今朝の『日韓議連会長さん、今すぐ韓国に抗議しないのですか?』でも予告しましたが、本稿では韓国メディアの報道に加え、昨日の菅義偉内閣官房長官の記者会見などをもとに、日韓GSOMIAに関しての現状と展望を振り返っておきたいと思います。結論的に言えば、日米韓それぞれの事情により、日韓GSOMIAの破棄を回避することは難しいと考えられますし、日韓GSOMIA破棄も究極的には日韓関係破綻のヒトコマに過ぎません。結局のところ、日韓GSOMIA破棄は既定路線です。そひて、これからの日本がやらねばならないこととは、①日韓関係の無秩序な破綻を避けつつも、②日韓関係がいつ破綻しても良いような準備を今から開始することではないでしょうか。
再び日韓GSOMIAが俎上に
ここ数日、再び『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』(いわゆる日韓GSOMIA)の破棄問題について、韓国政府や日韓メディアが盛り上がり始めているようです。
とくに、昨日韓国入りしたデビッド・スティルウェル米国務次官補を筆頭に、米国要人と韓国政府との接触が相次いでおり、米国としてはこれらの接触を通じ、在韓米軍の駐留経費負担や「開かれたインド太平洋戦略」などと並び、日韓GSOMIA破棄についても、全力で韓国側に再考を促しているようです。
たとえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)の次の記事によれば、最近のワシントンでは、米政界関係者は韓国の関係者との「すべての対話」で「GSOMIA終了決定に対する失望」と「中露北を喜ばせることになるという懸念」を表明しているのだとか。
米国は圧力、日本は余裕…GSOMIAで孤立する韓国(2019.11.06 08:01付 中央日報日本語版より)
「ありとあらゆるすべての対話」が日韓GSOMIA破棄決定に対する失望と懸念だ、というのもやや誇張めいたものを感じますが、ただ、米国側の空気はそれだけ韓国に対する失望で満ちている、ということではないでしょうか。
目立ってきた、日米の姿勢の違い
この点、手前味噌で恐縮ですが、当ウェブサイトでは韓国政府がGSOMIA破棄を決定した数日後の時点で、すでに「日韓GSOMIA破棄問題は、日韓問題ではなく米韓問題に化けた」と申し上げました(『もう日本は関係ありません、今後は米韓間で直接どうぞ』参照)。
こうした当ウェブサイトの観測が当たっていた証拠でしょうか、最近になって、日韓GSOMIAを巡る日米両国の姿勢の違いが明らかになって来ました。その証拠のひとつが、昨日午後の菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官の記者会見におけるやり取りです。
内閣官房長官記者会見(令和元年11月5日(火)午後)
会見の冒頭で、共同通信の記者が2回連続して、日韓GSOMIAについての日本政府の見解を尋ねましたが、このやりとりについて、菅長官の発言をできるだけ正確に文字起こししておきましょう。
日韓GSOMIAの継続に向けた米国側の努力に関する日本政府の見解は?(共同通信記者)
韓国政府による日韓GSOMIAの終了決定について、米国は累次の機会に韓国側に強い懸念と失望を表明するとともに、韓国に再考を促していると承知しております。これ以上の詳細については第三国間のやり取りでありますので、コメントすることは差し控えたいと思います。いずれにせよわが国としては、一貫した立場に基づき、引き続き韓国側に対し、賢明な対応を求めていきたいと思います。
日本政府がGSOMIA破棄について韓国側に翻意を促す考えは?(共同通信記者)
これまでもこの件については述べて来ましたとおり、この協定は安全保障分野における日韓間の協力と連携を強化し、地域の平和と安定に寄与してきた、このように認識しています。この観点から、先般の韓国政府による終了の通告は、現下の地域の安全保障環境を完全に見誤った対応と言わざるを得ず、きわめて遺憾に思っています。わが国としてはこのようなわが国の一貫した立場に基づき、引き続き韓国側に賢明な対応を求めていきたい。こういう風に思っております。
最初の回答のポイントは、「日本が」、ではなく、「米国が」、韓国に対して失望を表明し再考を促している、と述べた点でしょう。
そういえば、菅長官や河野太郎前外相、茂木敏充外相らの記者会見についてはずいぶんと以前から視聴しているのですが、これらの閣僚が「強い懸念や失望」「GSOMIA破棄の再考」を韓国に対して強く求めた、という話は、あまり記憶にありません。
おそらく日本政府としての姿勢は、2つ目のポイントに尽くされています。つまり、「韓国政府による日韓GSOMIA破棄決定は極めて残念」としか述べておらず、「日韓GSOMIAに復帰せよ」と強く要求しているわけではないのです。
米国が「日本に」努力せよ、と言い辛い理由
菅長官の発言にもあるとおり、日韓GSOMIA自体、軍事同盟関係にない日韓が秘密軍事情報の円滑な共有を可能にする協定であり、ひいては米国を頂点とする「日米韓3ヵ国連携」を円滑に機能させるうえで大切な協定のひとつです。
ただ、韓国が日韓GSOMIA破棄を決定する直接の原因になった(と彼らが主張している)日本の「輸出規制」(ただしくは輸出管理適正化措置)は、ワッセナーアレンジメントなどの国際的な協定の枠組みからなされた正当な行動でもあります。
このため、米国が現在、フラストレーションを感じている最大のポイントは、「日本に対して怒ることができない」、という点にあるのではないでしょうか。
普段だと、日韓関係が悪化したときには、米国は「日韓お互いに自省せよ」などとする戯言を言って来るのですが(それが悪い形で具体化した典型例が、2015年12月の「日韓慰安婦合意」でしょう)、言い換えれば、「韓国がごねたら面倒くさいから日本に譲歩させる」という米国の常套手段です。
そういえば、当ウェブサイトの読者コメント欄で「米国の外交は二流以下だ」との指摘を頂いたことがありましたが、「日本が何も悪くない局面でも日本に譲歩させる」ということを繰り返していたら、長期的には日米の信頼関係が傷ついてしまいます。
その意味で、今回の日韓GSOMIA破棄局面は、米国が「韓国に対して怒りをぶつけるしかない」という、極めて珍しい事例であることは間違いないでしょう。
(※もっとも、『日本政府はナッパー国務副次官補の更迭を要求すべき』などでも報告しましたが、米国政府内にはこの期に及んで「日韓双方が努力せよ」などと言い放つ者もいますので、注意が必要であることは間違いありませんが…。)
米国はどこまでやるか?
さて、日韓GSOMIAが終了する11月22日まで、あと2週間あまりとなりました。
果たして米国の韓国に対する説得はうまく行くのか。
この点は、きわめて微妙でしょう。
まず、韓国政府が持ち出している条件は、「日本による輸出『規制』の撤回」ですが、これは『総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』などでも述べたとおり、むしろ日本政府の措置が適切であり、これを撤回するということは絶対にあってはなりません。
また、昨年秋口以降に発生した問題に限定しても、自称元徴用工判決問題、上皇陛下侮辱問題など、日韓間の懸案はいくらでもありますが、いずれも「日本が被害者、韓国が加害者」の問題ばかりであり、日本が「譲歩」できる余地は1ミリも残されていません。
いつも申し上げているとおり、日韓間に残されている選択肢は
- ①韓国が国際法や約束をきちんと守る方向に舵を切ることで、日韓関係の破綻を避ける
- ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
- ③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する
の3つしかありませんが、少なくともGSOMIA破棄などの問題を巡って日本が②の選択肢を取ることは不可能です。
では、日韓を「仲介」(?)しているはずの米国には、いったいどのような選択肢があるのでしょうか?
くどいようですが、マーク・ナッパー国務副次官補のように「日本も自省せよ」などと述べる人間がいないわけではないにせよ、さすがに現在の局面において、米国政府が日本に対し、「韓国に譲歩せよ」と迫ることは不可能です。
そうなると、もしどうしても米国が韓国をGSOMIAに留まらせようと思えば、在韓米軍の撤退や米韓同盟の破棄、あるいは米韓FTAの破棄や経済制裁などの強権的手法をチラつかせる以外に方法はないでしょう。
はて、米国がそこまでやるでしょうか。
むしろ、米国はやがて在韓米軍の規模を縮小し、「人間の盾」を減らすことで北朝鮮に対する軍事オプションの行使を容易にする、という長期的なビジョンがあるように思えてならないのですが、それを日韓GSOMIAと絡めるというのも不自然です。
現在の米国にも打つ手がない、というのが実情ではないでしょうか。
GSOMIA破棄は既定路線にすべき
もちろん、米韓関係の悪化を恐れる韓国政府が、現時点で日韓GSOMIAの復活を探っているという可能性はゼロではありません。
この場合には日本から少しでも何らかの譲歩を引き出そうとするでしょうし、日本の外務省あたりにも「日韓GSOMIA破棄が回避できるなら日本も何らかの譲歩をすべきだ」といったことを考えている者がいることは間違いないと思います。
しかし、今回ばかりはそれを許してはなりません。
なぜならば、もし今回のGSOMIA破棄騒動が「前例」になってしまえば、韓国政府は今後、何か都合が悪いことがあれば、すぐに「今度こそGSOMIAを破棄するぞ!」と宣言して日本(や米国)から譲歩を引き出そうとするであろうことは間違いないからです。
よって、もし韓国政府がGSOMIA破棄を撤回するならば、それは「無条件の撤回」でなければなりません。
ただし、もし韓国政府がGSOMIA破棄を「無条件に撤回する」と言えば、韓国国内の世論が沸騰し、過激な市民団体が韓国政府に対して突き上げをし、最悪の場合、文在寅(ぶん・ざいいん)政権も朴槿恵(ぼく・きんけい)前政権のように「ろうそく革命」により倒されるかもしれません。
よって、韓国政府が「日韓GSOMIAの無条件撤回」を打ち出す可能性は非常に低いと見て良いでしょう。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
以上から、日本、米国、韓国のいずれにとっても日韓GSOMIA破棄の回避は非常に難しく、現在のところ、11月22日で予定どおりGSOMIAが終了すると考えておくのが無難です。
むしろ重要なのは、「日韓GSOMIA破棄後」の日韓関係です。
個人的な見解を申し上げるならば、先ほどの
- ①韓国が国際法や約束をきちんと守る方向に舵を切ることで、日韓関係の破綻を避ける
- ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
- ③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する
を突き詰めていけば、やはり現在の日韓関係は「行き着くところ」に行き着かざるを得ないと思います。
いや、もう少し正確に言えば、日韓関係は米韓同盟・日米韓3ヵ国連携の従属変数に過ぎず、米韓同盟が消滅するタイミングで戦後日韓関係も清算を余儀なくされるのではないでしょうか。
日韓GSOMIAが終了しても、日韓関係には懸案がまだたくさん残っています。とくに自称元徴用工問題を巡っては、日本企業の資産の強制売却がなされた時点で、日韓関係のうち経済分野の関係が破綻する可能性もあります。
(※ただし、たとえば『時間もカネもかかる 非上場株式の競売が困難である理由』などで指摘したとおり、非上場株式などの売却・換金手続は一筋縄ではいかない、という側面があることは否定できませんが…。)
ただ、それと同時に日本社会の準備が整っていないなかで、今すぐ「日韓断交」が実現してしまうと、何かと不都合があることも事実でしょう。
したがって、いまから日本が国を挙げてやらねばならないことは、①日韓関係の無秩序な破綻を避けつつも、②日韓関係がいつ破綻しても良いような準備を今から開始する、という2点ではないかと思う次第なのです。
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ナッパー氏って確かトランプ大統領就任後永らく駐韓大使が不在だったときの代理大使を務めてた人ですよね。多分政治任用レベルじゃないオバマ大統領時代から働くスタッフなんだろうなと。
私はちょっとまえにあった、ロイターだけが報じた謎の「政府高官」って彼のことなのかなあとか思ってます。とすると「高官」じゃないよなとか。
GSOMIA破棄をカードに使ったのは韓国自身。
韓国にとって状況が好転しない(日本が輸出管理の適正化措置を取りやめない)中で、GSOMIA破棄を撤廃すれば、いったい何だったのか大失態だ、ということになるでしょう。
文政権は、岩盤層の支持までも失い政治生命を絶たれるのではないでしょうか。
新宿会計士さんの書いてある通りだと思います。
朝鮮日報の記事ですが、スティルウェル国務次官補以外に、国務省のジェームズ・ディハート上席補佐官、キース・クラック国務次官が、訪韓し康京和長官と面談する様です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00080057-chosun-kr
アメリカの韓国への圧迫は、予想より強いもので、GSOMIA破棄撤回止む無しとなる可能性も出てきました。
もおし破棄撤回となる場合の韓国国内世論は、一旦決めたものが、アメリカの圧力で元に戻されたとなりますので、韓国人の面子を潰されたという事になるでしょう。
韓国人のコンセンサスは、アメリカを利用して、日本に譲歩を迫るために、GSOMIA破棄を行ったと考えていると思います。それが失敗したとなると、例によって「誰が悪い」探しが始まりまるはずです。
今回のターゲットは、大統領府になると思います。どうやって人のせいにするか楽しみですが、当然その中に日本のせいは、入ってくるでしょう。
大統領府の不安材料が、一気に増えている気がします。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
だんな様へ
>今回のターゲットは、大統領府になると思います。どうやって人のせいにするか楽しみですが
「韓国の言い分を聞いてくれなかった、トランプ大統領が悪い」になる
と、思います。
駄文にて失礼しました。
だんな 様
>アメリカの韓国への圧迫は、予想より強いもので、GSOMIA破棄撤回止む無しとなる可能性も出てきました。
小生も昨今の韓国政府の日本に対する対応から、GSOMIA破棄撤回があると考えています。つまり、韓国国民を納得させるためには嘘でも日本が歩み寄ってきたとアピールする必要があり、日本の態度が変わったからGSOMIA破棄は撤回すると国民に話すのでないでしょうか。後は日本の誠実な対応を期待すると宣えば良い事になります。。
当然、日本の対応は変わらないので、来年あたり「後頭部を殴られた」となるような気がします。
とは言え、文在寅大統領とその仲間たちの無能さから、そのまま何もせず22日を迎える可能性も高いです。
駄文にて失礼します。
文大統領は、アメリカから距離を置くと、北朝鮮や中国から手を差しのべて貰えるとの思惑があったのだと思います。しかし、幾ら待っても一向に相手にして貰うことが出来ず、一人でアメリカに対峙する勇気もないと言うのが、今の状態だと感じています。
ただ少し考えれば、北朝鮮や中国の立場だったら、今手を差しのべるよりも、GSOMIAを破棄させて韓国を孤立無援にしてから食い物にした方が韓国から得るものは大きくなるので、普通に考えたら今は相手にして貰えないと分かると思うのですが。こう言った発想に至ってしまうのは、必要以上に自己評価が高い韓国人の性なのでしょうか。
文大統領はそのことにやっと気付いて、慌ててるのだと理解してます。そう考えると、文大統領は今本気でGSOMIA破棄を停止したいのだろうと思います。その為には、日本から譲歩を引き出せないまでも、態度が軟化しているように見せ掛けることは死活問題なのでしょう。それがASEANでの無理やりな歓談アピールだったのでしょう。それに対する菅官房長官の対応は素晴らしかったと思います。正に、日本の国益に叶う仕事をされたと感心しています。
通りすがり様
>北朝鮮や中国の立場だったら、今手を差しのべるよりも、GSOMIAを破棄させて韓国を孤立無援にしてから食い物にした方が韓国から得るものは大きくなる
中露、北朝鮮からしたら、韓国のためにアメリカと事を構える必要はない。韓国の自由意志で日米の手を振りほどき、あんぐり開けた自分たちの口の中へお進みくださいかしら。
韓国のことは自業自得なので心は動きませんが、アメリカのいえ日本の覚悟と準備はできているのでしょうか?
韓国在住日本人さま
GSOMIA破棄を取り消すにも、韓国政府は、日本からの歩み寄りの姿勢が必要なんですよね。
現状はそういう空気を日本政府が作っていませんので、日本が譲歩した国内世論を作るのは難しいのではないでしょうか。
そのまま、GISOMIA破棄になって、ずっとアメリカが復帰しろというケースもありうると思います。
ここ数日、日本にすり寄った時の韓国ネット民の反応を見ると、どちらに進もうと、文政権は行き止まりのような感じがしますね。
引きこもり中年さま
アメリカのせいにすることは有っても、当面はトランプ大統領のせいにすることは無いと思います。
トランプ大統領、この件で表に出てきてませんから。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
昨日のBS-TBSの「報道1930」に出演した木村太郎氏が、その中で
「日韓GSOMIA破棄撤回させるためには、アメリカが間に入るしかないが
ウクライナ疑惑でトランプ大統領には、そのための時間的余裕がないだ
ろう」との、発言がありました。もちろん、これが間違っていることも
あるかもしれませんが、参考までに。
駄文にて失礼しました。
更新お疲れ様です!
>したがって、いまから日本が国を挙げてやらねばならないことは、①日韓関係の無秩序な破綻を避けつつも、②日韓関係がいつ破綻しても良いような準備を今から開始する、という2点ではないかと思う次第なのです。
そうですね。
で、具体的な手段としては、韓国人に対するノービザ廃止が真先に挙がると思います。
駐韓日本大使館前で韓国大統領が三跪九叩頭の礼を毎朝行う、を10年間位続けるとかの議論を、韓国の国会で真面目に議論して貰いたいものです♪( ´ω`)
毎日の更新お疲れ様です。先に日本からの渡航ピザから有り変更も有りかも知れませんね。報復として韓国側もノーピザ撤回も,,,とはいかなくても媚韓関係者の制限にはなるかと。
はい、ノービザ廃止は日本から先にやっちゃって良いと思います。
そもそも日本から韓国より韓国から日本の方が多かったし、韓国から日本をふやすのに日本側の企業がリベートなどを韓国側に支払っていたみたいですし。
更新ありがとうございます。
米国の必死の説得によっても、GSOMIA締結のテーブルに韓国が乗るかどうか、微妙なところですが、最後に米国が日本に譲歩を迫っても、蹴って欲しい!絶対、譲れない。
あと、韓国にややこしいゴネ屋の国民が居る事、何の条件も無しに(それが当たり前なんだが)締結すると、文大統領ら進歩系もたちまち地獄に落ちます。でも微かな譲歩でも付けてはいけない。つけあがり、次に繫げる。
日韓GSOMIAがとりあえず終了しても、日韓関係には韓国の責任問題がたくさん残っています。コレを一つずつ潰して行かねばならないですが、とても時間、労力を使うでしょう。
特に自称元徴用工問題を巡っては、日本企業の資産の売却がなされた時点で、日本は報復に出ます。いっそのこと断交の方が早いと思う事があります(笑)。
米国よ、やっと少しは分かったか?韓国のエゲツなさを。嘘が蔓延している事実を。他人のこと、自国民でも屁とも思わない人非人だという事を。
日本が間で、緩衝材の役割をさせられ、沢山の人が傷つき、倒れたんだ。韓国とは、直接やって下さい。
めがねのおやじ様
そうおっしゃりたい気持ちは良くわかります。
>米国よ、やっと少しは分かったか?韓国のエゲツなさを。嘘が蔓延している事実を。他人のこと、自国民でも屁とも思わない人非人だという事を。
朝鮮半島の内乱でしかなかった朝鮮動乱では、米国と中国とで代理戦争をやってます。幸いにも日本は後方支援のみで朝鮮族の喧嘩の犠牲は最小限で済みましたがね。米国の今の政権担当者でこれを忘れている御仁もお見えになることとは思いますが、かの国はこの恥知らずの国にこのような迷惑をこうむり犠牲をはらっているのです。もう少し、穏やかな言い方でお願いたしたく。
確かに過去の歴史は無視すべきではありませんが、だからといって現在の不当な態度を
許したら韓国のためにもなりません。
韓国が今のようになってしまったのは、妥協し続けてきた日本と妥協を強要してきた
アメリカの責任が大きいと思います。
今こそ、韓国のために、韓国に厳しい態度を取るべきだと思います。
韓国は犠牲も多かったのは事実ですが、そのために得た利益を十分大きいと
思います。しかし彼らは犠牲になった部分しか目に入らずに日本に無茶な
要求ばかりを繰り返しています。
きっと、被害者コスプレが韓国外交の生命線なのだから、相手方から何らかの歩み寄り〔譲歩〕なしでは振り上げた手は下ろせないのでしょうね。
彼らは「主体的には動かないことしか出来ない人たち」でしかないはずなのに、珍しく主体的に下した決断がGSOMIA破棄の大悪手です。
これを無条件で撤回してしまうと韓国は、今後において日韓GSOMIAを外交カードに使えなくなります。
そればかりか、米国からの信頼を繋ぎ止めるために多大な在韓米軍駐留費用の負担増額を飲まざるを得なくなるのでしょうね。
*無条件での破棄撤回は「自らが被害者ではないってことの証明」であり、国際社会に対しての【被害者コスプレ宣言!】にも等しい行為だと思います。
だからといって「名分なき撤回」を選択しなければ自由陣営での位置づけに一線を画することになってしまうんでしょうけどね。
*****
「勇み足、独り相撲の、決まり手は」
五七調にしてみました・・。
文さんも、安倍さんも政治家。今、圧力かけている米国は行政や軍主導。
政治家トランプさんは自分ファースト(手一杯)で、全く歯牙にもかけず。
放置プレー中w.
日韓ともGソミアは米国案件であり、足の裏にくっついた米粒。
「米(国)を取らないと、歩く時、気になる。」
もしかして同業者の方でしょうかw
https://epilogi.dr-10.com/dictionary/ct04/642/
まあ博士号なんてまったく食って行くには意味のないものでしたが、論文をたくさん読んだのは人生の役に立っています。
同業ですね。
論文を書かず、ネットで書くw
ちなみに「足の裏の米粒」資格とかけて、足の裏の米粒と解く。
その心は…
「なかなか取れない。取れても食えない。」
ですね。
新宿会計士様
私の記憶では、
「足の裏のご飯粒は、取らんとどうも気持ち悪い。しかし取っても食えん」
でした。
しかし、ほんとうにそうなのだろうか、という思いが少なからずあります。学位を取得された先生方は、定年を迎えられてもそれなりのポジションのところへ再就職されています。報酬は現役時代よりも極端に少なくなりますが、研究等々は何とか継続できますし、名刺に「Phd.」とか「博士」といれることで、社会活動においても、そこそこのメリットがあると思います。
私も「足の裏のご飯粒は、取らんとどうも気持ち悪い。しかし取っても食えん」といわれながらやってきましたが、そのいっぽうで、「あんた、はよ、学位を取りなさい」ともいわれつづけました。
「・・・しかし取っても食えん」の部分は、あまりにも日本人的にへりくだった、謙遜あるいは平等意識が過ぎるのはないか、ただの照れ隠しではないのか、と感じています。ゆえに、ウチの子どもたちはもちろんのこと、院生さんたちにも、「・・・取っても食えん」という言葉を真に受けないようにといっています。
私自身は工学系です。しかし理工学系であれ人文系であれ、学生、院生が懸命に学び、追求し、ひとつの目安として学位を取得することは、評価されるべきです。それが日本の将来を支える人材になってくれると期待しています。
「・・・取っても食えん」は、古き良き時代(?)の、いささか露悪趣味的なニオイがして、あまりいい気持ちがしません。
勝手な考えを述べ、失礼いたしました。
新宿会計士様
「足の裏のご飯粒は、取らんとどうも気持ち悪い。しかし取っても食えん」
ではなく、
「足の裏のご飯粒は、取らんとどうも”居心地”が悪い。しかし取っても食えん」
でした。まさにその世界での空気かと思います。訂正させていただきます。
円周率 様
コメント大変ありがとうございます。
学位と資格だとニュアンスが微妙に違うのかもしれませんね。せっかく頂いた面白い話題なので、今度、機会があればウェブサイト本文でも取り上げてみたいと思います。
引き続きのご愛読とお気軽なコメントのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
米国を怒らせる・期限付き・米国の憤りが日本に向かって解消されない(ここを譲歩させると戦後秩序が崩れ二次大戦掘り返しが各国で噴き上がる)
・米国に対して怒っているわけでは無いという建前がある・米国は仕方がなく強力に韓国を圧迫せざるを得ない
そして圧迫されると中露北以外には強く反発する国民性
これらを組み合わせると文共産主義大統領としては確実に国民の世論を反米にもって行ける上に、中北にすり寄れる素晴らしい案ですね
正直美しさすら感じます
米国から見れば、(日本に譲歩させる)=(対韓貿易管理を放漫化する)=(北鮮あるいは中国への制裁に大穴が開く)なので、介入のしようがありません。名目だけの譲歩で実質的締め付けという手も、既に日本政府が「条件さえ満たせば輸出可能」という実績を作ってしまっているので、うまくはまりません。だからナッパー氏にしても抽象論だけで、具体性のある対日方策を何も提示できないのです。
韓国から見れば、(条件なきGSOMIA破棄撤回)=(日本への屈服)なので不可、しかし米国からの圧力は強まるばかりという状況です。本気で従北する気なら、このまま米韓離間に走るのでしょうが、私には韓国政府ひいては韓国国民にそこまでの先読みも覚悟もあるとは思えません。GSOMIAを継続するしかないと、やっと自覚したところなのかと思います。ですから、国民への言い訳のためにも、「日本からの謝罪」が必須なのです。何が何でも日本政府要人と面談しようというここのところの韓国政府の動きは、なんとか言葉尻を捉えて「日本が頭を下げた」とプロパガンダしたいが故の足掻きに他なりません。彼らのとってはそう表明できれば捏造でも発言の切り取りでもなんでもいいのです、あとで「日本政府に騙された」と被害者ぶればいいのですから。
安倍首相がGSOMIA破棄に間に合うタイミングで会談をしないのは、韓国の袋小路を分かっているからだと思います。少しでも情けをかけるような言葉をこぼせば、上記のプロセスの挙句「日本が騙した」と悪者にされるだけなのですから、最初から(会わない)=(捏造の機会を与えない)ことが肝要です。願わくば、全ての日本政府要人が同じ認識を共有しておらんことを…
自己レスです。
一番危惧することは、韓国が「日本が謝罪した」とでっち上げてGSOMIAに復帰すると表明した場合、米国が「もうそれでいいや」と妥協することです。ほとほと韓国にうんざりした米国が、日本に対して「韓国が嘘をついているのはわかっているが、とりあえずGSOMIA継続が確定するまで反論せずに黙っていてくれ」と言い含めるという筋書きです。外部から見て日本が折れたように見える状況を作ってしまうと、更なる韓国民の増長を招き、事態を悪化させるだけです。米国のアバウトな外交筋にそのあたりが骨身にしみてわかっているのかが不安です。