ユネスコ軍艦島遺憾決議、日本は「根元を断つ」努力を

不法行為の全コストを、利息付きで韓国にお返ししよう

個人的におそれていた事態が実現しました。明治期の産業革命施設の世界遺産登録を巡り、2015年7月に日本の外務省が切った「空手形」が、ブーメランの形で返ってきたからです。複数メディアの報道によれば、ユネスコ世界遺産委員会は22日、「軍艦島の朝鮮人強制連行・強制労働に関する展示方法や展示内容が不十分」とする趣旨で、日本を非難する声明を全会一致で採択したのだそうです。結論からいえば、これについては「放置」せざるを得ず、かわりに「根元を断つ努力」をしなければなりません。

ユネスコ、日本への非難決議

今後の日韓関係の、いや、今後の日本外交の「モデルケース」が出て来ました。

ユネスコ(※)世界遺産登録されている長崎県の端島(通称「軍艦島」)に関し、東京都新宿区にある「産業遺産情報センター」の展示方法や展示内容などを非難する決議が、ユネスコ「世界遺産委員会」で22日、採択された、などとする趣旨の報道がなされているからです。

(※ユネスコ(UNESCO)とは:「国際連合教育科学文化機関」のこと。 “UNESCO” は英語の “United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization” を略したもの)

ただし、これについて原文で確認しようとしたのですが、ユネスコのウェブサイト上、該当する決議案のようなものは、現時点では確認できません(探し方が悪いせいでしょうか?)。したがって、ここではそれについて報じたいくつかのメディアのリンクを紹介しておきましょう。

軍艦島「遺憾」決議の歪んだ調査 元島民「再調査を」

―――2021/7/22 22:51付 産経ニュースより

軍艦島巡り「強い遺憾」採択 世界遺産委/朝鮮半島出身労働者の説明「不十分」

―――2021年7月22日 22:05付 日本経済新聞電子版より

ユネスコ、「日本の軍艦島歪曲」決定文を全会一致で採択…日本は沈黙

―――2021.07.23 06:52付 中央日報日本語版より

日本の軍艦島説明に「強い遺憾」 改善を要求=ユネスコ

―――2021.07.22 21:59付 聯合ニュース日本語版より

これらのメディアの報道を総合すれば、決議が行われたのは22日で、ユネスコ世界遺産委員会が「明示日本の産業革命遺産」を巡り、「多くの朝鮮半島出身者などが意思に反して連行され、厳しい強制労働に従事したことの理解を助ける展示」などが不十分などとして「強い遺憾」を表明したそうです。

また、決議自体に法的拘束力はないものの、日経電子版は「同委員会は2022年12月1日までに取り組みを報告するよう求めた」ため、「日本が対応を迫られる可能性がある」、などとしています。

これについて、どう考えるべきでしょうか。

日本の側にもかなりの責任がある

世の中的には、韓国に対する怒りの声も強いのですが、本件に関する当ウェブサイトの考え方は、ちょっと異なります。結論的にいえば、今回の決議自体、国際社会から見れば「日本が約束を果たしていない」と受け取られても仕方がないものです。

昨年の『「約束破り」の常習国家が日本に「約束を守れ」と要求』などを含め、これまでに当ウェブサイトで何度となく述べて来たとおり、そもそも日本は明治期の産業革命関連施設の世界遺産登録自体、すべきではありませんでした。2015年の段階で、すでにケチがついていたからです。

これらの世界遺産登録がなされたのは2015年7月のことですが、これに先立って、韓国側からはそれこそ国を挙げ、「朝鮮人労働者の強制労働が行われた施設が含まれている」として、ロビー活動を中心とした猛烈な妨害工作がなされました。

しかも、自国で中東呼吸器不全症候群(MERS)が蔓延しているなか、防疫対策などそっちのけで、尹炳世(いん・へいせい)韓国外交部長官(当時)がわざわざ訪欧するなどして、日本が登録しようとしている世界遺産が「朝鮮人を強制労働させた場だ」などとする虚偽の事実を言いふらしたのです。

こうした虚偽の歴史を捏造し、日本を貶めるというのは、韓国、中国、北朝鮮の常套手段ですが、それと同時に当時の日本の外務省も、かなり対応がマヌケでした。

ここでは、2015年7月5日、佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使が発言した内容を、そのまま紹介しましょう。

Madame Chairperson,

Thank you for the opportunity to deliver this statement on behalf of the Government of Japan.

It is quite an honor for the Government of Japan that the ”Outstanding Universal Value” of this property has been duly evaluated and that, with the support of all Members of the Committee, it has been inscribed on the World Heritage List by a consensus decision.

The Government of Japan respects the ICOMOS recommendation that was made from technical and expert perspectives. Especially, in developing the ”interpretive strategy,” Japan will sincerely respond to the recommendation that the strategy allows ”an understanding of the full history of each site.”

More specifically, Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites, and that, during World War II, the Government of Japan also implemented its policy of requisition.

(【出所】2015/07/14付 外務省『「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定(第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言について)』。下線部は引用者による加工)

客観的に見て、日本政府は強制連行と強制労働の事実を認めた

この文章、いったい何が問題なのでしょうか。

上記文章のうち、下線を付した部分を意訳します。

日本は非常に多くの朝鮮人を含めた労働者がいくつかの場所で、1940年代に厳しい環境の下、自らの意思に反して連行され、強制労働に従事させられた(中略)ということの理解の促進に向けた行動を取る準備がある。

日本自身がこうハッキリと述べているのです。客観的に見て、これは日本政府自身が朝鮮人の強制連行・強制労働の事実を認めたのとまったく同じです。

ちなみに外務省はこの “forced to work” については「違法な強制労働があったと認めるものではない」、「その旨は韓国側にも明確に伝達している」、などと述べています。

原文をそのまま引っ張っておきましょう。

  • 「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。
  • 今回の日本代表団の発言は,従来の政府の立場を踏まえたものであり,新しい内容を含むものではない。
  • 今回の日本側の発言は,違法な「強制労働」があったと認めるものではないことは繰り返し述べており,その旨は韓国側にも明確に伝達している。

意訳すれば、「前から政府が答弁している内容と矛盾してないの!外務省に責任はないの!韓国にもちゃんと伝えたの!だから大丈夫でしょう?」、といったところでしょう。

なにをたわけたことを言っているのでしょうか。

普通に考えたら、 “a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work” などと表現すれば、韓国側がその言葉尻を捉えて、「ほら!日本政府も強制労働を認めた!」などと大騒ぎすることは、火を見るより明らかだったでしょう。

それだけではありません。

この文章を読んだら、「あぁ、日本は大量の朝鮮人を本人たちの意思に反して強制連行して強制労働させたと認めたんだね」、としか受け止められません。外務省的には「認めていない」という立場を主張しているのですが、そんな外務省内の屁理屈、国際社会で通用するわけがありません。

ドイツ人専門家が「展示は不十分」

実際、先ほど紹介したリンクのうち、産経の記事を読んでおきましょう。

  • 6月7~9日、ユネスコが派遣したドイツ人の専門家が産業遺産情報センター(東京都新宿区)を訪れた。日本政府が2015年7月の世界遺産登録時に『(軍艦島などでの)犠牲者を記憶にとどめる』と表明した措置が履行されているかどうかの確認だった」。
  • ドイツ人は館内を視察し、『(朝鮮半島出身の)犠牲者の展示がない』との主張を繰り返したという。韓国が唱える朝鮮人労働者への非人道的な待遇は記録や証言で裏付けに乏しく、元島民は差別的対応はなかったと証言している」。

あたりまえです。

外務省の重過失により、結果的に日本政府自身が違法な強制連行と強制労働の事実を認めたのですから、こうなるのは当然でしょう。

いちおう、産経の記事では「外務省は水面下で巻き返しを図ったが、日本の国際社会での評価をおとしめようとする韓国の『政治工作』が成果を収める結果となった」と書いていますが、そもそも外務省や佐藤地なる者のチョンボが大きすぎるため、どちらかといえばこれは日本のオウンゴールではないかと思えてならないのです。

しかも、佐藤地なる者は、信じられないことに懲戒免職されなかったばかりか、その後は現在はハンガリー大使に栄転しました(現在は退任したようですが)。まったく外務省という組織は完全に腐敗し切っていると言わざるを得ません。

政治家や私たち国民は、外務省に対し、もっともっと強く怒って良いと思います。

この問題自体は放置するしかない

では、日本は今後、どうすれば良いのでしょうか。

外務省の「処理」は今後のこととして、まずは今回の件、正直、日本の側にも大きな過失があるのですが、それと同時に決議に法的拘束力がない以上、基本的には「無視する」しかないと思います。

決議どおりに対処したら、「朝鮮人の強制連行・強制労働」という、歴史的事実に反する韓国のプロパガンダをそのまま展示せざるを得ないわけですし、そのことは私たちの国・日本を不当に貶めるだけでなく、人文科学の一分野である歴史を日本自身が歪めるのと同じ効果をもたらすからです。

ただし、「諸悪の根源を断つ」という努力は、必要です。体にたとえていえば、癌を放置したまま熱を下げる努力をしてもあまり意味がないのと同様、いつまでも対症療法を続けるわけにはいきません。

まずは、日本の隣に、悪意をもって不当に日本の名誉と尊厳を貶めようとしてくる国が存在しているという事実を深刻に受け止めるべきです。

そのうえで、日本にできることは「癌細胞に栄養を供給しない」ことでしょう。

ユネスコ側が日本に「2022年12月までの対処」を求めるならば、日本は2022年の段階で、「ごめんなさい、 “forced to work” という表現は当時の外務省担当者の暴走でした」くらいの声明を出しておけば良いと思います。

また、それ以降もしつこく何か言って来るようであれば、世界遺産登録を謹んで返上したうえで、ユネスコへの資金拠出を止めるべきでしょう。

まずは、時間を稼ぐべきです。

というのも、諸悪の「根元」を断つためには、この「ユネスコ遺産問題」だけでなく、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題などを「包括的に」解決することを目指さなければならないからです。

その「包括的解決」が意味するところは、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』でも報告した、「不法行為の全コストを、利息を付けて韓国に負担させること」にあります。

だからこそ、日本政府がこうした「包括的解決」の努力をするのであれば、このユネスコ云々の問題については、正直、個別対応するのではなく、放置しておいて良いと思う次第です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 門外漢 より:

    募集工も売春婦も「意思に反して」その境遇に置かれた人は一定数居ると思います。
    最近でも囲い込みなどと言うタコ部屋まがいのものがあるのですから、戦前に全く無かったと言うのは考えられません。
    で、これらの不法労働者斡旋の実体を調査し、その中で軍艦島がどうだったか、朝鮮人の比率がどうだったかを「丁寧に説明」すれば良いのです。
    これは当時の日本の恥部に触れることなのでやりたくは無いでしょうが、ここまでくれば洗いざらい出すくらいの事はしなければならないでしょう。
    今のままではそれこそ何十万と言う朝鮮人が強制連行されたという「雰囲気」だけが広がってしまいます。
    勧告を奇貨として、自由応募工の実体・給与・待遇などを当時の資料を添えて展示すればよいし、軍艦島ではなく他の場所であったとしても、その不法斡旋の実態などを展示すれば良いのです。
    今後売春婦などでも勧告があれば、同様に女衒の存在やピー屋の実態、売春婦の待遇などを詳細に展示して行きましょう。
    日本に文句を言う度に、事実がどんどん明らかになると言う事に気づけば、韓国の勢いも鈍るのではないでしょうか。

    ただ担当が外務相と文科省というのがどうも頼りないので、経産省や国交省も是非後押しをしてほしいのです。くれぐれも電通などに丸投げしないよう願います。

  2. だんな より:

    根元→根源かと思ってましたが。
    ユネスコ、韓国、外務省のどれを潰す話かと思ってました(岸田氏が抜けてる?)。
    軍艦島の話は、他の部分は評価が高いので、韓国が言ってくる話を事実を積み重ねて否定する以外に方法は無いと思います。
    韓国の嘘歴史をまとめた、日本史研究館を作るのは、どうでしょうかね。

    1. 阿野煮鱒 より:

      「こんげん」の漢字としては「根元/根源」どちらも正しいのですが、一つの文章に両方出てくると混乱しますね。どちらかに統一して頂ければと思います。

    2. カズ より:

      「ムービングゴールポストの変遷年表」を是非とも展示して欲しいですね。

    3. 匿名29号 より:

      根本を断つと読んで、いよいよユネスコを脱退する画策を始めるのかと思いました。国連も中韓が出資を増やし人も多数送り込むようになって、すっかり体質が変わりつつあるようです。今のユネスコの議長国は中国の筈で、ますます分が悪いです。

      世界遺産は観光業に大いに貢献しましたが、それ以上のものは何かあったのでしょうか。世界遺産に登録されていなくても学術的に重要な遺跡・遺産は多数あります。最初から世界遺産などともてはやす特別扱いは反対でした。「政治目的に利用されるなら、世界遺産もユネスコもやめちまえー」って少し過激ですかね。観光業界から叱られそう。

      1. 赤ずきん より:

        観光業そのものを否定する気は毛頭ありませんが 観光立国なる言葉には違和感を覚えます。1億を超える人口を観光で支えられるはずもない。日本の美しい自然は確かに観光資源だが これも 行き過ぎると自然破壊に繋がり ブーメランとなる。観光地も今はコロナで閑散だが 一時はここは日本かと疑われる中国人観光客ばかり。到底旅の風情を楽しむことなどできなかった。また 中国資本の観光バスと中国資本のホテルが儲かるだけで けっして日本の利益にはなっていない。そして日本の老舗の旅館などが倒産し 日本のおもてなしも失われていく。カネに目がくらんだ連中が日本の文化を破壊している。

      2. 匿名2 より:

        そうですね。おっしゃることに全面的に同意します。私は外務省の失策云々と言うより、そもそも、どんなものにも、いちいち世界遺産などという〝世界的権威” のお墨付きなるものを欲しがる日本人の権威依存根性にうんざりします。

        外務省も地元の熱意におされて、不利な状況をおして登録をあせったのかもしれませんね。要するに、スタートから足元を見られていたのでしょうね。

        たしかに佐藤地さんの力量も問題でしょうが、佐藤地さんだってこれでも登録のために逆境の中、精一杯やったのかもしれない。むしろその上役が問題でしょう。外務省幹部や岸田さんはどうだったのか?佐藤地さんをしっかりサポートできたのか?あるいは指示、指導できたのか?

        私は、こんなところに国家としての意思の無さを感じます。たとえば、慰安婦問題、徴用工問題だって、とんでもないでっち上げだと言うのなら、なぜ教科書にそれをキッチリ載せない?今ですら、「検定で〝従軍” を入れるなと、強制があった。けしからん。」などと、朝日新聞様から政府、文部省に文句を許す体たらく。何事にも国民、国家に反対する個人、組織、外国勢力は存在します。国家の意思なくして、これらと戦うことは不可能です。こんなところにすら国家としての意思を反映させることができないようでは、憲法改正、本当の日本人による主権国家の設立など永遠に無理でしょう。

  3. 還暦5号 より:

     対応案は、案①放置/案②公開討議など色々あるでしょうが、小生は案②に一票です。
     今回のユネスコ勧告により、韓国の主張が正義と認定された状況ですから、放置すれば「日本は勧告を認めている。」と世界各国から判断される危険性がある。
     韓国の主張が事実でないなら、韓国の主張又は広報すべきとユネスコが判断する客観事象をテーブルに上げ、客観的事実に基づく検証を第3者を交えてすべきと考えます。
     客観的事実に裏打ちされた自称であれば、世界に向けて広報すれば良い、と思います。
     実際に起こった事象なら、多くのエビデンスが発見されるでしょうが、架空の事象ならエビデンスは発掘出来ないでしょうし、捏造エビデンスは正体を暴かれるでしょうから。 
     

    1. 門外漢 より:

      還暦5号 様
      同意します。
      今までは大人気ないだの、反論すれば余計火の手が大きくなるなど、要するにことなかれ主義の言い訳を並べて何もしなかったんです。
      黙って無視しとくってのはそりゃあ楽ですわ、しかしそれが相手の言い分を認めることになると言うのは、仰る通りです。
      外務省に専属の部局を設けて、韓国が一つ言えばその2倍・3倍の丁寧かつ詳細・緻密な説明をすべきです。

      1. 還暦 より:

        門外漢 さま
         コメント、有難うございます。
         下世話な感情でしょうが、賛同して頂ける方の存在は嬉しいものです。

        1. 国際社会に首を突っ込んでいる年寄り より:

          私も賛成します。もう、対策をとることは日本として約束してしまったのです。徹底的に対応するしかありません。

          何もしなければ日本は嘘つきです(これは反論の余地のない事実)。嘘つきの言うことはすべて嘘だと思われるでしょうから、韓国の主張が全面的に正しいと国際社会は認めるでしょう。

  4. 匿名 より:

    事実以外の展示説明は出来ません。
    の一言で終わりですね。
    嘘によるユネスコ世界遺産を強要するなら脱退もやむなし、とでも付け加えていただきたいです。

  5. 阿野煮鱒 より:

    サラダチキン様は、一貫して外務省、というよりも外交官に共感的でした。私は、外務省は反日組織だと見做しています。エビデンスを元にどちらが正しいかを議論することは困難ですが、佐藤地氏の振る舞いは、外務省反日組織説の傍証くらいにはなるのではないでしょうか。

    外務省が反日組織といっても、所詮は国家公務員の集合体です。ショッカーやギャラクターではありません。日本破壊の志を持って入省する若者はいないでしょう。組織風土の為せる業だと思います。

    その組織風土を形成したのは、
    ・戦前から脈々と続くコミンテルン/中共の工作
    ・GHQの日本弱体化構想/WGIPによる戦後官僚機構の方向付け
    ・一度方向が決まってしまうと、前例主義に囚われ、自己改革ができない役人根性
    あたりだと思います。

    1. PONPON より:

      阿野煮鱒様

      圧倒的に、GHQの日本弱体化構想/WGIPによる戦後官僚機構の方向付け、が原因かと思います。
      文科省にも同じ匂いを感じます。

      なお、アメリカをはじめとする欧米諸国が信奉する「戦前の日本絶対悪論」を日本人、それも政府関係者にも関わらず共有しているのが、旧来の外務省や文科省の役人なんだと思います(若い人は違うのかも)。。

    2. チキンサラダ より:

      まあ、いわゆる高学歴の人間は微妙に左寄りです。それが知的な証明でもありましたからね。
      戦前生まれはともかく、団塊の世代くらいからは左寄りです。年々その傾向は薄れてきていて、私の世代くらいだとうっすら左寄りという程度です。

      また、左寄りと言っても意図的に日本を壊してやろうと思ってるわけではありません。他国、特に中韓に少々融和的であるくらいです。

      もっと大きな問題は「歴史戦」は外交官にとって、優先順位がかなり低い仕事で、かつ全く面白くもない苦痛な仕事だということです。うまくやって当たり前、失敗したら叩かれるだけで全く報われない仕事です。さらに言うなら、歴史戦を戦うトレーニングも受けていませんので、対応は行き当たりばったりになるのです。

      反日行為をすれば国をあげて絶賛してもらえ、個人のやりがいも満足度もあり、高揚感も得られる韓国側と正反対です。

      誰しも結婚の準備は楽しいですが、離婚の手続きは苦痛です。
      会社立ち上げはやりがいがありますが、破産手続きは辛いだけです。虐めるのは楽しいかもしれませんが、虐められるのは面白いわけがありません。

      歴史戦の守備側なんて本当に面白くもない仕事なんですよ。モチベーションがあがるわけもない。外交官も人間ですから、楽しい仕事は人一倍打ち込みますが、そうでない仕事は気がすすまないですね。

      そもそもリソースも時間も与えられてないし、戦略も与えられてないから、その場しのぎなことしかできない。

      「官僚なんだから、気が進まない仕事でも120%の力を発揮しろ!」と思う方は、軍における兵の士気の重要さを考えてください。士気が恐ろしく低い軍がまともに戦えると思いますか?

      ついでに言えば、武器もなく戦略もなくて戦いに勝てると思いますか?それで負けたら兵士のせいですか?

      歴史戦を戦う基盤もモチベーションも韓国とは数百倍も数千倍も違うわけですよ。これを現場の外交官の責任だけにするのは無理があります。

      日本全体が歴史戦を戦うことを避けてきた結果なんですよ。外務省だけに責任を押し付けても解決はしません。外務省を過剰に叩けば、優秀な人材が逃げ出し、さらに外交力が弱るだけです。

      一般の国民にできることは、歴史戦のネタが出てくるたびに怒りの声をあげることです。(ヘイトや根拠のないデマはだめです)

      官僚は政治家に弱いです。極端に弱いです。蛇に睨まれたカエルのようなものです。局長クラスですらそうです。
      そして、政治家は世論に弱いです。オールドメディアが世論に影響を与える度合いがまだまだ大きいのは残念ですが、ネットの世論もだんだん無視されにくくはなってます。
      慰安婦像問題では、現地の領事館が「国民が怒ってるから、なんとかしろ!」と本省から怒られることもあります。(突然言われても、ほとんど何もできませんが)

      外務省に多々の問題はあるものの、そこにだけ責任を押し付けて満足してるだけでは、ただのニーオナです。文大統領を笑えません。
      自分たちも何ができるかも考えましょう。
      意外にできることはありますよ。特にこういう影響力の大きなサイトに集まる皆さんなら。

      1. 阿野煮鱒 より:

        私もサラリーマン時代、愛社精神を発揮して勤労することを求められ、それに見合う対価は無視され続けた経験を持ちますので、組織がその構成員に本気で戦うことを求めるなら、それに見合う武器弾薬(リソース)と、戦果に見合う報酬の必要性は理解します。

        ただね、佐藤地氏の振る舞いは、戦う環境が整っていなかったからという言い訳が虚しく響くレベルだったと思います。とても同情できません。

        鶏が先か卵が先か、ではありますが、外務省職員に対する考課基準の見直しはもちろん必須として、外務省の皆様にも、現在の省内理論が国民に通用するものか、また国際社会に通用するものか、ご再考頂きたいとも思います。

        もちろん、政権を担う政治家の見識も問われるところです。目下の所、安倍総理に比肩するという贅沢は言わないまでも、安倍総理の後継になり得る政治家が見当たりません。

        1. チキンサラダ より:

          私はこの佐藤地氏のことを知らないのですが、最大限彼よりの発想をしてみると、こう考えていたのではないかと思います。

          * 世界遺産登録が何よりの国益になる
          * 一旦登録さえしてしまえば「説明義務」などは後でどうとでもなる。韓国も日本相手によくやってることだし、説明義務はなあなあで済ませてくれる

          一つ、皆さんが見過ごしてることがあります。
          韓国の反対を理由に日本が軍艦島の世界遺産登録を断念していたら、それはそれで日本のダメージになったということです。
          韓国が反対さえすれば日本の登録は簡単に止めれるという別の悪しき前例になったでしょう。

          また、佐藤地氏の発言内容は、韓国に付け入るすきを与えましたが、これが逆の立場だったら大した失点にはなってないと思うのですよね。韓国外交官が日本を利する発言をしても、韓国は官民の外交リソースを全力投入して、それを打ち消し、さらに日本にダメージを与える活動をしたと思うのですよ。

          つまり、佐藤地氏の失策は失策ですが、それが致命的にな失策になってしまう現状は、よほど大きく根本的な問題だと感じます。

      2. パーヨクのエ作員 より:

        チキンサラダ様

        チキンサラダ様>日本全体が歴史戦を戦うことを避けてきた結果なんですよ。外務省だけに責任を押し付けても解決はしません。

        同意します。全くその通りどころか先ずは国民への安全保障の本質に関する教育から実施しないと。

        当方が学生時代は歴史はただの暗記教科で安全保障との関連付けは皆無でしたが、安全保障との関連付けや当時の条件下でどのように行動するべきかのディベート等の「手段としての歴史教育」って今の日本で若者相手にはされているのでしょうかね(笑)。

        1. チキンサラダ より:

          安全保障は「政治・経済」という科目で扱いますね。ただ、履修者は恐ろしく少ないですね。

          私は中学高校で現代史も勉強したので、あまり実感がないのですが、公立高校などでは現代史をあまり勉強しないそうですね。

          古代中世も大変面白いですが、近世あたりからは現代に大きく影響を与える出来事が多いので、歴史教育の重心を移すべきかもしれませんね。

          あと、政治経済も受験で必須にしてしまえばいいのに。

  6. PONPON より:

    日本は今の状態を続ければ良いですね。
    事実に反した韓国側の主張を受け入れるなど言語道断、当初から企まれていた韓国側の罠に落ち、徴用工問題が慰安婦問題(敗北)ぼ二の舞になるのは必須です。

    ユネスコ側へは、日本が認識している事実を伝え、佐藤元ユネスコ大使の発言は説明不足であったこと、場合によっては事実誤認の発言をしたと素直に認めるべきでしょう。
    ユネスコが世界遺産登録取り消しをするのなら、それはそれで良いと思います。
    これを機に、日本は歴史建造物を観光地化して儲けるために世界遺産登録を利用することはやめるべきでしょう。。
    昨今の地方の世界遺産登録活動は目に余るさもしさです、招致登録コンサルタント等も跋扈している模様です。
    魅力ある遺産ならば、しっかり世界に発信すれば良いだけです。

    なお討論すべき、という意見には私は与しません。
    事実は事実として存在しているにも関わらず、韓国側と討論することで「日本は歴史を修正しいる、反省していない」という国際世論が広がり、藪蛇となる可能性が高いと思われますので。
    戦前の日本絶対悪論が染みついている欧米に対しては、いかなる証拠を突きつけても無理かと思います、証拠を偽造していると一層批判を浴びるだけでしょう。

    もしくは討論する

    1. 阿野煮鱒 より:

      相互コメントになりますが、賛同いたします。
      ほぼ異口同音ですね。

    2. はるちゃん より:

      私も討論は不要且つ不毛だと思います。
      歴史的事実のみを発表してそれ以上の対応はすべきではありません。

      世界遺産の登録を取り消されるのならそれもOKです。
      登録のために事実を曲げるのは売国行為であり、日本の信用を毀損する事に繋がると思います。

      1. PONPON より:

        はるちゃん様

        >歴史的事実のみを発表してそれ以上の対応はすべきではありません。

        その通りです。
        韓国は当初から戦略的に、徴用工問題を第二の慰安婦として二匹目の泥鰌を狙っていました。
        世界に徴用工問題を喧伝し、日本を糾弾する国際世論を構築しようとしていたのです。
        軍艦島は、その宣伝のための駒としてうってつけです。

        軍艦島の映画、及び産業遺産登録センターでの日本政府による強制徴用と労働を記した徴用工の労働姿のモニュメント(第二の少女像」等々。。

        日本は客観的事実を証拠を添付してユネスコに送付するのみで足ります。
        決して世界の前で韓国と何が正しいかを討論すべきではありません。韓国の罠にはまる危険性大です、今回のドイツ人の調査員も背後に韓国の姿を感じます。

        1. 匿名 より:

          残された軍艦島での日常を捉えた写真や元島民の証言ビデを等を展示しておけばよいのではないでしょうか?

          1. コメント55号 より:

            ドイツについては、青山繁晴参議院議員が以下の動画で
            警鐘を鳴らしておられます。
            (以下動画の20:00当たりからの
             「ドイツで進む「慰安婦」工作」)

            https://www.youtube.com/watch?v=lKp3CIbzntE

  7. 阿野煮鱒 より:

    史料に基づいて国際社会に歴史的事実を訴えるべしというご意見が多数のようです。それは正論です。しかし正論が通用しないのが現実社会です。

    過去何十回も私が書いてきたことの繰り返しになって恐縮ですが、戦後秩序は、事実によってではなく、先勝国史観というフィクションによって構築されています。それによれば、日本軍は絶対の悪であり、東京裁判はそれに正義の鉄槌を下したのです。日本は主権回復に中って受諾したサンフランシスコ平和条約によって、東京裁判を受け入れています。今さらそれを蒸し返しても、歴史修正主義のレッテルを貼られるだけです。

    この状況を根本から覆すには、次の世界大戦で戦勝国になるしかありません。でも、戦勝国になったはいいけれど、世界は「ヒャッハー」とか「あべし、ひでぶ」とか、「真っ赤な海」とかになっているかも知れません。

    もちろん私は、永遠の敗戦国根性を掲げて、世界からのイジメの対象になり続けるのを推奨したいわけではありません。ただ、正しい者が勝つとは限らない現実世界では、正しい者であるよりも、強い者や賢い者になって、現実をこちら側に削り取る老獪さも必要ではないかと訴えます。

    ユネスコに対しては、分担金の不払いのみならず、米国やイスラエル同様、脱退も手だと思います。

    事実よりも真実が大事。これは韓国だけのことではありません。人間なんてそんなもんです。ナイーブであっては真実に勝てません。

    1. PONPON より:

      阿野煮鱒様

      完全同意です。

    2. パーヨクのエ作員 より:

      阿野煮鱒様
      当方も完全に同意します。

    3. チキンサラダ より:

      完全な解決にはそれしかないですね。

      そして、それは既に始まってるのかもしれませんよ。

      韓国との間で歴史戦(世論戦の一種)、心理戦、法律戦はすでに始まっていると捉えるべきかもしれません。

      この静かな戦争に対して国民が何ができるか、自分は何をすべきか考える時かもしれません。

  8. めがねのおやじ より:

    ユネスコの遺産如き、無視です。だいたい日本が脱退したら大変存続が困る組織でしょう?ま、今すぐ辞めて、コトを大きくするのは良くないですが、ユネスコが言って来る事は、無視無視。

    期限もまだ16か月もある。来年12月末に「展示方式を考える」と言えば良いです。2023年末にちょこっとイジればいい。勿論その間、韓国と徴用工判決について、相手が謝罪を言わない限り、話し合いや協議は不要です(結果は見えてますがね)。ですから3年後には気持ちを合わせれる友邦国を巻き込んで、脱退でしょうねー。金食い虫のユネスコ、で、報われる事はナシ、要らな〜い。

    1. 名無しの権子 より:

      同感です。IWCを脱退しても日本は困っていません。事実が認められないなら、遺産登録を辞退したらといいと思います。

  9. チキンサラダ より:

    今回のケースは大いに今後の参考になるはずです。
    とにかく登録さえしてしまえば後はなんとでもなるという戦略はジツハ韓国が得意にしてきたことです。登録(当面の目的の達成)さえしてしまえば、約束など反故にしてしらばっくれることを韓国はやり続けてきました。

    そういう戦略にどう対応すべきかを今回、韓国は自ら教えてくれてるのです。

    約束を反故にできないよう毒を潜ませておくこと、約束反故を糾弾できるポジションを確保しておくこと、他国、特に欧米の同意が得やすい人道を絡ませた正当化ロジックを構築しておくこと、約束が反故にされてることを多大な外交リソースを使って徹底して執念深く宣伝すること。

    日本も韓国に約束させる時はこれくらいの保険と準備、そして覚悟がいるということです。

    1. パーヨクのエ作員 より:

      チキンサラダ様

      もし日本のインテリジェンス組織(外交官含みます)にお知り合いがいらっしゃるならば、何故日本の外交部門は「基本的な価値を有しない存在」から受けた日本の国益損失を「見える化」して累積を公表しないのですかね?

      いつも不思議なのですよ。

      大東亜戦争での日本の開戦通告の時もそうでしたが、当時はソ連、今は中国に日本の主権を譲渡させる為にあの組織は活動をしていませんか?

      当方には日本からの主権剥奪の為に活動をすることがインテリジェンス組織の存在目的であるようにしか見えません。

      何故なのでしょうかね?
      不思議です。

      1. チキンサラダ より:

        日本のインテリジェンスは極めて弱く小さな組織です。もともと弱かった上に戦後さらに弱体化されました。

        国益の数値化は面白いアイデアですね。今どきやってる国もありそうですね。

        外務省が国益を毀損しているように見えるのは、多かれ少なかれどこの国でもそうです。他国と融和的でないと外交交渉なんてまとまるものもまとまらないですしね。

        日本外務省が他国よりも格段に融和的なのは、軍事オプションがないのが大きいですね。また、戦後「平和主義」という足かせをはめられてるのもかなり大きいかとは思います。
        突出したことをするたびにアメリカに脅されて、萎縮しきってるのもありますかね。

        1. PONPON より:

          チキンサラダ様

          そもそも国益を第一に考えて業務を遂行する官僚なんて殆どいないのでは?
          入省時ならともかく、その後は目の前のこなすべき業務に追われて国益なんて考える暇もないような。。

          結局、国益に資する仕事をするか否かは官僚本人の心がけというより、日常の与えられた職務がそもそも国益に直結しているか否かのように思います。

          つまり、外務省の「日常の与えられた職務そのもの」が国益に直結していない、パーティー開催参加や各種儀式の参加等、相手政府と仲良くするための仕事ばかりだからなのではないでしょうか?

          外務省の職務内容を事実上最終的に決定しているのは誰なんでしょうね?

          >突出したことをするたびにアメリカに脅されて、萎縮しきってるのもありますかね。

          ここが全てなのかもしれません。

          1. チキンサラダ より:

            パーヨクの工作員様、

            外交官も国益を考えて働いてるつもり、なのですよ。
            でも仰る通り、日々の仕事や権力争いに巻き込まれるうちに、だんだん省益や部署の利益のことだけを考えるようになりがちです。

            入省したての頃のきれいな志も十年も経てば汚れてきますしね。

            まあ、セクショナリズムはどこの会社でもあることでしょう。特に歴史が古い大会社なら。

            そんな彼らを国益に集中させるためには、やはり政治家を通じて叱咤激励するしかないんですよ。

            日本全体の世論が「韓国の暴論許すまじ」となると、外務省も無視できなくなります。
            それがずっと続けば、場当たりな対応でなく、戦略的に韓国に応対していくようになります。

        2. パーヨクのエ作員 より:

          チキンサラダ様

          当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

          チキンサラダ様>外務省が国益を毀損しているように見えるのは、多かれ少なかれどこの国でもそうです。他国と融和的でないと外交交渉なんてまとまるものもまとまらないです

          このコメントには少し考えることがあるのですが、その前に日本の外交が戦後初めて世界の外交関係に影響を与えた安倍外交の組織同士の相互作用を見てみませんか。

          先ずは当方の観点ではオバマ後期からトランプ時代が安倍外交の真価が有ったと考えますが、その時に当方の観点では「二つのトップの意思表示がされた」と思います。

          ①オバマ後期からの契約の誠実な実行。
          ②トランプ時代の「バランスオブパワー(当然国際政治の基礎です)に基づいたアメリカへの対中国包囲戦略の「トップからの」提示」

          実は日米の外交関係は日米の合意を「日本がいかにして合意を骨抜きにするか」の鬩ぎ合いだったと思います。

          上記①のトップの意思表示はインテリジェンス組織にはパラダイムシフトと捉えても良いと思います。
          TPPに至ってはアメリカが投げた関税同盟を日本が面倒を見て「一粒で二重に美味しい」国益獲得に至っていると思います(笑)。
          ②に至っては空前絶後です。
          機能の相互作用の観点では
          アメリカ大統領の安全保障担当補佐官に「日本の現役首相が就任(笑)」してFOIP誕生に一役買ったのです。

          内容自体は外交の教科書通りの力の均衡を目的として先ずは小異に拘らず此方に集まれ!の「ヨーロッパ政治史に良くあるパターン」です。

          とはいえ日本の安倍外交の戦略観と外務省の尽力がないと機能しないのですが(笑)

          ここまで見てチキンサラダ様のコメントを検討すると違った観点が出てくるのではないでしょうか(笑)

          チキンサラダ様>外務省が国益を毀損しているように見えるのは
          「トップから正しい指示と外交戦略がなかった」
          からではないでしょうか(笑)。

          ガベージイン、ガベージアウト。

          システムの世界で言われているのですが、インテリジェンス組織についても同様ではないでしょうか。

          ガースーが上記二点の条件維持できるはオリンピックでの開会式の対応を見ると怪しいですが、きちんと安倍外交の後継者が育って欲しいモノです(笑)。

          そしてインテリジェンス組織側もそういった人間が出たら結果を出せるように自己改善するべきです。

          以上です。駄文失礼しました。

        3. パーヨクのエ作員 より:

          チキンサラダ様>国益の数値化は面白いアイデア

          当方は日韓関係の根元的な解決には以下しかないのではないかという仮説を持っています。
          ①主権国家の成立条件である「人間同士の絶対的平等観」を受容し一方で「人間同士の相対的な不平等」も容認する社会の条件を半島の「自称(笑)」主権国家から主権を取り上げる。
          ②半島の住人は全て核兵器を所持し、民主主義を実施しない国家の主権に属させて半島から長距離移動させて日韓の物理的な隔離を行う。
          ③半島の北半分は前述の国家の他民族をシャッフルで居住させて南半分はイスラエルの移民の一部を居住させて「東方エルサレム自治区」とする。
          #条件がピンポイントですがアメリカに極東に関して強制関与させるにはこれしかないと思います。

          当方は以前対アメリカと戦争に至った反省で河豚計画を現在に実現させる事が極東安定に寄与するのではないかと言う仮説を持っているのです。

          そのわりに今回ガースーがユダヤ人軽視の行動を容認していましたので当方の心中はガースーは外交のセンス不足で総理失格です(笑)。

          こういった主権剥奪の名分は払うべきモノを払えない為に主権を「本当に(笑)やむを得ず」剥奪するべきかと思います。

          そのために国益毀損の見える化とその累積を実施するべきであると思います。いざというときに「仕方ないから借金のかたに日本としてはやむを得ず主権を取り上げるのです(目薬)」

          半島の国家達が「基本的な価値を共有しない」間じっと国益毀損の金額をかさねていく必要があると思いますが、億が一、基本的な価値を共有して日本と国家同士の契約ができるようになれば、別途の主権剥奪の名分を検討する必要があると思います。

          まあ、そのケースはないかと思いますが(笑)。

          以上です。
          駄文失礼しました。

  10. マスオ より:

    あいつらしつこいから、自分たちの意に沿った展示がされるまで、何度でも何度でも繰り返し繰り返し、嫌がらせをしてくるでしょう。
    なので、事実を丁寧に説明して展示することは大事ですが、結局、それでは解決しないと確信します。

    外務省には、勇気を出して「過去の提出した文章は間違えてました」と言ってほしいです。
    難しければ政治主導でもいいと思います。

    一番ダメなのは、世界遺産に拘るあまり、事実を曲げて展示する事。
    恐らく日本人の多くは、事実を曲げてまで世界遺産でいる必要はない、と思うと思います。

    該当自治体や観光産業は大変かもしれませんが、事実を曲げて尊厳を失い、新たな日本ヘイトに利用されるくらいなら、世界遺産など返上して、ユネスコ脱退の道がいいと思います。

  11. チキンサラダ より:

    今回の件、もはや負け戦は確定的ですが、私は放置にもユネスコからの脱退にも反対です。

    今回の決定が覆らないとしても、日本は多大な外交リソースを使って、加盟国に地道に粘り強く、韓国によるユネスコの政治利用と、それがユネスコに与える悪影響をとくべきです。

    日本の外交官は、そんな活動に慣れてないですし、ノウハウもほとんどありませんので、大いなる失敗に終わるでしょうが、それは明日に繋がる失敗です。
    日本の説得に応じない国も「日本の主張にも一部の理はあるのかもしれない」と思わせることができます。
    そうすれば、次回の同様の決議で棄権に回ってくれる可能性もあります。
    今は負け戦でも戦いに参入して経験値を積むことが大事です。

    もちろん、同時に民間レベルでも韓国の不当さを訴えかけるべきです。
    外務省を批判したい場合は、英語 BBS や英語ウィキペディアで韓国批判の書き込みの一つしてこらにするという自己ルールを作っても良いかもしれません。

    1. 門外漢 より:

      チキンサラダ 様
      同意ひます。

      1. 門外漢 より:

        ✖同意ひます
        〇同意します

    2. ムッシュ林 より:

      松岡外相による国際連盟脱退みたいに、ユネスコの席を立てば状況が良くなるわけではありません。
      今回、韓国によるロビイングに日本は敗北したわけですが、これで終わりではありませんしまだ次のラウンドがありますので、ユネスコの場を利用して日本も巧妙なロビイングで欧米での炭鉱労働者のイメージを変えていくしかありません。
      慰安婦もそうですが、韓国による捏造の歴史は実証に基づく歴史の事実によって駆逐していくしかないでしょう。
      「世界の記憶」の選定手続問題の時のように拠出金の支払い停止やロビイングで挽回することを菅総理のリーダーシップでやってほしいですね。

      1. チキンサラダ より:

        同感です。
        深い戦略なしにユネスコを脱退するのは国際連盟脱退と同じくらいの愚挙です。

        ユネスコを脱退して良いのは、アメリカなど主要国と別団体を作れる目処がついているときだけです。

        それまでは、ユネスコの中にとどまりつつ、外交リソースをきちんと割いて韓国に対抗するロビイングをするしかありません。

  12. たけ より:

    これは第二の慰安婦問題になりますね。
    世界中にまた像が立ち、人類史上最悪の人権犯罪ということにされますね。

  13. G より:

    これについては日本ももう付き合わない方針に変えたのでしょう。無視でいいです。最悪でも世界遺産登録取り消しですし、資金的影響力のある日本にユネスコがそんなこと出来ません。

    私も本件は頭から消しちゃいます。この件

  14. 伊江太 より:

    >それ以降もしつこく何か言って来るようであれば、世界遺産登録を謹んで返上したうえで、ユネスコへの資金拠出を止めるべきでしょう。

    >諸悪の「根元」を断つためには、この「ユネスコ遺産問題」だけでなく、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題などを「包括的に」解決することを目指さなければならないからです。

    >日本政府がこうした「包括的解決」の努力をするのであれば、このユネスコ云々の問題については、正直、個別対応するのではなく、放置しておいて良いと思う次第です。

    いやあ、恐れ入りました。ここまで、冷静かつ合理的な分析にお目にかかれるとは。
    脱帽です。

    引用部分が軽く10%を超えている点は、お見逃しを(笑)。

    1. 新宿会計士 より:

      伊江太 様

      当ウェブサイトの記事に関しては出所さえ明確であれば引用率が100%であっても問題ありません。
      ちなみに某ウェブ評論サイトにも原稿料なしに勝手に転載されていますが、当ウェブサイトの転載ポリシーに従っているため、とくに文句をつけていないという次第です。

      引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメント、そして可能であれば読者投稿などを何卒よろしくお願い申し上げます。

  15. 匿名 より:

    私は、本件の放置もユネスコからの脱退も如何なものかと思います。正面から日本の主張を展開すべきではないでしょうか。慰安婦問題も、正面から立ち向かわなかったから現状があるのだという意見が多数あったように思います。
    ただし、相手が一流の国際的クレーマーなので、こちらも十分な準備を行う必要があると思います。歴史研究者、法律家、心理学者、詐欺師、警察官、政治家、官僚、バックパッカー、主婦、学生、企業内資料室担当者、徴用された世代、人権研究者等々多様な人材を集めもう一度過去と現在を見つめなおせば、いままで気づかなかった視点から道が開けるかもしれないと思います。

    1. マスオ より:

      匿名様、僭越ながら失礼します。

      彼ら朝鮮人は、彼らの真実に沿うような物が出てくるまで、しつこく、何度でも付きまとって文句を言ってきます。
      そこには、十分に準備をして、科学的証拠や、本人の証言などを集めても、関係ありません。日本がいくら、事実を突きつけようとも、彼らは決して受け入れようとはしないでしょう。

      福島の食材の時もそうでしたが、悪意を持って言いがかりを付けるような人は、いくらこちらが誠意を尽くして、証拠を出して説明しても、決して聞き入れることはないのです。

      そういう相手にはどうするかと言うと、無視するか、棒で躾けるかしかないと思ってます。

      ただ、世界に向けて情報を発信するため、正面からもう一度立ち向かう案には賛同いたします。

    2. ムッシュ林 より:

      事実を主張し続けることは極めて重要です。嘘には綻びが必ず生じるもので、ラムザイヤー氏のような事実を語る方も少しずつ出てくるわけです。あまり日本政府がプロパガンダのようにやるよりも、海外メディア関係者、研究者、政治家、役人に対して巧妙に吹き込む活動が重要で、この点については今のところ韓国の方が上手なわけです。それを潰す活動を地道にやるしかないでしょう。

      1. 門外漢 より:

        ムッシュ林 様
        韓国の言う事にいちいち対応する必要は無いと思います。無視で良いでしょう。
        が、一応国際機関からの勧告なので、丁寧に説明するのが良いと思います。
        勿論戦術的に、分担金支払い停止や脱退は仄めかしても良いでしょう。

  16. カズ より:

    ユネスコ、日本の軍艦島歪曲に警告状…朝鮮人強制動員が知らされておらず「強い遺憾」7/13(火)ハンギョレ
    https://news.yahoo.co.jp/articles/ba7299505584f14a31a764589398be735190c0b9
    上記記事に、
    >外交部は12日、こうした内容を含む世界遺産委員会による「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録の後続措置履行状況の点検結果を記した決定文案(44COM/7B.Add.2)を公開した。・・と、ありました。

    決定文案の原典(http://whc.unesco.org/archive/2021/whc21-44com-7B.Add2-en.pdf)と思わしきPDFを見ても、英語表記でチンプンカンプンなんですよね・・。

    「ユネスコの発した遺憾の強度を、韓国メディアが誇張してる」旨のコメントがどこかにあった気がして気になってます。

    原典での遺憾の強度がどんななのか? どなたか教えて頂けないでしょうか?
    m(_ _)m

    1. コメント55号 より:

      「強い遺憾」は中央日報が引用している通り、原文では”Strongly regrets”
      となっていて、カズさんが示された決定文案の原案pdfでは8枚目の第5項冒頭に
      記載されています。
      ブログ主さんが引用された、佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使が発言した
      内容のうち、下線部がほぼそのまま決定文案の原典に記載され、
      (8枚目6.b)項)、これが十分に履行されていないことについても
      強い遺憾を示していることから、
      当時の佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使、杉山晋輔政務担当外務審議官、
      岸田文雄外相の責任は極めて重いと考えます。
      なお、ブログ主さんの記載で、「非難決議」という文言が
      散見されますが、「非難決議」という文言は本記事冒頭で示された
      いずれの記事にも見当たらないので、むしろブログ主さんが
      誇張してしまっているようです。

      1. 新宿会計士 より:

        コメント55号 様

        コメント大変ありがとうございます。

        >「非難決議」という文言は本記事冒頭で示されたいずれの記事にも見当たらないので、むしろブログ主さんが誇張してしまっているようです

        ご指摘ありがとうございます。事実関係を確認いたします。

        引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

    2. ライダイハン より:

      ・世界遺産センターには、本文書の作成期間中、韓国の高官やさまざまなNGOの代表者などから、産業遺産情報センターの内容や委員会の過去の決定の履行について強い懸念を示すメッセージが多数寄せられている。
      ・要約すると、ミッションは、委員会の決定におけるいくつかの側面は遵守されているが、一部は模範的な方法で遵守されている。
      ・模範的な形で遵守されており、また、締約国によるコミットメントの多くも満たされているが しかし、IHICは、加盟時に締約国が行った約束を完全には履行していない。
      つまり、韓国の妄想の要求以外は、遵守されているというのがユネスコの結論のようです。

    3. カズ より:

      コメント55号様
      ライダイハン様

      ユネスコの表明は「強い遺憾」ではあるのだとしても、歴史的背景の事実・認識に対して韓国の言い分を全面的に認めたものではなく、単に「日本が実施するとしてたものが出来てない」ことについてのものなのかな?と、理解しました。(どうなのでしょう?)

      是正期限の直前に「2021年の遺憾決議を受けての、再度の厳密な精査の結果として、特定地域の出身者に対する労働力の搾取・差別の事実は確認されなかった」とでも記したプレートを展示ブースに追加すればいいような気がします。

      韓国側から、有効な「搾取・差別の立証」があるのかは疑問です。
      (あれば、していない訳ないですよね。)

      *詳しく解説していただきありがとうございました。
      m(_ _)m

      1. 匿名 より:

        >是正期限の直前に「2021年の遺憾決議を受けての、再度の厳密な精査の結果として、特定地域の出身者に対する労働力の搾取・差別の事実は確認されなかった」とでも記したプレートを展示ブースに追加すればいいような気がします。

        わざわざそんな喧嘩を売るようなことをせず。
        当時の日常生活の記録写真、元島民の証言ビデオ等を展示しておけばよいのではないでしょうか。
        そのうえで再びユネスコから文句を言われたら、展示候補品の事実を精査してしたらほとんどが捏造あるいは軍艦島に関係ない写真でした、ファクトチェックで残ったものを展示しております、悪しからずとでも言っておけばよいのではないでしょうか?

  17. 匿名 より:

    癌細胞には栄養を断つことを 目指しましょう。
    軍艦島ガー と騒いでくれてるまに 消極的制裁、助けに応じない雰囲気 これが重要です。
    FRBの金利引き上げもありそうですし、 米国との為替スワップもそろそろ終わりそう。技術も枯渇。
    酋長が日本に来たがってるのも 支援要望なんでしょ。
    本体を弱らせることも大事です。

  18. 名無し より:

    当時関係者が、これで登録出来なかったら韓国に矛先が向かうから妥協したという様な事を平然とテレビのインタビューで言ってたのにはうわぁと思ったなあ

  19. 美術好きのおばさん より:

    (佐藤地氏のwikiより)
    >>2015年7月6日、ユネスコ諮問機関イコモスによる端島の第39回世界遺産委員会における登録勧告に対して、登録反対運動をしていた韓国と取り付けた日韓合意が韓国側により突如反故にされた。この対応で、岸田文雄外相、杉山晋輔政務担当外務審議官らと連携をとるなか佐藤は「Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions」(「多くの朝鮮半島の出身者などが、その意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた」)との、韓国代表側が求める徴用工に言及する“強い言葉(「forced labor」)”を一段和らげた形ながら、その趣旨を大幅に盛り込む形で譲歩した。さらに、「この犠牲者のことを忘れないようにする情報センターの設置など、適切な措置を取る用意がある」と付け加えた。

    韓国側が求めた趣旨を大幅に盛り込む形で譲歩した……河野談話の轍を踏んだアホな行為。韓国としては2015年の慰安婦合意後の次なる集りネタ狙いの罠、それにまんまと堕ちた日本政治家と官僚。

    佐藤地氏はユネスコ大使の前は、2012年に外務報道官、2013年に人権人道大使を歴任。きっと外務省では、広報や人権は華やかな外交の主流から外れたジミーなお仕事なのでしょう。しかし、今日では如何に情報発信するか、対象者をどのようにリードしながら当方の考えを伝えるか等企業戦略のみならず行政の世界でも重要視されています。また、人権はBLMやウィグル等に見られるように重大な問題になってきています。

    私は、今回のユネスコ決議案を放置してはいけないと思います。河野談話と時代が違い、今や世界は人権や差別により敏感になっています。

    まず、日本は差別や人権を大切にする国であり、日本・日本人は事実を求め、虚偽や戯言を排除し、安易なアニメや映画に踊らされるさことなく事実に真摯に向き合う等……の趣旨を発信すべきと思います。

    次に、しつこい韓国側のプロパガンダ、ディスカウント・ジャパンに対しては……「ハエ叩き」戦法しかないのかなぁ?

  20. オブ より:

    この件も本末転倒で観光振興に目がくらみ、国益を損じた痛恨のミスでしたね。悔しいですが、当時の担当者がその内容で同意してしまったので、韓国は汚いですが日本の落ち度ですよね。出稼ぎであって強制労働ではない、内政干渉をするなと戦うべきでした。韓国の言うことは嘘であると反転攻勢をかける機会でもあったと思います。
    ここで同じ土俵で頑張っても無駄だと思うし、やはり妥協を迫られることになると思うので、世界遺産の認定を返納してでも強制労働は否定し、韓国の言う歴史は嘘であると主張すべきです。同時にユネスコも脱退をちらつかせ揺さぶるのも必要だと思います。

  21. 団塊世代 より:

    韓国がどういう国かが判ってしまったので腹立たしくはありますが天晴でもあります。寧ろ日本の官僚のバカらしさと事なかれ主義に腹立たしく思います。返上して再申請できるならそのようにしてもらいたい。くれぐれも韓国の主張は時期が違うとか問題を逸らす対応は国民として不快です。事実と認めているわけですから。性根が腐っています。

  22. sey g より:

    子供のイジメで、こんなのがあります。
    やってもない悪事を、皆に責められ やったと認めさせられる。
    もし、認めなければ 責めは暴力に発展し  その暴力は嘘を認めるまで続きます。

    このイジメの本質は、嘘を認める儀式によって序列を決める事にあります。

    このイジメを韓国は事あるごとに日本に仕掛けます。

    さて、もし貴方がこのイジメを受けたなら 、嘘を認めますか?それとも嘘を認めず闘いますか?

    ユネスコの世界遺産での外交は無様のひとこと。しかし、それを放っておくのは未来の子孫に顔向け出来ません。
    ユネスコへの言い訳は「現在もブラック企業は残念ながらあります。その企業で働いている人もいますが、働き続ける人も、無理だと辞める人もその耐性は人それぞれです。日本人が普通に働いてる労働環境でも、朝鮮人には苦痛だったかもしれません。働かされたとは、奴隷労働ではなくその程度の感覚で使いました。政府として朝鮮人を拉致して奴隷労働させた過去は存在しません。あるというならまず証拠を出してください。」
    と、いい それでも奴隷労働を展示しろと言うなら、貴方がたは嘘を展示しろというのか?と反論。それでも文句いうなら、韓国の最近作った偽物の施設を世界遺産にする世界遺産などいらんとユネスコ脱退で正解。

    やってもない万引きを認めて、そのグループにいても良い事などひとつもありません。

    やった事はやった、やってもない事はやってない。日本は韓国の様に嘘が日常の国ではない。と、堂々発言すべきである。

    やってもない悪事を認めても明るい未来などひとつもありません。

  23. nanoshi より:

    石見銀山、富岡製糸場などの例を見ると、世界遺産の観光客増加効果は5年で半減、10年でほぼ消失するようです。
    例えば石見銀山では、登録前の2000年代は入場者30万人でしたが、登録年の2007年2008年あたりは80万人に増加したものの2010年には40万人、2017年には30万人と元に戻りました。
    軍艦島の入域者数は把握していませんが、まあ一旦返上してもいい頃合かもしれません。
    ただしその場合も、外務省文科省には「強制労働の説明不足を認めた」「韓国勝利宣言」とならないよう、きちんと仕事をしてもらいたいものです。

  24. 裏縦貫線 より:

    二十世紀の終わり頃のことですが、九州某県のユースホステルに泊まったとき「長崎での集まりからの帰り」という二人組の学生さんに会いました。「自分はこれから長崎のYHに行くけど軍艦島ってのが有るよ」という話をしたら目を輝かせて「そこも強制連行あったんですか(゚o゚;)」と。当時は苦笑しただけですが、その頃から”仕込んで”いたのかと思うと暗澹たる気持ちになります。
    (以前も同じ話を書いていたかも。老人の繰り言と思ってくださいm(__)m….)

  25. 愛知県東部在住 より:

    子曰く

    過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

    あるいは

    過ちて改めざる是を過ちという

    昔も今も、人間は様々な過ちを行ってきた生き物のようです。
    しかし、人間には過ちを犯した後には、是を改めるという智慧がある筈です。そして、それを行わないことこそが、さらなる過ちだと、孔子は弟子たちに語っています。

    韓国人たちが主張する朝鮮人に対する強制徴用令は、1944年8月7日の小磯内閣での閣議で決定されたものであり、これが公布されたのは翌月の9月からでした。これは史実に基づくファクトです。一次史料である公文書も現存されています。

    https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?KEYWORD=&LANG=eng&BID=F0000000000000008046&ID=M0000000000001776250&IS_STYLE=eng&NO=

    つまり、それ以前に日本にやってきた朝鮮人労働者は、その殆どが民間業者による募集や官による「斡旋」に応募した労働者でした。中には言葉巧みに「騙された」などと騙る人々もいるでしょうが、それはまた別の次元での話です。また1944年9月に始まった朝鮮半島在住の朝鮮人に対する徴用も、米海軍が海上権を制圧したことにより、実質的には1945年4月頃には終焉せざるを得なくなっていたとも聞いています。

    つまりは現実の朝鮮人労働者の徴用は、およそ7~8ヶ月足らずの限定的なものに過ぎませんでした。この限られた期間にどれだけの朝鮮人労働者が徴用されたのか、具体的な数字を知るには今私の手元には確たる史料はありませんが、少なくとも同時期に動員された日本人に較べれば、はるかに少なかったと推察してています。

    まもなく8月がやってきます。当地では8月7日に豊川海軍工廠への爆撃によって多くの学徒動員たちが犠牲となりました。私の妻の伯母や、友人の御母堂なども当該の工廠に学徒として「徴用」されていました。

    幸いなことに、そうした私の近親にいた方達の殆どは、無事に生き残ることができましたが、彼らの同級生や先輩・後輩の中には帰らぬ人となった方達も多かったと聞いています。是もまた徴用の現実の姿です。当時は国家総動員法という「合法的」な法律があり、国民はそれに従うしかなかったのです。

    http://tomioka-aichi.jp/isan/shinshirokoujyo-higeki/higeki-tyousakiroku.pdf

    無論朝鮮人とはいえ、その当時は彼らは大日本帝国の臣民でもありました。彼らの多くもまた日本人同様に、その法に従わざるを得なかったのです。そのことを「遡及的」に裁くことがユネスコ、あるいは国連の正義なのでしょうか。

    再び云います。

    過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

    過ちて改めざる是を過ちという

  26. まんさく より:

    ここまでこじれると、韓国による歴史捏造とプロバイダについて、史実をもとに展示を行うしかないですね。売られた喧嘩は買わないといけない。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

マスオ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告