日韓関係は「リセット」できない

当ウェブサイトでこれまでに無数に議論して来たのが、「韓国が国を挙げて日本に対して行っている不法行為」という論点です。そして、韓国側から繰り返される「ツートラック論」には、「日本の信頼を破壊したのが自分たちの側である」という視点がスッポリ抜け落ちているのです。こうしたなか、優れた韓国観察者である鈴置高史氏が指摘するところの「韓国の特殊性」に関する実例を発見しました。要するに、都合が悪くなれば「リセット」すれば良い、とする主張です。

歴史問題

韓国の国を挙げた不法行為の2本柱

当ウェブサイトではこれまで、日韓関係論にそれなりの関心を払ってきましたが、「金融評論家が運営する独立系の政治経済評論」と銘打っているとおり、「日韓関係論」そのものは、本来、当ウェブサイトの専門領域ではありません。このスタンスは、今後も変えるつもりはありません。

ただ、当ウェブサイトを開設して以来、世間の関心の多くは、韓国の日本に対する常軌を逸した振る舞いに向けられてきました。必然的に、当ウェブサイトでも韓国論が増えてしまうのです。

その理由はもちろん、韓国側の度重なる「国を挙げた違法判決、違法行為」の数々にあるのでしょう。とりわけ、その中核を占めているものが、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題という「2つの柱」です。便宜上、番号を付しておきましょう。

自称元徴用工問題
  • ①韓国大法院による2018年10月と11月の日本企業敗訴判決
  • ②日本政府による日韓請求権協定に沿った問題解決手続に韓国政府がまったく応じなかったこと
  • ③自称元徴用工らの側による日本企業の資産差押と売却手続(売却スルスル詐欺)
  • ④長崎県端島(いわゆる「軍艦島」)などでの「朝鮮人強制連行・強制労働」という歴史捏造
自称元慰安婦問題
  • ⑤日韓両国が2015年12月に取り交わした「日韓慰安婦合意」を韓国政府が反故にしたこと
  • ⑥自称元慰安婦が日本政府を訴え、主権免除原則に反する判決が下されたこと
  • ⑦韓国政府が実質的に支援する慰安婦関連団体が世界中で慰安婦像を建てまくっていること
  • ⑧日本大使館・領事館前の公道上に設置された慰安婦像を韓国政府が撤去しないこと

ここに列挙した8項目、明確な国際法違反、条約違反、約束破りなどの不法行為ばかりであり、日本としては1ミリたりとも譲歩できないし、譲歩してはならない項目です。

ほかにも、大小さまざまな問題が!

もっとも、この「2つの柱」が国際法などに照らし妥当な形で完全に解決されたとして、日韓関係がただちに「正常化」するというものでもありません。文在寅(ぶん・ざいいん)政権下の韓国が発生させたものだけでも、いくらでも事例があります。

  • 外交儀礼違反…▼2017年12月の慰安婦合意に関する機密文書の公表、▼2018年10月の国際観艦式における旭日旗騒動、▼2019年2月の韓国国会議長による天皇陛下への侮辱発言、▼2020年11月の日本政府のアグレマンを得ない段階での次期大使人事発表
  • 安全保障・通商問題…▼2018年12月の火器管制レーダー照射事件とその後の「逆ギレ」、▼2016年6月から丸3年間、輸出管理に関する政策対話を無視したこと、▼2019年7月の対韓輸出管理適正化措置に対する2020年6月の対日WTO提訴、▼2020年8月の日韓GSOMIA破棄騒動

…。

こうやって並べると圧巻です。

また、最近だと、日本政府が海洋放出を決めた福島第一原発の多核種除去装置(ALPS)処理水のことを「汚染水」などとわざと誤った用語で呼び、国際社会で中国と結託して日本を貶めようとしているのは、その典型的な事例でしょう。

(※余談ですが、『福島「処理水」放出を中韓への事前相談なく決める日本』などでも触れたとおり、日本としては少なくともALPS処理水海洋放出に関しては、国際機関との事前協議を経るなど、国際社会のルールに従ってきちんと対応していることは、大変に正しい対応と言わざるを得ません。)

こうした文在寅政権時代に生じたものに加え、たとえば朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代や李明博(り・めいはく)政権時代、あるいはそのさらに以前に発生したものを含めれば、韓国が解決していない日本に対する不法行為の数は、さらに増えます。

日韓が将来的に「和解」するにせよ、「決裂」するにせよ、これらの不法行為については、いずれ何らかの形で決着を付けねばなりません。

韓国の2つの本質的問題点

ただ、ここで注意したいのは、こうした状況を「日韓関係『悪化』」と呼んでよいのかどうか、です。

日韓友好に逆行する、国際的にはあきらかに違法行為に属する行動を次々と仕掛けて来ているのが韓国の側であるという点に疑いの余地はないのですが、そもそも論として、これらに伴い、日韓関係がギクシャクしていることが、日本にとって本当に「悪いこと」なのか、という論点です。

これについては本稿の末尾で触れますが、その前に、当ウェブサイトでこれまで申し上げて来た、「日韓の歴史問題には、本質的に次の2つの問題がある」という点を振り返っておきましょう。

日韓歴史問題の2つの本質的問題点
  • ①本来、日韓間のあらゆる請求権に関する問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に決着しており、慰安婦問題は2015年12月の合意で最終的かつ不可逆的に解決済みである。
  • ②韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである。

上記のうち②の部分については、日本がこれまで韓国に対し、「それはウソだから、そういうことを主張するのは悪いことだよ」、と、ちゃんと指摘して来なかったこと、行き過ぎた歴史捏造に対し、必要な制裁を加えてこなかったことが、韓国を増長させる原因でもあったのではないでしょうか。

ここで指摘しておきたいのが、「対韓譲歩論」の問題点です。

著者の私見で恐縮ですが、日本で「日韓友好論」を唱えている人たちを分析してみると、すなおに「韓国は日本にとって、基本的価値や利益を共有する最も重要な隣人であり、友人だ」、などと思い込んでいる人は、じつはかなりの少数派です。

「日韓友好論者」の圧倒的多数が、「韓国では歴史問題で日本に悪い感情を持っている人もいるから、ある程度は日本が韓国の国民感情にも配慮して、譲歩できるところは譲歩してあげなければならない」、といった思考パターンを持っています。

これが、当ウェブサイトの表現でいうところの「対韓譲歩論」です。

そして、この「対韓譲歩論」、すべてにおいて、発想が短絡的です。

たとえば、韓国側が主張する「強制徴用問題」とやらに関しても、それらが歴史的事実だと素直に思っている人は非常に少ないと思いますが、それと同時に、「日本企業が参加する基金などを作り、首相がとりあえずごめんなさいと謝ることで相手の気が済むのなら、そうすれば良い」、とでも思っているフシがあるのです。

しかし、少なくとも「日韓友好」という点が自己目的化するあまり、日本が国家として守るべきものをないがしろにして良いという話ではありませんし、重視すべきは日韓関係よりも日本の国益であることは間違いないでしょう。

用日、あるいはツートラック

ただ、日本の側で「対韓譲歩論」が存在して来た理由は、韓国の側にもこれに呼応する考え方があったからでもあります。

当ウェブサイトでは、「対韓譲歩論」に相当する韓国側の発想のことを、「用日論」と述べています。

早い話が、「歴史問題で日本に対し道徳的優位に立ち、経済、防衛など韓国の役に立つ分野では日本を一方的に利用してやろう」という考え方のことです。

また、この「用日」という考え方、韓国メディアではもう少しマイルド(?)に「ツートラック論」などと呼ばれることもありますが、わかりやすく言えば「歴史問題という道徳的優位性を利用して、日本から格安の値段で協力を引き出そう」という、「食い逃げ論」そのものです。

そのうえ、「歴史的に日本が韓国に非道な行為をした」というのが、歴史的事実に立脚しているならば、話はまだわかります。

しかし、現実に韓国側が主張する「日本の歴史問題」の多くは、ちゃんとした証拠もなく、出て来るものといえば自称元被害者の「証言」ばかり。ハッキリ申し上げて、お話になりません。

韓国メディアの噴飯物の主張

時々出てくる「韓日関係リセット」論

ただ、さすがにこうした状況が「マズい」と思ったのでしょうか、韓国の「保守系メディア」などからは、忘れたころに、「韓日関係をリセットせよ」などとする主張が出て来ます。

【コラム】新政府がリセットできるよう韓日関係悪化は防ぐべき(1)

―――2021.09.01 07:27付 中央日報日本語版より

【コラム】新政府がリセットできるよう韓日関係悪化は防ぐべき(2)

―――2021.09.01 07:27付 中央日報日本語版より

執筆者欄には、「申ガク秀(シン・ガクス)/法務法人「世宗(セジョン)」顧問・元外交部次官・リセットコリア外交安保分科委員」とあります。

申珏秀(しん・かくしゅう)氏といえば、駐日大使も経験された、韓国国内ではいわゆる「知日派」とされる方のようですが、今回のリンク先の記事など、先ほど申し上げた「用日論」にドップリと浸かっている、まことに都合の良い主張で占められています。

申珏秀氏は、「東京五輪に文在寅大統領が訪日できなかったことで、複合多重骨折状態に陥っている韓日関係を逆転させる大切な機会が失われた」、このままだと韓日関係は「失われた10年を経験しかねない」、などと指摘。

そのうえで、次のように述べるのです。

複合骨折状態である韓日関係を改善するためには万病に効く薬はなく、基本に忠実でなければならない。協力は増進して葛藤は低減することによって、崩れてしまった相互信頼を回復し、相手の重要性を再認識する道を着実に歩かなければならない。<中略>両国は歴史問題の解決努力と協力事案の推進を分離する『ツートラック』アプローチを取りつつも、歴史問題の懸案である強制徴用と旧日本軍慰安婦問題の外交的解決に取り組んでいかなくてはならない」。

ご都合主義に満ちた「ツートラック」論

ここで「ちょっと待ってください」、と言いたいと思います。

そもそも相互信頼関係は「崩れてしまった」のではなく、「韓国側が一方的に崩した」ものです。

また、「強制徴用と旧日本軍慰安婦問題」、正しくは自称元徴用工問題と自称元慰安婦問題は、いずれも韓国が勝手に外交問題化したものですので、それを解決する責任は全面的に韓国のみにあります。

日本は本件で、手を貸すいわれはありませんし、手を貸してもなりません。

だいいち、次の記述もメチャクチャです。

両国が互いに敬遠する現象に陥り、共有価値・利益に関する冷静な判断よりも感情が先立ち、東アジアやアジア太平洋地域の全体局面よりも両国関係だけを見て、現在と未来よりも過去だけに視線が固定された異常な症状をみせている」。

「現在や未来、価値や利益に関する冷静な判断よりも、過去だけに視点が固定されている」のは、「お互い」ではありません。

韓国の側の一方的な問題点です。

また、申珏秀氏は日韓両国が「アジアで2ヵ国しかない経済協力開発機構(OECD)加盟国」、「基本価値を共有する」などと述べていますが、残念ながら日本は、韓国という「約束を破るウソツキ国家」とは、基本的価値を共有していません。

申珏秀氏の議論は、まさに「用日・ツートラック」論、「ゼロ対100理論(※)」など、当ウェブサイトで普段から指摘している「韓国側の用日論」の典型例でしょう。

※ゼロ対100理論とは?

自分たちの側に100%の過失がある場合でも、インチキ外交の数々を駆使し、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく、韓国や北朝鮮が好んで使う屁理屈のこと。

いずれにせよ、申珏秀氏の主張する「リセット」論など、日本としては許してはなりません。

韓国の対日不法行為については、キッチリと利息を付けて対価を負担してもらうよりほかに、方法はないのです。

自称元徴用工問題で「外交的協議」とは…

この申珏秀氏といえば、同じく中央日報に今朝、こんな「コラム」も寄稿されているようです。

【コラム】日本企業に対する差し押さえ財産の現金化から中止するべき

―――2021.09.01 07:51付 中央日報日本語版より

自称元徴用工問題に関連する日本企業の資産差押問題で、日本製鉄や三菱重工の資産差押に関し、「韓国国内の司法手続が完了段階にあり、現金化は時間の問題」としつつ、驚くことに、申珏秀氏はこう主張するのです。

韓国政府としては、何よりも強制徴用問題の外交的解決に向けた時間稼ぎのために現金化から防がなければならない」。

ここでハッキリ、「時間稼ぎのために」、とおっしゃいました。

何度も繰り返すようですが、自称元徴用工問題は、韓国が一方的に捏造したものであり、また、仮に捏造でなかったとしても、歴史問題自体はすでに1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決しているものです。

申珏秀氏の主張の問題点は、まだあります。自称元徴用工問題を巡り、こんなことを言い出すのです。

外交的解決法は韓国最高裁の判決と日本が主張する韓日請求権協定を折衝し、韓国政府、請求権資金使用韓国企業、被告日本企業の3者が出資する基金を通じて原告に賠償する方式が現実的だ」。

基金・財団方式自体、韓国自身が2015年の日韓慰安婦合意を一方的に破り、慰安婦財団を解散したという実績をお忘れなのでしょうか。

すぐに約束を破ってきたのが自国の側であるという事実を、どうしてこうも都合よくお忘れになるのでしょうか。

いずれにせよ、自称元徴用工問題では、日本が韓国に譲歩するというのはあってはならないことであり、「韓国が条約を守って日韓関係破綻を回避する」か、「韓国が条約を破ることで日韓関係を破綻させる」か、その2つしか選択肢はありません。

また、この議論では、「強制徴用問題に関連した日本通商規制の解除と韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の正常化」などとする記述も出て来ますが、元駐日大使ともあろう方が、どうしてここまで見事に事実誤認をなさるのでしょうか。

日本が韓国に輸出規制を適用した事実はありませんし、そもそも対韓輸出管理適正化措置については、韓国の輸出管理に問題があったからこそ発動された措置であって、自称元徴用工問題は無関係ですし、根本的な原因が解消しないのに輸出管理を緩和することなどできるわけがありません。

さらに、日韓秘密軍事情報保護協定(通称「日韓GSOMIA」)についても、「終了通告の効力中断」などと称しているのは一方的に韓国側のみの話であって、日本がこれにお付き合いする義理もありません。

「保守派」に属すると思しき人物がこんなことを堂々と主張するわけですから、正直、大変残念です。

日本の側で広がる「脱韓」の動き

もっとも、著者自身は常々、「日韓関係は日本の姿を映し出す鏡のようなものだ」と考えているのですが、日韓関係が「ギクシャク」し始めたのは、裏を返せば、日本の側で「対韓譲歩論」が急速に力を失っているという証拠でもあります。

すなわち、昨今の日韓関係のギクシャクは、「日本という国が韓国という国の違法行為に対し、国家としての当然の反応をするようになった」という証拠であり、一概に「悪化」と呼ぶべきではないのです。

もちろん、経済・産業面では、いまだにサプライチェーンなどにおいて韓国と深い関係がありますし、軍事的に見ても、日韓協力は欠かせません。「韓国がなくても大丈夫」、という状況には、まだまだ至ってはいません。しかし、日韓関係の「ギクシャク」は、政府、民間交流にも、少しずつ影響を及ぼし始めています。

まず、政府レベルでは、軍事面・防衛面で影響が出始めました。たとえば、『ついに日韓ハイレベル防衛交流「ゼロ回」に=防衛白書』などでも述べたとおり、防衛関係者同士の「ハイレベル防衛交流」については、昨年の日韓間での交流実績がついにゼロ回になってしまったのです。

また、外交面でも、『外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ』などでも指摘したとおり、日本は「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を日米同盟に次ぐ基軸に据えたうえ、このFOIPを「韓国との連携」よりも上位に置いたのです。

次に、民間レベルでも、「日韓離間」の影響は着実に生じ始めています。

たとえば、世の中ではあまり注目されているフシはありませんが、すでに貿易の世界では、韓国が長年守ってきた、日本にとっての「3番目の貿易相手国」の地位から転落することも増えて来ました『台湾が韓国を抜き「3番目の貿易相手」に浮上した意味』等参照)。

また、『日本の金融機関、香港と韓国への与信額が減少傾向に』や『国際金融統計から見える「ジワリ韓国から離れる日本」』などでも触れたとおり、金融(とくに直接金融や証券投資など)の世界では、日本の金融機関は、対外与信に占める韓国の割合を、露骨に下げ始めています。

さらには、2018年には1000万人を超えた日韓の人的往来が、2019年には一気に900万人を割り込んでしまいました(図表)。

図表 日韓の人的往来

(【出所】日本政府観光局、韓国観光公社の各データより著者作成)

その後、2020年3月には新型コロナウィルス感染症(武漢肺炎)の感染拡大防止などの影響を目的で、日本は韓国に対する観光ビザなどの免除措置を一時中断し、韓国が対抗措置でこれに応じたことなどを受け、日韓双方の往来は激減しました。

(※もっとも、日韓往来の激減は、どちらかというと韓国の側の2019年における「ノージャパン運動」と2020年のコロナ禍によるものであるため、「日本が韓国から距離を置き始めた実例」とは言い切れませんが…。)

リセットできない日韓関係

いずれにせよ、政府レベルでは外交・防衛面で、あるいは民間レベルでもヒト、モノ、カネという面で、日本が韓国から距離を置こうとし始めていることは、おそらく間違いのないことでしょう。

こうしたなか、優れた韓国観察者である鈴置高史氏が指摘したこんな内容は、非常に参考になります(『鈴置論考、「日韓の」ではなく「韓国の」特殊性に言及』等参照)。

平気で約束を破り、堂々と他人を裏切る韓国と首脳会談を開こうとする国はまず出てこない。何を取りきめようが、すぐに反故にされるからです。日本と韓国がうまくいかない原因は『日韓関係の特殊性』ではなく『韓国の特殊性』にあるのです」。

この表現、すべての日韓友好論者の皆さまにこそ、百回でも読み返していただきたいと思います。

いずれにせよ、日韓関係が将来的に、再び「友好関係」を目指して和解するのか、それとも双方譲らずに「クラッシュ」するのかについては、現時点ではよくわかりません。

しかし、少なくとも日本の側は韓国の「用日派」の面々が主張するような「リセット」には応じてはなりませんし、国家としての原理原則を捻じ曲げるようなことがあってはなりません。

すなわち、日本が最優先で取り組まねばならないのは、「もし日韓関係が『改善』できなかった場合」というシナリオを置いたうえで、最悪の事態に備え、「韓国がなくても大丈夫な日本」という国造りではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. sqsq より:

    何度も書くけど、韓国は過去の成功体験に基づいて「夢よもう一度」をやってるんですよ。
    1965年の日韓請求権交渉で望外の金額をせしめて、慰安婦問題で日本に頭を下げさせて、自称徴用工でまた金とろうとしてる。
    もうそんなことをやっても無駄ですよということを理解させなければならない。

  2. H より:

    パタリロで思い出した
    下記は日韓を表すのにいい得て妙な有名な一節

    パタ「とゆーわけで 相談にきたんだが」
    バン「なぜ わたしの所へ」
    パタ「他に友達がいないから」
    バン「友だち?誰が?誰の?」

    1. クロワッサン より:

      うまい!!!

  3. マスオ より:

    リセットと言えば、子供の頃、ファミコンでゲームをしてて、うまくいかなかったり、負けそうになったりしたら、リセットボタンを押してたw
    よくケンカになったものでしたw

    子供の主張と同じなのかな(笑)

    1. だんな より:

      マスオさま
      子供では有りませんが、自分が一番都合の良い所にリセットしたいんです。
      河野談話と日韓パートナーシップ協定が、韓国の拠り所です。

      1. 匿名 より:

        昔バタフライエフェクトって映画あった。主人公が好きな子を救うために何度もタイムリープするけど結局救えなくて最後はその子と仲良くならない関わらないってのがお互い幸せになる最後の手段だって結末。何度リセットしてもダメなもんはダメと早く気付いてw

  4. クロワッサン より:

    日本が韓国との距離を広げていけば、用日派とも憎日派とも接する機会が減り、日本にとってよりストレスフリーな関係になっていくのと期待しています。

    韓国側は、日本との距離が広がると用日も憎日もし難くなり、よりストレスフルな精神状態になるのではないかと。

    結果、韓国からの用日圧力、憎日圧力が強まっていくでしょうが、其れは日本が韓国との距離をもっと広げる力になるでしょうから、日韓関係がより進むのだろうなと。

  5. 七味 より:

    >両国は歴史問題の解決努力と協力事案の推進を分離する『ツートラック』アプローチを取りつつも、

    是々非々っていうか課題毎に協力と対立があるってのはごく当たり前の話だし、「それはそれ。これはこれ。」ってのも大切だと思うのです♪

    ただ、ツートラックのおかしなとこは、協力が難しいとこまで「解決努力」とか言ってるとこで、そこは棚上げして協力できるとこで協力して信頼関係を構築するって発想がないとこだと思うのです♪
    もっとも、日本からみた自称さん問題は、過去の話じゃなくて、「勧告は約束を守らない」って、協力関係構築のそもそもの前提を崩しちゃったことにあるから、「これはこれ」って言える話でもないんだと思うのです♪

  6. イーシャ より:

    「脱韓」という言葉に、韓国という泥沼からの脱出をイメージしました。
    個人的には、「【読者投稿】ゲーム理論最終回:FOIPの対極・韓国」で使った「捨韓」が気に入っていますが。

  7. 墺を見倣え より:

    ローマ法王が仰った様に、全員が霊的に生まれ変われば、リセットできるカモ知れません。

  8. めがねのおやじ より:

    第2次大戦が終わり、日本やアジア諸国はともかく、欧州やアフリカ、西アジア、北米大陸、南半球の人々は極東の赤貧の朝鮮国等、まるで知らなかったのです。

    何処にあるか、何をしてるか分からない。日本の統治していた国、ぐらいの印象でしょう。ところが今や、韓国は世界第10位圏内とか言い回ってますが、彼の国とビジネス他で、近づけば近づくほど気持ちが嫌になる。

    二度と近寄るな、と嫌われる「ジコチュー」満載、「プライドのみエベレスト」「カネ払いが悪い」「常にトクすることのみ奸智を巡らしている」。誰も付き合いませんよ。

    日本も今は多少改善されて来ましたが、韓国の「用日派」による「ツートラック」外交等に巻き込まれてはいけません。韓国のいう「リセット」?ハテ、何をリセットするのですか?

    関係そのものの遮断、としか聞こえないですね。もう韓国とビジネス無くなっても、私は困りません。台湾やタイ等で半導体関連は作れるでしょう。

  9. taku より:

    将来の国際秩序において、日本にとって最大のリスクは、中国が米国に代わり覇権を握ることだと考えています。それを防止するためには、韓国にも一定の役割を期待したいのが本音。ただ日韓関係だけについていえば、彼らが自分たちは”被害者”だから日本に対しては何をしても良い、と思っている限りは、良くなりようがない。ツートラック論だろうが、リセット論だろうが、道徳的優位論だろうが、同じ。その観点からいえば、当面の日韓関係で中途半端な妥協をしてまで、良くする必要は一切ありません。申珏秀さんのお考えの基金案にも全く同意できません。徴用工問題は、日韓請求権協定の枠内と韓国政府も認めてきた経緯があり、韓国内で解決すべき問題でしょう。政府間で合意した約束は、政権が変わろうとも、時間が経っても、きちんと守れ、で行くべきです。外交当局は、米国のカウンターパートナーとしっかり意思疎通して、変な妥協を迫られぬように留意してください。

    1. PONPON より:

      taku様

      >それを防止するためには、韓国にも一定の役割を期待したいのが本音。

      それを期待するならば、日米韓連携重視となり、歴史上繰り返されてきた韓国に対する配慮&譲歩の再現となりかねません。
      対中ということならば、もはや韓国はあてにならないどころか、足を引っ張る存在でしょう。
      韓国をの除いたFOIP体制の推進あるのみです。

    2. どみそ より:

      いやー。
      育ててあげて 裏切り寝返られる。
      そのような人たちに 期待することはおろかです。
      疫病神は 敵に押し付けるのが最良の策です。

      アメリカも朝鮮戦争の”投資”を 取り返そうと韓国を擁護していくことは さらなる”負”を 負うことになると思います。

      博打うちが あと一勝負すれば負けが取り返せると 借金が雪だるまに ということを アメリカが韓国にやっているようなものです。

      無意味な施しに アメリカがいつ気づくかです。

    3. サムライアベンジャー より:

      アメリカがチャイナに覇権を渡す日が来るのでしょうか。
      考えちゃいますね。
      やるときはやる、残酷な時は残酷なアメリカですが、
      90年代の天安門事件以後を思い出しちゃいます。制裁するする言って(チャイナからお金をもらったのか)クリントン当たりでしたっけ、結局何もしなかったような。

      今のファーウェイ制裁も、遅い&ぬるい気がします。あれほど非民主的な国を毛嫌いしておきながら、マネーで手なずけられてしまいますから。

      日本は今のところ、韓国は完全無視でしょう。うらにはアメリカがいます。文ちゃんの間はまず無視、今度の大統領が右派だろうが左派だろうが、さすがに今のアメリカは韓国を許すほどお人良しじゃないでしょうか。

      日本の韓国シンパ議員がいかに動こうと、無理でしょうね。

  10. カズ より:

    外交に限らず、交渉事は相手あってのものなのかと・・。
    ①デフォルト(初期化・標準)
    ②デフォルト(不履行・棄権)
    ↑彼らの一存で決められる選択肢は1つしかありません。

  11. termmasyu より:

    「河野談話」とは、

    「自称慰安婦(原告)」たちの「証言」、「加害者」である吉田清治氏の「告白」、吉見義明氏が発見(1992年)したという「強制連行」を指示した日本軍の文書から、「被害者と加害者の証言があり、これを客観的に立証する日本軍の文書がある」と多くの人が確信する状況において、追い込まれた日本政府が「河野談話」を発表した。

    しかしその後、その日本軍の文書は「強制連行」と無関係であることが立証され、他の文書は発見されていない。また、吉田清治氏の「告白」は創作だったことが明らかになる。日本で吉田氏を集中的に取り上げて報道した朝日新聞は、それらの報道を取り消すに至った。一見すると証拠が山のように積まれているが、実際は「自称慰安婦(原告)」たちの「証言」だけしか残っていない。

    「河野談話」は意味を「失った」のです。

    「日本政府」は「事実」と反する「河野談話」を「取り消し」て、「慰安婦」については「強制連行」は無かったと、新たな「談話」を発表すべきでしょう。

    「河野談話」には、日本政府が責任を持って出したという、日本政府というクレジットが付いています。つまり、慰安婦問題の、世界最高峰の「根拠」です。

    仮に「慰安婦問題」で「韓国」が引き下がろうとしましょう、しかし日本政府の「河野談話」があります。

    そうすると、

    日本は「慰安婦問題」を認めているのに「韓国政府」は何で引き下がるんだ!、という事になります。

    つまり、「河野談話」がある以上、「韓国政府」は引き下がれないのです。

    「韓国政府」も「韓国司法」も、自分たちが言っていることの正当性の根拠が「河野談話」なのです。日本政府というクレジットが付いている以上、これ以上の「正当性の根拠」は他にはありえないですよね。

    つまり、慰安婦問題の、一番の根本的な「元」となっているのが「河野談話」なのです。

    日本政府が「河野談話」を「撤回」しない限り、「韓国政府」は引き下がれず、慰安婦問題は「解決の糸口」が見い出せないということになります。

    いくら自称慰安婦(原告)の言っている事に矛盾があっても、彼女らが「嘘」を言っているのではないか?、では済まされない「根本問題」のところに「河野談話」が天高くそびえているのです。

    つまり、日韓は、慰安婦問題において「デッドロック」に陥っているのです。

    1. term6000 より:

      日本において「河野談話」を撤回しようという動きがみられませんよね、「河野談話」は「継承」すると言っています。

      韓国は「河野談話」が存在する以上、引き下がれません。

      ↑こういうのを「デッドロック」と言います。

      ————————————————–
      デッドロックとは、複数の実行中のプログラムなどが互いに他のプログラムの結果待ちとなり、待機状態に入ったまま動かなくなる現象を指す。
      ————————————————–

      https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10248650835

      1. クロワッサン より:

        termmasyu さん
        term6000 さん

        「河野談話」はいわゆる強制連行を日本政府が認めた談話では無いので、「取り消し」とか「撤回」はせず、別の談話で「上書き」や「骨抜き」をすれば良いと考えます。

        私も元々「河野談話撤回派」でしたが、河野談話の撤回は河野談話以外の価値を著しく下げるので撤回以外が好ましい、と。

        いわゆる強制連行を「認める」談話も「認めない」談話も日本政府は出していないと理解しているので、「いわゆる強制連行を否定する談話」を出すのが良いのでは無いかと考えます。

    2. じゃん🐈 より:

      デッドロックに陥っているのは「日韓」だけです。
      他のタスクはちゃんと動いてます。
      日韓が止まっているならそれで結構。触らずに未来永劫止めておけばよろし。

    3. どみそ より:

      河野談話も 万能壁画に描かれているようなので 事実でしょう(笑)。

  12. 匿名29号 より:

    都合よく自称慰安婦や徴用工を残したままリセットなどリセットと言えません。それに日韓関係は地球温暖化と同じく回帰不能点を過ぎてしまっています。

  13. 匿名 より:

    次期首相候補で人気NO1の河野太郎氏が首相になってやることは父・洋平の談話を取り消すことではないでしょうか?

  14. 匿名2 より:

    人間の血管はケガなどで負傷した時などの再生を除いて、自然にできるものではないらしいですが、癌細胞は自らが増殖する(栄養を取る)ために血管から血を運ぶ(盗む)ための微細な血管を作る性質があるらしく、これは癌細胞の大きな特徴らしいです。因みにこの血管は貧弱なもので、例えば胃や腸などで何かにこすれたりするとすぐ破れて出血するらしいです。最近では、この癌細胞血管を作らせない研究が進められているそうです。

    何を言いたいかと言えば、癌細胞=朝鮮人、血管=日本 と考えれば、面白いからです。

    正直、日本人が外国人と付き合うとすれば、アングロサクソンなどの白人よりも中国人、朝鮮人の方が、もっと言うと、中国人よりも朝鮮人の方がずっと付き合いやすいと思います。外見はもちろん生活習慣もすごく似ていますし、物の考え方もかなり似たところがあります。というか、同じ日本人同士、こんな人間にはなりたくないという典型的な悪い見本が、そのまま朝鮮人に当てはまっている感じです。逆に言うとそれだけ考えていることが良く分かるし、日本人として優越感を感じると同時に、個人単位で接すると妙に憎めない意思疎通がしやすい人間と、多分、多くの日本人は心の奥では感じているハズです。だから日韓議員連盟とか日韓癒着とかになるのだと思います。私は、ここの所に問題があると思います。心を鬼にして癌細胞の性質と接し方を臆することなくきちんと教育すること。あとは在日も含めて Give & Take の大原則を徹底して守ることが肝要かと思います。つまり、国家単位でカネを貸したら絶対に利子をつけて回収する。物を売ったり、サービスを提供したら必ず相応の代金は頂く。通貨スワップみたいな日本に利の無い約束は結ばない。権利には義務を抱き合わせる。約束破りには倍返しを行う。これらを徹底するだけでいいのです。

    1. りょうちん より:

      どうでも良い横ですが、血管新生阻害薬ってそんな最近だったっけって調べたら、アバスチンが2007年か…。時間が経つのは早いですねえ。

  15. だんな より:

    日本人の考えるリセットは、「国交の無い状態に戻す」。「日韓協定のお金と半島内の資産は、利子を付けて返す」でしょう。

  16. j より:

    お疲れさまです。

    日本には、ツートラックという言葉はございません。
    英語には、あるのでしょうか?

    韓国人は日本人にわかりやすく、ダブルスタンダードなり、日本人を騙す造語であるなり訳して欲しいと思います。

  17. 愛知県東部在住 より:

    文在寅政権の任期も残すところあと7ヶ月となりました。

    これを、もう7ヶ月しかないと見るのか、あるいはまだ7ヶ月もあると見るのか、人それぞれだとは思いますが、はっきり云って私自身は後者です。7ヶ月もあれば竹島にだって上陸できるでしょうし、または記者会見で「日王ガ~!」的な侮日発言だってできるでしょう。

    しかし、その程度の事であればまだ良いのです(勿論全然よくはありませんがね)。まぁ、また政権末期のダッチロールでお馬鹿な反日をやってるなと、嘲笑していれば済むことです。

    けれども私たちが絶対に忘れてならないことは、この文政権が骨の髄まで親北政権であり、その最終目標は北との統一にあることなのだという事です。残り僅かな期間を迎えたこの親北政権が、乾坤一擲の反米親北の最期の一手を仕掛けてくる可能性はけっしてゼロではありません。

    時あたかも再び北は、核開発再開の兆候を見せ始めました。文政権は見て見ぬ振りをしてだんまりを決め込んでいます。バイデン政権には、この文政権の姿勢がどのように映っていることでしょうか。

    鈴置高史氏の予言ではありませんが、もし「202X年米韓同盟は消滅する」としたら、それは文政権がルビコン川を渡って北にこれ以上の接近をしたときか、あるいは北の核再開発に(それがどんなに消極的であっても)コミットしようとした瞬間かもしれません。

    まぁ、いきなり在韓米軍の撤退等という事態になる事はな起こりにくいと思いますが、米韓為替スワップの、突然の凍結ぐらいは充分にあり得るでしょう。そうなればただでさえ昨年よりも弱体化している韓国経済にとっては、いきなりの死亡宣告にもなりかねません。

    そのような可能性はそれほど高くはないと笑われそうですが、私には近い将来に充分に起こり得るシナリオに思えてなりません。

    では日本とすればそのような事態が起きた場合に備えてどんな準備をしておくべきか、それを管政権始め、韓国に進出している企業や金融機関はやはり少しずつでもリスク回避の準備をしておくべきだと考えます。

    具体的には韓国内の営業及び製造拠点の引き揚げや、与信管理の更なる見直し及び資金の早期回収等韓国からの撤収の準備をしておくべきです。

    むろん、そのような事態に至る際には、アメリカからも日本に対して事前に同調を求めてくるとは思います。それはアメリカが韓国に制裁しようとするタイミングで、日本が救いの手を差し伸べて助けるようなことがないように、必ず事前に連絡があるものと考えるからです。これには前例もあったと筈です、たしか。

    韓国人、と云うよりもこれはあの民族の特徴と云えるのかもしれませんが、土壇場でとんでもない悪手を打ってくることが往々にして見受けられます。これは右も左も関係ない彼らの属性と云えるのかもしれません。

    備えあれば憂い無し、いずれにしても日本は準備だけはしておかねばと思う今日この頃です。

    1. クロワッサン より:

      愛知県東部在住 さん

      在韓米軍駐留経費協定が発効 25年まで有効
      https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210901002600882

      との事なので、2025年頃が区切りになりそうですね。

      1. 愛知県東部在住 より:

        クロワッサン さん

        コメント有り難うございます。

        たしかに「在韓米軍駐留経費協定」は2025年迄有効なのかもしれません。

        しかし、重大な問題があります。これもたしか鈴置高史氏がどこかで述べて板と思いますが、米韓同盟条約には「自動介入条項」がありません。つまり、もし韓国が北やその他の国から攻撃を受けたとしても、在韓米軍は韓国を守るための行動を自動的に起こす義務はないという事です。

        ご指摘の協定は、韓国が妥結した駐留経費を韓国が支払うことで、在韓米軍は2025年迄韓国国内に駐留するという程度のものかと思えます。ある意味、米国は韓国に対する「無限責任」を負わないように、巧妙な仕組みを米韓同盟の中に織り込んでいた、という見立てもできるのかもしれません。

        この辺りの事情を、文政権やその周辺の人々、そして韓国国民がどれほど真摯に受け止めているかについては、残念ながら今の私には知る由もありません。

    2. はるちゃん より:

      アフガン撤退に加えて韓国撤退という事になれば、アメリカの同盟国に動揺が広がります。
      日本はアメリカ一択ですが加えてFOIPの推進による西側諸国と関係強化を目指すことになります。

      ただし、韓国国民は左派はもちろん保守派にもアメリカに切られることを恐れて中国との「関係改善」を重視する意見が強くなると思います。
      コウモリ外交の強化ですが、これはアメリカからのより一層不信感を持たれることになりますので米韓関係はますます悪化する事になると思います。

      米韓同盟は中国との取引カードとして重要ですから同盟解消は中国や北朝鮮との取引が成立した時点になると思います。

      当面アメリカの対韓国政策は「助けない」ということになると思います。

      1. 愛知県東部在住 より:

        はるちゃん 様

        コメント有り難うございます。

        アフガン撤退に加えて韓国撤退という事になれば、アメリカの同盟国に動揺が広がります >

        本当にそうでしょうか?
        アフガニスタンにしても韓国にしても、我々日本人のような第三者から見ると、あそこまでおんぶに抱っこで、少々甘えすぎじゃないの?と思える事が多すぎるようにも見えます。

        しかし、我々も偉そうなことは云えないかもしれません。かつては安保ただ乗りという言葉もありました(今でもかも?)。同盟国が自分の国は自分で守る、その気概と矜恃がなければ米国はどのような同盟国も守ることはない、米国がそれをはっきりと示したのが今回のアフガン撤退だったと考えています。

        ですから、今回の米軍撤退は我々日本人にとっても、決して対岸の火事などではないという事を、改めて再認識する必要があるのではないでしょうか。

        1. はるちゃん より:

          >今回の米軍撤退は我々日本人にとっても、決して対岸の火事などではないという事を、改めて再認識する必要があるのではないでしょうか。

          日本には中国側に付くという選択肢は無いというのが多数の意見だと思います。
          そのためにはアメリカに加えて西欧諸国との連携強化に加えてASEAN諸国との関係強化を目指す事になると思います。

          韓国は違うと思います。
          アメリカが駄目なら歴史的に収まりが良く実利もある中国に付くと言う可能性が非常に大きいと思います。

          強いところに付くとい事大が習い性になっていますのでアメリカ離れが加速すると思います。

        2. サムライアベンジャー より:

           鈴置さんもおっしゃってますが、我々日本にとって米軍のアフガン撤退は対岸の火事のように」扱われていますが、韓国では「リアリティ」のある話として報道されています。アフガン撤退の記事も多いようですし。

           鈴置さん曰く、「韓国から撤兵」もありうる未来じゃないかと。
           日本の場合は難しいですね。アメリカ軍にとって沖縄は治政学的に「要所」です。アメリカ軍が日本を去る選択をする場合、チャイナに世界の半分以上を明け渡してもいいくらい国が衰退したときでしょう。50年後も人口が増えている国で確実に言える国は、アメリカくらい。アメリカもそう簡単に衰退するとは言い切れません。

  18. 徐々の微妙な放言 より:

    >元駐日大使ともあろう方が、どうしてここまで見事に事実誤認をなさるのでしょうか。

    元駐日大使でさえこの程度の認識しかできない。あるいは(万に一つも無さそうだが)もし問題を正しく認識できていたとしても、韓国ではありのまま表現できない。
    いずれにせよ、もはや救いようのない国です。

    大統領が「千年先まで被害者ヅラで恨み続けます」なんて言っていた国が、リセットだのツートラックだの、まさに噴飯物のご都合主義以外の何物でもありません。

  19. サムライアベンジャー より:

     リセット癖が治らないK国ですね。リセットで何とか乗り切ろうとする根性が理解できませんが。

     モンゴル帝国を滅ぼした悪癖はリセットできてるんでしょうか。朝貢先を女真族に変えて明の遺臣を滅ぼした罪はリセットできるでしょうか。

     1964年朝鮮通信使が書いてます。「日本の発展がうらやましい。この犬にも等しい倭人をことごとく掃討し、朝鮮の国土としたい」

     1960年代、朴正煕大統領の手記に「この国の歴史は悪の倉庫である。燃やして抹消したいくらいだ。」と綴っています。

     1990年代、サムスン故会長が半導体などが好調でそのパーティーかなんかの席で、「妻と子供以外、全部変えよう」と演説。

     かの国の歴史を大雑把に調べると、「リセットしたい」願望があちこちに見られます。

     この民族と付き合っていると、自分の都合のいい時だけ「リセット」したがり、何の発展もない。全く話を聞くだけ、無駄でしょう。

  20. 元マスコミ関係の匿名 より:

    『リセット』というのは『日韓断交』をする以外にはあり得ないでしょう。
    その覚悟なくして韓国は『リセット』などと大口をたたけないでしょうね。

  21. 匿名 より:

    両国が相互に権利を主張しかつ対等の立場で対立している事案であれば韓国がツートラックを主張するのも理解できますが、韓国が一方的に権利を主張している慰安婦・徴用工事案について韓国がツートラックを主張するのは違和感を感じます。韓国は事案について自己主張を続け、事案以外でも利益を得ることになります。仮に日韓関係にツートラックを適用するのであれば、日本がツートラックを主張する場合に限定されると思います。一方的に権利を主張される日本が、事案とそれ以外を切り分けましょう言うのであればまだ理解できます。よって、日韓関係にツートラックは永遠にありえないと思います。

  22. WindKnight.jp より:

    韓国政府が”リセット”したいのなら、
    まず、韓国国内を”リセット”しないといけないわけですが。

    まあ、無理でしょうね。

  23. たい より:

    日韓関係は、そんな簡単に断交できるものではないでしょう。
    ただし、片方で相手を殴りつけて、もう片方で握手を求める様な都合のいい真似はできません。

    1. サムライアベンジャー より:

      ビデオブロガー:非株式会社いつかやるさんは「日韓断交なんて地政学的にばかげている。日韓断交してしまうと防衛線が日本になってしまうからまずそれはない」とおっしゃっています。

      我々から見ると、韓国はとても友好国に見えません。結局我々のほうが譲歩させられる。もう、いい加減にしてほしいですよね。

      地政学も大事ですが、近年の軍事技術の発達により、陸軍兵士を地べたに置いておく必要はなく、遠隔操作の兵器がありますから、流れも変わってゆくかもしれませんね。それに実際の兵器よりも「サイバー戦」の時代ですし。日本はサイバーが弱いんですが。。。

      1. はるちゃん より:

        >日韓断交してしまうと防衛線が日本になってしまう

        韓国の仮想敵国は日本です。
        断交しなくて防衛線は日本海です。
        現状認識が甘すぎですね。
        この方は何を考えて生きておられるのでしょうか?

        1. サムライアベンジャー より:

          >現状認識が甘すぎですね。
          >この方は何を考えて生きておられるのでしょうか?
          >
          はい。地政学的には、自国に防衛線を張らない(戦わない)、必ず別の地(国)を緩衝地にする、というのが基本的な考えなのであながち間違ってはないようです。

          ただこの方々のほかのビデオを見ると韓国の異常さにさんざん文句も言っておられます。そんな国とどう同盟を保ってゆけばいいのかについては言及されてないようです。
          韓国がいつか変わるという夢をお持ちのようで。変わらないからこうして我々がここに集っているんですよね。

  24. オブ より:

    韓国との関係は、日本次第なのだと思います。向こうの都合のいい理屈には付き合わず理不尽な言動には反撃できる国造りが必要です。憲法を変えれば、いろいろうるさく言うとは思いますが、今までのごとく結局は何もできず逆にへりくだった態度に変えてくると思います。悲しいかな強きには逆らえない地域です。

  25. 田舎のおばさん より:

    まず私たちは、もどかしいのですが、山口3区の皆様ぜひ、参議院議員から鞍替えして総選挙に出陣の○○氏を当選させてください。
    日韓議連の✖✖氏落選となり2F氏の凋落と合わせ段々と疎遠になり斜韓に拍車がかかります。

    山口3区の皆様にかかっています。どうか!どうか!

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