韓国外相、米国で「反中ブロックは冷戦時代の考え方」

米国の忍耐強さには驚くが…

現地時間23日に米ニューヨークで行われた日米外相会談については、いちいち論評する価値もないとも思ったのですが、ただ、ほかにも少し気になる話題があったので、まとめて紹介しておきます。結論から言えば、米韓同盟が今後、消滅するのか、解消されるのか、消えてなくなってしまうのかはわからないにせよ、心配のあまり、個人的には食欲が大幅に減退した秋を迎えざるを得ないというのが正直なところです。

日本外交の基軸の変動:日米韓からクアッドへ

今朝の『日本外交は「クアッド+台湾」>「中露朝韓」の時代へ』を含め、当ウェブサイトで最近、頻繁に取り上げている話題のひとつが、「日本外交の流れの大きな変化」です。

従来の日本外交は、「日米同盟が最も大切」という点には変わりないにせよ、「2番目に重要」なのは、近隣国(中国、ロシア、韓国など)との関係であり、これに北朝鮮問題などが続く、といった構図でした。

しかし、菅義偉政権下で今年刊行された外交青書では、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が、日本外交の7つの重点分野のうち、日米同盟に次ぐ2番目に位置付けられています(『外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ』等参照)。

まさに、日本外交の基軸の変動です。

ただ、日本の新聞、テレビなどのマスメディア(あるいは「オールドメディア」)は、この重要な変化にあまり気が付いていないフシもあります。

というよりも、オールドメディアはいまだに「コロナ感染爆発」、「菅政権のコロナ対策の失敗」などと騙っているくらいですから、「不勉強」とはまさに日本のオールドメディアのために存在する言葉ではないかと感じてしまうのも仕方がないのかもしれません。

ニューヨークで日韓外相会談

それはさておき、日本外交が「近隣国重視」だったころは、そのなかでも特に大事な関係が日韓関係・日米韓3ヵ国連携だったわけですが、「日韓関係重視」という言葉は最近の日本政府関係者の口からはめったに聞けなくなりましたし、日米韓3ヵ国連携も、いまやすっかり形骸化しているように思えます。

こうしたなか、いちおう紹介しておきたいのが、ニューヨークで現地時間の23日、茂木敏充外相と鄭義溶(てい・ぎよう)韓国外交部長官(※外相に相当)との間で行われた日韓外相会談です。

これに関し、外務省のウェブサイトには本日までに、その概要が公表されていました(記事日付は9月23日付です)。これを、そのまま紹介しておきましょう。

日韓外相会談

現地時間9月23日午前10時(日本時間9月23日午後11時)から約50分間、国連総会出席のため米国ニューヨーク滞在中の茂木敏充外務大臣は、鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を実施しました。

  1. 両外相は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓・日米韓協力が重要であることを改めて確認した上で、両国間の懸案を含む二国間関係について率直な意見交換を実施しました。
  2. 茂木大臣から、先般の弾道ミサイル発射を含め、北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであるとし、北朝鮮の完全な非核化に向けて、外交的な取組の強化、安保理決議の完全な履行及び地域の抑止力強化の観点から、日韓、日米韓の連携を一層進めていきたい旨述べました。両外相は、北朝鮮情勢について引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、茂木大臣から、拉致問題に関する引き続きの理解と協力を求め、鄭長官から支持を得ました。
  3. また、両外相は、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦訴訟判決、その他の両国間の問題についてやり取りを行いました。その中で、茂木大臣から、これらの問題に関する日本の一貫した立場をしっかりと伝達しつつ、韓国側に適切な対応を改めて求めました。鄭長官からは、これらに関し、韓国側の立場に基づく説明がありました。
  4. 両外相は、今後とも、日韓関係を健全な関係に戻し、その上で幅広い分野で協力できるようにすべく、外交当局間の協議や意思疎通を加速していくことで一致しました。

―――2021/09/23付 外務省HPより

…。

壊れたレコード

相変わらず、空虚に響きます。

「両外相は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓・日米韓協力が重要であることを改めて確認した上で」、とありますが、こうやっていちいち確認しなければならないこと自体、「日韓・日米韓協力」が形骸化している証拠でしょう。

(3)の文章にある「旧朝鮮半島出身労働者問題」とは、当ウェブサイトの用語でいうところの自称元徴用工問題のことです。

外務省の発表だと、鄭義溶氏が「韓国側の立場」を説明した、などとありますが、このような書き方をしている場合は、一般的には「議論が平行線をたどった」ということでもあります。

これに関しては韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に、こんな記事が掲載されていました。

韓国が日本に輸出規制の早期撤回求める 外相会談

―――2021.09.24 08:55付 聯合ニュース日本語版より

はて、輸出規制?

日本がいつ、韓国に対して輸出規制を行ったのでしょうか?

日韓間の貿易規制としては、韓国が2013年9月、東京五輪阻止を狙い、日本産の水産物の輸入を禁止する措置を突如として導入したことが有名ですが、日本が韓国に対して何らかの輸出規制を適用したという事実はありません。

それなのに、聯合ニュースの記事では、韓国政府・外交部の発表を次のように報じているのです。

旧日本軍の慰安婦被害者と強制徴用被害者の訴訟問題、日本の対韓輸出規制なども議題に上った。鄭氏は韓日の歴史問題に対する韓国政府の立場を説明し、解決策を探るために共に努力する必要があると強調。また、日本に対し輸出規制措置の早期撤回を求めた」。

この文章を見ると、自称元慰安婦のことを「旧日本軍の慰安婦被害者」、自称元徴用工のことを「強制徴用被害者」などと述べているくらいですので、対韓輸出管理適正化措置のことを「対韓輸出規制」と誤記することは、韓国のいつものテンプレートのようなものなのかもしれません。

というよりも、聯合ニュースを含めた韓国メディアが、これらの問題を正確に呼称しているのを、個人的にはいままで見たことすらありません。。

いずれにせよ、日韓両国外相は、わざわざ会ったとしても、壊れたレコードのようにお互い言いたいことを言ってお終い、というわけであり、永遠に平行線をたどるようなもので、本当に不毛です。

最悪なタイミングで最悪な発言をした鄭義溶氏

もっとも、鄭義溶氏を巡っては、もうひとつ、なかなか強烈な話題もあります。韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝掲載された、次の記事を紹介しましょう。

韓国外交部長官、米国で「反中同盟は冷戦時代の考え方」

―――2021.09.24 06:46付 中央日報日本語版より

これは、鄭義溶氏が(おそらくは現地時間22日、米国外交協会の招待会談で)次のような趣旨のことを述べた、というものです。

  • (最近の中国による『攻勢的な外交政策』を巡り)そのような表現自体に同意しない
  • (中国は)経済的に一層強くなっているので当然だ
  • 20年前の中国ではない、我々hあ中国が主張したいと思っていることに耳を傾けるよう努力しなければならない

…。

また、この対談で進行役が日米韓3ヵ国と豪州を「反中ブロック」と呼ぼうとしたところ、鄭義溶氏はこれについて、「それは冷戦時代の考え方だ」、などと批判したのだそうだとか。

米国でそれを発言してしまうとは、なかなか凄い人物です。米中の緊張が高まる局面で、米国本土でそれに言及してしまうこと自体、「最悪なタイミングで最悪な行動をとる」と揶揄されても仕方がないのかもしれません。

ただ、鄭義溶氏の発言で驚く点は、これだけではありません。

北朝鮮についても、次のように述べたのだとか。

  • 北朝鮮にインセンティブを提供することに臆する必要はない
  • 韓米は北朝鮮を孤立状態を解消し、国際化段階に導くためのさまざまな方案を試みることができる

この「北朝鮮にインセンティブを提供すること」を、中央日報は「スナップバック」、すなわち「制裁を緩和しつつも、北朝鮮が合意に違反する場合、制裁を自動復元する方式」だと呼んでいます。

このあたり、当ウェブサイトでも過去に何度か触れてきた、日本共産党あたりがしきりに主張する「行動対行動」なるアプローチとソックリですね。

左派政権の退陣が先か、米韓同盟の消滅が先か

中央日報によると、鄭義溶氏は「北朝鮮が過去4年間、長距離弾道ミサイルを発射しなかった」という事実に言及したうえで、「北朝鮮の行動により、制裁を緩和する窓を開いておくことも検討するべきだ」と強調したのだそうですが、北朝鮮が短距離ミサイルをじゃんじゃん発射している事実を無視している時点で、お話になりません。

話しはそれにとどまりません。

中央日報によると、韓国の与党・「ともに民主党」の宋永吉(そう・えいきつ)代表も20日、「北朝鮮がおよそ4年間、追加の核実験や長距離ミサイル発射実験をしなかったのは評価するに値する」などとして、開城(かいじょう)工業団地の再稼働などにも言及したとしています。

これだと、まるで韓国が国を挙げて米国を挑発しているようにも見えてしまいますし、見ていて思わずハラハラしてしまいます。あるいは、米国がよくこれで韓国に対して「キレ」たりしないな、と、妙に米国の忍耐強さに感心したりもします。

あるいは、退任まであと7ヵ月の文在寅政権の言い分など、大して気にしていない、ということなのかもしれませんが…。

もっとも、文在寅政権が退任しても、その次に選ばれる大統領が李在明(り・ざいめい)氏などの「対米強硬派」だった場合は、米国にとって、現在よりも状況はさらに困ったことになりかねません。

今後、米韓同盟が消滅するのか、解消されるのか、消えてなくなるのか、あるいは崩壊するのかは存じ上げませんが、少なくとも「過去70年間、米韓が同盟関係にあった」という事実は、米韓関係が将来においても安泰であることを意味するものではありません。

個人的な感想を申し上げるならば、そんな米韓関係の将来がどうなってしまうのかが不安で不安で仕方がありません。やはりハンバーガー評論家としては、当面、「期間限定・夜限定の倍ハッピーセット」――すなわち倍ハンバーガー、ポテト・マゲット大盛り、コーラービッグサイズなど――くらいしか喉を通らない展開が続きそうです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. だんな より:

    日韓外相会談は、何事も無かった。
    韓国外相の発言は、敵味方をどう認識しているかが、良く分かる発言だと思います。
    一つはくどいですが「韓国は、力による現状変更を是認する」。
    二つ目は、「韓国は、中国の力が強くなれば、アメリカよりも中国を選択する。それが当たり前だ。」という事だと思います。
    韓国に取って重要なのは、自由とか平等とかの価値観では無く、事大する相手を間違えずに選択する事だと考えていて、韓国人が中国を嫌いとかいう話では無いんです。

    1. j より:

      つまり韓国は力をつけてきたので、日韓基本条約を破り、それによる話し合いも無視しても当然ということだと思います。

      その考えは変わらないと思います。

      韓国、北朝鮮の邪悪な考えから、日本を守らないといけないと思います。

  2. チキンサラダ より:

    長期的に見て、韓国の中国シフトは止まらないのでしょう。
    ただし、対米関係の決定的な破綻をギリギリで避ける、自称バランサー外交関係、実態は瀬戸際外交が続くのでしょう。

    一方、その過程での卑日や、対米関係での不作為に日本を言い訳にする行為も続くでしょう。

    韓国がGSOMIA を破棄するする詐欺を行った時にも水面下で米国から日本に一定の圧力がかかっていたことは新宿会計士さんも書かれてました。

    輸出管理適正化のように100%韓国に問題があるケースでさえ、米国から日本に圧力がかかるということです。

    つまり、韓国の中国シフトが進むにつれて、日本に圧力がかかるケースは増えるということです。

    今後ますます対米関係の強化と韓国の卑日政策に対するパブリック・ディプロマシーが重要になりますね。

    1. 匿名 より:

      これってさあ、きょうだいケンカの仲裁みたいだよね。
      日本(兄、かなり年上)、韓国(妹)、米国(親、忙しくて時間ない)。
      韓国が「だってお兄ちゃんがいけないんだもん、(可愛いw私が何かやらかしても)怒るのがいけないんだもん!」。
      親は手取り早く収めたいから必殺ワード「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」を問答無用で繰り出すやつ。
      これ、「妹でかなり年下」なのが重要な設定。幼い女の子は乱暴な事するわけない(慰安婦問題に配慮してやれ)みたいな世間のバイアスをガンガン利用してくる。

      1. チキンサラダ より:

        全くその通りの状況ですね。そして妹は何度も美味しい思いをしてるので、どんな事でも(事実がない時でも)揉め事に持っていこうとするわけです。

      2. 匿名 より:

        中国もだけど、最近の韓国のノリは「自分は成長したんだからこれからはもっと自分の意見を聞くべき」だと思いますよ。

      3. どみそ より:

        韓国は養子だよ。
        それも 期待外れの ごく潰し。

        1. 門外漢 より:

          妹だと思ってたんだが、どうも産院で取り違えがあったようで・・・

          1. ちょろんぼ より:

            門外漢様

            チェンジリングですね。 よ~く解ります。
            判別方法は、卵の殻に水を入れて、お湯を沸かす方法
            でしたかね~。 何か他の方法もあったはずですが、忘れて
            しまいました。

      4. とくめい より:

        例えの内容は理解できなくもないのですが、何の国+アルファとの関係を血族に例えられるのは、とてつもなく気持ち悪いです。

        1. 匿名 より:

          “何の国”は”かの国”の変換ミスです。すみません

  3. くろだい より:

    以下の部分で誤変換がありました。

    >これは、鄭義溶氏が(おそらくは現地時間22日、米国外交協会の招待会談で)次のような趣旨のことを述べた、というものです。

    20年前の中国ではない、我々hあ中国が主張したいと思っていることに耳を傾けるよう努力しなければならない

    ところで、今回の文氏の国連演説の内容に対して、韓国の大統領選も視野に入れつつ米国がどうお灸をすえるのか、注目しているところです。

  4. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    中国が力をつけたら今までできなかった主張をガンガンしてくるということは
    中国はできる限り弱体化させないとダメってことだな

    1. sey g より:

      その通りです。

      中国が脱炭素で米国に取引を持ちかけるなら、GDPが十分の1になるように規制すれば、黙ってても中国の脱炭素が進むでしょう。
      交渉でこちらのお願いを聞いてもらう事は無駄です。

    2. ちょろんぼ より:

      バシラス・アンシラシスは土壌常在菌様

      経済と軍事は国の両輪であり、歴史的常識です。
      どちらかを弱めれば、国は弱体又は衰退します。
      日本はこの歴史的常識を忘れ、中共に過大に肩入れしたせいで、
      現状の有様となっております。
      第二次大戦の敗戦で何とか半島とか中国大陸にかけた膨大な資産がまったくの0に
      なったにも関わらず。

  5. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    さーすが文大統領の直系子分。良いタイミングで面黒いコメントをしていただき、今晩も旨く呑み食い出来そうです。もちろん、家で手酌です。

    自由で開かれたインド太平洋「FOIP」が、日本外交の7つの重点分野の、2番目に位置付けられた。大っきいですよ〜コレは。オールドマスコミは、ほぼスルーでした。「近亜隣」は避ける、海洋国家の台湾とは友邦国として付き合う。理由は台湾がやられたら、日本に被害直結ですし、台湾の気持ちが理解できるから。

    鄭義溶氏は日米韓豪を反中ブロックと言われかけると、「それは冷戦時代の考え方だ」だと?ああ、韓国は親中ブロックのリンチピンでしたね(笑)。え〜とあとは北朝鮮と露国ぐらいか。まあ、その中でもケツですな(失笑)。

  6. 某都民 より:

    米国が我慢強いというよりは、側から見ると学習能力が無いだけにも見えますね。
    ただのバカにも見えなくはないですが…

    1. ミネソタの減量中 より:

      同じことなのかもしれませんが、いわゆるアテンション・スパンはやたら短い人たちですね。だから忍耐なんてものとも縁がないし、詰まらないと決めたら聞く耳も持たないということで、換言するなら眺めて楽しめるような愛嬌はないということになるのでしょうか。昔々、昨今の米国の博士課程ではBASICでプログラムが書けると外国語試験合格と看做されると聞いて開いた口が塞がらなかったことがありますが、考えてみると外国語なんて根気ものができる訳はないのです。ともかくも、アホがアホをやるのを見て特大バーガーを楽しむという会計士さんの人の悪さにはちょっと安心します。

  7. 引きこもり中年 より:

     中国の恒大集団の一部オフシャル債権者が、期限までに利払いが受けられなかったそうです。
    >https://jp.reuters.com/article/evergrande-offshore-debt-idJPKBN2GK0EX?il=0
     これがロイターで報じられたことで、世界に広がることでしょう。
     昨日のプライムニュースによれば、「中国共産党も不動産業界全体を潰すつもりではなく、対立派閥関連の企業を、事実上の支配下におくためだ」とのことですが、他国の人間には、派閥と企業の関係なんて分かりません。そのため、外国人がどの中国企業に対しても、不信感を抱く可能性があります。(それにしても、日経でしか情報を得ていないビジネスマンは、明日の朝刊で、このことを知るのでしょうか)

  8. 名無しの権兵衛 より:

     今月15日に訪韓した王毅中国外相と会談した文在寅大統領は、「北京五輪が北朝鮮との関係を改善する転機となることを望む」と述べたそうです。来年2月の北京五輪開幕式に合わせ、北朝鮮の 金正恩総書記やバイデン米大統領、中国の習近平国家主席らと一堂に会して朝鮮戦争の終戦宣言を行いたい意向とみられ、王外相は「努力する」と答えたそうです。
     王外相は、これに先立ち鄭義溶外相と会談し、中国外務省発表では、王氏は「中韓両国は多国間主義と自由貿易体制を提唱している」として協力強化を訴えたそうで、米国が韓国との同盟関係を強化しようとしている状況を踏まえ、韓国に中立的立場を守るよう改めて釘を刺したとみられるそうです。
     鄭義溶外相の「反中ブロックは冷戦時代の考え方」という発言は、王毅外相から刺された釘に忠実に反応したもので、目的は北京五輪での終戦宣言ということでしょう。

    1. 裏縦貫線 より:

      北朝鮮は東京五輪不参加による資格停止のため冬季北京五輪にも参加できないと聞いています。それでも総書記は北京に行くというならば、高校生の野球大会で優勝旗返還のためだけに主将が来るようなものでしょうか。

      1. 七味 より:

        裏縦貫線様

        北朝鮮の首領様は、ゴルフでホールインワンを連発したり、数百キロを一瞬で移動したりする脅威の身体能力を持ってるそうなので、個人の選手として参加するんじゃないかな?

        横から失礼しましたm(_ _)m

        1. 裏縦貫線 より:

          七味 様

          >> 脅威の身体能力を持ってるそうなので

          であれば、とっくに出場していても良さそうですね☆
          「そんな大発見をしながら~何故か学会には報告しない~♪」という歌の一節を思い出しました。

          それにしても文大統領の提案は、今回も総書記大激怒では….

        2. 匿名 より:

          最近の北朝鮮は、もはや金王朝の権威は盤石になったという事で金日成らの
          神秘的エピソード(縮地法とか松の葉を兵士に変えたとか)はそれほど必要
          無くなったと、否定的な傾向にあるらしい。
          サーヴァント(キャスター?ライダー?)金日成の能力と宝具が減るのは
          非常に残念。

  9. 七味 より:

    >「スナップバック」、すなわち「制裁を緩和しつつも、北朝鮮が合意に違反する場合、制裁を自動復元する方式」

    これって何の意味があるのか、今ひとつわかんないのです♪

    北朝鮮の目標が核武装で、米国(+日本とか他の各国)の目標が北の核武装じゃないと思うのです♪

    で、制裁の目的が、北朝鮮が核武装するための資金や技術を得ることを防ぐことだと思うのです♪

    北朝鮮が目標を放棄しない限り、制裁緩和は北朝鮮が資金や北朝鮮を得る(得やすくなる)ことを意味してて、その後制裁を強化したところで、緩和されている間に北朝鮮が得たものは失われないのです♪

    だからこの「スナップバック」とやらを実践すると、北朝鮮は自らの行動で、制裁緩和→制裁強化→制裁緩和のサイクルを回すことができるようになると思うのです♪
    そんで制裁緩和の時期に、資金と技術を蓄積することで、何度かこのサイクルを回すうちに、核武装を達成できると思うのです♪

    もし、こういった方策を取るなら、制裁緩和から制裁強化に切り替わるときは、制裁緩和期に北朝鮮が得たものを失うくらい、きつい制裁を課さないといけないと思うのです♪

    そしてそのことを知らせるためにも、対立が高まることになってでも、一度は体制が揺らぐぬらいに制裁を強化しなきゃいけないと思うのです♪

    制裁の抜け道とかもあるそうだし、現に、その中でも北朝鮮はミサイル開発とかを進めてるわけで、今の制裁だって核武装の完成を遅延させることはできても、防止することはできない緩いものなんじゃないかな?って思うのです♪

    あたしは、ちょっとやそっとのことで、北朝鮮が核武装の目標を放棄することはないと思うのです♪
    だから、こんなふうに制裁緩和なんて百害あって一利もない悪手だと思うのです♪

    1. がみ より:

      七味様

      今一つわかってはいけない事なんです。
      色診の検査みたいなもんで、理解出来るほうが重大な思考回路異常を早期発見するためのワードです。

      韓国得意のキャッチフレーズの数々は理解出来てはいけません!

      ワクチンスワップとかワクチンハブとかも同じです。

    2. より:

      韓国の主張を要約すると、「北朝鮮に食い逃げさせることを認めるべきである」ということです。元より北朝鮮には支払い能力は無く、そもそも支払う意思がありません。
      ならば、北朝鮮が食い逃げした場合、韓国が北朝鮮に代わって支払うということを取り決めておけばよいでしょう。つまり、北朝鮮に対して解除した制裁を、代わりに韓国に対して課すようにすれば良いのです。
      朝鮮半島における南北平準化にも資するので、良い案だと思いますが。

      1. 門外漢 より:

        龍 様
        名案です。連帯保証人ってヤツですね。

  10. しきしま より:

    韓国人は「北は同胞だから軍事的南進はない」と無邪気に考えているのでしょう。
    その上で「統一すれば南北合わせて7500万人の日本に迫る人口による経済圏」(7500万人でも日本の半分を少し越える程度ですが)とか、
    「北の核を捨てないまま核保有国」とか寝言を言っているのですね。
    「北は同胞だから」って朝鮮戦争のこと忘れたんでしょうか?
    朝鮮戦争のことは置いておいたとしても、歴史上実の親子兄弟の間で血で血を洗う争いがあったのは世界各国であったことなのですが。
    「ウリ」という概念が良くないと思いますね。「身内の悪事は隠して庇うのが美徳」みたいな。

  11. 世相観望(お魚なのに 蔓防と間違えられるので) より:

    はっは。
    新宿会計士さまはとても優しいので
    こうした韓国の画策をまとな国の主張と
    同等にまで取り上げてあげて見える
    のには頭が下がります。

    およそ人間社会でも
    言論の富に自由な日本では
    主張するのは自由ですが
    どんな人が言ってるのかと合わせて
    認識評価されるのは当たり前です。

    捏造に基づく韓流脱糞派アーチスト
    撒き散らし組のようなどこの国でも
    鼻つまみ者とされる人たちと
    多くの場合同じメンツの人達が
    こうした主張をあたりまえだろ!と
    ネットで頑張られているのは滑稽です。

    私は、他国文化の上での
    韓流整形へそ出し踊りの
    K-POPなるものとかは
    お手軽な消費文化として認めてあげる
    寛容な立ち位置なのですが
    それをカリスマだの
    世界を席巻する韓流文化だと
    ゴリ押しなさっている人たちと
    多くの場合かぶっているのには
    都合のいいツートラックとかいうものでしょうが
    所詮元がおんなじ韓流でしかない
    そんなものは当たり前にまとめて
    評価認識されるのが
    妥当だと感じています。

  12. WindKnight.jp より:

    その冷戦時代に、その利を得たものが、それを言うのも、どうかと思うが。

  13. G より:

    アメリカは忍耐強いのではなく無視してるのです。とりあえず構ってる暇がない。
    変なこと言ってるけど口だけ番長でどうせ何も出来ない。他国にも嫌がられてて何も影響力を行使出来ない。

    嫌がる側の日本としては歯がゆいですが、アメリカが各国への対応が忙しいのは見て明らかなので、まあその判断で仕方ないのでしょう。

    そういえば北朝鮮のミサイル騒動にもアメリカはたいした反応してませんね。「朝鮮半島無視」はバイデン政権の基本戦略なのかもしれません。

    実際問題対応すればするほどこじれるので、何もしないのが最良策。どうせ本当に核ミサイルぶち込むなんて出来ない。

  14. sqsq より:

    >鄭義溶氏は「北朝鮮が過去4年間、長距離弾道ミサイルを発射しなかった」という事実に言及したうえで、「北朝鮮の行動により、制裁を緩和する窓を開いておくことも検討するべきだ」

    あのチカン、スカートの中に手を入れてきたけど下着の中までは入ってこなかった。ほうびを与えることも考えなければ。

  15. 匿名 より:

    やっぱり時代は熱戦ですよね!

  16. なんちゃってギター弾き より:

    今回の最後の一文について
    https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/column/0005.html
    肥満は新型コロナが重症化しやすいとのことです。
    おいしくたくさん食べられるのは良いことですが、くれぐれも食べ過ぎには注意されますよう。

  17. クロワッサン より:

    文在寅大統領には『北朝鮮の主席報道官』の称号がありますが、鄭義溶氏にはどのような称号が良いのかなぁと。
    『反人権主義の代弁者』とか?

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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