)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>>>「自民党から他党にX票流れた場合の議席数」を、「派閥別」に計算してみても面白いかと思います
これは、あった方が良いデータのように思います。何故、今まで気が付かなかったのでしょう?
もし、解散総選挙して、岸田派が最も減少するということになったら、どうなるのでしょう?
現実問題として、岸田派ではそのシミュレーションはやっているでしょうね。解散したはいいけれど、自派閥の議員が大きく減ったなどとなったら、選挙後の臨時国会での首班指名はどうなるのでしょうか?これは、今まで考えてもみたことがないことですが。
日本維新の会の立候補審査は、やるべきでしょう。維新の議員で問題を起こす議員が多過ぎる印象がありますし、議員にどういう人間がいるかで、党のイメージ・印象は大きく変わります。
更に、希望の党のように、希望者が増えてから「排除します」と言っては、余りいい印象にはならないでしょう。
ここは、しっかり良い人物を集めて欲しいものです。
立民崩れが他党に雪崩込んだら、腐ったミカンがそこの価値を下げるのでなんとも……彼らには他の籠にではなくゴミ箱に行ってほしいのですが。
立民化した維新、立民化した国民、などではいくら躍進しても結局意味が無いのです。新与党、日本維新の会、小西総務大臣!とか地獄でしかない。
日本社会党、民社党のあと、現在の立憲民主党に至るまでコロコロと党名を変えて来たわけですが、代表や中心的人物のやって来た事をみれば、所詮政権運営能力の無い、また党としての対案、具体的方針も発表出来ない「与党の脚を引っ張るだけ」の政党という事が分かります。
次回はどうなっても勝ち目は無い(党として)なら、日本維新の会に合流する人が雪崩を打って出て来ることは、十分ありえます。
また「自民党から他党にX票流れた場合の議席数」を、「派閥別」に計算してみるのは興味深いです。岸田派、安倍派はどれほどダメージがあるのだろう?『読者の皆様のニーズがあるようでしたら、「派閥別」に計算してみても面白い』・・・是非お願いします。時間を取られるのは恐縮ですが。
LGBT法案が通れば、一気に風向き変わりますよ
自民党員から議員に向けて、離党したいという申し出がかなりあると、和田政宗議員や小野田紀美議員も仰っておられましたからね。
多分、自民党は徐々に影響力が失われます。(当然、立憲、共産の衰退スピードはその比ではありませんが)
比例復活は、党執行部が決定する「お役立ち人材度」もしくは「えこひいき度」の現れですから、比例順位決定には内部抗争=党内力関係が顕著に出ているはずですね。
ですから「パワーゾンビ候補」か「ヤラれゾンビ候補」かは、選挙民は選挙投票する前にきっちり把握見極めしておく必要があります。新聞 NHK はちゃんと事前報道せよ。
比例街の自民食堂。
他よりマシなメニューがあるからと入って注文してみましたが、出てきたのは注文したのではなく、下手したら他の店よりも酷い汚物が出てきました。
安倍丼を注文したのに、出てきたのは岸田定食です。
この街の食堂のルールでは一度店に入ったら、たとえ注文した料理が出てこなくても取り消せず、文句を言いながらも食べるしかありません。
隣の立民食堂は専門店なので、蓮舫フライが品切れでも辻元揚げが出てくるので、まあ食べたいものに近いものが出てくるでしょう。
しかし自民食堂は、寿司に天ぷら、ラーメンやらピザやらハンバーガーまで、何でもござれでシェフは気まぐれです。
刺し身が乗った安倍丼を食べる口になってたところに出てきた岸田定食は、メインディッシュがキムチ山盛りで、汁物は顆粒の鶏ガラを湯に溶かしただけの中華スープ、ご飯茶碗にはゼリービーンズという創作料理です。
他店にはある、なるべく客の注文に近いものを出そうという誠意は微塵も感じられません。
私たちが安倍丼に払った金で材料を買い込み、せっせと岸田定食の仕込みをするこの自民食堂には、私は二度と足を踏み入れることはないでしょう。
立民食堂には二度とどころか絶対足を踏み入れたくありません。
メインディッシュに寄生虫が混じってる可能性が高いので。
やはりここは、生成 AI ことロボット刑事Kにご登場いただき画面狭しと暴れてもらい、キムチ戦隊をほうふっていただかないと。高まる Youtune 動画検索の誘惑 …
安倍路線の継承者と持ち上げられて来たのに、キシダは独自色を出そうともがいて所、バイデンに隙を衝かれ唯々諾々の属国姿勢。韓国に全面降伏から次から次に起こる内容、またLJBTQ法案への強引で拙速な自民党国会運営に安倍路線が日本のスタンダードだった我々サイレントマジョリティの限界を超えました。いくらナベツネ読売新聞日本テレビの異様なる推しが有っても、キシダはG7が限界です。自民党分断して政界再編成の大波乱を起こして、今のキシダ宏池会政権に終止符射たないと日本がガラガラと崩れて行くばかりです。保守派の百田直樹さんが保守政党立ち上げ宣言しました。我々は、今のキシダ宏池会政権に見切りをつけました‼️
松原仁議員の維新入りは素直に歓迎したいですね。
立憲民主党は既に学級崩壊状態ですので、分裂は時間の問題かもしれません。
現在勢いがある維新入りを希望する議員もいると思いますが、馬場さんには人選をしっかりやって頂きたいですね。
鈴木議員とか猪瀬議員とか中条議員など顰蹙物の議員さんも少なからずおられますので、議員の品質管理はしっかりとやって頂くようお願いします。
>>>顰蹙物の議員
このような議員は、論議は、しないで、物議、は醸すからね。
各選挙区ごとの公明党の比例区獲得票相当分だけ、自民小選挙区獲得票が減少したら。
(自公が連立を解消し、公明党の組織票が自民小選挙区に回らず死票と化すれば・・。)
と言うのが気になります。
自民党はもうあきらめて応援はしませんが、政権は自民党がいいと思ってます。
自己矛盾もありますが、他党が政権を担うという、まだその時期じゃないように思います。
そういう意味で、自民の大敗はあり得ないんじゃないか、という考察には少し安堵した気持ちです。他党を応援しつつ、真の保守となりえる政党を育てて、それまでは自民党に頑張ってもらうのが現在の自分の基本方針になりました。