緊急事態宣言は7日に発令、ビジネストラックも停止か

武漢コロナウィルスの蔓延を受け、メディアによると政府は7日にも、1都3県を対象に緊急事態宣言を発令するようです。また、先日の『政府が新規入国制限(なお中韓などからの入国は維持)』でも取り上げた入国制限措置について、朝日新聞は「外国人新規入国、全面停止へ」などと報じています。本稿では現時点におけるコロナ関連の報道をまとめておきます。

東京などに対する緊急事態宣言は7日にも発令

菅義偉総理大臣は昨日、『年頭記者会見』を行い、感染対策、水際対策、医療体制、ワクチンの早期接種の4点で「強力な措置を講じる」と述べました。

菅内閣総理大臣記者会見

―――2021/01/04付 首相官邸HPより

このうち「感染対策」については専門家からの指摘を受け、東京や近県の繁華街における「夜の人出」を抑制するために、1都3県の飲食店については20時までの時間短縮を要請するとともに、国としての緊急事態宣言の検討に入る、としています。

あわせて「給付金と罰則をセットにして、より実効的な対策を採る」ための特措法を通常国会に提出する考えも示しています。

この点、複数のメディアの報道によれば、この緊急事態宣言は7日にも発令されるそうです。ここでは日本経済新聞電子版の記事を紹介しておきましょう。

緊急事態宣言、1カ月程度 1都3県で7日にも発令/休校要請せず、ワクチン接種は2月から

―――2021年1月5日 5:18付 日本経済新聞電子版より

日経によると、発令される対象は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で、期間は1ヵ月程度、感染リスクが高いとされる飲食店の営業時間短縮に重点的に取り組むとともに、「GoToトラベル」の停止も継続するそうです。

ただし、教育現場への影響を避けるため、小中学校や大学への休校要請はしない方針だとするなど、前回(昨年4月~5月)と比べて施設や店舗の利用自粛は狭める方針だということです。

これについて日経は、学校内感染は少なく、若年層は重症化しにくいとの分析もあることから、菅義偉総理も4日夜のBSフジの番組で、休校については「基本的に考えていない」と述べた、としています。

水際対策はどうなるのか

一方で、外国人の入国を巡っては、昨年の『政府が新規入国制限(なお中韓などからの入国は維持)』でも取り上げたとおり、「新規入国」などについては停止された状態にありますが、中韓などを対象としたビジネストラック、レジデンストラックは維持されています。

菅義偉総理は年頭記者会見で、「相手国内で変異種が発見された場合は(ビジネストラックを)即時停止する」と述べていますが、これに対し、与党議員らからも批判が出ているからです。たとえば、自民党の佐藤正久参議院議員は、菅総理のこの発言に対し、「不十分」とツイートしています。

佐藤正久

【水際対策、ビジネストラック等停止を再度、外務省担当に強く要請】
先月28日の外交部会の要請を受け、対象国で変異株の市中感染が確認されれば一時停止と少し踏み込んだが、不十分。
まして緊急事態宣言がなされて国民に負担を強いるなら、止めないといけない。前提が変化した以上、更に強化が必要
―――2021年1月4日 12:55付 ツイッターより

佐藤議員が批判しているのはおそらく、日本と外国との往来を可能にする仕組みのうち、停止されているのが次の3番と4番のものに限られている点でしょう。

外国人が日本に入国する際の手続
  1. ビジネストラック
  2. 在留資格を有する方の再入国
  3. 全世界を対象とした新規入国(※停止中)
  4. 短期出張ニーズに対応する枠組み(※停止中)
  5. レジデンストラック

ここでいう「ビジネストラック」の対象は中国、韓国、ベトナム、シンガポールの4ヵ国であり、「レジデンストラック」の対象はその4ヵ国にタイ、マレーシア、、カンボジア、ラオス、ミャンマー、台湾、ブルネイの7ヵ国を加えた11ヵ国です。

とくに、外国人については、次の4パターンに分け、①と③をビジネストラック、③と④(※11ヵ国に限る)をレジデンストラックの対象としています。

  • ①日本に居住していて、4ヵ国のどれかに出国し、日本に再入国する場合
  • ②日本に居住していて、4ヵ国以外の国に出国し、日本に再入国する場合
  • ③4ヵ国のどれかに居住していて、日本に入国する場合
  • ④4ヵ国以外の国に居住していて、日本に入国する場合

このうちの「レジデンストラック」は、駐在員の派遣・交代など、長期滞在者を想定したものだそうです。

朝日新聞「外国人の新規入国を全面停止」

これについて、朝日新聞に今朝、「独自」と称してこんな記事が掲載されています。

外国人新規入国、全面停止へ 中韓などビジネス関係者も

―――2021年1月5日 5時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より

朝日新聞は「複数の政府関係者」の話として、「中韓を含む11カ国・地域からビジネス関係者などを受け入れている入国緩和策」について、「新型コロナの変異ウイルスが確認されたかどうかに関わらず、一時停止とする方向で検討に入った」と報じました。

この報道の仕方だと、一時停止するのは上記のビジネストラックとレジデンストラックであり、「在留資格を持っている人の再入国」以外はすべて停止する、という意味でしょう。報じたメディアがメディアだけに、鵜呑みに信じるべきかどうかは微妙ですが、それでもあり得ない話ではありません。

朝日新聞はこれについて次のように報じています。

政府は当初、変異ウイルスの市中感染が確認された国・地域ごとに一時停止とする方針だった。(中略)与野党から批判が出るなか、方針転換した。期間は調整中だが、少なくとも緊急事態宣言中は停止する方向だ」。

実際、出入国在留管理庁によると、この緩和策による入国者(昨年12月14~20日の速報値)は中国が約3830人、ベトナムが約3390人、韓国が約340人などとなっているそうです。

読売新聞「インフルエンザ罹患数が減少」

さて、読売新聞に昨年12月21日付で、こんな記事も掲載されていました。

今年の出生数、過去最少だった昨年を下回る見通し…推計公表は見送り

―――2020/12/21 21:47付 読売新聞オンラインより

これは、田村憲久厚生労働相が同日、2020年における人口動態統計の公表を見送ると発表したという話題ですが、読売新聞の記事にはこんな趣旨の記述があります。

年間の死亡数は10年から増え続けてきたが、今年1~10月は113万2904人(速報値)と、前年同期より約1.4万人少なかった」。

これについて厚労省幹部は「新型コロナ対策としてのマスク着用の徹底でインフルエンザなどの罹患が少なくなったためではないか」と推察しているそうですが、インフルエンザ罹患者数はたしかに減少しています。

「国立感染症研究所(NIID)」の『インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(12/25更新)』を確認してみましょう(図表)。

図表 インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(12/25更新)

(【出所】国立感染症研究所(NIID)『インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(12/25更新)』)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

いずれにせよ、外出時にはマスクを着用し、集近閉(しゅう・きん・ぺい)を避け、外出後のうがい、手洗いを徹底することで、コロナ禍を乗り切りたいものです。

なお、当ウェブサイトに過去にいただいた読者投稿については、『読者投稿の募集と過去の読者投稿一覧』のページにまとめておりますので、ぜひともご参照ください。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. イーシャ より:

    > とくに、外国人については、次の4パターンに分け、①と③をビジネストラック、③と④(※11ヵ国に限る)をレジデンストラック
    ③がダブっていて、②が欠落していますよ。

    朝日新聞の記事が本当だと仮定して、「外国人の新規入国を全面停止」は厳格運用して欲しいですね。
    新しい大使の赴任もなし、日K議連の会合もなし。
    里帰りされた方々の再入国も一切禁止で。

    1. 新宿会計士 より:

      イーシャ様

      いつもコメントありがとうございます。また、ご指摘大変ありがとうございます。たしかに非常にわかり辛い書き方であり、③がダブっていて②が欠落していますが、それで合っています。

      外務省の元資料を見ると、レジデンストラックは③と④を対象にしていて、このうち④は7ヵ国に限定する、ということです。また、ビジネストラックは①と③を対象としており、②を対象としているスキームはありません。

      図表 日本への入国/再入国/帰国の際に利用可能な枠組み

      (【出所】外務省ウェブサイト

      本当にわかり辛いですね。

      引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

      1. イーシャ より:

        新宿会計士 様
        ご説明いただきありがとうございます。
        日本在住の方々が海外へ里帰りされ、再入国する場合が②のようですね。
        前例のない事態なのだから「日本人の帰国のみ認める」でよさそうな気が・・・

  2. 名古屋の住人 より:

    イーシャ様

    >里帰りされた方々の再入国も一切禁止で。

    お言葉ですが、イーシャ様。2021年にドラゴンズがセ・リーグを制覇して、ソフトバンクの日本一連覇を阻止するためには、われらが主砲・ビシエド選手がどうしても不可欠です。ぜひビシエド選手ご一家の再入国だけはお目こぼしを・・・(笑)

    ちなみにビシエド選手は昨年GG賞の授賞式にドラゴンズの選手を代表して出席した後、
    長男のジュニア君が通う小学校の終業式の翌日に家族でアメリカへ”一時”帰国しました。
    愛犬のフジ(富士)君はドラゴンズのスタッフが一時的に預かっているそうです。

    今年の初夢は「ジュニア君がドラゴンズのドラフト指名を受けて入団決定、ドラゴンズの新監督にビシエド氏が就任」でした?!

    <GG賞授賞式>
    https://dnomotoke.com/archives/20201218230058/

    ※雑談部屋に投稿するような内容で申し訳ありません。

    1. とある福岡市民 より:

      昨年同様、ホークスもキューバ勢が来日できないので、シーズン序盤は苦しむでしょうね。
      ただ、若手にはむしろレギュラーを獲るチャンスと思って活躍して欲しいです。

  3. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    「夜の人出」を抑制するために、1都3県の飲食店については20時までの時間短縮を要請するとともに、国としての緊急事態宣言の検討に入る。、、、ここまではOKです。やった方が良いでしょう。関西(大阪府、兵庫県)、愛知県も入れるべきですね。

    佐藤隊長(議員)の仰る事はごもっとも。ビジネストラックや
    在留資格を有する方の再入国なんて、とんでもない。再入国なんて、どんな菌を持っているか分からないし、シャットアウトしないと!

    私もファンの外国人スポーツ選手が家族と共に居ますが、スペインへ帰りたければどうぞ、その代わり2週間2週間は守ってください。というスタンスです。ま、スペイン国の方が大変だろけど(笑)。

  4. ポプラン より:

    緊急事態宣言するなら。
    教育関連では、授業はやるが部活と合宿・遠征試合はリスクがあるので中止する。
    今年も、甲子園を含む全国大会の中止検討も考慮しておかないといけませんね。
    授業は、マスクしていれば換気だけでリスク低減できますが部活が危険すぎます。
    合宿や遠征試合は控えて欲しいのですが、部活指導者は勝利のために平気で予定しますから。
    市立習志野高校のクラスターは運動重視のあの学校らしいクラスターです。
    緊急事態宣言解除までは禁止するぐらいがクラスター予防には必要でしょう。

  5. 新宿会計士 より:

  6. 名無しのPCパーツ より:

    判明してる感染経路が「家庭」「職場」がトップになってるし、職場はもうやってるからいいとして、家族持ちは家でもマスクするのが感染対策になるね。

  7. ななし より:

    感染力の強いインフルエンザが激減するほどの飛沫感染対策ができているのに、どうして新型コロナは増えるんでしょうか?
    アルコールや石鹸で簡単に死滅するのにそこまで強大な感染力を持っているんでしょうか?
    このところ感染者の数字の方がおかしいんじゃないかと思い始めています

    1. ad より:

       インフルエンザに対しても無症状まで執拗に炙り出せとなればとんでもない数が出るんじゃないかと思いますね。今年はともかく去年までなら

  8. 引っ掛かったオタク より:

    インフルエンザ罹患確認者数が過去10年比で減っているとのこと、おめでとうございます(棒
    2020年間死者数も対前年比減っている見込みとのこと、おめでとうございます(棒
    昨シーズン以前特に対策もせず迂闊にインフルエンザに罹患した方々は猛省するべきかもしれませんね。
    その減った死者数分はそういった方々の不作為がもたらした人死にだったと…云えるのか云えないのかソレハワカリマセンハイ

  9. 門外漢 より:

    韓国に南アフリカ型変異種が上陸らしいです。
    これでめでたく閉鎖になりますね。

    韓国に上陸した南アフリカ発変異型ウイルス…「ワクチン効かない場合も」(中央日報)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/b7370e9eac8892d9c6251ff22ab4cd0f937b0c30

    1. タナカ珈琲 より:

      門外漢様

      バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ。

      アッ、コレはK国に南アのコロナが上陸したから喜んでいるのでは有りません。念の為に申し上げます。

      ひとつ上の引っ掛かったオタク様のインフルエンザの罹患者数が減少したのを喜んでいます。ハイ。皆様お間違えのない様にデス。

      1. 老害 より:

        タナカ珈琲 さま

        バレバレですやん。

    2. 門外漢 より:

      政府の検討では、変異種の有無に関わらずに閉鎖、という案もあるみたいで、K国に忖度してるんですかね?

  10. マスオ より:

    外国籍の人を入国制限するのは当たり前。
    遅いくらいだと思う。

    ・厚生労働省ホームページ
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15845.html
    (2)空港検疫に係る発生状況
    空港検疫での陽性者の国籍内訳:
    (令和2年3月)日本国籍60名、外国籍6名。合計66名。
    (令和2年4月)日本国籍68名、外国籍12名。合計80名。
    (令和2年5月)日本国籍19名、外国籍26名。合計45名。
    (令和2年6月)日本国籍31名、外国籍93名。合計124名。
    (令和2年7月)日本国籍58名、外国籍219名。合計277名。
    (令和2年8月)日本国籍77名、外国籍120名。合計197名。
    (令和2年9月)日本国籍69名、外国籍104名。合計173名。
    (令和2年10月)日本国籍75名、外国籍142名。合計217名。
    (令和2年11月)日本国籍128名、外国籍225名。合計353名。
    (令和2年12月)日本国籍169名、外国籍190名。合計359名。

    もう、日本の医療を受けにわざと来ているんじゃないかと勘繰るレベル。
    大事な医療リソースは、日本国民に使われるべきだと思う。

  11. わんわん より:

    > 第1に感染対策です。(略)昨年以来、対策に取り組む中で判明したことは、経路不明の感染原因の多くは飲食によるものと専門家が指摘いたしております。したがって、飲食でのリスクを抑えることが重要です。そのため、夜の会合を控え、飲食店の時間短縮に御協力いただくことが最も有効ということであります。1都3県について、改めて先般、時間短縮の20時までの前倒しを要請いたしました。(略)

     

     専門家と称する方々がどれほど間違いをおかしてきたかと言うことも考慮すべきです
     専門家の指摘は「地球温暖化問題」と同じ「仮説」にすぎません
     喫緊の問題なので「仮説」を根拠とすることもやぶさかではありませんが
    それなら昼間はどうなの?と言いたい
    飲食店は悪者?
    https://news.yahoo.co.jp/pickup/6381334
    経済への影響試算
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210105-00010000-nrin-bus_all
    時間短縮には反対です

    > 第2に水際対策です。(略)ビジネストラックについても、相手国の国内で変異種が発見された際には、即時停止とすることにいたします。
     

     国内と海外は事情が異なります
    異変種の発見にこだわらず「鎖国」的対応でもよろしいかと思います

     

    > 第3に医療体制です。(略)新型コロナウイルス感染者を受け入れる病院、病床の数を増やしていただく必要があります。国として、看護師などスタッフの確保、財政支援を徹底して行うとともに、各自治体と一体となって病床確保を進めてまいります。(略)医療崩壊を絶対に防ぎ、必要な方に必要な医療を提供いたします。

     医療問題とも関わっくるので「根」が深い

    医療関係者が頑張っていることには敬意を表しますが
    「医師会」は医療崩壊の危機を叫ぶばかりで利権にこだわり協力的でないのは明らか
    「保健所」から提言のあった感染症分類の見直しも真剣に検討すべきです

    ※インフルエンザが死因で亡くなった人は、2019年の年間で3571人で、18年は3325人。インフルエンザの流行期は12月ごろから翌年3月ごろなので、19年の年間死者数は、18年末からの流行期後半分と19年末からの流行期前半分の合計となる。
    2020年10月30日までの新型コロナ死者数は1744名(関連死を含む)
    2020年12月31日3514名
    人口動態統計の公表(1~10月)をみると約1.4万人の減少

    かなりおおざっぱな見方だがインフルエンザと比較してコロナでの死者は1/3~1/4です

    > 第4にワクチンです。感染対策の決め手となるワクチンについては、(略)今月中にまとまる予定であります。その上で、安全性、有効性の審査を進めて、承認されたワクチンを、できる限り2月下旬までには接種開始できるように、政府一体となって準備を進めております。まずは医療従事者、高齢者、高齢者施設の従事者の皆さんから順次開始したいと思います。私も率先してワクチンを接種いたします。
     

     ワクチンともに治療薬も重要
    国産ワクチンの開発(塩野義等)治療薬の開発(イベルメクチン・アビガン・アクテムラ・フサン等)も引き続き頑張って欲しいものです

     それまでの間、国、自治体、そして国民の皆様が感染拡大を減少に転じさせるために、同じ方向に向かって行動することが大事です。(略)引き続き不要不急の外出などは控えていただきたいと思います。

     政府は声が大きなメディア・世論に屈せず「毅然」とした対応をして欲しいものです

    「ヤバ過ぎ派」と「騒ぎ過ぎ派」
    現代ビジネス
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210105-00078990-gendaibiz-soci

    当然 私は「騒ぎ過ぎ派」です

    1. なんちゃってギター弾き より:

      わんわん様
      こんばんは、私も大筋で同意します。
      年間死亡者数は減っていますが、現役世代の自殺増が心配です。そういうワタシも一応現役世代ですが、今の施策は現役世代に負担を被せて上の世代を守ろうとしているとか、特定の業種(飲食業)を悪者扱いにしようとしているように見えてしかたないです。陰謀論っぽいですかね?
      もちろんノーガードでいいなんて言うつもりはないですが。

      1. わんわん より:

        経済疲弊による自殺者の増加を懸念してます

        下手をするとコロナ死亡者同数それ以上の可能性も考えられます

        誤解を与えるかもしれませんが
        老い先短い高齢者より壮年層を重視すべきかと思います

    2. 犬HK より:

      わんわんさま

      「経路不明の感染原因の多くは飲食によるものと専門家が指摘」

      私も疑問です。経路不明なのになぜ飲食であると言えるのでしょう?
      ~明確なエビデンス(根拠)はないとしつつも、約6割の感染経路不明者の多くは、蓄積した知見などから、飲食の場を通じたものと判断している~
      という尾身会長のコメントを鵜呑みにしたのか…

      せめて、飲食時にマスクせずに至近距離で会話したことが主要因、くらい言わないと。
      なんかアホですよね。

      1. わんわん より:

        飲食店よりユルい利用客の方が問題があると思います

        騒いで恐怖感を持っているわりには行動がユルい

        飲食店のみ目の敵にする前に「その他」の可能性も探るべきですね

      2. 匿名 より:

        その他にも、飲食店側のたるみも私は気になります。一人寝み歩きが好きなので、このご時世にも関わらず、頑張っている飲食店の皆さんのためにも~!と飲み歩いておりますが、一人飲みの私は始終無言でビール片手に読書。注文の際にはマスクを付け直してですが、店側(特に元気アピールの居酒屋)は、厨房の中でずっとマスク無しで談笑、大爆笑。給仕の時だけ手袋されてもね。必死で頑張っている人もいれば、バカどももいるんですよ。

        1. わんわん より:

          おっしゃる通りです

          一部のみバカのおかけで白い目で見られたらたまりませんね

      3. ad より:

        不明というのが言葉通りの不明ではなく、聞き取りの際にバツが悪くてはっきり言えないだけという事でしょうね

  12. 市井の内科医 より:

    年末、後期高齢者の重症患者がご来院、家族は「精一杯のことはしてやりたい」と挿管レスピ希望、家族が希望する以上は医者に拒む術はなく、数日後某高次医療機関のICUへ搬送。こうして結構な日数、貴重なマンパワーを削り、重症病床は占拠され、命を拾ったとしても大きくADLは低下し、回復途上の高齢コロナ患者をすんなり受け入れる病院など今時あるわけもなく、貴重なコロナ病床はかくして浪費されてしまうわけだな、アホくさ。いちいち家族の自己満足につきあってっから医療崩壊おきんだよ、ば~か。
    こちら東京都23区内某所ですが、酸素吸入が必要な中等症患者でも即日の受け入れ医療機関は探せまへん。東京都の斡旋なんかまったく機能してませんから。透析やってる感染者なんかもう絶望的に受け入れ医療機関はなし、です。
    いい加減、トリアージの議論を受け入れろや、マスゴミと野党。

    1. まんなっか より:

      お疲れ様です、状況お察しします。
      少し前に大阪で吉村知事が医療機関でのトリアージ取り上げた時に大変叩かれたのを見て、日本の医療体制よりも一般人側の意識の甘さが残念だと思ったものです。
      正直政治家よりもマスコミよりも日本人全体の病巣なので、手の打ちようがないと思えてしまいます…

      正直言いますと、第三波に限って言えば田舎暮らしでよかったと思えます。
      こちらはコロナ専門病棟も含めて優雅なものです。流石に最近は少し埋まってきましたが。

    2. 阿野煮鱒 より:

      >「精一杯のことはしてやりたい」

      トリアージについては、総論賛成各論反対になると思います。赤の他人の後期高齢者なら「もう十分長生きしたでしょ? 天寿を全うしたことにしてよ。」と思います。しかし自分の家族の場合は、内心思うところはあっても口にできません。他の親族から「あいつは親を見殺しにした」と言われたくない、あるいは、自分自身が良心の呵責を覚えるであろうことを恐れるからです。

      実際、父が癌で亡くなったとき、抗癌剤で意識がもうろうとしてQOLもへったくれもない状態の父に生き続けて欲しいと願い、医師に治療の継続を頼みました。それが無駄なことは分かっていました。でも「無駄な治療はやめて早く楽になって貰いましょう」とは言えませんでした。

      > いちいち家族の自己満足につきあってっから医療崩壊おきんだよ

      お察し申し上げます。
      COVID-19で病床を適切に割り当てるには、患者の家族の意向を汲むことをやめるしかないと思います。家族と相談したら上述のとおりです。

    3. ちかの より:

      市井の内科医様
      武漢肺炎(新型コロナ)以前に、日本人の死生観の問題ですね。
      それと、医療費と医療リソース。
      北欧の国のように、80歳以上には高度救命措置はしない、みたいなのは日本では考えられもしないというか。
      ポリコレにも近いような?

      1. 市井の内科医 より:

        まあ、仕事は仕事なんで別につらいとも苦しいとも思わないのですが、リソースの無駄遣いだなあ、とは思いますね。
        福島の原発事故を持ち出すまでもなく、想定したくないことは起きないものとして考えないようにして、起きてしまえば想定外だった、と責任逃れをする、というのが日本人の特性で、ついでを言えば、その後始末は現場に押し付けて上は逃げる、と言いうのも太平洋戦争以前、ノモンハンあたりからのお約束ですかね。
        あ~もっと勉強して東大に行くべきだった。
        下流国民の愚痴でした。

        1. りょうちん より:

          患者さんが亡くなって悲しくなったのっていつが最後だったろう・・・。
          患者さんが亡くなって悔しくて泣いた研修医時代が懐かしい。

      2. 非堀之 より:

        >ポリコレにも近いような?

        同感です。
        私に言わせていただけば、『標語による思考停止』ですね。

  13. 愛読者 より:

    尾身さんの発言の根底には「今のところ確固としたエビデンスのある感染経路は飛沫感染だけだから,それ以外の経路(空気感染,接触感染,糞口感染)はエビデンスがでるまでは,少ないものとして考えよう」という姿勢を感じます。一番危ないのは「冬になると空気感染が増える」可能性で,これにはマスクも効果がないので,そうだったらニュースで言っている対策は焼け石に水でしょう。でも,公共交通機関停止,学校登校禁止などは無理なので,ワクチン接種が広がるまで少し押さえ込んで,その後は指定感染症類の見直しに移るしかないかな。とにかく,イギリスの状況を,もうしばらく観察してみましょう。そのうち入ってきますから。

    1. イーシャ より:

      ワクチンの効果については、接種が始まった国で変化が現われるのかが待たれますね。
      最近また、イベルメクチンの話が聞こえてきます。患者数がある程度多い方が、国内での治療薬の治験は進みそうです。

    2. まんなっか より:

      自分は医療従事者ではないので、確たることはわかりませんが。
      感染症学会のガイドライン見る限り、ある程度のリスク判定できてるので、その中で対処可能な部分で効果の大きい飛沫感染対策を重点的に見ていくのではないか、と思います。コロナ専門病棟内の医療従事者の対策見てても、手薄な所は本当に薄く、それでも問題になっていないので。
      日本政府のイギリスでの変異型に対する対処は今までの対策とは比較にならない速さのように感じるので、従来のガイドラインが通用しないことを想定しているのかな、と。

  14. たけ より:

    遅いなあという感覚しかない。
    自民も最近はダメダメだが、他の野党が全部リベラル系だから自民に失望した場合は無党派層になるしかない。
    はあ…。
    安倍さんが新党でも作ってくれないかな。

  15. イーシャ より:

    今年の春節は 1/28 からだそうです。
    すんなり患者数が減少した場合、中韓からの入国緩和を進めようとする勢力が声高に叫び始めるでしょう。
    まず国内の行動制限をなくして大丈夫であることを確認し、さらに時間をおいてからしか入国制限を緩めないよう、働きかけを強めたいものです。

  16. より:

    緊急事態宣言が発令されたところで、強制力を持った措置は所詮不可能なのだから、結局気分の問題に過ぎないとも言えるわけで。まあ、出さないよりはマシになるかもしれない程度に考えています。いずれにしても、ワクチンが広く普及して集団免疫獲得と呼べるような状況になるまで、状況は収束には向かわないでしょう。
    ただ、懸念されるのは、今回予定されているほど短期間に大量のワクチン接種という事態は初めてと思われますが、ワクチンで副反応を完全に抑制するのは不可能とのことなので、おそらく日本でも副反応による被害者、場合によっては死者も出るものと考えておかねばなりません。しかし、なにしろ日本ではゼロリスク信仰が強いので、副反応による死者が実際に出た際に、どれほどメディアが大騒ぎするか、状況によっては「直ちに接種を中止せよ」などと叫びだすのではないか、今から頭が痛いですね。

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