当ウェブサイトでは日本政府が昨年7月1日に発表した「対韓輸出管理適正化措置」を巡って、昨年を通じてずいぶんと議論して来ました。結論的には日本政府の措置は韓国に対する報復でも対抗措置でも経済制裁でもないのですが、韓国メディアは「日本の輸出『規制』の影響でノージャパン運動が発生し、それによって日本経済に打撃が生じている」という論調を好むようです。ただし、関連する統計をつぶさに眺めていくと、浮かび上がってくるのは、韓国の貿易黒字額が前年比で4割も落ち込むなど、「米中貿易戦争や半導体不況の直撃弾を喰らう韓国経済」という、日韓問題とはまったく別次元の問題なのです。
目次
対韓輸出管理適正化を輸出「規制」と言い張る
昨年を通じて当ウェブサイトでずいぶんと議論してきたのが、日本政府が7月1日に発表した、韓国に対する輸出管理の適正化措置です。
これについては韓国政府や多くの韓国メディアはしつこく「輸出『規制』」だと言い張っており、かつ、自称元徴用工判決問題などに対する報復措置だと勘違いしているようですが、改めて当ウェブサイトなりの見解を申し上げておくと、次のとおりです。
- 日米欧などが中心となって作り上げてきた、戦略物資の軍事転用などを防ぐための国際的な輸出管理の仕組みというものが存在している
- 「ホワイトリスト」に指定されるためには、日米欧各国がそれぞれに定める厳しい基準を満たす必要があり、日米欧は相互に相手国を「ホワイトリスト」に指定しているほか、日本は2004年に韓国を「ホワイト国」に追加するなどの輸出管理上の優遇措置を取った
- しかし、韓国は2016年以来、日本から輸出管理上の優遇措置を受けるために必要な政策対話に応じておらず、これによって日本の韓国に対する信頼が低下していたほか、また、一部品目について「不適切な事例」が発生するなど問題が頻発していた
- このまま日本が韓国を優遇対象国とし続けていると、日本自体が欧米諸国からの優遇措置を剥奪されるリスクが非常に高まっていた(※ちなみに欧米諸国は韓国を「ホワイト国」またはこれに類する優遇措置の対象国にしていない)
- 日本政府はやむなく、7月1日に韓国に対する輸出管理の厳格化措置を発表し、①リスト規制品のうちフッ化水素酸など3品目に関する個別承認制度の導入と②(旧)ホワイト国(現「グループA」)からの韓国の除外を発表した
- ただし、3品目のうちのレジストについては、日本政府が定める輸出実績が積み上がったこともあり、昨年12月の時点で個別許可に加え「特定包括許可」という仕組みも使えるようにした
- 今後、リスト規制品の輸出許可を巡っては、「不適切な事例」がほかにも生じるなどした場合にはさらに厳格化される可能性もあるし、輸出実績次第では逆に緩和される可能性もある
…。
要するに、これは純粋に韓国側の輸出管理の問題であって、韓国の何らかの不法行為(たとえば一昨年の自称元徴用工判決問題)に対する報復でも対抗措置でも経済制裁でもありません。
とくに、そもそもの輸出管理の仕組みや措置を発動したタイミングなどを踏まえると、日本政府の説明にはなんら矛盾はなく、また、自称元徴用工問題に対する制裁としては、今回の措置があまりにも弱すぎることなどをあわせて考えるならば、そのことはあきらかでしょう。
これについては『総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』や『輸出管理の「緩和」を「対韓譲歩」と勘違いする人たち』などでしつこく議論したとおりですが、韓国側だけでなく、情けないことに、日本の一部の保守論客ですら、これについて「韓国への対抗措置だ」と勘違いしているのです。
よって、当ウェブサイトでは今年も繰り返し、この説明を続けたいと思う次第です。
対韓輸出「規制」の影響
一方、一部のメディアを中心に、「輸出『規制』の影響で、日韓の経済交流が低迷し、日本経済には大きな打撃が生じている」、といった言説が蔓延しています。
この点、韓国で「ノージャパン運動」が生じていることは間違いありませんし、一部品目(たとえば日本産のビールや自動車)の輸出が低迷しているほか、韓国人観光客が日本を訪れなくなるなどの影響が出ていることもまた事実です。
ただ、それと同時に、ちょっと数字を調べてみればすぐにわかることですが、これらの「ノージャパン運動」は、実際には、日本経済にほぼまったく打撃を与えていません。
たとえば、当ウェブサイトでは昨年暮れに『韓国向けビール輸出が急減しても日本経済に影響はない』のなかで、日本の輸出品目に占めるビールの割合が極めて少ないこと、そもそも日韓貿易高は日本経済にとって「死活的に重要」とはいえないことなどを、数字のうえで確認しました。
また、訪日韓国人が急減したとしても、その悪影響といえば、せいぜい「2020年に4000万人の訪日外国人」という目標の達成がおぼつかなくなることくらいしか考えられない、という点については、『訪日外国人・韓国人だけが激減も、現状の影響は限定的』でお伝えしたとおりです。
というよりも、『韓国のLCCの大幅減便と「発着枠のU/Lルール」』でも議論したとおり、韓国人観光客の激減は、むしろ韓国の格安航空会社(LCC)の日本路線撤退などを通じ、日韓の交流人数自体を抑制するという副作用まで生じる可能性すらあるといえます。
いずれにせよ、日本の輸出管理適正化措置を「輸出『規制』」だ、「貿易報復」だ、などと呼称するのは韓国の自由にすれば良いと思いますが、逆に韓国がそのように大騒ぎしても、日本経済にはほとんど打撃もないだけでなく、分野によっては韓国に対する「セルフ経済制裁」が生じる可能性すらあるのです。
昨年を通じた韓国の貿易高
さて、「論より証拠」をモットーとする当ウェブサイトにとっては、「日本の輸出『規制』の影響で韓日貿易高が低迷している」という話を聞くと、どうしても元データを調べて検証してみたいと思ってしまうのです。
こうしたなか、昨日は韓国政府・産業通商資源部は2019年12月の貿易統計の速報値を公表しています。
2019年12月の輸出入動向(2020/01/02付 韓国政府・産業通商資源部HPより)
これによると、韓国の12月の輸出が前年同月比▲5.2%、輸入も▲0.7%と低迷したものの、「前年同月比での減少割合は7ヵ月ぶりに一桁台に改善した」、としています。
ここでは、同部が公表するPDFファイルに掲載された2019年12月のデータ(※速報値)と、韓国銀行のデータダウンロードサイトから入手した2019年11月までの韓国の貿易統計をもとに、同国の貿易高がどのような状況にあるのかを確認してみましょう。
図表1-1 韓国の輸出高(相手国別、2019年・速報値)
相手国 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
中国 | 1362億ドル | 25.11% |
米国 | 734億ドル | 13.53% |
日本 | 284億ドル | 5.24% |
香港 | 293億ドル | 5.40% |
合計 | 5424億ドル | 100.00% |
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表1-2 韓国の輸入高(相手国別、2019年・速報値)
相手国 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
中国 | 1072億ドル | 21.30% |
米国 | 619億ドル | 12.30% |
日本 | 476億ドル | 9.45% |
香港 | 17億ドル | 0.33% |
合計 | 5032億ドル | 100.00% |
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表1-3 韓国の貿易収支(相手国別、2019年・速報値)
相手国 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
中国 | 290億ドル | 73.99% |
米国 | 115億ドル | 29.41% |
日本 | -192億ドル | -48.88% |
香港 | 276億ドル | 70.54% |
合計 | 392億ドル | 100.00% |
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
韓国の「相手国別貿易高」については、2019年11月までであれば本当はもう少し詳しく分析できるのですが、韓国銀行と韓国政府の出しているデータの集計区分が異なっているため、2019年を通じた合計値は中国、米国、日本、香港の4ヵ国しか出すことができません。
ただし、韓国の貿易構造は非常にシンプルで、
- 日本、ドイツなどから素材を、中東から石油などを買ってくる
- 韓国国内で組み立てる
- 出来上がった製品を中国、米国、EUなどに輸出する
- 香港は韓国にとっての輸出の中継地点である
というものです。
いわば、半導体一本足打法のようなものですね。
そして、いまや韓国経済にとっては対中貿易が最も重要であり、実際、2019年を通じた中国への輸出高は全体の25%を占め、米国に対する輸出高の倍近くに達しているという状況にあります。
日韓貿易は中韓貿易の従属変数
さて、肝心の「輸出『規制』」とやらの影響がどの程度生じていたのかについては、韓国の貿易をトータルにチェックすれば、ある程度明らかになります。
結論的にいえば、輸出「規制」の影響は、生じていません。昨年の『韓国向けビール輸出が急減しても日本経済に影響はない』では日本側の普通貿易統計を使って日韓貿易について明らかにしましたが、韓国側の統計を使ってもこのことは明らかです。
2019年の日韓貿易については、(韓国からみた)輸出、輸入、貿易赤字ともに小幅減少したのですが、これは世界的な半導体需要の低迷や米中貿易戦争などを受け、中国に対する輸出高に急ブレーキが掛かったことが大きな原因であると考えられるからです。
図表2-1 韓国の貿易高(合計)
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表2-2 韓国の対中貿易高
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表2-3 韓国の対米貿易高
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表2-4 韓国の対日貿易高
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表2-5 韓国の対港貿易高
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
ここで注目すべきは、図表2-1(合計額)と図表2-2(対中貿易)、図表2-5(対港貿易)です。
図表2-1によれば、韓国にとってのトータルの輸出高は小幅減少に留まっていますが、貿易黒字については激しく落ち込んでいることが判明します。これについては、大きな要因はなんといっても中国(図表2-2)、香港(図表2-5)との貿易高、貿易黒字の落ち込みです。
とくに、貿易黒字については392億ドルと、前年(697億ドル)から44%も落ち込んでいます。
つまり、韓国の貿易は、中国、香港向け輸出の低迷により貿易黒字が急減し、また、最終需要の低迷を受けて日本からの素材の輸入にも急ブレーキが掛かったと考えるのが自然な発想でしょう。
輸出「規制」以後に打撃を受けたわけではない
これについて、もう少し詳しく見ておきたいのが、次の図表3-1、図表3-2です。
図表3-1 韓国の対日輸出高の月次推移(2019年と2018年の比較)
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
図表3-2 韓国の対中輸入高の月次推移(2019年と2018年の比較)
(【出所】韓国銀行、韓国政府・産業通商資源部)
いかがでしょうか。
図表3-1で見る限り、韓国の日本からの輸入高については、2019年はすべての月において前年同月比マイナスです。韓国メディアなどが主張する、「7月の輸出『規制』を受けたノージャパン運動の影響で韓国の日本からの輸入が落ち込んだ」という内容は、事実に反しています。
しかし、これについては図表3-2と照らし合わせれば、なんとなく理由がわかります。というのも、韓国の中国向け輸出については、2019年は12月を除いてほぼ毎月、前年同月比マイナスとなってしまっているからです。
この傾向は今年も続くのか
日本では意外と知られていませんが、そもそも論として、日本はG7や中韓などと比べ、貿易依存度(輸出依存度、輸入依存度)が低い国です。少し古いデータで恐縮ですが、各国の貿易依存度を示すと、図表4のとおりです。
図表4 G7と中韓の貿易依存度(2016年)
国 | 輸出依存度 | 輸入依存度 |
---|---|---|
日本 | 13.1% | 12.3% |
韓国 | 38.0% | 31.4% |
中国 | 19.1% | 14.2% |
米国 | 7.8% | 12.1% |
英国 | 15.5% | 22.5% |
ドイツ | 38.5% | 30.5% |
フランス | 19.8% | 22.8% |
イタリア | 24.6% | 21.7% |
カナダ | 25.5% | 27.2% |
(【出所】総務省統計局『世界の統計2019』図表9-3)
このデータが多少古いという点は割引くとして、目につくのは、
日本の貿易依存度の低さ
韓国とドイツの貿易依存度の高さ
です。
ドイツの場合はユーロという単一通貨の恩恵をフルに受け、とくに南欧諸国向けの貿易黒字を、ほぼ無限に積み上げ続けることができるという仕組みを手に入れた国です(逆にいえば、欧州はユーロの矛盾を解消しない限り、いずれ崩壊に向かいます)。
一方、韓国の場合は、韓国銀行が韓国ウォンという通貨を為替介入によってかなり人為的に調節していることが、米国財務省の『為替監視レポート』などでも明らかにされていますが、内需よりも外需に強く依存しているという点において、貿易黒字の縮小が経済にもたらす悪影響は日本の比ではありません。
先ほどの図表3-2で読む限り、2019年12月における対中輸出の減少には歯止めがかかった格好ですが、こうした傾向が今年も続くのかどうかは現時点ではよくわかりません。
いずれにせよ、韓国経済が過度に貿易に依存しているという脆弱性を抱えているなかで、むしろ「米中貿易戦争の直撃弾」が韓国経済にどう襲い掛かるのかについては、今年も引き続き観察すべきテーマのひとつであることは間違いなさそうです。
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更新お疲れ様です。
韓国の対中依存がよく分かります。
韓国人観光客に依存する観光地の不安定性が昨年顕在化した訳ですが、韓国も同じですね。
昨年12月の対中輸出減少に歯止めが掛かったのは、底を打ったからかどうか。
20年1月のデータが待ち遠しいです。
おはようございます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/k10012234301000.html?utm_int=news_contents_news-main_005
「韓国 フッ化水素の国内での大量生産と供給の安定性確保を発表」
共同の飛ばしかと思ったんですが国内各紙が乗っかったのでどうやらウラは取った模様です。
発表内容が本当かどうかは今後半年から1年後位のアノ国の経済に現れるでしょう。
本当であれば更に手が切りやすくなりますし、口から出まかせであれば爆死した韓国産業を尻目に国内メディアの信頼度が更に落ちて地面にめり込むだけの話です。
一見さん 様
>「韓国 フッ化水素の国内での大量生産と供給の安定性確保を発表」
韓国は発表すれば50%以上は達成したとみなす文化です。小生は具体的な内容は何もないと考えております。
駄文にて失礼します。
一見さん様
韓国在住日本人様
>「韓国 フッ化水素の国内での大量生産と供給の安定性確保を発表」
確か2006年(金大中大統領の頃)にフッ化水素だけでなく、シリコンウエハーを始めとする半導体材料や製造装置の国産化計画を打ち上げたことがありますが、十数年後の今日現在でも輸出管理見直しを「輸出規制」と言って、国産化、国産化、50%達成とかと騒いでいる訳で又、2006年の繰り返しかと。
三参三 様
ウエハーは台湾メーカーが韓国に工場を作ってます。どの程度の大きさを作っているのか定かではありませんが、大口径のものは恐らく日本しか作れないでしょう。
韓国はメモリー半導体が主ですから、大口径でないと取り数が下がりコストが嵩みますので、あまり意味が無いように思います。
韓国は外資企業が韓国で物作りをしても国産化ですし、K2戦車のように心臓を他国から輸入しても国産戦車ですから、何でもありでしょう。
意味が分からず騒ぐのはこの国の特徴ですからね。上から下まで愚民の集合体です。
駄文にて失礼します。
皆様
高純度のフッ化水素が、出来たんなら使えば良い。
それを使った最終製品が出来て来れば、良く分かるでしょう。
12Nのフッ化水素は、測定出来ないから、嘘だと言う国ですから。測定出来ない物を作る事は、出来ないと思います。
だんな さま
>それを使った最終製品が出来て来れば、良く分かるでしょう。
そうなんですよ。それも、ユーザーから「なんか動作がおかしい」とクレームが来て、大騒動にならなければ「問題無し!」と言ってのける国ですよ。
他のところで
>カン・ビョンチャン/ソルブレイン代表取締役:「状況が緊迫し、工場増設に非常に早く努力をしました。 「日本または他の国で生産されるものより、全く品質面で劣らないわけではありません。」
と、正直にコメントされてるみたいですね。
品質については、サムスンとSKが答えを出してくれるのだと思います。(高品位半導体に対しての歩留まり率しだいってことなのでしょうけどね。)
大工見習い3年にいきなり「卓越した技術者(現代の名工)」が行う宮大工の施工ができるでしょうか。高純度のフッ化水素をつくるということはそういうことです。この件は技術について卓識があれば、数ヶ月でできるわけがないと断言できること。
ところで、管理人さんは
フッ化水素とは?
半導体とは?
ムーアの法則とは?
nmプロセスとは?
ファウンドリとは?
これらに必要とされる先端技術とは?
その進歩の早さとは?
などについては理解されてますでしょうか?
巧妙に隠してますが(あの国は国家ぐるみで情報を隠匿できる国です)、サムスンやSKで高純度フッ化水素が輸入できないことによる弊害が、隠しきれずに目につくようになっています。
半導体産業は常に投資しないと瞬く間に置き去りされ、一度陳腐化すると二度と追い付けない産業です。
これらを考慮すると、日本は「制裁」と声高に叫ばずに、制裁色もできる限りの消した上で、韓国の息の根を止めうる手を打ったと思います。策としては上策でしょう。
なぜ、韓国側がホワイト復帰しろとあそこまで錯乱発狂しているのか。それが全ての答えとも言えますね。
いつもの、ミスリード記事かとw
いつもの、ソウルブレイン社で、フッ化酸‥
何度目?
文在寅氏の失政,米中葛藤,日韓摩擦など様々なマイナス要因がありながら,まだ,貿易黒字を維持している,というところで,韓国経済の強さを感じます。外資の撤退なども話題になりましたが,この貿易黒字が韓国株高の支えになっていて,極端なウオン安の防止になっているのでしょう。文在寅政権がこのまま続いた場合,今後も貿易黒字が維持できるかどうかが,注目すべきかと思います。現状は,日本国民が騒いでいるほど韓国経済は悪くない,というのが正しいのかもしれません。
娘が新年早々iPhone7 plusをぶっ壊しやがったので、初売りで、新しいスマホを買ってやるハメになりました。
いろいろ代替機種を検討したのですが、Galaxyには既に価格優位性も性能優位性もなく、Google問題さえなければ、まだHUAWEI P30の方がコスパと性能のバランスがいいくらいでした。
Androidでは、ASUSもかなり魅力的でしたが、キャリアに拘っていたので、結局、またiPhoneにしました。
一方で、docomoではやたらと、GalaxyのA20を安売りしていましたがあれはなんなんでしょうか・・・。
いろんな現行スマホの情報をかき集めたのですが、もはやハイエンドスマホはiPhone以外は中国製品がトップクラスです。Galaxy Sラインは二線級とまでは言えませんが、SONYと同様、第一グループ下位くらいの位置付けになってしまっています。
ただ、そんな高性能の中国製ハイエンドスマホは日本では発売されません。
そういうのを買う層はみんな横並びでiPhoneを買ってしまうからでしょう。
りょうちん 様
スマホは実質的な選択肢があんまりないです。以前はもっとあったような気がしますが。
Android使いもiPhoneへ移行する人が多いですね。
AppleもBOOT ROMのセキュリティー問題が判明した時にユーザが涙目になってましたが、明らかになってないものを含めて相対的にAndroidの方が甘いという認識でいます。特にセキュリティーアップデートが切れた後も使ってる人が多いと思われ、実質的に穴だらけでしょう。
ASUSはデフォルトのインストール状態が不評で、あまり候補に挙がりません。
使う本人の希望がなくてコスパで選択するならHUAWEIという感じで、日本はiPhoneとHUAWEIの二極化になりそうだったのが、例の問題でXiaomiかOPPOが代替になると思われます。パスワード法で悪印象が増幅されて人には勧めませんが。
Galaxy Sシリーズは一度使ったことがあり、高いわりに発熱がきつかったり電池持ちが悪かったりという印象が強くて、もう個人的には候補に挙がりません。使うとしても廉価版を勧めます。在庫がだぶついていて安いのかもしれないですねぇ。
今はアップデート保証3年付きのPixelの安い方を使ってます。
フッ化水素イレブンナインを直接研究してみたら...」数十年挑戦してはじめて得られる "匠人の職人技"のようだ。
ベヨウンチャン漢陽化学工学科教授は、フッ化水素イレブンナインを直接研究してみると... 「数十年間挑戦しなければ得られない匠人の職人技のようだ」 99%以下の純度フッ化水素はウランなどの鉱物を抽出するために使われる。 99.9%以下の純度の物は石油化学製品を作成するときに触媒として使われる。ファイブナイン(99.999%)以上にならなければ、半導体エッチング工程などに使えない。
フッ化カルシウムからなる蛍石の硫酸を混合し、100度程度に加熱すると、微量のフッ化水素と硫酸水素カルシウムが生成される。この時、フッ化水素転換率は約40%に過ぎない。この中間生成物を回転釜(ロータリーキルン)に入れて500度の高温で混合する石膏と硫酸で分解される。この時、出てきた硫酸は進んだ過程で未反応の蛍石と再び反応して硫酸カルシウムとフッ化水素を出す。
比較的簡単な化学反応だがそう簡単ではない。まず、反応物が有毒である硫酸を含むドロドロ「ペースト」の状態で継続表示されるので、デバイス腐食する恐れが大きい。機器のエネルギー効率も急激に低下しやすい。
つまりペーストの制御がカギだ。ペーストの制御は、特定の触媒とすることができ、原料の混入量や反応器の温度などの工程条件を異にしても可能である、この過程で、一つだけ外れてもフッ化水素の製造は不可能である。
このような通常の工程を超えるとフォーナイン(99.99%)の純度のフッ化水素が生成出来る国内企業もこのレベルの技術は持っている。ここから極微量の不純物を取り除くことが肝要である。微量の不純物だけで不良率が急騰することができるからである。
不良率が1%だけ上がっても年間数百〜数千億ウォンの損失が出るというのが半導体業界の通説である。 0.001%ほど含まれているヘキサフッ化ケイ素酸、0.003%含まれている二酸化硫黄、0.0005%の水分などを除去しなければなら現在汎用の半導体工程で使われる「ファイブナイン(99.999%)」の純度のフッ化水素を得ることが出来ない。
ファイブナインからさらに測定さえ困難な0.00001%以下極微量のヒ素、鉄などを取り除くのは、世界で日本(ステラケミファ等)だけが作れる「イレブンまたはトゥエルブナイン(99.999999999%)」の純度のフッ化水素が出てくる。 10ナノメートル(㎚・1㎚= 10億分の1m)以下の次世代半導体プロセスに使われるフッソーダ。イレブンナインフッ化水素はシエンビサノプ産業が2011年に特許を出したが、未だ実験室レベルに留まっていて商用化されていない。
ベヨウンチャン教授は「フッ化水素は、素材企業であれば誰でも作ることが出来るがカギは、唯一の純度」と「日本は素材の分野での技術を超えて芸術にまでなった境地である。(ムン・ジェイン政府が主張するように)素材関連の競争力が、数年以内に確保されるのは難しい」と指摘した。イレブンナインフッ化水素などは数十年以上絶え間ない試行錯誤の末得られる「職人のノウハウ」という説明だ。
今回の注目されたのは、蛍石ではなく、FSA(フッ化ケイ素酸)を用いてフッ化水素を製造する代替技術である。フッ化水素原料である無水フッ酸の20%ほどが、この技術で製造されている。リン酸の製造過程で副産物であるFSAを削減しながら、低コストで無水フッ酸を生産し、環境汚染低減できるという説明だ。米国のデュポンなどがこの技術を持っているが、まだ国内で試みた企業はない。(要約)
https://www.hankyung.com/it/article/2019121349911
日本は国策として、自動車以外は最終製品を捨てて、素材・センサーの開発に集中しました。最終製品生産は労働集約的であり、中国やインドなど人的コストが安い国には勝てないからです。
またこの記事のような純度・精度を上げる工程は、細かな改良と試行錯誤の繰り返しでまさに職人芸であり日本の得意とするところです。
韓国が慌てて投資研究したところで簡単に真似できるものではありません。
これら素材屋を「下請け」と(蔑んで)言う方もいらっしゃいますが、自動車の世界でもメーカーよりティア1と呼ばれる一時下請けがメーカー以上の力を持ち始めています。需要が供給を上回るのであれば、強気にでれるからです(ソニーのカメラセンサーがいい例)。
韓国がホワイト国を外れて慌てたのは、これら素材に関して、競合他国の対して持っていた購入上の優位点が崩れたからにほかなりません。日本の素材屋さんからしてみれば、韓国に売るのも中国などに売るのも「輸出規制上は」一緒になったからです。いかに高く大量に買ってくれても、コンプライアンス上問題があるなら今のご時世売ることはためらわれるでしょう。また、素材屋が売りたくとも、韓国のほうで法制をクリアにしない限り売れません。であれば、クリアに出来る国の企業に優先的に売るのが当然の流れになります。
何度も述べますが、日本企業は最終コンシュマー製品では見かけなくなりましたが、素材そしてインフラ方面ではたくさんの企業が力をつけて来ています。
この統計で韓国の輸出入は、昨年10兆円位マイナスになる筈です。GDPでは、約5%の影響がある筈ですが、韓国の算出法のせいか、そこまでの数字にはなりません。
年末OECDが、韓国のGDP成長率を1.4%、日本は1.6%と予想しました。韓国での自動車生産台数は、400万台を割り込み、今年の予想も400万台を割る見込みです。
全般的に韓国経済に良い話題を探す事が、難しい状況です。
輸出に関しては、半導体次第だと思いますが、フッ化水素がどうにかなっても、中国の内製化が増えているので、回復するという韓国の予想は、外れると思います。
世界経済が成長している中で、成長出来ない構造なので、何処か(ドイツ?)の悪化すれば、韓国経済破綻を誘引する可能性も高いと思います。
是非とも、今年は韓国経済破綻の年になる事を、祈念します。
>これについては韓国政府や多くの韓国メディアはしつこく「輸出『規制』」だと言い張っており、
もちろん日本側からすれば、規制ではありません。自衛のための管理強化に過ぎません。
が、韓国からすれば、規制される覚えが、あり過ぎるほど充分あるのでしょう(笑)。どれか分からないほど(笑)。
別の報道ですが、韓国軍では、半島有事の際、北朝鮮からの攻撃より、日本の自衛隊による竹島奪還を強く警戒しているとか。不正に奪取したことを自らがよく判っているからではないでしょうか。本当に半島人って、判り易い(笑)。
>結論的にいえば、輸出「規制」の影響は、生じていません。
データのたぐいに出る影響ではないのでは?イラン原油の支払いにフッ化水素を使うというのはWebサイトでよく言われております。まして、イラン制裁の最中、原油の対価としてドルを支払うことができない現在、ホワイト国云々より、この3品目に過剰反応する韓国に、私どうしてもこの話を思い出してしまいますの。
お題の、韓国経済ですが、Web主様のお話だと、どうやら、この影響が世界に波及するようなことはなさそうですね。まあ、先を読み間違った日本企業の損失は覚悟しなくちゃならないようですが。
「年末まで」北朝鮮版瀬戸際作戦は、一応ヘタレたように見えます。韓国はまだうるさく騒いでますが、三浦瑠麗氏が心配するような日米韓の枠組みから韓国が外れることをただ怖れるより、それを日米が覚悟すれば、別の展開が用意されると考えます。
国際状況の化学反応は読みづらいですが、起こることが避けられない事態に無策でいるより、ずっとましだと思います。
更新ありがとうございます。
中韓貿易が失速。いやそれ以上の激震なんでしょ?今以上に態度を親中にしないと、国吹っ飛ぶゾッ!
(^Д^)この大本営発表の記事、3日昼頃有ったが午後消されました、消したということは・・・?!www
【青瓦台HP ニュースルーム】
『超高純度フッ化水素 大量生産に成功』
★99.999999999999(ツゥエルブナイン)大量生産に成功発表★
7月初め、日本の3大輸出規制品目はポリイミド、レジスタ、フッ化水素であり、ポリイミドとレジスタは、国産化と輸入で概ね問題なく供給されているが問題は、フッ化水素として特に超高純度フッ化水素が最大の問題であった。ところが、ディスプレイ用低純度フッ化水素は、すでに大量生産と100%国産化しており、さらに、最大の問題であった半導体用超高純度99.999999999999(ツゥエルブナイン)フッ化水素も国内メーカーのブラシブレインが2020年1月2日の記者会見を開いて単なる成功ではなく大量生産に成功したと発表した。又、既にサムスン、SKのテストを完了したと発表した。
日本の輸出規制初期フッ化水素場合99.9999(ファイブナイン)さえ国産化に数年かかり、特に99.999999999999(ツゥエルブナイン)は、10年以上かかると、日本のマスコミをはじめとする国内保守言論と保守ユーチューブがらみが連日騒いだ。しかし、99.99999(ファイブナイン)は、僅か2ヶ月で成功と大量生産までして、国内メーカーの供給を超え、日本の世界市場まで急速に奪っており、また、99.999999999999(ツーエルブナイン)も6ヶ月ぶりに単に開発成功ではなく、大量生産まで成功するに至った。
因みに日本の輸出規制時、日本のメディアを初めとする国内保守メディアと保守ユーチューブ絡みは、サムスンが大きな打撃を受けるだろうと騒いだ。しかし、当時のブルームバーグ等の外信は、サムスンが特にに打撃を受けないと報じた。そして現在、サムスンは、営業利益が好調で、株価が上昇し、特に2020年の半導体スーパー好況が見込まれて52週連続高値を記録中だ。当時外信報道を信じて投資した人は、大きな利益を収めたが日本のマスコミと国内保守メディアと保守ユーチューブの偽ニュースを信じた人々はみな損をした。(要約)
消されて無くなった → http://www1.president.go.kr/forums/144684
青瓦台のHP → http://www.president.go.kr/
「せいがだいがみた、ことしのはつゆめ」の作文ですかね。
冬休みの宿題で、出されたやつ。
文大統領が7日に、演説するやつを、間違って先に発表しちゃったとか。