静岡の補選で自民勝利 ついに「野党利権」が崩壊へ?

当ウェブサイトでは、補選を含めた個別選挙区に関する話題は苦手であり、これまでさほど取り上げて来ませんでした。しかし、昨日投開票が行われた静岡4区における補選では、自民党候補者が早々に当確となったようです。これについては、残念ながら本稿執筆時点において得票数などは報じられていないようですが、「自民党候補者が勝利した」という前提で考察すると、「野党利権」が本格的に音を立てて崩壊し始めた証拠のひとつになる可能性があるのです。

衆院補選で自民党候補が勝利

当ウェブサイトでは普段、個別の選挙区に関する話題を、あまり取り上げません。

その理由は簡単で、地元の事情にあまり詳しくないにも関わらず、したり顔で断定的なことを申し上げたくない、という気持ちがあるからです。

ただ、衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙だけでなく、個別の補選に注目が集まることもあります。その典型例が、望月義夫・元環境相が昨年12月に亡くなったことにともない、日曜日に実施された衆議院議員補選(静岡4区)でしょう。

すでにいくつかのメディアで報じられているとおり、自民党新人(公明党推薦)の元静岡県議である深沢陽一氏(43)が当選確実だそうで、立憲民主党、国民民主党、日本共産党など4政党が推す無所属新人の田中健氏(42)などは及ばなかったのだそうです。

(※本稿では、深沢氏が当選したという前提で執筆することにします。もし大逆転が生じて田中健氏が勝利していたとしても、本稿を撤回することはしません。)

ちなみに立候補者は、次の4名でした(※敬称略、静岡県選挙管理委員会の記載どおりに転記)。

令和2年4月26日執行 衆院選補選候補者
  • 山口けんぞう(72)【無所属】
  • 田中けん(42)【無所属】
  • ふかざわ陽一(43)【自由民主党】
  • 田中けん(54)【NHKから国民を守る党】

(※ただし、本稿執筆時点においては、各候補者の得票数についてまだ報道されていないようです。)

これをどう見るべきでしょうか。

勝因としての説明は?

地元の選挙自然に考えて、この選挙は深沢氏には非常に有利に働きやすい材料がたくさんありました。

  • ①野党統一候補である田中健氏に対しては、「NHKから国民を守る党」(N国党)が同姓同名の(しかも漢字までまったく同じ)候補者を立てたことから、どうしても票が分散してしまうという問題があったこと
  • ②今回の選挙は望月氏の死去に伴う補選であり、一種の「弔い合戦」という印象を有権者に与えがちであり、そのことが深沢氏にとっては追い風となったこと
  • ③深沢氏はまだ43歳と国会議員候補にしては若く、野党統一候補と比べ、有権者に対して「若さ」を訴えかけることに成功したこと
  • ④自民党が組織票を固めていて、コロナショックによる外出自粛要請のために投票率が下がり、結果的にこのことが自民党に有利に働いたこと

このうち①については、たしかにそのような側面があることは否定できません。

しかし、②については、日本人が「弔い合戦」という構図を好む、といわれることは事実です(一種の「判官贔屓」のようなものでしょうか)。しかし、この点については、仮説としてはそれなりに説得力があるものの、ちゃんと世論調査を実施でもしない限りは、実証できません。

さらに③については、対立候補である野党統一候補の田中健氏は42才であり、むしろ深沢氏よりも若いため、説明としては成立していません。

「地盤を引き継いだ」、は、本当?

では、上記④については、いったいどう考えるべきでしょうか。

これについて、毎日新聞は「深沢氏は、自民党の会派が静岡県議会の過半数を占める厚い地盤に支えられ、推薦した公明の県議らの支援も受けて票を積み重ねた」、などと分析しています。

自民党新人が当選確実 衆院静岡4区補選 野党統一候補及ばず 衆院解散に影響か

自民党の望月義夫元環境相の死去に伴う衆院静岡4区の補欠選挙は26日に投票され<<…続きを読む>>
―――2020年4月26日 21時16分付 毎日新聞より

この毎日新聞による分析は、これはこれで説得力があるのですが、どうも腑に落ちない部分もあります。

というのも、故・望月氏の経歴を調べてみると、そもそも清水市議、静岡県議などを務めたあと、1996年に当時の「新進党」の推薦で自民党候補者に勝利したという人物であり、自民党の入党も当選後の話で、「バリバリの自民党員」ではないからです。

また、望月氏は民主党が圧勝した2009年8月の衆議院議員総選挙では小選挙区で落選していて、比例復活もならず、2011年1月に大村秀章氏が愛知県知事選に出馬するために衆議院議員を辞職したことで繰り上げ当選したという経緯もあります。

その後は、2012年、2014年、2017年と自民党に「追い風」となった総選挙が3回ありましたが、このうち2014年の総選挙では、自身の政治資金問題が報じられたことで、民主党(※当時)の田村謙治氏に票差を縮められているほどです。

このため、「自民党が組織票をガチッと固め、盤石だった」という点には、若干の疑問を感じるのです。

立憲民主党などの野党に対する不信感では?

こうした違和感については、次の共同通信の報道にも抱きます。

静岡補選で自民新人が当選確実 感染拡大で異例の選挙戦

―――2020.4.26 21:20付 共同通信より

共同通信は「与野党対決を制したことで、新型コロナ対応を受けて支持率が低下傾向にある安倍政権は、さらなるダメージを回避できた格好だ」、などと報じています。

ただ、各種世論調査で安倍政権に対する支持率が低下していて、多くのメディアで「不支持率」が「支持率」を上回っていることは事実ですが(図表)、内閣支持率は「危険水域」というほどのものではありません(※今後、さらに支持率が低下する可能性はありますが…)。

図表 4月の内閣支持率
メディアと調査日支持率(前回比)不支持率(前回比)
共同通信(4/10~13)40.4%(▲9.3)43.0%(+4.9)
産経・FNN(4/11~12)39.0%(▲2.3)44.3%(+3.2)
読売新聞(4/11~12)42.0%(▲6.0)47.0%(+7.0)
朝日新聞(4/18~19)41.0%(±0)41.0%(+3.0)

(【出所】著者調べ)

それよりもむしろ、最大野党である立憲民主党が盛大に「ズッコケ」ている点にこそ、注意が必要ではないかと思えてならないのです。

たとえば、当ウェブサイトでは今月中旬、『内閣支持率の逆転と無関係に「ズッコケ」る立憲民主党』で、産経・FNN合同世論調査の結果、立憲民主党と日本維新の会の政党支持率が逆転した、という話題を取り上げました。

内閣支持率の逆転と無関係に「ズッコケ」る立憲民主党

これについては「政権与党に近い産経などが実施した調査であるため、立憲民主党に不利なバイアスが働きやすい」という主張があるのかもしれません。

しかし、『コロナショックで崩壊?野党とメディアの「利権構造」』でも触れたとおり、「反自民」的な報道が多い毎日新聞の調査でも、同様に、立憲民主党と日本維新の会の政党支持率が逆転していることについては、注目に値します。

コロナショックで崩壊?野党とメディアの「利権構造」

コロナで利権構造が崩れ始めた?

というよりも、どうも今回の補選は、どうしてもこの「無責任野党」という利権の一角が崩れ始めた象徴であるように思えてなりません。

この「利権野党」という単語については、『立憲民主党・福山氏「支持率低下はセクキャバが原因」』などでも紹介したとおり、「最大野党であり、かつ、責任を取らない政党であり続けること」自体が利権化している、という構造のことです。

立憲民主党・福山氏「支持率低下はセクキャバが原因」

ここで紹介したとおり、立憲民主党の福山哲郎幹事長は、立憲民主党に対する支持率の低下原因は一部の議員の不祥事が報じられたことだ、などと述べたそうですが、世論調査の時期と一部議員の不祥事が報じられた時期も一致していませんし、現状認識があまりにもズレ過ぎています。

そもそも論として、野党勢力の中心である立憲民主党は、度重なる審議拒否、「コロナより桜」や「もりかけ」などのスキャンダル追及などが大好きであり、そんな立憲民主党を全力で応援しているのが、「ATM」と俗称される新聞などを中心とするオールドメディアです。

そして、国会議員であれば、巨額の歳費、非課税の文書通信交通滞在費(月額100万円)、政党交付金に加え、3人分の秘書の給料を国費で負担してもらえる、新幹線グリーン車などにタダで乗れる、といったさまざまな特典があります。

しかも、官庁から役人を呼びつけて「明日の朝までに資料を作れ」などとメチャクチャな要求をすることもできますし、出てきた資料をツイッターなどに晒し上げるなどして「役人いじめ」を楽しむこともできます。まさに領民に対して理不尽な要求をする、古代か中世の「王侯貴族」そのものでしょう。

そして、生半可に政策や法律、経済を勉強するのではなく、週刊誌を片手にマスメディアに受けるためのパフォーマンスを繰り返していた方が、特定オールドメディアが擁護してくれるため、次回選挙でも特定オールドメディアの報道を真に受ける人たちの票をもらい、当選することができる、という構図ですね。

「桜よりコロナ」が呆れられただけでは

この点、くどいようですが、個別選挙区の状況をもって、全国が「こうだ」、などと軽々に決めつけるべきではありません。

とくに、「42歳の田中健氏」にとっては、「54歳のN国党の田中健氏」に妨害されたという側面があったことは否定できないでしょう(※この点については、選管から公表されるであろう両者の得票数を合算して、深沢氏が得た票数を上回っているかどうか、などで判断する必要があるかもしれません)。

しかし、そうした要因よりも、むしろ有権者の大多数が、このコロナショックにあって、ただひたすら国会の審議を妨害し、政府・与党の足を引っ張るだけの野党に対し、心底呆れているからではないか、といった疑念は尽きません。

つまり、昨日の補選において、自民党候補者が勝利したことについては、自民党候補者が積極的に支持されたというよりはむしろ、立憲民主党を含めた野党に対し、単純に有権者が「NO」という審判を突きつけただけのことに過ぎないのではないかと思わざるを得ないのです。

これがもし全国的な傾向なのだとしたら、その結果はそれほど遠くない未来において、次のような現象に現れはじめるのかもしれません。

  • 各種補選・地方選などで立憲民主党など野党勢力側の退勢が明らかになり始める
  • 新聞(とくに全国紙)の実売部数、テレビの視聴数が激減し始める

こうした当ウェブサイトなりの仮説が正しいかどうかについては、もう少し見極めは必要ですが…。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 政党支持率
    立憲民主党3.5%。
    国民民主党0.4%、
    日本共産党1.6%

    対して
    自民党が24.0%

    政党支持率の推移
    https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics-support-politicalparty

    選挙前からきまっていた

    1. 海コン より:

      更新ありがとうございます。

      以下NHK選挙から
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200426/k10012406641000.html

      衆議院静岡4区の補欠選挙の結果です。
      ▽深澤 陽一 自民 新 当選 6万6881票
      ▽田中 健 無所属 新 3万8566票。
      ▽山口 賢三 無所属 新 1887票
      ▽田中 健 NHKから国民を守る党 新 1747票

      でした。皆様本日もご安全に。

      1. 新宿会計士 より:

        海コン 様

        この結果を見る限り、本文中の①については成り立たなそうですね。

        「仮説①野党統一候補である田中健氏に対しては、「NHKから国民を守る党」(N国党)が同姓同名の(しかも漢字までまったく同じ)候補者を立てたことから、どうしても票が分散してしまうという問題があった」

        単純に「立憲民主党などの野党に対して有権者がNOを突きつけた」というだけの話でしょう。
        引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

        1. 海コン より:

          新宿会計士 さま

          ア、あ・・・ちょ、直接のレスありがとうございます。
          光栄です。いつも気軽過ぎて申し訳ないです。
          ①は仕方がないと思います。得票数確定してない段階なのでしゃーないです。よく巷で流れている「確定するまでは投票券をお捨てにならないよう・・・」みたいなもんです(謎)。
          さて、今夜の妄想は「N国党はもう用なしだ。」で遊んでみたいと思います。(※個人の妄想で効能効果を保証すものではありません。吸いません)

  2. たけ より:

    こういう政権が大変な国難の時には支持率でぐらい支えてあげたいよ。
    もし自分がリーダーだったら、仲間のために粉骨砕身しても悪口ばかり言われてちゃやる気もなくなる。
    特に酷い失策があるわけでもなし。
    単にコロナで諸々うまくいかないやつ当たりが政権に向かってるように思う。

    1. 無職の爺さん より:

      いつも勉強させていただいてます。
      ありがとうございます。

      興味深いのは、投票率が大きく下がったので野党側が有利になったはずでしょう。
      にもかかわらず、ダブルスコアで自民に負けるとは、野党側の終わりの始めじゃないでしょうか?
      朝日ジャーナル世代の私のような爺さんが、こんな光景を生きているうちに見られとは思っても見ませんでした。

  3. ボーンズ より:

    新宿会計士様、投稿ありがとうございます。

    選挙前は色々言われましたけど、蓋を開けてみれば順当な結果でホッとしております。
    国政の脚を引っ張るだけの勢力は、確実に見放されている状況が如実に現れている事が判ります。
    まだまだ困難は続きますが、良い方向へさらなる前進を続けて欲しい。

  4. だんな より:

    立民 長妻選対委員長「取り組み検証して次の選挙への糧」
    今回の補欠選挙の取り組みを検証して次の選挙への糧とし、政権交代を目指す一層の取り組み強化に努めていく」という談話を発表しました。
    との事。
    反省や教訓は感じられず、現状認識が出来ていないのでしょう。貧すれば鈍するといった印象です。
    まあ、新人同士(野党推薦の田中氏は、前回の衆議院選挙も出てます)でこの差が付くとなると、野党は不信任案を出せませんよね。

  5. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    投票率が34%と、コロナ禍があったとは言え、低調でしたね。深沢陽一氏が望月氏の地盤を取り込んだ。田中氏は野党結束が弱かった。

    望月氏は新進党やらにも属した経験がある。今回の深沢氏は「自民」という看板を引っさげ、コロナウイルスで早急な対策が必要な今、桜やキャバ高井、本会議の邪魔することに専念した野党に、静岡県民が嫌気をさしたのでしょう。

    ま、日本共産党や、社会民主党(でしたっけ?)なんかが応援してる時点でアウトです。マスコミは相変わらず与党側の粗探し。論評イラネー。

  6. カズ より:

    そのすべてを否定する訳ではないのですが・・。

    思想・理念が相反するはずの政党が選挙協力してる時点で"野党ってどうなの?"って感じです。

    万に一つ、間違って政権を執ってしまっても連立内で拒否権連発されて何もできない気がします。

    彼らの持ち味は足を引っ張るスキル。高い所に登れても自分で脚立を蹴飛ばさないかと心配です。

    ・・。

  7. 製造業SE@テレワーク より:

    静岡は4区に限らず、正常化が進んでいるようですね。縁があってかつて静岡5区に居たことがあります。そのとき細野豪志は民主党で(今考えると)訳の分からないことばかり言っていました。当時若造で政治にさして興味もなかったため人気のあった細野豪志に投票したことがあります。
    時は流れて、何か急に細野豪志がマトモなことを言い始めたと思ったら自民党(ただし二階派)に鞍替えしていました。この国では民主系はマトモなことを言ってはいけない呪いでも起きているのでしょうか。

    1. 匿名 より:

      組織票を投じる利権団体(労組など)へ阿る為、マトモな事を言えない構造になっています。
      隣国の左派と全く同じ構図です。

      1. 福岡在住者 より:

        匿名 様

        >組織票を投じる利権団体(労組など) 
        中部地区の自動車系労組は結構力持ちみたいですね。 静岡といえばYP(イニシャルです)という企業が思い浮かびますが、これ旧日産系ですね。 普通(?)に労働組合やっているところへ巧みに共産党系が忍び込んで乗っ取りを試みるようです。 何年か前 突然閉鎖した「なでしこりん」様と名乗るブログで 教職員の労組で、「日教組」と「全共」という話がありました。 大阪府高槻市での話です。彼女はここで教師をやっていたというものでしたが、乗っ取られて「全共」になったという投稿でした。 辻元さんの所です。

        連合は 「とりあえず民主党」と共産党の選挙協力を嫌うのはこの辺にあると思います。 でも、連合の中には昔ヘルメット被って角材振り回していた 「暴力団員OB」がまだ生きているのだから もうしばらく時間がかかるのかもしれませんね。 早く他界して頂きたい。

  8. ブルー より:

    全く今の野党は十年一日のごとく同じ批判ばかり繰り返すだけの「政治家生活互助会」に成り下がっているのもさることながら、「批判ばかりでビジョンを示さないところに票はいかない。」という基本を無視し過ぎてます。
    元大阪維新の会の橋下徹氏が大阪市長だった時の平成26年の出直し選挙。橋下氏は二番手に30万票も差をつけて再選された。
    あの時、橋下氏の対立候補側は橋下氏の批判「しか」しなかった。他にアピールするものは何も無かった。橋下氏はそんな批判は歯牙にもかけず「大阪都構想」など自分が当選した暁に行うことのビジョンをアピールした。
    橋下氏の大阪都構想は結局は頓挫しましたが、そんな事は問題ではない。
    批判ばかりの候補はビジョンを示す候補には勝てない、歯が立たない、といった考えてみれば当然至極の実例を残したことが重要です。
    平成22年、河村たかし氏が立ち上げたばかりの新参政党「減税日本」は、予定調和とどぶ板選挙の地方選挙に番狂わせの旋風を巻き起こし愛知名古屋ダブル選挙で名古屋市議会でいきなり第一党になってしまった。
    「減税日本」には何であれ有権者にアピールするべき自らの政策があり、他の政党にはさして無かったからです。
    今の野党に何度も言いたいところなのですが安倍を倒したかったら批判であれ揶揄であれ愚弄であれ、安倍に言及してばかりではダメなのです。自分らが何をするか、をまず言わなきゃいけない。

  9. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

    選挙結果に対する各政党のコメントが見れます。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200426/k10012406641000.html

    与党は共通して政策が評価されたとのこと。
    野党は一層努力する、外出自粛が影響、など。

    小選挙区の選挙結果を評価するのはよっぽど事情に精通してないと難しいですが、僅差でないことから野党が支持される状況ではなかったと言えます。

    だからと言って自民の政策が評価されたと言ってしまっていいんでしょうか。二階氏も岸田氏も政策の足を引っ張る側じゃないかと思ってしまいます。岸田氏は財務省の代弁人と思ってますし、二階氏は……はい。
    安倍総理がリーダーシップを取って決めた政策は評価されていいと思います。

    ポスト安倍の自民党は内部崩壊するんじゃないかと心配です。

  10. ブルー より:

    だいたい野党や反自民マスコミはアベアベアベアベ、批判や揶揄とはいえ安倍晋三の名前ばかりアピールしてていいんでしょうか。野党の誰かをニューリーダーとしてアピールしないでいていいんでしょうか。まあ下手にアピールすると蓮舫みたいに悪目立ちしてかえって藪蛇になるというのかも知れませんが。

  11. アレ より:

    新宿会計士様 
    いつも更新ありがとうございます。
    一つ気になった点ですが、
    >「桜よりコロナ」が呆れられただけでは
    これは「コロナより桜」が呆れられただけでは
    ではないでしょうか。こちらの誤読でしたら申し訳ありません。

  12. つづみ より:

    票の内訳が静岡市清水区分しか見つからなかったのですが、按分された票が1389票
    N国候補の基礎票が1021票で、獲得按分票は約67票ですから、邪魔する程の影響力は無かったようです。
    選管も、年齢併記で按分票を減らすよう工夫してます。
    3/4世紀かけて選挙してきた経験が蓄積されてますからね。

  13. すぎやん より:

    隣りの区に住んでいるのでわかりますが静岡4区は大部分が清水区で富士宮市と富士市が少し入ります。
    投票結果を見ると清水区では自民がダブルスコアで圧勝。富士宮市は自民が勝ったけどほぼ互角。富士市の一部は野党が1.5倍取って勝ち。全体のボリュームで清水区が大きいので全体でも圧勝です。
    で、清水区って所はSという企業が牛耳っているわけで今回もその企業は自民を推してコロナ下ではあるが100社以上あるグループ会社の朝礼やらなんやに候補者が回っていました。上司からも投票に行くよう促されるしこの組織票を持っていて自民が負けるわけないです。
    ということで理由は④だとおもいます。というかむしろ富士、富士宮の結果を見ると安倍政権に疑問を持っている人がかなり増えていると感じます。だからって私は野党統一候補とか言っている限り野党に入れる事はありませんが。

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