ロシアの誤算?ウクライナ抵抗次第で「アフガン」化も
ウクライナが意外と抵抗を続けている、と報じられています。当初、ロシアはウクライナの首都・キエフの制圧を狙っているとされていたのですが、報道等によれば、ロシアによるキエフ制圧作戦は予定通りには進んでいないのだそうです。もちろん、これらの報道自体にバイアスがかかっている可能性は十分にあるのですが、ひとつの知的シミュレーションとして、ウクライナのアフガン化、そしてロシアのソ連化について考察しておく価値はあるかもしれません。
ウクライナが想定以上の抵抗?
ウクライナ戦争を巡り、当初は一部のメディアが「(ウクライナの首都である)キエフは一両日中に陥落する」、「ウォロディミル・ゼレンスキー政権が崩壊し、ウクライナはロシアの軍門に下る」、などとする予想が流れていました。
ウクライナ自身が北大西洋条約機構(NATO)に加盟しておらず、米国などと同盟関係にもないため、「孤立無援」のウクライナが「圧倒的な兵力」を持つロシアに攻められれば、あっという間に値を上げるに違いない、といった風潮もありました。
しかし、昨日時点でロシアによるウクライナ侵攻が3日目を迎えていますが、「キエフ陥落間近」などとする報道の一方で、意外と(?)ウクライナ側も抵抗を続けている、といった報道があります。
ロシア、ウクライナ侵攻で想定以上の抵抗 一部失速=米国防総省高官
―――2022年2月26日1:57付 ロイターより
ロシア軍、キエフ近郊で交戦 進軍阻止へウクライナ抵抗
―――2022年2月26日 5:10付 日本経済新聞電子版より
ロシア進軍は減速と米分析 ウクライナ軍抵抗続く
―――2022/02/26 02:56付 共同通信より
ロシア軍、キエフでは「勢いが鈍っている」と米が見解…「計画どおり進展していない兆候」
―――2022/02/26 14:48付 読売新聞オンラインより
孤立無援だからこその「背水の陣」?
もちろん、これらの報道を鵜呑みに信じて良い、という話ではありません。このあたり、「ロシアが意外と苦戦している」などとする報道の情報源は、米国であったり、ウクライナであったりするため、ウクライナ側の「戦果」が誇張されている可能性もあるからです。
極端な話、状況は刻一刻と変化するため、じつは本稿公表時点において、すでにウクライナが「敗戦」しているという可能性もあります。
ただ、これらの報道を信じるならば、原始的ですが、「背水の陣」という表現を思い出します。
ゼレンスキー大統領自身、「われわれは孤立無援で防戦している」、「共に戦ってくれる者はいないようだ」と悲壮感をあらわにしていますが(たとえばAFPBBニュースの次の記事参照)、そのウクライナが意外な抵抗を見せていることは、注目に値します。
ウクライナは「孤立無援」 大統領
―――2022年2月25日 9:17付 AFPBBニュースより
さらに、昨日は『日テレNEWS』が、「ロシア軍に3500人の死者が出た」、「ウクライナがロシア兵を200人捕虜にした」、などとするウクライナ大統領府の発表を報じています。
ウクライナ大統領府“ロシア軍3500人死亡、200人捕虜に”発表
―――2022/2/26(土) 18:03付 Yahoo!ニュースより【日テレNEWS配信】
もちろん、数字がかなり「盛られている」可能性もありますが、それと同時に、ゼレンスキー大統領や彼の家族がウクライナ国内に留まっていると見られていることから、もしかするとウクライナ軍の士気も高いのかもしれません。
アフガン戦役とモスクワ五輪、そしてソ連崩壊
こうしたなか、現時点において今後の動向を予断するのは少し早いかもしれないにせよ、ロシア軍がキエフを陥落させることに失敗した場合、どうなるかについては、我々としては、かなり高い関心を持って良いテーマのひとつでしょう。
かつて、ソ連が1979年にアフガニスタンに侵攻したものの、ゲリラ組織の激しい抵抗に遭い、泥沼化した末に、10年間に及ぶ駐留は失敗に終わった、という事例もあります。
このときは、ソ連が主催した1980年のモスクワ五輪に西側諸国が一斉にボイコットするなど、ソ連の権威が揺らぎましたし、(直接の原因ではないかもしれませんが)おそらくはソ連崩壊の呼び水のひとつとなったと見るのが正しいと思います(※著者私見)。
今回のロシアによるウクライナ侵攻も、仮に「成功」(?)したとしても、日本を含めた西側諸国が相次いで経済制裁を繰り出しているなか、ロシア経済が中・長期的に疲弊することにつながりかねません。
ましてや、ウクライナが強力に抵抗し、今回の戦役が「アフガン化」していけば、どうなるでしょうか。
もしかしたらプーチン政権が、下手をしたらロシア自体が「崩壊」するかもしれません。
領土返還のチャンスも
いずれにせよ、日本としては北方領土(あるいは千島列島、樺太)を旧ソ連に「火事場泥棒」的に奪われた経験を持っています。ロシアの理屈は、これらの領土は「第二次世界大戦の成果」だ、というものですが、その理屈が成り立つなら、「戦争で奪われた領土を交渉で取り戻すことはできない」、という話にもつながります。
しかし、ロシアが経済制裁と対外戦役の敗戦という「ダブルパンチ」を喰らい、旧ソ連のように疲弊していくならば、そのときには領土返還にも大きな転機が訪れるかもしれない、などと思う次第です。
追記:ロシアの銀行をSWIFTから除外か?
追記です。
日本時間の今朝方、欧州連合がロシアのいくつかの銀行をSWIFTから除外すると報じています。
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>EU、ロシアのいくつかの銀行をSWIFTから除外する措置などを発表。 <a href=”https://t.co/k6mCB9s8HV”>https://t.co/k6mCB9s8HV</a></p>— 新宿会計士 (@shinjukuacc) <a href=”https://twitter.com/shinjukuacc/status/1497699792473841666?ref_src=twsrc%5Etfw”>February 26, 2022</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
この点については関連する情報などで興味深いものがあれば、また別稿にて取り上げたいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
欧米は、アフガン化を予想していたから、上手いことウクライナをけしかけて内戦誘発させたのかもね
クリミアの時はロシア系住民が多い土地で、プーチンの不支持率が今ほど高くなかった時代だから成立した面もある
さてここで、志井委員長(日本共産党党首)の発言『プーチンみたいなリーダーが選ばれても、他国への侵略戦争できないようにするのが憲法九条』をロシアのマスコミはどう報道するかを想像してみよう
「日本の野党党首は『プーチンはナチスで侵略者』と激しく批判した上で、『(ナチスの同盟国日本が侵略戦争の罪でアメリカに侵略戦争禁止の憲法を押し付けられたように)再びプーチンみたいなリーダーが選ばれてもロシアが侵略戦争できないようにするために、「平和憲法」を押し付けるべき』と論じた」
早速報復で日本の船が砲撃受けましたね
今回のロシアによるウクライナ侵攻はいろいろ考えさせられる問題です。第一に、戦争は独裁者の誤算によって起こる、プーチンのような経験と実績のある指導者でも間違えるんだな、ということ。第二は、国連だの国際法だのは急場の役に立たないんだな、ということ。従って、自国の防衛力強化、同盟国との連携強化は必須だということ。第三に、圧倒的な軍事力をもってしても、国土防衛の国民意識を凌駕できないこと。どれもかねてから言われてきたことではありますが、改めて再確認した次第です。プーチンは出口がなく、政権崩壊の可能性もあると思いますが、どうですかね。
昨日の朝にゼレンスキー大統領が今日あたりキエフが危ない的なツイートをしてから、とりあえず今の時点まで持ち堪えたようです。
ウクライナ保健相によると、昨日の時点でウクライナ側の死者は198人、負傷1115人だそうです。
https://twitter.com/Ukrinform_JP/status/1497545483685961732?s=20&t=eYbmBmAGaepH9fAcH0-p7A
情報が錯綜していますが、投稿したロシア兵の複数の捕虜が「訓練だと思っていた」と語っていたそうです。ロシア軍は士気が低いかもしれないと思いました。
ロシアの各地で小規模ながらも反対デモが起きていますし、「あるいは?」と、少し淡い期待を抱いています。
プーチンが、超大国ソ連の亡霊を擁したロシアにとどめを刺した大統領として名を残すてことにはならないですかね。
ウクライナ大統領が不在の場合、首相が代行するそうです。
キエフ陥落後もゲリラ戦などで抵抗を継続するなら、首相と大統領はロケを分けておいたほうがいいんじゃないかと思いましたが、昨日の朝流れた大統領の「キエフが危ない」ツイート動画では、後ろに首相が一緒に映っていました。
2/25、ロシアに対する安保理の非難決議案にインドは棄権したとのこと。FOIPが掲げる、法の支配や平和と安定の確保に向けて、インドと協力していけるのかなと思いました。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(というより、この瞬間、どうなっているか分からないので)
ロシア軍のつらいところは、ウクライナ軍程度(?)に、もたつくことが許されないことではないでしょうか。
蛇足ですが、現ウクライナ大統領の前職は、(テレビでウクライナ大統領役をした)コメディアンということですが、もしかしたら、今、歴史という舞台で(ウクライナ国民の願望を反映した)ウクライナ大統領役を演じているつもりなのかもしれません。
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
「ウクライナのようにならないためにも、核兵器を保有する。核兵器に反対する人は、ロシア軍がウクライナに侵攻した時に、何もしてくれなかったではないか」と言われたら、(日本だけではありませんが)核兵器反対論者は、何と答えるのでしょうか。
すみません。また、追加です。
プーチン大統領によれば、「今のウクライナ政権はナチスのような政権だ」といことですが、ならば、「日本の立憲民主党や共産党は、ナチスのような政党だ」といって、外国が日本に攻めてきた場合、「自民党の総理は、ヒットラーのようだ」と言ってきた彼らは、何と言うのでしょうか。
>今、歴史という舞台で(ウクライナ国民の願望を反映した)ウクライナ大統領役を演じているつもりなのかもしれません。
嘘から出た真という言葉もありますが、最期まで演じきれればそれが事実だったということになるのだと思います。
> 最期まで演じきれればそれが事実
原作・隆慶一郎「影武者徳川家康」みたいな感じですかね。
ゼレンスキー大統領の経歴がWikipedia にありますが、これが事実ならおもしろいですね。
◯両親はユダヤ人(父は研究者、母はエンジニア)。祖父は赤軍の兵士で、曽祖父、祖父の兄弟はホロコーストの犠牲者。
◯子供の頃から話術が上手く、高校生の時にバラエティー番組に出演。自身の劇団も結成。
◯コメディアンだから侮られがちであるが、大学の法学部(?)は出ている。
◯コメディードラマ「国民のしもべ」で、高校教師から大統領になった主人公を演じ、テレビドラマやYouTubeで人気を博す。日本だと「CHANGE」のキムタクみたいな?
◯2019年に「国民のしもべ」第3シリーズで政敵の罠で失脚した後に大統領へ復帰する主人公を演じた直後に大統領選へ立候補、当選。
例え一度失脚しても復活し、ロシアを追い出す事ができればテレビドラマの通りになります。引退後に映画化されそうです。
日本でいえば故志村けん氏が首相になった感じかな?
俳優出身の国会議員は日本にはそこそこいるだろ
俳優に限らず芸能人出身ということならさらに数が増える
石原慎太郎は弟が俳優だし
関係無いけど、韓国では芸能人やスポーツ選手出身の国会議員は少ないらしい
「設定」には事欠かないみたいですね。
ネタ切れのハリウッドで来年あたりには映画化されそうな気がします。ネトフリが先かな?
即位の礼で来日して迎賓館にも招いているようですね。知りませんでした。
昨夜配信のロイターの記事によれば、ユーロ圏の中銀幹部の談話として「SWIFT排除決定が間近」とのことです。
事の真相は未だ不明ですし、ドイツの動向も気になるところです。しかしウクライナのゼレンスキー大統領は本日これを歓迎する旨の意向を表明しました。
これら一連の報道の経過を、今後注視していく必要があろうかと思います。
断片的な情報が錯綜しているので、現地での戦況ははっきりしませんが、「開戦(*)」前に言われていた、「ロシア軍が侵攻したら96時間以内にキエフは陥落する」というのが実現していないようなので、ウクライナ軍が想定以上に頑張っているのか、ロシア軍が想定以上にへたれだったのかのいずれかであるのかもしれません。
(*) とりあえずロシアは「戦争」とは言っておらず、「特別な軍事行動」と言っているよう
なので。それが「戦争」と何が違うんだという突っ込みはロシア政府にどうぞ。
いずれにしても、下記に示すシナリオを除いて、事態が長期化する可能性はあまり高くなく、せいぜい1か月内外でロシア軍が最低限の戦略目的を達成して撤収するか、それすらも果たせずに撤収するかのいずれかだろうと思います。もちろん、前者ならばロシアの「勝ち」で、後者ならば「負け」です。現時点で帰趨を予測するのはまだ難しいですが、個人的には前者となる可能性のほうが高いのではないかと思います。
さて、事態が短期間で収拾せず、長期化する可能性のあるシナリオとしては、ロシアが「勝つ」には勝ったものの、部隊を撤収できないような状況に陥った場合でしょう。ゼレンスキー政権を転覆し、ウクライナの中立化を実現したとしても、ウクライナ市民による抵抗活動が継続した場合、部隊を長期的に駐留させ続けざるを得ない状況に陥る可能性があります。そうなった場合にアフガン化するかどうかはウクライナ市民の抵抗意思の強さに依存するでしょう。
一方、もしロシアが「負け」たらどうなるでしょう。わざわざ軍を動かしたにもかかわらず、戦略目的を達成できずにすごすごと引き返すなんてことになれば、プーチン氏の威信は完全に失墜します。依然として核大国ではあり続けるでしょうが、何らかの形でツケを払わざるを得ず、プーチン氏がすぐに失脚するかどうかはともかく、鉄の統制は緩まざるを得ませんので、ロシア国内が大きな混乱に陥る可能性があります。
ここで厄介なのが、「依然として核大国であり続ける+エネルギーの大供給国であり続ける」ということで、ある程度のペナルティを加える以上の措置をとるのは難しそうです。また、たとえプーチン氏が退場したとしても、次の指導者がプーチン氏よりマシである保証はありません。つまり、ロシアが弱体化することはあっても、無力化することはできないと思います。
もちろん、プーチン氏の思惑通りに事が運んだとしても、これまで以上の経済制裁を受けることは確実なので、ロシア経済の苦境はさらに悪化します。ただ、プーチン氏がそのことを計算に入れずに行動を起こしたとは思えませんので、おそらく何らかの対策は用意しているのでしょう。それが何であるのかはよくわかりませんが。
難しいでしょうね。
起伏はそこそこある国土なんですが、アフガニスタンのような山岳地帯ではありませんから。
核兵器をちらつかせるだけで、誰も手出しができません。
もはや見殺しです。
日本人も国際政治の現実を思い知ったことでしょう。
車が立ち入れない山岳地帯だらけのアフガニスタンと穀倉地帯を成す大平原(交通路は張り巡らされている)のウクライナだと比較は難しいですね。
一応独ソ戦中にウクライナ蜂起軍なるパルチザン活動はあったようです。戦後ソ連に潰されましたが。
けっこうシュールな視点の動画です。軍人さんは常にこう考えてるんではないかの1例かもです。
オオカミ少佐のニュースチャンネル
元海上自衛隊幹部が解説】地政学・ウクライナ編【ロシア】【NATO】
https://youtu.be/GgAdvPspqNshttps://youtu.be/GgAdvPspqNs
これを見ると、中国が自国兵士損害を100万人出してまで台湾を、ロシアが300万人の自国民の犠牲を出してまで北海道を奪いに来るとは思えませんが、1000人の損害で尖閣を取れるなら中露協力するかも知れないと、妄想してしまいました。
ウクライナの方々には本当に申し訳ないのですが、あえて顰蹙を覚悟で言わせてもらいます
今回のウクライナ戦争は、台湾と中国にとっては来たるべき有事の際の絶好のシミュレーションになっていると思います
おそらく両国とも今回の事変の経緯、各国の反応や政策のデータをやっきになってかき集めて分析していることでしょう
いまウクライナは孤立無援のなか信じられないほどの粘り腰を見せています
もしゼレンスキー政権が生き延びることができれば、この奮闘ぶりは北京政府に驚異を、台湾に勇気を与えるものとなるのではないでしょうか
私はもっと酷いことを考えてまして、
今回周辺に動員したのは120大隊で、動員可能な最大限と言われています。それで一正面。兵科(戦闘部隊)のみか支援部隊込みなのか分かりませんけど、兵科のみなら15~20旅団かなぁ。
今回の戦闘によるダメージ、経済制裁によるダメージ、ウクライナ抑圧の為に追加で必要となる抑止力に割かれて、以降当面の間は80大隊位に動員能力が落ちるのではないかと感覚的に予想しています。
つまり来る台湾有事の時には地域紛争程度が限界なため、ロシアは口先介入がせいぜいになるのではないかと。尊い犠牲となったのです。
これで単独では成功の見込みが低いと蜂蜜好きな誰かさんが諦めてくれれば良いのですが、無理だろうなぁ。
はっ、まさかNATO→アメリカはそのつもりで?(陰謀論過ぎるかな)
なるほど、勝っても負けてもロシアの弱体化はさけられない、と…
これを台湾有事にあてはめることで中国へのブレーキになってくれればせめてもの救いかもしれません
しかしそうなると会計士さんがおっしゃるような中露経済圏ができたとき、中国はロシアに対して圧倒的に有利になりますね
しかも今回、政治的にはロシアに大きな貸しを作っていますし…うーん、実は中国にとってこの戦争おいしいことだらけなのかも
どちらが勝者になるのか、あるいはどのような形で決着するのか分かりませんが、このような事態を防ぐことが何故出来なかったのかという思いが強いですね。
ソ連崩壊後アメリカに裏切られ続けてきたというプーチン大統領の西側諸国に対する不信感の強さを甘く見ていたと言わざるを得ません。
過去を見れば軍事行動を起こす可能性が大きい事は予想できたはずです。
アメリカからNATOの見直しを言い出すのは難しいかも知れませんが、ドイツとフランスは明らかにロシアに対して無神経だったのでは無いかと思います。
ゼレンスキー大統領の認識も甘かったと言わざるを得ません。
台湾問題の最前線である日本は、G7諸国と歩調を合わせる事が大切ですが。
安倍さん、仲介役出来ませんかね?
今のロシアは、例えるなら泥沼の日華事変に突っ込んだ日本の様に思えます。
強い軍隊。しかし世界中が敵。
補給は覚束なく、ウクライナに隠れた物資補給があれば早晩ロ軍は立ち行かなくなるのではないか?
日本と違って資源国ですが、石油さえあれば良しとはいかない。
そこで攻撃され軍隊が失くなったロシアがどうなるか?
これは希望的観測が多分に入った予想ですが、どうなるか?
プーチンは電撃作戦のドイツを見習って早期に決着をつけたいようだが、未だウクライナ陥落とならない現状に焦ってるのかも。
独立した地域の抵抗が予想以上に大きいってことでしょうかね。