岸田「首相」への不安と期待、そして新時代という希望
昨日、自民党総裁選が行われ、岸田文雄・元外相が当選し、事実上の次期首相に決まりました。来月4日には岸田文雄首相が誕生する見込みですが、その岸田政権は前途多難でもあります。本稿では「岸田新首相」に対する不安と期待、そして自民党総裁選や最大野党・立憲民主党の「劣化」から垣間見える、新しい日本に対するほのかな希望についての雑感を綴っておきたいと思います。
目次
岸田文雄首相誕生へ
岸田新首相のもとで、すぐに衆院選に突入
『【速報】自民党総裁選を制し、「岸田文雄首相」誕生へ』でも報告したとおり、昨日の自民党総裁選を制したのは岸田文雄・元外相でした。
おそらく、菅義偉総理大臣は来週月曜日、10月4日の臨時国会の当日に辞任(内閣総辞職)し、その後は首班指名選挙で自民党新総裁である岸田文雄氏が首相に指名されるのでしょう。したがって、岸田氏としては勝利の余韻に浸る間もなく、これからただちに組閣を考えなければなりません。
ただ、岸田「首相」が衆議院を解散するのかどうかはわかりませんが、どのみち衆議院の任期は10月21日に到来してしまいますので、所信表明演説や質疑などを行っていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、すぐに総選挙モードに突入します。
個人的には、自民党が現有勢力(大島理森議長を含めて276議席)、あるいは前回、2017年10月22日に安倍晋三総理大臣のもとで行われた総選挙での獲得議席(284議席)を維持するのか、割り込むのかについては、これからの情勢をじっくりと見てみる必要がありそうだと考えています。
「自公あわせて過半数」という、大変後ろ向きな目標
ところで、個人的には「新首相」就任のご祝儀として、自民党にはある程度の追い風も吹くのではないかとひそかに期待しているのですが、それを岸田氏がどれだけ取り込みに行けるのかは疑問です。というのも、岸田「次期首相」は衆院選の勝敗ラインを「与党で過半数」にまで引き下げてしまったようだからです。
衆院選の勝敗ライン「与党で過半数」 岸田新総裁
―――2021年9月29日 19:00付 日本経済新聞電子版より
「自公あわせて過半数」といえば、全465議席のうち、自公で233議席です。
公明党が前回並みに29議席を取るとしたら、自民党は204議席で良い、という話です。現有勢力から72議席、前回獲得議席からは80議席も減らして良い、とおっしゃっているのと同じです。
ずいぶんと後ろ向きですね。
菅義偉総理が「捨て身」で自民党総裁選への不出馬を表明し、自民党の議席が激減するのを防ごうとしてくれた※著者私見)というのに、なんだかガッカリです。
岸田首相が「アレ」でも…
もっとも、『韓国メディア「河野首相なら輸出規制解除されるか?」』でも報告しましたが、正直、もともと日本の首相には強い権限はありません。
麻生総理、安倍総理、菅総理のような、ある種卓越した指導力を発揮したリーダーならばいざ知らず、あるいは鳩山由紀夫元首相、菅直人元首相のような、ある種突き抜けた破壊力を有する愚劣なリーダーならいざ知らず、基本的に「平均的な人材」であれば、あまり強い個性を出すことはありません(著者私見)。
もちろん、岸田新首相のもとで、財務省あたりが今度は「消費税15%」、「環境税」などを画策し始める可能性には十分な注意が必要でしょうし、外務省あたりが「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を後退させようとして来る可能性もなきにしもあらず、です。
しかし、日本型のチームプレイをするのであれば、岸田新首相自身が「アレ」でも、ちゃんとした人材をちゃんとしたポストに配置すれば、いちおう、それなりに仕事はできるはず。
ひとつ懸念しているのは、岸田新首相が中韓などに対し弱腰なのではないか、脇が甘いのではないか、といった点ですが、これにしても安倍総理や菅総理が「国際法を破っているのは韓国の側」などとしつこいほど言い続けていたことを踏まえれば、岸田氏としても変なことはできない、と期待したいところです。
なにより、『近隣国重視から価値重視へ:菅総理が日本外交を変えた』でも指摘したとおり、安倍・菅両総理が進めたFOIP構想自体、「対中牽制」が動機にあることはたしかですが、もっと重要な効果は自由主義国同士の「内部牽制」を高めることにあります。
岸田新首相が中国に対し弱腰を示すあまり、FOIPクアッドから抜ける、などと宣言しようとしても、米、豪、印の各国はそれを許さないでしょうし、もし日本がFOIPクアッドから脱退しようとしたら、これらの3ヵ国は全力で日本を説得するはずです(これこそ、まさに菅総理の功績です)。
また、中国がTPP11に加入申請をしていることは事実ですが(『大事な友人・台湾のTPP参加を日本が支援すべき理由』等参照)、TPPへの新規参加には加盟国すべての一致が必要であり、岸田新首相が中国に対しておもねろうとしても、他の参加国がやすやすとそれを許すとも思えません。
だいいち、岸田新首相としても、自身を第100代首相に押し上げるのに寄与した高市早苗衆議院議員などを、無碍に扱うことはできません。
いずれにせよ、「岸田文雄内閣」の布陣は10月4日に明らかになります。
岸田新首相が「レジ袋セクシー」で馬脚を現した某環境相をどう処遇するか、副総理兼財相として安倍・菅両総理を支えつつも、アベノミクスを腰折れさせた犯人でもある麻生総理をどう処遇するか、など、興味深い点は多数あるのです。
総裁選あれこれ
ついでに、今回の自民党総裁選についての雑感についてもお伝えしておきたいと思います。
まず、高市早苗氏に関しては、総裁選では予想外に議員票が伸び、議員票だけで見れば河野氏の86票を上回る114票を獲得していたことなどを見ると、岸田氏の「次の総理」としての可能性は十分にありそうです。
日本の新聞、テレビを中心とするマスメディア(というよりも「オールドメディア」)は高市氏を、存在を無視するかのごとく扱いましたが、世の中のインターネット化が進展するなか、高市氏の発言、考え方は、多くの人の目に触れたはずです。
もちろん、個人的には、高市氏に対しては「総理に就任しても靖国神社に参拝する」と公言している点など、若干、「中韓の罠」に嵌められそうになる危うさを孕んでいるとは思いますし、第一次安倍内閣のときのように、メディアが仕掛けるスキャンダルで失脚する可能性もあると考えています。
その意味では、3年後の方が、今よりもインターネットの社会的影響力は増しているでしょうし、高市氏が今後、「次期総理」を意識して動くことで、総理に就任する際の心構えなどもできて来るならば、結果として今回の総裁選は高市氏自身にとって悪い結果ではなかったのかもしれません。
その一方、河野太郎氏に関していえば、あれだけオールドメディアが「支持率No1」などと持て囃したにも関わらず、決選投票の前の時点で、すでに国会議員票では高市氏に負けて第3位に留まっていました。党員票に関しても169票で1位だったものの、それでも過半数(192票)に届きませんでした。
事実上、オールドメディアからほぼ「無視」された高市氏が、党員票で74票と、岸田氏の110票に迫っていたこともあわせて考えるならば、たとえば2018年に安倍総理と石破茂氏が争った総裁選のころと比べ、オールドメディアの社会的影響力がさらに低下している証拠なのかもしれません。
「アンチ自民党」としての立憲民主党
自民党にとっては敵失が大きすぎる?立憲民主党は「劣化民主党」
さて、個人的な懸念を申し上げるなら、岸田新首相が自民党の「選挙の顔」としてどれだけ力を発揮するかという点に加え、さっそく、自身で獲得議席数のハードルを下げてしまったように見えてしまうあたり、どうも最初から疑念を抱く行動も多々あります。
ただ、自民党支持者にとっては、この件についてはさほど心配する必要もないのかもしれません。
「敵失」が予想以上に期待できるかもしれないからです。
先日の『菅総理続投というシナリオが狂って大慌ての立憲民主党』でも取り上げましたが、どうも立憲民主党の側には、菅義偉総理大臣が「続投する」ことを念頭に、選挙戦略を練っていた(?)というフシがあるからです。
いや、「戦略を練る」という大層なものではなく、国民に不人気な(?)菅総理の続投を念頭に、「菅政権でコロナ対策が失敗したじゃないか」、などとひたすら政権批判を続けることで、自民党に対する批判票を取り込む、といったレベルだと思います。
以前から当ウェブサイトで指摘しているとおり、立憲民主党の「政権公約」(…なのかなぁ…)っぽいものを眺めていると、2009年8月の総選挙で勝利した旧民主党のマニフェストと比べ、ずいぶんと劣化が激しいと思わざるを得ません。
もちろん、当時の民主党のマニフェストに対しても、一部のネットユーザーの間からは、「詐欺フェストではないか」という指摘もあったのですが(※著者自身の記憶による)、しかし、大方の有権者はこの「マニフェスト」などに騙され、民主党に投票したのです。
言い換えれば、当時の民主党のマニフェストには、(詐欺的なものもあったとはいえ)有権者を惹きつけるだけの力があったわけですが、現在の立憲民主党の「政権公約っぽいなにか」には、そうした力がまったく感じられないのです。
枝野さんのブーメラン発言
もちろん、立憲民主党の政権公約のすべてがダメだ、とまで断言するつもりはありません。
あくまでも個人的主観に基づけば、『立憲民主党の目玉公約「減税」潰しを自民党に期待する』でも触れたとおり、あえて有権者に「刺さりそうな」目玉公約(?)があるとしたら、「1000万円以下の層に対する所得税の実質免除と低所得者への給付金」、「時限的な5%の消費税減税」を挙げることができます。
どうやってそれを実現するのか、立憲民主党の党内で税法のどこを改正すれば良いのか、ちゃんとしたシミュレーションができているとも思えませんが、そこはとりあえず脇に置きましょう(多くの場合、租税の時限措置は基本的に租税特別措置法などで対応しますが、特措の条文を作成する能力が彼らにあるのでしょうか)。
言い換えれば、現時点における立憲民主党の「目玉」となり得る公約はこれくらいであり、それ以外にはどうも多数の国民が望んでいるとは思えないような項目ばかり、というわけです(『菅総理続投というシナリオが狂って大慌ての立憲民主党』等参照)。
そんな立憲民主党ですが、新総裁選出を受け、さっそく、枝野幸男代表が発言をされたようです。
「自民党は変わらない。変われない」新総裁選出を受けて、枝野代表
―――2021年9月29日付 立憲民主党HPより
立憲民主党ウェブサイトによると、枝野氏は29日、まずは岸田文雄氏が新総裁に選ばれたことについて祝意を述べつつ、4日召集の臨時国会で第100代首相に選ばれる見通しであることから、次のように注文を付けたのだそうです。
「新しい政府として、しっかりと説明責任を果たしてもらいたい。国会論戦の中で、どういう政権を作り、どういう社会を目指すのかを国民の前で互いにぶつけあいたい」。
はて?
立憲民主党が与党になった際、どういう政権を作り、どういう社会を目指すのか、ハッキリ示されているのでしょうか?枝野氏ご自身が提示なさる「政権取ったらこれをやる」シリーズを読んでも、そのあたりがまったく見えてこないのは、気のせいでしょうか?
相変わらずの「ブーメラン」、というわけです。
自民党に対する批判のみで戦おうとする枝野氏
また、記者団からは、岸田次期首相が掲げた「新自由主義からの脱却」など、「一部の政策が立憲民主党と重なるのではないか」、「どのように総選挙に臨むのか」などの質問があったのだそうですが、これに対して枝野代表はこう述べたのだそうです。
「新総裁として、安倍・菅政権と何がどう違うのか、説明してもらうことが最初だ。残念ながら、ここまで見ていると『自民党は変わらない』『自民党は変われない』ことを示した新総裁の選出だと思う。まずは安倍・菅政権の何を否定するのか。特に国民生活を疲弊し、結果的に株価だけで経済を低迷させてきたアベノミクスを否定するのか、それともこれを肯定するのか。そのことについて明確に示してもらうことが必要だ」。
…。
本当に、自民党に対する批判しかありません。
もちろん、当ウェブサイトとしても、岸田次期首相がおっしゃる「日本型資本主義」が何なのか、いまひとつピンとこないという点については賛同します。また、アベノミクスが金融政策一本足打法で、副総理兼財相の麻生総理の抵抗のためか、肝心の財政政策に強いブレーキが踏まれていたことは認めなければなりません。
ただ、2度に及ぶ消費税の増税法案を提出したのは、枝野氏が所属する立憲民主党の「前身の前身」である民主党の野田佳彦首相(当時)だったことを、よもや忘れたとは言わせません。
さらに驚くのは、来る総選挙で立憲民主党が何を重点的にアピールするかという質問に対する、枝野代表のこんな趣旨の回答です。
- ①これまでコロナ対策で失敗を積み重ねて、たくさんの命が失われ、しかも自宅で放置されて失われている方までいる。そして多くの事業者が事業を続けられず、支援を受けられずにどんどん廃業を余儀なくされている。こうしたコロナ対策をどう転換するのか。そして第6波にどう備えていくのか。
- ②株価を上げただけで国民生活を豊かにしないどころか、潜在成長力まで落としてしまったアベノミクスの失敗をどう転換するのか。
- ③森友、加計、桜を見る会に代表される隠蔽、改竄をどう情報公開するのか。そうした体質改善が図られるのかどうか。
…。
要するに、「自民党に対する3つの批判で戦っていきたい」、というのが枝野氏の方針なのでしょう。
例の「メニューを開いても隣の食堂の悪口しか書いていないレストラン」のようなものですね。
安住氏「初日に内閣不信任案も」
一方で、産経ニュースには昨日午後、こんな記事も掲載されていました。
立民「初日に内閣不信任案も」 十分な国会質疑要求
―――2021/9/29 12:44付 産経ニュースより
記事の時間でわかるとおり、まだ自民党新総裁が決まっていない時点での話題です。
これによると、立憲民主党の安住淳国対委員長は29日、国会内で記者団に対し、臨時国会に関しては「予算委員会の開催を含む十分な質疑時間を確保するよう与党に要求する」、などと述べたのだそうです。
さらに驚くことに、産経によれば、こんなことも述べたのだとか。
「理不尽なことをすれば(臨時国会の)初日に内閣不信任決議案提出もあり得る。徹底抗戦する」。
何だか、凄い話ですね(※「理不尽なこと」とは、立憲民主党さんの普段の行為のことじゃないかと思ってしまいますが…)。
一般に、首班指名の臨時国会に先立って、内閣は総辞職します。
1年前の安倍総理がそうでしたし、おそらく菅総理もそうするでしょう。
前の内閣が総辞職した直後、次の内閣が発足するという臨時国会初日のタイミングで、どうやって不信任案を提出するというのでしょうか。不信任の対象者は菅総理でしょうか?岸田新首相でしょうか?
不信任案が提出されたら、それこそ岸田新首相が、所信表明演説も行わず、即座に衆院解散で対抗しそうなものです(※もっとも、そんなことが国会の慣例上あり得るのかについては、よくわかりませんが…)。
国民の敵と対峙する
いずれにせよ、当ウェブサイトとしては、とりあえずは岸田文雄新首相がどう動くかについて見てみたいと思いますし、あわせて日本社会における「もっと本質的な問題」については、むしろこれからが正念場でしょう。
当ウェブサイトで以前から申し上げているとおり、日本社会を悪くしているのは、「自由・民主主義の原則」から逸脱した存在、すなわち「国民の敵」――とりわけ、官僚、オールドメディア、野党議員――です。「利権勢力」と言い換えても良いでしょう。
国民の敵とは?
自由・民主主義から逸脱した存在であって、少なくとも次のいずれかに該当する存在
- ①自由経済競争で勝ち残ったわけでもないくせに、不当に大きな社会的影響力を握り、日本の国益を毀損している存在
- ②有権者から選挙で選ばれたわけでもないくせに、不当に大きな政治的権力を握り、日本の国益を毀損している存在
(【出所】著者作成)
そして、これらの一角を占めているオールドメディア、野党議員の社会的影響力、政治的権力が薄まれば薄まるほど、日本社会も少しずつ良くなっていくのではないでしょうか。
その意味では、自民党総裁選ではオールドメディアの社会的影響力の減退を、立憲民主党の動きからは「利権野党」の劣化をうかがい知ることができた、といえるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
不安を払拭するために、例えば
外務大臣=高市早苗
防衛大臣=青山繁晴
といった組閣を願いたいところですが、岸田さんじゃ無理かなぁ。
イーシャさま
韓国制裁担当大臣は、安倍さんじゃ無くて、トヨトミさんが適任ニダ。
総裁選中に政策論争を国民に見せつけて、自民党は一枚岩に戻るでしょう。
えだのんの主張の問題は、立民は「悪夢の民主党」からポッポが抜けただけ、共産党に至ってはC氏がずっと続いています。
その上、自民党は変化しており、変わらないといけない理由として、「政治が変わらない」からしか有りません。
政権が変わっても、「悪夢の民主党」と「共産党」のセットになるので有れば、良い事が起こるとは到底思えません。
今回はどうせ口だけ不信任案でしょう。
自民党は、一日も早い解散が有利だと思います。
岸田首相がFOIP抜ける可能性はほとんどないと思われる
これまでの枠組みを維持して目新しいことは何もしないだろうから
細かいことをすみません。
文中、「岸田氏の「次の総理」としての可能性は十分にありそうです。」←ココは岸田氏では無く、高市早苗氏ではないでしょうか?
岸田さんに一番期待するのは、一階と三階の間で蠢く妖怪を退治すること。
岸田さんは、麻生さんじゃないですが少々口が軽いのが心配です。
早速やってくれていますが・・・・
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2010835.html
>>テレビは見れていませんが、『鬼滅の刃』は全巻読破しました。好きなキャラクターは、猗窩座です。
いま、猗窩座おしするのはどうなのか
せめて総選挙後にするくらいの判断はしてほしい。
少なくとも河野よりは重鎮の意見を聞く(暴走しない意味で)でしょうし、二階の影響は退けるでしょうから、党内のまとまりとしてはあまり心配はないですが、対財務官僚がどうでしょうかね。そこが少し心配です。しかし、党内にも高市氏が語っていたPB凍結論もあるでしょうし、ゴリゴリの増税路線も考えにくく、結局大きな変化はなさそうに思えますが。
岸田さん人が好さそうなので、財務省や特亜の口車に乗せらせそうで心配です。
隣国に対しては安倍さん、菅さんのように対応して欲しいです。話をよく聞くなんて言わないでね。
総選挙も過半数維持など、なんと無欲な人でしょう。先が思いやられる。
次ダブル選挙などにならないことを願っています。
安倍さん、高市さん、新総裁総理を支えてください。
誰が総裁になったとしても「自民党は変わらない。変われない。」的なことをほざいたはず。
結局、これまでどおり叩かせてもらう、という宣言をしたかっただけ。
立民ら野党も変わらないし、変われない。
岸田さんの「衆院選の勝敗ライン/与党で過半数」は弱腰すぎますが、野党が雑魚であり続ける限り自民は安泰でしょう。
今回の総裁選で、最も評価をあげた(再確認させた)のは安倍元首相ではないでしょうか。岸田VS河野では岸田に勝ち目が薄いと判断し、第一回目で高市を担ぎ出し、ブームを河野に寄せなかったこと。二階派による高市寄せ→2位を警戒し、投票直前27日の安倍二階会談で同派を一回目から岸田乗りに変更させたこと(政治評論家の田崎氏情報)。もとより政策立案力や遂行力には定評がありますが(FOIPもそう)、政局への対応も完璧です。3回目の登板も期待したい。岸田さんは、無難で安定感もあるでしょうが、改革は期待薄でしょうね。高市さんは、今回の人事では登用されると思いますが、細田派(安倍派になるでしょうが)の後継争いは、下村・稲田・世耕の方々の嫉視もあり、一度退会された身としては容易ではないと思います。
田崎氏ですか、、、見てきたような何とやら。
自分の事前予想を基準にして答え合わせするとそのようなストーリーになるのででしょうね。
評論家って元々の自分の予想が間違っていたとは思わないのでしょうか?
岸田さんは、とても酒豪だそうで。
そうゆうシーンだけ飲んでもらい盛り上げ(これはこれで大事)、
実務は他の人にお願いして欲しい。。
あ、防衛省大臣は岸さん続投希望。
経験からすると、「人の話をよく聞く」人は沢山見てきました。人の話をよく聞くから敵を作ることも少なく人気もそこそこあり、上司としても望ましいでしょう。しかし日本の大企業の人事システムは癖の強い人よりこのような争いを回避しながら八方美人的な人を出世させ会社の幹部としてきたために、現代の日本企業の停滞を招いていると考えています。
また、「人の話をよく聞きたがる」人は、実はある解決すべき問題に関して情報量が90%程度まで集まらねば結論を出せない傾向があります。従来路線の延長線上を走るだけならこのような資質の人が望ましいとも言えます。しかし、海図のない世界で進路を見定めて航路を決めねばならないような状況では、情報量が20%程度でも急を要し部下に指示を出さねばならないことが多々あります。このような時「人の話をよく聞きたがる」人でなかなか決断がつかず、優柔不断、日和見に見えて役立たずの人を何人も見てきました。
政治の世界はビジネスの世界とは違うのかもしれませんが、願わくば新首相は長所の裏返しである短所をも克服して緊急の時にも指導力を発揮していってもらいたいと祈っています。
(素人の思いつきですが)自民党はAKG48方式を使っているのではないでしょうか。つまり、AKG(自民党)が好きでなくても、AKGの誰(自民党の誰)は推している。AKGセンター選挙(自民党総裁選)で、センター(総裁)だけでなく、2番手、3番手の立ち位置も決める。ということです。
駄文にて失礼しました。
typoかと思いましたが、繰り返しているので本気で間違って記憶している可能性がw
AKGの製品はいつか買ってみたいと思いつつ縁が無い…。
そのいつか買ってみたいと思われているのは、カラシニコフのGUNのことですかいの?
AKGのヘッドホンをかつて持っていましたが、ヨーロッパのオーディオは高音がかなり強調されていて、自分には馴染みづらいかったです。でも、高音が聞き取れない老人耳となった現在はちょうどよい加減かもしれません。
すみません。誤字でした。芸能界にうといもので。
AKG→AKB
岸田氏は総裁選候補者を処遇すると明言してますので、河野・高市・野田氏は閣僚か党役員に入るのでしょうが、それらの取り巻きをどこまで入れるのか。
「いい人ぶり」を発揮してセクシー相再任とかゲル防衛相とか、ガッカリするような人事をやりそうな予感が多少なくはないです。流石にゲル入閣はないかな。
民主党界隈の劣化は、野党第一党が枝野商店になってから拍車がかかっていると思います。元官僚などの優秀な議員もいたはずなのに、ほとんど表に顔を出すことがなくなりました。党幹部に出てくるのも政策議員ではなく口先議員ばかりです。
枝野独裁の下、党内の衆知を集約するプロセスはないのでしょう。
立憲は、枝野氏個人の素養を超えるパフォーマンスを発揮できない党になっていると思います。それを許している立憲議員も同罪です。
>岸田氏は総裁選候補者を処遇すると明言してますので
「岸田氏は総裁選候補者を処すると明言してますので」
と空目した私。
お手打ちですかね。w
岸田氏も「処する」と言い切るくらいのところがあると、皆びっくりするんでしょうが。
最近はいい吹っ切れ方をしてるとは思いますが。
高市さんでなかったのは残念ですが、岸田さんはバイデンさん同様、韓国に煮え湯を飲まされて悔しい思いをした人ですから、甘い顔をすることはないと思っています。
日本の野党は自滅まっしぐらなので、与党が下野することは無いと思っていますが、欧州の西側筆頭のドイツ、混沌としているなぁ、とても危うい感じがします。
この約2年のコロナ禍で強く思ったのは、メディアの偏向報道などによるメディア禍です。
組閣に関して、外務大臣、防衛大臣、財務大臣などの花形大臣は言うに及ばずですが、私が今回の組閣で注目したいのは、総務大臣と国交大臣が誰になるかです。
総務大臣は、是非また、高市氏になっていただき、大ナタを期待したいです。大ナタまでなくても、法律を厳格に運用して頂ければそれでいいかなとも思います。
(同じ人が、間をあけて2回できるかは分かりませんが・・・)
そういう意味だと、融通の利かない河野氏なんかもいいかもしれません。
国交大臣は、そろそろ公明党の利権を切り離して、尖閣諸島警備の海上保安庁の負担軽減など、中国への忖度をやめて頂きたい。できれば、小野寺さんあたりになってもらうといいんじゃないかと思ってます。
いずれにしてもちょっとだけ、期待したいと思います。
以下、つまらない駄文感想ですが…。
枝野氏自身は、中道っぽいので(選挙対策でしょうが練馬や千葉の自衛隊基地祭に毎回来る)党が中韓(というか韓主体か?)に調略、浸食されてるのを見て、出来そうもない話を並べ立てるピエロな役回りも感じます(自民、保守に間接的に援護射撃している、まあもちろん買い被りですw)。
が…やはり単純にブログ主様が言われるように議員利権にしがみ付いているだけかもしれません(年収2000万の濡れ手に粟)。
いつだったか、テレビ生放送討論番組で当時の民主党入党前の辻元清美氏に米国債売り浴びせて市場を混乱させるような話題を振って、やや否定的に揶揄するように辻元清美氏に話しかけてたのを覚えてます(完全な反日反米では無いと感じた)。
一応司法試験通ってるインテリなので、そんなに頭悪く無いと思うのですが(司法試験合格、東大で医師免許取得な前新潟県知事氏がアレなので学歴はアテにもなりませんが…w C位氏も鳩氏も東大)。
立民のグダグダ振りは、前原誠司氏ほか松下政経塾出身者が抜けたから?とか…、と思い調べてみたら…、野田佳彦氏は顧問だし、玄葉光一郎氏あたりは立民副代表だし…。なんだよ福山哲郎氏、原口一博氏もだよw
(民主党政権中枢だったことでいろいろ貶される松下政経塾ですが、我らが高市早苗氏、小野寺五典氏、山田宏氏や、丸山穂高氏、伊藤達也-河野氏発起人も卒業生だったりする…)。
書いてて、全部私自身が否定してて、それこそグダグダw
駄文ばかりで申し訳ございません m(_ _ )m
自営業、年によっては機械導入などで所得税がかからないあたりに調整して経営してますと、所得税免除と言われましてもイマイチ。なんなら財布の紐締めてその年はなるべく投資やめて黒字にしておいて、必要なものは免除終了後にまわして……とかやったらむしろ消費停滞しませんかね。そもそも本当の貧困層は所得税がかかっていないか少額で利が薄い。
弱者の味方なのか中流層の味方なのか……少なくとも経営者のことは見ていないようで。皆が皆、不労所得2千万円なわけではないのですよ、枝野ん。
というか「低所得層の所得税」の時点で税収としてはすごい少額な気がしますが……寒天ゼリーのカロリー10%OFF!!みたいな。
消費が増えて日本経済全体に対する起爆剤になるよ、一見不公平でも長期的には全国民に利益が出るよ、というような根拠でもあれば良いのですがね。
岸田さんもまだまだ安心して政権運営できそうですね。
新宿会計士様含むここでこの話をするのは歓迎されないでしょうが、野党の左巻きの劣化ぶりは周知のところでしたが、個人的にはそれ以上に自民党内含む一部右派の外道ぶりが目に余る選挙戦だったと思います。
高市氏が恐らくは敗軍の将となることはある程度見通していながら、「他候補への誹謗中傷や恫喝や脅迫によって確保される高市支持など私は要りません。」とまで言い切っているにもかかわらず、河野氏に対する誹謗中傷、もっと言うと自国第一主義以外認めないために重箱の隅をつつく糾弾の数々を良しと思っているなら、それは間違っている。少なくとも自由と民主主義を愛するやり方ではないし、国民の為の党の在り方ではないだろう。
無論それが悪意から来ているとは思っていませんが、我々が我々らしくありたいように世界の全てがそれぞれらしくありたい以上、文明・文化・行動様式の衝突は起こり得ることであって、その中で我らの意を通せれば良く、異なる考え方を排除するのが日本の目指すあり方とは到底思えない。
幸い岸田新総裁は人望厚く、他人の意見を取り入れつつ肝心なところは曲げないであろうことは、これまでの安倍一強政治の中で戦ってきて生き残って総裁の座を掴み取ったことが証明しているので、色々な意見を取り入れつつ政策を進めてくれることを期待します。
石破氏は「国会議員票が思うように伸びなかった。なんでこんな落差が生ずるのか。党全体として考えなければいけない」と述べた。この期に及んであまりにも彼らしい発言でびっくり。一生一人で考えてろ、ばーーーー〇。
岸田新総裁の「与党で過半数」表明、
実質的に「憲法改正論議は緩やかに先送りします」宣言と聞こえまシタ
“アタリサワリナイヨウソーットヤリスゴス”おつもりなんでしょうかねぇ?
マスゴミは、民意が反映されない総裁選であるかの様に主張してました。
まるで、自民党の国会議員は、どこかの軍事独裁政権の様に、民意とは無関係に権力者から任命されるかの如し。
しかし、実際には、自民党の国会議員と雖も、民意で選ばれた人達です。
自民党総裁選を換言すれば、現在の民意と、少し以前(と言っても直近の国政選挙だから古くは無い)が反映される選挙です。
現在の民意だけで選ばないのは、国民が熱病の様に何かにうかされる、というか、すぐにメッキが剥げる様な嘘の蔓延で、誤った総裁が選ばれてしまう事を無くす、優れた方式です。
もっとも、マスゴミは、すぐにメッキが剥げる様なフェイクニュースで国民を騙し、トンデモ系の人物を当選させたいと企んでいるので、熱病が効かない方式には大反対なのでしょうけど。
岸田新総裁には期待してます。高市氏を副総理級で厚遇して下さい。河野氏はワクチン担当で留任、岸氏も防衛相で留任、を御願いしたいですね。小泉氏は、せいぜい少子化担当辺りで御願いしたい。
岸田氏は人が好過ぎて、中韓の罠に嵌りそうなので、単独では訪中・訪韓・訪朝せず、常に高市氏を帯同させるとかして頂ければと願ってます。
早速ニダーの元売春婦から新総裁に注文が。
『イ・ヨンソの祖母「岸田、河野談話は受け継がれるべきだ。私は歴史の山の証人です」』
https://news.v.daum.net/v/20210929195827827
>「私は河野会談以来、日本の首相が15回変わるのを見てきましたが、日本の歴代政府は、私たちが過去30年間、私たちの口をすり減らすために叫び続けてきた7つの要件に取り組んでいません」と、祖母は言いました。
>その後、要件には事実調査(「慰安婦」の被害者の問題に関連する)、戦争犯罪の認識、公式犯罪、法的賠償、責任者の処罰、歴史教科書、記念碑、飼料が含まれると述べた。
残念ながら、犯罪であるとの認定は、権限のある刑事裁判所でしか下せないものなのでな。そういう刑事裁判の判決がない限り、慰安婦問題は戦争「犯罪」ではない。
新宿会計士様は、麻生・安倍両氏は退陣後も「総理」と呼んでおりますが、岸田氏は「首相」と呼ぶのは意図あってのことでしょうか。単に任命前だからか、” 格”の違いを込めているのか….
今回一番のカス籤はガースーでしたね。ガス籤と言うべきでしょうか。
もともと安倍氏の引きと二階氏の後押しで、何となく総理になったので求心力は弱かった。
安倍氏の助言と言われる年明け早々の解散で、そこそこの成績を残せたら求心力も働いて、今回も続投だったかもしれません。
自分に実力がある、人気もあると勘違いしてたんでしょうけど、横浜市長選で化けの皮が剥がれてしまいましたね。
任期間際になってドタバタしても時すでに遅し。
起死回生の内閣改造も出来ず、二階切りも不発で、裏目裏目の三度笠。結局総裁選不出馬宣言に追い込まれた形です。
これなら去年の総裁選で「女房役として安倍氏の残り任期だけやらせて貰います」って言った方が「名補佐役」として名前が残ったでしょうし、影響力も残せたと思います。
最後の足掻きで、勝馬に乗って影響力を残そうと神奈川連合の誼で河野氏に肩入れしました。
私はセクシーやゲルを河野氏に引っ付けたのもガースーの策動では無かったかと疑ってますが、党内不人気3人組を集めるなんて、安倍・麻生氏ら長老連に喧嘩を売るようなものですわ。
結果はご存じの通り。
もう安倍氏にも愛想を尽かされたと思います。