安倍総理国葬、原発再稼働…「岸田豹変す」、なのか?
人間、良い意味で「豹変」することはあるものですが、果たして岸田文雄首相も「豹変」したのでしょうか?岸田首相は昨日の会見で、先週暗殺された安倍晋三総理の国葬を実施する考えを示すとともに、原発を最大9基再稼働すること、医療従事者など800万人を対象にしたコロナワクチンの4回目接種を進めることなどを発表しました。どれも非常に歯切れがよく、わかりやすい説明であり、「検討します」、「注視します」などと述べていたころとは印象がずいぶんと異なります。
2022/07/15 08:40追記
「再稼働」を「稼働」に修正するなど、当初公表版と比べて文章を修正している箇所があります。また、修正箇所については、追加した文字を赤字、削除した文字を赤字取り消し線にて示しています。
「そんな首相で大丈夫か?」
選挙前からときどき当ウェブサイトにて取り上げてきたとおり、岸田文雄首相が打ち出す政策には、どうもどこか「ズレ」たものが多く、見ていて不安な気持ちになる、というものが多々あることは事実でしょう。
たとえば『岸田首相「夏は無理な節電せずクーラーで乗り越えて」』などでも取り上げたとおり、岸田首相は参院選の少し前に、今夏や今冬の電力不足が見込まれるなか、「月額数十円分の節電ポイント」制度を導入することで各家庭などに節電を促す考えを示しています。
しかし、本来、政府がやらなければならないことは、電力を安定的に生み出すことです(『ポイントで電力は生まれない:いまこそ電力安定供給を』等参照)。
これに加えて、日本における電気代の高止まりを招いている要因として、太陽光発電などの「再生可能エネルギー」に対し、私たち日本国民が1kWhあたり3.45円という、決して安くない「再生エネ賦課金」を強制徴収されている、という要因があります。
すなわち、再生可能エネルギー賦課金制度自体、電力価格の高止まりをもたらしているだけでなく、電力の安定供給にまったく寄与していないわけであり、民主党政権時代に菅(かん・)直人元首相の肝煎りで導入されたこの制度自体が現代の日本経済に深刻な悪影響を及ぼしている格好です。
したがって、貿易赤字削減、製造業の国内移転、電力の安定供給、エネルギーのロシア依存脱却といったさまざまな目標を一気に達成するためには、石炭発電に加え、安全性が確認できた原子力発電を再稼働する以外に選択肢はない、というのが当ウェブサイトなりの結論でもあります。
電力需要ひとつとっても決断力のなさを示した岸田首相に対し、「こんな首相で大丈夫か」という苦言のひとつも言いたくなるのは、人間として自然な心理ではないでしょうか。
煮え切らない態度は「ステルス安倍政権」のため?
ただ、それと同時に『じつは岸田政権下でひそかに進み始めている原発再稼働』でも指摘しましたが、安倍、菅政権ではなかなか進まなかった原発再稼働が、岸田政権下で(ほんの少しずつではありますが)着実に前倒しで進み始めているという事実にも注目しておく必要があります。
このあたり、(なぜか)岸田首相に対してはマスメディアの追及がやたらと甘く、また、安倍晋三・菅義偉両政権のころと異なり、特定野党も岸田政権とはさほど「対決姿勢」を取ろうとはしないこととも影響しているのかもしれない、というのが、現時点における当ウェブサイトなりの仮説のひとつでもあります。
つまり、野党、メディアがあまり舌鋒鋭く追及しないことを奇貨として、岸田首相を「隠れ蓑」にして、安倍晋三総理が「最大派閥」(清和政策研究会、あるいは「安倍派」)の領袖という立場から、さまざまな政策をねじ込んでいるのではないか、という仮説です。
これが、「ステルス安倍政権」説です。
このように考えていくならば、メディア受けは良いものの弱小派閥である宏池会(岸田派)出身の岸田首相を、「スポンサー」である安倍総理や麻生太郎総理らがうまくコントロールしながら、安倍・菅政権下では難しかったさまざまな政策を遂行していくというのは、決して悪い話ではなかったのかもしれません。
ただ、この「ステルス安倍政権」仮説が正しかったとしても、その構図はすでに崩れてしまいました。
安倍総理が暗殺されたことで、安倍派が派閥の領袖を失った格好だからです。
では、これがいったいどういう影響をもたらすのか。
岸田首相、豹変す!?
一部では「検討使」などと揶揄され、とにかく問題を先送りする癖が強い岸田首相の優柔不断さに拍車がかかるのか、そして原発再稼働などの課題についても「先送り」「先送り」で取り返しがつかないことになってしまうのか。
これに関しては、岸田文雄首相の昨日の記者会見の内容が、非常に興味深いものでした。岸田首相が、次のような趣旨の内容を発表したからです。
- 安倍晋三総理の国葬を執り行うこととした。安倍総理を追悼するとともに、わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく
- 政権運営、拉致問題、憲法改正については引き続き取り組んでいく
- コロナ対応として医療体制を維持・強化しながら社会経済活動の回復に向けた取り組みを進めていく。まずは医療従事者など800万人を対象にワクチン4回目接種を進める
- 火力発電所の再開が進んでいるが、再度の需給逼迫が懸念されるため、できる限り多くの原発・最大9基の
再稼働を目指し、日本全体の電力供給能力を電力消費量の1割を増強確保することを目指す- ロシアのウクライナ侵略がもたらした物価高騰のなかで、物価上昇の中心を占めるエネルギーや食糧に対する対策を進め、国民生活を守る
(【出所】首相官邸『岸田内閣総理大臣記者会見』をもとに著者作成。なお、修正については2022/07/15 08:40付。)
どれも、大変に歯切れがよく、すっきりとわかりやすい発言です。
当ウェブサイトのポリシーとして、あまり「印象」で物事を語らないように気を付けているつもりですが、それでもあえて申し上げるならば、安倍総理の暗殺以降、岸田首相の顔つきが変わり、喋り方も力強くなった気がします。
【参考】安倍総理襲撃事件発生直後に会見に応じる岸田首相
(【出所】首相官邸ウェブサイト『元総理襲撃事案についての会見』)
こんなことを申し上げると失礼かもしれませんが、「~を検討します」だの、「~に注目します」だのといった発言が目立った参院選前の岸田首相と同じ人物の発言とは思えません。
もちろん、岸田首相の政策が正しいかどうかは別問題であり、これらの政策評価については今後、私たち日本国民としてもしっかりと注目していく必要があります。ただ、少なくとも安倍総理の国葬の件、原発最大9基の再稼働の件などは、岸田首相はよくぞ決断したものだと言わざるを得ません。
政府がやることをやったうえでの「節電ポイント」
なお、報道等によれば、「節電ポイント」制度自体はいちおうは実際に開始されるのだそうです。日経電子版の次の記事によれば、まずはプログラムに参加した家庭に2000円を、月5%節電した家庭には追加で2000円分のポイントを付与する案が検討されているのだとか。
月5%節電で2000円案、ポイント付与 今年秋以降に追加
―――2022年7月14日 22:38付 日本経済新聞電子版より
この点、「毎月数十円分のポイント」という案と比べれば、ずいぶんとマシになったものです。
しかも再生エネ賦課金制度や原発操業停止状態などを放置しつつ、家庭にだけ「節電しろ」と要求するのでは国民の理解は得られませんが、少なくとも原発再稼働の加速に向けた岸田首相の決意を踏まえるならば、「政府がやることをやっているのなら、我々も協力しよう」と考える国民も一定数は存在するはずです。
いずれにせよ、現実に岸田政権がどのように原発再稼働を進めていくのかについては、我々国民もしっかりと注視していく価値はあるかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
原発については、東日本の原発・火力が稼働しないと関東圏の電力不足対策にはならないという話が出ていますね。みんなで12時~2時は屋外の日陰でシエスタでしょうか。
日本の年間消費電力量は急減、電力需給ひっ迫は「タイムシフト」で解決か
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/071201084/
まあ、原発再稼働にはそれ以外にも化石燃料使用の削減とか、資源高、円安対策とか、環境対策とか色々他のメリットもありますけど。
内閣改造を見てから判断したいと思います。
これまでがこれまででしたから、しばらく様子を見たい。来日すると言われている隣国の外相への対応が一つのヒントになるかも。なお、私は岸田にはあまり期待していません。
全く同意です。
安倍氏が亡くなったのに延期もせず、韓国外相の訪日にGOサインを出したんでしょうかね。韓国外相が、参院選直後&安倍氏死亡でゴタゴタしてる日本に、3日間も居座る神経もどうかと思うし。
岸田首相とも面会するとか、林外相と食事会をするとかの報道も出てます。おかしな裏合意をすることのないようにお願いしたい。
→YouTube
長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル
【安倍元総理なき政界】『日本政治の行方』
いろいろ情報は錯綜していて、何が正しいのか判別つきませんが、これを見ていても岸田政権にはあまり期待できそうにありません。
匿名 様へ
韓国の朴振外相はギター弾きとして知られ、外相候補だった4月に記者会見で「日本の林外相のピアノ演奏と共演したい。『釜山港へ帰れ』はどうか。」と提案しています。
林外相はこれに応えるように、5月の韓国大統領就任式出席のため訪韓した際に、朴振外相候補(当時)と会談し、「『釜山港へ帰れ』は練習してきた。」と伝えたそうです。
いよいよ、念願の『釜山港へ帰れ』の日韓外相共演が実現するのでしょうね。
韓国マスコミは「朴振外相は林外相の心を鷲掴みにした」と報道するのでしょうね。
>参院選前の岸田首相と同じ人物の発言とは思えません。
新たに. ”組織の中枢としての使命感に目覚めた働きアリ” のようですね。
その導きが原理原則を超越した愚者の選択ではないことを切に願います。
働き出したアリが出ると、サボり出すアリが出始めるんですよね…。
岸田首相の本質は、
①防衛費予算の増額には慎重(いあわゆるハト派)②財政規律重視といった性向は多少ある(多分③憲法改正にもさほど熱心ではない)ものの、
総理になったらこれをやりたいという熱い思いで日ごろから研鑽し、自分の信じるところをやりぬく率先垂範タイプ(中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三がこれに属する)ではなく、
その時々の国民世論、党内意見を集約しながら、多少自分の色を加えて、政策遂行する調整タイプ(佐藤栄作、鈴木善幸、森喜朗がこれに属する)と、見ています。
加えて、世論の動向をつかむのに、ひょっとしたら天才的な勘があるのかも、と考えています。
安倍氏の全面的支援により総裁選を勝ち抜いたことから、「アベ影政権」と後ろ指さされぬよう同氏との微妙な”距離感”を演出(島田前防衛次官の更迭は、その典型)、安倍氏が亡くなられるや否や、国民の弔問ムードに乗り、同氏の政策をそのまま、取り入れたような政策の発表です。
私は、長期低迷する日本を復活させるには、調整型のリーダーではだめで、率先垂範型のリーダーが必要との、考えで、もともとは岸田氏を支持しておりませんでした。
ただこういうタイプは、野党やマスコミからすると攻めにくく、意外と長続きする可能性は高いようにも、思います。
ぬるま湯・お花畑感覚の日本人には、合っているかもしれません。
原発についての発言は今冬「最大9基稼働」で、「再稼働」とは違い既に再稼働済の原発を9基稼働かと思っていました。あれは再稼働でしたか、それなら供給改善しそうですね。
再稼働済の原発を9基稼働で何にも変わってないと認識しています。確か国民民主党さんもそのように言ってましたね。所詮はZマークの省の手先。真水の純増なんてしませんよ。言葉遊びだけです。全くもって宏池会には期待してません。
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/07/14/kiji/20220714s00042000540000c.html
9基の原子力発電所の稼働、火力発電所の追加稼働 と言っていますね。
伝言ゲームで途中が抜けたんでしょう。
安倍元総理の生前は,岸総理が独自路線を打ちだそうとすると,安倍氏から電話がかかってきて牽制された,という話もあります。現在,安倍派は次期体制をめぐる動きで,まとまった動きは難しくなっているはずですし,二階氏の発言力も低下したので,岸総理はかなりのフリーハンドを得られたと思います。
ただ,株・債券などの市場関係者からの岸氏の路線への評価は,現在は低いです。海外ファンドもそのあたりを見込んで,日本への攻勢を強めている気がします。さしあたって,外為相場と国債相場に注目しましょう。この後のインフレ進行が年度末あたりに,どうなっているかが,将来の内閣支持率に影響する気がします。
古いほうの愛読者 様へ
誰も言わないので、私が申し上げます。「岸総理」は「岸田総理」のことですね?
>岸田首相の顔つきが変わり、喋り方も力強くなった気がします。
↑
ナチュラルに見下しているところが笑える。
なんか親目線感ありますね(笑
岸田首相が「のらりくらり」路線をやめ、問答無用で動き出す様になったとしたら、
今まで妙に大人しかったマスコミも安倍元首相時代の様に叩きまくるでしょうね。
ただ、マスコミがいくら叩いても世論はもうほとんど動かない
(ワクチンの接種率など、政府でも出来る事に限界がある事象に対して国民が”失望”して
評価を下げる事はあり得るが、それはマスコミは煽っているのではなく”便乗”しているだけ?)
ので、この時代は思い切って動いて良いのかも知れません。
岸田首相の”覚醒”が三日坊主で終わらない事を願いたい物です。
君子豹変す >
ネットで検索したら、「徳の高い立派な人は、間違いに気がついたらすぐに態度をきっぱりと改める」という意味のポジティブな言葉、とありました。
大変失礼ながら言わせてもらいます。
岸田氏という人物は私から見れば「徳の高い人物」とは到底思えません。むしろ定見なき政治家ゆえのいきあたりばったりの発言であったろうな程度に受け止めています。
原発再開もに関しても、「間違いに気がついてすぐに態度をきっぱりと改め」たとは到底思えません。あまり真剣に考えていなかったけど、考えたら考えたらそれしか選択がなかったことに、ようやく気がついた、じゃね?としか見えないのです。
今回の国葬云々についても、安倍氏ご逝去後6日たってからのものでした。おそらく、世界中から寄せられた1700を超える弔電やらツイート,そして国民の反応を受けてからの判断だったのではないでしょうか。
そこに岸田氏の政治家として自己保身の計算が働いたのではないか、という疑念を個人的には払拭することができないのです。
その私の感じ方が正しかったのか,間違っていたのかは、今後の防衛政策、そして防衛予算を巡って、財務省といかに対峙できるかで判定していきたいと考えています。
様子見です
宏池会は元々”安保タダ乗り経済成長全振り”系が根っこにあったので、社会運営の安定度を高めるワクチン接種推進と電力供給安定化は経済界も望むところ、宏池会の来し方と矛盾ありませんから
一方で”安保タダ乗り”は既に出来得ない有り得ない情勢になっていますので、そちらの方の処し方に注目しておるところであります
岸田総理については、色々とネガティブな理由で判断したのだという意見が見掛けられますが。
ネガティブな理由だろうが何だろうが、問題がある国家運営に固執するよりはよっぽどいいんじゃないかと思います。
むしろ、別の側面で見れば「国民が声を上げれば」「世の中の状況を見れば」「他派閥の意見を聞けば」それに対して応えてくれるという証左でもあります。
「官僚の声だけを聞く」みたいなことはなく、本当にあちこちの声を聞いて、総合的に判断しているということでは?
ここで、そんな声にも応えない総理よりは、よっぽどマシだと思うのですが。
国民の与り知らない政治の事情とかもあって、常にスピード感を持って、はっきりとという訳にもいかないでしょうけど。
国民が大きな声を出しさえすれば、それで動くのだから、ある意味では国民にとっても動かしやすい総理とも言えるように思えるのですが。
それじゃ、ダメですかね?
それと、こういう分かりやすいほどの発信態度の変化というのは、人柄が変わらない限りはそうそう出てこないように思えます。
そして、人柄って、変えにくいものですからね。
ひょっとしたらですが、ステルス安倍政権の構造維持のために、韜晦していた可能性も?
結局、9基稼働すると断言した訳ではありません。
9基の稼働を「進めて」安定供給水準を「目指す」のです。
また、火力発電も10基を「目指して確保する」ということです。
安倍元総理が亡くなられ、決意を新たにすることもあったでしょうけど、言葉の端々はやっぱり岸田節です。
> 結局、9基稼働すると断言した訳ではありません。
結局、「新たな再稼働はゼロ。」と断言した様なもの。
現在稼働中の5基 + 定期点検等で現在休止中の5基 ー 工事が間に合わない為止める1基
という内訳でしょう。
何もしない事を、何かするかの言う、岸田節全開です。
墺を見倣えさま
ふーむ、そういう言い方もできますね。
マスゴミに叩かれる位に変わってほしいものですね。
総理になる前からの事ですが、引退した古賀誠を更に遠く「蚊帳の外」へ追いやったことは評価しています。 でも、それまでは優柔不断だったから古賀の擦り寄りを許していたのかもしれません。
「憲法九条は世界遺産 古賀誠著」
https://www.amazon.co.jp/%E6%86%B2%E6%B3%95%E4%B9%9D%E6%9D%A1%E3%81%AF%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3-%E5%8F%A4%E8%B3%80-%E8%AA%A0/dp/4780310458
こんなとぼけた憲法は「失笑の世界遺産だ!」ではないのが、この人物が完全に狂っているところですね。
別に岸田首相が豹変したとかじゃなくて、単純に選挙が終わって配慮する必要がなくなっただけだと思います。
これでしばらくは大きな選挙もありませんし、ここからが本当の岸田内閣のスタートなのでは?
11日に大勲位菊花章頸飾を贈る閣議決定した時点で中曽根氏の先例を踏襲して国葬実施もほぼ固まっていた路線かと思う。
前回の国葬から国際社会がさらなる変容をむかえた中で会場警備に漏れのないことを切に願うばかり。
訂正します、中曽根氏は内閣・自民党合同葬儀でした。
原発10基が既に稼働中なので、現状報告をしただけのようです。(昨晩雑談板に書いたものも理解が間違っていたようです)
資源エネルギー庁:原子力政策の状況について
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/001/
★日本の原子力発電所の状況(PDF形式:284KB)PDFファイル
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/001/pdf/001_02_001.pdf
原子力規制委員会:原子力発電所の現在の運転状況
https://www.nsr.go.jp/jimusho/unten_jokyo.html
現在既に、10基が再稼働しています(内、5基が定期検査による停止中)。
冬に最大9基というのは、キッシーが何もしなくても実現可能です。「原発、冬に動くようにしといてね」くらいは言ったかも知れませんが。
朝日:原発最大9基を稼働、岸田首相が経産相に指示 冬の電力逼迫を懸念
https://www.asahi.com/articles/ASQ7G636FQ7GUTFK01T.html
この記事に政府関係者の話として該当原発が記されていますが、すべて上の★資料の「稼働中」原発に含まれています。
>「火力発電の供給能力を追加的に10基をめざして確保する」ことも求めたという。
結局、より電力逼迫している東京、東北、北海道の原発は入っておらず、火力で不足分をやりくりする、ということを言っていると思います。何も変わっていない気がします。
国葬は、党内支持の面で「やらない場合のリスク」を感じても不思議じゃないです。
選挙後人事は「先送り」してますね。まあこれは仕方ないとも思いますが。
キッシーに変化を期待したい気持ちはあるものの(ほんとに)、人間、そうそう変われるもんじゃないとも思います。(笑)
簡単に言えば
稼働中 10基(停止中5基)
停止中の5基の内 最低でも4基の停止をやめると言うことですね
※アピールするのはよいが「詐欺感」は拭えない
※休炉の再稼働は今年中は無料だと言われてます
喫緊の課題の今冬の電力逼迫
①全国で10カ所以上の火力発電所を再稼働
②省エネ
③原発再稼働イメージ
で乗り切るつもりですね
評価は↓ができるまで保留
①電力自由化の根本的見直し
②太陽光・風力の規制(緩和)見直し
③原子力発電の関係(40年期限の見直し・小型モジュール炉の新設検討等)
おっしゃるとおりだと思います。
4月の発言から、寸分も前進していません。特重の扱いも変わりません。
時事:政府、原発再稼働急ぐ方針 「審査を効率化」岸田首相表明(4/28)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042701145
仕組みはいじらない。現行制度の枠内で、非効率な部分を改善します、程度です。
補足すると、
稼働中10基のうち定期検査中の5基は、今の計画では遅くとも23.1月までに運転開始「予定」で、冬の需要期には運転が揃います。
ただ、現在運転中の玄海4号機が、22.9月~23.2月下まで定期検査(特重対応含む)の予定で、冬の需要期には運転できません。
朝日の記事に記載のあった9基に、玄海4号機が入っていないのは、そういうことだと思います。
定期検査が多くて長いのは、特重対応に時間がかかっているためです。原則特重対応が完了してからの運転再開の規制委員会のルールは変わっていません。
制度も複雑、経緯も複雑、状況が刻々と変わるので、原発の情報拾うのって結構大変です・・・
このような報道が出てきましたよ
NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220715/k10013719781000.html
>9基の原発が稼働した場合の電力需給の見通しについては「対象となる9基のほとんどはすでに冬の予備率の見通しに織り込まれているので需給が厳しい状況に変わりはない」
ww
正直者ですね。w
綱渡りなので、定期検査で何か見つかった、特重工事が遅れた、火力が壊れた、急に寒くなった、で「節電のお願い」必至と思います。
電力行政の失敗を認めないと何も始まらんような・・・
早速左巻き界隈から国葬の費用について、すべて税金でというのは納得できない!という論調があちこちから出ているようで。
安倍氏の国葬を、ただ故人のための大きな葬儀と捉えている浅はかな連中が多いことにがっかり。
今回の国葬は日本国内の内向きの「暴力反対」だの「民主主義が」などといったことを主張するためだけに行われることではない。
遍く国外からの数多くの各国為政者参列者の参加が見込まれることが一番重要なのだ。
G7首脳会議に先立って同じ日本で各国の主要首脳が一堂に会することに大きな意義がある。
言い方はよろしくないのは承知の上だが、今回の凶事を利用してでも西側諸国の結束を強める必要があるのだ。
それに有志からのカンパや寄付を募れだのと、スケールの小さいことを大々的に行うのは逆効果というものだ。
税金ガーとか言うのなら非建設的な行動を自分の天職と勘違いしている、全く国益に資するような仕事をしないなんちゃって国会議員の歳費を削ってでも捻出しろと言いたい。
毎度、ばかばかしいお話しを。
「実は岸田総理は暗殺されて、今の総理は影武者なんだって」と東スポ当たりが書きそうです。
もっとも、日本の問題を上手く解決できるなら、影武者でもよいかもしれません。
おあとが、よろしいようで。
超時空二郎三郎っすか?
豹変?
宏池会は安保については左寄りだったが
原発については昔から推進派だったと思うけど?
国葬について。
官邸の相当の反発を押し切って国葬を決定したとされ、まさに英断。
プーチンとゼレンスキーを参加させ対談させる。
停戦へのきっかけとなればノーベル平和賞も夢ではない。
「桜の咲くころに習主席の来日を」
コロナで叶わなかったが安倍は習近平の来日を要望していた。
習近平と台湾の蔡英文も来日させ対談させればよい。
安倍の国葬で岸田が世界的影響力を発揮することがありうる。
原発稼働について。
菅の暴露本で「岸田は他人の提案を自分の実績とするとし、菅は岸田を嫌っていた」とある。
菅は岸田に提案などはしていないだろう。
岸田は安倍の提案を受け入れ自分の実績としたと考えるのが妥当。
今後は安倍の提案がないというのは岸田にとり相当不利となる。
やはり財務省主導にならざるをえないのだろうか。
国葬により岩盤を含めた保守層の支持を得るのは確実。
岸田にはぜひ保守層の力強さを認識してもらいたい。
来月の内閣改造、自民党役員人事に要注目だ。
執拗に叩いていた方面からすれば思い通りじゃなくてなんかムカつく
というだけでしょう