「自民党総裁選から衆院選」の流れで存在感を失う野党

最後の最後まで「策士」だった菅義偉総理大臣

菅総理の突然の事実上の退陣表明を受け、週末の主要メディアの報道などでは、「ポスト菅」の話題でもちきりです。こうしたなか、最新の内閣支持率調査によれば、たしかに菅政権の支持率は急落しているのですが、自民党総裁選(9月17日告示・29日投開票)が行われ、仮に衆院選が10月5日公示・17日投開票で実施されれば、野党は政策論争で存在感すら示せずに埋没するかもしれません。

内閣支持率は菅政権発足以来最低に

当ウェブサイトではこれまで、6つの世論調査(読売新聞、朝日新聞、時事通信、共同通信の4社が実施するものと、産経・FNN、日経・テレ東の2つの合同調査)を「定点観測」的に追いかけているのですが、週末には読売新聞、共同通信の調査結果が出て来ました。

そこで、この両調査については最新の調査結果を、まだ今月の調査結果が出ていないものついては先月の調査結果を、それぞれ一覧にしたものが、次の図表1です。

図表1 内閣支持率(2021年8~9月)
メディアと調査日支持率(前回比)不支持率(前回比)
朝日新聞(8/7~8)28.0%(▲3.0)53.0%(+4.0)
時事通信(8/6~9)29.0%(▲0.3)48.3%(▲1.5)
産経・FNN(8/21~22)32.1%(▲6.9)61.3%(+5.8)
日経・テレ東(8/27~29)34.0%(±0)56.0%(▲1.0)
読売新聞(9/4~5)31.0%(▲4.0)57.0%(+3.0)
共同通信(9/4~5)30.1%(▲1.7)58.5%(+7.9)

(【出所】各社報道より著者作成)

9月についてはまだ2社分しか結果が出て来ていませんが、少なくともこの2社については、支持率はさらに下落し、不支持率はさらに上昇するという状況です(図表2)。

図表2 内閣支持率・単純平均値

(【出所】各社報道より著者作成)

なぜ菅政権を支持しないのか

もしも本当にこの調査結果が現在の国民世論を正確に表しているのだとしたら、正直、思わず呆れてしまいます。

菅総理を「支持しない」とおっしゃる方は、いったい何を根拠にそう考えていらっしゃるのでしょうか。

いや、もちろん政治的な思想、信条は自由ですし、「俺は共産主義者なんだ、自民党が嫌いなんだ」などとおっしゃる方ならば、話はまだわかります。

しかし、政権発足当初は支持率が60%近くに達していたことを思い出すならば、この1年間における菅義偉政権の何らかの「失政」が失望を招いたと考えるのが自然ですが、残念なことに、個人的には菅政権の「失政」らしい「失政」には思い当たらないのです。

たとえば、日本学術会議の会員を任命しなかった件で、左派メディアから舌鋒鋭い批判が寄せられていましたが、これにしても「そもそも方が期待する役割を日本学術会議が果たしていないのではないか」という問題がありますので、これについて菅政権を批判するのは的外れでしょう。

また、コロナ禍で社会が混乱するなか、小泉進次郎・環境相が強引に主導した「レジ袋増税」などは、一般的には「悪政」の典型例ですが(著者私見)、これは菅政権下ではなく安倍政権下の話であり、「菅政権の失政」に含めるのはおかしな話です。

ではなぜ、菅政権がかくも不人気なのでしょうか。

少し古い記事で恐縮ですが、日経・テレ東の世論調査に関しては、次の日経電子版の記事に「支持率低迷」のヒントがあります。

内閣支持率34%横ばい、コロナ対策「評価せず」64%

―――2021年8月29日 20:00付(2021年8月30日 5:00更新) 日本経済新聞電子版より

この記事には、こんな記述があります。

新型コロナへの政府の取り組みについて『評価しない』は6ポイント上昇の64%で、同趣旨の質問を始めた20年2月以降で一番高い21年4月の65%に近かった」。

…??

なんだか、意味がまったくわかりません。

菅政権だからこそできた、ワクチン接種

コロナ対策でいえば、先ほどの『希望者全員へのワクチン接種は「9月末で1回目完了」』でも報告したとおり、むしろ菅政権のコロナ対策は「非常に優れていた」と言わざるを得ません。

現状、特効薬が存在しないなか、わが国にはロックダウンを命じるなどの強権的な法も存在しないため、コロナ対策は「ワクチン一本足打法」とならざるを得ず、あとは「自粛要請」をするくらいしか方法がありません。

舌鋒鋭く菅総理を批判していた、肝心のテレビ局の局員ら自身がその自粛要請を無視して感染拡大につながる行動を取っていることはブラックジョークとしか言い様がありません(『データで見る、「テレビ局員らこそ感染拡大の主因」説』等参照)。テレビ局こそ、じつは「『感染』拡大」の犯人ではないでしょうか。

それに、もちろん、お住まいの自治体によっては、「いまだにワクチンを受けていない」という方もいらっしゃるかもしれませんが(たとえば23区内で圧倒的に接種率が低い某S区のケースなど)、そのような方は、お住まいの自治体の首長を次の選挙でどうにかすることをお考えになった方が良いでしょう。

いずれにせよ、この状況で「ワクチン接種は順調ではない」と答えた人が7割近いというのは、日本の有権者というのは、大変に要求水準が高い人たちだと思わざるを得ません(※当然、皮肉です)。

伸びない野党支持率

もっとも、ここでもうひとつ面白い話があるとすれば、政党支持率に関しては、ほとんど動きがないという点です。現在の政権与党である自民党の支持率と比べ、最大野党である立憲民主党の支持率は絶賛低迷中です(図表3)。

図表3 政党支持率(2021年8月)
メディアと調査日自由民主党(前回比)立憲民主党(前回比)
朝日新聞(8/7~8)32.0%(+2.0)6.0%(±0)
時事通信(8/6~9)23.7%(+2.3)3.9%(▲0.6)
日経・テレ東(8/27~29)39.0%(+1.0)11.0%(+2.0)
読売新聞(9/4~5)36.0%(+4.0)7.0%(+2.0)

(【出所】各社報道より著者作成)

読売の最新調査では、立憲民主党に対する支持率は2ポイント伸びて7%でしたが、これは自民党に対する支持率の「5分の1以下」(!)という水準です。

また、自民党に対して辛辣な報道をすることで知られる朝日新聞や時事通信などの調査でも、立憲民主党に対する支持率は1桁台ですし、最も高い日経・テレ東の調査で辛うじて2桁台に乗せているものの、それでも自民党に対する支持率の3分の1以下という惨状です。

もちろん、ここでいう「政党支持率」が「選挙で投票する候補者が所属している政党」「比例代表区で投票する政党」と整合するものではありませんし、現実には野党の選挙協力も進むと考えられるため、立憲民主党などの野党がただちに「惨敗」するというものでもないでしょう。

自民党総裁選+衆院選のコンボで野党は埋没!

ただ、あくまでも結果論かも知れませんが、菅総理が先週金曜日に突如として事実上の退陣を表明したことは、おそらく結果として、9月17日に告示され、29日に投開票を迎える自民党総裁選の期間中は、ただでさえ低い立憲民主党などに対する世間の注目が集まらなくなるという効果をもたらします。

現時点において、自民党総裁選に出馬を表明している候補者は、河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏などですが、報道等によれば菅総理が河野氏を、安倍総理が高市氏を推すなどしており、結果が読み辛くなっているようです。

なにより、日本共産党の党委員長などと異なり、自民党総裁を選ぶための選挙はプロセスも透明ですし、多くの人が注目します。

自民党総裁選の政策論争が注目され、そして、9月29日に新しい自民党総裁が選ばれ、おそらくはその直後の臨時国会で内閣総理大臣の首班指名が行われ、その直後に衆議院の総選挙(たとえば10月5日公示、17日投開票の日程)が行われれば、野党は存在感を示せずに埋没する可能性非常に高い、というわけです。

菅総理とは、最後の最後まで、なかなかの「策士」だったのかもしれません。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 引きこもり中年 より:

     (希望的観測も含めてですが)今回の自民党総裁選で若手の意見が反映されることを示せれば、次の衆議院選挙で若者の投票率が伸びるのではないでしょうか。

  2. たか より:

    高市さんが総裁になれば、おそらく安倍前首相の「アバター」、実質的な安倍政権の復活ということになるのではないでしょうか?楽しみです。

    1. PONPON より:

      たか様

      さっきTBSひるおびで、田崎氏が高市氏勝利の可能性は無い、と言い切っていました。
      田崎氏が言っているので、残念ながらほぼ間違いないかと。。

      1. がみ より:

        高市氏、月刊HANADAで金融所得50万円以上の課税を現行の20%から30%に上げて税収増3000億円とか自説鼻高々で語っちゃったし…

        コロナからの復興期に、市場・景気・雇用のブレーキかけてどうするんでしょ?

        なんか高市氏の発言って、いつも明後日の方向向いてるんだなよなぁ…

        1. PONPON より:

          がみ様

          雑談のコメントでも以下と同じ内容のレスをしましたが、とりあえず再レスいたします。

          コロナ対策で世界の流動性過多になっている現状下、景気回復を睨んで各国は段階的に利上げに転じるでしょう(韓国は既に利上げ)。
          FRBの利上げはおそらく2022年、そのタイミングで金融資産投資増税を行うと、株価は爆下げです。
          現在、年金資産の多くが株などのリスク資産で運用されているため、民間だけでなく公的部門でもダメージは深刻となるでしょう。

          高市氏の主張をYOUTUBEで視聴すると、経済政策も安全保障ベースの経済安全保障政策であり、プライマリーバランスを考慮しない無制限の国債発行政策も、裏腹の殖産興業政策が見えず、金融政策=経済政策と勘違いしているふしもあります。

          また彼女が主張する経済安全保障政策は確かに重要かと思いますが、その実行時の貿易取引に与えるダメージとその補完的対策も同時に実行しなければ、企業活動や国民経済生活に深刻な打撃を与えることになるでしょうから、その補完的対策を明らかにすべきでしょう。

          国家感はしっかりしていて大いに評価できるものの、経済音痴、殖産興業意識が皆無なのがよく解りますね。
          もっとも、総理大臣の第一の仕事は外交だと思っていますので、内政は優秀な部下に任せれば良いのですがね。。

          1. がみ より:

            PONPON様

            何気に高市、「今は金利がやすいので…」とか言ってるのも罪深いと思います。

            金利は上下して当たり前ですが、税率や最低賃金は実経済の変動に合わせて簡単に変えられるもんじゃないし、低い方に変えるのは並大抵の事ではありませんよね。

  3. ふぇぇ より:

    ガースーさん、人気なかったですねぇ。

    ワクチン接種について言えば、ガースーさんが連日ワクチン接種は順調だと会見すると、オラの街にはワクチンコネーだべーって怒りが溜まるのが敗因かもしれません。

    日本トータル接種率を会見で言えば、国民の半分は平均以下になるのは明らかなので、常に50%の原住民にケンカを売り続けることになります。

    1. 門外漢 より:

      ふぇぇ 様

      >国民の半分は平均以下になる

      なるほどそういう見方もあります。政治家はその辺も気配りが必要ですね。

      1. ad より:

        打とうとすれば絶対に打てる(80歳を超えた高齢者、健康状態や運動能力に大きな問題なし)のにあえて打たず、それでいて遅いだなんだと文句言ってる人間もいますので気づかいにも限度があるでしょうね。何をやったら・何を発信したら満足するんだと。

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    マスコミの内閣支持率調査に協力した皆さんは、とても要求が高いラインなんですね。私は一度も支持・不支持を聞かれた事はありませんが、菅内閣が支持30%、不支持60%なんて考えられません。あり得ないです。

    数字操作か、対象者を作為していると穿っています。「政権を叩くのがメディアの仕事だ」と言い放ちますが、国民を誤誘導させるのは犯罪でしょう。しかし菅総理は役者だネ。あれだけボロカスに言っていた立憲民主党や日本共産党は、マトにすべき材料がもう消えました(爆笑)。

    9月17日の告示前から愉しみ、29日の投開票も愉しみ。その後臨時国会に衆議院の総選挙。アレ?その間、支持率6%の立憲民主党や日本共産党は何を国民に語ってくれるのですか?まさかモリカケ桜じゃないよネ(笑)?

    総裁選に出そうなメンバーも、派閥がキッチリまとめて票をくれるか、というと微妙です。私は高市早苗氏を一応イチオシ、河野太郎氏が二番手で肯んじます。

    広島の方や島根の方は、、、パスです(笑)。

    1. 匿名 より:

      メディアと野党が不健全ですねぇ。そしてそれに踊らされている有権者も。

      たとえば我が家を例に取りますと、
      妻の母親が北海道の僻地で独居しています(我が家は在京)
      妻が毎晩電話しているのですが、毎回「政府が悪い」と言っているそうです。もちろん自身の接種はとうに終わっています。そしてたまに顔を見せに行くと「自民党はダメだよねぇ?」と尋ねられます。ちなみに彼女が接しているマスメディアは地上波テレビと地方新聞の室蘭民報のみですが地方紙はページ数も少ないこともあり影響はほぼ地上波テレビから受けていると思われます。

      こういうメディアにマインドレイプされる構図を身近に見ると、恐ろしいなと感じますね。
      もちろん彼女のことは個人として尊敬・尊重しておりますので誤解なきよう願います。

      1. めがねのおやじ より:

        匿名様

        返信ありがとうございます。

        私は高齢者を庇う訳では無いですが、少し私が下の世代なので「全員が情弱じゃないよ」とたびたび、この投稿欄で申し上げて来ました。

        が、やはりテレビ(新聞)世代の人は頭の切り替えが出来ないですね〜。見もしないのに、一日中点いてる(笑)。音が無いと寂しいのでしょう。

        都合の良い所だけ切り張りして話すキャスターや記者は、大勢から見たら少数派になるでしょうが、日本共産党信者や左派偏向者、進次郎ラブの輩は若い世代にも一定数居ます。

        根絶やしにしたらいいという訳でも無いですが、更に更に減って欲しいと思います。

    2. 引っ掛かったオタク より:

      島根?
      誰??

      1. 匿名% より:

        鳥取のことでしょうね。

    3. ad より:

      私は世論とはその程度である(よって数字は正しい)と思っています。
      ただ、その程度の世論だからこそ菅総理による総裁選の攪乱によって数字がまた変わる余地があるんですけどね。

  5. G より:

    党員投票含む仕組みで総裁、党首選ぶ党なんて自民党くらいです。今回は多分初ですけど総選挙を意識して派閥の影響力の少ない総裁選になります。
    まあ、民主主義の面でも到底勝ち目ないですね野党は。
    この流れに持ち込んだ菅総理の功績は大きいです。

  6. 百十の王 より:

    オリパラの成功、コロナ第4波のピークアウトを迎えても一向に改善しない内閣支持率。菅総理の目論見はマスコミの偏向報道に誘導された木を見て森を見ない大多数の国民の意思の前に崩れてしまいました。

    このままだと「悪夢のような民主党政権」にはならずとも、衆院選は自民党の負け戦濃厚。しかしさすが仕事師、それならとメガンテで自己犠牲に出て風向きを一挙に変えるとは。ここまで読んでいたのだろうか。これでどなたが新総裁になっても自民党の勝ちはほぼ確定。菅総理の功績がまた一つ加りました。

    ところで個人的には新総理総裁には河野さん押しです。外務大臣当時の英語での意思直接発信、韓国の外交部長官や駐日大使への正論での論破、最近のコロナワクチンの確保流通促進等々、言うべき事を言い、やるべき事をやり抜く、諸外国に一目置かれる押しの強い政権運営が期待できるからです。

    1. カズ より:

      >それならとメガンテで

      ”ガースの守り”の効果で官房長官に復活しないかな・・?

      1. 百十の王 より:

        カズ様

        カールの守り→ガースの守り
        うまいっ! この切り返し最高です。

  7. ミナミ より:

    >もしも本当にこの調査結果が現在の国民世論を正確に表しているのだとしたら、正直、思わず呆れてしまいます。

    世の中の有権者のおそらく半分以上は、ワイドショーで左右されるレベルの認識で、
    投票行動を行っているのでしょう。残念ながら世の中なんてそんなものなのでしょう

    よく「将来の首相(総裁)は?」という謎アンケートがありますが、
    あれで石破やアホの進次郎、緑の小池などの名が挙がるのは、
    要するに「そいつの名前と顔を知っている」というだけのものだと思います
    それに関して言うと、枝野や志位は見た事も無いですから、認知さえされてないという事でしょう

    立憲(民主)の政党支持率 (NHK)
    2009.8  29.0% (政権奪取時)
    2012.12  16.1% (政権失陥時)
    2015.8  10.9%
    2018.8   5.6%
    2019.8   7.2%
    2020.8   4.2%
    2021.8   6.4%

    スガ政権が左傾主要マスゴミにリンチされながら、立憲の支持率は動かざること山の如し
    立憲が「国民の大多数に積極的に拒絶・嫌悪」されてないと、こんな数字にはなり得ない
    過去の歴史だと例えば15%前後あってもおかしくない
    ちなみに旧社会党は議席も支持率も自民党の半分程度はありました
    立憲とは旧社会党の劣化版、グロテスクなカリカチュア、
    時々政権交代だ何だとうそぶきますが、本心は9条死守しか考えておらず、
    最後の力を振り絞って、その最終防衛線を守る事に特化した党だと思います

    最初に日本国民のレベルについて悲観的な事を書きましたが、
    立憲の不動の低支持率を見れば成長はしてるし、他国よりはマシだとは思います

    更にガースーの賢明な退陣により総裁選になって、マスゴミは嫌でも報道せざるを得ない
    完全に立憲も共産も吹き飛びました。存在感ゼロです
    スガ叩き一色で選挙になだれ込む魂胆だったんでしょうか? だとしたら甘すぎる

    1. 理系初老 より:

      ミナミ 様
      時系列支持率データありがとうございました。首相退陣までの立憲支持率高すぎると思ってましたが、危惧するほどではないことが分かって安堵しました。
      今後自民党支持率は回復するかもしれませんが、それゆえマスゴミはまともな世論調査と報道を控えてくるかもしれませんね。

      さて、成した仕事の割には自己宣伝ヘタでマスゴミの餌食になってしまった首相ですが、二階氏の来期再任がないことをもっと早く言うべきであったし、また、政治家気分・自己顕示欲満々の尾身氏は早く首にすべきであったと思っています。
      次期首相、個人的には、中・韓・マスゴミが最も嫌うという一点だけで高市氏押しです。

  8. 普通の日本人 より:

    民衆は易きに流れる。(考えるのを嫌う)
    なら考えなくてもわかりやすい解説が必要。
    私はスガ政権を支持していました。
    本筋は間違いがありませんでした。安部政権を踏襲したのもそうですが。
    枝葉は間違いが有りましたが何処の国も初めての事で間違いだらけでしたね。
    (間違いというか試行錯誤ですね)
    周囲に不足分を補う、修正できる仲間を部下を持てなかった事の結果だと思います。
    さて誰が次期首相になるか分りませんが、WW2も情報戦(相手国民衆へのアピール)で負けた様子が多く出ています。
    くれぐれも怠りなきよう。

  9. sqsq より:

    「政治の世界、一瞬先は闇」とはよく言ったもんですね。雰囲気がガラッと変わった。
    自民党総裁選、新首相で選挙。河野さんだったら大勝するかも。
    岸田、石破では現状維持に届かないか。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      小池氏のモチベに打撃を与え得る?高市氏もアリかとおもわなくないこともないであります

      1. sqsq より:

        高市さんで選挙戦ったら圧勝でしょう。
        日本発の女性首相。

    2. 門外漢 より:

      sqsq 様
      ゲルが河野支援かも、らしいです。
      逆効果にならなければ良いんですが・・・

  10. 元一般市民 より:

    石破氏、立候補を見送り河野氏の支援へ調整 自民党総裁選

    https://news.yahoo.co.jp/articles/585ccc34549dbd0105f2ada555fc8b1993490030

    これが本当だとしたら自民圧勝でしょう。石破氏も少しは株があがるかもしれません。

    1. 市井の人 より:

      敢えて火中の栗を拾うか 風向き悪しと見に徹したか
      権力欲は人一倍でも打たれ弱すぎる石破氏は後者を選択しましたな

    2. ad より:

      20人集められなかったという観測をしっかり否定できない限り
      その程度を集められない奴と舐められて次はもっときつくなるでしょう。
      前々回で竹下派に不義理を働き支持を失い、前回に同情票(次点票)を集めるための努力を怠った結果がこうですから。

  11. はるちゃん より:

    ここはやはり河野太郎かな。
    高市さんには支持出来る部分も多いのですが増税を言い出していますので支持できません。今は増税する時期ではありません。

    内政は菅路線の継承に加えて財務省とNHKの解体、外交はFOIPの推進を進めてくれる人ということで河野さんの突破力と外交力に期待したいと思います。

    1. PONPON より:

      はるちゃん様

      河野大臣の特性は、おっしゃるように突破力と外交力かと思います。
      また政治信条的には、行政改革、規制改革、既成特権打破、つまり自由競争促進というこであり、まさに菅首相の政治信条と一致するものであります。
      (その意味で改革派であり、自民党内保守ではないのでしょうね)

      この信条は、まさに菅首相が以下実施した、
      デジタル押印化、携帯電話料金の値下げ、オンライン診療の恒久化、最低賃金の引上げ、テレワーク推進、教育現場デジタル推進、マイナンバーカード汎用性促進、不妊治療への保険適用、育児・介護休業法の改正、待機児童対策、外国人の土地取引規制、世界最高レベルのコロナ関係経済的支給額、世界最速のコロナワクチン接種スピード、世界から称賛された安心な東京オリンピックパラリンピックの実施等々、

      1年間で成し遂げたとは信じられないほどの各種改革路線と一致するものであり、菅首相と河野大臣はまさにタッグを組んで、霞が関をはじめとする硬直化した組織にメスを入れてきたと言えましょう。

      短期間で実務で実績を上げる菅内閣の特性については、政権発足間もない頃の以下の橋下氏の記事が参考になります。

      https://president.jp/articles/-/39565?page=1

      菅内閣はまさに仕事師内閣でしたね、河野大臣もその路線を引き継ぎ、霞が関官僚や旧態以前たる先輩議員を叱咤激励しながら、しゃにむに前に進むに違いありません。
      随分血しぶきがあがることでしょうが、あくまで国民目線に立ち、批判や中傷にひるむことなくやって欲しいですね。

      既得権者の抵抗については以下が参考になります。
      https://www.newsweekjapan.jp/watase/2021/01/post-16.php

      改めて、菅内閣が成し遂げた以下の実績を称賛しようではありませんか、後を継ぐ河野大臣が突破力を駆使して、より多くの仕事を成し遂げることを期待して!

      https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokushu.html

  12. G より:

    河野さんはSNSで直接国民とやりとり出来るので、マスコミが総理との疎通を絶つマスコミの世論誘導作戦が通用しません。安倍総理も菅総理もこの作戦に悩まされましたからね。
    逆に考えるとマスコミはパワハラ暴露とか使ってひたすら河野さんの総裁就任を妨害してくるはずです。

    まあただ、総選挙が直近で控えてるので、自民党議員たちも、派閥の論理よりも選挙で勝てるかどうかで支持を決めるようになるでしょう。
    河野さん圧勝で決まると思います。

  13. 犬HK より:

    『菅総理を「支持しない」とおっしゃる方は、いったい何を根拠にそう考えていらっしゃるのでしょうか。』

    TVやネットなど、マスゴミ等により日々繰り返し垂れ流し続けられている「洗脳ニュース」のせいでしょうね。

    残念ですが、多くの国民に期待するのは酷です。
    若者を中心にTV離れが進んでいるとは言え、まだまだ世に普及しており重要な情報源となっているTVは、ニュースやワイドショーによって自民党政権がダメダメという印象を植え付けてしまっており、新聞も似たような印象操作がなされています。

    その洗脳の結果、というかニュースや新聞記事を信じて疑わない国民がいまだ多いため「政府は何をやっている!」と感じてしまっている、ということなのだと思います。

  14. くろくま より:

    河野太郎さんは、自民党内でどう評価されているのでしょう。防衛大臣の時に、イージスアショアー中止を党に相談せず、いきなりやめると言い出しました。そのあと、自民党内での大反発を受けたことはご存じの通りです。戦時にブースターが市街地に落ちるから?ちゃんちゃらおかしいです。それじゃ、攻め込んできた航空機もミサイルも撃墜できませんね。核兵器で大都市が消滅するときにブースターにあたったら??隠れて下さいよ。
    河野氏は、SNSをうまく使っています。発信するということはとても大切です。でも、それは日本のための政策を打つことができるという、その次のことです。
    枠担当大臣、高齢者の重症化を抑えることに成功しました。しかし、若年者にも打つように呼び掛けてしまいました。この時点で、この人はワンワールド側の人間という疑いを持ちました。若年者のコロナ死亡は0です。重傷者も居ません。「夏休みに打てだぁ。何言ってんじゃ、こいつ。」と思いましたよ。枠を打って亡くなった方はいらっしゃいます。どちらのリスクが上かは、政府内に居ればわかっていたはずです。
    河野さんは、国家観を語れません。ここが最も重要です。総理大臣になったら何がやりたいのでしょう。日本をどうしたいのでしょう。聞こえてきませんね。
    河野さんは、麻生さんの支持を取り付けることができませんでした。そこで、終了です。
    今の河野太郎さんでは、自民党をまとめることはできないと思いますよ。将来は、わかりませんけど。

    1. はるちゃん より:

      > 今の河野太郎さんでは、自民党をまとめることはできないと思いますよ。

      日本の長期停滞の責任を政治家は取る必要があると思います。
      今まで長きに渡って改革が出来なかったのは日本の調整型政治に因るのでは無いでしょうか?

      コロナは日本の行政の脆弱さや安全保障体制の脆弱さを誰にもわかる形で提示してくれました。
      コロナ後の日本は変わらなければなりません。
      今までの調整型政治では行政や国民的の意識を変える事は不可能に思えます。
      この意味で岸田さんは不可です。

      高市さんは共感出来る部分は有りますが政策の実現可能性については疑問があります。主張すれば出来ると言うものではありません。
      西欧諸国を始めFOIPへの賛同を期待する国に対しては、憲法改正と靖国神社参拝の目的を正しく理解して貰う努力が欠かせません。
      諸外国のマスコミを含めて説得できるでしょうか?
      高市さんにはこの辺りのコミュニケーション能力に不安があります。
      高市さんが性急に自らの政策を進める場合、無益な国際的軋轢を生む可能性も否定できません。

      ここはやはり、菅さんが進めて来た行政改革と安部さんが進めて来たFOIPを推進してくれそうな河野さん一択では無いかと思います。
      河野さんに調整力を期待してはいけ無いと思います。

      1. くろくま より:

        「自民党をまとめる」 ではわかりにくかったですね。
        「自民党議員に支持される」 ですね。

      2. PONPON より:

        はるちゃん様

        全面同意です。
        なお個人的に危惧しているのは、高市氏が「河野談話を政府として否定する」と公言していることです。

        確かに河野談話は、事実無根の韓国の主張をベースとした著しく国益を毀損した痛恨の失態、でした。
        しかし慰安婦問題に関しては、日本は韓国に完敗したのであり、いかに今更日本の正当性を主張しても、世界はこぞって日本を「歴史修正主義」「反省が無い」「戦前の危険な日本が復活」と見做すだけであり、特にアメリカ政府は対韓国との関係上、猛烈に日本政府を批判するでしょう。

        私が恐れているのはそういった批判というよりも、日本の将来の命運を左右する「徴用工問題」に対する悪影響です。
        世界の世論が韓国に対して同情的になり、現在日韓請求権協定違反=国際法違反という日本有利な状況が逆転し、下手すれば仮に国際司法裁判所に持ち込まれた場合でも負け、日本の韓国統治が不法であったというとてつもない状況に陥る可能性が高くなるのではないか、と危惧しているのです。

        日本人として河野談話を否定したいのはヤマヤマですが、リアルなリスクを踏まえれば、危険極まりないことかと思います。

        日本がやるべきことは、そんな過去の歴史に焦点を当てることでなく、日本を現実的に強くするための各種政策、軍事力増強、及びしたたかな外交である、と私は考えています。

  15. オブ より:

    誰が総裁になるにせよ、安全保障に関しては現行の継続ができ憲法改正まで持っていける、経済対策では思い切った減税ができる、マスコミ改革に切り込める人を望みます。いま出ている名前であれば高市さんか河野さんか。河野さんは発信力はあると思いますが、党内をまとめられるかがネック。となると安倍さんが推す高市さんか。彼女の問題意識は買います。
    河野さんは官房長官か幹事長を経験すべきだと思います。
    岸田さんも前回は頼りない印象を受けましたが、雌伏の時を得て印象が変わった感じはしますが、今は突破力が求められると思います。
    石破さんは何故、前回飛び出さなかったか。あのとき御託ではなく行動していれば違ったと思います。
    悲しいかなあくまでも野党の評価は自民党の評価に対するもので積極的に掲げる政策や所属している政治家を支持する声は聞かないですよね。とにかく自民党とは逆の主張ということはわかりますが、行き着く先はディストピアかと思います。ここが日本の痛いところです。選択肢がないというね。

    1. 元ジェネラリスト より:

      さっきプライムを見ていて思ったんですが、河野太郎氏は国対委員長を経験させると面白いかもしれないと思いました。
      どんな結果が出てくるかは想像つかないのですが、野党の反応がニュースに流れることは多いので、調整力と駆け引きの実力評価にはいいんじゃないかと思いました。

      河野太郎氏に国対を命じる総裁は、嫌がらせをしていると見られるかもしれませんが。

      1. 匿名 より:

        そうですね良いものを持っているので、今首相にして潰すよりも、もう少し経験を積ませて大事に育てたいですね。

  16. 柴9 より:

    任期満了で退陣予定の菅総裁。次期に手を挙げないだけで、途中で放り出したわけではありませんが、自分なりに功績を整理してみたいと思います。

    ・コロナ対策
    Gotoキャンペーンの推進は二階議員の意向。破壊的な自粛要請をする医師会尾身会長は、既に任用されていたので、コントロールは無理。給付金のもたつきでデジタル化を進めた。デルタ株での感染拡大は、空気感染なので自粛では無理。ワクチン普及が大きい。後は、感染と普及のスピード次第。外食自粛中の議員不祥事は、二階派の責任。緊急事態宣言の連発は、憲法の制約上やむ得ないが、連発は良くなかった。

    現実的なところで、できる手を最大に進めたといえる。符が悪かった。

    国民に負担を強いる場面で、政治家なら心に刺さる言葉を発信して、民心をまとめるべきだった。

    この点、菅総理は「旨いラーメン屋」の親父。評判は、食べたら分かる路線。惜しい。

    ・学術会議
    既に制度疲労を起こし、活性化せず、国益を損なう組織。菅総理の対応は正しかった。

    ・デジタル化
    完全に正しい。コロナ対策で、行政手続きの遅れを、日本の産業的根幹に関わるところの改善で対応。ここでデジタル化が進まなければ、発展途上国にも遅れをとるところ。テレワークも含め、コロナ対策で生活や労働環境、産業プレイヤーが変わる。既存産業も活性化する。先進国中で目立って悪い日本の生産性が上がらねば、デフレを脱出できず、輸入できず、実質的な植民地になってしまう。

    ・グリーン成長
    正しい。アベノミクスの新成長戦略で及ばなかったのがこれ。中国の台頭や、欧州の動きが要因とはいえ、国の稼ぎ頭を新たに作らねば、いつまでも産業が活性化しない。菅総理が目標年次を定めたのは、正しい。

    ・携帯値下げ
    既存産業の活性化になる。国際標準は正しい。

    ・五輪開催
    コロナ下であるが、中止は出来なかったと思う。Goto推進の二階議員が幹事長であり、選挙もあるので、やるしかなかったのでは。

    ・土地規制法案
    公明党に骨抜きにされたが、重要。中国が富裕層の資産回収に着手しているので、国を守る必要がある。

    ・子ども庁
    未着手状態。

    ・国家観
    急なバトンタッチとはいえ、現実的な施策を進める前に、国民に示してもらいたかった。上手な言葉でなくても良いので。但し、二階派の存在が政権の前提なので、示すわけにはいかなかったか。

    ・不出馬
    皮肉な結果だが、不出馬が国益にかなった。デジタル化や生き方の多様性が認められる現在、自民党の価値観は、国民の価値観とはずれ、制度疲労を起こしている。仕事師として菅総理の手腕は高いが、派閥体質にコントロールされていた。菅総理の重石が外れることで、多様な価値観に叶う人材が出馬出来ることになった。結果的に正しい。

    総括すると、菅総理の人間性に行き着きますが、負けず嫌いが良くも悪くも積み重なった結果で、無派閥のために振り回され、正しかったが惜しかった、といえると思います。

    菅総理は望まないと思いますが、無派閥で不気味な存在感をもちつつ、影で力を発揮すべきだったかと思います。正に幹事長の向きではなかったかと。

  17. KY より:

     時の政権の評価は貸借対照表式にするモノで、それに沿えば菅政権への評価はかなり高いものになりますが、反自民カルト信者の価値観ではそれすらも「ネトサポの工作」になるみたいです。
     「反自民なら誰でもいい」と言う無節操なカルト信者の自己投影がそういう誇大妄想を抱かせるのですね。

  18. 理系初老 より:

    7日朝、ネット(ヤフー)の最新世論です。
    投票118,823人
    高市 44.3%
    河野 29.9%
    岸田 12.7%
    石破 10.5%
    もうマスゴミは1,000人程度の電話インタビューを世論といってえらそうに掲載する愚、情報操作はやめなさい。

  19. 門外漢 より:

    神奈川グループの誼で、小泉が河野支援に回ったら、総裁選も総選挙も圧勝でしょうね。

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