麻生太郎総理、「憲法改正なら4選覚悟せよ」

最近の「桜を見る会」騒動を受け、いくつかのメディアの世論調査では安倍政権に対する支持率の下落も見られるようですが、心なしか、以前の「もりかけ虚報事件」と比べれば支持率の低下は限定的です。結局は再びオールドメディアと特定野党の敗北に終わり、安倍政権は「史上最長内閣」として驀進していくでしょう。こうしたなか、どうやら麻生太郎総理が今月号の『文藝春秋』のインタビューに答え、「安倍総理が憲法改正をやるなら、総裁4選を辞さない覚悟が求められる」と述べたそうです。

安倍政権、史上最長に向け驀進中

安倍政権の連続在任日数は来年8月で史上最長に

安倍晋三総理大臣は11月20日、内閣総理大臣としての通算在任日数が桂太郎を抜いて史上最長となりました。また、来年8月24日まで在任すれば、「連続在任日数」でも佐藤榮作を抜いて史上最長政権となる見込みです。

これについて、具体的な数字で確認しておきましょう(図表1)。

図表1 歴代内閣総理大臣 連続在任日数・通算在任日数
総理大臣と連続在任期間連続日数通算日数
佐藤 榮作(1964/11/09~1972/07/07)2798日2798日
安倍 晋三(2012/12/26~2019/12/10)2541日2907日
吉田 茂(1948/10/15~1954/12/10)2248日2616日
小泉 純一郎(2001/04/26~2006/09/26)1980日1980日
中曽根 康弘(1982/11/27~1987/11/06)1806日1806日
桂 太郎(1901/06/02~1906/01/07)1681日2886日
池田 勇人(1960/07/19~1964/11/09)1575日1575日
伊藤 博文(1882/08/08~1886/08/31)1485日2720日
岸 信介(1957/02/25~1960/07/19)1241日1241日
桂 太郎(1908/07/14~1911/08/30)1143日2886日

(【出所】首相官邸HPより著者作成。ただし、安倍総理の在任日数は本日までとして計算)

もっとも、安倍総理の「自民党総裁」としての任期は、2021年9月まで残っています。

仮に2021年9月15日まで総理を務め上げるとすれば、通算在任日数は3552日、連続在任日数は3186日と、どちらも堂々の史上最長政権となります。

もりかけ桜:懲りないオールドメディアと野党の面々

最近だと、一部オールドメディアの世論調査では例の「桜を見る会」関連の虚報の影響によって、政権支持率が低下し始めているようですが、それでもオールドメディア自身が過去の「もりかけ騒動」で倒閣に失敗したためでしょうか、支持率の下がり方も(今のところは)限定的です。

おそらく、よほどのことがなければ安倍政権が倒れることはないでしょう。

「もりかけ騒動」のときもそうだったのですが、オールドメディアや特定野党が揚げ足取り系のスキャンダルで騒げば騒ぐほど、一時的に政権支持率を引き下げるのには成功したとしても、彼ら自身にとって「ブーメラン」として跳ね返ってしまいます。

たとえば、「もりかけ騒動」がピークだった2017年7月、主要メディアの内閣支持率調査では、ニコニコ動画のものを除いて、軒並み政権不支持率が支持率を上回る、という椿事が発生しました(図表2)。

図表2 主要メディアの世論調査(2017年7月)
媒体支持不支持
読売新聞(7/7~9)36%52%
朝日新聞(7/8~9)33%47%
毎日新聞(7/22~23)26%56%
日経・テレ東(7/21~23)39%52%
NHK(7/7~9)35%48%
共同通信(7/15~16)35.8%53.1%
産経・FNN(7/22~23)34.7%56.1%
ニコニコ動画(7/20)51.7%24.1%

(【出所】当時の各メディア報道より著者作成)

しかし、その直後、2017年9月に衆議院が解散されるやいなや、当時の最大野党だった民進党がなぜか「自爆スイッチ」を押して空中分解(『自爆スイッチを押した前原の「敵前逃亡」』参照)。

いっそのこと「桜解散」などはいかが?

当時の民進党は紆余曲折を経て、現在は立憲民主党と国民民主党とその他勢力などに分裂し、集合離散を繰り返している惨状です(ちなみに立憲民主党と国民民主党が再合流するならば、党名は「ともに民主党」を名乗られてはいかがでしょうか?)。

なにより、オールドメディアが一生懸命、「もりかけ」虚報を煽ったにも関わらず、肝心の2017年10月の衆院選、2018年9月の自民党総裁選、2019年7月の参議院議員通常選では、いずれも安倍総理(あるいは安倍総理率いる自民党)がまずまずの勝利を収めています。

このこと自体、オールドメディアが「もりかけ騒動」以降、顕著に社会的影響力を失っていることの、何よりの証拠ではないでしょうか。

いずれにせよ、安倍政権がどこかのタイミングで「桜解散」などに踏み切れば、それはそれで面白い結果になるのではないかと感じた次第です。

麻生太郎総理の存在感

安倍・麻生連立政権

では、なぜ安倍晋三政権がここまで長続きしたのでしょうか。

これについては諸説あります。

いわく、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の各元・前首相が、能力的にも人間的にもあまりに愚劣過ぎたからだ。

いわく、安倍総理が第一次政権の失敗を痛切に反省し、慎重な政権運営に努めたからだ。

いわく、倒閣を図った特定野党やオールドメディアの戦術があまりにも稚拙すぎ、特定野党とオールドメディアが国民に見捨てられたからだ。

これらはいずれも部分的には正しいと思いますが、本質ではないと思います。

おそらく、安倍政権が「もりかけ虚報問題」に代表されるさまざまな政権危機を乗り切り、現在でも安定した政権運営をしているのは、麻生太郎総理の存在が大きいのではないでしょうか。

麻生総理は、現在は「副総理兼財相」として安倍政権に入閣していますが、2008年9月、リーマン・ブラザーズの経営破綻直後に政権を担い、2009年8月の「政権交代偏向報道選挙」によって自民党が多数を失い、野党に転落した責任を負わされた人物でもあります。

実際、『文藝春秋「失敗が安倍晋三を育てた」に見るリーダー論』でも報告したとおり、雑誌『文藝春秋』によれば、安倍総理は麻生政権が短命に終わった理由を、自身の政権が短命に終わったことの後遺症と位置付けています。

文藝春秋「失敗が安倍晋三を育てた」に見るリーダー論

このことから、安倍総理が麻生総理に対し、かなり「申し訳ない」という思いを抱いているであろうことは想像に難くありませんし、実際、第二次安倍政権発足後は、安倍、麻生両総理がまるで「連立政権」のようにうまく組み合わさって政権運営がなされてきたのではないかと思います。

あるいは、麻生太郎総理の存在が安倍晋三総理にとっての「精神安定剤」のようなものになっているのかもしれませんね。

麻生「財相」の実績は落第点?

もちろん、麻生総理の7年間の「財相」としての実績には、正直、疑問符が付きます。やはり最大の問題点は、2014年4月と2019年10月、2回にわたって消費税の増税を強行したことにあるのですが、それだけではありません。

麻生「財相」は財務官僚の代理人として、国債発行残高を抑制し、日本経済が必要としている財政出動を拒んで来た張本人でもあるからです。

麻生総理は普段、「金融商品の世界において、誰かの資産は誰かの負債である」、「『国の借金』は問題ではない」などといった、ごくあたりまえの主張をしていて、決しておかしなことを述べているわけではありません。

しかし、麻生総理の「言行不一致」ぶりは酷く、正直、「財相」としての実績は落第点に等しいでしょう。

もっとも、これを「落第点だ」と批判するのはたやすいのですが、やはり何らかの理由があるように思えてなりません。それは、わが国の内閣総理大臣の権力基盤が「二正面作戦」を展開することができるほど強固ではない、という点にあるのではないでしょうか。

では、安倍・麻生連立政権の最大の目的は、いったい何なのでしょうか。

安倍総理は昨日の記者会見で、「東京五輪、大阪万博を控えた絶好のタイミングにあって、その先には憲法改正がある」と述べました。

安倍内閣総理大臣記者会見(令和元年12月9日付 首相官邸HPより)

おそらく、麻生総理の狙いを忖度(そんたく)して最大限好意的に解釈するならば、安倍総理にとっての最大の宿願は改憲であり、そのためには財務省という「最大級の国民の敵」から安倍総理を守るために、麻生総理は自身が「悪役」になっているのではないか、という気がします。

文藝春秋に麻生総理のインタビュー記事

こうした見方の証拠が、ウェブサイトで発見した、次の記事です。

麻生太郎副総理79歳が「安倍4選の可能性」に初めて言及!/「安倍総理が本気で憲法改正をやるなら……」(2019年12月9日付 文春オンラインより)

これは、『文藝春秋』2020年1月号に掲載されているという、麻生太郎総理のインタビューの紹介記事です。麻生総理はインタビューで、「安倍総理が憲法改正をやるなら総裁4選を辞さない覚悟が求められる」として、次のように述べたのだとか。

衆院選、参院選と国政選挙に6連勝した安倍政権が憲法改正をやらなかったら、いつやるのか。もっとも、残り2年を切った総裁任期で、憲法改正案を発議し、国民投票に持ち込むのは政治日程上、非常に厳しい。安倍総理が本気で憲法改正をやるなら、もう1期、つまり総裁4選を辞さない覚悟が求められるでしょうね

これは麻生総理から安倍総理に対する応援と見るべきでしょうか。

ただし、これは麻生総理にとっても非常にチャレンジングな発言です。

麻生総理はすでに79歳で、安倍総理が現在の自民党総裁としての任期を満了するころには、ちょうど81歳の誕生日を迎えます。また、仮に「安倍4選」となり、安倍総理の盟友として「安倍・麻生連立政権」が維持されるならば、麻生総理は80代で重要閣僚を務め続けることになりかねません。

まことに失礼ながら、安倍総理に「4選を覚悟せよ」と迫るということは、自身が「老骨」に鞭打って、2024年まで安倍総理を支えるという覚悟が求められる、ということではないでしょうか。あるいは、「安倍4選」となった場合には、麻生総理は今度こそ豹変し、一気に「財務省をぶっ壊」してくれるのでしょうか。

安倍政権の不安要因

麻生総理が安倍総理にとっての「精神安定剤」であるだの、現在の安倍政権が実質的には安倍・麻生両総理による「連立政権」だのといった表現をするウェブ評論サイトは、ほかにあまりないと思いますが、個人的にはさほど見当違いでもないとは思っています。

そして、本稿の見立てが正しければ、もし安倍政権に「不安要因」があるとすれば、それは麻生太郎総理の健康状態ではないでしょうか。

麻生総理、見た目には若々しいのですが、やはり年齢が年齢だけあって、安倍総理が仮に自民党総裁として4選されたとしても、それ以降は安倍政権に入閣しないという可能性も否定できません。

そうなれば、財務省に対する「抑え」が利かなくなり、政権がダッチロールを始め、あえなく墜落してしまう、ということにもつながる可能性もあります。

いずれにせよ、麻生総理の「安倍4選」発言にどこまでの覚悟があるのかはわかりませんが、この『文藝春秋』、読んでみる価値はあるかもしれませんね(※もっとも、個人的には現在、少々多忙過ぎるので、書店に行けるとしても週末以降だと思いますが…)。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 愛読者 より:

    昼休みの限られた時間で詳細な記事は書けませんが,以下のURLをお読み下さい。
    https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191209/for1912090005-n3.html
    改憲より前に北朝鮮有事勃発の可能性が濃厚になってきた気がします。空爆の前に金正恩氏斬首作戦から入るのかもしれません。数日前のクーデターの話ともつながっています。北朝鮮情勢も韓国情勢も急展開する可能性があり,韓国経済を議論しているような段階ではなくなったかもしれません。日本も現憲法で有事に対応する必要に迫られるかもしれず,非常に難しい局面が予想されます。杞憂だといいのですが。

    1. 匿名 より:

      クーデターのニュースは過去の米朝緊張時にも確かありましたので、急な展開はないと思います。

    2. だんな より:

      愛読者さま
      遅かりしか、リンク切れてました。
      私は、北朝鮮有事を悪い事とは思いません。
      現状の北朝鮮体制が、続いて日本に良い事はないと思います。米朝協議が難しい現在、日朝協議はより難しいと思います。
      北朝鮮有事では、韓国にも確実に被害が出ます。
      韓国経済を焦土化するには、一番簡単な方法です。

      1. 愛読者 より:

        勘違いしないでほしいのは,半島有事は対岸の火事ではなく,日本にも被害が及ぶ可能性が少なくない重大インシデントです。
        人は,これまで経験したことのないような重大な危険が目の間に迫っているとき,現実を無視したり過小評価する正常性バイアスが働いて,そのまま命を落としてしまうことがあります。また,別の話ですが,10年前の原発事故の際,放出された放射性物質について正確な情報を流さず「直ちに命に影響はない」という報道を繰り返し,NHKまでもが放射線量に関して意図的にウソの情報を流していました。報道結果についての責任が取れない,とか,自己保身本能が働くのでしょうか。
        芸能スキャンダルネタなんかだと怪しい未確認情報でも流してしまうのに,場合によると数百万人の人命にかかわるような重大な事態には,確実な情報の裏付けが取れるまでは報道できない,あるいは,報道は控えよう,となりがちです。
        お昼に紹介した加賀孝英氏の韓国・北朝鮮情勢の記事に関しては「加賀孝英は過去に誤報を流したことがあり信頼性が低い」と思う人も多いのか,WEBではあまり相手にされていないようです。大手マスコミが取り上げるには,裏付けが取れないので報道できない,あるいは,問題が深刻すぎて報道できないとか,何かあるのでしょう。未確認情報だとしても,あり得る話に見えるので,今後の米軍情報には最大の関心を払う必要があると思います。
        日本時間12日午前5時から米国の要請で国連安全保障理事会が開かれ,北朝鮮が一線を越えた場合の対処などが話し合われた際,中露がどう出るか,今後の展開も注視すべきです。他の人の投稿から見ると,軍事力行使とか斬首作戦とかは,単なるアメリカの脅しにすぎない,と考える人も多いようです。
        北朝鮮を口実に東シナ海に米空母を展開して,香港問題を牽制したいのだ,と分析する人もいました。
        でも,アメリカ大統領選挙とアメリカ世論を考えると,北朝鮮放置はトランプ氏にとってマイナス要因になるようにも思われます。
        個人的には,文在寅氏に対する韓国検察の動きは,もしかすると,文在寅排除のためにアメリカが情報をリークして検察を動かしているんじゃないか,とか,ついつい想像してしまいす。私自身,確実な分析はできませんが,いずれにせよ,金正恩氏,文在寅氏いずれもが,非常に大きなプレッシャーを受ける状況に追い込まれていることは確かだと思います。長年投資をしていると個別銘柄の株価暴落くらいは何度も経験していて,危機管理に非常に敏感になります。一応,半島有事の可能性も考えて,ポートフォリオを組み替えました。

        1. だんな より:

          愛読者さま
          日本にも影響があるのは、承知しています。
          北朝鮮への空爆を先送りしても、問題を先送りするだけです。
          影響の結果として、日本人の意識が、安全保障はタダでは無い、自国で自国を守れないといけないと、変化することを期待したいです。
          勿論、備え有れば憂い無しです。

    3. epicurian より:

      愛読者様

      狩野氏のスクープは現実化された試しが無いように思います。
      究極的な論考が多いようなので、直前にギリギリで回避されたという可能性もあるでしょうが。

      韓国、北朝鮮共にいろいろな意味で破綻は避けられそうになく、
      或いは片方だけの破綻だと処理がややこしいので、米国は同時破綻に向け微妙なハンドリングをしているのかも・・・

      単なる酒酔いの妄想ですが.

  2. evgeny より:

    更新有難うございます。毎日読ませていただいております。
    『麻生総理は自身が「悪役」になっているのではないか、という気がします』
    そこまでの発想はできませんでした。視点を提供いただきました。財務省最強とは思います。あの文科省でさえ「加計学園」であそこまで抵抗したのですから、消費税で敵に回すのは難しい、と思います。

  3. 定期購読者 より:

    安倍総理が長続きしているのは他に良さそうな人が居ないからという感じがしますね…。海部元総理に近い印象があります。
    石破さんとか総理はちょっと不安です。
    あとトランプ大統領に顔が利くのも良いところ。
    4選行くのではないでしょうか。

    1. 匿名 より:

      私も消極的支持が大半ではないかと想像しております。
      また、現在の世界は厄介な指導者ばかりですので、何とか足元をすくわれないよう難しい舵取りができるのは安倍総理だけだと思います。

      戦国時代ではありませんが、よくも同じ時代にかような曲者ばかりが集まった。

    2. りょうちん より:

      >石破さんとか総理はちょっと不安です。

      あれ?同じ記事で

      https://www.moeruasia.net/archives/49656872.html

      >一方で、「ポスト安倍」を巡るレースが本格化しているのも事実だ。
      >麻生氏はインタビューで「ポスト安倍」の条件を次のように明かしている。

      >「大前提として、『党を出たり入ったりしていない』こと。自民党も良い時ばかりではないのだから、そういう時は耐えなくちゃならないのに、みっともないのがいるじゃない。すぐ良い方へ行きたがる人。この人たちは、全く筋が通っていないと思います。私の眼中にはありませんな」

      って言ってませんでした?w

    3. とある福岡市民 より:

      2003〜04年頃の世論調査でも「他にいい人がいないから」という消極的な理由で小泉総理を支持した人が多かったですね。

      しかしそろそろ後継者となり得る人が出てこないとまずいですね。もし安倍総理の持病が再燃したり、別の急病や事故に見舞われたとしたら、誰が後を引き継ぐのでしょう。
      佐藤栄作総理が総裁4期目を務めた時代は「三角大福」の四名が次期有力候補でしたが、いずれも総理総裁に足る大物でした。仮に安倍総理が4期目を務めたとしても、「三角大福」の誰か一人に匹敵できる人が出てこないと自民党のみならず、日本にとっても困ります。だって野党の代表、特に旧民主系にはろくな人がいませんし、出る気配もありませんから。

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    現役・元閣僚或いは派閥領袖クラスで宴席で一番楽しい(盛り上がる)のは、麻生副総理が主賓の時らしいです(番記者、ジャーナリスト、文筆家、政治家等)。

    そりゃそうでしょう。財閥をバックに、幅広い交友関係を持ち、座を白けささないようにする話術は抜群だと思います。

    ただ、私が心配なのは、葉巻(ハバナ産シガー)を燻らすこと!アレは身体に悪いヨ〜。肺には入れず、喉迄で止めて排気するのが良いとか。安倍総理4選で、改憲行なうなら、麻生副総理も節煙か禁煙して欲しいなぁ〜(笑)。

    安倍総理にとっての宿願は改憲です。それには財務省という国民の敵から安倍総理を守るために、麻生総理は自身が「悪役」になっても庇う気だろう。

    ここまで来たら、いつ衆議院解散しても勝てる。「安倍・麻生連立内閣」と揶揄されようが構わない。実際そうなんだから。

    野党など立民と国民は離合集散、日本共産党とも会派を一致させるかもしれない。でも共産党以外は、議員数は今の半分くらいに落ちそうです。

    次の国会には是非改憲の提案をお願いしたい。

    1. とある福岡市民 より:

      めがねの親父様
      麻生副総理はむしろハバナ産葉巻を愛する方がらしくていいと思います。祖父・吉田茂もハバナ産葉巻を愛していたのですから。

  5. 名無し親父 より:

    新宿会計士様、記事の更新有難うございます。

    韓国が北朝鮮の軍事接境地域に配備されている韓国軍の解体・移転を実行するようです。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191210-00080059-chosun-kr

    >韓国政府の「国防改革2.0」に基づいて軍部隊の解体や移転が予告された江原道鉄原・華川・楊口・麟蹄・高城など「接境地域」では、危機感が高まっている。<

    統一朝鮮化に向け着々と準備中ということでしょうか。
    憲法改正は急がないといけない状況なのではないでしょうか。

  6. 新茶狼 より:

    タイトル含め、文中に頻繁に出てきます。

    麻生総理⇒麻生副総理

    まだ読んでませんが、次の記事も?

    さて、安倍さんにとって麻生さんは心落ち着ける人、頼れる話し相手ということなんでしょうね。
    政策云々は置いといてですが…

    1. より:

      新茶狼様

      はじめまして。
      麻生「総理」については、総理大臣経験者の中で新宿会計士様が
      尊敬に値すると思う人物については、あえて「総理」と呼称することがある。
      と、過去記事で書かれていた覚えがあります。

      1. 新茶狼 より:

        鴉 様

        コメントありがとうございます。

        >総理大臣経験者の中で新宿会計士様が
        >尊敬に値すると思う人物については、あえて「総理」と呼称する

        あ、そうでしたか。であれば了解です。

        Web主さん、あえての呼称だったのですね、申し訳ありません。

  7. 匿名 より:

    麻生は消費増税も果たしたし、この辺で潔く引退したらいいんじゃないのかね

    1.   より:

      短絡的ですねぇ
      麻生氏に居座られては困るお隣の国の人かな?

  8. 匿名 より:

    「憲法改正なら4選覚悟せよ」、、そのような短期間では無理だと思う。反日左翼メディアに洗脳されてる人はまだまだ多い。イージスアショアでさえ、、イージス艦を本来の任務に集中させるために必要なのに、各種デマの影響で不必要であると認識している人も多い。今の雰囲気だと憲法改正は出来ないし、間違いなく失敗すると思う。竹島は日本固有の領土であることの認知度は77.7%だったという内閣府の発表も合わせて考察すると、各種政策における政府や政権与党の発信が足りていないことは明らかです。失敗したらすべて終わりなので、慎重に進めて欲しい。

    1. 阿野煮鱒 より:

      残念ながら同意せざるを得ません。

      > 各種政策における政府や政権与党の発信が足りていないことは明らかです。

      現政権に限りませんが、情報発信の下手さは自民党の宿痾ですね。左翼政党は口だけは上手いし、マスコミが助けてくれるので国民を簡単にだませます。

      政治家が安易に発言すると思わぬ所から足をすくわれたり、部分的に切り取られて意図的にねじ曲げられたりしますので、口が固くなるのはわかりますが、ライターを雇うなり、広告代理店を使うなりして、もっと国民に語りかけて欲しいです。

  9. 阿野煮鱒 より:

    ご多忙な中、記事の更新ありがとうございます。

    私は、第二次安倍内閣が長期政権となっていることの立役者は、 菅義偉・内閣官房長官の存在も大きいと思います。

    もちろん麻生総理()は安倍総理にとって頼もしい存在であることは疑いようがありません。財務大臣兼副総理という特別なポジションで閣僚に迎え入れていることで、いかに安倍総理が麻生さんを信頼し頼りにしているかがわかります。

    ただし、政治家としての華はあっても、発言が誤解されやすい麻生総理()と安倍総理のコンビだけではぐらつきかねないところ、盤石の安定感のある菅官房長官が引き締めているように思われます。

    かつて麻生さんの講演を聴きにいったことがありました。その時の彼は財務大臣ではなく「国債は政府の借金だが、貸しているのは国民だ」「カネはいくらでも刷ればいいんだ」と断言していました。財務大臣就任後の消費増税に関する彼の発言は、立場が言わしめているのか、変節して本気で言っているのか、胸中はわかりませんが、私は前者だと思っています。

    その意図が、サイト主様の推測どおりなのか、他に何か企むところがあるのか、これも不明ですが、私は彼を信じ、断腸の思いでポジショントークをしているものと推察しております。

  10. りょうちん より:

    >もちろん、麻生総理の7年間の「財相」としての実績には、正直、疑問符が付きます。

    ifの世界なんですが、麻生財務大臣でなかったら、実は財務省宦官^H僚は後漢の十常侍のようにもっと日本にダメージを与える政策を実行していたのかもという可能性はw

    1. 阿野煮鱒 より:

      No balls no grit.
      All work and no balls makes Jap a dull boy.

  11. だんな より:

    昨日安倍首相の会見を聴きました。
    日本の将来にビジョンが有る事を、感じました(良い、悪いは別として)。
    日本の景気や、失業率が悪くならない限り、4選でも国民の過半数は受け入れると思います。
    石破氏は、総理大臣にしてはいけません。国が滅びます。

  12. 名無しで失礼します より:

    消極的自民支持の私としては
    「改憲は私の手で?・・って、今更遅くね?」とツッコみたいです。
    議論を避ける特定野党も大概ですが、桜を見てるだけの朝日毎日は即廃刊しろと。
     
    もう、この国は手遅れかもしれない。私にできることはやりますが。

  13. ミナミ より:

    失礼ですが、麻生氏はそんな良いもんじゃないでしょう。
    やってる事から検証すれば、財務省のパペット、経済オンチ、
    本当に消費増税が将来の日本の財政の安定の為に良い、
    だからするべき事だと思っているとしか考えられません。

    麻生氏の「本心」とか「豹変」とか、それはそういうものがある筈だという願望じゃないでしょうか?
    物事を見る時に願望が混じると、現実から程遠いものとなります。
    この次の記事の様に麻生氏には評価すべき面があるのも間違いないですが、
    経済政策面、特に消費増税では、増税の推進者、主役というのが現実だと思います。

  14. 匿名 より:

    自分は小泉さんが郵貯民営化バカだったように安倍さんは元々改憲バカで、第二次安倍内閣は安倍内閣の仮面をかぶった第二次麻生内閣だと思ってました。異次元緩和もインド太平洋戦略も麻生さんのものですしね。それに色々なところとバランスをとれる人だと思います。もちろん足して二で割る感が強いのも確かですが、そのへんがいきなり靖国参拝しちゃう直情型の安倍さんを補っている感じ。逆に麻生さんが矢面に立つと揚げ足取りで叩かれまくって何もできなくなるところを安倍さんが弾除けになる、というかヘイトを引き受けることによって麻生さんが自由に動けるようにしてきた。実際朝日とかが第二次内閣初期から安倍叩きを必死にやってるのをみて、どこ狙ってんだと思ってましたし。ただ、その後球切れ感が強くなってきたところに2000万円レポート撤回以降は何やってんすかって感じですが。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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