中央日報「もうすぐ判決から1年 日本が譲歩せよ」

本日のショートメモです。韓国メディア『中央日報』(日本語版)では、私たち日本人の目から見て、あまりにも非常識かつ突拍子もない意見が頻繁に出て来ます。本日も量産型の「日本が謝罪することで自称元徴用工問題を解決せよ」といった意見が多数出ているようですが、そのなかで気になったものを2つだけピックアップして紹介したいと思います。

リセットコリアは相変わらず

普段から当ウェブサイトで公言しているとおり、私自身にとって韓国メディア『中央日報』(日本語版)は、「愛読紙」のひとつです。

といっても、その理由は「中央日報を読んで参考になるから(勉強になるから)」ではありません。(とくに日韓関係において)あまりにも非常識かつ突拍子もない意見が、頻繁に出て来るからです。

一般に、あまりにも私たちの一般常識から外れた記事を読むと、どうしても不安になってしまいます。

ちなみにそのような記事を読んだときには、どうしても、「この記事をどう解釈すべきか」に関する解説が欲しくなるものですし、また、「この記事について、ほかの人はどう感じているか」、という点について意見交換したくなるのが人情というものでしょう。

だからこそ、あまりにも酷い記事に対しては、冷静で的確なツッコミが求められるのであり、中央日報に掲載された記事をどう捌くかについては、ウェブ評論家としての腕の見せ所のひとつでもある、ということではないでしょうか。

さて、前置きはどうでも良いとして、中央日報に掲載される「非常識かつ突拍子もない意見」の典型例が、『リセットコリア』というシリーズです。

【リセットコリア】韓国は賠償要求撤回し、日本は植民地支配の謝罪を(2019.10.29 09:19付 

中央日報日本語版より)

本日の『リセットコリア』、記事の末尾には「鄭在貞(チョン・ジェジョン)/光州(クァンジュ)科学技術院招へい碩学教授」という署名があります。

この『リセットコリア』シリーズで鄭在貞(てい・ざいてい)氏という人物は初めて見かけましたが、結論からいえば、この記事もいつもながらの韓国メディアにありがちな、「日韓双方が譲歩せよ」とする、典型的なご都合主義的主張です。

鄭在貞氏は先週・24日の安倍晋三総理大臣と李洛淵(り・らくえん)韓国首相の「日韓首相会談」で、現在の日韓対立について「早期収拾を図ろうとの意見で一致した」とする点を「決断の必要条件は用意されたようなもの」だと主張。そのうえで、

韓日首脳が大乗的次元で懸案解決と関係改善の勇断を下して、心から説得すれば、国民多数の支持を受ける公算が大きい。韓日首脳が危機を機会として活かし、両国はもちろん世界の歴史和解に新たなマイルストーンを建てることを期待する。

などと結論付ける、まことにご都合主義的な議論です。

韓国メディアの共通認識

この議論に限らず、最近、中央日報をはじめとする「保守系」の韓国メディアに共通する事実認識は、

韓日関係は韓国の「強制徴用判決」(※自称元徴用工判決のこと)をきっかけに悪化し始めたが、これに日本が「輸出報復」(※輸出管理適正化措置のこと)で対応したため、韓国はやむなく韓日GSOMIA(※日韓包括軍事情報保護協定のこと)の破棄で応じた

といったものです。

したがって、このような視点から出てくる結論は、

韓日が双方、譲歩し、韓国は韓日GSOMIAに復帰する代わり、日本は輸出規制を撤回し、強制徴用判決においては日本が過去について真摯に謝罪し、韓国は賠償要求を止めて、韓日双方が資金を出し合うのが良い

となるわけです。

実際、先ほどの『リセットコリア』の記事も約1500文字の記事ですが、その主張内容については、正直、100文字で済む話だと思います。

そして、こうした「韓国メディアの共通認識」を代弁したもののひとつが、次の記事でしょう。

韓日葛藤起こした強制徴用の解決法は…「文大統領-安倍首相、政治的決断を」(2019.10.29 08:19付 中央日報日本語版より)

これは、28日にソウルの延世大学校・金大中(きん・だいちゅう)図書館で開かれた会議の模様をレポートした記事です。発言者には韓国側の教授や日本の朝日新聞などのソウル支局長などが含まれていたようですが、気になるものをピックアップしてみると、

  • 「両国間政治的妥結を通した解決法を導き出す必要がある/韓国政府が提示した『1+1』(韓日企業の自主的な参加で慰謝料を支給)に基づいて追加措置を通じて具体化する過程が必要だ」(韓国の大学教授)
  • 「強制徴用、輸出規制、GSOMIA問題はすべて連動されており、今は政策的判断のレベルを越えたと見られる/両国指導者間に政治的決断で解決するほかはない」(朝日新聞の神谷毅ソウル支局長)
  • 「日本政府から植民支配と強制徴用に対して謝罪し、反省する立場を受けなければならない/金大中-小渕韓日パートナーシップ宣言のように両国政府間合意の形態で韓国人に明らかなメッセージを送らなければならない/両国指導者の決断が重要」(中央日報主筆)

といったものですが、ハッキリ申し上げて「お話にならない」というレベルです。

もうすぐ1年ですね

さて、先ほどの『改めて「日韓共同経済基金案構想」について考えてみる』の繰り返しですが、自称元徴用工判決から、明日でちょうど1年が経過します。

読者の皆さまは意外と思われるかもしれませんが、じつは私自身、この自称元徴用工判決については、日本にとっては結果的に良かったと考えています。その理由は簡単で、「どんなに誠心誠意対話を尽くしても、絶対に解決できない問題がある」という当たり前の不条理に、日本国民が気付くことができたからです。

以前、『韓国首相来日を「日韓関係破綻」の布石と見る理由』に対し、読者の方からコメント欄で「ネセサリーロス」という考え方を教えて頂いたことがあります。

韓国首相来日を「日韓関係破綻」の布石と見る理由

韓国メディアから出てくるソリューションが、いずれも著しく偏った歴史観に基づいて、日本に対して一方的で理不尽な譲歩を迫るものばかりであるという点を踏まえるならば、日韓関係とは日本が理不尽な譲歩を強いられてまで改善すべきものなのか、という議論が出て来て然るべきでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、現在、自称元徴用工判決からの1年間について、簡単に経緯をまとめた原稿を準備しています。これについては、間に合うようであれば、明日にでも公表したいと思いますので、どうかご期待ください。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 通りすがり より:

    『菅義偉官房長官は29日の閣議後の会見で、元徴用工問題を巡り、日韓が協力基金を創設する案が浮上しているとの一部報道について、そのような事実はないと否定した。』とロイターが報じています。

    共同通信の誤報、または、何らかの意図をもった記事だったみたいですね。

    1. 自転車の修理ばかりしている より:

      通りすがり様

      報道機関が誤報をすることは、野球選手がエラーをするのと同じで、絶無にはできません。ただ、いつもエラーをしている選手は、自然とポジションを失うものです。ポジション争いが健全性を担保しているのです。

      報道機関にも競争原理を導入するために、1年間で何回か誤報を繰り返した報道機関には、一定期間の出版禁止あるいは誤報内容お詫び版の発行を義務付けることはできないものでしょうか。

      どうもマスコミは「報道の自由」は声高に唱える割に「報道の責任」というものは無視したがるようですので、なんらかの規範があるべきだと思います。

      1. りょうちん より:

        医療の世界でも明らかな誤診から、診断が確定しなくて恐る恐る診断的治療をすることがあります。
        ヒドイ誤診は民事訴訟で、負けて高額の賠償金を取られますし、あまりにもレベルが低いと医道審議会から行政処分を受けます(滅菌をちゃんと行わず死亡例まで出した開業医など)。
        刑事事件になったときがありましたが、さすがにこのときは大騒ぎ。
        弁護士も懲戒処分でよく騒いでいますね。

        それに比べたら、マスコミ様(ここではゴミとは言いません。良心的なマスコミ関係者も含むからです)のお気楽なことよ。

    2. 迷王星 より:

      通りすがりさま、

      >共同通信の誤報、または、何らかの意図をもった記事だったみたいですね。

      今回の共同通信の記事をヤフートップで見た瞬間、日本国民に対して譲歩も已むを得ないのかと思わせる(洗脳する)こと、つまり対日謀略が目的の記事であり、ヤフーも(孫氏が親会社SBのトップなのだから当然ですが)その共同通信の謀略に加担する気なのだと、思いました。

      従って、安倍総理や菅官房長官ら日本政府は直ちに否定するだろうと思ってましたが、韓国政府までも否定するとは少し予想外でした。韓国政府は共同通信やヤフーの「『(韓国に対する)親切心』あるいは『反日心』からの対日謀略という意図」を理解できなかったのでしょうね。

  2. 自転車の修理ばかりしている より:

    ありがたいコトです。

    私が一番危惧していることは、日本も受け入れてもいいかもしれないと思うようなリアリティのある提案が韓国側から出て、妥協が成立してしまい、そのあと「用日」のオンパレードとなる、という事態です。

    こういう非現実的な論調が韓国のスタンダードであるとすると、その危険性は下がる一方です。

    日韓の共存共栄はあり得ないことが明白な現在、関係改善ではなく、韓国の壊死を目指すのが日本のとるべき道です。もっと反日が燃え盛ってほしいものです。

  3. 簿記3級 より:

    すごい1年でしたね。
    慰安婦問題では2015年の合意では結局解決出来ませんでしたし同じように自称徴用工も合意で解決できる問題ではないのでしょう。まして国内で求心力を失っているムン大統領と約束を結ぶこと自体、韓国の民意を無視する行為と言わざるを得ないでしょう。

    韓国のパリパリ文化の忍耐はおおむね1年程度と思われますので1年と越えるとどんな異常な反応を示しだすのか来年が楽しみです。もしかしたら南からミサイルが日本海に飛んでくるかもしれませんね。
    解決しないことが次の問題を作らない解決になると思う2019年でした。

  4. 同業者 より:

     以下は、新宿会計士様のご投稿とはまったく関係のない話題で申し訳ありません。

     本日の読売新聞朝刊の国際欄に、WTOの発表によると、韓国政府がバルブ関税に対するWTOの是正勧告を受け入れるとの意思表明をした、との記事がありました。例の、日本政府が勝訴宣言をし、外信も日本の勝訴を報道していたにもかかわらず、韓国の政府とメディアだけが韓国側の勝訴を喧伝していた事案です。韓国メディアによると、韓国政府は12件(?)ある項目のうち9件(?)で勝ったのだから、判定勝ちだという、わけのわからない勝利宣言をしていました。
     ただし、上記の読売新聞の記事によると、韓国政府は是正に時間がかかるとゴネてもいるようです。
     新宿会計士様のご愛読の?中央日報にも記事はないようですが、韓国政府は、敗訴を受け入れたことを国民には隠し続けるのでしょうか。

    1. だんな より:

      同業者さま
      読売オンラインでは見つかりませんでした。
      是正勧告を受け入れるのが事実なら、経産省の言っていることが事実だという事で、良かった話です。
      是正に時間がかかるなら、その間は報復関税を掛けたり、もっと韓国人に解る(隠せない)ようにマスコミや経産省WEBに公開して、圧迫してあげればいいと思います。
      関税撤廃の実利を取らなくても、韓国が困る方法をやり返した方が、良いと思います。

  5. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    韓国の日韓問題は、、、。
    【韓国の「強制徴用判決」をきっかけに悪化し始めたが、これに日本が「輸出報復」で対応したため、韓国はやむなくGSOMIAの破棄で応じた】ブ〜ブ〜。間違いッ。

    まあ日本に責任をなすりつける事、一色ですね。そもそも、この1年でどれだけ韓国の嫌がらせ、嘘、告げ口、侮日があったんですか?

    雪だるま式に積み上げてきたモノでしょう。また、日本にも謝罪や譲歩すべきという考えの反社会勢力が居るのも事実ですし、自民党や保守陣営にも少なからず居ます。

    『日韓は元の位置に戻るべし』という意見を含むリベラル〜左派は、今の韓国見りゃ、もう発言無いはず。『政府筋が』『消息筋によると』と言った嘘話、やめなさい!

  6. 加藤 裕 より:

    いよいよ11月14日に李栄薫教授の「反日種族主義」の日本語版が出版されますね。

    ユーチューブの李承晩TVは毎回見ていて、いつも客観的データに基づいた説得力ある説明に
    感心しているのですが、その集大成とも言える本書には期待大です。
    なんせ、例のタマネギ男が「読んで吐き気をもようした」という位ですからインパクトが強そうですね。

    韓国では、出版以来ベストセラーになっていますが、これを読んだ韓国の高校生が
    「全部本当だとは思わないが、今まで自分達が教えられていた内容と180度違い、ショックを受けた」
    と語っていたのが印象的でした。

    多くの人が読んで、議論して(反証も含めて)、より事実に基づいた歴史認識が
    客観的に共有され、それが教育に活かされる様になって貰いたいものです。

    1. だんな より:

      加藤 裕さま
      別スレで、投稿済みですが。
      韓国人は、こんなこと考えてます。

      「“日本の植民統治への擁護行為”処罰特別法をつくらねば」=韓国シンクタンク
      https://s.wowkorea.jp/news/newsread.asp?nArticleID=244157
      日本併合時代に関して、事実かどうかは関係無く、日本を擁護すると処罰される法律です。
      反日種族主義は、アウトですね。

      1. ハゲ親父🐧 より:

        なんとか教授は、日本の植民地支配とか言ってませんか?🐧
        その段階でアウト。🐧
        所詮は朝鮮人、なんとか教授は下関条約の第一条やポツダム宣言第八条を、ちゃんと読むべきです。🐧
        そうすれば比較的頭のマトモな朝鮮人の様ですから、朝鮮人の世界史における本当の立ち位置が判るでしょう。🐧

  7. 匿名 より:

    もはや韓国というか朝鮮半島ごと消したほうが平和が訪れるレベルです
    (とはいえ中国の帝国主義があるのでそっちのほうが脅威ではあるけど)

    あの民族は約束なんぞ破るものって前提で行動しないとダメです!!

  8. ワヤンゴレ より:

    ご参考までに、李栄薫氏にはすでに2009年以下の書籍が翻訳・出版されています。李栄薫・永島広紀訳 『韓国の「国史」教科書を書き換えよ 大韓民国の物語』文芸春秋社。著者の立場は、決して親日ではありません。しかし公平です。例の共同通信社の「誤報」については、「日本政府の関係者によると」とか「信頼できる××によると」とか「匿名を条件として(笑)」とかの情報源がありませんでした。共同通信社のデスク(副編集長)クラスに工作員がいるようです。

  9. 心配性のおばさん より:

    最早、韓国メディアの主張は「笑止千万、片腹痛いわ」といったところでしょうか。(只今、TVで時代劇をやっております。笑)

    ただここで、久しく忘れておりましたが、北朝鮮のことを思い出していただきたいのです。
    先日もご報告いたしましたが、プライムニュースで北朝鮮がテーマになっていました。
    その際、日朝会談の実現性について、反町氏が朝鮮日報の記者について尋ねたところ。
    「北朝鮮政府は、日韓問題の行方を注視している。日本が朝鮮半島占領の賠償や南北分断の賠償を払う気があるかを注視している。」とのことでした。

    南北分断の賠償?日本は関係ないのでは?と思ったのですが(確か米vs中露の代理戦争だったはず)、「米軍の兵站部が日本にあった」とのことです。要は、南北朝鮮とも、取れるところから取るという姿勢は変わらない。日本も舐められたものです。よって、これ以上、半島にたかられないよう、日本はいちぶの譲歩もしてはなりません。

    日本が北朝鮮に頭を下げているのは、拉致被害者を人質に取られているからに過ぎません。
    こういってはなんですが、拉致被害者は軍事侵攻で奪取するしか手がないと考えます。

    1. ハゲ親父🐧 より:

      今すぐ軍事侵攻は出来ないですし、それをしても中露が面子から朝鮮半島の戦役に参戦するでしょう。🐧
      そんな事より、朝鮮半島を丸ごと飢餓半島にしてやる方策を考えましょう。🐧
      何年か掛けて(出来れば私の還暦位迄に)正統な制裁による飢餓からの、如何なる大義も無い暴発に朝鮮人を追込めば、遠慮会釈無しに「最大の日帝積弊」の精算が可能かと考えます。🐧

      1. 心配性のおばさん より:

        ハゲ親父様 レスありがとうございます。

        >今すぐ軍事侵攻は出来ないですし、

        日本に限れば、軍事行動は自衛のみに縛られておりますしね。
        ただ、半島動乱となれば、各国は邦人救助の名目で半島に入ります。日本も例外ではありません。
        多分、その時が拉致被害者救出の最初の機会になると存じます。次が北朝鮮の核武装解除時です。これは何時になるかわかりません。小泉政権での拉致被害者救出は天恵以外のなにものでもありません。北朝鮮側から言うと二度と繰り返してはならない失敗ですね。

        彼らは手の内の人質でより高い報酬を求める。お金というレベルじゃないと思います。なので、話し合いや交渉による救出は不可能と言っていい。先に述べた邦人救出の機会が最小限の被害で拉致被害者を救出できる機会です。後になるほど被害者たちのリスクが高くなります。

        拉致被害者の救出さえ済めば、半島が燃えようが、海に沈もうが知ったことではありませんのよ。互いに殺し合って下さればよろしいとも思っております。

  10. なんとなく より:

    ご意見、まことに正論だと思い、共感いたします。何故にこのようなご意見が、TVや新聞などの大手マスコミから聞こえてこないのか不思議です。

  11. G より:

    私はこれは誤報じゃなくて意図的リークだと思いますけどね。
    共同通信も後で否定されることも含めて情報を受け取ってる。

    で、多分これは大統領親書の内容をなんじゃないかと推測します。極秘に韓国が進めたい「落としどころ」。

    でも、日本はそんなのうける気ないから、極秘の内容をばらしてあり得ないことを示して潰す。

    極秘の内容のつもりだから日本のリークだと韓国も非難できない。

    妄想だと良いですね笑

    1. だんな より:

      Gさま
      充分あり得る、面白い仮説だと思います。
      韓国政府が落とし所と考えていても、韓国国民は全く納得しないでしょうし、日本人も納得しない話てしたね。

  12. 名無Uさん より:

    これからの韓国メディアは中央日報に限らず、日本を下に見て、さらに居丈高になって来るでしょう。
    保守系メディアであるはずの中央日報は、よく左派の論客の記事を載せますが、この記事もそうでしょう。
    これから述べることは、けして日本を恨む気持ちで言うのではありません。日本に対する警告です。
    先にアメリカと北朝鮮が手を結んだとコメントしましたが、戦況は極めて劣悪です。
    最悪です。

    アメリカの青年が、東京オリンピックでの旭日旗の掲揚の禁止を求めて、ホワイトハウスへの請願を集めました。

    https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=753145

    さらには、ワシントン近郊で5体目の慰安婦像設立が認められました。

    https://www.sankei.com/world/news/191028/wor1910280010-n1.html

    アメリカと北朝鮮が手を結んだことは明らかです。日本は梯子を外されました。
    どれくらい危険な状況かと言うと、鳥取城を攻囲し、兵糧攻めしていた黒田勘兵衛の目の前の城門が突如開き、敵方の城主吉川経家(石破茂でもいいや…)が黒田隊に攻めかかって来た状況です。救援を求めようと背後を振り向くと、何故か羽柴秀吉までがこちらへ鉄砲を射かけて来る…
    歴戦の勘兵衛でも無事では済みますまい…
    この黒田勘兵衛が、今の日本の状況です…

    この件で害務省はまったく役には立たないでしょう。何故なら、日本の外務省は米国務省の子分だからです。
    (あえて害務省と書きます。どうせ、これからのネットのコメント欄は害務省の文字で溢れかえることになる…)
    自分の直感ですが、安倍総理でもおそらく届かない…

    先日の米大使公邸侵入事件も、真相はこうなのかも知れません。
    米国務省が北朝鮮側へある協力を求めた。その申し出の本気度を疑った北朝鮮側が、傘下の大進連を動かしてハリス邸に侵入させて鎌をかけた。だが、アメリカはニコニコしている。これで北朝鮮側は、米国務省が本気であることを確認した。
    今頃、スティルウェル国務次官補は、文在寅や康京和とワインを傾けながら談笑してるかも知れませんぞ…
    韓国メディアには、『GSOMIA継続をアメリカが厳しく求めた』という記事を書かせながら…

    今の自分には、これだけしか言うことがありません。
    『総員、衝撃に備えよ!』

    1. 心配性のおばさん より:

      名無Uさん様 大胆な推理ですのね(笑)。

      わたしとっても、トランプさんは最大の不安要素ですの。彼はたまたま成功しただけの不動産屋に過ぎないと考えているからです。彼は政治や安全保障について、たぶん、このおばさんより判っていない。(あら、失礼。)

      世界は最初、既存の政治家にないトランプ流に戸惑っていましたが、学習分析してきています。
      中国や北朝鮮にはかなり読まれている。そのことに政権スタッフやアメリカ議会は気付いていますが、肝心のトランプ氏は気付いていない。彼らがトランプ氏を交渉相手としたがるのは、この故だと思います。(中国が苦手としているのはトランプ氏ではありません。超党派で対中に結束している議会だと思います。)
      なので、名無Uさん様のおっしゃるところの懸念。文在寅政権と裏で通じ合っているとは思えませんが、トランプ氏が、選挙のためにはどんな軽率なことでもやりかねないとは思っております。
      トランプさんは彼にノーを言う人間に我慢できません。だから、彼の危機的状況を忠告できる人間は政権を去りました。後は議会がトランプ氏の弾劾でいかにその軽率な行動を止めてくれるかです。
      前回のハノイでは、ボルトンさんだけじゃない、コーエン砲がギリギリでトランプ&ビーガン両氏の軽率を止めました。次は判らないですけど、必殺仕事人かなんかが、一時的にトランプさんを眠らせて、ペンス副大統領が代行するといった具合にはなりませんかしら(笑)。

  13. 非野阿礼 より:

    安倍総理は国と国との約束、国際条約を守れとと言っているのですから妥協点を探るなどと言う行為はあり得ないと思います、北に制裁維持をトランプ大統領に進言した日本がここ迄来て手のひら返してどうするの、米中ロ北は日本矢張り馬鹿って思いますよ確実に、日韓二国だけの問題では無いし更に金の問題ですむ話では無い事は素人でも解ります。
    韓国のチョンボに何故日本が引きずり回され更に頭使って解決策を進言しているのか、自覚がなさ過ぎなのでは無いでしょうかね日本人。

  14. 心配性のおばさん より:

    まったくの、お題違いではございますが、日本人として初めて国連難民高等弁務官事務所のトップを務められた、緒方貞子さんが亡くなられました。

    彼女の人道支援には、政治的なものがなく、その任務にあたっては極めて果敢な人であったと聞いております。同じ日本人であることが誇らしく、そしてその人を失ったことが残念です。国籍、性別を問いません。願わくは、第二、第三の緒方貞子さんが出て下さいますよう。

  15. 名無しさん より:

    まぁ日本政府が全面的に折れて、韓国政府が受け入れても韓国五千万人の中に数人でも反対意見が在ればひっくり返すわけですし。既にそれをかなり多くの日本人の、そこらのオッサンでも気付く状態な訳で。
    同様に「日本人の差別意識と無知」と言われても朝鮮人の差別意識と反日公教育を見せつけられたわけで。「チョッパリ」「ウエノム」「日王」がデフォな事も周知。知れば知るほど嫌いになるが本当に響く金言で、ひっくり返す事例を見たことがない。

  16. 七味 より:

    そういえば被害企業の財産が現金化されたとき、日本はどう対応するつもりなんでしょうか?

    報復方法は手の内を明かせないにしても、被害企業への補償を行い、その分を韓国に請求するとか韓国政府の財産を差し押さえるとかの、対応策くらいは明らかにして欲しいのです♪

  17. しきしま より:

    >「もうすぐ判決から1年 日本が譲歩せよ」
    拳を振り上げれば日本はビビって金を出すと思っていた。
    ところが全然見当外れ。今更拳も下ろせない。
    そうこうするうちに金も得られないまま時間だけが去ってゆく。

    徴用工()とは違いますが、挺身隊の女性がなくなったと言うニュースが流れていました。

    1. しきしま より:

      とりあえずカイカイさんの所のリンク
      http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/56019761.html

      「不二越に騙された」と主張しているのですが、こういうパターンばかりなんですよね。

  18. 心配性のおばさん より:

    もう、さすがの韓国メディアも希望的観測すらできなくなったのかしら。

    「韓日関係、韓国に譲歩するな」という日本人さらに増え69%
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000013-cnippou-kr

    あなたがたと違って、日本人気質というのは我慢強い。でも、一旦怒り出したら、二度と戻りません。
    冥途の土産に覚えておくとよろしいわ。

  19. 対抗処置 より:

    現金化後の対応で、最善手は何なのか。

    国際社会に対してアピールするためにも、
    日本国内の韓国政府の資産差し押さえ。
    では、何を押さえるか、すぐ日本のマネをする性格から
    差し押さえ合戦になり、つまらない。

    それより、ビザの厳格化。
    後追いしてくれれば、セルフ制裁になり一石二鳥w

  20. 樫の木 より:

    自分からGSOMIAの破棄を通告しておいて、「もうすぐ期限が来てしまう」「時間がない」「譲歩しない日本が悪い」とは良く言ったものです。まさに自作自演、マッチポンプですね。
    詐欺や美人局の手口と何が違うのか、教えてほしいものです。

  21. 死にぞこないの仙人 より:

    こちらから次のような対案を提示してはどうだろうか。

    1. 韓国政府は、問題の日本企業が日本統治下及び韓国独立後の、韓国の産業発展及び韓国人民への教育における多大な貢献に感謝し、同企業に5000億ウォンの謝礼金を支払う。
    2. 当該の日本企業は、その謝礼金の入金が確定した後 (ここが大事)、その金額の1%を上限とする基金を設立し、韓国人元従業員又はその子弟への奨学資金として活用する。
    3. 韓国政府又は企業がこれに加えて応分の出資をすることは、これを妨げない。

  22. ななし より:

    日本は今の流れで譲歩すべきではないと思う。しかし、日韓断交も韓国経済の崩壊も望むべき未来ではないとも思う。どう進むのが我が国にとって、同時に韓国にとってもベストなのか、常に変化する状況に応じて考えていく必要がある。自分はムンジェイン大統領とその勢力にもうしばらく、日本国民が非常識と思う今の反日政策を頑張って欲しいと考えている。なぜならば彼の反日政策のおかげで、多くの日本人の韓国に対する理解が深まったように感じるからだ。目が覚めたとも言えるが、未だに譲歩できるところは譲歩すべきという、一見良識があるかのような主張が出てくる現実からすると不完全な目覚めかもしれない。彼らは、これまで日本が韓国に対してしてきた譲歩こそが、現在の日韓問題の根源にあるということに全く気がづいていないように見える。一方、日本が韓国にしてきた譲歩のことを「甘やかしてきた」と主張する人もいるが、全く間違いとは言えないにせよ、今後を見据えたときに意義のある反省の仕方とは思わない。「甘やかしてきた」のでは無く、時の日韓の政治家が功を焦り事実をうやむやにして妥協してきたことが問題だったのだ。歴史的な和解、難しい外交問題の解決を自らの手で成し遂げたいと考えるのは政治家として好ましいことだとは思うし、これまで日韓、特に日本の政治家や官僚が積み上げて来た成果をすべて否定するつもりはないが、現実の問題として否定せざるを得ない部分がある。それが表面上の和解のためにしてきた日本側の譲歩ではないのか。韓国側は、日本に対してどう出れば譲歩を引き出せるのかということを学習し、実践してきたに過ぎない。ムンジェインはそれが下手だからこそ内情がモロに日本側に伝わってしまっただけだ。もしここでムンジェインが失脚し、保守派が政権をとり従来のやり方を繰り返した場合、同じ過ちを繰り返す危険が今の日本にはまだある。現段階の日本政府の対応はベストのように思うが、ここで功をあせり同じ過ちを繰り返してはならないし、同時に韓国経済、ムンジェイン政権が崩壊するのを待っていてもダメだ。仮に今後100年間、日韓の不仲が続こうとも、その先に真の和解に至るよう戦略をねって欲しいと思う。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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