西側諸国がロシア外交官を続々追放:制裁との関係は?
欧州連合(EU)諸国によるロシアの外交官追放という動きが加速しています。報道ベースだけでも、少なくとも数百人規模のロシアの外交官が欧州から追放されたか、退去を求められているという状況です。これに加えて米国はロシアに対する新規投資禁止などの新たな制裁を科す方針だとされています。その際のキーワードは「ロシアを情報面で孤立化させる」、ということではないでしょうか?もしそうだとすれば、日本がロシアの外交官追放に慎重姿勢を示していることは、この問題への対処として正しいのでしょうか?
目次
米欧中心に相次ぐロシアの外交官追放
西側諸国を中心に、ロシアの外交官を追放する動きが加速してきました。
米国はすでに先月、ニューヨークに駐在していた国連ロシア代表部の外交官12人・職員1人の追放措置を講じており、これに対しロシア側も23日、複数の米国の外交官を追放すると発表しています。
ロシア、米外交官を追放へ 「好ましからざる人物」と宣言
―――2022.03.24 09:15 JST付 CNN.co.jpより
こうしたなか、今度は欧州連合(EU)加盟国やその周辺国でも、ロシアの外交官追放という動きが相次いでいます。いくつかの欧米メディアで調べたところ、なかにはエストニアのようにロシアの大使館や領事館を閉鎖する、といった事例もあるようです(図表)。
図表 3月下旬から4月初頭にかけてのロシアの外交官追放などの動き(順不同)
国 | 人数 | 備考 |
---|---|---|
ポルトガル | 10 | ペルソナ・ノン・グラータを発動 |
ベルギー | 21 | 安全保障上の理由 |
ポーランド | 45 | スパイ容疑 |
チェコ | 43 | |
オランダ | 17 | スパイ容疑 |
フランス | 35 | 安全保障上の理由 |
ドイツ | 40 | ブチャでの民間人の殺害 |
スペイン | 25 | 安全保障上の理由 |
スウェーデン | 3 | スパイ容疑 |
イタリア | 30 | 安全保障上の理由 |
デンマーク | 15 | ブチャでの民間人の殺害 |
エストニア | 14 | ロシアの大使館・領事館を閉鎖 |
ルーマニア | 10 |
(【出所】欧米メディアなどの報道を参考に著者調べ。なお、上記図表以外にもアイルランド、リトアニア、ラトビア、ブルガリア、スロバキアなどでも外交官追放の報道がある)
ロシア政府高官から批判が相次ぐ
こうした動きについてはロシア側もピリピリしているようです。
たとえば、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は「近視眼的な動きである」と非難するコメントを出しました。
Kremlin spokesman slams expulsion of Russian diplomats as shortsighted step
―――2022/04/05 21:40付 タス通信英語版より
ロシアのメディア『タス通信』(英語版)の4月5日付の記事によれば、ペスコフ氏はこれらの動きに対し「大変に遺憾だ」などとしたうえで、次のように述べたそうです。
「こうした動きは外交的コミュニケーションの可能性を狭める近視眼的なものであり、昨今の困難な状況において道を探るのを難しくするなど、我々のコミュニケーションをさらに複雑なものとする。また、こうした動きへの対抗措置も不可避だ」。
また、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官も6日、西側諸国の外交官追放という動きを批判する発言を行いました。
West uses expulsion of Russian diplomats as information and political attack — diplomat
―――2022/04/06 15:52付 タス通信英語版より
同じくタス通信によると、ザハロワ報道官は水曜日、スプートニクラジオに出演し、西側諸国が「ここ数十年、ロシアの外交官に対してペルソナ・ノン・グラータを発動することを、情報・政治攻撃のために利用し始めている」などと述べたのだそうです。
ザハロワ氏はまた、「ロシアの外交官の追放」が「常に公示的かつ大声で、そしてあけっぴろげに」行われていると述べたうえで、西側諸国のなかには「外交官の氏名などの個人情報を公表し始めている」、「我々の理解の範疇を越えた環境下で外交官が赴任地を去らなければならない」、などと述べたのだとか。
そのうえでザハロワ氏は、西側諸国のこうした行動のすべてが「無実のロシア側に対して罪悪感を植え付けるために行われている」、「(外交官が追放されるに至る)具体的な事実はなんら明らかにされていない」とも述べた、とされています。
(※この「我々の理解の範疇を越えている」というザハロワ氏の発言、ロシア側にそっくりそのままお返ししたいと思うのは、気のせいでしょうか?)
いずれにせよ、ロシア政府高官らの発言を眺めていると、西側諸国の相次ぐ外交官追放の動きが、ロシア政府を苛立たせていることは間違いないでしょう。
日本政府は(なぜか)慎重姿勢
さて、米国や欧州に続き、日本でもロシアの外交官の追放は行われるのでしょうか?
これに関しては産経ニュースが「日本政府はロシアの外交官追放には慎重だ」と報じています。
ロシアの外交官追放、日本政府は慎重
―――2022/4/5 21:21付 産経ニュースより
産経は日本が同調する可能性について、外務省幹部の「今のところ聞いていない。ひょっとしたらそういう話になるかもしれないが」とする発言を紹介したうえで、「日本政府が外交官を退去させた前例は限られている」、「報復への懸念も背景にある」ことから、日本政府が「慎重に対応する構え」だとしています。
そのうえで産経は、「仮に日本が追放に踏み切れば、ロシア側が人数やレベルで同様の措置を取ってくることはほぼ確実」、「在露大使館の人数が減れば在留邦人の保護など、緊急時の領事業務にも支障が生じる懸念がある」、と述べています。
ただ、この記述を読むと、個人的には「この期に及んでロシアに邦人が留まっている」という状況自体、いかがなものかという疑問は浮かびます。
実際、外務省の『海外安全ホームページ』によると、すでにロシア全域が「レベル3(渡航中止勧告)」の対象となっています(ウクライナとの国境周辺地域については「レベル4(退避勧告)」の対象)。「日本が報復措置を恐れてロシアの外交官追放に踏み切れていない」という説明自体、どうも不自然です。
また、外務省が今年1月24日付で発表した『海外在留邦人数調査統計』によると、昨年10月1日時点においてロシアに滞在する日本人は2202人(うち永住者が113人、長期滞在者が2089人)でしたが、ウクライナ戦争開始以降、政府はこれらの日本人に対し帰国ないし退避を促したりしていないのでしょうか?
産経の報道が日本政府・外務省の言い分を正確に示しているのかどうかはわかりませんが、どうも「日本政府がロシアの外交官追放に踏み切っていない」理由の説明としては、今ひとつスッキリしないように思えてならない次第です。
サキ報道官「ロシアを金融・経済・技術的に孤立させる」
こうしたなかで気になるのが、米国がロシアを「科学技術面でも」孤立させる構えを見せている、という点ではないかと思います。これに関連し、「米国政府がロシアに対する新規投資の禁止などを柱とした新たな制裁を検討している」、とする話題が出て来ました。
Press Briefing by Press Secretary Jen Psaki, April 5, 2022
―――2022/04/05付 ホワイトハウスHPより
ホワイトハウスのジェニファー・サキ報道官は現地時間5日の会見で、「G7やEUと協調し、ロシアに対し金融面、経済面、技術面で孤立させるというコストを負担させるような、抜本的な一連の新規制裁措置を講じるべく準備を進めている」と述べました。該当する記述はつぎのとおりです。
In coordination with the G7 and the EU, an additional sweeping package of sanctions measures that will impose costs on Russia to send it further down the road of economic, financial, and technological isolation. This will include a ban on all new investment in Russia, increased sanctions on financial institutions and state-owned enterprises in Russia, and sanctions on Russian government officials and their family members.
つまり、新たな制裁措置のなかには、ロシアに対するあらゆる新規投資の禁止、ロシアの金融機関や国有企業に対するより強固な制裁、ロシア政府高官や家族に対する新たな制裁措置などが盛り込まれている、ということだそうです。
本質は「情報面でのロシアの締め出し」では?
この点、「正直、ロシアに対するさらに追加での制裁措置を講じたとしても、これ以上ロシアに対して大きな損害を負わせることは難しい」、といった指摘が出てくる可能性はありますし、そうした指摘自体は、部分的には正しいものでもあります。
(※なお、「新たな制裁措置の効果は限定されている」からといって、そのことは、「これまでに西側諸国がロシアに対して科した制裁措置に実効性がなかった」、ということはありません。むしろ2月以降に西側諸国が発動した経済・金融制裁は、すでにロシア経済に大きな打撃を与えつつあると考えて良いでしょう。)
ただし、「西側諸国による相次ぐ外交官の追放」という措置に加え、サキ氏の発言に含まれていた、「ロシアを金融、経済、技術面で孤立させる」という表現にみる新たな制裁の狙いを見ると、それらの本質は、むしろ「情報の寸断」――ロシアに情報を渡さないこと――にあるのかもしれません。
実際、先ほどの図表を読み返してみると、「ブチャなどでの残虐行為」を外交官の追放理由としているケースもあるものの、それと並んで目立つのは「安全保障上の理由」、「スパイ容疑」といったものです。
つまり、「ロシアが欧州各国の大使館を通じ、各国の国防、科学技術などに関する情報収集活動を行っていて、それを欧州諸国が相次いで問題視し始めていた」、という仮説も成り立ちます。ロシアの外交官追放は、ウクライナ戦争だけが理由ではない、という可能性です。
このように考えていくと、日本政府がロシアの外交官追放に慎重姿勢を示していることが正しい選択肢なのか、本当に疑問でもあります。
この点、林芳正外相は4月6日から8日の日程で、NATO外相会合・G7外相会合に参加するためにベルギーを訪問中です(外務省ウェブサイト『林外務大臣のNATO外相会合及びG7外相会合(ベルギー)への出席』参照)。
もしかすると、林外相はこの席で、ロシアの外交官追放に関する日本政府の見解について、G7各国外相やNATO各国外相から何らかの説明を求められるのかもしれません。
このような視点からも、これから2~3日間の報道に注目してみても良いと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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ひょっとすると、日本の場合、誰をペルソナ・ノングラータにしたらいいかわかっていないとかないでしょうかw。
そんなことはないと信じたい。
個人的には外交官追放に反対ですね。理由は日本はNATOに加盟していないからです。外交官を追放した国はスウェーデンを除きすべてNATO加盟国です。例外のスウェーデンは3人と抑制的です。NATO加盟国はどこか一か国でも武力行使されれば連帯して対抗できますが、日本は日米安保しかありません。EUにとってどうでもいい事案で日本が責められた場合、日本が孤立します。
また、EU諸国が外交官追放に横並びなのは国境の移動が自由なことも影響があります。一方、日本のロシア外交官がこっそりとEU諸国に忍び込む可能性はないので、EUが日本側に外交官追放を求めることはないでしょう。
>日本は日米安保しかありません。
十分では?
ロシアもアメリカと事を構えたくなはいでしょう。
ロシアは日本に対してなら(白人国家でも欧米でもないので)気軽に東京と大阪あたりに核兵器打ってきそうだし
日米安保があってもアメリカがロシアに核兵器報復するとは思えないが
ロシアに制裁するのは国際的正義なのだから、ここで制裁遅らせるのは日本国の利益に反する
絶対に外交官を追放しなければいけない
>ロシア側が人数やレベルで同様の措置を取ってくる
>領事業務にも支障が生じる懸念がある
「めんどくさいことはやりたくない(意訳)」
私のサラリーマン経験と偏見に基づく意訳です。
岸田氏はどうですかね。
「新時代のリアリズム外交」との狭間で悩んでいる・・・のかな?
> どうも「日本政府がロシアの外交官追放に踏み切っていない」理由の説明としては、今ひとつスッキリしないように思えてならない次第です。
私は広島市でガスの供給がストップして混乱が起きる事、広島ガスが倒産してしまう事を恐れてるから、という可能性を疑ってます。
広島ガスは供給する都市ガスの原料たるLNGを年間40万トン購入する契約を結んでいますが、過半数の21万トンは樺太から購入してます。
↓ ↓ ↓
広島ガスの使命(安定供給)より、LNG調達先の多様化
https://www.hiroshima-gas.co.jp/com/saiyou/work/mission01.htm
過半数をロシアに頼っておいて多様化とは何のジョークですかね?
もしロシア外交官を追放し、対抗措置で樺太からのLNGを止められてしまうと、広島市、特に都心部は大混乱に陥ります。当然、その混乱は広島市を選挙区とする政治家に向けられ、ひょっとしたら落選するかもしれません。
広島市選出の政治家としてはあらゆる権力を駆使してでも自分の議席を断固として死守したいはず。その代償として日本は国際的な信用を失うかもしれませんが、自分が落選する事に比べれば大した事ではないでしょう。
その広島市都心部、広島1区選出の衆議院議員は……もうおわかりですね?
岸田文雄氏その人です。
訂正します。
誤 当然、その混乱は広島市を選挙区とする政治家に向けられ、
正 広島ガスの倒産もあり得ます。批判の矛先は当然、広島市を選挙区とする政治家に向けられ、
非常に興味深い話ですね。
広島ガス側は、「サハリンから調達できない事態となった場合には、他の契約先からの調達量を増やしたり、他社からの融通などで対応する」と言っていますが、相当なハードルでしょう。
広島市民はどう思っているのでしょうね?
核使用も匂わせているロシアからLNGを調達するなど言語道断、なんて声が上がっているような感じはありませんが…
地元がガス無くなってもかまわないから、人権と国際協調を取るという
欧米では当たり前の国際感覚が岸田には皆無だからね
これで日本企業が欧米から追加制裁される危険性について全然考慮してないのが笑える
とある福岡市民様
因みに広島ガスの営業エリアで言うと、
広島1区:岸田文雄 (自由民主党総裁、宏池会会長、内閣総理大臣)
広島2区:平口洋 (自由民主党国土交通部会長、平成研究会)
広島3区:斉藤鉄夫 (公明党、国土交通大臣)
広島4区:新谷正義 (自由民主党、平成研究会、総務副大臣、医師)
広島5区:寺田稔 (自由民主党、宏池会、内閣総理大臣補佐官)
広島6区:小島敏文 (自由民主党、宏池会、比例中国ブロック当選)
3区を除き自由民主党の保守本流とされる宏池会と平成研究会ばかりです。
エリア外(福山ガスのエリア)である広島7区も宏池会(小林史明)です。
ハヤシン外相がどこまで主導的に外務省グリップしとるんかわかりまへんけど、
もしかしたらアメリカさんと示し合わせてルート確保しとるんちゃいますか?
…ナイか
自分ではチェックできないんですがこんな話が
「007」きどりも…ロシアの諜報機関が「丸裸」に スパイ620人の個人情報暴露 失点続きのFSBの存在揺るがすことにも
https://www.fnn.jp/articles/-/341837
これに掲載された連中をペルソナ・ノン・グラータとして追放している可能性もありますかね?
ロシアはスパイを外交官に使っています。
スパイ行為が発覚しても、外交特権とやらで逮捕させないためだそうです。
そんな常識的なことを今更言われてもw。
No Official Coverという対語すらあるのに。
外交官は全員派遣国のスパイであり、大使館、領事館が雇った現地人もスパイである。これは常識です。
杉原千畝がリトアニアの日本領事館に赴任したのは東欧の情報収集、ナチスドイツがソ連へ侵攻するか否かの調査と時期の特定が主要任務でした。泥沼化する支那事変や仏印進駐を打開するために関東軍を南方へ転戦させる事が検討されてましたが、ソ連にばれると満洲が危ないため、ソ連が兵を極東から引き上げざるを得なくなる独ソ開戦の時期を知る必要があったのです。
これだけ読むとスパイそのものですし、実際そうでした。
ビザ発給は主要任務でなく、協力者であるポーランド人将校や日本の関係者十数名を逃すために過ぎませんでした。それを独断で四千人以上のユダヤ人に発給した事で外務省からひんしゅくを買い、外務省を去る事になりました。
独断じゃなくて東條の指示だぞ
満州国に白系ロシア人(共産主義から逃げたロシア人)を移住させたように
亡命ユダヤ人も移住させて、支持基盤を分厚くしようとする戦略
清王朝親衛隊と高麗棒子だけでは心もとないからね
ウクライナとの戦争のせいで、ロシアと付き合うのが好きな国はどこにもないと思う。 しかし、ロシア人を排除して差別するのは正しくないと思います。