昨日、『新宿会計士』のツイッターを眺めていた方々は、ちょっとした異変に気付かれたのではないかと思います。百田尚樹氏、上念司氏という「ビッグネーム」でそれぞれ取り上げられたからです。このうち、誠に残念なことに、百田氏からは批判されてしまい、それで数人の人々からは結構な罵倒を受けてしまいました(※べつに罵倒されること自体は大した問題ではないのですが…)。ただ、その一方でツイッターのフォロワーが激増し、上念氏からは『【読者投稿】「安心より安全を」理系研究者の緊急提言』を絶賛していただき、「科学が風評に負けないようにしよう」というエール交換もしたという意味では思わぬ効果も得られたので、結果的にこの騒動は痛しかゆし、といったところでしょうか。
目次
ツイッターの使用
ツイッターの仕様の特徴と限界
以前から説明しているとおり、私自身は当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』に軸足を置いてウェブ評論活動を行っているのですが、ツイッターにアカウントを持っていて、記事の更新などをフォロワーの方々にお知らせするなどの目的で、補助的にツイッターを利用しています。
ツイッターは思ったことをすぐに発信することができるなど、インターネット上のツールとしてはなかなか便利なのですが、その一方で、大きな欠点が1つあります。それは、発信できる情報が140文字に限られていることです。
当然、情報を読んだ人としては、そのわずか140文字をもとにすべてを判断しなければならないわけであり(※)、思っていることを多くの人々にうまく伝えるためには、とにかく140文字以内におさめて短く発信するという能力が求められます。
(※なお、返信ボタンなどを使えば、連投することもできるのですが、多くの人々は忙しいので、連投についてはすべてのツイート内容を読んでもらえないと思った方が良いでしょう。)
保守派論客を批判する、しない理由
こうしたなか、昨日は『ウィルス騒動で久々に見た「韓国の壮大なブーメラン」』のなかで、一部の保守論客の間から、最近のコロナウィルス騒動を巡って「安倍政権はなぜすぐに中国人の入国者をすべて排除しなかったのか」、といった趣旨のツイートが発信されている、という話題を紹介しました。
一部の読者の方からは、「政権批判をするという意味では百田尚樹氏が舌鋒鋭いが、なぜ百田氏のツイートを紹介しないのか」、という疑問を呈していただいたのですが、なぜ昨日の時点で百田氏のツイートを紹介しなかったのについては、特段の理由はありません。
いや、強いて言えば、わざわざ当ウェブサイトで取り上げる「理由」がなかったからでしょう。
当ウェブサイトでは、ツイートを紹介する際には、何らかの理由、目的などがあります。
たとえば、ドナルド・J・トランプ米大統領のツイートについては、アメリカ合衆国大統領という立場にありながら、記者会見ではなくいきなりツイッターで米国の方針を直接、全世界に向けて発信するという面白さがあるので、「情報源」として引用することがあります。
河野太郎防衛相、世耕弘成前経産相らわが国の政治家のツイートについても、当ウェブサイトでは好んで引用しているつもりですが、理由はそれと同じです。
また、有本香氏や門田隆将氏のツイートを取り上げたのも、普段の彼らの情報発信内容と比べて議論が少し稚拙ではないかと思ったからであり、裏を返せば、有本氏や門田氏の発信する情報は傾聴に値すると考えているということでもあります。
しかし、百田氏については、正直、大人気インターネット報道番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』のレギュラー・コメンテーターでもありますが、個人的にはあまり彼の出演界を視聴しようとは思っていません(※もっとも、このあたりは個人的な好みということもあるのだと思いますが…)。
したがって、百田氏のツイートについても、「何か安倍政権を批判しているなぁ…」という思いで眺めていたのです。
百田さん、そのツイートはいくらなんでも酷いです
ただ、昨日は事情が違いました。
百田氏の次のツイートを読んで、「ちょっとこれは酷いのではないか」と思ったのです。
専門家というわけのわからん奴らが、「まだそんなに危険ではない」と言ってるわけか。
で、政府もそれを聞いて、「ああ、そうですか、よかった」と。
マジで頭くらくらしてきたよ。
―――2020年2月16日 11:49付 ツイッターより
百田氏は日々、たくさんのツイートを発信されていて、中には傾聴に値するものもあるのですが、「わけのわからん奴ら」などの言葉遣いにより、専門家会議の決定をこっぴどく批判しているのを見て、失礼ながら百田氏は科学的な知見をもって批判しているようには思えなかったのです。
おりしも私自身、「ケロお」様というハンドルネームのコメント主様からの『【読者投稿】「安心より安全を」理系研究者の緊急提言』という秀逸な読者投稿を読んだ直後でもあったので、僭越ながら、次のようなツイートを発信しました。
百田先生。科学が風評に負けてはならないと言いますが、あなたがやっていることは、科学的知見に基づかずにぎゃーぎゃー政府を批判しているという意味で、「反原発活動家」らとまったく同じですよ。
―――2020年2月17日 10:59付 ツイッターより
プチバズ
新宿会計士、百田氏のファンからの批判にさらされる!
最近、有名人の方々には積極的に絡んだりしないのですが、百田氏に関わって少し後悔することになります。というのも、百田氏自身から、こんなご返信を頂いたからです。
出た!「科学ガー」
私も科学を信じます。
ただ、今のところ、信じるに足るデータや情報が出揃ってないのが実情。
過去のインフルのデータなんか参考程度にしかならない。
―――2020年2月17日 11:18付 ツイッターより
科学を「信じる」って…。
この百田氏のツイート以降、賛否両論が渦巻き、ちょっとした「バズ」状態になってしまったのです。百田氏自身というよりも、百田氏のファンの方々から、いっせいに攻撃を受け、ちょっと疲れてしまいました(笑)
ただ、ツイッター上では当ウェブサイトを見て頂いた方々のうち、「百田ファン」と思しき方々が、百田氏の言葉をもとに、「数字は過去のデータ」だの、「科学は信じるに値しない」だの攻撃してきたという事例もありました。
(ちなみに当ウェブサイトでは、「数字」については議論を補強するのに使っているのであって、「数字を絶対視」したり、「未来を予測する」のに使ったりした記憶はありませんが…)。
百田氏自身の「140字にまとめて」
しつこく反論して来られる方には、失礼も承知のうえで、ケロお様の『【読者投稿】「安心より安全を」理系研究者の緊急提言』などのリンクを示し、「もしよければこれを読んでから、それでも反論があったら教えてくれ」などと返したこともあります。
ちなみに、やや感情的な人もいるにせよ、さすが保守系論客だけあって、議論自体が通じる人も多く、当初は批判的だった人が、当ウェブサイトの論考を読むなどして、途中から考え方を変えて、「参考になった」などとおっしゃって下さる方もいらっしゃいました。
もっとも、罵詈雑言を交え、最後まで感情的にかなり厳しく攻撃して来た方もいて、正直、辟易しました。まるで『「安倍総理は独裁者」と主張する方とツイッターで対話してみた』などでも紹介した、日本共産党の支持者の方々のようですね(といっても10人弱くらいでしたが…)。
ところが、もっと驚いたのは、この百田氏のツイートです。
140字以内で要約して。
―――2020年2月17日 17:35付 ツイッターより
もちろん、当ウェブサイトに掲載した1万文字前後の記事を読めと一般の方に要求するのは失礼ですし、また、当ウェブサイトではグーグルなどの広告配信システムを使用し、収益化していますので、「アフィリエイト狙いではないか」との批判があることは重々承知しています。
しかし、仮にも百田氏のような大作家(※)であれば、たかだか1万文字くらいの(しかも非常に簡単に書かれている)文章すら読まずに、「140文字に要約せよ」とは、ちょっと驚いてしまいました。
(※そういえば百田氏のツイッターによれば、百田氏は2019年に63歳で小説家を引退されているようですが…。)
また、しばらく百田氏の返信に反応せずに、その他のツイッター・ユーザーとやりとりをしていたところ、百田氏は次のようなツイートも発信されました。
なんで、私が見ず知らずのあなたの長文を読まないとあかんの?
140字以内で要旨をまとめてくれと言ったよね。
140字以内で結論を書けないようだと無意味。
―――2020年2月17日 19:27付 ツイッターより
これに対して、私自身が返したコメントが、これです。
百田先生、直々のメッセージありがとうございます。ですが、いきなり「140字にまとめてくれ」とは正直驚きましたよ。逆に、この程度の文章が読めないで安倍政権の対応を批判なさっているのには、正直、失望しました。
―――2020年2月17日 19:43付 ツイッターより
たしかに当ウェブサイトは一般のウェブ評論サイト、ブログサイトなどと比べて、1つの記事あたりの文字数が多いのは否定しませんし、「こちらに書いてあるからこれを読め」というのも失礼千万な話だというのはそのとおりだと思います。
しかし、本当に「この程度の」文章すら読もうとせずに、安倍政権の対応を批判されていたということであり、何だか脱力してしまった次第です。
「プチバズ」の結果…
ただ、この「ツイッター騒動」、最後までしつこく批判してくるツイッター・ユーザーも複数人いたものの、もっと大きな結果が、フォロワー数の激増です。具体的には、2月16日時点で2125人だった『新宿会計士』(@shinjukuacc)のフォロワー数が、一気に30人ほど増えたのです。
この増え方は、かつて日本共産党に対する批判ツイートを発信したときなどと同じくらいの大きなものであり、また、新たにツイッターのフォロワーになって下さった方々の中には、当ウェブサイトの主張に対する賛同意見も散見されました。
それだけではありません。
私自身も尊敬する経済評論家の上念司氏が、こんなツイートを発信して下さったのです。
@shinjukuacc さんのこのブログは必読です。政府の対策についての論評、今できることのまとめが秀逸。ちょっと長いですけどぜひお読みください。
―――2020年2月17日 12:59付 ツイッターより
今回のコロナウィルス騒動において、上念氏はかなり早い時期から「科学的知見」に基づく情報発信の重要性を強調して来た方であり、当ウェブサイトにおいて読者投稿でりょうちん様やケロお様、イーシャ様などが執筆して来られた「客観的な事実関係」を元にした考察の重要さを共有できた気がしました。
これに対し私自身は次のようなツイートを発信しました。
すると、上念氏からは、このようなご返答を頂いたのです。
ありがとうございます。私も科学が風評に負けてはいけないし、「安全より安心」なんて暴論がまかり通ったら日本は終わると思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
―――2020年2月17日 13:07付 ツイッターより
体力を消耗する
以上、私自身が巻き込まれた、昨日のツイッター騒動について簡単に振り返ってみました。
正直、インターネット空間にはどんなユーザーがいるかわからないので(※この点についてはウェブ評論サイト、ブログサイトなどを通じた情報発信と同じかもしれませんが…)、とくにツイッターという場で迂闊な情報発信をすると、思わぬバズ騒動で精神的に疲れてしまいます。
とくに百田尚樹氏はフォロワー数が50万人近いという、大変な影響力を持つ人物であり、そのような人物と批判的な応酬を行ってしまうと、こちらのような弱小ユーザー(笑)としては、クルーザー船に翻弄される小舟のようなものでしょう。
ちなみに今回の騒動では、百田氏が発したツイートはほんのわずかでしたが、「百田ファン」と思しき方々からさまざまな批判にさらされ、なかでも酷いものには個別に反論したものの、最後には「朝鮮会計士」などと罵ってくるユーザーもいました。
ただし、相手がどんなビッグネームだからといって、相手が発信したツイートがおかしいと思うのならば、それに対しては敢然と指摘するという態度も、言論空間では必要でしょう。私はこの点、「その人の立場」ではなく、「その人が発信している内容」で勝負する、という態度を変えるつもりはありません。
というよりも、百田氏のような「メガユーザー」であっても、こちらがちゃんとした議論の姿勢を示していれば、しつこく絡んでくるユーザーはせいぜい10人もいないくらいだ、ということがわかったのは、非常に大きな収穫だったと個人的には考えています。
いや、むしろ30人もフォロワーが増え、百田氏の「ホームグラウンド」であるはずのツイッターで100件前後の「いいね」をいただいたということ、上念氏から直接メッセージを頂いたことなどから考えれば、それなりに精神を消耗した価値はあった…のかもしれません。
ただ、昨日の騒動で改めて思いましたが、私自身、ウェブ言論活動はあくまでも当ウェブサイトを「主」にしつつ、ツイッターはあくまでも「副」に留めるように努めたいと思います。やはり、コロナウィルス騒動を140文字でまとめろという百田先生の要求には答えられそうにありません(笑)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なお、くどいですが、百田氏が今回のコロナウィルス騒動で安倍政権を批判するときに、専門家を「奴ら」などと罵り、科学的知見を軽視するかのような意見発信をしたことが、私自身が最初に百田氏を批判したポイントです。
したがって、他の問題に対する百田氏の見解についても、もし当ウェブサイトで取り上げる価値があれば、是々非々で取り上げるつもりです(※もっとも、「取り上げる価値があれば」、ですが…)。
(※なお、百田氏が『虎ノ門ニュース』に出演されると、えてして他の出演者の話を妨害するという姿勢が目に付くので、個人的には百田氏の出演回を視聴することはないのですが、これはあくまでも「個人的な意見」です。)
無事、ブロックされました
以上で本稿を締めるつもりだったのですが、いくつかリンクを確認していて、異変を確認しました。なんと、「新宿会計士」が百田尚樹氏からブロックされてしまったのです(笑)
図表 ブロック
時間的に考えて、おそらく昨日の深夜か今朝未明のことだと思うのですが、いずれにせよ本稿で引用したツイートについては、すでに私が確認することはできません。
できれば「科学的見地に基づいた防疫」などについて、百田先生と議論を交わしたかったのですが、本当に残念です。まさか、保守系の論客として知られる人物がなさっていることが、某左派メディアの論説委員の方とそっくりだというのにも、正直、ちょっと驚いてしまった次第です。
やはり、左派、右派を問わず、「議論を拒絶する人」は存在するものなのですね(笑)。
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百田さんは多分「言論の自由」に強いこだわりがあって、煽ってるわけではなく国民保護意識に欠けた政府の対応を歯がゆく思ってるんだと思います。しかも関西の方ですから「ボケ」じゃないですが、あえて「突っ込みどころ」を作って、それを叩き台に議論をするのが好みなんだと思います。「専門家が表立って警鐘を鳴らしてこなかったから(あるいは声が小さかったから)COVID-19が蔓延しつつあるのに中国人渡航禁止すら為されてないじゃないか!」と言いたいのだと思います。あえて汚い言葉を使う事で相手の反応を引き出して「落としどころ」を探ろうとしたんでしょうね。あと「言論の自由」に対するこだわりは幕藩体制崩壊時のゴタゴタや大東亜戦争の反省に基づくものだと思います。しかし新宿会計士さんはスペリシャリストとしての態度で、百田さんは「言論のボクサー」のような態度で臨まれたようにお見受けできますんで、どちらも間違ってはいないと思います。個人的には成立しなかった「異種格闘技戦」を見ているような感じです。失礼しました。
新宿会計士様
おはようございます。
新宿会計士様、スゴいですね。地道な営業活動?お疲れさま、です。
百田尚樹氏にもケロおさんの投稿、読んでみて欲しかったですね。
上念氏は読んでくれたようで、良かったです。
更新ありがとうございます。
コトの経緯を途中からギャラリーとして拝見しておりました。百田氏はやはり、アクの強い物言いと、ギャーギャー言うのが一部シンパに受けるのか、何十万というフォローワーが居ますね。
ハッキリ関西人として言っておきますが、アレが正しい関西弁(大阪、神戸、京都、その他と違いは有りますが)ではありません。
○○かどっか(○○県民さん御免なさい)の地方の、汚い喋りです。少なくとも大阪、神戸であの喋りは聞く事ありません。
読んでいて疲れるリツイの、その同調者(親衛隊)の、会計士さんへの罵詈雑言。見てて気分悪くなります。「科学的知見に立ってない」「この程度の文章で知識があるというフリするな」「貴方は朝鮮会計士」、、、酷すぎる!
それで各個人のプロフィール見ると、教育者や高等教育受けた人が多いんです。だから上から目線で、相手をやっつけるつもり満々。
正直「140字でまとめてんか」という百田氏もですが、その信奉者は酷い。奴ら、顔も実名も分からないのをいい事に、誹謗中傷しています。
百田氏の新刊を昨年購入しましたが、何となく違うな、読むの面倒だなと思い、まったくページ開かず、積ん読のままです(笑)。もう次のゴミの日に捨てようか(笑)。
結局、今回の武漢ウイルスの件で、日本の保守と言われる人達の中でも、「日本政府の対応は可能な限り数値の裏付け取って、一応スピーディーにこなした」という安倍政権を評価する派。
そして何やら騒ぎまくって「対応が遅い」「科学よりも安全を重視しろ。なぜ後手後手か。中国に遠慮し過ぎだ」と政府の責任・行動を責める派が居ます。
残念ですが、コレが事実。ワーワー騒ぐだけの人は、立憲民主党議員ら野党と変わらない頭の構造です。
会計士さま、楽しく読めせていただきました。
ところで、絡みの手法に自身のサイトに誘導するものがあります。
そして、ブロックされると勲章にする。
多分、百田氏は会計士さまのリツイートをそう読まれた(誤解された)と思われます。
だから、お望みとおりブロックしてやった、とね・・・
そうそう、私の絡みに会計士さまがなさったようにです。
会計士さんは良心的ですからブロックはなさっておりませんが(笑)。
他人のふり見て我がふり直せ。
どうか、私の絡みにもお応えくださいまし。
それがなければ、この記事は自慢話と受け取ります。
おはようございます。
ツイッターにもリプライしましたが、お疲れさまでした。
左側からの罵詈雑言・誹謗中傷に晒されているせいでしょうか、鎧が厚すぎます。
上念さんとつき合えるのですから、それなりの知性は有るはずですが、ツイッターでの態度を見ると、失礼ながら下品で偏狭な部分は「右の辻元」の印象を受けました。
すみません、前後の文脈からも読み取れないので、Hiroshi.N様がご評価する対象者はどちらなのかお教えください。「右の辻元」とは、百田先生ですか、新宿会計士様ですか?
阿野煮鱒様
何しろボケかかっている老人なものですから、拙い文章で申し訳有りません。
下品・偏狭な「右の辻元さん」は百田さんへの感想でした。
保守論客?たちの「今から中国全土からの入国阻止」をやるのには、高度な科学的裏付けが必要です。
科学的裏付けが取れて中国政府も納得させれば、日本が強権使わなくても中国自ら出国禁止をしてくれるでしょう。彼らも肺炎の蔓延は望みません。
科学的裏付けなく勝手に入国禁止をすれば、中国政府と日本との深刻な対立がおきます。アメリカは中国に貿易戦争を仕掛けましたが、これは勝てば貿易環境の改善、トランプ支持率改善による大統領参戦など戦果が期待できます。戦争の価値はあるのでしょう。ただ、日本がコロナで中国にコロナ戦争でたとえ勝っても何も戦果は得られません。コロナそのものはすでに2次感染3次感染で拡がっています。無駄な戦争です。
科学にはとりあえず全容がわかってなくても対応の指針を出せる力があります。私はそれをしっかり信じたいです。震災後の放射能パニックの二の舞にならないためにも。
木曜ドラマ「科捜研の女」御期待ください。
初投稿です。会計士さん、実に明朗。応援してます!
新宿会計士さん、負けるな‼️
我らが付いている❗
>「わけのわからん奴ら」などの言葉遣いにより、専門家会議の決定をこっぴどく批判している
その種の会議に参加してみると,そういう感想を理解できるかも。東大教授といえども...
> 私も科学を信じます。
科学は研究するものと思っていました。学術誌に掲載された論文に,いろいろ間違いがあることが多いというのは常識なので。どこか間違ってないか,自分の頭で考えないといけないんですよね。自分で仮説を立てて検証して。
いろいろな書き物を読んだり話をしていると,比較的信用できる人とか,その人の教養レベルや信条がわかりますから,それを尊重しながら上手につきあっていきましょう。
愛読者様
>科学は研究するものと思っていました。
研究するのは、化学のほうですね。
私見ですが、科学の方は「論理の積み重ね」だと思っています。
根拠となる事実や現象をもとに、自分の推論を加えて「こうなるのではないか」という予想を立て、その予想に対して、事実や現象がどのようになったかを確認して、結果について考察を行う。その積み重ねかと。
事実は一つですが、そこから発生する推論は人によって異なるものとなりますし、あるいは事実と思っていた事自体が、実は事実ではなかった(誤った見方をしていた)と言うこともあるかと思います。
そういった意味で、専門家の結論自体を盲進するというのも違うと思いますが、批判するのであれば、その結論に至ったプロセスを理解した上で、「この部分が事実と違うのではないか」あるいは「この事実に対して、このような考察をしているが、私はそうではなく別の考察を主張する」というような、立脚点をはっきりさせたうえで、批判が必要ではないかと思います。
仮に「本当に、何を言っているのかよくわからない」にしても「自分にとって、どの点の説明が不足しているのか」という事を考えて発言しないと、コミュニケーションが成立しない、ただの悪口になってしまうように思います。
■ 茶筒さま
主題からそれますし、些末なことで申し訳ないのですが、
何となくもやっとしたので。
>> 科学は研究するものと思っていました。
> 研究するのは、化学のほうですね。
研究とはおおざっぱに、①仮説・モデルを立て、②実験(試験・データ収集)し、③結果を解釈(解析)し、④それを説明できる新しい理論を組み立てる、の繰り返しだと考えています。
化学に限らず、科学(=サイエンス)と名の付く分野では何らかの形でこのプロセスを経ているわけで、その行為は研究そのものです。
なので、茶筒さまが仰る、
> 予想を立て、その予想に対して、事実や現象がどのようになったかを確認して、結果について考察を行う。その積み重ねかと。
これはまさに研究、ではないでしょうか。
批判云々については、同意いたします。
思い込みによる決めつけては、科学の大敵ですね。
(とくに相手の言うことを自分の頭を通して考えないのは・・・)
■ 愛読者さま
> その種の会議に参加してみると,そういう感想を理解できるかも。
わかる気がします。
私自身は縁がありませんが、恩師が文部省の委員会に参加していたときにいろいろ聞きました。当人は保身をあまり考えない方のため、委員会の議論の方向性(文部省のご意向?)に意見をいったあげく、一年で呼ばれなくなったそうですが。少なくとも多様な意見を活発に交わす感じではなさそうです。
>> 私も科学を信じます
科学は、先人たちの膨大な研究成果の積み重ねの上に研究をさらに重ね、絶え間なくアップデート(進歩)していくものだと思っています。
その結果、過去の研究結果が間違っていたことがわかったとしても、それはその時々の裏付けがあって出した結論であって、消して意味のないことではありません。その研究があったからこそ、新しいことがわかったケースも多いでしょう。
技術の発達によってこれまで見えなかったものが見えるようになり、科学の常識は絶えず更新されるので、その「進歩」が歩みを止めることなくこれからも続いていく、ことを「信じたい」ですね。
データとその内容について理解した上で科学的に考えた者と、そうでない者との議論であったと私は理解しております。
(今回の感染症のように、n次感染を起こす確率や遅延要素があると判断を誤りやすくなる)
私も微力ですが新宿会計士さんを応援しております。