鈴置論考が明かす「騙される政治家・騙されない国民」
最新の鈴置論考を読んでいて痛感するのは、日本の政治家や小役人のレベルの低さであり、そして日本の一般国民のレベルの高さです。数日前、韓国メディアなどが「日本政府が輸出規制緩和に動く方針を固めた」などと報じましたが、これに関する韓国観察者・鈴置高史氏の見解が出てきました。おそらく、日本政府は本当にそれを検討している「可能性が高い」、というのです。これについてどう考えるべきでしょうか。
目次
払拭できない、「まさか」の懸念
昨年7月に安倍晋三総理大臣が暗殺されて以降の国内政治では、どうにも暗い話題ばかりが目立ってしまいます。岸田文雄首相の唐突な「1兆円増税構想」がその典型例ですが、それだけではありません。
外交シーンでは、またしても日本政府(あるいは「外務省」でしょうか?)が積極的に騙されに行こうとしているように見えてならないのです。
そのなかでも特に気になるのは、『韓国紙「強制徴用解決策に日本政府が呼応措置発表へ」』などでも取り上げた、「自称元徴用工問題の解決とともに、日本政府がこれに呼応する措置として、▼輸出規制の解除、▼ホワイトリスト編入、▼シャトル外交再開等の措置を講じる」、などとする報道でしょう。
当初、当ウェブサイト的には「まさか、そんなことあるわけない」、などとも考えていたのですが、これらの報道をはっきり否定する発言が日本政府関係者から明確に出て来ていないことなどを踏まえると、なんとも陰鬱な気持ちにならざるを得ません。
つまり、その「まさか」が実現することに対する懸念が、どうにも払拭できないのです。
韓国の要求には、なにか裏がある…!?
もちろん、自称元徴用工問題と対韓輸出管理適正化措置(当時の「ホワイト国」からの韓国の除外措置、フッ化水素など3品目の個別許可への切替)は、管轄する官庁も異なりますし、基本的にはまったくリンクしない「別物」です。
しかし、韓国がこの輸出管理適正化措置を、一方的に「輸出『規制』」と誤った呼称で呼び続け、その撤回を要求し続けている点には、「(旧)ホワイト国」待遇を喪失したことに対し、韓国が「異常なこだわり」を抱いている証拠でもあります。
ということは、韓国政府は本気で自称元徴用工問題の解決と「(旧)ホワイト国」待遇(現在でいう「グループA」)を絡めて考えている可能性が濃厚であり、そこに何らかの「邪悪な意図」の存在を感じ取ったとしても、不自然なことではないでしょう。
こうしたなかで、やはり韓国観察の専門家の意見が聞いてみたいところだと考えていたところ、大変うれしいことに、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に昨日、韓国観察者である鈴置高史氏の最新論考が掲載されていました。
半導体戦争で板挟みになる韓国 米国の圧迫と中国の嫌がらせ…頼みの綱は日本の輸出管理撤廃
半導体戦争でも二股を続ける韓国。米国が「中国と別れろ」と圧力をかけると、中国も「技術者の入国禁止」で応じた。砲煙が激しくなる一方のこの戦争を韓国観察者の鈴置高史氏が“洞ヶ峠”から読む。<<…続きを読む>>
―――2023年01月20日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
「洞ヶ峠」とは「日和見をすること」の代名詞
はて、「洞ヶ峠」とは…?
『ウィキペディア』の説明によると、「洞ヶ峠(ほらがとうげ)」は京都府八幡市と大阪府枚方市の境にある峠で、本能寺の変の直後に明智光秀、羽柴秀吉の両氏から加勢を依頼された大和の大名・筒井順慶氏がこの峠でどちらに付くか日和見をしたとの伝説があるのだそうです。
ここから転じて、「日和見をすること」を「洞ヶ峠」あるいは「洞ヶ峠を決め込む」、などと表現することがある、などと記載されています。
普段から当ウェブサイトでしばしば指摘している通り、世の中の韓国ウォッチャーの多くは、「日韓関係」の視点、あるいはせいぜい「韓国の国内事情」の視点から、「日韓関係の改善が必要だ」、「日本が韓国に譲歩しなければならない」、といった寝言を展開するケースが非常に多いです。
しかし、鈴置氏のアプローチは、これらとはまったく異なります。
常に、「中国」「米国」という視点から、複眼的に韓国の立ち位置を冷徹に見極めているのです。
そして、こうした鈴置氏の鷹のように鋭い視点は、ときとして韓国利権の闇に潜む間の抜けた日本の売国政治家や小役人らの存在をも炙り出し、火をつけてしまうことがあります。だからこそ、おそらく外務省は鈴置氏のことを強く嫌っているのでしょう。
ちなみに鈴置氏は自身を「韓国観察者」と名乗っていますが、おそらくこれは正確な表現ではありません。鈴置氏が観察しているのは「韓国・朝鮮半島」ではなく、その周辺環境だからです。とくに、鈴置論考を読んでいると、思わずわが国の問題点が丁寧に浮き彫りにされることすらあります。一種の「搦め手」のようなものでしょうか。
その意味では、鈴置氏の正体は「韓国観察者」ではなく、「日本観察者」であり、「米国観察者」であり、「中国観察者」であり、そして「国際問題観察者」ではないでしょうか。
今回の鈴置論考は「搦め手」
なぜそんなことを延々説明するのかといえば、今回の論考も、まさに韓国のことを論じていると見せかけて、日本の政治家や役人らの問題点を炙り出してしまっているからです。
全部で5000文字弱、ウェブページ換算で4ページ分の論考ですが、日本が出て来るのは最後の1ページのみで、それ以外はすべて「強硬な米中両国の間で右往左往する韓国」の姿が丁寧に描かれています。
おそらく、読み始めていただければあっという間に読了してしまう(そして「もっと読みたい」と思ってしまう)でしょうから、その詳細について、敢えて本稿で紹介することはしません。
要は、米中「半導体戦争」において、米国が日本やオランダ、韓国に対して自陣営に加わるように要求しているなかで、いつもどおり態度を明確にしない韓国に業を煮やした米国が、日本を通じて半導体材料の輸出をコントロールしようとする可能性がある、という議論です。
「米国がそんなことをするでしょうか?」
「鈴置:米国は安全保障にかかわることなら何でもやります。韓国もそれを知っているからこそ、日本の対韓輸出管理の強化を執拗に撤廃させようとしてきた。安倍晋三政権によって自分の喉元に突き付けられた刀を、一刻でも早く降ろさせたいのです。日本が持っている刀だけど、米国が使う可能性も大いにあるのです」。
正直、これを指摘できる人物は、世の中にはそうは存在しません。
じつは、外為法の規定は、日本が対外経済制裁を行うに際し、国連安保理決議や有志国連携を大変重視しています。輸出規制を定めた外為法第48条第3項を例に挙げて、規定を確認してみましょう。
外国為替及び外国貿易法第48条第3項
経済産業大臣は、前二項に定める場合のほか、特定の種類の若しくは特定の地域を仕向地とする貨物を輸出しようとする者又は特定の取引により貨物を輸出しようとする者に対し、国際収支の均衡の維持のため、外国貿易及び国民経済の健全な発展のため、我が国が締結した条約その他の国際約束を誠実に履行するため、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するため、又は第十条第一項の閣議決定を実施するために必要な範囲内で、政令で定めるところにより、承認を受ける義務を課することができる。
同条によると、日本が外国に対し、輸出規制を適用しようとする場合の条件としては、①国際収支の近郊の維持、②外国貿易及び国民経済の健全な発展、③条約・国際約束などの履行、④国際的な努力への寄与、⑤閣議決定に基づく独自の制裁、という5つが挙げられています。
このうち①と②の2つは経済的な理由に基づくものですが、③、④、⑤の3つに関しては、日本が外国に対して経済制裁を発動する場合に共通した規定であり、とくに③が国連安保理決議、④が国際社会の有志国(おもに米国)による協調制裁を意味しています。
したがって、「米国が日本を通じて特定国を締め上げる」というのは、外為法的にも十分にあり得る話です。
レベルが低い政治家と役人
では、なぜそのことに気付いていない人が多いのでしょうか。
なにより、ここに至る鈴置氏の考察が、「秀逸である」のヒトコトに尽きます。
「最近、自称・徴用工問題が解決する際には、半導体用素材3品目の対韓輸出の管理緩和と、韓国をいわゆるホワイトリストに戻して兵器拡散の監視対象から外すことを日本が約束した、と韓国紙が一斉に書きました」。
「――日本政府は輸出管理の緩和を約束したのでしょうか。
鈴置:その可能性が高い。対韓強硬派の議員の中にも『韓国と関係改善の折には緩和することになる』と言う人が多い。輸出管理の強化を二国間問題として、まだ捉えているのです」。
…。
なんとも驚く話です。
鈴置氏のこの短い文章を読むだけで、鈴置氏が外為法第48条第1項に定める輸出管理(輸出コントロール)の目的が経済制裁ではなく軍事転用規制にあることを深く理解したうえで、これを日本政府が元に戻そうとしているという点を、強く警告しているのです。
「輸出管理強化を、まだ日韓二国間問題として捉えている」という指摘は、輸出管理強化が米国の意向にもかなっているという事実を、日本の「誰かさん」が理解していないという指摘でもあります。そんな人は、次のくだりを100回ほど繰り返し読んでみると良いと思います。
- 「米中半導体戦争が勃発して以降、素材や製造装置が日米の強力な武器になったことに気づかない人が多い。そして、尹錫悦の韓国が未だに洞ヶ峠を決め込んでいることへの認識も薄い」。
- 「韓国政府や日本の外務省が展開した『韓国は我々の側に戻った』キャンペーンに騙されているのです。それは議員に限らず、学者や記者も同様ですけれど」。
正直、この記事自体、読んで暗澹たる気持ちになってしまいます。ただ、それだけ鈴置氏の危機意識も強い、ということではないでしょうか。本当に、日本の政治家や役人、学者や記者のレベルは低いのです。
ネットを通じてみる「レベルが高い日本国民」
もっとも、これに関しては悲観ばかりしてもいられません。
当ウェブサイトは常に楽観的な視点を合わせて提供することに務めているつもりですが、ここで重要なヒントがあるとしたら、『自称元徴用工での対韓譲歩案を日本国民の力で葬り去る』でも指摘した、「日本では一般国民が極めて賢明である」という事実です。
あるいは、「一般の日本国民はレベルが高い」、と言い換えるべきでしょうか。
いずれにせよ、これは大変に重要な事実です。
一部の政治家や小役人が韓国の仕掛ける「罠」に自ら積極的に嵌りに行こうとするなかで、ネットを通じて眺める一般の日本国民世論は、こうした「日韓関係『改善』」には冷ややかな視線を注ぎ、明らかに距離を置いているのです。
また、『韓国社会の「強欲」は自称元徴用工の解決案を潰すのか』でも紹介したとおり、自民党の若手衆議院議員が東京・山手線の駅名を冠した会計士を名乗る怪しい一般人に対し、外務省を「自民党の外交部会で追及する」と約束した、というエピソードもあります。
現在、まさに新聞、テレビを中心とするオールドメディアの情報統制・情報支配体制が揺らいでいるなかで、一般人・有権者がネットを使い、政治家に直接コンタクトを取り、自分たちの思いを伝えるという構造が出来上がりつつあります。
冷静でハイレベルなヤフコメ
ちなみにこの鈴置論考も『Yahoo!ニュース』に転載されており、その読者コメント欄を見ると、こんな趣旨の指摘を見ることができます。
- 「この記事の最も重要なポイントは、結論部分の『韓国政府や日本の外務省が展開した『韓国は我々の側に戻った』キャンペーンに騙されているのです。それは議員に限らず、学者や記者も同様ですけれど』というセンテンスだ。厄介なのは、支持率の低い岸田政権が『外交の岸田』で点数を稼ごうと、『日韓関係の改善を求める米国側へいい顔をしてみせた』という大いなる勘違いに基づき、『韓国と関係改善をした』と言いたいばっかりに原則なき一方的な譲歩をやらかしそうだ、ということだ」
- 「尹錫悦大統領が立ち位置を決めないコウモリであるにも関わらず、岸田文雄政権が米国抜きで『輸出規制の緩和』など勝手なことは出来ないと思う。韓国を信用しない米国は阻止に動くのではないか」
- 「徴用工、慰安婦、レーダー照射、竹島、佐渡や軍艦島の世界遺産登録、原発事故の処理水放出など、日韓諸懸案は多いが、日本は絶対に原則を曲げるべきではない。とくに韓国に対しては絶対に。ただし、いたずらに感情を刺激するのではなく、事実に基づいて交渉するべき」
…。
正直、個人的には当初、鈴置論考はレベルが高すぎ、一般読者にはついて来られないのではないか、といった懸念もあったのですが、この読者コメントを読む限りは、それは明らかに杞憂です。
鈴置論考のクオリティの高さもさることながら、元記事がハイレベルなら、読者のレベルも必然的に上昇するのです。これらの読者コメントは、もとの論考のレベルに合わせてハイレベルな読者がついていることを裏付けているからです。
少なくともこの記事についた読者コメントを読む限りにおいては、「また騙される政治家」に対し、「もう騙されない国民」の存在が強く示唆されています。
いずれにせよ、原理原則なき韓国への一方的譲歩は、阻止しなければなりません。そして、それらを動かしていくのも、最終的には私たち一般国民の声なのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
対韓国制裁案検討WTを無責任にも途中で投げ出し、勇ましいTwitterでは一切コメントすらしないヒゲ議員は、どう考えてるのか聞いてみたい。相変わらず、自分はその事は棚に上げて、韓国への対応を批判してるから呆れますが。
「半導体用素材3品目の対韓輸出の管理緩和」と「韓国をいわゆるホワイトリストに戻すこと」が別のこととは、初めて知りました。さすが鈴置さんですね。
この案件は、実施しても日本に直接的な実害が少ないこと、韓国にとっては面子も絡んだ要望の高い事項であることから、いわゆる”呼応措置”の有力な候補なんだろうな、と推定はしていました。
私は、日韓政府が合意(今回は韓国の一方的発表ですが、水面下で調整の結果でしょう)→韓国民が反発→それを材料に韓国政府が日本に譲歩を要求→話をまとめたい日本の外交当局が譲歩して成立という悪循環を断ち切るべきと考えるので、
先般報道された①韓国財団が日本企業に代わり自称徴用工に支払う②財団は日本企業への求償権を放棄する③韓国企業の他に、韓国に関係を持つ日本企業が真に自発的に財団に出資する以上の、譲歩には反対です。
こんな状況で無理に合意を取り繕っても先々禍根を残すだけです。他の事に専念してはどうですかね。
>>先般報道された①韓国財団が日本企業に代わり・・・
これ、原型は日本側が韓国に教えてあげた案だって話が出てますが、事実なら外務省は合意する気満々って処ですよ多分。
鈴置高史氏の「半導体戦争で板挟みになる韓国 米国の圧迫と中国の嫌がらせ…頼みの綱は日本の輸出管理撤廃」の中で,オランダの話は認識してませんでした。中国ビザの詳細も参考になりました。今後,中国での安定的な半導体生産は難しくなるので,韓国もどこかで損切りして中国から撤退するしかないでしょう。後は,韓国世論をうまくまとめられるかどうか,日米が高見の見物をしているところ。記事のその他の部分は,以前から認識していた通りです。具体的な人名までは把握していませんでしたが。「アメリカから韓国への非常に強い圧力」の具体的な意味がよく理解できたのではないかと思います。
韓国より,中国の次の作戦を予想するほうが面白そうです。
日韓交渉は原則を徹底すべき、という意見が多いですね。もろ手を挙げて賛成です。そもそも交渉相手の韓国は、また佐渡の世界遺産申請で、向こう側の「原則」を持ち出して反対の意見を日本に伝えています。原則を尊ぶはずの日本が原則を守らないのじゃ、韓国にかなうはずがありません。
もしそうなるとすると、ですけど。
結局あの国の粘り勝ちですか?
数々の不法行為のうち、そのたった一つと交換ですか?
そのたった一つも解決とは程遠い代物なのに?
我が国の面目はどうなりますか?
憤怒に耐えません。
日本政府に対して!!
まったく同感です。
朝日吉田捏造の上に
捏造ロンダリングを積み重ねて
謝罪と金品たかる
チンピラのインネンのようなものなのですから、
社会で、
まともな人どうしの交渉と違って
同じ町内だからといって
チンピラのインネンには
応じてはいけないのと同じです。
「仲良うしたらなあかんわなあ」
とのチンピラさんのお仲間の
囁きに惑わされてはいけないように
他国の捏造加担して日本の道を
左に西に踏み外した
どぶサヨ の立ち位置の
韓流がかった方面には日頃から
厳しい目を向けてあげる必要が
あると考えます。
どこまで朝鮮人にええようにやられたら気が済むんでしょうか?
日本政府よ!だんまりを決めこまず早く違うと言ってくれ!
そんな気持ちでいっぱいです。
BSフジで、櫻井先生、サンケイ関連者でソウルに40年の黒田氏、イ・ヨンチェ何とか女子大教授の討論をハイライトで見ました。サンケイは、「今の大統領いい人だから日本は譲歩を」の黒田ご老体を早く首にすべきですね。むしろ韓国人イ・ヨンチェ氏が韓国の味方なのは当たり前で、以前あちら系主催外国記者クラブで松川るい氏に論破されてうなだれているのを見て以来、あまり怒りも湧いてきませんでした。
鈴置さんの「日本の政治家や役人、学者や記者のレベルが低く(すでに裏で)」を読んだ時はそこまで酷くはないのではと密かに期待していましたが、知れば知るほど本当にヤバイ状況ですね。
これからも、「安倍さんがご存命であればこんなことには」という事態が噴出し続けるのかという恐ろしい予感がします。
某役場職員の経験に基づく想像ですので根拠はないのですが。
「偉い人」というのは、問題は解決されねばならないという、ある意味強迫観念があるように思えます。
というか、問題を解決→上司からの評価上昇によって出世してるはずなので。
ですので、あまり「待つ」とか原則を主張して「問題を大きくする」ことは基本的にないかと。
失礼しました。
賛成です。
韓国とは仲良くするでもなし,国交断絶するでもなし
という中途半端な状態をダラダラと続けるのがよいと思うのですが,
そういう中途半端な状態に精神的に耐えられない線の細い人間が多すぎます。
今回のように韓国を甘やかす案もあると同時に,対韓一撃論も
根強くあります。どちらも悪手であることに気が付くべきです。
スッキリとはしませんが。笑
ありがとうございます。
わたしは中途半端な状態に精神的に耐えられるので、出世しません(笑)
理系初老様
小生も木曜日の櫻井さんの回、視聴しました。櫻井さんの原理原則の厳守論に全面賛成です。韓国相手に1ミリの譲歩でもすれば後でとことん利用されるだけ。
ところでビデオを見返して「えっ」と思ったのは冒頭の韓国の公開討論会抜粋です。
徐外交部アジア太平洋部局長:「…日本がすでに表明した『痛切な謝罪や反省』を継承することが重要…」
朴高麗大学教授:「…韓国政府は…日本の謝罪と基金参加を要求してきた。…岸田・尹首脳会談でも韓国人被害者たちの要請は伝えたと確信している。…にもかかわらず日本は誠意のある対応を未だにしていない。…もうこれ以上日本の謝罪と基金参加に期待してはいけません」場内騒然
尹政権政府の邪悪な意図が透けて見える討論会ではないかと思います。
徐局長の「痛切な謝罪や反省」って自称慰安婦問題で(取り返しつかないけど)コメントしたのであって、自称元徴用工には一言も述べてない。つまりすり替え。
朴教授の日本の謝罪と基金参加に期待するなは政府が言えないことを民間人の朴教授に言わせたと思います。
このように自国民すら騙すような韓国政府などまったく信用できない。
それなのに韓国政府の解決策に対し首相官邸関係者が「日本企業が自主的に寄付するのは構わない。また韓国側が求めるなら日本政府がこれまでに表明した『おわびと反省の継承』は構わない」と言ったとの報道
https://youtu.be/JrNLQmv94zw
首相官邸関係者ってどいつだ。獅子身中の虫は首相周辺に何匹いるんだ。鈴置さんの嘆きがわかる。
安倍さん、菅さんならならこんな心配はない。
岸田さんのお公家さん面が恨めしい。
尹政権は日韓関係改善の皮を被った邪悪な偽物
李在明は反日の皮を被った本物の◯◯
李在明が勝っていればこんなにヤキモキしないでも良かったのに。
「自称 世間の味方」 と称する
政治部 記者が、
政治家の耳元で、囁いているのかもしれませんね。
外務省 幹部ではなく、経産省 幹部でもなく
政治家も、情報が欲しい。
党 官僚 大臣・政務官 他の同僚政治家の考え
そして、「これが国民の声であると」 称して
情報を、ポロリと、記者が漏らしている絵面が浮かびます。
そして、政治家は、思うのです。
記者の情報 と 政治家の情報 は、持ちつ持たれつ だと。
国民の声は、右か 左に、極端の偏っている。
殆どの国民は、「物言わぬ多数派」なのに。
選挙で、愕然とするのです。
アメリカの圧力のもと、
岸田総理が、それを、突破するために、
衆議院の解散総選挙に打って出て
国民の信を問いたい と言ってくれないかな?
願望を込めて。 サミットの後に。
サミットの時に、アメリカから、圧力があるんだろうけれど。
日本と韓国に対して、最後通牒だと称して。
尹錫悦政権はコウモリ外交路線を続けている訳ですが、じゃあキシダ政権の外交路線はとなると、どうもコウモリ外交的ではあるんですよね。
最低限のやる事はやってるのでしょうけれど、最低限しかしない、的な。
防衛費増額の財源に関しても、時間の無駄を極力減らして円滑に進めていく為には党内の根回しや同意の取りまとめが大事でしょうに、ロクに出来ていないところ、コウモリ外交路線として財源で揉めたいのか、リーダーである事に疲れて意欲を失った結果なのか、どっちなのかなぁと。
…安倍晋三氏の精神的支柱として麻生氏が挙げられてましたが、キシダ氏にはそう言える存在が無く、リーダーの孤独に疲れ果ててるんですかね。
>対韓強硬派の議員の中にも「”韓国と関係改善の折”には緩和することになる」と言う人が多い
*総論としては、その通り。けれども”関係改善”の定義が違ってると相容れる日は来ないのです
韓国:道徳的優位の継承
日本:原則に基く健全化
・・・・・
韓国は俯瞰して立ち位置を考えよう!
西陣営は君達の断ち位置を考えてます。
*「未来の “半胴体王国”」ここにあり!
ホワイトリストから韓国を外したのは
「40トンのフッ化水素をどこにやった?」
を報告しなかったから。
日本が意地悪してるのではなくて核兵器開発につながる戦略物資なのでアメリカが規制してるから。
どこに売ったかを説明&追跡確認できないと、
「日本が」
犯罪者になるから。
説明する条件で販売してるのに説明できない韓国が百パーセント悪いので、要するにどこに売ったかエビデンス付で資料を出せば済むのに、グランドバーゲンとか片腹痛いわ。(笑)
「他の客と同じく、ツケ払いさせろ」
と要求するなら、これまでのツケを払ってから言えよ、と。
他の客は、ツケを払わなかったことがないから信用されてる訳でして。
COLABO問題なんかも、領収書を出す条件で税金を出してるのに、その領収書を出さないのに逆ギレしてるから、なんか構図は似てますね。
新聞記者の思い上がりに鉄槌を下し続ければ、社会改良効果が高いのではないでしょうか。
すなわち議員たちが新聞を信用しなくなったら何が起きるかです。
尹錫悦大統領になって、韓国市民団体と北朝鮮工作組織との繋がりに関する捜査が進んでいるとか。記事を読むと市民団体に限らず工作の手は韓国社会を深く侵蝕しているようです。これを対岸の火事と思うのは浅はかで、北朝鮮工作組織にとってスパイ防止法のない日本は韓国以上にやり易い国と言えます。
日本社会のあらゆる層に工作の手が入っているとの考えを単なる陰謀論として片付けられるでしょうか。左翼はじめマスコミや芸能界に限らず鈴置氏の言う政治家、小役人についても、一体誰のために働いているのかという発言や行動が多いのも、「政治家と小役人のレベルが低すぎる」のではなく、実は工作の結果かもと思うと更に暗澹たる気持ちになります(政治家と小役人でも通常の教育を受けて通常の頭脳は持っている筈です)
憲法改正反対団体やら防諜法反対を唱える団体、果ては駅前で反日活動をする左翼老人に至るまでの日本のノイジーマイノリティが北朝鮮工作の息が掛かっているとすると、こりゃ大変ですね。やっぱり「そんなバカな」と正常性バイアスに頼って気楽に過ごすのが長生きの秘訣です。
日本には韓国や中国のプロパガンダを平気で口にする政治家、学者、記者、元官僚等がちらほらいますが、こういう人たちはレセプションや、交流イベント、会食などさまざまな機会に日常的に東京の韓国大使館や中国大使館の外交官、東京駐在の同国記者たちと意見交換していて、親密な友人として彼らの主張を吹き込んでいます。
特に中国はこういう人を友好人士と呼んで視察、シンポジウム等への招待というかたちで中国側費用負担で訪中すさせ、盛大な宴会や首脳クラスの大物政治家の表敬などをアレンジしてたらし込んでいます。発言傾向や訪中歴をよく見ていれば誰が該当するかだんだん分かってかって来るでしょう。
韓国がまともになることはないと思います
今のまま放置がベスト
関係改善は百害あって一利なし
どうにも、岸田政権は面倒を避ける傾向があるように思えますが、韓国対応を見るのが一番分かりやすいデスね。
厳しい態度を貫くのはエネルギーが入りますが妥協は楽。
粘り強く交渉するより言い値を呑み込む方が楽。
政治の認識が人気取りや点取にある限り、重石が失われた現在この政権に批判が集まるのは当然かと。
そういえば壺や宗教の話がすっかりオールドメディアから消えましたね。何かあったのでしょうか。
>> そういえば壺や宗教の話がすっかりオールドメディアから消えましたね。何かあったのでしょうか。
単なる平壌運転では。
安倍総理叩き自民党叩きが一段落ついて、
これ以上やると痛くもない(本当は”超痛々”かも)腹を
探られるのが嫌だとか…
ワタシのヒトコトは
「ちゃぶだいがえし」です。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
外交について管理人様は色々書かれてますが、ムリですよ。
今や岸田文雄がトップである日本と韓国は基本的価値観を同一にしたのです。
上級国民である政府の偉い人に庶民が何を言おうが馬耳東風ですよ(笑)。
彼らの外交価値観は堅牢で揺るぎないモノですから。
明日の1億円より今日の100円。
今日の100円よりも今の一円と自らが保証人の明日返済期限の1億円の借用書。
日韓共に同じ外交的価値観です。
戦略が無しで今しかありません(笑)。
基本的価値観が違いすぎる連中には、どんな正論を述べてもムリですね。岸田文雄も例外ではありません。
以上です。駄文失礼しました。
BSプライムニュースに出演した武田議員によりますと、ユン政権の下、小渕金大中宣言を超える関係に戻すのだとか。恐ろしいことですよね。一括グランドバーゲンやりそうですよ、日本政府は。
> 「輸出管理強化を、まだ日韓二国間問題として捉えている」という指摘は、輸出管理強化が米国の意向にもかなっているという事実
「強化」という表現にしましたか。「適正化」だった筈。
「米国の意向にもかなっている」って、元々米国からの指示で「適正化」したのだと思ってますが。
中国が日本人へのビザ発給を停止したのは、韓国のついでに勢いでやってしまい、中国側も「しまった」と思っているでしょう。
日本人技術者が入国できないと、中国国内にある半導体工場(韓国資本のものも含む)が止まってしまう恐れがある。
半導体製造装置自体が欧米製でも、その部品が日本製である確率は高い。
逆に、半導体素材が日本製でも、その素材の原料が中国製である確率も低くないのだが。
しかし、直ちに撤回するのは面子が許さないので、中国側が欲する日本人にはビザ発給する事にすぐ変わりましたね。中国側にメリットのある人物なら、どうぞどうぞと言わんばかりにビザ発給してくれるでしょう。
中国入国は容易だが、出国は保証されていないので、「出張命令如きで、よく平気で行けるなぁ。」とは思います。
尹氏が大統領に就任する前の政策協議団に対して、経済産業省の担当課長が、WTOへの提訴を取り下げて政策協議に戻らない限り、貿易管理強化策の復帰はあり得ない旨を説明しています。
この手順を踏まずに貿易管理強化策を撤回することは、へたをすると労働者問題の報復措置であったことを証明してしまうことに繋がり、日本って稚拙な国家なんだなぁ、あいつらのやることは信じちゃだめだな、ということを世界中に知らしめることになってしまいます。
「米国さん、韓国とよりを戻しました、褒めてください」ってレベルの話じゃないことくらい、いくら〇〇なキシダでも分かるだろって話だなぁ。まあキシダじゃ無理かぁ。
鈴置さんは、議員や学者がキャンペーンに騙されている、と上品に書いてますけど、実際は「確信犯」だと思いますよ。わかっててわざと騙された「フリ」をしてるだけじゃないですかね。
実際わからないはずがない。もし本当にわからないのなら、議員や学者をやめた方がいい。
自分も鈴置氏の論考は毎回楽しみに読ませていただいておりますが、今回の「日本政府が韓国に対し、輸出管理の緩和を約束した可能性が高い」という見立てについては、「本当か?」という気持ちが頭の中を駆け巡っております。
日本が韓国に対する輸出管理を強化した理由に関する自分の認識は、韓国側における輸出管理体制の不備(あるいは瑕疵)により、日本から輸出された戦略物資が韓国を経由してテロ支援国家に渡っていた可能性が惹起され、日本が韓国に対する輸出管理を強化しなければ、日本がテロ支援の片棒を担いでいるとの国際的な非難を免れなくなる恐れがあったからだ、というものです。
こんな理由で韓国に対する輸出管理を強化したのだとすれば、自称徴用工問題の解決ごときとバーターで輸出管理の緩和など出来っこないだろうと思います。(厳密には、日本企業の資産現金化が回避されるだけで、日韓請求権協定に違反する判決が破棄されるわけではないので、本質的な問題は何ら解決されず、バーターにさえなり得ないんですけどね。)
そんなわけで自分は、今回の鈴置氏の見立ては、さすがに少し荒唐無稽なのではないかと感じました。というより、もし本当に鈴置氏の見立てどおりの状況が進展し、韓国に対する輸出管理が緩和されてしまったら、日本に対する国際社会からの非難は免れないのではないかと思います。
そうなった場合の日本の国益損失の規模は、日本が韓国に譲歩して財団方式や日本企業からの自発的な寄付方式を容認してしまった場合などとは比較にならないほど大きなものになると思います。
鈴置氏の今回の論考には、「日本政府が韓国に対し、輸出管理の緩和を約束した可能性が高い」という見立ての論拠については、あまり詳しい記載がないように思いました。ただ自分は、だから今回の鈴置氏の見立ては眉唾ものだなどと言うつもりは全くありません。むしろ、自分は、鈴置氏の見立てが当たってしまっていたら本当にヤバいと思っているので、少しでも、鈴置氏の見立てが外れていてほしいという可能性にすがりつきたいのです。
おそらく外務省は経済安全保障の範囲は経産省の範囲管轄、なので興味がないのでしょうね。きっと。
駐韓大使がマッコリとワイン片手に楽しく韓国人と仲良く焼肉を食べられれば、それだけで大満足なのでしょう。
外務省の戦後最大のトラウマは湾岸戦争時に130億ドルも出しながらクウェートから感謝もされなかったことらしいですが、日韓基本条約を反故にする活動に対して大甘なのは一体なぜなのかは疑問です。
外務省は米国のために働いてるんですよ。
政治家の多くも同じ。
惨めだけど、これが保護国日本の姿です。
私は随分前から岸田は韓国の嘘に付き合って売国すると言っております。
米国は日韓が軍事協力できるという妄想を持っているのです。
米国はベトナムと中国が協力して東南アジアを赤化するという妄想からベトナム戦争を始めた国なのです。
それほどアジアのことを知らないのです。欧州のことには詳しいのですが。
野党は韓国への譲歩の件で岸田を批判したら、支持率が大幅に上がるのにね。
彼らもまた自民と同じ売国奴だから、その簡単なことさえ出来ない。
日本の政治家のなかに相当数、韓国のエージェントがいるように思いますね
学会にも
東大の本〇教授とか
更新ありがとうございます。
宏池会政権の問題の一つが、また浮き彫りになったかの様に感じます。
>日本政府は輸出管理の緩和を約束したのでしょうか。
鈴置:その可能性が高い。
この件は外務省と経産省で所轄が異なります。外務省のみの先走りでは行えない「約束」でしょう。
可能性があるならば「政治家」の介入でしょうか。しかも閣議に関わる政治家を引き込む必要があるかと思います。
閣議決定に関わることができ、外交・輸出管理の両方に口出し可能な政治家となれば、自ずと候補が絞られます。しかも官僚の言いなりとなれば、真っ先に宏池会所属議員の名前が上がることになるかと思います。
最悪なのは当人がさほど意識せずに、ぽろっと閣議決定してしまうことでしょうか。
特定の官僚の意見のみを聞き入れ、それが日本の民意や日本のためなどと勘違いされてしまうことが「ない」と言い切れない危うさが現政権にはあります。
単なる支持率稼ぎならまだマシかも知れないと思えるほどです。支持率ならこの案を公表すると同時に、自民の岩盤支持層も反対に回ることができます。
しかし無知や浅慮の結果であれば、当人にも反対される理由が分からない可能性があります。
流石にそこまで認識や感覚がかけ離れているとは思いたくはありませんが、このタイミングでの増税案や、やけに範囲が限定的な給付ポイントなどの政策を見ると、自分の中でも否定し切れない状態です。