さっそく難しい舵取り迫られる立憲民主・泉健太新代表
立憲民主党の新代表に選ばれた47歳の泉健太氏は昨日、記者会見で「自民党との対決」だけでなく、国民にメッセージを届ける政党を目指す考えを示しました。ただ、肝心の日本共産党などとの選挙協力を巡っては、さっそく、難しい舵取りを迫られるでしょう。さらには、立憲民主党のこれまでの行動に照らし、泉氏が述べる方向に同党が変わることができるかどうかは微妙です。
立憲民主党の新代表
早いもので、今日からもう12月ですね。
まだ1年を総括するには早いかもしれませんが、それでも1年を振り返るにはちょうど良いタイミングかもしれません。
こうしたなか、『【速報】立憲民主党代表選は午後5時以前に実施される』でも触れたとおり、昨日は立憲民主党の代表選が行われ、47歳の泉健太氏が新代表に選ばれました。
自民党総裁選を日中に実施したことを舌鋒鋭く批判しておきながら、自分たちもキッチリと日中に代表選を実施したわけですから、立憲民主党名物の「ブーメラン」がクリーン・ヒットした格好です。
立憲・枝野氏、総裁選に「本来の仕事は国会。17時以降にやって」
―――2021年9月17日 11時26分付 朝日新聞デジタル日本語版より
それはさておき、その立憲民主党といえば、衆参両院における最大野党ではあります。しかし、10月末の衆院選では109議席だった公示前勢力を96議席に落とすなどしたため、枝野幸男・前代表が引責辞任したことにともない、代表選が行われたものです。
泉氏はまた、昨年9月の立憲民主党再結党時に国民民主党から参加し、当時の代表選で枝野氏に挑戦したものの敗れており、政調会長などを経て1年越しで代表に選ばれた格好です。
なかなか良いことを述べる泉氏(実現できるかどうかは別として)
その泉氏の記者会見の要約版が、立憲民主党のウェブサイトに掲載されていました。
【代表選挙】「互いを最も分かり合えているのが今の環境ではないか」代表選出を受け、記者会見で泉健太新代表
―――2021/11/30付 立憲民主党HPより
これによると、泉氏はまず、「旧・立憲民主党」「旧・国民民主党」の垣根をなくすことに言及。
また、新執行部の人事についても、代表選に出馬した3人に執行役員会の構成メンバー入りを打診するほか、公約通り執行役員会のメンバーの半分を女性にするなどを目指し、役員構想を練っている、としています。
さらには、立憲民主党を巡っては、「自民党と戦っている政党」というイメージがもたれてきたことを認めつつも、「原点は国民の皆さまに何をお届けするかということが大事」として、国民に対する説明、発信を強化すると述べたのだとか。
「執行役員会のメンバーの半数を女性に」、などの目標についてはさておき、泉氏の発言が、「自民党の揚げ足ばかり取る」のではなく、国民に向けて政策をしっかりと訴えかけていくという前向きなものであると捉えるならば、このこと自体は大変に歓迎すべきです。
当ウェブサイトではこれまで、各政党をレストランにたとえた際、「『立憲民主食堂』はメニューに『自民食堂』の悪口しか書いていないようなものだ」と申し上げてきたのですが、やっと自前のメニューを整備するということであれば、そのこと自体は良い話でしょう。
ただし、立憲民主党という政党がこれまでになしてきた「諸悪業」を思い出してみると、泉氏がいうような政党への「脱皮」ができるのかどうかについては、個人的にはかなり疑問ではありますが…。
選挙協力の「総括」、簡単にできますかね?
なにより、泉氏の発言を眺めていて、シンプルに「舵取りが難しい」と思えるのが、日本共産党などとの閣外協力を含む政策合意でしょう。
これについて立憲民主党ウェブサイトには、こんなことが書かれています。
「総選挙の際に結ばれた日本共産党、社会民主党、れいわ新選組の野党4党と市民連合との合意については『先の総選挙、政権選択選挙に持ち込むということについては本当に多くの方に努力をいただきましたし、特に他の政党の皆さまには本当に感謝を申し上げたいと思います。ただ今回の選挙は、想定をしていた結果を出すことができなかった選挙です。単に継続ということではなく、やはりよくよくまずはどの党がどうだったという事以上に、まず党として自らしっかり総括をせねばならないと思っております。その中で今後の事は考えていきたい』と述べました」。
…。
「選挙結果を党としてしっかり総括しなければならない」という点は間違っていませんが、それと同時に『連合新会長が立憲民主に「共産と閣外協力あり得ない」』などでも触れたとおり、日本共産党とは政権樹立の暁には閣外協力で合意しています。
泉氏が言うとおり、たしかに「選挙の際の協定」に過ぎない、という見方もできなくはありませんが、少なくともこの言い方だと、立憲民主党との選挙協力に応じた日本共産党などの政党にとっては「騙し討ち」に見えなくもありません。
さらには、『「10年後」が見通せない日本共産党の「党員高齢化」』でも述べたとおり、日本共産党にとっては立憲民主党との選挙協力をやめるつもりはなさそうであり、このあたりの調整をどうつけていくのか、さっそく泉氏はかなり難しい舵取りを迫られるでしょう。
いずれにせよ、まずは泉氏のお手並みを拝見したいと思う次第です。
(※もっとも、その前に泉氏が立憲民主党の分裂を回避することができるかという点は、隠れたテーマといえるかもしれませんが…。)
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
なるほど党首の公約が出身地の垣根を無くすことか
それで外国人に選挙権をあげるのかな?
>(※もっとも、その前に泉氏が立憲民主党の分裂を回避することができるかという点は、隠れたテーマといえるかもしれませんが…。)
立憲民主党が分裂し、国民民主党への合流組と立憲共産党の立ち上げ組に分かれてくれれば、色々と良いのではないかと。
泉氏の政策を訴えるという理想は難しい気がします。多数の有能な議員が愛想を尽かして去ってしまってます。政策を語れる議員の顔が思いつきません。
立憲内の左の方々は今はおとなしくても、しばらくすればどうせ執行部の突き上げとかサボタージュとか始めるんでしょう。
今回小選挙区で当選した議員は共闘に前向きだと思います。次の参院選はわかりませんが、衆院選前までには騒ぐんじゃないですかね。
単なる勘繰りです。
党員票でも議員票でもトップなんですよね。そこだけ見ると結構盤石そうに見えるけど。
泉氏は、立憲共産党にしてはマトモな部類だと思いますので、政権与党の邪魔や国民セカンド
というスタンスが中途半端にならないか心配です。
自民 進歩保守
維新 改革保守
国民 改革中道
立憲 売国左翼⇒これが少しは変わるのか?まあ変わらないでしょうね
共産 ○チガイ
日本に保守政党と呼べる政党は存在しません.
自民党議員の大半の主義主張は世界基準で見れば十分過ぎるほどリベラルです.もちろん少数ならば自民党議員に保守と呼べる方々もいますが,大半の自民党議員はリベラルと呼ぶべきでしょう.
また維新は単なる新自由主義者の集まりです.
現代日本の政治に関する議論の殆どが自民党の位置づけを保守政党にすることからスタートしているので,それら日本政治の議論が奇妙で的外れになるのだと個人的には考えています.
犬HK様
忘れ物がありますよ。
公明 オ○ルト
社民 北 朝 鮮
れいわ 中 核 派
この泉健太って人、一見まともだけど、原発ゼロや移民拡大路線とか主張してたり、「民主党日韓議員交流委員会」や「北京オリンピックを支援する議員の会」に所属してるわりとヤベーやつだぞ。
むしろレンフォーとか枝のとかと違ってガワを取り繕う能力がある分、厄介そうとかもある。
立憲民主党の左傾化に歯止めがかかりそうなことは歓迎ですね。しかし、党勢の退潮が止まらないようだと、また分裂騒ぎに繋がりそうですね。
まさしく展開が楽しみです。
選挙の総括は「科学的な分析」をするそうだったけど、分析結果はまだかな。
今後は、大人しくしてる連中次第だから、良く分からないですね。
「これからは自民と戦う政党というイメージよりも、国民への発信を大事にしなきゃ……よし、発信するぞ!」
「私 達 は 自 民 と 戦 い ま す !!!」
冗談ですが当たりそうで嫌です。民主党絡みの話題は大喜利にしかならないなぁ……
「自民党と戦っている政党」というイメージ??
「自民党に逆らっている政党」という国民のイメージでしょうね。
反抗期のイメージがあります。
馬鹿馬鹿しい話なのですが、この方に、ちょっと大きめの警察官の帽子をかぶって、つま先立ちで横向いてもらいたいと思うのは、私だけでしょうか?
北海道出身の立憲民主党代表。
旭川女子高生の暴力に伴う殺人事件も忘れずに対処してくださいね。
まさかサンフランシスコの様な10万円以下は罪に問わなくする?
LGBTとかBLMとか大好きのようですから
毎度、バカバカしいお話を。
立憲の枝野前党首が、「俺も、泉新党首の言っていることを、やりたかったが、党内の諸事情で出来なかったんだ」と言っているんだって。
おあとが、よろしくないようで。
蛇足ですが、業績不振で解任された社長は、全員、同じことを言っているのではないでしょうか。
まともでない人がまともな人の振りをするのは疲れます。慣れないことは往々にして上手くいないものです。
ドラッカーも弱みは何も生まない強みに着目せよと言っています。立憲よ、本能に従ってもりかけを追求しなさい。むしろ立憲からもりかけを取ったら何が残るというのだろう。
森友に根をおろし、加計学園とともに生きよう。ジェンダーとともに冬を越え、桜の会とともに春を歌おう”。どんなに泉代表が正論を吐き、たくさんの市民活動家を操っても、立憲の魂であるモリカケから離れては生きられないのが分からないのだろうか。
ここは先例もあることですし、民進党のように政党解散なさったら?
共産党の
国民への約束だから
ってモノ言いは
トラブル解消のために、裏でヤクザを使った「過去」をネタにいつまでもユスリ、タカリを仕掛けるのと変わらんな