衆院選で「維新勝ち過ぎ」なら岸田内閣崩壊もあり得る

日本維新の会に対する「風」が自民党の想定以上に吹き、自民党が単独過半数割れを起こしたうえで立憲民主党も最大野党の地位を喪失。岸田文雄首相は引責辞任する――。こんなシナリオは、「数字の上では」考え辛いものではありますが、それでも昔から、現実は小説より奇なり、などといわれます。こうしたなか、6月の衆院解散があり得るのかどうかはまだわかりませんが、早くも日本維新の会と立憲民主党の代表同士の舌戦が始まったようです。

「今すぐ総選挙」の現実性

昨日の『維新躍進?それでも岸田首相にとって今こそ解散の好機』を含め、これまでに何度となく指摘してきたとおり、現在の岸田文雄政権にとっては、今すぐ解散総選挙に踏み切るだけの合理的な理由がいくつかあります。

その最たるもののひとつは「最大野党である立憲民主党が確実に議席を減らすであろうと予想されること」ですが、それだけではありません。「最大野党を狙う日本維新の会が、候補者不足でまだ躍進できないと予想されること」もその大きな要因でしょう。

このうち立憲民主党に関する要因は、小選挙区制度の特徴からも導かれます。

立憲民主党は前回・2021年の総選挙で、比例代表では39議席獲得したものの、小選挙区では57議席にとどまり、獲得したのは合計96議席と、公示前勢力より13議席も減りました。これが、小選挙区のこわいところです。

先日より分析してきたとおり、仮に立憲民主党と自民党の両候補がともに出馬している選挙区において、自民党候補から立憲民主党候補に2万票が流れた場合、小選挙区で自民党と立憲民主党の獲得議席数が逆転してしまいます。

現実の選挙では、自民党は小選挙区で187議席を獲得していましたが、もし自民党候補者の得票が2万票足りず、その分がすべて立憲民主党候補に投じられた場合、自民党の獲得議席は85議席減少して102議席にとどまり、立憲民主党は86議席増えて143議席に達します。

ただ、これとは逆に、もしも立憲民主党から自民党に2万票流れたとしたら、今度は小選挙区で自民党が獲得する議席が55議席増えて242議席となり、全289小選挙区のうちの85%(!)という途轍もないシェアを獲得します。対し、立憲民主党は小選挙区で5議席しか獲得できません。

小選挙区は「1位じゃなきゃダメ」だからです。

維新タナボタとは?

そして、もうひとつ重要なのは、「維新タナボタ効果」です。

自民党、立憲民主党、日本維新の会の3つの政党の候補者が入り乱れて争っているケースだと、2021年の総選挙の時には、多くの選挙区で1位が自民党、2位が立憲民主党、3位が日本維新の会、となっていました。

図表は、2021年総選挙における各政党の候補者について、その選挙区で1位になった候補者の割合、2位になった候補者の割合、3位になった候補者の割合を示したものです。

図表 自民、立民、維新の候補者の得票順序
政党1位2位3位
自民67.51%31.77%0.72%
立民26.64%64.49%8.88%
維新17.02%18.09%61.70%

(【出所】総務省・過去選挙データをもとに著者作成)

これで見ると、2021年の時点では、日本維新の会は60%以上の候補者が3位に留まり、これに対して立憲民主党は約3分の2にあたる候補者が2位でした。これが単純に入れ替わったとしても、立憲民主党、日本維新の会ともに小選挙区で落選し、やはり自民党候補者が小選挙区で強みを発揮するでしょう。

しかも、日本維新の会の問題点は、もうひとつあります。

それは、候補者の擁立が、どうも間に合っていないことです。

2017年と2021年の過去2回分の総選挙データから分析すると、「自民党からほかの政党に2万票が動いた」という想定を置いたとしても、その「動いた先の政党」が十分な数の候補者を立てていなければ、自民党が大敗を喫することはありません。

こうしたなか、昨日も紹介したのが、日本維新の会の馬場伸幸代表による、立憲民主党を「叩き潰す」発言です。

維新・馬場代表、立民を「たたき潰す」 遅延工作と批判

―――2023/06/07 16:55付 Yahoo!ニュースより【産経ニュース配信】

日本維新の会が最大野党である立憲民主党を「叩き潰す」くらいの勢いを示そうとするのは、私たち国民にとっても選択肢が増えることを意味するため、決して悪い話ではありません。

ただ、現実問題として、日本維新の会の候補者が十分でない状態だと、やはり「維新タナボタ効果」で、立憲民主党候補者が足を引っ張られることで、自民党候補者の当選者が増える結果になる可能性があります。立憲民主党が1位、自民党が2位で票差が2万票以内の選挙区では、特にその傾向が強いでしょう。

実際、当ウェブサイトのシミュレーションによると、あくまでも2021年の結果で分析する限り、立憲民主党から日本維新の会の候補者に2万票移転したとしても、立憲民主党が減らすのは12議席にとどまり、しかも日本維新の会が増やすのは3議席で、残り9議席は自民党に行ってしまうのです。

自民vs希望の党(2017年選挙の事例)

これについて参考になるケースは、もうひとつあります。

2017年のケースでは、自民党以外に大量に候補を立てていた政党は、立憲民主党ではなく、「希望の党」です。自民党が小選挙区で擁立したのは277人でしたが、希望の党は小選挙区で198人も擁立していました。

現実の選挙では、自民党は小選挙区で215議席を獲得。これに対して希望の党の獲得議席数は18議席にとどまっていました。しかし、もしも自民党から希望の党に2万票が移っていたならば、自民党の獲得議席数は128議席に激減し、希望の党は96議席に急増します。

しかし、もしも自民党から2万票が移った先が「希望の党」ではなく立憲民主党だったとしたら、自民党の獲得議席は24議席減るだけで済みます。立憲民主党は2017年時点において、小選挙区に立てた候補者数が63人と、希望の党と比べてかなり少なかったからです。

2017年の立憲民主党、2021年の日本維新の会の2つの事例からわかるとおり、自民党でもなく最大野党でもない政党は、すべての小選挙区で候補を立てることが難しく、したがって、そのような政党が圧勝するのもまた非常に難しいのです。

うな丼よりホワイト国を追及したら?

こうしたなか、この馬場氏の「叩き潰す」発言に対し、FNNプライムオンラインの報道によると、立憲民主党の泉健太代表は「下劣な発言だ」と批判したそうです。

立憲・泉代表「下劣な発言」と批判 維新・馬場代表の「叩き潰す」発言に

―――2023年6月8日 17:30付 FNNプライムオンラインより

両党は、いわゆる「小西問題」――とくに立憲民主党・小西洋之参議院議員の「サル・蛮族」発言問題――以降、共闘関係を解消しましたが、こうした非難の応酬がなされる状態だと、選挙協力・候補者調整も難しくなることを示唆しています。

もっとも、FNNによると泉氏は日本維新の会を巡って、次のように批判したそうです。

これ以上勢力を伸ばして野党第一党になったら、自民党にとって最も便利な野党が誕生する」。

なんだか、強烈なブーメランです。

「自民党にとっての便利な野党」とは、現在の立憲民主党そのものだからです。

自民党の政策にはツッコミどころが多々ありますが(たとえばLGBT法案の推進、増税方針、韓国との情けない外交姿勢など)、これらについて現在の最大野党である立憲民主党が舌鋒鋭く斬り込むようなことをしないから、結果として、自民党がだらけ切っているのではないでしょうか。

立憲民主党が情けないのは、小西問題だけではありません。

ほかにも谷公一・国家公安委員長が「うな丼を食べた」と発言したことを、マスメディア各社や立憲民主党などが「問題視」し、立憲民主党の宮口治子・参議院議員が「うな丼大臣」などと呼び、即刻更迭を要求したという「事件」もありました(『自分に甘いメディアと野党:次は「うな丼大臣」問題視』等参照)。

「うな丼を食べた」と発言することの、いったい何が問題なのか、真剣に理解に苦しみます。

そんなことを追求するよりも、たとえば韓国を輸出管理上の「(旧)ホワイト国」に戻す輸出貿易管理令の改悪案、韓国に通貨スワップを供与しようとするかのごとき日韓財務対話の在り方、さらには少子化対策と称した事実上の増税など、岸田首相が突っ込まれて困る論点はいくらでもあるはずでしょう。

維新が「勝ちすぎた」場合は何が起こるのか

いずれにせよ、もしも今月中に衆院解散がなされるとした場合、やはりメインシナリオは立憲民主党が大敗し、辛うじて野党第1党の地位を保つ一方、自民党も「維新タナボタ効果」で却って議席が増える、というものではないかと思います。

そうなると、岸田首相は現行の「増税」「対韓宥和外交」などが有権者に承認されたと勘違いすることにもつながるでしょう。

ただ、そんな岸田首相にもしも誤算があるとしたら、日本維新の会が岸田首相の想定以上に票を獲得することかもしれません。

たとえば、2021年の選挙結果から予想するに、自民党から日本維新の会に2万票移動していたとしたら、自民党は24議席減らし、そのうち14議席が立憲民主党に、残り10議席が日本維新の会に行きます。

自民から維新に移動する票が2万票だった場合
  • 自259→235(▲24議席)
  • 立*96→110(+14議席)
  • 維*41→*51(+10議席)

しかし、異動する票数が3万票だったとしたら、自民党が減らす議席は41議席となり、このうちの16議席は立憲民主党に行きますが、25議席が日本維新の会に行きます。この場合、自民党は単独過半数を喪失します。

自民から維新に移動する票が3万票だった場合
  • 自259→218(▲41議席)
  • 立*96→112(+16議席)
  • 維*41→*66(+25議席)

現実にあり得るシナリオは、自民、立憲民主両党から日本維新の会に少しずつ票が移る、というものですが、その風が想定以上だった場合は、「少し」ではなく「大量に」移るかもしれません。しかも、2021年の総選挙時と比べ、日本維新の会の候補者は確実に増えるでしょう。

このように考えると、「解散総選挙」→「自民が単独過半数を喪失・立憲が最大野党の地位喪失・維新が最大野党獲得」→「岸田文雄首相の引責辞任」、といった流れも見えてくるかもしれません。すなわち、維新の勝ち過ぎで自民党には「維新タナボタ効果」が生じず、それどころか岸田内閣が崩壊してしまうのです。

(※その場合も、岸田政権の次に発足する内閣が素晴らしい政権であるという保証は決してありませんが…。)

こうした「維新勝ち過ぎ・岸田内閣崩壊」シナリオ、「数字の上では」考え辛いものではあります。

しかし、「考え辛い」のはあくまでも「数字の上では」、という話です。昔から「現実は小説より奇なり」ともいいますし、過去には大きな「風」が吹くこともあり得る話ですので、「絶対にそんなことはあり得ない」と決めつけることは控えたいと思う次第です。

(※なお、念のため付言しておきますが、本稿もあくまでも「可能性の議論」にあり、当ウェブサイトとしては日本維新の会を応援する意図は一切ありません。現実の選挙に際しては、必ずご自身のご判断にて投票なさってください。)

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    「希望の党」 の発足当初の勢いと、途中からの失速は、明らかにマスゴミ報道の変化によるもの。発足当初は 「自民憎し」 のマスゴミから全面的に応援されていたけど、「民進党」 左派の合流を拒否して、彼らが 「立憲民主党」 を結党したら、マスゴミが応援する対象は立憲民主党に変わった。(そのため、立憲民主党は結党直後だったのに、それなりに議席を確保した。)

    「維新の会」 も右派政党だから、マスゴミの応援は全く期待できないし、そもそも人気に地域的な偏りのある 「維新の会」 が、国政選挙でも統一地方選挙と同じように善戦できるのかは疑問。(衆院選は比例もブロックごとだから、前回の結果を見ると地域的な偏りがよくわかる。)

  2. すふちゃん より:

    小選挙区制の場合は「セーフシート」についても考えるべきでしょう。

    イギリスの例をとれば、選挙結果は「現有議席+獲得議席(gain)ー喪失議席(loss)=選挙後議席」とされるようです。

    ある選挙区の結果は議席維持なら(保守党を例にとれば)「Conservative hold」(保守党議席維持)、議席を得るなら「Conservative gain from Labour」(保守党、労働党から議席獲得)となります。

    2019年の下院議員選挙では議席の移動(Swing)は、保守党(58獲得、10喪失)、逆に労働党は(1獲得、60喪失)ですから、実際に動きのある選挙区はそれほど大きくありません。
    (もっとも、メージャー首相の保守党からブレア党首率いる労働党が勝利を獲得したときは、地滑り的大勝でしたが。)

    こう考えると小選挙区制のキモは、選挙区の住民の構成にもよりそうです、

    特に北陸・中国・四国・九州とする非都市部の選挙区は、野党勢力が極端に弱い選挙区が多いことが事実で、2009年に民主党が地滑り的大勝をした時でも自民党が維持したところがあります。

    その辺も深掘りすると面白いと思います。

    1. はにわファクトリー より:

      すふちゃん さま

      ・こう考えると小選挙区制のキモは、選挙区の住民の構成
      ・特に北陸・中国・四国・九州とする非都市部の選挙区は、野党勢力が極端に弱い選挙区が多い

      要点を抑えた小気味よい文章、たいへん参考になりました。これからの投稿も読みたいです。

      「わかりやすい図解」に認知の愚、というものを感じています。しばらく以前に Twitter で見かけたものが面白かったです。
      市町村単位の人口を上位から順に並べて地理位置を地図上で順番に塗りつぶして行ったら、全人口の半分は全国土のうちわずかな面積に固まって住んでいるとくっきり示されてました。すなわち人口希薄県・住民希薄自治体を面積分だけ一様に塗りつぶすと視覚的にそちらのほうが大きく目に写ってしまう。それは「分かり易い図解」ではなく錯視である。
      先の米国大統領選挙においては青い州と赤い州の勢力争いが過度に単純化された語られました。ところが地図を拡大し選挙区単位で勝敗を図示させると、青い州の青い選挙区は都市だけで郊外やへき地は等しく真っ赤でした。面積ではそちらのほうがずっと広い。「白地図メディアリテラシー」に要注意ですね。

      1. すふちゃん より:

        はにわファクトリー様

        ご丁寧なお言葉ありがとうございます。

        小選挙区について調べ始めると、結構面白いのですが、ご本家のイギリスでも「激戦区」(target seat)という概念があるようです。(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50568651)

        この時のBBCの報道によれば「激戦区」とは得票率の差が10%以内のところであり、イギリス650選挙区のうち169がこの定義に当てはまるとのことです。

        新宿会計士さんが新たな記事を書いたようなので、続きはそちらにコメントしたいと思います。

  3. めがねのおやじ より:

    日本維新の会が大躍進したら、マスコミはきっと叩くでしょう。理由は立憲民主党支持者や反自民の受け皿にはならないからです。むしろ軍備拡張、対韓姿勢、外交では保守層受けします。また結党以来の二枚看板が政界引退した事で、大阪色も薄く成りました。今は温厚(ではないだろうが)な馬場代表、吉村知事に顔が変わりました。これもプラス材料と思います。

    さて、風が強く吹いたらどうなるか。立憲民主党票を食い、野党第一党に成る可能性はあると思います。その場合自民は微減、公明とは手を切って日本維新の会と政策協定するか、公明党を飼い殺しにするか、になると思います。

  4. 引きこもり中年 より:

    毎度、ばかばかしいお話しを。
    立憲:「次の岸田政権追及のネタをワイドショーで探そう。もし、ワイドショーが日韓通貨スワップ批判をしだしたら、これで岸田政権を追及しよう」
    新宿会計士:「つまり、ワイドショー次第で対韓国貿易管理も通貨スワップも追及する、ということですね」
    これって、笑い話ですよね。

  5. CRUSH より:

    なんやかんやで、維新は責任を取ってますからね。

    大阪都構想を住民投票に2回持ち込んで、
    2回とも接戦だけど負けて、
    2回とも党首が引責辞任。

    自民党でも他野党でも、そんなの見たことない。
    (スキャンダルとかボロ負けでの引責とは意味合いが違います)

    「身を切る」
    とは、そういうことかと。

    ケジメつけてる政党が、ジワジワ得票を伸ばしてること自体は健康的だと思いますよ。

    個別にアホな案件はあるにせよ。

  6. やまいぬ より:

    バス運転手がうな丼食べてたらどうなったのか

  7. オタク歴40年の会社員です、よろしくお願いいたします より:

    銀河英雄伝説の
    帝国同盟の均衡を裏で画策するフェザーンのルビンスキーがごとく、
    「帝国が勝った、しかし勝ち過ぎはしなかったということか」。

  8. 農民 より:

    宮口治子「うな丼大臣!!」
    元カイワレ大臣「……」

     自民党が世間から蛇蝎の如く嫌われていて、反自民反与党に非ずんば人に非ず!くらいの認識だと泉氏のような発言になるのでしょうが。「自民である必要は全く無いが、極端なことせず部分的な方針を変えてほしいだけ」で「立民は叩き潰されてほしい」と感じている国民もここに少なくとも一人居るのです。
     そもそも与党に便利な野党って何が悪いんですかね。国政が円滑に進むだけに思えますし、与党の間違いを正すという機能にしても、むしろ何でも反対して反対意見自体が無駄になる現状より、採決に協力をちらつかせて修正案をねじ込む野党の方が国益に資すると思います。性善説に頼む側面はありますが。
     そういえば、震災時に与党だった連中は、あまりに見かねて実務を申し出る野党に責任職だけ押し付ける汚いやり方で「便利に使おうとしていた」ような記憶があります。

  9. DEEPBLUE より:

    解散総選挙はしてないですが福田内閣を思い出しますね岸田内閣・・・。今は立憲がやらかし過ぎたせいでたぶん野党大連立でも過半数割れはないと思いますが。
    それこそ執行部に嫌気が差して自民党が割れでもしない限り。・・・歴史は繰り返す?

  10. PON より:

    維新だけでなく、参政党もかなり伸びるのではないでしょうか?

    自民支持の岩盤支持層は約3割といわれており、LGBT法案が成立すればそのうち8割くらいが自民を見限って維新、参政党、国民新党に向かうものと推測します。
    それらの見限り票につき、ネットやYotube上での保守言論人の投票先意向に基づき推測すれば、参政党に6割、維新に3割といったところでしょうか、国民新党支持の声は聞こえませんが1割くらいはあるのかもしれません。

    従って、自259→181(▲78議席)、維41→64(+23議席)、参0→47(+47議席)、国10→18(+8議席)

    上記は公明党との協力解消や、無投票、候補者をそもそも出すことができるか等の視点が欠けているので全くの机上の空論、妄想ですが、いずれにせよ、ネットやYotube上での声を分析すると、相当参政党に追い風が吹くように思います。

    なお当方は、エマニュエル総督の言いなりの売国自民党には金輪際絶対に投票しません、対立候補に維新や参政党、国民新党がおらず、共産党や立憲のみの場合でも、共産党や立憲に投票するつもりです、無投票や白紙投票はしません。
    安倍さんがキリストの如き天国から降臨復活すれば、話は別ですが。。

    維新と参政党、どちらを応援するかは迷っている状況です。

    1. 誤星紅旗 より:

      国民新党は、国民民主党のことですかね。民主党から茶殻が抜けたらコンパクトになりました。
      維新の勢いは首都圏でも感じるようになってきました。ターミナル駅の辻立ちも目立って存在感がでてきましたし。
      参政党はどうにもカルト、とは言わないまでもネズミ講も言い過ぎだと思いますが胡散臭さがどうしても気になります。

      1. PON より:

        誤星紅旗 様

        失礼しました、国民民主党です、ボケボケでした。
        確かに参政党は胡散臭いイメージがありましたが、最近Youtubeで神谷代表の話を聞くようになってから、結構まともで共感できることが多いと感じています。
        国益のためには、中国のみならずアメリカにもはっきり物申すという姿勢が自民党にはないので評価できます。

        1. 農民 より:

           その神谷氏の話……外交に関しては、現状日本が威勢が悪すぎるので、威勢が良ければ一見マトモになってしまうし、右派というだけで評価しがちなのも仕方のないところですが。
           これが実務的な話、例えば私が関わる農業政策になるとすさまじくひどいものです。胡散臭いどころか、思い込み・断定・陰謀・誤認が多く、違憲にまで片足突っ込んだ主張で、真面目に言っているのであればあまりに幼稚だし、そうでないならば騙されるやつだけ騙したいという詐欺師のようなものと感じています。

          https://agrifact.jp/examining-the-fact-ignorant-food-and-agriculture-policies-of-the-party-of-do-it-yourself/

           はっきり申し上げますと、氏が未だなんら政策に関わっていないとはいえど、農業従事者として憤りを感じるほどです。氏は自分でも農業をやってみたが無農薬有機伝統農法で上手くいった、などと主張してはいますが……一体全体、いつごろの何年間で何をどう作って何を以って「上手くいった」のやら。
           議席をとるに従い現実路線になっていくでしょうが(つまり外交政策についても議席増に従って軟化しそう)、経済や福祉など全てを含めた舵取りを委ねるというのはさすがに厳しいものがあります。
           ご参考までに。

          1. PON より:

            農民様

            確かに、無農薬等の農業政策には疑問がありますね、他の政策も含めると色々同意できない点もあるのでしょうが、私が重視するのは根本的な思想&価値観です。

            主権国家としての自主独立、及び固有の文化&伝統&宗教&価値観を重視すること、です。
            いわば、グローバルリベラリズムの対局にある価値観です。
            各国固有の価値観を踏みにじるグローバルリベラリズムが、各国国内だけでなく、国境を越えて紛争をまき散らし、不必要なの憎しみを生み出している現実、日本をそんな国にしてはなりません。

    2. はにわファクトリー より:

      当方の地元大阪府では自民の存在感がありません。空気政党・非存在政党・透明政党です。
      当然です。選挙に候補者を立てない、すなわち選挙戦で発言をしない、街頭ポスターも掲出しない。主張なし・言葉なし・存在なし。おいしいところを維新に全部持って行かれて、足元が抜けてしまっています。ダメな責任与党それが自民党です。

      1. PON より:

        はにわファクトリー様

        おっしゃるように、自民党は昔からダメダメ政党だったのかもしれません。
        しかしバカな私は、基本的に自民党は愛国保守政党だと信じていたのです。

        しかし、安倍さん暗殺後、忠犬チワワ岸田さんの韓国への異常なすり寄り、核武装の可能性の遮断、学術会議への忖度、極めつけはLGBT法案の強行採決、売国岸田さんに付き従う自民党には完全に愛想をつきました。

        今朝も、保守中の保守と自任する連中がLGBT法案につき党議拘束をかけるなと執行部に要請しましたが、情けないかぎりです。
        党議拘束に関係なく、信念を通せば良いだけです、日本の国益より自民党員であることが重要なのでしょうか?
        日本のために国会議員になったのではないのですか?

        自己保身のため、チワワ岸田さんにもエマニュエル総督にも何も言えない、反旗を翻さない国賊、売国奴には用はありません。

        中長期的に確実に日本を破壊するLGBT法案が成立すれば、今後一生涯をかけて、反自民を貫き通し、友人知人親類縁者まで、自民党の悪行と反日ぶりを吹聴しまわり、あらゆる手段を使って議席数を減らすよう努力する所存でございます。

      2. はにわファクトリー より:

        こんな週刊誌記事見出しの幻覚を得ました
        「自民執行部に衆院解散延期の動き
         今は逆風だ 傍若無人の岸田政権運営に厳しい視線
         老中会議は党首交代も検討 全国支部を動員 近く支持確保策を発表」

      3. はにわファクトリー より:

        はにわは自家中毒が進んで幻覚作文が止まりません。見出し付け担当の毒が回り、きっと記者脳炎が(電線|伝染)したのでしょう。
        「自眠党地方支部から陳情殺到
         解散総選挙は自殺行為
         官僚腹話術の政権運営に疑義、ノー発言強まる
         運転席気取りの首相 選択余地狭まる 迷走を始めたハンドルさばき」

    3. Masuo より:

      PON 様
      あくまで個人の意見ですが、参政党は右派の仮面をかぶった銭ゲバ宗教集団です。
      こんなのが勢いを持てば、立憲民主党の二の舞だと私は思ってます。

      維新と参政党で迷ってるという事であれば、私は維新の方が「まだマシ」だと思います。
      とは言え、決めるのはPON様ですので、あくまで参考になれば幸いです。

      1. PON より:

        Masuo様

        御忠告、有難うございます。
        当然ながら、見えていない事実、主観的な思い込みもあると思いますので、どの政党を支持するのかは冷静多極的に考えていかなければなりません。

        現時点では、私の重視する点は上記しましたように、主権国家としての自主独立、及び固有の文化&伝統&宗教&価値観、です。
        維新も参政党もそれらはクリアしているように思いますが、維新の方がやや弱いように感じます。
        一方、経済政策等の具体的な政策、及び大阪での実績等、参政党よりは安心して任せうる要素は強いですね。

        いずれにせよ、長年支持していた自民党、今が見切りのタイミングなのでしょう、「安倍さんとともに去りぬ」です。

      2. はにわファクトリー より:

        PON さま

        >安倍さんとともに去りぬ

        「Hasta la vista, baby=先行っとくゎ、地獄で会おうぜ」
        ジョンソン首相の最終演説を想起しました。
         ジョンソン英首相が議会で最後の「首相質問」、映画「ターミネーター」を引用
        で Youtube 検索すると BBC 字幕で日本語が読めます。

        1. PON より:

          はにわファクトリー様

          なるほどですね、もしかすると安倍さんは死に際に今の「岸田地獄」を予想していたのかもしれません。
          岸田さんにこそ、「Hasta la vista, baby」と言ってもらってサヨナラして欲しいです。

    4. WindKnight.jp より:

      参政党は、反ワクチン運動もやっているので、勘弁してほしいです。はい。
      ちょっと、現実感に欠けるのよね。彼らの言う事は。

  11. 元雑用係 より:

    「叩き潰す」に眉を顰めてるのは立憲支持層くらいじゃないんですかね。勘ですけど。

    馬場氏の「叩き潰す」に対して、立憲のうるさ型の面々が一斉に「疑問を呈する」ツイート反応をしています。
    維新も状況や風向きを見ながら発言や対応を決めるズルさを感じることも多々あって、なんだかなぁなところはあります。
    ただ直近にあったコニタンの不謝罪問題で、馬場代表が立憲の党としてのケジメに言及したにもかかわらず、立憲はガン無視だったんですよね。維新と立憲の連携の可能性が潰えたのもアレがキッカケでしたしね。
    「叩き潰す」と言われたことに何か言える立場でもないでしょう。

    自分たちが何をしたかは棚に上げ、よく文句言えるもんです。

  12. ねこ大好き より:

    維新の不安な点は親中親露な所です。国民党はあまりにも党首に定見がなく風見鶏過ぎる所。そして自民党は党首が財務省のあやつり人形であること。新宿会計士さんがかねがね仰る通り、よりマシなものを選ぶ、という事なのでしょう。小選挙区と比例で分けるというのが良いのかも。

  13. layton より:

    日本維新の会 = 大阪維新の会は保守政党か?

    以下の上山信一氏の言を読む限り、保守政党とは思えません。
    「都構想は大阪維新の一手段に過ぎない。大阪維新は行政組織の統廃合や合併自体を最終目的としない。国(軍事、外交、金融などを除く)からの独立を目指す地域の革命運動である。権力を巡る戦いだから敵と味方ははっきりしてい
    る。敵は霞ヶ関と永田町、そして大阪市役所である。味方は全国各地の地域政党、そして分権自治を目指す良識ある市民たちである。
    大阪維新の会は独立のための戦いを選挙という手段で進める。勝敗は市民が決めるべきだ。だがもし100年前なら内戦や武力革命になっていてもおかしくない。400年ぶり、大坂夏の陣、以来の大変動である。

    出典:日経XTEC 上山信一の「続 自治体改革の突破口」第108回 大阪都構想の誤解を解く(上) 2011.02.1
    上山信一:慶應義塾大学総合政策学部教授、大阪府市特別顧問」

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