菅は菅でも「かん」違い:尖閣漁船衝突事件の真相

「菅(すが)総理が官僚に圧力を掛けて行政を捻じ曲げていた!」と「かん」違いする記事を発見してしまいました。それは、今からちょうど10年前に発生した尖閣中国漁船衝突事件で、「菅(かん)首相が船長の釈放を支持した」とする話題です。「菅」は「菅」でも「かん」違い。冷静に考えたら、菅(すが)義偉氏はまだ総理に就任していませんでしたね。

本日の「かん」違い

辞任を表明している安倍晋三総理大臣の後任を選ぶために、来週14日に、投開票が予定されている自民党総裁選では、菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官が当選し、16日の臨時国会で首班指名されるものと考えられます。

すなわち、「菅(すが)義偉内閣総理大臣」の誕生です。

ただ、その「菅(すが)総理」「菅(すが)総理」と思い込んでいるときに、次の記事を読んでしまうと、思わず「菅(すが)氏を総理にしても良いのか」、と思ってしまう記事を発見しました。

船長釈放「菅首相が指示」 前原元外相が証言 尖閣中国船衝突事件10年 主席来日中止を危惧

前原誠司元外相が産経新聞の取材に対し、10年前の平成22年9月7日に尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の領海内で発生した海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、当時の菅(かん)直人首相が、逮捕した中国人船長の釈放を求めたと明らかにした。<<…続きを読む>>
―――2020.9.8 06:00付 産経ニュースより

これは今から10年前の2010年9月7日に沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の領海内で発生した「中国漁船衝突事件」で、当時の「菅首相」が、中国との関係悪化を恐れるあまり、逮捕された中国人船長の釈放を求めた、という話題です。

しかし、「菅首相」とありますが、「菅(すが)首相」ではありません。

「菅(かん)首相」です。

まずは勘違いしたことをおわびするとともに、今後、菅義偉政権発足後は「菅(すが)総理」と「菅(かん)元首相」という具合に、当ウェブサイトでもキッチリと書き分けたいと思う次第です。

菅直人元首相の圧力

さて、産経の記事によると、当時の民主党政権にいた前原誠司元外相が産経新聞の取材に対し、菅直人(かん・なおと)元首相は2010年9月21日の訪米出発直前、首相公邸で行われた勉強会の場で、外務省幹部らにかなり強い口調で「釈放しろ」と言ったのだそうです。

といっても、当ウェブサイトとしても、唐突な中国人船長の釈放に関しては、今までも何となく、「菅直人元首相が強い圧力を掛けたのだろうな」くらいには思っていたのですが、菅直人政権下で入閣していた前原誠司氏の証言は、それを補強する有力な材料でしょう。

(もっとも、圧力を掛けた相手は外務省ではなく検察、とくに那覇地検ではないかと思うのですが…。)

いずれにせよ、産経ニュースは「旧民主党政権は処分保留による船長釈放を『検察独自の判断』と強調し、政府の関与を否定してきたが、菅氏の強い意向が釈放に反映されたとみられる」としていますが、首相自身が官僚機構に対し、法を捻じ曲げるような圧力を加えていたのならば、とんでもない話です。

ちなみに産経ニュースによると、菅直人元首相は同年11月に横浜市で開催が予定されていたAPEC首脳会議に「(当時の中国国家主席の)胡錦濤(こ・きんとう)が来なくなる」ことを危惧したそうですが、さらに驚くのは、次のくだりです。

前原氏は『来なくてもいいではないか。中国が国益を損なうだけだ』と異を唱えたが、菅氏は『オレがAPECの議長だ。言う通りにしろ』と述べた。前原氏はその後、当時の仙谷由人官房長官に『首相の指示は釈放だ』と報告した」。

まさに自身のメンツのために国益を損ねたということであり、菅直人元首相が憲政史上、鳩山由紀夫元首相らと並ぶ「史上最悪級の首相」だったという当ウェブサイトなりの持論を補強する記事だといえるでしょう。

立憲民主党はどこに行く?

さて、自民党総裁選に出馬する菅(すが)氏ではなく、元首相の菅(かん)氏は、現在も立憲民主党に所属しています。その立憲民主党の代表である枝野幸男氏は、2010年9月17日の改造菅直人内閣で官房長官に就任したという人物でもあります。

どなたかが、「立憲民主党の執行部は菅直人政権が看板を掛け変えただけだ」などと指摘されていましたが、なるほど、たしかに日本をどん底に叩き落とした「悪夢のような」民主党政権がそのまま「残党」として残っているのだと考えると、すっきりと理解できます。

また、『あの朝日新聞の調査で「71%が安倍政権を評価」』でも触れた、朝日新聞社の世論調査記事によれば、政党支持率は自民党が40%であるのに対し、立憲民主党は3%、国民民主党は1%に過ぎません。

18日に衆院解散なら「野党はめちゃくちゃ困る」!?』でも触れたとおり、菅義偉政権が発足直後、勢いに乗って衆院解散総選挙を実施すれば、野党は壊滅的な打撃を受けるかもしれません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ちなみに産経ニュースに菅(かん)元首相の記事が掲載された理由は、尖閣漁船衝突事件発生からちょうど10年の節目であるという事情があることは間違いないのですが、個人的には、前原誠司氏の立憲民主党に対するルサンチマンのようなようなものを感じなくもありません。

「野党合流新党150人割れ」に感じるかすかな希望』でも触れたとおり、合流する野党は国民民主党から20人を超す離脱者が出たようです。こうしたなか、改めて立憲民主党が公表した「新党入党宣誓書提出者」を眺めると、前原氏の名前は含まれていません。

だからこそ、前原氏はこのタイミングで菅直人元首相のことを堂々と批判するような証言をしたのかもしれませんね。

読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    いやはや、今頃、今になって何故わざと産経に喋ったのかな?前原誠司さん(笑)。野合野党には入らないみたいだし。

    アキ菅氏は「APECに胡錦濤が来なくなる。船長を釈放しろ!」。わりとドキュメンタリー風ですネ。日本の巡視船にぶつかって来た動画は、鮮明に覚えてます。

    媚中の菅氏は、中国が機嫌損ねるのが怖かったんでしょう。このあとに東北大震災ですね。サイテーの総理で、際どいところを、日本は良く持ち堪えたもんだ。

    日本の死神「菅直人とその仲間たち」。そういや仙谷由人って逝ったよね、、。

    1. 匿名 より:

      >いやはや、今頃、今になって何故わざと産経に喋ったのかな?
      菅氏へのネガティブキャンペーンかな?
      カンだけにカン違いする人間がいるかも。

    2. 阿野煮鱒 より:

      私は、民主党政権が誕生するまでは、参議院は不要だと思っていました。官僚・公務員の頑なな前例主義はけしからんと思っていました。行政の硬直的・非効率な縦割りシステムは問題だと思っていました。

      民主党政権になったら、参議院では自民党が多数派だったため、外国人参政権などの危ない法案を阻止することができました。官僚の前例主義が政権の無茶苦茶を防いでくれることに気づきました。縦割り行政のおかげで上からのヤバい指示を体よくサボタージュすることもできました。

      あの頃はつくづく「官僚の皆様、サボってくれてありがとうございます!」と感謝しておりました。世の中には、一見無駄に見えて無駄ではないものがあるのだと気づかされました。

      喉元過ぎて熱さを忘れた今は、「ぐぉら、官僚ども、しっかり働かんかいっ!」と元通りです。

  2. 頓珍韓 より:

    民主党政権。
    思い出すだけでも腹が立つ。
    今でも残党が残っているんだよ。
    支持していた大勢の人たちは、本当に良く反省しなさいよ。

    麻生政権末期に、仲間との酒場の席でただ一人「麻生支持。民主党反対」を訴えたが孤軍奮闘だったなぁ。
    あの時の無力感、、、思い出すと、、、隔世の感があるなぁ。

    「菅も菅も一緒」とならないように自民党は気を引き締めてもらいたい。
    肩書が大好きな菅(かん)元首相がこだわったAPECの議長の下りの話、ふざけるなと。
    それが今の尖閣の状態を生み出したのだから。
    安倍さんが範を示したように、大切なのは志。
    菅(すが)さんには期待をしています。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 孤軍奮闘だったなぁ。
      > あの時の無力感、、、

      私もそういう空しい戦いを続けました。

      そして実際に民主党政権になってみれば、あれほど私の言葉を無視した人々は
      「俺は最初から分かっていた。民主党は駄目だ!」
      あるいは
      「知っていたなら何で教えてくれなかった!」
      になりました。

      少数ですが、素直に判断の誤りを認めて、お花畑から一挙に「日本は核武装すべきだ」に振れた人もいましたけどね。

      1. だんな より:

        阿野煮鱒さま
        ウリのことでは、無いニカ?

      2. 七味 より:

        あたしもお花畑だったのです♪

  3. 自転車の修理ばかりしている より:

    菅元首相を批判する前原元外相。
    自党を背中から撃つ石破元長官。

    「前原さん、告発はありがたいけれど、そんなことを暴露していいの?」と思った後、「ああ、野党支持者は石破さんをこういう目で見ているのか」と感じました。

    両氏どちらも発言の割には仕事は出来なさそうですが。

  4. 愛知県東部在住 より:

    いやはや何とも、このタイミングで凄いニュースが飛び込んできましたね。このニュースは見落としていました。取り上げて頂きありがとうございます。

    これが事実であるとすれば、(多分事実だろうとは思いますが)ご指摘通り、2010年9月17日の改造菅直人内閣で官房長官に就任した枝野氏の、立憲民主党党首選挙にも影響を及ぼすことになりかねませんね。というか是非とも影響を及ぼして欲しいと願うばかりです。(笑)

  5. 福岡在住者 より:

    元警察・防衛官僚の故佐々淳行氏によると 学生運動の活動家だった頃の菅元首相は、4列目の男(逃げ足が速く自分だけ助かることを念頭に置いている)として警察にマークされていたそうです。
    https://blog.goo.ne.jp/ysnfd/e/2ddb87e0ce5b5f0134dc59e29b2f29ff

    このような反日で卑怯者の人物は漢字ではなく「カン」で十分ではないでしょうか。

    ところで、元民主党・合流新党の党首は鳩山元首相の愚も繰り返すようです。
    「辺野古工事中止で一致 合流新党代表選の泉、枝野両候補」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/405b53523761146d508eae1b94d6cbee362df5d7

    ホント、呆れかえる連中です。

  6. 愛知県東部在住 より:

    続き

    2頁目の記事を見落としていました。
    仙石官房長官(当時)が泥を被ったのですね。当時は彼が保釈を決めたというような観測記事が多かったと記憶してます。ですから海上保安庁の某職員が映像をリークしたときのハンドルネームがsengoku38だったのだと思います。

    仙石氏を悪者にしたて、菅(かん)総理は頬被りして逃げたという絵図が明白になったようです。菅(かん)氏がみっともない卑怯者だったことが白日の下に晒されました。

    もはや再度お遍路で修行し直しても、彼のやった売国奴的行為は拭いきれるものではありません。
    これが立憲民主党政権に鉄槌を与える良い機会となってくれれば幸いです。

  7. 名無Uさん より:

    いやはや、飛びついてしまったニュースでした。
    思えば、北朝鮮は自らに向けられた日米の矛先を中共の方向へと向けたがっておりました。
    その願いは叶いつつあるのですが…
    それを決定づけるためのアシストが、このスクープなのでしょう。内情を暴露するならば、民主党が政権を下りてからにすれば良かったのに、わざわざこの時期まで引っ張った意味を考えると、日本に対中に力を入れることを促しておきたかったものと思われます。
    まあ、結果的に前原誠司氏もまた、菅直人元首相を背後から撃ったことになるようです。(笑)

  8. しきしま より:

    今年の習近平来日予定でも思ったのですが、そんなに中国首脳に来て欲しいものなのですかね?
    彼らは訪日を自身の箔付けに利用する気満々なのですが。
    一方日本にはそれほど直接的なメリットはなさそう。せいぜい対中国のビジネスが多少スムーズになる程度。
    どうしても来日したいと言うなら、「尖閣に絶対手を出さないこと」を確約させるくらいじゃないとダメでしょう。

    1. 門外漢 より:

      しきしま 様へ
      キンペ-の主席就任前に、小沢が天皇陛下謁見を捻じ込んだ事もありましたね。
      中共の国家主席就任に勅許が必要なんだと思えば、腹も立ちませんが。ww

  9. 匿名希望の平民 より:

     「合流新党代表」・「党名選挙」とか、どこの国のニュースだろうと思っていました。
     要するに、「合流新党」とは、「反日勢力」が、結集するということ
    なのですね??
     日本に、なんでも反対する政治家集団なのだから
    お隣りの「反日国家」で立候補すればよいのではないでしょうか?
     日本の国家転覆を目論むために、「わざわざ日本に帰化した政治家」
    「二重国籍のまま日本の政治家」になった政治家など、日本に必要ありません。
     日本の政治家に立候補する場合は、出自を明らかにしてほしいものです。

    1. だんな より:

      匿名希望の平民 さま
      共産党を含めて選挙協力するのが、反日勢力の結集だと思います。
      それと国家転覆の前段階として、国家分裂を目標としているのが、今ココだと思います。
      国家分裂は、親米と親中韓で分裂させたいんでしょう。
      やり方が、下手すぎて、日本人には通用しないようですけどね。

    2. 自転車の修理ばかりしている より:

      匿名希望の平民様

      韓国が団結の根底として反日を必要とし、反日しか軸がないことと同様に、民主党と仲間たちも反自民を基盤として結集するものの、反自民しか内容がないようです。

  10. だんな より:

    昔、一瞬カンさんの選挙区に住んだ事が有って、投票した黒歴史を持ってます。
    船長を中国に返したのは、以前から「カン氏の仕業」という認識です。
    これ以外にも民主党政権の外交は、酷かったと思います。
    その次選挙で、初めて自民党に投票しました。
    自民党支持歴は、浅いだんなです。
    ネトウヨの条件を、満足していないニカ?

    1. H より:

      だんな様

      民主党政権下には東アジア共同体構想
      なる背筋が凍るような話しもありました
      あそこから外交を挽回した安倍さんの
      外交力は凄いと思います

      カン氏らのド左翼からみれば中道左派の
      たんな様もネトウヨに見えるかもです

    2. 福岡在住者 より:

      だんな様

      「カン氏」、、、(笑) いいですね。
      最近ここの投稿で流行っていますが、「K・ナオト氏」はいかがですか?

    3. より:

      その昔、まだ中選挙区制だった頃、私の居住地は菅直人氏の選挙区でした。当時はまだ市川房江氏の腰巾着でしたが、その頃すでに「薄っぺらい言葉を嬉々として垂れ流すイカスケないヤロー」だったので、菅直人氏に投票するなどという愚行は犯さずに済みました。
      もっとも、その時には共産党に票を投じたという黒歴史は秘密です。

      (小声で)だって、自社公共カンから消去法でやったらそうなっちゃったんだもん……

      1. 福岡在住者 より:

        龍様

        それぞれ「黒歴史」はありますね(笑)。 私の場合は無投票です。 でも、皆様同様 今は個人の考えで投票しています。 

  11. カズ より:

    「たぶんそうだろうな」と思ってたことを追認したような記事ですね。

    肝心な時に大きな声で問題を提起することもなく、すべてが終わってから「こうすべきだった」としか述べられないのは後講釈の得意な石破氏と同じだと思います。

    所詮は官氏Ⓚや前原氏は外国人からの献金問題の引責を大震災の発生でウヤムヤにした人たちに過ぎません。

    袂を分かったからと言って、政治理念の最下層に属する二人が相手を貶めたところで、どれだけの相対的優位が得られるのかは疑問です。

  12. はにわファクトリー より:

    不肖はにわは関西人ですので、前原誠司衆議院議員のバックにしているひとたちに想像を巡らせてきました。今回の真相暴露は彼にまた冷や水を浴びせられたような気持になりました。

  13. くろくま より:

    前原氏の決別宣言ですね。彼にしては気を見るに敏で上出来です。立憲には大きな打撃になるでしょうね。TV放送する局はあるのかな。ここでも色分けが見られそうです。

  14. 名無しの権兵衛 より:

     中国に脅されて法律を曲げるというなら、韓国と同列になってしまいます。菅直人氏は韓国人から帰化したという情報がありますが(未確認情報です)、仮に、それが本当ならば、血筋は争えないのかも知れません。
     また、前原誠司氏の証言が、仮に、事実であれば、菅直人元首相は、背任罪(刑法247条)や公務員職権濫用罪(刑法第193条)に該当するのではないでしょうか。
     「桜を見る会」をめぐり、安倍首相を「背任罪」で告発した憲法学者さんたちは、このまま黙認するつもりでしょうか。

    1. だんな より:

      名無しの権兵衛さま
      民主党政権時代の帰化人リストが解る、サイトリンクです。
      https://blog.goo.ne.jp/ss007_2007/e/77e3da1449c349a6e472cd86d29babf3
      日本は、まだまだ汚鮮されてます。

    2. より:

      > 菅直人氏は韓国人から帰化したという情報があります
      Wikipedia等によると、菅直人氏は菅原氏の流れを汲む美作菅氏の末裔らしいです。今でも岡山県に相当広い土地を所有しており、息子の菅源太郎氏も岡山1区から出馬しているとのこと。
      なので、菅直人氏帰化説は、さすがにタメにする情報でしょう。

    3. 宇宙戦士バルディオス より:

       事実だとすると、問題点が二つ。
      #1 政府が検察に介入しようとするなら、検察庁法に規定された手続が必要。
      検察庁法
      第十四条 法務大臣は、第四条及び第六条に規定する検察官の事務に関し、検察官を一般に指揮監督することができる。但し、個々の事件の取調又は処分については、検事総長のみを指揮することができる。
       総理が那覇地検に釈放を命ずるならば、閣議決定に基づいて法務大臣が検事総長に対する指揮権を発動し、検事総長が高検検事長を、検事長が地検検事正を、検事正が当該検察官を指揮しなければならない。閣議決定も法相の指揮もない介入があったとすれば、行政法的に瑕疵がある。指揮権に依らない違法な介入を地検が受け入れたならば、これは忖度という。那覇地検が、官邸に忖度したという話になる。
      #2 外交的危機を演出すれば、日本の主権を操れるという悪い例を示した。
       中国が尖閣(に限らないが)を奪取しようとすれば、予め外交日程を組んでおいて、それが迫った段階で尖閣に中国人を上陸させれば、外交的危機を恐れる日本側は妥協する、あわよくば領土を奪えるという誘惑を中国側に与えた。将来の内閣が同じような反応をするかどうかは分からないが、少なくとも悪い前例を示したのは確か。

       で、菅元総理は、この件について、
      『菅元首相「私が釈放を指示したという指摘はあたらない」 尖閣衝突事件でツイッター投稿』
      https://www.sankei.com/politics/news/200908/plt2009080103-n1.html
      >菅(かん)直人元首相は8日、自身のツイッターに「尖閣諸島は我が国固有の領土であり、尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題は存在していない。尖閣中国漁船衝突事案は、中国漁船による公務執行妨害事件として、我が国法令に基づき、厳正かつ粛々と対応したものである。指揮権を行使しておらず、私が釈放を指示したという指摘はあたらない」と投稿した。
       疑惑は深まった。説明責任が果たされていると言えるだろうか。

       そして、
      https://twitter.com/greyclown2014/status/1303161766893875201
      御厨一彦
      @greyclown2014
      産経「10年前の尖閣周辺での中国漁船衝突事件について。当時外相の前原氏が”逮捕された船長の釈放は当時の菅直人総理から指示”と証言した」
      菅官房長官「当時の”国内法に則った対応”の政府説明について強い違和感を持った事は事実」
      産経「政府として再検証の必要性は」
      官房長官「対応していきたい」
       新総理が本気なら、当時の検事総長、高検検事長、地検検事正、担当検事を証人喚問することが考えられる。証人なら、虚偽を述べれば刑事犯。
       果たして検察が官邸に忖度したのか? 忖度したのでなければ、検察独自の判断で国家主権を危うくしたのか? そこが明らかにされるだろう。非常に楽しみである。

  15. ケロお より:

    知ってた、としか言いようがないですね。カン氏が最高責任者だったのだからねえ。

    それはともかくさすが前原氏、味方を見捨てるのにためらいがない。でも、国民から見たら共犯者です。点数稼ぎになると思ったのかな、残念。

    1. だんな より:

      ケロおさま
      野合新党と国民の選挙協力の邪魔には、ならないかね。

  16. WindKnight.jp より:

    前原氏による菅直人氏への引退勧告のような気がします。
    いい加減、面子を替えていかないと、勝ち目は無いですし。

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