慰安婦支援団体と自称元慰安婦の内紛、対日WTO提訴、自称元徴用工問題巡る資産売却――。「韓国が迷走している理由は、慰安婦問題や自称元徴用工問題で日本が韓国に『エサ』を与えていないからだ」――。先ほどの『北朝鮮の軍事行動示唆発言に感じる「不自然さ」の正体』で少しだけ予告したのですが、韓国や北朝鮮では最近、明らかに稚拙な内紛や罵り合いのようなものが始まっています。その理由について突き詰めて考えていくと、「エサ」が外部から供給されなくなったからではないか、という仮説にたどり着いた次第です。では、「エサが供給されなくなった」とは、いったい何なのでしょうか。それは、2015年12月の日韓慰安婦合意を最後に、日本政府が韓国に対して妙な譲歩をしなくなったことです。
目次
癌細胞死滅理論
当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は、基本的には「金融系評論サイト」であり、「医療系評論サイト」ではありません。
例の武漢コロナ禍に関連して多数の記事を掲載し、それらに対して高い評価をいただいていますが(『コロナ関連読者投稿一覧』参照)、これらの論考はいずれも当ウェブサイトの読者の皆さまからご投稿いただいた「読者投稿」であり、当ウェブサイトとしてのオリジナル作品ではありません。
このため、医療的な見地からの「たとえ」を安易に使うのは若干気が引けるのですが、あえて本日はこう申し上げたいと思います。
「癌細胞に栄養を与えなければ、癌細胞は死滅する。」
なぜこう考えるのかといえば、ここ数年の日韓関係の悪化と、韓国社会の不安定化に、何らかの関係があるのではないか、とふと感じたからです。戦後(とくに1965年の日韓基本条約以降)の日韓関係史は、韓国が「歴史問題」を持ち出し、日本がそれに譲歩する、という歴史だったように思えてなりません。
そして、決して対等ではない関係が続き、日本が韓国に対して一方的に経済的利益を与え続けたがために、韓国は実力以上に経済発展を遂げ、いまや日本の産業にとっては協業するだけでなく競合することで脅威を与える存在になっているのです。
日本から見れば、日韓関係のために「良かれ」と思って譲歩していたのが、完全に裏目に出たのではないかと思う次第です。
ただ、もしも日本が韓国の持ち出す「不法行為」を相手にしなくなったらどうなるのか。
現在進行形の事象を取り扱う以上、正確に読み解くのは難しいという側面もあるのですが、本稿では「韓国の反日にエサを与えなくなったらどうなるか」について、じっくりと考えてみたいと思います。
概略で振り返る日韓関係
綱渡りの日韓関係、法的・経済的に崩壊へ
「日韓関係悪化」と述べたときに、2017年5月に発足した韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)政権が2018年秋口以降、さまざまな不法行為を仕掛けてきたことが、日韓関係が後戻りできないくらいに悪化する原因であることは間違いないでしょう。
実際、当ウェブサイトでも頻繁に紹介している、「文在寅政権下で韓国が日本に仕掛けてきたこと」を改めて列挙すると、なかなか壮観です。
文在寅政権下の韓国が日本に仕掛けて来たこと
- ①旭日旗騒動(2018年9月頃~)
- ②自称元徴用工判決問題(2018年10月30日、11月29日)
- ③レーダー照射事件(2018年12月20日)
- ④国会議長による天皇陛下侮辱事件(2019年2月頃)
- ⑤日本による韓国向けの輸出管理適正化措置(2019年7月1日発表)
- ⑥慰安婦財団解散問題(2019年7月までに発生)
- ⑦日韓請求権協定の完全な無視(2019年7月19日に完成)
- ⑧日韓GSOMIA破棄騒動(2019年8月22日~11月22日)
- ⑨対日WTO提訴騒動(2019年9月11日~11月22日、2020年6月2日~)
- ⑩日本人に対するビザ免除措置の停止(2020年3月9日以降)
そして、とくに②については日韓関係の法的な安定性を破壊するものであり、⑥については韓国の物資不正使用疑惑、⑩については武漢コロナ禍を契機としたものであるとはいえ、結果的に日韓間の「ヒト」「モノ」の流れを制限するものです。
つまり、文在寅政権下の反日行為は、単に日本の対韓感情を悪化させるだけではなく、日韓関係を法的、経済的側面から破壊しようとしているのであり、このまま文在寅政権が任期満了まで突っ走れば、1965年の日韓基本条約以来培われてきた日韓関係が転覆する可能性もあるでしょう。
日韓関係悪化は、文在寅氏だけの責任ではない
日韓関係が現在、決して良好な状態ではないという点については、論者の立場を問わず、見解はほぼ一致しているのではないかと思います。ただし、「日韓関係が悪化し始めた時期」に関しては、さまざまな誤解があるのも事実でしょう。
あくまでも当ウェブサイトの主観も含めて申し上げるなら、日韓関係が最も「良好」(?)だったピークは、日本の野田佳彦首相と韓国の李明博(り・めいはく)大統領(※肩書はいずれも当時)が日韓通貨スワップの規模を総額700億ドルに拡大した2011年10月頃だったのではないでしょうか。
しかし、その後は李明博大統領が慰安婦問題を蒸し返したり、韓国が不法占拠する日本領・島根県竹島に不法上陸したり、天皇陛下(現在の上皇陛下)を侮辱したり、野田首相の親書を郵送で返送したりしたあたりから、日韓関係は冬の時代を迎えたように思います。
なかでも、2011年12月にソウルの日本大使館前の公道上に「挺対協」なる組織が設置した慰安婦像については、いまだに撤去されておらず、むしろ事実上、日本大使館の方が撤去されてしまったという状況です(『朝鮮日報「日本が在韓大使館新築を事実上放棄」をどう見るか』等参照)。
(どうでも良いですが、700億ドルという破格の通貨スワップで支援してやったことで、当時の欧州債務機器の混乱に韓国経済が巻き込まれないで済んだにも関わらず、そうした恩を無視して公然と反日行動を取ってくるあたりは理解に苦しみます。)
朴槿恵政権も関係破壊に加担
その後、日韓ともに政権が変わり、日本は岸信介の孫である安倍晋三総理大臣が2012年12月に再登板し、韓国は岸元首相と仲が良かったとされる朴正煕(ぼく・せいき)の長女である朴槿恵(ぼく・きんけい)大統領が2013年2月に政権を始動させました。
これにより野田政権・李明博政権下で悪化した日韓関係に改善の兆しが出るかとの期待が日韓両国で見られたのも事実です。しかし、実際にはこうした期待に反し、日韓関係はさらに冷え込みました。というのも、朴槿恵政権が「反日ブースト」を最初から全開にしたからです。
とくに2015年4月に安倍総理が米上下両院で実施した合同演説に対し、韓国国会は安倍総理に対する非難決議を可決させていますし、その後は日本政府が目指した明治期の産業革命関連資産のユネスコ世界遺産登録を、韓国は国を挙げて妨害して来ました。
自分の国で中東呼吸器症候群(MERS)が蔓延するなどの状況にあるにも関わらず、尹炳世(いん・へいせい)韓国外交部長官(当時)がわざわざ訪欧するなどして、日本が登録しようとしている世界遺産が「朝鮮人を強制労働させた場だ」などとする虚偽の事実を言いふらしたのです。
ただし、当時、中国が主導する国際開発銀行「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に韓国が「いの一番」で参加すると表明したこと、北京・天安門で2015年9月に行われた軍事パレードに朴槿恵氏自身が参加したことなどが決め手となり、朴槿恵氏は米国を決定的に激怒させてしまいます。
こうした状況もあって、2015年12月に日本といわゆる「日韓慰安婦合意」を形成し、翌2016年7月には高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の在韓米軍への配備を決断。同年11月には日韓秘密情報包括保護協定(日韓GSOMIA)を成立させています。
また、2015年に完全に終了した日韓通貨スワップを巡っては、韓国側から2016年8月の日韓政策対話で、安倍政権下の副総理兼財相である麻生太郎総理に対し、協定再締結の依頼があり、日韓通貨スワップ再開に向けて動き出すなど、日韓関係の「改善」に向けた動きもみられました。
こうした日韓関係改善の動きを完全に止めたのが、2016年12月末、釜山にある日本総領事館前の公道上に設置された慰安婦像です。
もっとも、この慰安婦像はソウルの日本大使館前に設置されたものと同様のものですが、設置した団体「未来世代が建てる平和の少女像推進委員会」は「挺対協」とは別組織であるようですが…。
韓国の戦略は一貫している
以上、李明博、朴槿恵、文在寅の各政権が日本に対してどういう態度を取ってきたのか、その概要を振り返ってみました。
李明博、朴槿恵の両元・前大統領は一般に「保守派」と見られていて、文在寅大統領は一般に「左派」と見られているようですが、何のことはなく、この3名はいずれも「日本との関係を踏みにじってきた」という点ではまったく同じだ、ということがわかっていただけるでしょう。
要するに、韓国は国を挙げて、日本に対して侮辱し、名誉を傷つけるようなことを続けているのですが、その目的は単に彼らの精神的な優位性を満たすだけではありません。日本から経済的な利益を得るついでに、日本の産業を破壊するという、きわめて邪悪な行為を伴ってきたのです。
たとえば、『日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人』などでも触れたとおり、半導体産業などは、日韓通貨スワップなどの金融支援の結果、韓国によって潰されてしまったという言い方をしても良いのではないでしょうか。
もっとも、個人的には、日本の側が韓国に支援を与えて来なければ、ここまで日本が韓国によって好きにされることもなかったのではないかとも思う次第ですが…。
変わったのは日本の態度
日本政府からのアクションがない!
以上より、日韓関係が悪化した大きな理由は、李明博政権から3代連続して、韓国側で日韓関係を積極的に破壊しようとする動きが出てきたことにあるという点については、客観的事実関係を追いかけるだけで、なんとなく理解できます。
ただ、もうひとつ疑問に感じるのは、なぜ今回の日韓関係悪化局面において、日韓関係を「正常化」しようとする力学が働かないのか、という点です。
従来であれば、「ATM」と呼ばれるメディアに加え、政界(自民党の親韓派議員ら)、官界(外務省のコリアスクール)、経済界(とくに経団連経営者や韓国に進出している企業)などから、「日韓関係を元に戻せ」とする大合唱が生じていたような気がします。
「日韓関係を元に戻せ」というのは、意訳すれば、「日本が韓国に対して譲歩しろ」という意味なのですが、日本が韓国に対して明確に譲歩した「最後の事例」は、安倍総理が決断したとされる、2015年12月の日韓慰安婦合意です。
この日韓慰安婦合意以降も、日韓間ではさまざまな問題が持ち上がっているにも関わらず、日本はこれらの問題を巡って、韓国に対し、まったく譲歩しようとしていません。
たとえば、2018年10月と11月の「自称元徴用工判決」(韓国の最高裁に相当する「大法院」が「戦時強制徴用工だった」と自称する者たちの訴えを認め、日本企業に損害賠償を命じた事件)を巡っては、日本側からはまったく何のアクションもありません。
従来の日本であれば、「半官半民の基金ないし財団を作って、日本企業や日本国民からの自発的な寄付金を募って、自称元徴用工らへの損害賠償に充てる」といった「徴用工基金構想」が出てきたはずであるにも関わらず、です。
あるいは、2015年の慰安婦合意に基づいて設立された慰安婦財団に関しては、2019年7月までに韓国側が一方的に解散してしまいましたが、この問題に関しても、従来の日本であれば、総理大臣が追加で「お詫びの手紙」を出すなどして、韓国に配慮を見せていたように思えます。
しかし、現在の日本政府は、韓国政府のこうした行動に対し、「2015年の日韓合意を着実に履行せよ」と要求するにとどまっており、日本政府の側から具体的に何らかのアクションが講じられているという事実はないのです。
「安倍長期政権」を韓国メディアが嫌うわけ
ではなぜ、日本政府からのアクションがないのでしょうか。
おそらくその最大の理由は、日本の側で安倍晋三政権が安定政権として長期執権していることにあります。
その安倍政権の韓国に対するスタンスは、最初から強硬姿勢ではありませんでした。ちょうど同じくらいの時期に政権が発足したという事情もあるのか、韓国を「価値と利益を共有する最も重要な隣国」と位置付け、朴槿恵大統領に対しては「対話しよう」と呼びかけ続けていたほどです。
ところが、安倍総理は韓国に対し、それがどう変遷して行ったかを示したのが、次の図表です。
図表 安倍総理の演説に見る日韓関係
発言日 | 韓国の位置付け | 情報源 |
---|---|---|
2013年2月28日 | 自由・民主主義といった基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国 | 第183回国会における施政方針演説 |
2014年1月24日 | 基本的な価値や利益を共有する、最も重要な隣国 | 第186回国会における施政方針演説 |
2014年9月29日 | 基本的な価値や利益を共有し、最も重要な隣国 | 第187回国会における所信表明演説 |
2015年2月12日 | 最も重要な隣国 | 第189回国会における施政方針演説 |
2016年1月22日 | 戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 第190回国会における施政方針演説 |
2016年9月26日 | 戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 第192回国会における所信表明演説 |
2017年1月20日 | 戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 第193回国会における施政方針演説 |
2017年11月17日 | (韓国については「日中韓サミット」のみで言及) | 第195回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説 |
2018年1月22日 | (修飾語なし) | 第196回国会における施政方針演説 |
2018年10月24日 | (韓国については「日韓、日米韓」のみに言及) | 第197回国会における所信表明演説 |
2019年10月4日 | 韓国は重要な隣国であり、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたい | 第200回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説 |
2020年1月20日 | 韓国は元来、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 第201回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 |
(【出所】首相官邸ウェブサイトより著者作成)
「エサ」を与えない安倍政権
いかがでしょうか。
安倍政権、最初は朴槿恵政権下の韓国を、最上級の「価値と利益を共有する最も重要な隣国」に位置付けていたのが、徐々にこれらの形容詞が剥落し、2018年1月にはついに修飾語がまったくなくなってしまったことが確認できます。
ただ、その後は再び韓国について「重要な隣国」との表現が復活したのですが、その際には「国と国との約束を守れ」という条件が付されるようになりました。2020年1月20日の安倍総理の施政方針演説で出てきた「元来」という単語は、韓国が「約束を破っている国だ」と安倍政権が認識している証拠です。
いずれにせよ、少なくとも安倍政権としては、韓国側が求める「韓国への配慮」を与えるつもりはないようです。
当ウェブサイトとしても、とくに2015年12月の日韓慰安婦合意に対しては非常に否定的な見解を持っていますが、ただ、その後の安倍政権が韓国に対して一歩も譲歩しようとしていないこと自体は、それなりに評価して良いと考えています。
以前の『日韓関係を「自然消滅」させるというアイデア』も申しあげたとおり、あくまでも当ウェブサイトの理解ですが、安倍政権は現在、日韓関係の自然消滅を狙っているフシがあります。つまり、韓国が仕掛ける瀬戸際外交については「瀬戸際外交を積極的に放置する」という戦略ですね。
もちろん、『米中対立局面で日韓関係をあまり「放置」できない理由』でも述べたとおり、あまり長い間、日韓関係を放置するわけにもいきません。米中対立の深刻化に加え、米国で政権交代のリスクもあるためです。
韓国の内紛は「エサ」がなくなったから
ただ、すくなくとも安倍政権が韓国を「積極的に放置」し続けていることは、間違いなく、良い効果をもたらしているといえます。
その一例が、自称元慰安婦を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の尹美香(いん・びこう)前理事長を巡るスキャンダルの数々が、現在、韓国国内を大きく騒がせていることにあります。
この「正義連」なる団体は、わが国でも「挺対協」として知られる「韓国挺身隊問題対策協議会」などを前身とする組織であり、李明博政権下にソウルの日本大使館前に慰安婦像を設置したのも「挺対協」時代のこの団体だそうです。
もっとも、先ほどの議論で、ソウルの慰安婦像と釜山の慰安婦像は設置した団体が異なっている、という話題に触れましたが、このあたり、韓国側も政治勢力は「一枚岩」ではないようです。
そして、尹美香前代表を巡るスキャンダルが大々的に噴出した理由も、結局のところは日本からの対韓譲歩という「エサ」がなくなったことで、自称元慰安婦らにも分配されるべき「分け前」が枯渇してしまったからではないでしょうか。
ここまでくれば、『北朝鮮の軍事行動示唆発言に感じる「不自然さ」の正体』でも述べた論点と繋がって来ます。
結局、北朝鮮が韓国に対し、強硬な態度を取るようになったのも、北朝鮮側が期待している「国連安保理決議による北朝鮮制裁」の解除がいっこうに実現しないことに対するいらだちなのではないでしょうか。
そして、北朝鮮に対する経済制裁には日本が主体的に関わっていますので、「日本がエサを与えていない相手国」には、当然、北朝鮮も含まれています。
北も南もまったく一緒
北も南も、ある意味、わかりやすい人たちですね。
要するに、インチキ外交(※下記『韓国と北朝鮮の5つのインチキ外交』参照)だけで生きてきた国は、インチキ外交の成果物である「分け前」がなくなった瞬間、国が四分五裂し、内紛状態に陥らざるを得ないのではないでしょうか。
【参考】韓国と北朝鮮の5つのインチキ外交
- ①ウソツキ外交…あることないこと織り交ぜて相手国を揺さぶる外交
- ②告げ口外交…国際社会に対してロビー活動を行い、相手国を貶める外交
- ③瀬戸際外交…国際協定や国際条約の破棄、ミサイル発射などの不法行為をチラつかせる外交
- ④コウモリ外交…主要国間でどっちつかずの態度を取り、それぞれの国に良い顔をする外交
- ⑤食い逃げ外交…先に権利だけ行使して義務を果たさない外交
たとえば自称元徴用工に対する財団が成立しないのも、日本が韓国に対して「⑤食い逃げ外交」を許さなくなったからであり、韓国が昨年、日韓GSOMIAを破棄しようとして撤回に追い込まれたのも、「③瀬戸際外交」が日本政府に相手にされなくなったからでしょう。
いずれにせよ、「①ウソツキ外交」、「②告げ口外交」に関しては、その都度、徹底的な反論が必要ですが、「③瀬戸際外交」に関しては完全に無視すれば良い話ですし、「⑤食い逃げ外交」については「先にエサを与えない」ことを徹底すれば良い話です。
もっとも、「④コウモリ外交」に巻き込まれないためには、そもそも日本が中国、ロシアなどの他の大国と、朝鮮半島問題に関してしっかりと認識を刷り合わせることが必要ですが、この点については日本外交には十分な強みがあるとは言えないのが悩ましい点でしょう。
しかし、日本がこれまで嫌というほど煮え湯を飲まされてきた韓国(と北朝鮮)のインチキ外交に関しては、彼らにエサを与えないようにするだけで、わりと簡単に破綻する、ということがわかったのは、ひとつの重要な成果ではないかと思う次第です。
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「日本の報復にも耐えられる」韓国与党、年内日本企業資産現金化論(1)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2af507aee28bd51b2db16eb0a2d735ae831606f
「日本の報復にも耐えられる」韓国与党、年内日本企業資産現金化論(2)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce3926db5c6686d18df412161588adf6529f5ddc
こういった報道をどう読み解いたらよいのでしょうか。
国力を勘違いしているのか、はたまた国内向けのプロパガンダなのか、さらには日本における親韓勢力(マスゴミや所謂進歩的知識人、政界関係者等々)に着々と楔を打ち込んできていることの自信の現れなのか・・。
ねつ造を繰り返し、国際法を守らず、ゆすりたかり、から完全な日本の敵対国に変貌しつつある韓国。
それなりの距離感のある付き合い方を考えなければなりません。
実に喜ばしいですね。耐えられるなら何の遠慮も要りません。
選択肢候補の報復制裁全て一気にやりましょう。
裏で暗躍していた中国にこれ以上激化させる余裕と理由がなくなっているのも大きそう。
私個人として癌細胞という例えよりは、寄生虫の方がしっくり来ますね。
韓国の戦略は一貫しているというのは、「彼らに都合の良い価値観を押し付ける為に、同じ事を言い続けている」という事だと思います。
被害者であるというポジションに拘り、日本に寄生する事を正当化しようとする行為です。
日韓関係の悪化は中朝工作員の、日韓離間工作が成功した=反日が限界を超えた、という事だと思います。
私が言う、反日モンスターを韓国が、コントロール出来なくなってしまいました。また日本も、韓国との妥協の限界点を超えて、韓国の反日モンスターと合わせて、日韓共に妥協の接点を探す事自体が、困難になった結果だと思います。
最後の北も南も同じという結論は、以前から私の言い続けていたことが、一般化してきたという事で、良かったなぁと思います。
日本がエサを与えなくなったのは首相のリーダーシップだと思いますが、国内だけでなく国際的な理解も得られる様に働きかけた為と考えます。国際社会では「旧植民地」に対して「旧宗主国」が面倒を見る事が暗黙の掟として存在するのでは?彼の国が植民地か否か別として、日本は国際社会に対して責任を負っていた。
しかし告げ口外交のおかげもあって、日本がその軛から開放される事ができた。
日本が過ちを繰り返さなければ、元に戻る事はないでしょう。
いつも勉強になる記事をありがとうございます。
「エサを与えない」オバマまでのアメリカは「ほらほら、お腹すかせてるみたいだから、面倒をみてあげてね」と実に腹立たしい状況でしたね。アメリカの占領政策で日本に植え付けた贖罪意識を中国や韓国が利用し、どれだけの日本の富を奪われたか。
最近、YouTubeなどで自称保守と言われる動画で歴史どうたらとかやっておりますが、噓くさいのなんの。
おまけにそのコメントを読むたびクラクラしてきます。
「韓国を共産化させてはいけない。そのために日米韓が連携して」とこの調子です。確かにその通りなんだけど、もう期待するのも難しいですし、何より朝鮮民族のごたごたに日本が巻き込まれてはいけません。
日本の弱体化をオバマまでのアメリカが、中国韓国北朝鮮を利用してきたわけですが、日本が受けてきた
大変さを、これからアメリカは強く意識するようになってくると思います。
>しかし、日本がこれまで嫌というほど煮え湯を飲まされてきた韓国(と北朝鮮)のインチキ外交に関しては、彼らにエサを与えないようにするだけで、わりと簡単に破綻する、ということがわかったのは、ひとつの重要な成果ではないかと思う次第です。
上記に同感です。❶今までの保守論壇が米国の圧力の中で、韓国防波堤論を推し進めてきた事。❷左翼勢力がこれに乗じて自虐史観を以ってメディアで扇動し、同根の日教組教育を経て来た滅茶苦茶な時代でした。❸しかしようやくネット社会で真実が暴かれる様になり、❶の軍事の技術的変化❷の左翼疑念の前に、脆くも形骸化してしまったと言っても良いでしょう。今迄は❶❷が妙に絡み合い、鑑真絡みで言論の自由が無いに等しい日本社会だが、要は、国防と人権自虐史観を盾にして来た『日韓友好』は、❸の進行により真に消滅過程に入ったと思っています。もう忖度は有りません。韓国の多岐に渡る不道徳な行いは、今盛んに汚血をばら撒いている状況ではないかと思います。
もう手遅れさま
>ようやくネット社会で真実が暴かれる様なり(中略)真に消滅過程に入った
言葉足らぬことなく多過ぎることなくすばらしい要約です。そらで筆記できるようにまるごと暗記する値打ちがあります「ここは試験に出ます」蛍光ペンマーク、チェック。
敢えて当方が蛇足を付け加えるとすれば、韓国にいうことを聞かせるため、日本を制御し続けるために「アメリカ人アジア問題専門家」が利用してきた見え透いた術策だったが、オールドメディアを活用した「覆面記者会見=腹話術戦術」が形を失うにしたがって効力を発揮しなくなっている。
はにわファクトリー様、お恥ずかしい限りで赤面する次第です。
≫ 日本を制御し続けるために「アメリカ人アジア問題専門家」が利用してきた見え透いた術策………。
私もこの様に表現したいのですが、私の知識不足に加え、素人としての限界をしみじみ感じています。
ご鞭撻頂き有難うございました。
南北を含めて彼らの内輪揉めの酷さは世界に冠たるものがあります。
彼らは願望的に「日本は沈む」「日本はない」と言いますが、もし我が国が無かったなら、共通の敵を失った彼らがどんな同士討ちを始めるか、具体的に考えたことはないのでしょうね。それとも考えたくないだけかな。
朝鮮半島の安定のためには、北は南を、南は北を不倶戴天の敵として定め、身内の結束を固くすることが有効だったのだと思います。現在の南北の施策がガタガタなのは、その「敵」と宥和しようとしたことも原因の一つだという気がします。
憎しみあい罵り合うのは彼らの天性ですので、止めようもありません。当方として言いたいことは「国内でやれ」ということです。
半島にとっての唯一の成功体験。それは、アメリカの援助で日本への賠償要求が通ったことではないかしら?その頼みのアメリカから、ソッポを向かれ、止めのようにコロナ禍での入国制限。そうなっては、蠱毒のように互いを食い合うしか術がない。あら、嫌だ。この暑いのに背筋が寒くなりました(笑)。
でも、ここに至っても、半島はその成功体験を忘れることができないのでしょうね。プライムニュースにご出演の韓国人教授は口を開く度のように、「日韓協力(日本の援助)で・・」と呟いておいでです(笑)。それほどにも、成功体験を忘れられない。
私の住む田舎では、猿が出ますの。私、お猿さんと一緒に信号待ちをしたこともございますのよ(笑)。で、自治体が看板を掛けました。「動物にエサを与えないで下さい。」
不用意にエサを与えて、その後のことを考えなさい。ということらしいのです。ヘイトになるかもしれませんが、他国への後先を考えない譲歩は、これに似ていると思いました。
さて、文在寅政権による不法行為、コロナ禍による交流の強制停止。これらは、日本にとって失敗以外の何物でもなかった日韓国交を強制終了させようとしています。これは、日本にとって逃してはならない機会ではないかしら。
>>日韓関係のために「良かれ」と思って譲歩していた・・・
「良かれ」の部分に「旨味が」と言う要素が多分に有ったと思います、金で言えば投資した分を長年せせっと回収している、政治家は上から目線で借款し更に過剰接待を受ける事が出来たと言う部分が最近世間の雰囲気が変わり始め下手な政治判断が出来なくなって来た、基本条約及びGSOMIA破棄と成れば日米間の体裁が保てない処に来たと言う事では無いでしょうか、韓国は仲間では無くなった訳です例え基本条約及びGSOMIA破棄しなくても。
一概に、日本が譲歩ばかりして来たと言う事では無く、アメリカとのバランスを其れなりに取って来たと思います。
「私は韓国人を信じない」と宣わる韓国人の多い事。韓国人は同じ国民から見ても信じるに値しない人が大勢います。
今まで日本人目線で韓国を見てきた日本人は韓国人がどういう考えを持っているのかもう少し考える必要があります。
正直、日本は韓国程度の国を相手にしている場合ではありません。とは言え、蚊のような小さな相手でも、タイミングを見計らって潰しておかないと、いつかは大きな害を及ぼします。少なくとも人類を最も多く殺した昆虫は蚊です。
ただ、蚊の場合は命がけで生き残ろうと血を吸いに来るのに比べ、韓国は血を吸いに行かず、分け与えてくれるのを待っています。蚊より卑怯です。
韓国は「ピッシャッ」と潰して、二度と日本の血を分けてもらいに来ないようにする必要があります。言って分からないなら、潰さなければなりません。そうしないと次から次へと血を分けてもらおうとする、信じるに値しない韓国人が湧いてきます。
日本が餌を与えなければ挺体協のように共食いが始まり最終的には没落します。共食いは朝鮮王朝から続く韓国の文化のようなものですから。
駄文にて失礼します。
韓国在住日本人 様
半島は自力ではまともな統治と発展ができない地域と言うのが妥当であると、私は判断します。
国が潰れても他国へ半島民族が流出しないよう、半島の周りを機雷で包囲して封鎖したい所です。