深まる日台関係:5月の合計貿易高も「台湾>韓国」に

価値を共有する日台両国、貿易で深めた関係を軍事・金融に拡張を!

先月下旬に公表された『普通貿易統計』を読み込んでいて、ふと気づいたのですが、日本にとって、貿易相手国としての金額的重要性で見て、韓国と台湾の地位がしばしば入れ替わり始めているのです。実際、現時点の直近データである2021年5月のもので見ると、台湾は日本にとって、単月で再び韓国を抜き、中国、米国に続く3番目の輸出相手国に浮上しました。

貿易統計に大きな変化が!

中国が米国を突き放し、日本にとって最大の相手国に

以前から当ウェブサイトでは、日本の貿易高に関連し、「3位と4位の逆転」が生じつつあるのではないか、という仮説を提示してきました。どうも、輸出高を中心に、最近、韓国と台湾の順序の逆転が増えているように思えてならないのです。

長年、日本にとって最大の貿易相手国は中国、2番目は米国であり、3番目に韓国、そして4番目に台湾が来ていました。輸出高だけで見たら米中双方が首位を争い、その次にやはり韓国、台湾、という順序だったのです。

ただ、昨年に関していえば、大きな変化が2つありました。

1つ目は、輸出額では中国が米国を突き放し、日本にとっては単独で最大の相手国に浮上したことであり、もうひとつは韓国と台湾の順序が肉薄したことです(図表1)。

図表1 日本にとっての貿易額上位10ヵ国(2020年)
相手国輸出額輸入額貿易収支
1位:中国15兆0819億円17兆4931億円▲2兆4112億円
2位:米国12兆6122億円7兆4369億円+5兆1753億円
3位:韓国4兆7666億円2兆8398億円+1兆9267億円
4位:台湾4兆7392億円2兆8591億円+1兆8800億円
5位:タイ2兆7226億円2兆5387億円+1839億円
6位:豪州1兆2954億円3兆8211億円▲2兆5257億円
7位:ベトナム1兆8258億円2兆3537億円▲5279億円
8位:ドイツ1兆8752億円2兆2660億円▲3907億円
9位:香港3兆4145億円854億円+3兆3291億円
10位:マレーシア1兆3435億円1兆7005億円▲3570億円
その他18兆7236億円24兆4428億円▲5兆7192億円
合計68兆4005億円67兆8371億円+5634億円

(【出所】普通貿易統計より著者作成。なお、順序は「貿易額」、つまり輸出額と輸入額の絶対値の合計値に基づく)

このあたりは、大変に気になる論点です。

中国と仲良くして本当に良いわけがないが…

このうち、中国に対する貿易高については、どう考えればよいでしょうか。

昨日の『「台湾侵攻」の野心を隠さなくなった一党軍事独裁国家』でも触れましたが、「価値外交」と「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を重要な外交理念として掲げる現在の日本にとって、中国は最も「仲良くしてはならない国」のひとつであるはずです。

本来ならば、日本にとっては軍事同盟の相手国としても、また、経済大国同士という意味でも、米国との関係が最も重要であるはずですが、貿易に関していえば、残念ながら中国が日本にとって「最も重要な国」となってしまっている、というわけです。

ただし、それと同時に「なぜこの順序なのか」に関しては、少し慎重に考える必要があります。そもそも論ですが、貿易面、とりわけ「輸出面」にフォーカスを当てると、「世界の工場」である中国が輸出先の最上位に来ざるを得ない事情があるからです。

日本の輸出品目を大ジャンルに分解すると、「機械類及び輸送用機器」だけで全体の6割を占めてしまっていることがわかります(図表2)。

図表2 日本の輸出高(ジャンル別、2020年通期)
品目輸出高構成比率
1位:機械類及び輸送用機器40兆4161億円59.09%
2位:化学製品8兆5336億円12.48%
3位:原料別製品7兆5051億円10.97%
4位:特殊取扱品5兆2918億円7.74%
5位:雑製品4兆1209億円6.02%
6位:原材料9925億円1.45%
7位:鉱物性燃料7228億円1.06%
8位:食料品及び動物6698億円0.98%
9位:飲料及びたばこ1204億円0.18%
10位:動植物性油脂273億円0.04%
合計68兆4005億円100.00%

(【出所】普通貿易統計より著者作成)

要するに、モノを作るためのモノが中心

これについて、もう少し詳しい品目に分解すると、最も金額が多いのは「自動車」ですが、2位以下には半導体電子部品、自動車の部品、半導体等製造装置など、「モノを作るためのもの」(生産財や中間素材)などがズラズラ並びます(図表2)。

図表3 日本の主な輸出品目(2020年通期・細目別分解)
品目輸出高構成比率
1位:自動車9兆5795億円14.01%
2位:半導体等電子部品4兆0771億円5.96%
3位:自動車の部分品2兆9124億円4.26%
4位:半導体等製造装置2兆5170億円3.68%
5位:原動機2兆1691億円3.17%
6位:科学光学機器1兆9680億円2.88%
7位:電気回路等の機器1兆7410億円2.55%
8位:鉄鋼のフラットロール製品1兆5661億円2.29%
9位:有機化合物1兆5556億円2.27%
10位:電気計測機器1兆5303億円2.24%
その他38兆7842億円56.70%
合計68兆4005億円100.00%

(【出所】普通貿易統計より著者作成)

これは貿易対手国によっても貿易構造は異なっているのですが、たとえば米国に対する輸出高は自動車などの「輸送用機器」(つまり最終製品)が最も多いのに対し、中国に対する輸出品目は「モノを作るためのモノ」に偏っているのです。

だからこそ、中国が「世界の工場」、「生産拠点」としての地位を持っている限り、日本としても中国が最大の輸出相手国とならざるを得ないという側面があります。

ただ、中国との経済的な関係が深すぎることは、これから10年、20年という単位で、日本にとっては外交・経済上、大きな制約となりかねません。

非常に悩ましい話ですね。

台湾と韓国の逆転?

すでに部分的な逆転は生じつつある

さて、改めて繰り返すと、米国に対する輸出高の主要品目は自動車などですが、中国に対する輸出品目は「モノを作るためのモノ」が中心であり、私たち一般市民が使う、家電だ、食べ物だといった消費財が輸出高全体に占める割合は非常に少ない、という特徴があります。

そして、これと同じ特徴は、じつは中国に対する貿易のみに成り立つのではありません。

貿易額の「絶対値」ランキングで3位の韓国、4位の台湾についても、ほぼ同じことが言えます。

こうしたなか、冒頭で示した2つ目の論点が、「日本にとっての重要な貿易相手国」としての地位を巡り、韓国と台湾で逆転することが増えてきたという点です。

その証拠のひとつが、図表4です。

図表4 輸出高(対韓国、対台湾)の推移

(【出所】普通貿易統計より著者作成)

図表4は、輸出高合計について、月次で韓国と台湾を比べたものです。

データは2016年頃からのものを示していますが、2019年10月に韓国と台湾の単月における順序が入れ替わり、この状態は3ヵ月継続。

その後はいったん韓国が台湾を抜き返しましたが、両国の順序は激しく入れ替わり、先ほどの図表1で示した通り、2020年に関しては肉薄していました。

ところが、2021年に関しては、日本にとっての輸出相手国としては、しばらくは韓国が台湾をリードしていたのですが、5月に入り大きく逆転しました。具体的には、韓国向け輸出高が3902億円にとどまったのにたいし、台湾向け輸出高は4520億円と、数百億円レベルでの逆転が生じているのです。

もちろん、これは単月ベースかつ速報値ベースであり、また、両国に対する貿易額の金額的な違いは非常に微妙なものに過ぎませんし、過去のトレンドに照らすならば、この程度の違いであれば容易に再逆転は生じ得る話です。

貿易高でも「台湾>韓国」に?

ただ、輸出高で台湾と韓国の逆転が生じたということは、ほかの指標でも関係が深まっているかもしれない、という話です。これについて調べてみたのが図表5に示した輸入高、図表6に示した貿易高(輸出高と輸入高の絶対値の合計額)です。

図表5 輸入高(対韓国、対台湾)の推移

(【出所】普通貿易統計より著者作成)

図表6 貿易高(対韓国、対台湾)の推移

(【出所】普通貿易統計より著者作成)

輸入高については4月に台湾が韓国を上回っていたのですが、5月に微妙な差であるとはいえ、再逆転されてしまいました。

ただ、輸出高と輸入高の絶対値を足し合わせた貿易高に関していえば、台湾が韓国を上回り、3位の地位に浮上しています。

いずれにせよ、日本の貿易高にとっては、台湾と韓国はしばらくデッドヒートを繰り広げそうですね。

台湾は価値観が合致している友人

さて、大変に当たり前の話ですが、人間関係の世界と同じで、外航の世界でも、基本的な価値観が合っている相手国でなければ、意思疎通も大変です。

この点、あくまでも個人的な主観に基づく決めつけで恐縮ですが、台湾は日本と異なる中華文明圏であるとともに、50年間の日本の統治を経験し、戦後も経済大国である日本の文化の影響を色濃く受けてきた国である、という側面が強いと思います(あくまでも主観です)。

さらに、故・李登輝(り・とうき)元総統の卓越した指導力で民主化を成し遂げ、現在では日本と同じ「民主主義」「自由」「法の支配」「約束を守る」「ウソをつかない」といった基本的な価値を、かなりの程度、共有していると見て良いのではないかと思います。

「見て良いのではないか」、と申し上げているのには、主観ではありますが、ちゃんとした根拠もあります。

台湾・蔡英文氏、日米に「まさかの時の友こそ真の友」』などでも報告したとおり、台湾は東日本大震災の際に巨額の支援を申し出てくれた国でもありますが、昨今のワクチン不足の折、日本はアストラゼネカ(AZ)製のワクチンを台湾に無償提供しました。

こうした「お互い助け合う関係」というのは、まさに私たち日本人にとっても、また、彼ら台湾人にとっても、大変に心地の良いものではないかと思います。

利害対立はもちろん存在する

この点、ときどき当ウェブサイトのコメント欄に、「台湾はべつに『親日国』というわけではなく、それどころかわが国の固有の領土である尖閣諸島の領有権を主張している国でもあるため、無条件に心を許すべきではない」、という趣旨のコメントをいただくことがあります。

それは、そのとおりでしょう。

というよりも、国が違えば利害は対立するわけであり、それは避けられません。むしろ重要なのは、利害が対立したときに、「平和裏の話し合いで問題が解決するかどうか」、でしょう。

日本の近隣には、大変残念なことに、「わが国の方が大国だからわが国に従え」と高圧的に要求してくる国もあれば、ときにウソをつき、約束を破りながら、「わが国の方が歴史の被害者で道徳的優位を持っているからわが国に譲歩しろ」と理不尽に要求してくる国もあります。

このようなケースは「基本的な価値観が一致していない」という事例であり、ちょっとでも利害が対立すれば、わが国が無限に譲歩を強いられることにもなりかねません。

そのような不健全な関係と比べたら、日本と台湾のように、国際社会において、お互いに利害対立点を表に出さず、相手国が困ったときには積極的に手を差し伸べ合うような関係は、本当に得難いものでしょう。

なにも、日本は台湾に「無条件に心を許す」べきだ、という話ではありません。

日台間では利害対立がゼロではないにせよ、それらの対立を十分に克服するほど良好な関係を築き上げてきましたし、こうした協力関係に基づき、お互いに親愛感情を抱いている国でもあります。

また、「台湾では過去に親中政権が存在したことがあったではないか」、「だから台湾は警戒しなければならない」と指摘される方もいらっしゃるのですが、「政財界に親中的な勢力がいる」という意味では、程度の差こそあれ、事情は日本もまったく同じでしょう。

いずれにせよ、貿易面では間違いなく、台湾との関係は深まっています。

いずれ、日本が推進するFOIPが将来的には「インド太平洋版NATO」を目指すのかどうかについては見通せませんが、台頭する中国に対処するうえではFOIPは非常に有効です。

事情が許すならば、いずれその枠組みに台湾も参加し、「FOIP」を「米国+日本+インド+豪州+英国+フランス+ASEAN+台湾」という「価値観連合」にしていくという構想を想像するのは、大変に楽しいことでもあるのです。

日台金融協力という夢

通貨スワップと為替スワップという日本外交にとっての「武器」

ただ、それと同時に、「金融評論家」という視点からは、同じ「妄想」を抱くなら、もうひとつ、非常に楽しい構想を改めて提示しておきたいと思います。

先月の『日本の金融機関、香港と韓国への与信額が減少傾向に』でも申し上げたとおり、現在の日本は、金融面ではアジア諸国との関係が非常に薄く、それは台湾であっても例外ではありません。

こうしたなか、『通貨とワクチンで台湾やASEANと距離を縮めるべき』でも申し上げましたが、現在の日本にとって、台湾に限らず、ASEANなどのアジアの友邦を支援するためのツールは、ワクチン以外にもまだあります。

その事例が、「通貨」でしょう。

現在、日本はアジア諸国に対し、合計6本の通貨スワップを提供しています(図表7)。

図表7 日本国財務省がアジア諸国に提供している通貨スワップ協定
相手国日本から相手国への上限相手の引出条件
インドネシア227.6億ドル米ドルか日本円
フィリピン120億ドル米ドルか日本円
シンガポール30億ドル米ドルか日本円
タイ30億ドル米ドルか日本円
マレーシア30億ドル米ドル
インド750億ドル米ドル

(【出所】財務省『アジア諸国との二国間通貨スワップ取極』より著者作成。なお、インドネシア以外の5ヵ国は「双方向スワップ」、つまり「相手国から日本への米ドルの提供」という条項が含まれているが、図表には「日本から相手国への通貨の提供」を記載している)

また、これら以外にも、タイとシンガポールの2ヵ国に対しては、別途、日本円の流動性供給スワップ(いわゆる為替スワップ)を提供しています(図表8、ただし、為替スワップは中国に対しても提供しています)。

図表8 日本銀行がアジア諸国に提供している為替スワップ協定
協定相手日本から相手国への上限相手国から日本への上限
タイ中央銀行0.8兆円2400億バーツ
シンガポール通貨庁1.1兆円150億シンガポールドル
豪州準備銀行1.6兆円200億豪ドル
中国人民銀行3.4兆円2000億人民元

(【出所】日銀『海外中銀との協力』のページに公表されている資料等を参考に著者作成。なお、これら以外に日本は米FRB、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)、カナダ銀行(BOC)、スイス国民銀行(SNB)との無制限の為替スワップ協定を締結している)

まさに、これらのスワップこそ、金融大国である日本の外交にとっての重要な武器、というわけです。

スワップが「存在している」こともとても重要

図表7に示したものは通貨スワップであり、途上国に対する一方的な金融支援という性質が強いと思いますが(※著者私見)、図表8に示した為替スワップは、じつは本邦金融機関にとっても相手国の通貨を受け取ることができるという意味では、大変に意義があるスワップです。

なにより、これらの通貨スワップ、為替スワップなどの協定を締結していれば、それだけ両国関係が深いことを象徴しますし、近隣国でありながらスワップが存在しないこと自体、両国関係が良好ではないというメッセージと見ることもできなくはありません。

いずれにせよ、日本政府は不必要に巨額の外貨準備を抱え込んでいますが、それらの有効活用や外国との金融協力という意味では、台湾とのスワップ(日台通貨スワップ、可能ならば日台為替スワップ)などが成立する日が来れば、さらに両国の関係が深まるのではないかと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    台湾には尖閣領有権問題をICJに提訴してもらいたいんですけどね。

    1. 門外漢 より:

      竹島もついでに「中華民国領だ」って提訴して貰って、ICJに「いいや、日本領ですよ」って言って貰うと、解決なんですけどねえ。
      日本相手に訴訟してくれるだけでも良いんですけど。

    2. りょうちん より:

      それは楽しそうですねw。
      竹島もパプアニューギニアあたりが領有権を主張してくれないかな。

    3. 迷王星 より:

      それは実に良いアイデアですね。

      蔡英文総統に「どちらが勝っても恨みっこなしということで」と提訴してくれとお願いしちゃいますか。

  2. イーシャ より:

    先日、近所のスーパーで台湾産アップルマンゴーを買いました。
    パイナップルほど、これまでに食べたのとは別物という驚きはありませんが、香り高い南国の果物が豊富に出回れば、生活が豊かになりますね。

    一方、
    赤虫がわいている水道水や高濃度のウランが検出される井戸水と、
    バキュームカーで運ばれた材料を、
    カドミウムなどの重金属が溶け出す赤いたらいで作られた、
    半島産の辛[つら]い食品は、欲しくありません。

    こういう小さなことの積み重ねが、貿易統計にも現われるのでしょうね。

  3. だんな より:

    ふと思ったのは、貿易高を人口で割ったらどうなるのか?という疑問です。
    韓国は5100万人、台湾は2350万人ですので、総額が同じなら貿易額の密度は、台湾の方が高くなりますが、意味があるかどうかが分からない。
    皆さん考えてみてくださいな。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      占有率とGDP対比も併せて観てみるとおもしろいカモ?

  4. めがねのおやじ より:

    日本の対韓対台貿易高は直近の2021年5月で韓国6,600億円、台湾が7,200億円。拮抗してますが、数年間で見ると、韓国は緩い下り坂、台湾は上昇傾向と言えます。

    日本が推進するFOIPが、将来的には「インド太平洋版NATO」を目指すのがベストと思います。その時、台湾も一員になっていただきたいです。

    またアジア諸国に対する通貨スワップは、日本は6本しか無い。ベトナムや、まして台湾には取極しても良いと思います。台湾は500億ドルでどうでしょう(円、ドルどちらか選択可で)。

  5. 匿名 より:

    経済界は脱韓流の傾向ですが問題は芸能界です、韓流アーティスト押しはさらに露骨になり、話題の中にさりげなく韓流グルメを入れてきますね、今度はタンバルモリとかわけのわからないものを流行らせようと頑張ってます。

    1. PONPON より:

      日本芸能界の韓流迎合もさることながら、日本人、特に若い女性が韓流芸能が好きだということなのでは?

      私を含むおじさん連中には理解不能ですが、驚くほど韓国人好きの女性が多いのは事実です、残念ながらそれは認めざるをえません。

      1. 門外漢 より:

        この間Мバードで玉川君がケポップについて「個性がどーの、ダンスの完成度がこーの・・・」なんてシッタカを喋ってました。
        社命で喋らされてるんだろなあ、と思いながら視てましたが、なんだか痛々しくて涙が出ました(嘘です)。

  6. 公認電気管理士 より:

    >また、「台湾では過去に親中政権が存在したことがあったではないか」、
    >「だから台湾は警戒しなければならない」と指摘される方もいらっしゃる
    >のですが、「政財界に親中的な勢力がいる」という意味では、程度の差こそ
    >あれ、事情は日本もまったく同じでしょう。

    日本は「政界に親中勢力がいる」どころのお話ではなく、日本を中韓に献上する気満々の「ハトポッポ派」を首相に据えた事があるくらいですので、あまり他国を批判出来ないでしょうな。

    ところで、中韓と日本の違いは「価値観」では無く「現状認識能力」と「思考行動様式」だと思います。

    中韓のように「主観的・独善的な正義」が「客観的に検証可能な事実」や「成文化された規則や約束」を反故にする事の正当化になると思い込んでいる国々とはマトモな信頼関係を作り上げるのはムリでしょう。

  7. はにわファクトリー より:

    ・読者は台湾発報道をジャーナリズムに求めている。
    ・ソウル支局は必要以上に規模が大きい
    ・よってそれを縮小して、台北支局を拡充し情報収集力を強化するタイミングである

  8. 阿野煮鱒 より:

    > 「無条件に心を許す」べきだ、という話ではありません。
    > 「だから台湾は警戒しなければならない」

    んー… 私の意見は、

    台湾は多民族・多言語の複雑な社会であり、様々な歴史的・文化的背景を持った人がいるから、台湾人だというだけで一方的に親日的言動を求めない方がいい、という主張なのですけどねえ。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      ナンダロウナ会計士さんと微妙に認識が掛け違えアリ感ヒシヒシ…
      まさに多様性が政治にも反映され得る“民主主義”政体の“くに”ですからねぇ、台湾
      ココ日本ですらハトポッポや空きカンはてはどぜうを首班に組閣するような政権を選択することもあったわけですから、
      “台湾”ひとくくりで論評するのはヤバイんじゃね?
      は至極真っ当な概観だと思います

      まあ元々の島民は100年前くらいまでは部族間で頸の取り合いしてたり大戦後は大陸から人が大挙流入したり彼らの中でも立ち位置いろいろありそうでやんす

    2. はにわファクトリー より:

      台湾にたくさんあ(り過ぎる)ニュース TV チャネルは youtube にライブを流しています。かの国の現状を無料で知ることが出来て大変参考になります。日本の報道機関は台湾を取り上げないんですので。
      一握りのノイジーな発言者による荒らし行為とは思いますが、コメント欄のスサミ具合、彼らの心のキビをうかがい知ることができます。日本皇民、中共犬馬と現在進行形で罵り合ってます。

  9. より:

    日台通貨/為替スワップは一つの有力なオプションだとは思いますが、さすがに台湾を国家として公式に承認しない限り無理でしょう。台湾を国家として承認しない限り、台湾の発券銀行である中華民国中央銀行を日銀のカウンターパートに据えるのは、論理的にも困難かと思われます。
    水面下で、通貨スワップに準じるような秘密協定、つまり、非常時に日銀が中華民国中央銀行に対して外貨資金(日本円やUSドル)を融通するような協定は可能だと思いますが、通貨スワップが「見せ金」としての意味をも持っていることを考えると、水面下の秘密協定ではその効果をあまり期待できません。

    台湾を国家承認するという点については、まず日本が単独で承認することはまずありえません。アメリカとの同時承認、またはアメリカに少々遅れて承認するということになるでしょう。そして、その際には、少なくともG7諸国の同調、さらにはEUやASEANが続くことが必要です。というのは、日米による台湾承認は、ほぼ確実に、中国による台湾武力侵攻→日米 vs 中国の武力衝突になるからです。それを踏まえた上でないと、台湾承認には踏み切れません。
    現時点では、アメリカにそこまでの覚悟はないと思います。

    1. 門外漢 より:

      龍 様
      台湾も大陸も「中国は一つ」を主張してますから、台湾を国家承認する事は中共を否定することになります。安保理の椅子も絡むのでなかなか難しいですね。
      台湾が「中国は一つ」を放棄して独立を宣言するのは、中華民国のアイデンティーに関わるのでしょうし。
      いっそ大陸反攻の方が現実的かもです。

      1. 引っ掛かったオタク より:

        中共がグリップ失って大陸で大規模な内戦&ソレが長期化、でもなければ大陸反攻も…
        それも
        >中共がグリップ失って大陸で大規模な内戦&ソレが長期化
        となって何処かの地方軍閥なり地方政体なりが民主主義的勢力として伸してきてから台湾がお手伝い参戦くらい、デスカネ?

      2. より:

        李登輝元総統は「一つの中国一つの台湾」という言い方をしていました。今となっては、国民党ですら大陸反攻を掲げてはいなかったと思います。なので、台湾側は問題ないだろうと思うのですが、大陸の方はそうはいかんでしょうね。

      3. 牧星 より:

        「核兵器保有国の内戦」なんて考えただけで蕁麻疹がでそうです。ソビエトの崩壊の経緯をお手本に出来ればなんとかなるかも知れませんが。

      4. はにわファクトリー より:

        ワシントンポストが先日「EXCLUSIVE 記事」を掲載して、甘粛省玉門の砂漠で弾道ミサイルサイロ100門の築造が進行中と報じてますしね。

  10. WLT より:

    お疲れ様です。
    この輸出高の変動を見るに、やはり半導体関係が
    一番影響してそうですねぇ。

    あと個人的には、元々対韓貿易高は見た目の数字は非常に高く見えますが
    関わる限り発生する、他の国ではおよそ発生し得ない
    膨大かつ無駄なコスト(問題)を支払った上での結果としても見てましたので
    ずっと「それでこの程度か」と思ってたんですよね。
    関わっていなければ、どれだけ我が国の分野が失われず
    成長していたのかな、と。

    特定界隈はこの表面上の数字をもって、韓国擁護目的で
    「韓国市場を軽視したらこれだけの額を失うんだぞ」と度々アピール
    する事がありますけど、そのたび「数字は嘘をつかないが、詐欺師は数字を使う」
    というフレーズがよく頭を過っていました。

    この調子で脱韓を進めつつ、相手する為に使っていた余計なリソースを
    有効活用して、開拓と育成をより加速させる事を願います。

    1. 門外漢 より:

      WLT 様
      日経が報じてますが、核心的品目については対日依存度を31.4%から24.9%に下げたのだそうです。

      6ポイント分は横流ししてたのか、と言う議論は置いといて・・・

      フッ化水素は2割以下になったのは低純度で良い所(8割)を韓国産に置き換えたと言う事で、フッ化ポリイミドの対日依存度0%達成はベルギーの日本子会社からの輸入(ベルギー産?)に切り替えただけ。
      いやあ、なかなか苦労してますねえww

      1. カズ より:

        門外漢様
        「なかなか苦労してる」のは想像に難くないですね。
        日本から輸入した原料で革新的品目の “国産化” を進めているんですものね・・。

        (ベルギー産?で代替したのは高性能レジストみたいです。)

        1. 門外漢 より:

          カズ 様
          ご指摘ありがとうございます。
          どうでも良いと思って読んでるもので・・・

  11. PONPON より:

    ビジネスの世界においては、冷徹に損益を考慮して意思決定をしなければならないのは当然ですが、そこは人間が判断することなので、当然ながら「感情」も入ってきます。
    その「感情」が生じた原因が信頼できない等の合理的なものならば、その「感情」が将来の「不安定要素=リスク」判断に影響を与えるというのもこれまた合理的な話です。

    ある特定の物資サービスの取引において韓国より台湾を選択した、ということが増えてきたというのが貿易高で台湾と韓国が逆転した主因なのでしょう。
    それは合理的な感情に基づく合理的なリスク判断の結果なので一時的なものでなく、しばらく、あるいは永続的に続くに違いありません。

    韓国による不合理な感情に基づく日本不買運動とは異なります。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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