チューナーレスTV普及促進でNHKが業界をぶっ壊す

またしても、「NHKがぶっ壊す」のでしょうか。何の話かといえば、今年4月から始まったNHKの受信料割増制度なども相まって、例の「チューナーレステレビ」のラインナップが増え始めている、というのです。これは、じつに興味深い現象です。受信料利権を死守しようとするNHKの強欲と怠惰が、逆にNHK自身が所属するテレビ業界全体を道連れに自滅の道をもたらしているからです。最近話題の表現を使うなら、「(業界そのものを)NHKがぶっ壊す」、でしょうか。

ゴールデンウィークで疲れた方は挙手を!

いわゆる「ゴールデンウィーク」も、本日でおしまいです。

2020年に始まったコロナ禍のために、ここ数年は大型連休でも外出を自粛してきたという人は多かったはずであり、その意味では、今年のゴールデンウィークは久しぶりに、どの観光地も「人、人、人」で埋め尽くされていたようです。

これに加えて東京都心でも、数年ぶりに、どの主要駅も人でごった返しているのが観測されましたが、とくに小さい子供がいる人の場合は、子供と一緒にお出かけしようと駅に着いた途端、ゲンナリしてしまうという体験をした人もいたかもしれません。

これに加えて遠方に実家や両親、縁戚などがいる人のなかには、コロナ禍のためにしばらく帰省していなかったため、久しぶりに家族連れで顔を見せに行ったというケースも、全国的にかなり多かったのではないでしょうか。

ゴールデンウィークでお疲れの方は、是非とも挙手をお願いします。

ネット環境とテレビ

自宅で過ごせるネット環境

ただ、こうした「行動派」とは別に、このゴールデンウィークは自宅に籠ってひたすらネットサーフィンなどをして過ごした、というケースも、じつはかなり多かったのではないかと個人的には推察しています。

とくに昨今だと、インターネット上で映画、ドラマなどを視聴するうえでは、有料のサービスもかなり充実してきました。これらの市場では、ディズニープラス、Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、U-NEXT、Abemaプレミアムなどがしのぎを削っているようです。

とくに独身のビジネスマンの方であれば、普段なかなか視聴時間が取れないなかで、ゴールデンウィークは年末年始休暇などとならび、これらの動画サイトをまとめて視聴するちょうど良い機会でもあります。

調べてみると、動画サイトにもよりますが、数千から数万、いや、下手をするとそれ以上の作品・コンテンツなどが視聴し放題だそうであり、最近だとこれらのサイトにはオリジナル作品などもあるようです。

また、こうした有料のサービスだけでなく、ネット上ではYouTube、ニコニコ動画など、基本的には無料の動画サイト(※)も定番の人気サイトです(※ただし、動画サイトのコンテンツのなかには、最近、有料でなければ視聴できないというケースもあります)。

ネット動画の画質は飛躍的に向上:いまや「地上波≦ネット」に!

そして、これらの有料・無料の動画サイト、ケースによっては地上波のテレビと比べ、画質がかなり良い、というものも出現しています。

現在のところ、地上波だとフル・ハイビジョン(俗にいうFHD、あるいは2K。画素数は1920×1080)が限界ですが、動画サイト、動画配信サービスだと、すでに2Kの4倍、すなわち4K(画素数は3840×2160)に対応しているというケースも出てきました。

世の中、ずいぶんと変化したものだと思わざるを得ません。

かつてであれば、一部のケーブルテレビジョンなどを別とすれば、自宅で動画を視聴することができるサービスは、テレビ放送以外には存在していませんでした。日本のテレビは、NHKと主要全国ネット5局のほかに、全国各地に独立局などが存在していますが、いずれにせよ、放送サービスを提供する業者の数は限られています。

このため、仮にNHKと民放5系列の放送を「絶対に視聴しない」と決め込んでいる人は、視聴できる動画が極めて限定的だったのです。あとはせいぜい、映画館に出掛けて映画を視聴するくらいしか方法はありませんでした。

ところが、インターネットが出現し、回線の速度が徐々に上昇するにつれ、あるいは回線を通じてやり取り可能な容量が上昇するにつれ、次第にインターネット空間で動画を作る人、動画を視聴する人が増えてきました。

当初はあまり長い動画は配信も視聴も難しかったのですが、次第に技術が進歩し、ネット回線が強化され、さらにはインターネットにアクセスするためのデバイスの種類も増え、それらの性能も向上したためか、人々も「ネット動画」にだんだん抵抗を感じなくなってきたのです。

そして、すでに画質では、インターネット動画が地上波テレビのそれを抜きました。

地上波テレビだと、どんなに頑張っても2Kが限界ですが、ネットの世界ではすでに2Kは当たり前で、最近だと4K、さらに一部のサイトでは8Kの配信を行っているという事例も出てきました。さすがに放送を受信するテレビの側も、さすがにまだ8Kに対応しているものは少ないのではないでしょうか。

すなわち、少なくとも「画質」という意味では、すでにネットが地上波テレビを追い抜いているのです。

テレビ業界襲う「三重苦」

また、商業的に見ても、「テレビとネットの逆転」は、すでに生じ始めています。

たとえば株式会社電通が公表する『日本の広告費』というレポートによれば、2022年の広告費はネットがマスコミ4媒体(新聞、テレビ、雑誌、ラジオ)合計を抜き去った(『ネット広告費が史上初の3兆円台:マスコミ退勢は続く』参照)そうです。

これと並行して、コロナ禍の前後あたりからでしょうか、テレビ業界からは「三重苦」の声も聞こえ始めました。

この「三重苦」とは、視聴者離れ、広告主離れ、そしてクリエイター離れです(『テレビの三重苦:視聴者、広告主、クリエイター離れ』等参照)。

たとえば『人気アナが次々退社:「有能な若手」が去るテレビ業界』などでも取り上げたとおり、テレビ業界からは最近、「有望な若手」が次々と去っている、などとする話題には事欠きません。

これに加え、学生の人気ランキングでも大きな変化が生じているようです。

地上波のテレビ局といえば、かつては就職ランキングでも上位の常連組でしたが、最近だとさまざまな社が実施する「就活人気ランキング」の圏外になることも多いらしく、ITメディアに今から約3年前に掲載された次の記事でも、すでにそのことが指摘されています。

就活人気ランキング“圏外”に 起死回生の「デジタル採用」繰り広げるテレビ局の焦燥/コロナ禍で変化は加速

―――2020年08月26日 05時00分付 ITメディアより

ITメディアによると、かつてテレビ局は学生の就職先として大人気でしたが、その理由は「大企業に就職して安定したい」と「なにか面白いことをしたい」という、「学生が持つ2つの要望がギリギリ交わりそうな点として機能していた」、などとしています。

しかし、優秀なクリエイターになる資質がある学生から見て、現在のテレビ業界はあまり魅力的ではない、ということなのかもしれません。

テレビ業界も新聞業界の後を追う!?

このあたり、財務諸表分析上は、地上波テレビは紙媒体の新聞社と異なり、まだまだ経営には余裕があります。

ただ、新聞とテレビは、伝統的に大手メディア(あるいはオールドメディア)の代名詞でしたが、昨日の『新聞値上げ、実は「戦略的縮小」の布石だった可能性も』でも取り上げたとおり、その2大柱のうちのひとつである新聞社経営は、あっという間に青色吐息になってしまいました。

オールドテクノロジーの塊である新聞業界が、ネットの台頭の前に、脆くも崩れ去った格好です。

そして、これと同じことが、いままさにテレビ業界でも発生しようとしているのです。

こうしたなかで、当ウェブサイトではこれまで、何度となく「利権の第3法則」という話題を取り上げてきました。

一般に利権とは「不当な利得を固定化する仕組み」と定義されますが、この利権には①得てして理不尽なものであり、②外から壊すのが難しいという特徴があるものの、③いずれ利権を持っている者の強欲や怠惰によりあっけなく自壊する、という3つの法則が存在します。

【※参考】利権の3法則
  • 第1法則:利権とは、得てして理不尽なものである。
  • 第2法則:利権はいったん確立すると、外から壊すのが難しい。
  • 第3法則:利権は保有者の怠惰や強欲で自壊する。

(【出所】著者作成)

まさにテレビ業界も、この利権そのものです。

利権の塊をNHKがぶっ壊す!?

電波利用料の安さ

限られた社しか事業参入が許されておらず、また、これらの事業者は全力で総務省・総務官僚のご機嫌を伺い、総務省・総務官僚は許認可権を握ってテレビ業界を全力で守ろうとします。実際、諸外国では導入されている電波オークション制度が日本では導入されておらず、電波利用料は安いままです。

総務省ウェブサイトの『令和3年度 主な無線局免許人の電波利用料負担額』によると、電波利用料はNTTドコモが188億円、ソフトバンクが163億円、KDDIが136億円――、などとなっている一方、テレビ局の電波利用料が安いことに驚きます。

具体的には、テレビ業界の「最大手」であるNHKが25億円で、日本テレビが6.8億円、TBSが6.3億円、フジテレビが6.4億円、テレビ朝日が6.5億円、テレビ東京が6.3億円、讀賣テレビや関西テレビが1.3億円、朝日放送テレビが1.2億円――などだそうです

テレビ局がテレビ電波を独占使用して大儲けしているにもかかわらず、その対価の負担が非常に安く、かつ、新たな業者が続々と参入してくるという心配もほとんどありません。まさに、総務省が守ってくれているおかげで、テレビ業界は電波利権に安住できているのです。

そして、テレビ業界に手を付けようとした政治家が出現すると、テレビ業界やその「お仲間」である新聞業界が、「偏向報道する自由」、「ウソを報じる自由」、「報道しない自由」などを駆使し、その政治家を葬り去ろうとするのです(※その典型例は、高市早苗氏あたりでしょうか?)。

NHK「受信料利権」

これなど、著者に言わせれば、「総務省とテレビ業界が腐敗した利権で癒着している証拠そのもの」ではないかとも思えるのですが、話はそこに留まりません。

テレビ業界にはもうひとつ、とんでもない「腐敗利権」が存在しています。

いうまでもなく、NHKの受信料利権がそれです。

放送法の規定に基づけば、日本国内でテレビ放送を受信できる設備を設置した場合は、NHKと契約を結ぶ義務が発生し、もしNHKと契約を結んでしまえば、あなたはNHKに受信料を支払わなければなりません。たとえ1秒もNHKを視聴していなくても、です。

電気料金にせよ、水道料金にせよ、ガス料金にせよ、私たちの多くは「公共料金はサービスの対価だ」と考えていますし、実際、これらの料金を支払わなければ、電気、ガス、水道は止まってしまいますが、NHKは受信料を払わなかった場合に電波を止めることはしません。

「規定の3倍のカネを払え」と要求してくるのです。

もちろん、この世の中には奇特な人もいて、NHKにカネを払うことが好きで好きでたまらないというケースもあるようですが、ごく常識的な人であれば、NHKの受信料も「サービスの対価」と考えているはずでしょう。

ところが、NHKはこの受信料について、「放送の対価ではない」、「特殊な負担金だ」、などと嘯(うそぶ)いています(『受信料は放送の対価ではなく「特殊な負担金」=NHK』等参照)。

最近だと地上波だけでなく、ネットでNHK番組を視聴する人からも受信料を徴収しよう、などとする議論もあるようですが(著者私見)、これなど、「受信料は放送の対価ではない」などとするNHK自身のこれまでの説明とも、正面から矛盾します。

もっとも、こうした総務省・NHKの行動は、「受信料利権を守る」という一点では矛盾していないのかもしれませんが…。

日刊スポーツ「チューナーレステレビ新機種続々」

こうしたなかで、朝日新聞系のメディア『日刊スポーツ』に6日、ちょっと興味深い記事が掲載されていました。

チューナーレステレビ拡大中 新機種続々、異業種の参入も NHK「割増金制度」追い風業界期待

―――2023年5月6日8時34分付 日刊スポーツより

日刊スポーツによると、「チューナーレステレビ」、すなわち地上波テレビ放送を受信することはできないものの、ネット経由で配信された動画の視聴やゲームなどに特化したテレビの売れ行きが好調だ、というのです。

この「チューナーレステレビ」の話題は、当ウェブサイトでもこれまでずいぶんと取り上げてきましたが(たとえば『想定以上の売れ行き「チューナーレスTV」とTV業界』など)、昨年の時点ではまだドン・キホーテなど一部の量販店でしか取扱いがなく、メーカーも限られていたため、それほど本格化している様子はありませんでした。

しかし、日刊スポーツによると、各社のラインナップが充実し始めている、というのです。

たとえばチューナーレステレビの「元祖」であるドン・キは、従来の42型と24型に加え、高画質・大画面の4K50V型、43V型を追加。高画質化ではゲオが今年3月に有機ELパネルを採用した4K55型を発売したほか、大画面化ではドウシシャが国内最大級の75型などを発売しているそうです。

話はそこに留まりません。日刊スポーツによると、「異業種からの参入も相次いでいる」というのです。

家具・インテリア、家庭用品小売業の大手『ニトリ』は昨年12月に4K43V型(3万4900円、税別)で発売した。国政政党の『政治家女子48党(旧NHK党)』の立花孝志氏も自身が経営する『株式会社立花孝志』から3月に4K43V型チューナーレステレビ(3万9800円、税込み)で発売から5日間で500台を完売した」。

旧NHK党云々のくだりに関しては正直呆れる部分もないではありませんが、ただ、人々にそのニーズがあるのならば、良い商品が出て来るのは当然のことです。とくにテレビ業界のしがらみがないであろうニトリのチューナーレステレビについては、実際にニトリの店頭で目撃した人もいらっしゃるのではないでしょうか。

日刊スポーツによると、調査会社BCNは4月18日、「液晶テレビと有機ELテレビを合算した薄型テレビ市場全体におけるチューナーレステレビの比率は徐々に増加している」とするデータ分析を公表したのだそうですが、BCNによるとチューナーレステレビの比率は、3月時点で国内テレビ出荷台数の1.6%に留まります。

しかし、「ネット動画配信や動画投稿サイトの人気の定着」に加え、NHKが4月1日に導入した受信料の「割増金請求制度」も「チューナーレステレビ市場の追い風」(日刊スポーツ)で、今後はチューナーレステレビへの新規参入も続くとの見通しもあるそうです。

【参考】チューナーレスTVの例①

【参考】チューナーレスTVの例②

【参考】チューナーレスTVの例③

RCA 4K チューナーレステレビ 43V型 地上波が映らない 大画面でネット動画視聴 日本メーカー (43V型)

(【出所】アマゾンアフィリエイト)

現在のところ、残念ながら本邦のテレビメーカーはこの手のチューナーレステレビの本格製造には及び腰のようですが、うかうかしていると、海外勢(中國や韓国など)に市場をかっさらわれてしまうかもしれません。

NHKが業界道連れに…!?

要するに、「NHKとは契約したくない」というニーズを取り込むかたちで、地上波そのものが映らないテレビが爆発的に普及する(かもしれない)、ということです。

最近話題になった表現をもじるなら、「(業界利権を)NHKがぶっ壊す」、でしょうか。

そうなると、NHKは地上波の民放各局を道連れに、テレビ業界を滅亡に追いやろうとしているのかもしれません。NHKと総務省が全力で受信料利権を守ろうとした結果、却ってテレビ業界自体が滅亡することになれば、これはこれで経済学の教科書的には大変に良い事例となりそうです。

いずれにせよ、著者自身、「利権を持っている者たちは、得てして長年の利権にアグラをかき、強欲にまみれた結果、自滅の道を歩む」という仮説を持っています。財務省の増税利権、外務省の「韓国大好き」利権、立憲民主党の「野党利権」などについてもまったく同じことが言えるかもしれません。

そして、こうした仮説が正しいかどうかについては、早ければ10年以内、いや、下手をすれば5年以内に判明するのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 農民 より:

     GWは農業的には無関係で、この大雨で一息という所です。観光地でもあるので、いつもに増して県外車は多いなーという程度の感覚。畑に空き缶酒瓶を放り込んだやつは表へ出ろ。

     さて。ここまで来ると、立花孝志は「NHKが本当に消えると困る」まである。NHKを”ぶっ壊す”必要性と話題性を利用して売名(株式会社立花孝志、とはまた露骨な)と利益をあげて、NHK自体へは嫌がらせをした程度でほぼ放置。差別利権屋が差別を発掘新造しまくり解決を阻止し続けるのと大差無い。NHK問題というものがある、それに対処すべくワンイシュー政党が出来た、そいつらは何もしないで票とカネだけを集めている、NHK問題を持ち出すやつは信用ならない……と一般人が認識してしまったら、いよいよ害悪。
     「利権を打倒するという名目の新利権」とか、どういう冗談なのやら。

    1. 匿名 より:

      鋭い眼力ですね。
      それにしても、人間は利権が好きなんですね。
      立花氏は、そこを見抜いた、そして、何かいいことありそうと、それに群がって、立候補する人間が出て来た。
      何か、蟻の数珠繋ぎみたいですね。そういえば、蟻も密に群がるんでしたか?
      動物界?蟻は昆虫?人間も昆虫と同じですか?

      1. HY より:

        「動物」という観点では人間も昆虫も同じでしょう。むしろ真社会性の昆虫である蟻や蜂のほうが人間よりも高度と言えます。トップの強欲や怠惰で自滅することがありませんし。

    2. DEEPBLUE より:

      もうNHKから離れる方向に党名変更で「誘導」してますね立花氏は。その内、東京都知事選とかに毎回出るようになると思います

  2. 匿名 より:

    今日の筆致は、殊更冴えていますね。
    「(業界そのものを)NHKがぶっ壊す」
    これは、名言かもしれないですね。

    それから、
    「利権を持っている者たちは、得てして長年の利権にアグラをかき、強欲にまみれた結果、自滅の道を歩む」
    この実例は、最近、札幌ドームの例で見ました。

    1. 匿名z より:

      利権のなかったところに利権を作り上げ 強欲で自壊する例になる可能性がある? JFA。

      大幅赤字にもかかわらず…日本サッカー協会長の月額報酬が「300万円」にひっそり値上げされた理由
      https://news.livedoor.com/article/detail/24175515/

  3. 匿名 より:

    4年以上前の動画で、立花孝志氏がチューナーレステレビの話をしているものを見つけました。

    SONYが発売しているNHKが映らないテレビについて – YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=U3mN89aS6xI

    動画の中で立花氏が 「最近発売されたもの、というわけではない」 と言ってるように、このテレビは10年くらい前から販売されていたはずで、私はガジェット系ユーチューバーが紹介している動画を見た記憶があります。

    ただ、このチューナーレステレビは、地上波の全テレビ局からCMの放送を拒否され、製造元のソニーも 「業務用」 というタテマエで発売したそうです。(もちろん個人でも購入できました。)

    1. 迷王星 より:

      >このチューナーレステレビは、地上波の全テレビ局からCMの放送を拒否され、

      テレビ局は日本国民の共有財産である電波帯域の専用使用を許されています.

      そのようなテレビ局に,我が国の法令に違反していない合法的な製品や主張のCMを拒否する自由があるのでしょうか? 

      国民の共有財産を許可を得て使用させてもらっている以上,その製品や主張が自社にとって都合が悪いからといって勝手にCMを拒否する自由などテレビ局には無いと思うのですよ.

      1. 迷王星 より:

        補足しておくと,通常の新聞も「社会の公器」という建前に基づいて,消費税率は計8%の軽減税率が適用され新聞法によって様々に特権的な保護を受けています.

        ですから,新聞法の適用を受けている各新聞は,本来,ある主張や製品がその新聞社にとって都合が悪いものであろうと,それに関する広告の掲載を拒否する自由は存在しないのではないでしょうか?

        という訳で,放送法や新聞法を廃止してマスゴミの既得利権を直ちに廃するのが困難であるならば,少なくとも放送法や新聞法を公益の観点から,違法でない限り,あらゆる製品や主張の広告を拒否することを禁止する(拒否すれば一定期間の放送停止や刊行停止というペナルティ付)ように改正する必要があると考える次第です.

  4. めがねのおやじ より:

    テレビ業界の「三重苦」とは、視聴者離れ、広告主離れ、そしてクリエイター離れ。仰る通り、60年以上貪り食ってたんだから、ガタも来るでしょう。遅すぎるぐらいです。

    GWは1歳の孫が相次いで来て、昨日帰って頂き、私らはフラフラの状態です(苦笑)。失礼ながら、横になってスマホ操作してます(笑)。新幹線はGW中は繁忙期料金を取るんですネ〜。確か昔はあったけど、コロナ禍で辞めたのかと思ってました。

    長男が「去年まではがら空きやったのに、今年はやっと指定が取れたが値上げしている」と言ってました。新幹線も独占欲の塊みたいな事業です。「利権の3法則」に照らし合わせ、特にJR東海、東日本、西日本。いずれしっぺ返しが来ないかなぁと思っております。

    ところで、ウチは既に無いですが、家族がお婆ちゃんの家に集まっても昔の花形、テレビは結局誰もつけませんでした。スマホや持って来たパソコンを使って遠距離の親戚と画面見ながら話し合ったり、食事会の予約を取ったり、孫を動画撮影したり、好きなアニメを流したり。

    ほとんど食事、お茶どき以外はインターネットが介在してました。便利ですネ〜。一昔前はビデオ撮影が家族で当たり前でしたが、スマホに代わっています。運動会や音楽会はどうなんでしょう?人数制限あるとか聞きましたが、まだビデオパパらは居るのでしょうか?(ま、私はやらないだろうけど)。という事でチューナーレステレビは、まだ買う気になっていません(爆笑)。

    1. 裏縦貫線 より:

      >> 今年はやっと指定が取れたが値上げしている

      JR東日本では2022年4月から「最繁忙期」が設けられ、いっぽう、連休前後に閑散期が設定されていますね。JR四国・JR九州などは1年遅れて今年の4月からのようです。
      (下記はJR東日本のニュースリリースです)
      https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211005_ho04.pdf

    2. 理系初老 より:

      めがねのおやじ様。突然横から失礼します。一つだけ、一つだけ言わせてください。JR東海以西と東日本は違うと思います。
      一昔前よく新幹線を使っていた者から言わせれば、喫煙車両を設ける努力をせずすぐに全面禁煙にしたのも、女性車掌職を当初全然増やさなかったのも東日本です。また、百田氏が言ってましたが、なぜか人数の割には多過ぎる韓国語表示、JR東海ではほぼないそうです。
      明日にそなえ、寝床に根の生えたPC前から抜け出さないといけないのですが、抜け出れません。おそらく明日の朝は、小学生のころからの持病である「月曜の朝は起きたらポンポン痛い」病を発症するでしょうが、今まだエネルギー充填中です。

      1. めがねのおやじ より:

        ありがとうございます。

        JR東日本は、JRの中で旧国鉄の色を一番深く残した企業と思います。よって、何の努力もせずに首都圏ではガッポリ稼げて、その振り分けは北関東、東北には極端に少なく、逆に旅行企画は一番距離のある「北東北を目指そう」と言い放ちます。近場では千葉房総半島でしたが、大半の房総特急はマイカーに取られたか、乗客減り続けて、廃止になりました。間違ってもJR東海のエリアに旅行しようーーという企画なんか作りません(笑)。

        東日本は労組も千葉、大宮、平中心に強くて、よくスト権ストや時限ストをやってました。トップのひと声で禁煙車に切り替えても、消毒もしてないのでヤニの付いた汚い天井や窓は臭かったです。女性の運行業務就業は確かに遅れてましたね。韓国語、中国語表記は西日本も多くてウザイ感じでしたが、最近関西圏ではLED表示等韓国語は減ってます。

        あ、ちなみに私も昭和末から平成6年迄、首都圏住みでしたから、よく覚えています(笑)。

      2. 匿名 より:

        理系初老さま
        JR東日本は 「新幹線のホームにホームドアがない駅が多い」 というのも追加させてください。

        新幹線の場合、通過する列車が多い駅のほうが、ホームから離れたところに通過線があったりするので安全で、上野・大宮・仙台のような大きな駅のほうが、列車がホームに進入してくるとき、怖いです。(実際、1週間前にも仙台駅で人身事故があったばかりです。)

        よく 「東海道新幹線と違って、JR東日本の新幹線にはいろんな形式の車両が走っていて、ドアの位置が揃っていないから・・・」 と言われるんですが、新幹線のホームドアは、在来線のように列車の乗降口との間に隙間ができないようにピッタリ設置する必要はないはずなんですけどね・・・。

  5. さりげなく自慢してみたり より:

    私はGWはどこへも行かず。
    引き籠ってネットや動画三昧でした。
    もうコロナ前からテレビを処分しているし、新聞は取ったことがありません。
    PS4をマルチモニタに接続して動画を観ています。
    ネット動画も画質が良くなって、マルチモニタで観たら地上波と遜色ないほど。

    ところで、来月は海外旅行に行きます。
    コロナ以来3年ぶり。
    まだ飛行機代が高いですね。ヨーロッパ方面で往復23万円台。
    人に話すと羨ましがられたり、とんでもない浪費家扱いされたり色々。

    だけどこれ、NHKの衛星契約+新聞購読の3年分ですから。
    コロナの3年間払い続けて電波と紙くずに消えたお金か、海外旅行かの違い。
    10年分ならば、中古車の1台も買えそうですね。
    NHKと紙新聞を淘汰すれば、日本経済にとっては良いことづくめです。

  6. 赤ずきん より:

    チューナーレステレビはホテル業界から 浸透し始めそうな気がする。

    1. KN より:

      マンションもぜひ導入していただきたい。

    2. 裏縦貫線 より:

      ホテルは一室1契約で受信料を払っているようですね。多くの国内旅行者は自宅で受信料を払っているのに宿泊料のいくばくかがNHKに流れるのは”二重課税”ではないかと。
      いま置いているTVの寿命がきたらチューナーレスTVに置き換えて、チューナーは電気スタンド同様フロントで貸出になったりして…

  7. カズ より:

    (特殊な××)

    特殊な負担金
    特殊な軍事作戦
    特殊な歴史問題

    「だからこそ許される」ってのは、発言者の主観でしかないのに・・。
    *****
    GWは某ハンバーガーチェーンの幸せっとで、働くクルマをgetしました。
    消防局工作車・水族館カー・はとバス・レッカー車。(笑)
    レッカー移動されてるGTRパトカーの絵面を想像中。(笑)

  8. 匿名 より:

    地上波は払ってるけど衛星放送への課金は明らかにやり過ぎ
    罰金通知が来たらスマートテレビに移行します

    ケーブルテレビ局側がNHKだけ除外するサービス始めたらヒットしそうなのに

    1. 匿名 より:

      民放BSを見るためにアンテナを立てたのですが、外からしっかり監視しているらしく、受信料徴収業者が速攻でやって来ました。結局アンテナは外したのですが、せめてNHKBSはスクランブルにすべきですよね。
      ちなみに不本意ながら地上波は払っています。

    2. 匿名 より:

      コロナ禍で再放送の番組が増えて以降、今でも地上波の再放送をBSで、BSの再放送を地上波でやってますもんね。

      ローカル番組を放送していないEテレが、送信にカネのかかる地上波である必要はないので、番組コンテンツが足りないならEテレをBSに移せばいい。地上波のチャンネルが減れば、組織の運営コストもかなり下がるはず。

  9. あんばさ より:

    gwは4年ぶりに、九州〜東北間を移動して帰省しました
    10年ほど前まで、バックパッカーとして数年間、海外を1人で放浪して旅慣れていたつもりですが…目の離せない子どもたちがいると、疲労数倍になりますね…
    実家の親に孫を会わせるために頑張りましたよ
    そう言えば、実家のテレビの台数が減ってました(0でない)
    リビングから消えたので、視聴時間はガタ落ちになったことでしょう

    ニトリテレビCM出してますよね
    「お値段以上〜♪ニトリ♪」でチューナーレステレビを出してほしいものです
    昔のSONYのチューナーレステレビの例のごとく、総スカンを食らいそうですが

  10. 匿名 より:

    チューナーレステレビは、夫々、ネットフリックスやabemaなどと契約しなければならないので、料金はそれなりにかかりますが、見たい番組が沢山あります。多分、死ぬまで見続けても見切れないと思います。見るべき番組も無いNHKに無駄金を払うのは、何故?

    受信料取るなら、NHKでしか見られない番組を作らなきゃ。
    それを、芸人やジャニーズやアイドルを多用して、民放と変わらない番組作りをしています。民放と同じような番組なのに、何故有料なの?

  11. 誤星紅旗 より:

    私はテレビに浸かって育ち生きてきた層ですが、子どもたちがテレビをつけるとYouTubeを観てしまうので、リビングの大画面テレビで地上波衛星波を見るのが容易でなくなってきています。テレビのある家でも画面の争奪戦が大きくなってきているのではないでしょうか。勢い私まで地上波をあまり見る機会が減ってきました。ドンキホーテのチューナレステレビは気になって店頭で見てみましたが、画面切り替えの応答速度や色味が少しドギツくてREGZAやブラビアと見比べるとまだ国産ナショナルブランドの品質に軍配があがるように見えました。
    SONYだけでなく東芝やパナソニックといった国産ブランドからも大画面チューナーレスが発売されたら、次の買い換えで地上波テレビから置き換わるかも知れません。

  12. しおん より:

    NHKの解約に関して、「TVを廃棄しないとできない」と思っている方が多く見受けられますので、コメントしました。

    NHKを解約するには、受信設備が無いようにすればよいのであって、TVの廃棄(チューナーレスに買い替え)はする必要がありません。

    受信設備とは、簡単に言って、アンテナ>ケーブル>チューナー>モニター(画面)の合体物です。ですので、この中の一つ、例えばアンテナもしくはケーブルが無ければ受信設備とはなりませんので、ケーブルの撤去をすれば要件から外れて受信設備が無いことになります。

    ケーブルの撤去なら素人でも簡単にできますし、TVの廃棄もチューナーレスTVに買い替える必要もなくなります。

    なお車のカーナビは、フロントウインドウにTV用のアンテナとブースターがシールで張り付いていますので、そのアンテナをシールごとはがせばOKです(間違ってFM等のアンテナを外さないよう注意)。

    以上です。

  13. 恋ダウド より:

    FUNAI電機あたりがNHKが物理的に映らないチューナー内蔵TVでも発売すればかなり売れると思うんですが、NHKに喧嘩売って開発発売してくれませんかねぇ。

    1. しおん より:

      アマチュア無線機ですと、ベース機は広帯域の送受信ができるようになっていて、それを各国の法律にあった帯域にアレンジして発売していますので、やろうと思えば「NHKのみ受信できないTV」はコストアップもほとんど無しですぐできると思います。

      私の考えでは、中華メーカーがそのうち販売するのではないかと思っています。

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