茂木氏、クアッドに韓国など加える議論は「全くない」
日経電子版に今朝掲載された「一問一答」のなかで、茂木敏充外相は「日米豪印クアッド」の枠組み拡大について、「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」と断言しました。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を日本が推進して来たというこれまでの経緯に照らすと、やや唐突感もあります。これについて、どう考えれば良いでしょうか?
おことわり
あらかじめ、お断りしておきます。
(ごく一部の)コリア・ウォッチャーのあいだで注目されている(らしい)米韓首脳会談が開かれるのは、日本時間でいえば明日未明だそうです。時間的制約から、おそらく当ウェブサイトでは、その話題を「速報」として取り上げることはできません。
ただ、おそくとも来週初めごろまでには当ウェブサイトで何らかの形で議論できると思います(※もちろん、「何か取り上げるべき話題があれば」、という前提条件はつきますが…)。
茂木外相の日経インタビュー:特段の新味なし
こうしたなか、本稿ではちょっと気になった話題を紹介しておきたいと思います。
日経電子版に今朝、茂木敏充外相と日本経済新聞社の一問一答形式のインタビューが掲載されていました。
茂木外相「ミャンマーに弾圧停止働きかける」 一問一答/ODA全面停止も辞さず
―――2021年5月21日 2:00付 日本経済新聞電子版より
前半はミャンマー情勢に関するものが中心ですが、後半に中国・台湾の問題、半導体サプライチェーンの話題、「自由で開かれたインド太平洋」、日米豪印クアッド、そして途上国向けのワクチン支援などに話が及びます
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ただ、正直に申し上げるなら、内容自体に特段の目新しいものはありません。これまでの日米豪印外相会合や日米豪印首脳会合、G7外相会合共同声明などを精読していれば、すでに出ているメッセージばかりだからです。
たとえば、「中国が台頭するインド太平洋でどうやって仲間を増やすか」という質問に対しては、茂木外相は次のように述べています。
「日本が2016年から提唱する『自由で開かれたインド太平洋』の考え方を共有する、あらゆる国と協力を進める」。
日経新聞には英語の “Free and Open Indo-Pacific” 、つまり「FOIP」という略語を紹介していただきたかったところですが、このあたりは以前から茂木外相自身が述べている、「FOIPの考え方に賛同する国であれば歓迎する」という考え方と整合するものです。
茂木外相、クアッド拡大を否定
もっとも、1ヵ所だけ引っ掛かったのが、日米豪印クアッドの枠組みに「韓国などを加える考えはあるか」、という質問です。
これに対し、茂木外相は次のように断言しました。
「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」。
このあたり、ちょっと意外な感じがします。
あくまでも著者自身の理解に基づくなら、クアッド(Quad)とは「FOIPに賛同する4ヵ国の連携」のことであり、実際、これまでのクアッド会合(昨年10月の外相会合、今年2月の外相会合、3月の首脳会合など)でも、まさにこのFOIPが主要な議題として取り扱われているからです。
もちろん、西側諸国であっても、このFOIPに対し、温度差があることは事実でしょう。
たとえば、G7諸国のなかでも、FOIPに対し、日米英仏加の5ヵ国はかなり前向きであるのに対し、ドイツとイタリアはこの構想から距離を置いているフシがあるからです(やはり中国との関係悪化を気にしているからなのでしょうか?)。
また、「ファイブアイズ」、つまり米英加豪・NZの5ヵ国の情報共有連合体でも、ニュージーランドはほかの4ヵ国と比べ、FOIPとは一定の距離を置いているように見受けられます。
ただ、「クアッドはFOIPに強くコミットしている諸国である」、「FOIPは仲間を募集している」、という状況を見ると、クアッド自体、将来的には5ヵ国で「クインテット」ないし「ペンタ」、6ヵ国で「セキサ」ないし「ヘキサ」に形を変えていくのは自然な話でしょう。
このように考えていくと、茂木外相が「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」と断言したのは、やや唐突な感じがします。
いずれにせよ、あくまでも個人的見解に基づけば、これまでの文脈を踏まえると、茂木外相の発言は「とりあえず今は日米豪印4ヵ国での連携を確固たるものにする段階だ」、という程度の考え方に過ぎず、「未来永劫、枠組みを広げることはない」という意味ではないと思いますし、そう考えるべきだと思います。
やはり韓国を意識したからなのか?
もっとも、茂木外相が「枠組みそのものを広げようとする議論はまったくない」と言い切ったのは、もしかすると日経新聞側の質問に「韓国」という単語が入ったからなのかもしれません。
韓国は、見た目こそ自由・民主主義国家ではありますが、実際にはFOIPに対し、頑なにコミットしようとしていませんし、また、国際海洋秩序を侵害しているはずの中国に対し、明らかに腰が引けている国でもあります。
そのような国が「クアッド」に入ってくることで、足を引っ張られることはあっても、恩恵は何もない、というのが茂木外相の発言の真意なのだとしたら、それはそれで納得がいく説明でしょう。
あるいは、日本との関係では自称元徴用工判決問題や主権免除違反判決問題を筆頭に、国際法破り、約束破り、外交慣例破り、国家的な侮辱などを繰り返す韓国に対し、「同じ価値を共有している」と位置付けることに対しては、もはや日本国民の理解が得られないかもしれません。
さらにいえば、茂木外相は「日米韓3ヵ国連携」を、従来の「北東アジアにおける地域の安定」という位置付けから、「北朝鮮核問題への対応」などに限定しようとしているのではないか、といった報道もありました(『「茂木氏が機先制し米国の日韓関係介入を阻止」=産経』等参照)。
実際、「日米豪印クアッド」という枠組みが、もし4ヵ国軍事協力ないし軍事同盟にまで進歩するのであれば、日本や米国から見て、「日米韓3ヵ国連携」の価値は現在よりも大きく低下します。
つまり、形の上では日韓は友好関係を維持しつつも、徐々に関係を骨抜きにし、「韓国がなくても大丈夫な日本の経済」、「韓国がなくても大丈夫な日本の安全保障」を作ろうとしている、というのが、現在の日本全体としての方向性ではないかと思う次第です。
「日米韓」にくわえ「日韓」が出て来るかが見もの
こうした考え方が正しいのかについては、日本時間の明日未明に開かれるであろう米韓首脳会談の内容もヒントになるかもしれません。それを見極めるうえでの重要なポイントのひとつは、米韓両国が「日韓2ヵ国関係の重要性」で合致するかどうか、ではないかと思うのです。
この点、「日韓」と「日米韓」は、似て非なるものです。
米韓両国が「日米韓3ヵ国連携の重要性」で合致するのは間違いないとは思うものの、はて、「日韓関係」に米国は介入してくるのでしょうか。
※ついでに、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領に対し、ジョー・バイデン米大統領が「ハンバーガー以外のもの」(たとえばコーラやポテト、ハッピーセットのおもちゃなど)を提供するかどうかについても、ウォッチしてみても面白いかもしれませんね。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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韓国はFOIPという考え方にそぐわない国であるという前提を置けば、「枠組み」とはFOIPという考え方を指すとも考えられないでしょうか。
依然として自由で開かれたインド太平洋という理念に共鳴すればスクラムに加わることはできる反面で、理念に共鳴しない国を受け入れるように枠を拡大することはない、と。
ハンバーガー以外のものといえば定番商品が一つ。
無料のスマイルを提供するや否や。
へちまはたわしのみに非ず 様へ
同感です。外務省ホームページの「自由で開かれたインド太平洋」の説明文には、「法の支配を含むルールに基づく国際秩序の確保,航行の自由,紛争の平和的解決,自由貿易の推進を通じて,インド太平洋を『国際公共財』として自由で開かれたものとすることで,この地域における平和,安定,繁栄の促進を目指す。」とあります。これが茂木外相が言うところの「枠組み」だと思います。
この説明中「法の支配を含むルールに基づく国際秩序の確保」、「紛争の平和的解決」については、韓国政府自身が「賛同する」と言っても、実際の行動が伴っていませんので、参加資格は無いという意味だと思います。
「
自由で開かれたインド太平洋」
であれば、インドネシアは重要と思うが
これもだめか
いい大人が、ハッピーセットを頼めないでしょう。
スマイルも無料では有りません。
中央日報です。
「ワクチン同盟」のために…韓国企業、米国に40兆ウォンの投資“手土産”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f76180afdd5e088b083f9590b2499b5295f81483
真偽はともかく額的には、ワクチンくらい貰えそうな金額かな。
韓国政府の懐は痛まない。
また韓国人を不法就労させるつもりでしょう。
別な話題で恐縮です。今日の閣議で
ケニア国特命全権大使タブ・イリナ外1名の接受について(決定)
果たして韓国次期大使さまは外1名に入っているのでしょうかね。
確か数日前だったかと思いますが彼の国の報道で四ヶ月かけて正式接受、との報道があったと思います。真偽はともかくですが…
はい。私もその報道との絡みで注目してます。前回同様の情報源で「足の怪我」という(多分)偽情報が出てきたので、情報源の信憑性を見極めたいです。2つ可能性があると思っています。
①来週にも韓国大使の捧呈式が行われる。ご指摘の報道の直前に日本政府から通知があった。
②単にアメリカの口利きで捧呈式を行う検討をしてくれるだろう、という見込みだけ。大統領がアメリカに直談判に行ってくるから、そこでアメリカも配慮してくれる、という甘い考え。
情報源は日本駐在韓国大使館員でしょうね。だからこそ言い訳がましい「足の怪我」偽情報が出たのでしょう。まあ①の可能性が高そうです。ただ、今日の閣議では韓国は出てこず「外一名」なので、なんか日本も仕組んだのかなとか邪推したり。
日経の記者の質問にも、悪意とまでは言わずとも、茂木外相に対して変な球を投げて来ましたね。私なら正々堂々、ストレートで聞くタイプが好きだけど。
「韓国をクワッドに加えるか」と聞くのでは、答えは「NO」しか無い。だから外相は「枠組みを変えることは無い」と答えました。もうちょっと聞き方に方法はあると思います。例えば米韓会談の肝は何か、日米韓では無く日韓協議の話題は出そうか、、等。
韓国がクアッド(FOIP)に入って来ても、足を引っ張られるだけです。だから「NO」なんです。日韓が上手く行かないのは、国際法破り、約束破り、反日侮辱を繰り返しやるからです。
それよりも日米豪印と英仏加台、ASEANとでコミットして行く方が日本に、より国益をもたらします。韓?知らんがな(笑)。明日の未明?寝てるわ。
外相の発言はFOIPとクアッドとは同じものではなく、FOIPは同じ価値を有する諸国、クアッドはFOIPの中の中核国みたいな捉え方をしているように見えます。はっきり定義しないと、一路一帯と同じで「何だかよくわかんねー」連合になってしまうかもしれません。
匿名29号 様
そうですね。
FOIPの最終形としては自由陣営諸国内での”国連”的な組織を目指してるのかもですね。
日本には組織の中核国として、『(常任理事国入りできない国連では発揮できない)貢献度に見合った存在感』を存分に示して欲しいと願います・・。
やはり韓国に対する牽制でしょうね。
クワッド、TPP、G7などに入りたそうにチラッチラッと視線を向けてくる韓国に、「おめーの席ねぇから」と言っているのでしょう。
この記事面白いなと
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9663331cc6d9204ab1f964ff1ff8043865fad9
ペロシ下院議長が文大統領を喜ばせようと、慰安婦決議の話を持ち出した。文大統領は日韓関係の改善の話がしたかったのに、思わず反日の内容になってしまい、予定してた発言できず。
みたいに私は読みました。
やることに一貫性がないからこんな目にあうのです。ペロシ下院議長にしてもせっかく大好きな話題振って最大限サービスしようとしたのに、何そんなアタフタしてるの??? って感じかなと。
G 様
この小母さんは慰安婦合意の事を知ってて言ってるんですかねえ?
知ってて「正義の実現を見てみたい」なら、ムン君に対する嫌味としか思えないですww
>「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」。
茂木さんがこう回答した理由は韓国が云々以前ですよ。
バイデン政権でインド太平洋調整官つまり正にFOIPの対象エリアを管轄する任にあるカート・キャンベル氏が18日に「現時点でクァッドを拡大する計画はない」と言い切っているのです。
仮に日本の外相が「クァッドの枠組みに関心のある国々、例えば英仏などが加わりたいと言うのであれば喜んで迎えたい」とでも発言すれば、僅か3日前のアメリカの担当官の発言と完全に食い違い、クァッドの中核である日米2国間でさえ意思統一が為されていないことを露呈してしまいます。
日米間でさえ意思統一が出来ていない事態となれば、共産チャイナから日米が舐められるのみならず、拡大クァッドに加入するか否かはともかくFOIPの理念の意義を認めこれからの四半世紀で最も経済発展が期待できるインド・太平洋地域における自由民主主義の防衛に協力しよう(そして経済発展の果実の分け前を得よう)と考えている他の国々(その中には英仏が含まれるでしょう)もクァッドの先行き、そしてそれによって達成されるべきFOIPの実現性に疑いを抱きかねません。
つまり少なくとも腕力に関してはクァッドの中心である米国のキャンベル調整官が3日前に「現時点でクァッド拡大の予定はない」と言い切った以上、クァッドが実現しようとしているFOIPの理念を提案した日本(つまりクァッドを支える理念のリーダーである日本)の外相が「枠組みを広げることも考えている」などという答えをする余地は皆無だというのが、茂木回答に関する私の理解です。
中国包囲網にはヨーロッパ諸国の参加も必要だという事をアメリカは理解していないようですね。
キャンベル氏はインド太平洋調整官なのでヨーロッパは担当外かも知れませんが。
茂木さんにはキャンベル氏にFOIPとクアッドについて改めて説明して頂くようお願いしたいです。
>もっとも、1ヵ所だけ引っ掛かったのが、日米豪印クアッドの枠組みに「韓国などを加える考えはあるか」、という質問です。
>これに対し、茂木外相は次のように断言しました。
>「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」。
FOIPの枠組みそのものを広げる国と広げない国がある、と考えるのが良い気がします。
反自由民主主義国家陣営に媚びる阿る諂う自由はFOIPが許容する自由なのか、それとも許容出来ない自由なのか、みたいな。
>※ついでに、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領に対し、ジョー・バイデン米大統領が「ハンバーガー以外のもの」(たとえばコーラやポテト、ハッピーセットのおもちゃなど)を提供するかどうかについても、ウォッチしてみても面白いかもしれませんね。
米国が誇るグローバルチキン屋のフライドチキンとかを提供しそうな気がします。
韓国が主義をはっきりさせて手弁当でやってくるならまだしも、部分的に軒先を借りたり、内部から換骨奪胎を図ろうとしている姿勢は外側からも充分に見えていますので、クアッドの色が鮮明になるまではあの国は入れないと密約しててもおかしくはないですね。インドをサポートする方が当然に優先でしょう。
そして韓国の存在は、今のところ対北の緩衝材として、既存の米韓&日米ラインを壊さない方向でいくのも、米国と共有しているでしょう。
他にやりようのない、現実的な路線です。対中結束でいっぱいいっぱいなのに韓国まで相手していられないというのが本音でしょう。正直言うと、もっと対韓外交コストを削減してもいいと思います。コスパ悪すぎです。
追記
関連国が韓国に向ける視線はおそらく「予測のつかない(訳の分からない)面倒な国」です。他国が韓国を長期的な戦略に組み込んでも、当の韓国は短期間で思慮なく暴走してきましたので、まともなロードマップなど描けなくなります。「不安定な政情につき、放置」という扱いになるのは当然でしょう。
文政権が悪い方向に頑張りすぎた成果とも言えますね。
ハンバーガーはアメリカの食文化を代表する、アメリカという国を象徴する伝統料理だと思います。
それを出されて「馬鹿にされている」と感じるかどうかは、出された側の個人の主観でしょう。
むしろ、ハンバーガーの食事を共有することで、アメリカと価値観を共有している信頼に値する相手と扱われたと考えることもできるのでは。
韓国政府がアメリカ政府から提供されるハンバーガーを粗末な食べ物と考えて拒否するなら、それはアメリカ大統領が訪韓した際に「韓国料理以外のちゃんとした料理」と要求するようなもので、アメリカという国の文化を見下しているというか、侮辱に等しい態度だと思います。
仰る通り一緒にハンバーガーを食べるという事は親しい間柄であることを態度で表明しているという事ですね。
これを拒否する文大統領の神経が疑われます。
バイデン大統領も気分を害していると思います。
韓国的には日本より上でなければならないという、いつものアレなんでしょうけど。
外交的には、どのような料理を出すか、それにいかな態度で応じるか、そういったとこも重要なコミュニケーションというか駆け引きの一部のはずなのですが。
なんというか、相手の家に押しかけてゴチソーになる立場でありながら、あらかじめ料理の注文つけるところが、サモシイと言いますか、人としてすでに負けているような。
こういう感覚を理解できないところに、彼らの問題の本質があるのかもしれませんね。
もちろんクアッドという枠組みは固定化されたものではないのでしょうけど、現状の追加の選択肢として具体的に韓国が上がっている状況の中で、今の韓国が加わることは断ると釘を刺しているのだと思います。価値観や戦略を共有すると謳っているので、敵か味方かわからない行動をとっている韓国は論外ですよね。主題の北朝鮮対応一つにしても韓国だけが経緯や本質を忘れた足並みを乱す言動をとっているわけで日米韓の枠組みも形骸化しているのだろうと思います。
クワッドは4カ国を意味するから広げない、という意味なのかな?
当初は台湾とかクワッドプラスに含めるとか言ってたのに方向転換したような感じに聞こえてしまうな。
まずは4ヵ国でって言うのは分かるけど、拡大は無いと公言しなきゃならない理由がよくわからない。
たけ 様
>拡大は無いと公言しなきゃならない理由
FOIPをアジア版国連(或いはNATO)としてこちらにはどうぞお入りください、でもクアッドは常任理事国なのでご遠慮下さい。じゃないんですかww
それこそが、韓国がクアッド参加云々を勘違いしてるポイントなのでは。
以下、私が理解しやすいように捉え直してみた私観です。
FOIPとは「これこれの事業計画に賛同する企業同士の任意団体」だとして。
それを立ち上げた発起人である4企業が事実上の理事であり、これをクアッドと言う。
よって、どの企業であろうとも、その趣旨に賛同して行動を共にするならFOIPの活動に参加できるが、発起人がクアッド4企業であることは変わらないし、あとから来た企業を理事として迎えるかは発起人(クアッド)による理事会(らしきもの)の判断による。
(発起人共通で懇意の企業を将来的に理事に迎えることは何の問題もない)
ただし、現時点で非公式任意団体のFOIPは、将来的に社団法人とか合弁事業に発展する可能性があり、その際はFOIP加盟企業同士は民事契約の拘束(国際法遵守)を受け入れることをあらかじめ了承していなくてはならないし、FOIP参加を認めるかどうかはそれが前提条件になる。
そんなわけで、発起人企業グループ(クアッド)はすでに確定されている以上、あと付けで「『部分的に』発起人に賛同して『【いるかもしれない】ことにして』」発起人の名簿に載せてくれ、などという巻き戻しは不可能です。
まだクアッドが契約書(条約)を巻いてないから発起人に入り込めると思っていたとしても、その事業目的に合意しないと言ってるのだから、どうもこうもない。
以上、法人立ち上げのグダグダに例えた私観でした。
んで、韓国の致命的な勘違い。
日米豪印でFOIPを立ち上げた。だからその4ヶ国をクアッドという。
これはもう確定周知されてるんで変えようがありません。
韓国も今後FOIPに参加はできるけど、いまからその発起人であるクアッドには成り得ないという事実現実を無視した、相も変わらずな歴史認識にあると思います。
クアッドに入るとかって世迷い言をいってる時点でFOIPを理解していないのだから、そもそもFOIPにも入れてもらえないでしょうという話でした。