中国向け輸出低迷 韓国の輸出が12ヵ月連続で不振に
昨日は日曜日であるにも関わらず、韓国政府・産業通商資源部が2019年11月の輸出入動向の速報値を公表。これによると、韓国の輸出高は12ヵ月連続で前年同月比割れとなり、貿易黒字も大きく減少している模様です。ただし、これについて、韓国メディアあたりから「日本の輸出規制(※輸出管理適正化措置を韓国側が悪意を持って呼称するときの表現のこと)」と絡めた議論が出てくるかもしれませんので、あらかじめ申し上げておきますが、おそらく今回の韓国の輸出高急減は、中国に対する輸出高の減少によって、かなりの部分、説明が付くようなのです。
2019/12/02 11:00追記
「農家の三男坊」様から、
「373億9153億ドルと、前年(654億7513万ドル)と比べてじつに75%も減少」は「43%」の誤りではないか
という趣旨のご指摘を頂きましたので、記事を修正しております。「農家の三男坊」様、ご指摘大変ありがとうございました。
目次
韓国の貿易統計
韓国、12ヵ月連続で輸出減
韓国政府の「産業通商資源部」は昨日、2019年11月の輸出入動向(速報値)を公表しました。
これによると、2019年11月は貿易収支自体は33.7億ドルで94ヵ月連続の黒字だったものの、輸出高が前年同月比14.3%減の441.0億ドル、輸入高が13.0%減の407.3億ドルと低迷したようです(図表1)。
図表1 韓国の2019年1月から11月までの輸出入動向(カッコ内:前年同月比)
月 | 輸出 | 輸入 |
---|---|---|
1月 | 461億7677万ドル(▲6.19%) | 451億7677万ドル(▲1.53%) |
2月 | 394億8415万ドル(▲11.32%) | 366億8415万ドル(▲12.24%) |
3月 | 470億0459万ドル(▲8.39%) | 419億0459万ドル(▲6.48%) |
4月 | 488億0677万ドル(▲2.09%) | 449億0677万ドル(+2.97%) |
5月 | 457億1288万ドル(▲9.81%) | 436億1288万ドル(▲1.78%) |
6月 | 440億3587万ドル(▲13.79%) | 401億3587万ドル(▲10.86%) |
7月 | 460億8412万ドル(▲11.05%) | 437億8412万ドル(▲2.63%) |
8月 | 440億7783万ドル(▲13.88%) | 424億7783万ドル(▲4.26%) |
9月 | 447億2137万ドル(▲11.71%) | 387億2137万ドル(▲5.59%) |
10月 | 467億3700万ドル(▲14.81%) | 413億3700万ドル(▲14.61%) |
11月 | 440億9800万ドル(▲14.34%) | 407億9800万ドル(▲12.99%) |
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
…。
いかがでしょうか?
惨憺たるありさまですね。
輸入については4月に前年同月比プラスとなっているほか、前年同月比で一桁減に留まっている月もちらほらあるのですが、輸出に関しては1月と4月を除いてすべて前年同月比で二桁減です。
また、厳密には2018年12月の輸出高も前年同月比マイナスだったため、韓国の輸出高がマイナスとなるのは、じつに12ヵ月連続、というわけです。
- 2018年12月…輸出高:482億0679万ドル(前年同月比▲1.70%)
貿易収支は75%も減少!
次に、図表1をもとに、貿易黒字から貿易赤字を引いて出した貿易収支についても検討しておきましょう。
これについて前年同月比でみると、3月以来9ヵ月連続で前年同月比マイナスとなっていて、かつ、1月から11月までの累計値で見ると373億9153億ドルと、前年(654億7513万ドル)と比べてじつに75%43%も減少した計算です。
参考:2019年1月から11月までの貿易収支と前年同月比増減
- 1月…10億7134万ドルの黒字(▲68.64%)
- 2月…28億6814万ドルの黒字(+2.38%)
- 3月…50億1780万ドルの黒字(▲21.74%)
- 4月…38億1486万ドルの黒字(▲38.03%)
- 5月…20億4747万ドルの黒字(▲67.13%)
- 6月…39億2409万ドルの黒字(▲35.45%)
- 7月…23億4730万ドルの黒字(▲65.95%)
- 8月…16億0875万ドルの黒字(▲76.41%)
- 9月…59億8179万ドルの黒字(▲37.80%)
- 10月…53億4100万ドルの黒字(▲16.28%)
- 11月…33億6900万ドルの黒字(▲27.88%)
- 2018年1月~11月の累計…654億7513万ドル
- 2019年1月~11月の累計…373億9153億ドル(▲42.89%)
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
輸出高よりも貿易収支の方が大きく落ち込んでいるということは、韓国に対し、より多くの貿易黒字をもたらしていた「上顧客」に対する輸出が低迷していることの有力な証拠ですが、懸念はそれにとどまりません。
現在まで辛うじて韓国は貿易黒字を維持しているものの、今後、「上顧客」への輸出の落ち込みが大きければ、他の国に対する輸出が堅調だったとしても、あっという間に貿易赤字に転落してしまう可能性がある、ということでもあります。
長期的なトレンド:半導体好況の終焉?
もっとも、今年の貿易収支の落ち込みが大きかった理由は、そもそも昨年までの貿易黒字が大きすぎ、その反動が生じた、という可能性もあります。「半導体好況の終焉」が原因でしょうか?
韓国の輸出入のトレンドとその差額(つまり貿易収支)について、この10年ほどのトレンドでも見ておきましょう(図表2)。
図表2 韓国の貿易収支のトレンド
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
また、図表2を年間で集計し直した数値が、次の図表3です。
図表3 韓国の直近10年間の貿易収支(※2019年は11月まで)
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
とくに貿易黒字については、2017年の952億1613万ドルをピークとして、その後は一貫して減り続けており、この減り方が続けば2020年末から2021年にかけて貿易赤字が常態化する、という事態も生じるかもしれません(※ただし、あくまでも「この減り方が続けば」、ですが)。
ほとんど日中で説明可能
主な輸出相手国・輸入相手国
ただ、どうして韓国の輸出高や貿易黒字が低迷しているのかについて考えるためには、前提として、韓国の輸出入についてはどの国の比重が大きいのかについて把握しておく必要があります。
これについて、同国の貿易相手国を大きい順番に並べると、だいたい輸出、輸入ともに、中国、米国、日本、といった順番です(図表4。ただし、近年では香港向けの輸出高が日本向けの輸出高を上回ることもあります)。
図表4 韓国の貿易に占める日米中のシェア(※輸入についてはマイナス表示)
(【出所】韓国銀行データダウンロードサイトのデータをもとに著者作成)
ここで、数字から見た「韓国の輸出入の動向」とは、ざっくりいえば、
- 資源国(おもに中東)から石油などの資源を買ってくる
- 資本財産出国(おもに日本、ドイツ)から資本財を買ってくる
- 加工品を中国、香港、米国、EUなどに輸出する
という、非常にシンプルなものだと考えれば良いでしょう。
中国との貿易が一番大事
以上を踏まえたうえで、図表1、図表2を中国について書き換えてみましょう(図表5、図表6)。
図表5 韓国の2019年1月から11月までの対中輸出入動向(カッコ内:前年同月比)
月 | 輸出 | 輸入 |
---|---|---|
1月 | 108億3660万ドル(▲19.02%) | 103億3660万ドル(+12.89%) |
2月 | 95億3283万ドル(▲17.27%) | 65億3283万ドル(▲13.37%) |
3月 | 114億4368万ドル(▲15.71%) | 88億4368万ドル(+4.65%) |
4月 | 124億3133万ドル(▲4.63%) | 97億3133万ドル(+12.28%) |
5月 | 110億1513万ドル(▲20.48%) | 99億1513万ドル(+7.15%) |
6月 | 104億2327万ドル(▲24.55%) | 86億2327万ドル(▲0.69%) |
7月 | 114億4274万ドル(▲16.61%) | 93億4274万ドル(+5.86%) |
8月 | 113億1163万ドル(▲21.46%) | 83億1163万ドル(▲2.53%) |
9月 | 114億1433万ドル(▲21.77%) | 81億1433万ドル(+3.88%) |
10月 | 122億6400万ドル(▲16.95%) | 92億6400万ドル(▲7.50%) |
11月 | 118億9800万ドル(▲12.25%) | 89億9800万ドル(▲9.00%) |
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
図表6 韓国の対中貿易収支のトレンド
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
ついでに、対中貿易収支の推移についても並べておきましょう。
参考:2019年1月から11月までの対中貿易収支と前年同月比増減
- 1月…4億9930万ドルの黒字(▲88.18%)
- 2月…29億5021万ドルの黒字(▲24.82%)
- 3月…26億4039万ドルの黒字(▲48.87%)
- 4月…26億3973万ドルの黒字(▲38.82%)
- 5月…10億7229万ドルの黒字(▲76.55%)
- 6月…17億7017万ドルの黒字(▲65.30%)
- 7月…20億5409万ドルの黒字(▲57.66%)
- 8月…30億0142万ドルの黒字(▲48.92%)
- 9月…32億1816万ドルの黒字(▲51.97%)
- 10月…30億4800万ドルの黒字(▲36.55%)
- 11月…29億3300万ドルの黒字(▲20.87%)
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
そして、韓国の輸出高の減少額と、対中輸出の減少額を比べ、両者の比率を出してみると、韓国の輸出高、貿易収支が悪化している大きな原因は、半分以上が「対中輸出高の減少によるもの」と考えられるのです(図表7)。
図表7 韓国の輸出高減少における中国の寄与度
月 | 輸出の前年同月比 | うち、中国の増減と比率 |
---|---|---|
1月 | ▲30億4452万ドル | ▲25億4471万ドル(83.58%) |
2月 | ▲50億3938万ドル | ▲19億8984万ドル(39.49%) |
3月 | ▲43億0535万ドル | ▲21億3299万ドル(49.54%) |
4月 | ▲10億4346万ドル | ▲6億0364万ドル(57.85%) |
5月 | ▲49億7487万ドル | ▲28億3677万ドル(57.02%) |
6月 | ▲70億4350万ドル | ▲33億9097万ドル(48.14%) |
7月 | ▲57億2614万ドル | ▲22億7849万ドル(39.79%) |
8月 | ▲71億0262万ドル | ▲30億8989万ドル(43.50%) |
9月 | ▲59億2884万ドル | ▲31億7620万ドル(53.57%) |
10月 | ▲81億2331万ドル | ▲25億0304万ドル(30.81%) |
11月 | ▲73億8153万ドル | ▲16億6076万ドル(22.50%) |
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
韓国の輸入減は日本からの輸入減で説明が付く
さて、図表7は輸出高の増減に関する図表ですが、輸入高の増減についてチェックするうえで、カギとなるのは日本との貿易高です。
まず、日本についても図表1、図表2を書き換えておきましょう(図表8、図表9)。
図表8 韓国の2019年1月から11月までの対日輸出入動向(カッコ内:前年同月比)
月 | 輸出 | 輸入 |
---|---|---|
1月 | 26億1767万ドル(+1.31%) | 40億1767万ドル(▲9.75%) |
2月 | 22億9651万ドル(▲6.12%) | 38億9651万ドル(▲15.67%) |
3月 | 22億6136万ドル(▲13.14%) | 43億6136万ドル(▲17.45%) |
4月 | 22億7788万ドル(▲8.25%) | 46億7788万ドル(▲6.27%) |
5月 | 25億3387万ドル(+0.80%) | 37億3387万ドル(▲15.99%) |
6月 | 22億6384万ドル(▲12.22%) | 38億6384万ドル(▲12.80%) |
7月 | 25億4171万ドル(▲0.02%) | 42億4171万ドル(▲8.36%) |
8月 | 22億4890万ドル(▲6.67%) | 38億4890万ドル(▲8.18%) |
9月 | 23億2063万ドル(▲6.01%) | 38億2063万ドル(▲8.61%) |
10月 | 23億8000万ドル(▲13.91%) | 38億8000万ドル(▲23.26%) |
11月 | 24億1200万ドル(▲10.91%) | 35億1200万ドル(▲18.47%) |
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
図表9 韓国の対日貿易収支のトレンド
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
参考:2019年1月から11月までの対日貿易収支と前年同月比増減
- 1月…14億3024万ドルの赤字(▲24.78%)
- 2月…15億0951万ドルの赤字(▲26.97%)
- 3月…20億5301万ドルの赤字(▲21.72%)
- 4月…23億5197万ドルの赤字(▲4.27%)
- 5月…11億8145万ドルの赤字(▲38.10%)
- 6月…16億1673万ドルの赤字(▲13.61%)
- 7月…16億6029万ドルの赤字(▲18.74%)
- 8月…16億3707万ドルの赤字(▲10.19%)
- 9月…15億0032万ドルの赤字(▲12.37%)
- 10月…14億3600万ドルの赤字(▲34.97%)
- 11月…11億1200万ドルの赤字(▲31.14%)
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
報道によれば、韓国の国を挙げた日本に対する不買運動が始まったのは7月ごろだそうですが、これらの図表から明らかなとおり、この「不買運動」とやらが始まる前から、日本からの輸入額については減少の一途をたどっていたことがわかります。
実際、韓国の輸入高の減少額と、対日輸入の減少額を比べ、両者の比率を出してみると、韓国の輸入高、貿易収支が悪化している大きな原因は、半分以上が「対中輸出高の減少によるもの」と考えられるのです(図表10)。
図表10 韓国の輸入高減少における日本の寄与度
月 | 輸入の前年同月比 | うち、日本の増減と比率 |
---|---|---|
1月 | ▲6億9990万ドル | ▲4億3731万ドル(62.48%) |
2月 | ▲51億0614万ドル | ▲7億0723万ドル(13.85%) |
3月 | ▲29億1105万ドル | ▲9億1177万ドル(31.32%) |
4月 | +12億9795万ドル | ▲3億0974万ドル(-23.86%) |
5月 | ▲7億9332万ドル | ▲7億0711万ドル(89.13%) |
6月 | ▲48億8838万ドル | ▲5億6969万ドル(11.65%) |
7月 | ▲11億8023万ドル | ▲3億8341万ドル(32.49%) |
8月 | ▲18億9170万ドル | ▲3億4639万ドル(18.31%) |
9月 | ▲22億9335万ドル | ▲3億6011万ドル(15.70%) |
10月 | ▲70億8462万ドル | ▲11億5682万ドル(16.33%) |
11月 | ▲60億7920万ドル | ▲7億9818万ドル(13.13%) |
(【出所】2019年9月までのデータは韓国銀行データダウンロードサイト、10月と11月のデータは韓国政府産業通商資源部『2019年11月の輸出入動向』)
すなわち、韓国の貿易統計については、
- 年初から対中輸出に急ブレーキがかかったこと
- 年初から対日輸入に急ブレーキがかかったこと
の2点が、客観的な事実として浮かび上がってくるのです。
不買運動は関係なし
以上、非常に数字が多い議論で恐縮だったのですが、結論的に申し上げるならば、現在、韓国で行われているとされる「ノージャパン運動」とやらはあまり大きなトレンドとして影響を与えておらず、むしろ、
- 中国に対する輸出高が、年初来、ずっと前年同月比割れとなっている
- 対中輸出の低迷が主要因となり、韓国の輸出高全体を押し下げている
- 日本からの輸入高についても前年同月比割れとなっている
という事実に照らすならば、こんな仮説が浮かびます。
「米中貿易戦争の結果、韓国の中国に対する輸出高に急ブレーキがかかり、必然的に、日本からの生産財や資本財の輸入にも急ブレーキがかかった。」
この推論が正しいのかどうかはわかりませんが、このように考えることで、少なくとも米中貿易戦争が激化したのが昨年暮れごろだったという事実とも整合しています。
(※余談ですが、最初に日本産のフッ化水素の輸出許可が下りなかったという事件が報じられた時期(2019年10月下旬から11月初旬)とも重なっているのは、単なる偶然でしょうか?)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ところで、韓国は主要国の中でもとくに貿易依存度が高い国として知られています(図表11)。
図表11 G7と中韓の貿易依存度(2016年)
国 | 輸出依存度 | 輸入依存度 |
---|---|---|
日本 | 13.1% | 12.3% |
韓国 | 38.0% | 31.4% |
中国 | 19.1% | 14.2% |
米国 | 7.8% | 12.1% |
英国 | 15.5% | 22.5% |
ドイツ | 38.5% | 30.5% |
フランス | 19.8% | 22.8% |
イタリア | 24.6% | 21.7% |
カナダ | 25.5% | 27.2% |
(【出所】総務省統計局『世界の統計2019』図表9-3)
その「成長エンジン」であるところの輸出に急ブレーキがかかっているというのは、非常に興味深い現象です。
『土曜日の「鈴置論考」と金融市場の急変の怖さ』でも紹介した、韓国観察者である鈴置高史氏の最新論考を読んだ直後に、こうした韓国の貿易統計を眺めると、何やら不気味でもあります。
いずれにせよ、当ウェブサイトとしては引き続き、「数字に基づいた議論」を大切にし続けていきたいと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「年初から対中輸出と対日輸入に急ブレーキがかかった」は、韓国から中国への輸出が減り、その為日本からの輸入が減ったと、言い換えることが出来ると思います。
米中貿易戦争で関税を掛け合ったのが、18年の7月からですから、半年のタイムラグが有ります。
私は、中国が韓国から買わずに、国内生産出来る物が、出来たのでは無いかと考えています。
韓国から中国への輸出で、大きく減少した品目を特定すれば、判断することが出来るはずです。
韓国からの輸出が一番減っているのは、半導体なので、中国向けの半導体輸出が減っているのも間違い無いと思うのですが、半導体の値下がりによるものなのか、数量そのものが減少しているかが、分かりません。
韓国の輸出減少は、国別では中国の影響で説明出来ますが、製品別で説明すると半導体と石油製品になると思います。そこの関連をうまく説明出来れば、中国が韓国から買わなくなった物が、分かると思います。
更新ありがとうございます。
韓国の輸出高、貿易収支が悪化している大きな原因は、半分以上が対中輸出高の減少によるもの。米中貿易戦争にやられてます。主力の中国が前年比-20%や-30%の輸出、輸入なら完全に抑え込まれてますね。制裁与奪を差し出したようなもんです。
それもまともな国が相手ならともかく、悪の巣窟、中国ですから。韓国の性というか、何回やられて奴隷になっても懲りない(笑)。助けてもコッチに火が付くだけだから、ほっとくしかない。
まったく、隣国からは目が離せませんね。
> 韓国の中国に対する輸出高に急ブレーキがかかり、日本からの生産財や資本財の輸入にも急ブレーキがかかった。
ご指摘の通りだと思います。米中貿易戦争の影響だけではなく、中国は韓国が作っている製品は既に国内で作ることができるようになっているのだと思います。ということは、今後は、日本は直接中国に素材や部品を輸出し、中国が中国国内で製品を作るようになり、今後、韓国製品が中国にだんだん売れなくなっていくのでしょう。対中貿易依存度の高い韓国にとっては影響は大きいと思います。
興味深い経済分析ありがとうございます。
論考の大勢に影響はないのですが、
>373億9153億ドルと、前年(654億7513万ドル)と比べてじつに75%も減少
は43%減ではないでしょうか?
韓国の貿易収支の前年対比は75.11%減ではなくて42.89%減ではないでしょうか?
もしくは、前年数値が違ってるのかもしれません。