【インチキ論説】関係修復の第一歩は日韓スワップから
そろそろ、日本のどこかの新聞社が「日韓協力のあかしとして、金融分野で日韓通貨スワップを推進すべきだ」、などと書き立てたりしないかと思うようになりました。昨日は再び、1ドル=1290ウォンの大台を突破するウォン安水準となったからです。そこで本稿では久しぶりに、日韓通貨スワップの日本側のメリット(※インチキ)を通じて日韓通貨スワップ待望論(※インチキ)を掲載してみます。(なお、本インチキ論説は転載自由ですが、もし転載なさるなら必ず出所は明記してくださいね、新聞社さん!)
またしても、ウォン安だ。
外為市場では昨日、韓国時間の15時30分時点でウォン・ドル相場は1ドル=1284.0ウォンと、金曜日と比べ15.1ウォン安い水準で取引を終えた。また、WSJのマーケット欄によると、韓国の夜間セッションではウォン・ドル相場は1290ウォンを超過するウォン安水準だ。
昨日はウォンだけでなく、日本円も急落した。1ドル=135円台と24年ぶりの安値水準を付けた格好だ。ただ、夜間セッションで日本円は133円台に買い戻されているが、ウォン安だけが独歩安となっている。
こうしたなか、韓国経済には不安要素も大きいが、そのなかでも足元で最も懸念されるのが、エネルギー価格高騰の影響だ。
韓国関税庁が13日に発表した6月1~10日の貿易額は、輸出額が151億ドルで前年同期比12.7%も落ち込んだ反面、輸入額については211億ドルで17.5%増えたことが明らかになった。石油・ガスなどの資源価格の世界的高騰で、輸出大国・韓国の貿易黒字構造が揺らいだ格好だ。
韓国経済の悩みは、それだけではない。
家計債務は史上最大水準となり、GDPの規模を超えた。背景には金融機関が家計・個人に巨額の資金を貸し付け、家計がこれで株式や暗号資産、不動産といったリスクが高い資産への投機行動を強めたことがあり、これには資産バブル問題と密接な関係がある。
さらにはここにきて、文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に積み上がった政府部門の累積赤字と、貿易・経常赤字の、いわゆる「双子の赤字」問題が浮上した格好だ。
ウォン安、エネルギー高、貿易・経常収支悪化、家計債務、そして「双子の赤字」――。
こうした状態で、万が一にも韓国が外国から借り入れている資金のロール(借り換え)ができない状態が出現すれば、韓国経済には「突然死」リスクもあり得る。そして、もしも韓国経済が破綻した場合、日本にも少なからぬ影響が生じる。
したがって、これはなんとしても避けなければならない。
そこで、日韓が「ウィン・ウィン」の関係になるためには、日韓通貨スワップを含めた地域の金融協力を模索する必要がある。
そもそも日韓通貨スワップには為替市場を含む金融市場の安定を図ることを通じ、日本企業にとっても安心して韓国との貿易・投資を進めることができるというメリットがある。
それに日本企業も多数韓国に進出し、活動している時代だ。韓国の経済の安定は、これらの日本企業にとっても多大なメリットをもたらすだけでなく、むしろ通貨、すなわち韓国ウォンを安定させることを通じて、ひろく東アジア経済全体の安定にも寄与するのだ。
ただ、このようなことを申し上げると、必ず、「日韓諸懸案が解決していないのに、日韓通貨スワップとは何事か」、などと主張する者もいる。『新宿会計士の政治経済評論』とかいう、右翼をこじらせたようなサイトなどは、その典型例だろう。
しかしながら、そもそも日韓はかけがえのない隣国同士であるし、地政学的に見ても経済・産業的に見ても、日韓両国は切っても切り離せない関係にある。韓国経済の混乱は、すなわち日本経済の混乱を意味することを忘れてはならない。
そうであるならば、諸懸案は一時的に棚に上げ、まずは日韓が双方で協力できるところから協力を始めるのが筋だろう。
幸い、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は、日韓の歴史問題を巡り、一括妥結(グランドバーゲン)方式での解決を模索していると聞く。日本もこれに乗らない手はない。
そして、北朝鮮が核・ミサイル開発を続けるなか、安定した日韓協力は地域の平和と安全保障においても重要なカギとなる。日韓関係修復の第一歩が日韓通貨スワップから始まるのだとすれば、これは大変に象徴的なものだ。
日韓が真の友人ならば、まずは日韓通貨スワップから始めるべきだ。さしあたって、韓国が必要としている短期資金相当額の500億ドル、いや、可能ならば700億ドルだった野田佳彦スワップをさらに上回る1000億ドル規模でどうだろうか。
日本政府には日韓通貨スワップの締結という「英断」を求めたい。
参考記事:もっと知りたい方のために…
※新聞社の皆さまへ:当ウェブサイトの記事は引用も転載も自由ですが、必ず出所を付記してください。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
いかにもありげな論考ですね。
信頼が醸成されてこその通貨スワップ締結であり、
通貨スワップ締結で信頼が醸成される訳ではない。
喉元過ぎれば熱さを忘れる人たちに、先行して果実を与える選択肢はないんですけどね。
日韓が「ウォン・ウォン」の関係に見えた。日本ってウォン建て債権ってどれぐらい持ってるんですかね?韓国向け債権はちゃんとヘッジできてるんだろうか?まあ、このまま日本円以上にウォン安になれば輸出競争力も出るわけで、日本に勝つために迷わずそっちに行ってみては?
2022/06/14 05:48 05:48の匿名さんの
コメントを読んで・・・
日本の銀行がサラ金を吸収して、その日本の
サラ金が韓国の第X金融で大活躍という話が
数年前にあったけど、どうなったのだろう?
大丈夫なのかな?
そういう資金関係って、統計的に把握できているのか?
さえも知らない無知モノの疑問でした。
あの日本を代表する????新聞社が!!!!!
日韓スワップの決断を求める論説を!!!!!
あたりまえのネット時代に、猛批判に耐えられるのでしょうか???
(日本経済新聞社でしょうか・・・)
エネルギーに関するインチキ論説:CO2を排出しない電気自動車と太陽光発電で日本はSDG立国になるのだ。ここに集う多くの方々にとってはおバカ過ぎる論説ですね。
一万歩ゆずって、バッテリーも含めて電気自動車主要部品と太陽電池パネルの日本国内製造シェアが世界の30%以上、かつ、原子力発電稼働、かつ、小型原子炉等研究費アップなら、このインチキ論説に賛成します。
「ウクライナは戻って来た」と誇らしげに書き記したロシア語新聞サイトがありました。
・ありもしない事実を
・まるでおのが目で見て来たかのごとくに
・胸を張って作文する
そんな新聞記者がこの世に確かに存在しているいると歴史は永く記憶し続けることでしょう。
記事は「西側が作った基準が世界を主導する時代は終わる」とも言っていました。現実はそうなっているでしょうか。新聞記者こそディスインフォメーションの発生源、新聞記者を監視せよ。OSINT 運動の標的はジャーナリズムにあるとの認識はまだ彼らは気が付いていないのです。
新聞【しんぶん】アジビラの一類型。概ね発行主体はナニか勘違いしており対外的に尊大な姿勢・態度で活動や発信を行う。
「良識」や「良心」を押し売りする職業は信用できない典型例と思います。社会人のための教科書に明記解説されるべきでしょう。
個人的に、こういったインチキ論説に一番騙されやすいのは国会議員だと思います。
日韓関係の実態と韓国の特殊性について、あまりにも不見識な国会議員が多過ぎると思います。誰とは言いませんわないが、下記の様に発言する与党議員がいるので大変に不安です。
ザックリ見ただけなので、調べればさらに色々と出てくると思います。
(日米韓防衛相、台湾の安定強調 3カ国会談)
尹政権に変わり、ようやく韓国がこちら側に来てくれたことは良かったと思う。
(レーダー照射事件について)
しかし北朝鮮の現状を考えると日米韓協力は必要。記憶は刻みつつ大同につくべきだろう。
(原発処理水放出に韓国が反対示さずにて)
良い兆候。新政権になりようやくまっとうな外交が始まった。
ここから切り取られたこの記事を
マスゴミがパクって記事にするに
100ペリカ
朝、時計代りに流しっぱなしの地上波TV放送に細かくちりばめ大きく取り扱われるkネタの数々…
「しつこいと嫌われる」が理解できないのはツクヅク連中らしいナァと
なんだか書き出しから中盤までは、そのまま某中央日報(仮名)に載りそうな文体ですね。主様も遊び心を抑えきれなくなられたとか?
hahahaha
ははははは
ハハハハ刃
アホくさ。
でも、こういう論説、結構好きな人多いと思います。敢えて言えば、自国より他国が大切な所謂マスゴミと呼称されている人達とか、同じく他国大事な立憲共産党(系含む市民団体等)の職業活動屋の人達とか、自民党宏池会の中韓命の政治屋さんとか、沖縄県知事とか静岡県知事のように偏った(と思われる)首長の方々とか、たいして社会に貢献していると思われない(エセ)大学の先生とか、あげればキリがないくらい反日日本人の人多いですからね。まったくもって嘆かわしい限りです。
「私は新聞記者レプリカントを遂に完成させた」
「本物のように語り、本物のように騙る、迫真の出来だ」
「これがクオリティーだ」
「レプリカントはあいつだ」
なかなかいい感じゃないですか。
ブログ主さま、絶好調ですね。そのまま某日本経済新聞の編集委員が務まりそうです。
円ウォン市場もおかしな動きしてるようですね。
韓国はウォンを売って円を買い
円を売ってドルを買い
ドルを売ってウォンを買い
ってな事やってるようにも見受けられるのですが。
対ドル円安を仰いでませんかね?
もしよかったら突っ込んで解説してもらえたら嬉しいです。