韓国メディアの詭弁:首脳会談「韓日双方が責任転嫁」

ゼロ対100理論の詭弁:要点は「日本が首脳会談キャンセル」が事実かどうか

普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、自分たちの側に100%の責任があることを認識しているときほど、屁理屈を持ち出して「相手にも責任がある」と言い募るのが韓国という国の特徴です。そんなことを普段から申し上げていたところ、さっそく、本日もその典型的な記事が掲載されていたようです。今回の本来の論点は、「そもそもG7で日韓首脳会談は予定されていたのかどうか」、「それを日本が一方的にキャンセルしたのかどうか」という事実関係だったはずなのですが…。

「ゼロ対100」理論とは?

自分たちの側に100%の過失がある場合でも、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、ウソや屁理屈を駆使し、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく手法のことを、当ウェブサイトではかなり以前から「ゼロ対100理論」と呼んできました。

何の話かといえば、韓国や北朝鮮、あるいは中国による、国を挙げた行動のことです。あるいは、平たいことばでいえば「どっちもどっち論」、とでも称すればよいでしょうか。

この「ゼロ対100」理論、2月に発刊した拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』の57ページ目にも転載したのですが、書評などを拝読する限り、かなり多くの方々に「ああ、なるほど」と納得していただけたようです。

日本人の感覚からすれば、いや、世界のほとんどの国の感覚からすれば、もしも自分たちの側に全面的な過失があるならば、それを素直に認めたうえで「ごめんなさい」と謝罪すれば済む話でしょう。そうすることで、問題解決に向けて動き出すこともあります。

ところが、どうも長年、韓国メディア・ウォッチングを行っていると、彼らのなかでは、自分たちの側に100%の責任がある場合であっても、とにかく相手にも何らかの責任がある、などと転嫁しなければ気が済まないようなのです。

「ゼロ対100」理論の典型例

その「どっちもどっち」論の典型例が、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝、掲載されていました。

首脳会談不発「相手のせい」…韓日、面と向かって非難戦

―――2021.06.15 07:12付 中央日報日本語版より

記事タイトル「韓日の非難戦」という表現でもわかりますが、この記事は、週末の英国・コーンウォールでのG7サミットで日韓首脳会談が実現しなかったことに関し、「韓日双方が相手を非難しながら責任転嫁しあっている」、と述べるものです。

日本人の1人としては、日本政府が韓国と同レベルだと思われることも心外ですが、この中央日報の記事、強烈な論点のすり替えにほかなりません。

ポイントは、「日韓両国政府間で日韓首脳会談開催で合意していたのに、それを日本側が一方的にキャンセルした」という、韓国メディアが報じた韓国政府・外交部当局者の発言そのものが事実であるかどうか、です。

もしこの韓国メディアの報道が「そもそも事実でない」ならば、責任は100%、韓国政府側にあります(※理屈の上では「韓国メディアが捏造した」という可能性はないわけではありませんが、異なるメディアがほぼ同じ内容を報じている以上、この点についてはあまり考えなくて良いでしょう)。

日韓の「責任」は同列ではない!

今朝の『「日本が首脳会談キャンセル」報道を官房長官が即否定』でも取り上げた、加藤勝信官房長官による「事実ではない」発言の意味は、「そもそも『韓日両国が韓日首脳会談開催で合意した』という韓国政府当局者の発言自体がウソだ」、ということです。

加藤長官が昨日午後の記者会見で、「スケジュールなどの都合で実施できなかった」と明言している内容を信じるならば、日韓首脳会談自体、べつに日韓双方で開催に合意したわけではない見るのが正解であり、加藤長官の発言は「韓国の報道は事実無根だ」と述べているに過ぎません。

以上を踏まえたうえで、中央日報の記事を改めて読むと、「責任転嫁攻防」なる用語を含め、これがいかにトンチンカンな屁理屈であるかがご納得頂けるでしょう。

これが凝縮されているのが、次の記述です。

韓国が一方的に首脳会談という最高位外交行事開催に向けた外交チャネル間の水面下の協議内容をメディア報道という形を借りて公開したことも、日本が韓国の公式発表でもないメディア報道だけで公開的に不快感を表わし、公式抗議したことも正常な状況ではないためだ。

この文章の前段、「韓国政府が外交に関する水面下の協議内容を一方的にメディアに公表したこと」が「正常な状況ではない」という点についてはまったくそのとおりですが、後段の「日本政府が韓国の公式発表でもないメディア報道に公式抗議した」ことは、極めて正常な状況です。

その意味で、日韓の責任は、同列ではないのです。

もう一度申し上げます。

あくまでも中央日報の言を借りるならば、ですが、「韓国は正常ではない国」なのです。

日本がこれ以上韓国に譲歩することはできない

さて、ついでにもうひとつ、重要な点を指摘しておきましょう。

日本は民主主義国家であり、かつ、マスメディアの情報支配力が崩れたいま、日本政府も韓国に対し、下手な譲歩をすることができなくなっています。

このことについてまったく理解していないと思しき人物のコメントが、中央日報の記事には掲載されています。

文大統領は任期末を迎え、菅首相も国内政治的に追い詰められていて、関係改善のために新たな試みができない消極的立場。両首脳ともにこれ以上手を付けることができず、現状維持に汲々とした状況」。

発言者はソウル大学国際大学院の朴喆熙(ぼく・てつき)教授です。これで大学教授が務まるとは、なかなか恐れ入ります。

そもそも論ですが、日韓関係に関して、「両首脳ともに」手を付けることができないのではありません。

現在の日韓関係は、韓国が仕掛けてきた、自称元徴用工に関する日韓請求権協定違反判決、慰安婦合意破りと主権免除違反判決、火器管制レーダー照射事件やそれに関するウソツキ外交、政治家らによる天皇陛下に対する侮辱発言、数々の外交非礼の結果です。

日本政府が韓国に対し、何らかの違法な制裁を実施した事実はありませんし、ましてや日本が韓国に対し、理不尽な攻撃をしたこともありません。その意味で、まさに責任の所在は、「100対ゼロ」で韓国側のみにあるのです。

また、菅義偉総理大臣が「国内政治的に追い詰められて」いようがいまいが、この状況で、韓国側に手を差し出すということは、ありえません。

ひと昔前、新聞・テレビといったマスメディアが世論をある程度コントロールしてくれていた時代ならばいざ知らず、現代の日本だと、政治家が原理原則を捻じ曲げて韓国に対し配慮しようとしたら、その瞬間、世論の怒りが爆発します。

先月の『慰安婦合意で振り返る「岩盤支持層を敵に回すリスク」』でも紹介しましたが、朝日新聞の5月21日付の『慰安婦合意、警戒した安倍氏 前夜も念押し「大丈夫か」』という記事によると、2015年12月28日の日韓慰安婦合意の際、首相官邸には「抗議のメールが大量に届いていた」のだそうです。

情報源が情報源だけに、信憑性に疑義を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その点は脇に置きましょう。

日本も民主主義国家です。

この「慰安婦合意での大量抗議メール」は、日本政府、あるいはときの政権が韓国に対し、下手な譲歩をしようとすれば、ネット社会における有権者の怒りに触れる可能性がある、ということを示唆しています。

おそらく今回の日韓首脳会談を巡る韓国側の「どっちもどっち」事件も、韓国に少しでも譲歩することが、政権基盤を危うくするものであるということを、加藤長官を含めた菅政権関係者が意識している証拠といえるのかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. だんな より:

    言い掛かりつけて泥仕合に持ち込む、いつもの通りだと思います。
    韓国の違法行為を世界が認識しないのはら日本の広報不足。
    韓国は、次に他国を巻き込んでくるでしょう。

  2. チキンサラダ より:

    ハンギョレでも、「外交的欠礼」だと非難していますね。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/12c1897afa45629369bfb357c0b9953c57f98df2

    ただ、ハンギョレの面白いところは、行間に本音が見え隠れすることです。特に記事の後半に彼らが内心認めていることが漏れてきます。

    会談する合意があったかとどうかはともかく、スケジュールすら決まってなかったということは合意とは言えないのが普通ですが、それを「暫定的合意」だと強弁してるだけでしょう。

    おそらく日本政府の返答は「スケジュールに余裕があれば検討する」程度のものだったのでしょう。
    きっぱりと断らなかったことで、韓国に付け入るすきを与えた感がありますね。
    これがアメリカ国務省なら、「スケジュールに余裕がない。今回は対談を行えない」と、きっぱり断ったことでしょう。
    いや、それでも韓国なら何か口実を見つけて泥試合に持ち込みますかね。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > きっぱりと断らなかったことで、韓国に付け入るすきを与えた感がありますね。

      毎度ながら、日本人は日本人的物言いを対外的にしてしまいます。この癖は日本人が日本人である限り直らないでしょう。天性の外交下手民族だと思います。

      1. 赤ずきん より:

        同感です

      2. 迷王星 より:

        >日本人は日本人的物言いを対外的にしてしまいます。

        少なくとも戦後の日本人の殆どはその通りですね。ですが、

        >この癖は日本人が日本人である限り直らないでしょう。天性の外交下手民族だと思います。

        そうでしょうか?
        明治時代の日本人は必ずしもそうでなかったと思いますが。
        明治時代の外交官が今の外務官僚や政治家のような外交下手ならば、徳川幕府が欧米列強と結んだ(というよりも結ばされた)不平等条約なんて百年経っても改正できてませんよ。

        事実、戦後の外務官僚の間抜けぶりは近年になって共産チャイナに抜かれるまで世界第二位の分担金を払っておきながら安保理常任理事国どころか国連憲章の敵国条項一つ削除できなかった事実で証明されてますが、こいつらの間抜けぶりで明治時代の外交をやっていたら不平等条約なんて永久に改正不可能だったでしょうね。

        要するに自分達が間抜けな仕事をすれば国家に重大危機を招くという強い危機感を抱いて真剣に仕事をしているか天下りでどれだけ金を稼げるかを楽しみに日々を過ごしている平和ボケかの差が仕事の成果として如実に表れているということです。

        1. チキンサラダ より:

          外交官たちにもいろいろ言い訳はあるかと思います。
          軍事力がないと外交の幅は相当に狭まります。また、敗戦国となったことで発言権は著しく低下しましたし、逆に中国の政治力が大きく、日本が力を発揮しにくいのもあります。韓国に足を引っ張られた面も少しありますね。さらに、国民や政治家が左傾して、思い切った交渉姿勢や定まった戦略を取れなくなったこともあります。
          外交官たちが、とても良くやってるとは思いませんが、明治期とは条件が違いますのでそのまま比べるのは少々酷かと思います。

    2. チキンサラダ より:

      別のスレッドで、「外交用語」の話が出てましたね。まあ、これもあるかもしれませんね。
      外交用語では相当に遠回しに言いますからね。

      しかし、それが裏目に出る国相手には割り切ってはっきりと言わないといけないですね。

  3. お虎 より:

    別スレッドに「中古タンカー改造 9隻の特務艦隊」を書いたが、今回は、その関連で、
    主旨としては「特務艦隊を活用して、わが国の代議士やメディアを教導する」になる。

    このような考えを抱くようになったきっかけは古い。30年くらい前だったか、社会党(当時)が選挙に大勝し、党首女史は「山が動いた」とまで言った。女史は野党のみならず保守にも一定のファンをもつ人気者だったが、PKOの際に馬脚をあらわした・というか、わたしをいたく失望させたのである。それを通じて、女史が、決めたことを大成功にみちびきたいという意志よりも、自分たちがそれまで唱えてきた建前を優先させる、ごくつまらない人物であることがわかった。こんな者の下で危険な任務につく者は浮かばれない。幸いにも女史は衆院議長でとどまった。

    小泉さんの時代だったか、脳神経系がいささか不自由な者が米大統領の頃のこと。当時の参院外交安保委員長がイラクの場所を知らないことが世間の知るところとなった。アメリカ人に、中国と日本の区別がつかない者が少なからずいることは話に聞いていたが、とうとうわが国もこういう時代が来たか、という感があった。

    それから、民主党(当時)が政権に就くちょっと前の頃だが、債務をめぐる国会中継の様子があまりに痛々しく、見ていられないので、日本国債を償還することは不可能である、とする解析モデルを複数用意し、親切にヘッドライン解説までつけて、地元選出の民主党代議士事務所にプレゼントしたことがある。気のせいか、爾後、「債務償還」という言葉が飛び出さなくなったような気がする。彼はいま、筆頭野党の最要職にあるから、なんらかの効果があったのかも知れない。

    とはいえ、いまもはらはらさせる資質を提示してくれる代議士諸氏は与野党とも枚挙にいとまがない。それでも与党であれば役人たちがお勉強サービスを提供してくれるからまだしもどうにかなるだろうが、野党の諸君はそれを期待できないから気の毒ではある。意味をよく考えずに大日本帝国のスローガンを発声した不良系女史・・・から・・・北朝鮮ワクチン女史にいたるまで、見ていて気の毒になる。
    彼・彼女たちも、すぐれた点があるから有権者に選ばれてきたはずだ。

    おそらく悪意ではなく、無知、社会経験不足、良質でない教育しか受けられなかった、などなどの要素がからみあって、あのような形でテレビカメラに写ったのだろう。であるならば、最前線の軍務をとおして、目を見開く機会を提供することが、わが国、その社会、その国民にとって有益だろうと、半ば以上本気で考える次第なのである。
    尖閣や竹島周辺に浮かべる「仮装巡洋艦・病院船・プレスセンター」から、目の前で起きていることを見てごらん。大メディアの連中も、大昔の満州国・満鉄・東大仏文と揶揄された先輩たちの影響から抜け出てはどうかね。もっとも大昔の賢者が「40にして惑わず」としたように、ある程度の年齢になるとよくもわるくも自分というものが出来てくるので、その分、脳神経系が硬化して素直になれないかも知れないが、機会を用意する意味はあると思う。

    1. りょうちん より:

      別にどんな意見をここに書こうとあなたの勝手ではあり、イケナイというわけではありませんが、元々のエントリにまったく関係ない自説を長々と書き散らすのは、アクセス数の多いこのサイトを利用して、自己顕示欲・承認欲求を満たそうというみっともない行動にしか映りませんです。

      せめて、エントリにの内容に寄せるくらいの努力をするのが礼儀でしょう。

      「自・分・の・ブ・ロ・グ・で・や・れ・!・!」

      これに尽きます。

      1. 某都民 より:

        全くもって同感です。雑談専用記事通常版があるのですから、そちらでやれと思います。

      2. 迷王星 より:

        同感

      3. 犬HK より:

        承認欲求の強すぎる御仁が多いですね。

        裏を返せば…という感じなんですかねえ。

  4. だんな より:

    この騒動で皆さんに認識して欲しいのは、「韓国人に事実は必要で無い」という事ですね。
    日本人は、事実に基づき論理を構築して反論しますが「朝鮮脳は受け付けない」という事です。

    1. 阿野煮鱒 より:

      長期にわたり朱子学の理気二元論を嗜んできた朝鮮人にとって現実/事実は重要ではなく、抽象概念である理を研ぎ澄ますことが重要… とこれをまた展開するのは飽きたのでやめます。

      今回は別ネタで。

      プラトン哲学の「イデア論」が、けっこう理気二元論に似ているのでは、と思い始めました。

      https://biz.trans-suite.jp/9319
      https://atsukuteyurui.com/idea

      > 人が知覚する事象は単なる仮の姿であり、真実の世界は非物質のイデアの世界
      > イデアの世界には序列があり、低次のものからより純粋な抽象的イデアへと上昇するといい、その頂点を「善のイデア」

      目に見える現実なんてどうでもいいのですよ。あるべき姿こそが重要なのです。

      1. iwamurasta より:

        だんなさま
        阿野煮鱒さま
        なんというか、すごいというか。観念論の極み。異なる次元を生きいるような気がします。
        ふと思ったのが、元日本大使館跡の空き地で反日集会を開いているとの話。空き地に向かって集会を開くなんて、変な人たちだなあと思ってましたが、彼らにははっきりと見えているのかも、と思った次第です。

  5. マイナンバー より:

    『文在寅氏の五輪中来日で調整…韓国側は首脳会談を希望、日本側は慎重姿勢』
    2021/06/15 09:16 読売オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210614-OYT1T50372/

    文在寅大統領が抱きつき戦法に。米国政府にも日本政府にもChina共産党にも金正恩兄妹にも相手にされていない文在寅大統領(しかも任期があと11ヶ月ほど)が五輪を政治利用しようとするのはみえみえなれど、コロナ禍で開催する東京五輪に一人でも多くの国家元首級来日を総選挙を数ヶ月以内に迎える菅政権が望むのもやむなしか。韓国政府に対して我が政府は、国際法遵守を要求する原則だけは曲げないことを強く願いたい。

    1. 農家の三男坊 より:

      マイナンバー 様

      情報展開ありがとうございます。

      >コロナ禍で開催する東京五輪に一人でも多くの国家元首級来日を総選挙を数ヶ月以内に迎える菅政権が望むのもやむなし 

      平時であれば、仰る通りかもしれませんが、コロナ禍で安心安全を最優先にして、ギリギリでオリンピックを開催しようというときには不要と思います。

      来れば、無い事、無い事を捏造してプロパガンダすることは見えています。
      それを今の外務省と菅政権に上手く捌けるとは思えません。
      外野から見たら、良くて泥仕合程度になる予感がします。

      「日本が納得する案(謝罪・違反状態解消・再発防止策)を持って来れないなら、コロナ禍下でもあり、来日に及ばず。」と下知した方が選挙には有利ではないかと思います。

      >韓国政府に対して我が政府は、国際法遵守を要求する原則だけは曲げないことを強く願いたい。

      仰るように、ぜひお願いしたい。

      ただ、なんとなく”お手々繋いで仲良く”だけが外交だと思っている外務省では難しい気がします。

      1. マイナンバー より:

        農家の三男坊 様

        ご返信コメント恐れ入ります。
        ご返信コメントを受け、自身のコメント内容を見直しました。一部訂正させてください。

        >>コロナ禍で開催する東京五輪に一人でも多くの国家元首級来日を総選挙を数ヶ月以内に迎える菅政権が望むのもやむなし

        ↑撤回し、以下のとおりに訂正します。

        菅政権としては、韓国大統領がどうしても来日したいということであれば拒絶まではしないのでどうぞお好きに来日していただいて構わないが、国際法違反状態を是正する具体的な提案なしには決して首脳会談には応じないことは強調しておきます、というスタンスなのではと思量。
         

  6. 愛知県東部在住 より:

    メディアの詭弁の罠に陥らない方法について考えてみました。

    辿り着いた結論としては、それには己のリテラシー能力をひたすら磨く以外にはないというものです。それには各種メディア(右も左も中道も含め)広い範囲のニュースを渉猟し、また各国政府の公式或いは非公式の報道も比較しつつ、様々な社会統計資料等も参照し、総合的に世界を把握する能力を身に着けることでしか達成できない、否達成できないまでも少しでも近づくことができる領域に到達する努力を、日々積み重ねていくことだと考えます。

    あの佐藤優氏も『陰謀論ばかり語る「迷惑な人」を一蹴する方法』として、「われわれが生きている世界は複雑だ。従って、現実を因果関係で単純明快に説明することはできないのである。教養を身につけ、複雑な状況を構造的にとらえることが重要になる」と述べています。

    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56215
    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56215?page=2

    かつては外務省のラスプーチンとまで呼ばれ、何かと毀誉褒貶の多い同氏ではありますが、この部分に関しては全く同意せざるを得ません。

    1. チキンサラダ より:

      同感ですね。

      陰謀論がはびこるのは、人々は単純化した話を信じたがるからなんですよね。
      単純化した話だと脳リソースを使わなくて済みますから、知的好奇心が少ない人はとうしてもそちらに流されるのでしょう。

      それでも、知的好奇心が豊かな人々のフィルタリング能力があがれば、世の中全体に出回る陰謀論も減少するかとは思います。

      1. 愛知県東部在住 より:

        返信ありがとうございます。

        とにかく悪意ある(中には無邪気過ぎて悪意すらも感じさせないフェイクニュースもありますが)報道や論説、あるいは風評等に振り回されないためには、日頃から自身の分析能力(情報リテラシー)を高めるべし、と自戒しているところですが、なかなか思うに任せないこともあり、日々是反省の毎日です。

      2. りょうちん より:

        今思うと、MMRって本当に名作だったなあと。
        あれで耐性が付いた若者も少なくなかったのでは。

  7. しきしま より:

    大使が「足の怪我」と称して陛下に任務を賜る式典をすっぽかす国が何をいっているんでしょうか。

  8. めたぼーん より:

    毎回飽きずに当たり屋みたいな事を政府レベルで出来る能力に感心します。単細胞なのか、学習能力が著しく欠如しているのか、何なのかは謎ですが。

  9. 匿名 より:

    韓国はもう末期的ですね。実は日、米、韓の会合すら予定になかったのは、私には意外でした。これも韓国のフェイクだったんでしょうか。それにしても米がシラッと何にも言わない。日本も無視していますが、対して未来永劫、〝道徳的優位” とやらに立っていると思い込んでいる日本に対してのみキャンキャン吠えているという構図ですね。思うに、米がサプライズで日韓会談があってもおかしくないなどと匂わせて、韓国をおびき寄せ、本当の目的は韓国に踏み絵を踏ませることだけだったような気がします。韓国内では韓国は実質G8の主要メンバーなどと舞い上がっていますが、韓国は晴れて対中関係の地獄の入り口に立つ位置に来てしまったというのが実際のところではないでしょうか。

    1. 農家の三男坊 より:

      匿名 様

       韓国人にもいろいろ居て、”後で言い訳は何とでもできる”と、”気づかぬふりして踏み絵を踏んだ”のだろうと思います。

      其れより重要なのは、来年の選挙。

      なので、”韓国は実質G8の主要メンバー”という愚民をだますネタの方が価値があると判断したのでしょう。

      1. 匿名 より:

        農家の三男坊 様

        >”後で言い訳は何とでもできる”と、”気づかぬふりして踏み絵を踏んだ”のだろうと思います。

        過去の日本に対してなら通じても、欧米相手ならいくらアホでも・・と思いますが。
        (まあ、ふたを開けたら本当にアホだったというのがあの人たちの特徴ではありますが。)

    2. りょうちん より:

      >韓国はもう末期的ですね。

      一体いつから韓国が末期的じゃなかったときがあったと錯覚していた・・・?

      1. チキンサラダ より:

        さらに末期的状況のまま30年以上国を持ちこたえさせている北朝鮮という例もあります。
        末期的状況だからといって、本当に末期になるとは限らないということかとり

        1. りょうちん より:

          諦めて、水分にちょっとだけ砂糖の入った点滴だけにしたのに1ヶ月以上生きる老人もいます。
          血管も取れなくなって、皮下点滴なんですけど・・・。

      2. H より:

        韓国が道徳的優位に立っている
        ように見えているのか

        1. 匿名 より:

          H様

          誤解無きよう。

          道徳的優位に立っていると思っているのは韓国。という意味です。
          (因みに、道徳的優位というわけのわからん言葉は彼の国がよく言っているものです。)

          1. H より:

            失礼いたしました
            りょうちんさんに釣られて不遜なコメントに
            なりましたね。
            いいまわが有名漫画の名言にあるんですよ

  10. めがねのおやじ より:

    「菅首相も国内政治的に追い詰められていて」「両首脳ともにこれ以上手を付けることができず、現状維持に汲々とした状況」。ハハハッ。

    ソウル大学国際大学院の朴喆熙教授。よく出てくる名前だが、現状把握がその程度なら、コメントするなヨ。

    日韓首脳会談が外務省と外交部で話し合いして決定してた?加藤官房長官の怒りを見ると、真っ赤な嘘ですな。今、仮にもそんな動きを日本政府がやったら、衆議院選挙で大敗する。

    絶っっ対無い。でもこれだけ嘘つき韓国に、正面切って叱ったんだ。韓国もこのままではすまないだろう。愚民を使って五輪反対デモをヤレ!来るなッ!せいせいするわ(笑)。

  11. きたたろう より:

    関係改善のために新たな試みができない?出来ないのではなく、してないだけ。
    ソウル大学国際大学院の朴喆熙(ぼく・てつき)教授、この人コロンビア大大学院に留学したらしいですが、一体何を学んできたのか。
    この人は中日新聞に記事を書いていたのですが、毎回的外れな記事ばかりで個人的に好きになれず、新聞購読を止めるきっかけにもなった人物。的外れは今も変わらない様ですね。

  12. ネロテ より:

    私は韓国100:0日本ではなく韓国1000:0日本だと思ってます。

  13. だんな より:

    外務省ホームページから
    茂木外務大臣会見記録
    https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken22_000023.html
    途中、東亜日報の記者が、日韓首脳会談キャンセルの件で言い掛かりをつけていますが、茂木外相が「まずその報道については、明らかに間違いであります。」との発言が有ります。

    1. より:

      牧野氏の記事にあったように、最初から韓国語通訳を同行していなかったということであれば、そもそも合意された、あるいは合意されそうな予定などなかったのは明白です。
      でも、韓国人の「真実」としては、そーゆーことになるんでしょうね。

  14. チキンサラダ より:

    既出かもしれませんが、日韓首脳の接触に関する牧野さんの記事。

    https://forbesjapan.com/articles/detail/41837

    日本は「pull aside もやめてくれ」と申し入れてたんですね。

    ハンギョレ紙にも書いてありましたが、文大統領が首脳会談に拘るのは、関係改善の努力をしているのを米国にアピールしたいからだと。
    まあ、やはりそれが核心的な理由ですかね。

  15. ラスタ より:

     なぜこの程度のことが問題視されるのか、ちょっと謎と感じています。

     日本側のコメントは日本政府によるものです。これは明確に検証可能な事実です。
     対する南朝鮮側のコメントは、存在するかどうかもわからない関係者スジの匿名発言と称するものを韓国メディアが紹介しただけのものです。怪文書の類と大差ないように思いますが。
     同列に扱って議論する価値があるのでしょうか。

     南朝鮮がああ言ったこう言ったという前提は、その雰囲気自体が彼らのペースに乗せられてるように感じてしまいます。
     今回の件について、南朝鮮政府の誰がいつそう言ったのか。発言責任の所在はどこにあるのか。実は誰も何も言ってないのでは。(事実誤認あったらごめんなさい)
     御用マスコミが南朝鮮政府を代弁しているという解釈も不可能ではないと思いますが、そのような特A国得意な仕掛けに日本政府の対応を対比して論じる必要があるのだろうか。
     次元が違うものを並べてクサしても意味ないんでないでしょうか。

     日本政府と南朝鮮政府の発言では日本の不戦勝だから、話としてはつまらんのですけど。
     同じレベルに降りていってあげる筋合いはないんで、キチンと上から物申す思考のほうが論点をスッキリと整理できるんじゃないかなと思います。
     彼らのペースに乗せられたら、それこそ思う壺にハメられてるってことになりかねず。

    1. チキンサラダ より:

      確かに、揉めて泥試合化することが、彼らの目的ですね。しかも政府からの公式発表がない韓国の方が汚れが少ないように見える。
      しかし、だからといって日本政府が沈黙してるといいように誤解されますしね。
      なかなか難しいですね。

      1. ラスタ より:

         日本政府が、なぜ南朝鮮マスコミごときに反論しなくてはならないのか、というところがとても気になるのです。

         世論戦という捉え方もできると思います。日本マスコミがあまりにもアレなんで日本政府が反応せざるを得ないと。
         しかしこのゲーム、南朝鮮政府がプレイヤーとして参加していないのは、負けるとわかっている勝負から逃げているというか、いつもの腰砕になるのは明らかでしょう。

         たとえば官房長官は、
        「私個人は南朝鮮マスコミで憶測が出回っているらしいという話があると認知しているが、日本政府としては、南朝鮮政府からそのようなメッセージなり抗議があったとは承知していない」
         って打ち返せばいいんでないかと思ってしまうのです。
         (南朝鮮政府が反論するにはかなり厳しい状況になると思います。そこまで追い込んでしまっていいのか? いいんでないですか)

         とにかく、「どっちがより口汚く罵ったか」みたいな特A国伝統芸の、低レベルを競う争いに持ち込もうという思惑に乗ってはいかんと思います。

  16. 普通の日本人 より:

    仕事でもこう言う輩はいますね
    公には絶対交渉せず一対一(第三者が入らない形)でしか話をしない人
    私の対策は一つだけ「さりげなくみんながいる会議の場で話を持ち出す」
    これだけです。
    その後この人は陰の場に出てこなくなりました。
    でも韓国は出ずっぱりですねえ。
    茂木さんの苦労がわかります。

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