蔡英文氏、ペロシ氏に「台湾は民主主義の防衛線守る」
台湾の蔡英文総統は3日、台湾を訪問したナンシー・ペロシ米下院議長と会談し、「自由で開かれたインド太平洋」にも言及したうえ、台湾が「軍事的圧力に屈さず、民主主義の防衛線を堅持する」と明言しました。一方のペロシ氏は立法院を訪問した際、台湾を「世界で最も自由な社会のひとつ」と称賛したそうです。日本にとって台湾は「基本的価値を共有する重要なパートナー」ですが、その台湾が自由・民主主義国として国際社会に復帰することは、間違いなく日本にとっても歓迎すべきことです。
蔡英文氏「民主主義の防衛線守る」
台湾を訪問中のナンシー・ペロシ米下院議長は3日、蔡英文(さい・えいぶん)台湾総統と会談を行いました。その内容が、台湾メディア『中央通訊』(日本語版)に掲載されています。
蔡総統「民主主義の防衛線守る」ペロシ氏「結束重要」 総統府で会談/台湾
―――2022/08/03 12:53付 中央通訊日本語版より
中央通訊によると蔡英文氏はペロシ氏との会談で、「軍事的な圧力に屈さず、民主主義の防衛線を堅守する」とする姿勢を示した上で、「世界の民主主義陣営の国々と団結して『民主主義の価値』を守っていく」、などと述べたのだそうです。これを受けてペロシ氏もまた台湾と結束する考えを示したのだとか。
そのうえで蔡英文氏はロシアによるウクライナ侵攻にも言及し、「『民主主義の台湾』が侵略を受ければ、インド太平洋地域全体に大きな衝撃をもたらす」と指摘し、「台湾は軍事的な圧力に屈しない」としたうえで「国家の主権と民主主義の防衛線を守る」との考え方を示したそうです。
この「インド太平洋」「民主主義の台湾」などの発言は、故・安倍晋三総理が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の精神そのものです。実際、中央通訊によると、蔡英文氏はペロシ氏との会談のなかで「自由で開かれたインド太平洋」とという概念にも言及したそうです。
ペロシ氏「台湾は世界で最も自由な社会のひとつ」
ちなみにそのペロシ氏は、総統府に先立って訪れた立法院(※国会に相当)で蔡其昌(さい・きしょう)副院長と会談し、台湾の新型コロナウィルス対策を絶賛するとともに、台湾を「世界で最も自由な社会のひとつ」などと称賛したのだそうです。
立法院訪問のペロシ氏 台湾の自由と防疫体制を称賛 交流強化に期待示す
―――2022/08/03 11:12付 中央通訊日本語版より
大変興味深い話です。
台湾の国際社会復帰は日本の国益
そういえば、日本政府もここ数年、台湾のことを「基本的価値を共有し、極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と位置付けています(令和4年版外交青書上の正確な表現は下記参照)。
外交青書上の台湾の位置づけ
「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」(令和4年版外交青書P43)
その台湾を巡っては、安倍総理が在任中、最も力を入れた相手国のひとつであることは間違いなく、また、この外交青書上の記載も、日本の近隣国(とくに中国、ロシア、北朝鮮、韓国の4ヵ国)と比べても、非常に強いものでもあります。
いちおう、日本政府は台湾のことを、公式には「国」とは認めていません。
しかし、台湾が国際社会に復帰すれば、日本にとってはすぐに近所に基本的価値を供給する友好国が出現する形であり、国益に照らして望ましいというほかありません。
いずれにせよ、今回のペロシ氏の訪台は、後年、台湾が日米を含めた自由・民主主義陣営から歓迎され、国際社会に復帰するという流れのなかで生じた政治的イベントのひとつとして位置づけられるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
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日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
台湾、加油!日本人として台湾には期待せざるを得ない!
財務省、中韓北ロシアは不倶戴天の敵!
一日も早く台湾がいち独立国として国際社会の友人として迎えられることを願う。
そしてその友情に仇為すならず者国家は平和を基調とする国際社会から追放を。
>立法院訪問のペロシ氏 台湾の自由と防疫体制を称賛 交流強化に期待示す
台湾のWHO復帰を本格的に後押しするぞという、米国の意思表示ともとれますね。
拒否権のない中国がどこまで邪魔立てできるか?
やっぱり裏金をバラ撒くのかな?
whoは地域でも加入できるから
中国に気兼ねして台湾を国として承認してない諸国でも、加盟拒否する理由は無い
明日演習のテイで侵攻始めても驚きなし
ロボトミーに成りたい人を自分で考えて自分で決める自由民主主義から”解放”するために人民解放軍がやってくる? ヤァヤァヤァ??
さすがは台湾。民主主義や法の支配や人権に関心のない韓国とは一味違う。さすがは蔡総統。雲隠れのユンちゃんとは一味違う。ペロシさんは台湾と日本には好印象、韓国には悪印象を持って米国に帰ることになるんだから、韓国の外交は馬鹿で何にも考えていないのか、それとも中国の属国で主権が無いから中国の許可のないことはできないのか、どっちなんだろう?
両方でしょう。
自由民主主義の台湾の方が中国には刺さったと思いますけどね。中国も北朝鮮も民主主義国家ですし。それに人々が欲しいのは民主主義や平和ではなく、自由と安全なので。
またまた ご冗談を
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単純に知識不足から来る懸念ですが。
もし、台湾が世界から「中国」として認められた場合、どうなるんでしょうね?
何だかんだ、二つの中国という姿で均衡が取れていたことを考えれば。
中華人民共和国を脅威にならない程度に弱体化させつつも、統一はさせない。常任理事国の座もスライドさせない。そんな落としどころに持っていくようには思います。
というか、日本としてはそうであって欲しいように思います。
台湾が主張している領土って中華人民共和国はおろか、その周辺国の領土まで含まれていたりもします。
もっとも、これは台湾本島とその周辺諸島を領土と見ている人もいて、意見が分かれているようです。
こういう台湾事情に対して、日本と世界はどう向き合っていくのかなあと。
対中国を考えて、今の台湾と協力関係を結ぶのは有益です。
では、首尾良く中華人民共和国の脅威を抑え込めるようになったとして。その後は、一体何が起きるんでしょうね?
そのときに考えるしか無いと言われたら、その通りかも知れませんが。
法理を厳密に突き詰めると矛盾することも、現実的には”なあなあな=現実の力関係を反映”で済ますのではないでしょうか。
各国それぞれ条件は違うのでしょうが、南北朝鮮それぞれと国交を結んでいる国は多数あるので。
>現実的には”なあなあな=現実の力関係を反映”で済ますのではないでしょうか。
やっぱり、現実的な落としどころとしてはそういう感じになりますかね? 世の中の現実を見て、そんな感じかなあという、そんなふわっとした根拠しか自分には無いのですが。
台湾が自由で最も民主的?
20数年前まで独裁国家でしたけどね。
彼らの正式な名称は「中華民国」です。
北京の共産党政府へ対向するために中華民国を支援することには賛成です。
ただ、彼らの政体は大日本帝国の領土を奪った中華民国であることは忘れないほうがよいかと思います。現時点でも日本と領土争いを主張しています。
かつて共産主義への防波堤として支援した大韓民国も、結局はあのザマです。独裁国家から経済発展し民主主義へ移行したことも共通しています。韓国は民主主義国家として日本との対立を選択しています。
かつての同胞。共通の敵を抱えた仲間。そんなフレーズに油断して入れ込んだら、いつかは韓国のように牙を剥くのではないでしょうか。今現在台湾が日本に友好的なのは、大陸からの圧迫があるからです。
現時点での支援や連帯は必要かと思いますが、過度な期待は禁物です。周辺諸国は全部敵くらいに思っておいた方が無難です。
ペロシ氏無事来日、韓国との違いを見せつけることができました。
中国の属国韓国で到着時も冷遇されたペロシ氏、日本の横田基地では(外遊中で中国に面会キャンセルされたリンに変わり)きちんと小田原外務副大臣が最初に出迎えていましたね。駐日米国大使とご婦人に加え娘さんも来てましたね。そして大使とともに乗車した車の運転手は日本人女性ドライバーでしたね。さすが日本オタクの大使(勿論米国1stですが、逆にそこは外務省役人に見習って欲しいところですね)。
安倍さんがご存命であれば、横田基地で出迎えて、トランプさんとの仲を取り持っていたかもしれませんね。