ポーランドにロケットが墜落し2人死亡もロシアは否定

これが第三次世界大戦のきっかけとならないことを願いたいところです。報道によればウクライナ国境から6キロほど離れたポーランドの村落にロシアが発射した疑いがあるロケットが墜落し、2人が亡くなるという事件が発生したようです。これについてロシア側は関与を否定しているものの、NATO加盟国であるポーランドをロシアが攻撃したのだとしたら、集団的自衛権の発動要件を満たす可能性が出てきます。

ポーランドに「ロケット」が着弾

今度はロシアが発射した疑いがあるロケットがポーランドに墜落し、犠牲者が出るいう事件が発生したようです。

Poland says Russian rocket hit its territory as NATO weighs response

―――2022/11/16 09:14 AM GMT+9付 ロイターより

ロイターによると、ポーランド政府はウクライナとの国境から6キロほどの場所にあるプシェボドゥフ(Przewodów)で火曜日午後3時40分にロケットが墜落し、2人が死亡したと発表。また、現地メディアによると、該当するロケットは穀粒乾燥設備を直撃したと報じた、としています。

これについてポーランド政府はワルシャワのロシア大使を呼び出して説明を求めたものの、ロシア側は関与を否定。ロシア国防省は今回の事件を「状況をエスカレートさせることを目的とした意図的な挑発」である、などと述べたのだそうです。

※なお、ロイターの記事では当初のバージョンは「ロシアのミサイル」と表記されていましたが、現時点で確認すると「ミサイル」ではなく「ロケット」との表記に変わっています。

NATOも米国防総省も現時点では冷静

また、ツイッター上では、現地のものと思しき写真も投稿されています(※ただし、著者自身が真偽を確認したわけではありません)。

これについて、現時点において「ロシアが何らかの意図を持ってポーランドを攻撃した」と決めつけるだけの材料には乏しいのが実情ではあります。しかし、ポーランドはNATO加盟国でもあり、今回の事件が「攻撃」だとしたら、NATOによる集団的自衛権の発動要件に抵触する可能性はあります。

実際、ロイターの記事によると、今回のポーランドに対する攻撃がロシア・ウクライナ間の紛争が拡大する可能性もあるとしつつ、NATO当局者も「事件には注視している」、「ポーランドと緊密に連携を図る」などと明らかにした、と報じており、現時点では冷静です。

また、『スカイニューズ』によると、米国防総省のパトリック・ライダー准将は、今回の事件がロシアによるミサイル攻撃であるとの事実は確認できないとしつつ、国防総省として「それらを真剣に受け止め、調査している」と述べるにとどまっています。

Pentagon says US will defend NATO territory after reports Russian missiles kill two people in Poland

―――2022/11/15 20:42付 sky newsより

第三次世界大戦の契機でないと信じたい

いずれにせよ、現時点で「第三次世界大戦に発展しそうだ」、などと軽々に決めつけるべきではありませんし、ロシアの側にもそこまで事を荒立てようとする考えはない、というのが実情でしょう。

ただ、第一次世界大戦、第二次世界大戦は、いずれも当事国が世界大戦に発展させようと思って始まったものではない、というのが著者自身の見解でもあります。

そして、NATO加盟国がロシア国境のすぐそばまで迫ってきているなかで、ロシアの「流れ弾」がNATO加盟国に被害を与えれば、それをきっかけに全面戦争に発展する可能性はゼロとは言えません。

今回のポーランド「攻撃」がそのきっかけではないと信じたいところです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 通りすがり より:

    十中八九「流れ弾」でしょうけど、これはプーチンにとっては痛恨のミスでしょうね。
    予想通り関与を否定しているようですが、その「ロケット」とやらの破片を調べたらどこ由来かなんてすぐバレる。

    同盟国が被害を被ったとなると、さすがにNATOも動かざるを得ない。
    WWⅢに発展することにはならないと思いますが、ロシアが白旗を上げるまでの短い期間において多少の小競り合いは起きるかも知れませんね。

    朝日新聞よ、出番だぞ。「数発なら誤射の範囲内」だとロシアを擁護するんだw

    1. 墺を見倣え より:

      > その「ロケット」とやらの破片を調べたらどこ由来かなんてすぐバレる。

      簡単にバレない様に、露軍は撤退する際に、古い兵器・弾薬等をウクライナに残して行きます。

      1. 通りすがり より:

        ポーランドはロシア製だと言ってますね。ウクライナの迎撃ミサイルだとか情報が錯綜してますが。

  2. 愛知県東部在住 より:

    ウクライナ国境から6キロほど離れたポーランドの村落 >

    この6キロという距離が微妙な気がします。新宿会計士様は「流れ弾」と表現されていますが、兵站的に乏しくなったロシア軍が期限切れの在庫処分として旧式のロケット或いはミサイルを使ったが為に起きた事故という可能性も排除できないような気もします。

    そういえば先日北朝鮮が放ったミサイルが半世紀近くも前の旧ソビエ時代の代物で、それが原因であったのかどうかはともかく、発射直後に墜落したという報道がありまたよね。

    指示命令系統の混乱、あるいは未熟な召集兵による操作ミス、等々現在のロシア軍の目も当てられぬ惨状を鑑みれば、どのような推測も可能なようにも思えてきます。

    ただ自らやらかしたことでも、平然と否定できるというのは独裁国家何らではの得意技ですから、事の真相が明らかになるのはおそらくはずっと後のことになるかもしれません。

    新宿会計士様の仰る通り、これがくれぐれもWW3の引き金とならないことを祈るのみです。

  3. 花保持 より:

    「ロケットが墜落し」よりも「ミサイルが着弾し」の方が誤解を招く可能性が少ないと思います。

  4. 匿名 より:

    NATOの出方を見るためのプローブですかね
    死人が出るとは思ってなかったと思いますが

  5. 雪だんご より:

    これはまた……コメントし辛い。何が事実で何がデマか判断し辛くなる展開が
    どんどん出てきそうですね。

    本当に死者が出てしまったのなら、さすがに「無かった事」には出来ないでしょう。
    しかしその2人の死者の為にNATOが核戦争になり得る覚悟を決められるかと言うと……?

    一つ確かな事は、この戦争の後ロシアはどう転んでも「国民が幸せになれる国」からは
    程遠くなる事でしょうね。今までもそうだったかも知れませんが、
    いよいよもって「世界一国土が広い失敗国家、もしくは準失敗国家」になるかも……?

  6. より:

    あくまでも勘繰りの域を出ませんが、ロシア軍が(とりあえず)関与を否定しているあたり、誤射だったのではないかと思います。ロシアであれば、もし本当にポーランド領を狙って撃ったのであれば、直ちに「誤射だった」と発表するのではないかと思うからです。
    また、現時点でNATOを戦争に引きずり込んで利があるのはウクライナだけで、ロシアもNATO諸国も全面的軍事衝突を望んでいるとはさすがに考えられません。従って、ウクライナ軍による「犯行」であった可能性もゼロとは言えませんし、おそらくロシアはそう主張してくるでしょう。しかし、ウクライナとしても、もし「犯行」がバレたらこれまで受けていたような軍事支援を受けられなくなりますので、そのようなギャンブルに出てくるかどうかはかなり疑問があります。

    現時点ではいかようにも断言はしかねますが、結局のところ、「誤射」ということで落ち着くのではないかと予想します。ただ、歴史を紐解けば、誰もが望みもせず、予想もしなかった展開になることがままありましたので、状況が変にこじれないことを願うばかりです。

  7. 引っ掛かったオタク@悲観的妄想症候群 より:

    既にバイデン氏がヒヨってるとかいう未確認情報が…
    WW3どころかNATO瓦解の覇権国家群台頭までアルカモ

    1. わんわん より:

      ポーランド着弾のミサイル「ロシア側発射の可能性低い」と米大統領
      https://www.sankei.com/article/20221116-FR4U2CMPQRNCRFS66667XOXZBU/

       根拠はあるのでしょうかね?

    2. はにわファクトリー より:

      「NATO 機能せず」「NATO は張り子の虎」と見限る某国(複数形)ありと。

  8. 引きこもり中年 より:

    独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (というより、自分でも独断や偏見であって欲しいので)
    全てのこと(?)は、分からないことが多いです。というより、真相が全て明らかになるのは、ずっと後になってからです。ということは、今回へのポーランド領内へのミサイル攻撃(?)は、ロシア軍からの攻撃ということで話が進んでいくことになるでしょう。(詳細は、どうなるかは分かりません)
    しかし、死者が出た以上、ポーランド政府としても、(少なくても)対ロ軍事行動の構えを見せないと、「政府は、国民の生命安全を守ってくれないのか」という不満が出てきますし、NATOとしても、「加盟国が攻撃されても、他の加盟国は助けてくれないのか」という不信感を、(主に)新しいNATO加盟国に抱かせることになります。つまり、ポーズだけでも、対ロ軍事行動を取らざるをえないのです。
    蛇足ですが、日本の憲法9条信者はポーランドに対して、「戦争は反対なので、例え自国民が殺されても、我慢すべきだ(意訳)」との声明を出さないとオカシイのではないでしょうか。
    駄文にて失礼しました。

    1. オタク歴40年の会社員です、よろしくお願いいたします より:

      北朝鮮からの流れ弾が
      朝日新聞本社を直撃した次の日の朝刊が楽しみです。

      1. 引きこもり中年 より:

        朝日新聞ですから、何処に命中したかで、流れ弾かの判断をします。

  9. 名無ち より:

    これが第三次世界大戦のきっかけとならないことを願いたいところです
    全く同感です。NATOが参戦するとロシアの領土がユーラシア大陸を横断してるので世界大戦になる可能性があります。ただ、構図としてはほぼロシア対世界なのですが、極東では中国の参戦が考えられます。たぶん満洲族の地である沿海州、樺太に触手を伸ばしてくるでしょう。その時、今の日本、岸田では対応が間に合いません。早く日本もまともに対応できる国になってもらいたいです。そのためにはまともな政権と総理が早く出てきててもらいたい。

  10. 匿名 より:

    NATO 有耶無耶にしたい
    ウクライナ NATOの出番だ
    ロシア ウクライナの仕業だ
    ポーランド 国民が死んでんねんで!原因究明を。

  11. 農民 より:

     ロケット弾とやらが何なのかで推測も全く違ってくるのですが。Przewodówは典型的なヨーロッパの田舎町という感じで、位置はポーランド最東端といっていい位置ですが、ロシアの最も近いところと約600km。ロシア軍の車両搭載ロケット弾などは射程は70kmなどのものであり、ATACMS(ハイマース搭載可能なデカい方のロケット弾)でも300km。
     ロシアが正規に誤射(謎表現)するのは無理だし、ウクライナ側がロシアの犯行に見せかけるにしても無理がある。大型ミサイルであれば検知されているはず。

     現時点で各当事者らが冷静であり、誰もWW3の望まない以上、あまり火は付かないかもしれません。

    1. はにわファクトリー より:

      農民 さま

      正規に誤射 —> 正確な誤射

    2. 引っ掛かったオタク@悪い方悪い方すぱいらる… より:

      ミサイルもロケットの一種なので、この場合射程距離は気にしなくてもよいかと
      ミサイルはロシアからウクライナ国内にドカドカ撃ち込まれてますんで
      風聞によるとロイターもはじめは「ミサイル着弾」を「ロケット墜落」に変えたとのこと、自己責でWW3煽りたくないのでより正確を期して(農産物加工施設に”墜ちた”のが”ナニ”か機種特定は未公表)大くくりの”ロケット”とボかしたのでは?
      気になるのはバイデンの発信らしい”軌跡”について
      バイデンがヒヨってなく正確に発信しているとするとドコから??
      イヤな可能性はベラルーシ領内からの飛来とか???
      その場合はポーランドを攻撃したベラルーシにNATOは対応するのか出来るのか????
      もしやNATOはロシアを直接攻めずベラルーシをタコ殴りにかかるのか?????
      ビビりながらジリジリ続報待ち…

      1. 農民 より:

         ”ロケット弾”で頭が固まっていました。報道経緯からも野次馬分析からも、これまで使われたような巡航ミサイル(ロシア)か地対空ミサイル(ウクライナ)かのようですね。
         東西どこも火消しに走っているのに加え、ロシア自身が「これ以上ややこしくするとマズイ」となっているせいか、むしろ該当地域への攻撃が弱まるのではという観測も出てくる始末です。ベラルーシ発だともうわけがわかりませんが……

  12. 元ジェネラリスト より:

    PC不調につきご無沙汰です。(笑)

    そのうち真相はわかるんでしょうが。
    ロシアからウクライナ各地に大量の遠隔攻撃が起こっているさなかに起こったことらしく、ウクライナ軍の迎撃ミサイル(S300が発射したやつ)が着弾したらしいと言う説を見かけました。
    とりあえず、ロシア政府が否定しているので、逆にわざと撃ったのかと思いがちですが。(笑)

    Ryzen9-5900xが秋から安くなっていて、つい手を出してしまってから沼にハマってます。
    今日、なぜだかfractal designの新ケースが届きました・・・なんでこうなった

    1. 引っ掛かったオタク@チョットモチツケ より:

      どうやら陰謀論的思考パターンに毒されてしまっとるようでありますワタクシ…
      迎撃ミサイルの動作不良、でNATO逃げ切り?
      その弾体がロシア軍が放棄撤退した置き土産の転用品で誘導システムにトラップが! とか??
      ポーランドはウクライナに膨大な支援を継続しているだけに、ウクライナびんち???

    2. はにわファクトリー より:

      NATO 構成国ポーランドが誰が撃ったミサイルにしろ国民を死なせていますから、防空能力不備で立場が悪くなるのはポーランド側でもあります。ドゥダ大統領会見も歯切れが悪いような印象です。

    3. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

      中国が発射したロケットの燃えカスかもね。まあ、見れば直ぐに分かるでしょうが。

  13. はるちゃん より:

    真相はどうか分かりませんが、作戦として行われたのなら、ウクライナが怪しいという事になると思います。
    ロシアにはNATOを挑発するメリットは無いと思いますので。
    アメリカも、これから中国と本腰を入れて対峙しようとしている時に、ロシアにこれ以上深入りすることは望んでいないと思います。
    とは言え、再度このような事があれば、NATOも参戦を検討せざるを得なくなると思います。
    真相の究明が待たれますが、当面要注意ですね。

  14. とある福岡市民 より:

    明日の朝日新聞の朝刊に載りませんかね。
    「一発だけなら誤射かもしれない」

  15. より:

    誤射は誤射でも、ロシア軍の誤射ではなくて、ウクライナ軍の誤射だったという説まで出てきたようです。う~ん、これはちょっと考えてなかったなぁ……
    いずれにしても、人死にが出ている以上、何らかの落とし前を付ける必要がありますけど、どうするつもりなんだろう……

    1. わんわん より:

      “元陸自幹部分析、「露空対地ミサイル迎撃に失敗か」 – 産経ニュース” https://www.sankei.com/article/20221116-D5AY3UJICFOHVBNJPRGE3IIAS4/

       一番穏当なよみかと思います

      1. より:

        ポーランドとしても、これまでに散々「迷惑」を被っている上に、人死にまで出たとなると、「じゃあ、しょうがないね」で済ますのはなかなか難しいでしょう。
        まだ事実関係が明らかでないのでどう転ぶかわかりませんが、本当にウクライナ軍の「誤射」または「流れ弾」だった場合、ウクライナ側の対応如何によって、状況が大きく変化する可能性もありますね。

        ちなみに、以下の記事によると、ポーランドには約200万人のウクライナ難民が流入しており、現状そのかなりの部分は市民の善意で支えられているとか。

        https://bigissue-online.jp/archives/1080868118.html

        プーチン氏は「ごめんなさい」を言えない人ですが、さてゼレンスキー氏は?

        1. 福岡在住者 より:

          ロシアの巡行ミサイル迎撃目的で、ウクライナ軍が発射したS300(ロシア製)システムの失敗で目的地を外れたんじゃないか?と防衛研究所の高橋杉雄さんが解説していました。

          S300は対地製品もあるようですが、あれほど地面がえぐれる被害は巡行ミサイルでしょうとのことでした。
          米国もこの路線ですよね。 ゼレンスキーさんはウクライナ史上(何年?)最も活躍している大統領ですが、「クリミヤを取り戻す!」とかは他国から見てそろそろ止めて頂いて欲しいですね。

          これに関してのウクライナ避難民の意見が全く出てこない。 自国民を何10万人も殺す闘いは止めた方が良い。
          ウクライナ国民が「クリミヤは我々の国土で何があっても死守」しなければならないという自覚があれば捌ですが、、、。 日本の場合、沖縄。

          1. より:

            クリミヤ半島の帰属に関しては、歴史的経緯に鑑みると、ロシアの主張にも一理ないわけではありません。クリミヤ汗国を併合したのは、あくまでもロシア帝国であって、ウクライナではありませんから。もっとも、スターリンがクリミヤを便宜的にウクライナに付け替えた時には、こんなことになるとは想像もしてなかったでしょうが。
            また、現在ロシア軍が占拠している地域、そして占拠しようとしている地域は、ほぼかつてのクリミヤ汗国の領域です。国連憲章に基づく戦後の国際秩序の下では、一方的な国境線の変更は認められませんが、ロシアからすると、「あの辺りはエカテリーナ2世がトルコから分捕ったものだ」という意識があるのかもしれません。
            もっとも、そんなことを言い出すと、現在のヨーロッパの国境の多くは、戦争やら大国の思惑やらでかなりぐちゃまらになってますので、ロシアの主張が正当化されたりするとエライことになりますが。

            誰か貼るかなと思ったけど、誰も貼らないようなので。

            Chicago: Hard to say I’m sorry
            https://www.youtube.com/watch?v=1A0MPWseJIE

          2. Sky より:

            龍さま
            どうせなら。
            https://youtu.be/gKhauqqEYpo
            ボーカルはウクライナ人、その他はロシア人。開戦前だからできた。

        2. はるちゃん より:

          今回のミサイル攻撃について、ポーランドとウクライナのゼレンスキー大統領の見解が、事故という事で一致すれば良いのですが。
          ゼレンスキー大統領は、今のところロシアによる攻撃だと主張していますので、この辺りの調整が今後難しい課題になるのではと感じています。
          但し、ロシアに付け入るスキを与えてはならないと思います。

  16. クロワッサン より:

    最新情報だと、ウクライナがロシアのミサイルを迎撃する為に撃ったミサイルがポーランドで落下したと見られるとの事です。

    これでFAとなれば、そもそもロシアがミサイル攻撃するのが悪いって理屈でウクライナを免罪する事になりそうですね。

    1. より:

      死者が出てなければね。
      たとえ責任は追及されなくても(責任者の処罰無し)、何らかの対応措置は必要でしょう。

    2. 引きこもり中年 より:

      素朴な疑問ですけど、もしウクライナ軍の迎撃ミサイルがポーランド領内に着弾したとすると、方向から言って、その迎撃ミサイルはロシアの飛び地カリーニングラードから(ポーランド上空を飛行してきた)ロシア軍のミサイルを迎撃しようとした、もしくはベラルーシからのミサイルを迎撃しようとした、または、そうウクライナ軍が誤認した、ということでしょうか。

      1. 引っ掛かったオタク より:

        高橋杉雄氏曰く「ベラルーシ上空からロシア機がウクライナとポーランドの国境沿いにリビウを狙って発射したものではないか」

      2. 引きこもり中年 より:

        国際法に詳しい方に、お尋ねします。
        ある国をミサイル攻撃しようとして、中立国の領空を通過した場合、法的には、中立国は、そのミサイルを撃墜しなけれならないのではないでしょうか。
        もし、そうなら日本の「日本は中立を守るべきだ」と主張する人は、「中立を守るために、日本はミサイルを撃墜できる能力をもつべきだ」も主張しなければ、オカシイのではないでしょうか。

        1. 引っ掛かったオタク@知らんけど より:

          門外漢の戯言失礼いたします
          「中立国」にそがな義務は無いんじゃないすか?
          今般ウクライナ戦争以来「中立国」概念のリフレーミングも加速しとるげにありますが、”従来の”「中立国」に課せられた主たる国際的義務は「戦争当事国(群)に加担しないこと」です(のでスイスの対露経済制裁参加は”従来の基準”だとコレに触れる)
          領空通過するミサイルを撃ち落とせば撃たれた側の防衛に加担することになります
          もっともミサイルの領空通過を無条件に認めれば撃った側の攻撃に加担することになる可能性も出てくるなら、撃つ側に対しては「ミサイルの領空通過を許可しない」と通告することになるでしょうし、その上で尚一方がミサイルの領空通過を試みるならそれは「中立国」に対する主権侵害ととれる可能性も出てきますわな
          そーなれば「中立国」には独力自衛の国際的義務を果たす必要が出てきますから、ミサイル撃つ側も敵を増やす選択を天秤に載せる算段が入り用になるわけで…
          もっとも「中立国にミサイルを撃ち落とす能力が無ければ」との向きもあるやもしれんせんが、「中立国」は自国単独の軍事力で自国防衛を行う義務がありますので、最低限巡航ミサイル程度は墜とせなければ「中立国」たりえないとも思われます
          そもそも「中立国」として国際社会に認められるには幾つもハードルがあり「宣言さえすれば中立国となるわけではない」ので
          続いて日本の「中立国」化を謳う方々について、
          幾つか類型化できるかと思われますが””世紀単位の超長期的視野に立った極々少数”以外は右も左も真ん中も愛国者も売国奴も問わず総じてお花畑なんじゃあないかと思ってしまっておりますですので論評控えさせてイタダキマス…

  17. CRUSH より:

    巻き添えで死んだ人にはお気の毒ですが、日本にとってはよいロールモデルですね。

    例えば、嘉手納やグアムを狙ったミサイルを米軍が迎撃して、破片で日本本土で死人が出た場合。
    あるいは東京を狙ったミサイルを陸自が迎撃して朝鮮半島で死人が出た場合。

    今回とくに騒いでいない野党や大手メディアは、どうするつもりでしょうかね?

  18. 匿名 より:

    ゼレンスキーが嘘つきだということが分かったでしょう。アメリカもポーランドもNATOもロシアからのミサイルではないと見解を示して旗色が悪くなり空軍司令官の報告のせいにしてるようですが。

  19. はにわファクトリー より:

    自分はロシアのほど嫌な国家嫌な国民はいないと思っています。Julia Davis 女史の Russian Media Monitor は毎日読んでいます。

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