防衛白書にみる、日韓関係の順調なダウングレード

昨日の産経ニュースによると、今年度の防衛白書では、韓国の位置付けが前年度の2位から4位に大きく転落したのだそうです。これを、どう見るべきでしょうか。(※なお、本文中に誤植がありましたので、修正しております。)

今年度の防衛白書の注目点

防衛省はこのほど、令和元年度版(つまり2019年度版)の防衛白書を刊行しました。

この点、昨日の産経ニュースによると、今年の防衛白書では、重要度に応じた記載順を変え、昨年版で2番手だった韓国を4番手に引き下げたのだそうです。

韓国の重要度を引き下げ 安保協力で 令和元年版防衛白書(2019.9.27 11:34付 産経ニュースより)

これはいったいどういうことでしょうか。

気になって防衛省のウェブサイトの『防衛白書』というページから、昨年と今年の防衛白書について確認してみました。

該当する箇所は、昨年(平成30年度)に関しては『第Ⅲ部・第2章・第1節・4 各国との防衛協力・交流の推進』(※ウェブ版)、今年(令和元年度)に関しては『第Ⅲ部・第3章・第1節・2 各国との防衛協力・交流の推進』(※PDF版)です。

ためしに、項目だけを列挙してみましょう。

平成30年版
  • 1 日豪防衛協力・交流
  • 2 日韓防衛協力・交流
  • 3 日印防衛協力・交流
  • 4 日中防衛交流・協力
  • 5 日露防衛交流・協力
  • 6 ASEAN諸国との防衛協力・交流
  • 7 その他のアジア太平洋諸国との防衛交流・協力
  • 8 欧州諸国との防衛協力・交流
  • 9 その他諸国
令和元年版
  • 1 オーストラリア
  • 2 インドなど(※)
  • 3 東南アジア(ASEAN諸国)
  • 4 韓国
  • 5 欧州諸国、カナダ及びニュージーランド
  • 6 中国
  • 7 ロシア
  • 8 太平洋島嶼国
  • 9 その他諸国

(※2についてはインドとスリランカの2ヵ国を記載)

順序の変更はわりと沢山ある

…。

いかがでしょうか。

たしかに昨年度は韓国が2番目だったものが4番目に落とされていますが、それだけではありません。昨年は4番目と5番目だった中国とロシアが、今年は欧州諸国よりもあとの6番目と7番目に回されているほか、ASEAN諸国が6番目から3番目に格上げされています。

また、「欧州諸国」のカテゴリーには、昨年は「その他諸国」に括られていたカナダと「その他のアジア太平洋諸国」に含められていたニュージーランドが加えられたうえで、韓国に次ぐ5番目に格上げされているのも目を引きます。

産経ニュースの記事では、この順序が「重要度に応じている」と述べているのですが、その報道を信じるならば、日本の防衛の重要度は、米国を別格とすれば、次のとおりだ、ということです。

図表 日本にとって米国以外の国の重要性
順位平成30年度令和元年度
1位オーストラリアオーストラリア(→)
2位韓国インドなど(↑)
3位インドASEAN諸国(↑)
4位中国韓国(↓)
5位ロシア欧州諸国、カナダ及びニュージーランド(↑)
6位ASEAN中国(↓)
7位その他のアジア太平洋諸国ロシア(↓)
8位欧州諸国太平洋島嶼国(↓)
9位その他諸国その他諸国(→)

(【出所】防衛白書より著者作成)

これを、どう見るべきでしょうか。

産経ニュースでは、「韓国が2位から4位に落ちた!」という点にばかり、焦点が当たっているように思えてなりません。しかし、本当に重要な点は、少しずつではありますが、「インド太平洋戦略」の重要性が増している点ではないかと思います。

平成30年度(つまり2018年度)については、「日豪」の次に「日韓」、そして「日印」「日中」「日露」と続いたのですが、令和元年度(つまり2019年度)については、「日韓」「日中」「日露」の順位が低下してしまった格好となっています。

実は、この順位こそが重要なメッセージなのではないかと思うのです。

ある意味では当然、ある意味では不十分

以上より、令和元年度(つまり2019年度)については、日本としては「日米豪」「日米印」「日米ASEAN」といった連携を重視していることがよくわかるといえるでしょう。

ただし、やはり、日本が韓国やその同盟国を味方に引き入れる、などと述べている点については、以前として違和感を抱かざるを得ません。

あえて防衛省の気持ちを忖度(そんたく)して申し上げるならば、わが国の海自P1哨戒機にレーダー照射して来たり、あるいはウソをついて日本を貶めたりする行動については、まともな人間の理解の範疇を超えています。

このように考えたら、日本が韓国のランクを引き下げるのは当たり前の話ですが、それと同時に、依然として韓国が欧州、カナダ、ニュージーランドよりも上位にあること自体、理解しがたいものでもあります。

ただし、目下の日韓関係の悪化を想うならば、確かに韓国の地位は低位区分変更などで見直されていることは事実ですが、韓国よりも下位に欧州諸国が存在するなど、まだまだ内容としては十分と言い難いところです。

ただし、日韓関係の破綻が視野に入っている中で、わが国が韓国のランキングを引き下げたという動き自体については、正当な判断であり、日本国民の1人として個人的には支持し得るものと考えていることもまた事実です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 名無しA より:

    誤字があります。

     韓国よりも「怪異に」欧州諸国が存在
     → 「下位に」

    韓国の格下げは当然と思います。まだ米韓同盟があるので
    4番目にしてるだけでしょう。

    今後、英国、カナダ、ニュージーランドの重要度が上がって
    くるのでしょうね。英国はいずれ独立して記載されそうな
    気がします。

    1. 新宿会計士 より:

      名無しA 様

      いつもコメントありがとうございます。
      また、誤植のご指摘、大変ありがとうございました。
      今後ともご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

    2. 老害 より:

      >韓国よりも「怪異に」欧州諸国が存在

      「怪異な韓国」以下に扱われたら、欧州諸国もご立腹でしょう。
      もっとも、「怪異な韓国」とは、なかなか的確な表現にも思えます。

  2. めがねの より:

    更新ありがとうございます。

    発表前日に、海外駐日記者団に防衛省が、事前にブリーフィングをしたところ、韓国記者が猛烈な抗議をしたそうです。「日本の意図は何か」、「不公平だ」、「ASEAN以下はありえない」、「現在の韓日関係の冷え込みの報復か」と質問か不平か分からぬような罵詈雑言を浴びせたそうです。防衛省側は一つ一つ丁寧に説明したとの事、ストレスの溜まる役割ですね(小笑)。

    この白書の令和1年度版を見ると、如何に特に韓国が急降下してるか分かります。ランキング風に言うと、

    会計士さんはわが国の海自駆逐艦にレーダー照射して来たり、あるいはウソをついて日本を貶めたりする行動については、まともな人間の理解の範疇を超えています。

    ①オーストラリア
    ②インド(スリランカ)
    ③インドネシア
    ④タイ
    ⑤フィリピン
    ⑥マレーシア
    ⑦ブルネイ
    ⑧シンガポール
    ⑨ベトナム
    ⑩韓国(ありました)

    1昨年まで堂々の1位が、今やあじあでビリ。下がありません(笑)。日本の対韓しせい

    本当に重要な点は、少しずつではありますが、「インド太平洋戦略」の重要性が増している点ではないかと思います。

    1. めがねのおやじ より:

      追伸
      また中国、ロシアも潜在的な脅威から「敵対国」扱いです。ニュージーランド、カナダより下。更に緊密な関係構築を期待します。

      ここまで、ハッキリ書かれたら
      韓国の立ち位置は分かるでしょう。サヨウナラ!

    2. なんちゃん より:

      >韓国記者が猛烈な抗議をしたそうです。「日本の意図は何か」、「不公平だ」、「ASEAN以下はありえない」、「現在の韓日関係の冷え込みの報復か」と質問か不平か分からぬような罵詈雑言を浴びせたそうです。

      この中で、「不公平だ」ってのに笑ってしまいました。
      ほかの質問は意味がわかるんですけど、これは意味不明。

      河野大臣の記者会見では、「防衛白書の意図は?」と聞かれて「意図ではなく事実を書いています」と即答したそうです。
      事前の韓国記者の抗議が役に立ったんでしょうかね。

      1. 昼 行燈 より:

        なんちゃんさん

        >河野大臣の記者会見では、「防衛白書の意図は?」と聞かれて「意図ではなく事実を書いています」と即答したそうです。

        と言う事のようですが、またもや河野節〽️の炸裂といったところでしょうか。こう言われれば、反論のしようがありませんからね。
        これで、思わず大笑いをしました。

        しかし、韓国よりも欧州・カナダ・ニュージーランドが下位に位置付けられているのが事実であるとは、到底思えませんがネ。

  3. j より:

    昨日の読書コメントに、ルトワック氏の考察が紹介されていました。

    https://geopoli.exblog.jp/20648618/

    1 国家は普通独立を望むが、韓国は従属を望む。
    北に攻撃されても抗議もしないのが例としてございま
    した。アメリカの役割ということです。

    2 その歪んだ欲求不満が、反日にむかう。

    他国を巻き込もうとするのは、なんと言っていいのか、国是、伝統、お家芸でしょうか?

    巻き込みを軽くみないで(日本は何度も懲りているとおもうので)付き合うというより、関係をうすめるよう努力するのが大事であり国益にかなうとおもいました。

    ランク下げはとても良かったです。

  4. クロワッサン より:

    韓国と距離を置くのが順調に進んでいる吉報ですね。

    今後もし中韓北と日米印豪との戦争になった時には、中国の形勢が不利になった後に韓国を裏切らせて、中国が抱く敗戦の恨みや鬱憤を全て韓国に向けるようにするスケープゴートとしての利用方法が良いと思います。

    で、韓国には下位戦勝国または第三国扱いの塩対応で済ませて。

    1. クロワッサン より:

      補足です。

      韓国の性質は裏切る事にあるのだから、その性質を日米にとって有利に作用させるのが大事だと思います。

      個人的には、韓国が日米を裏切るのは確定していて、未確定なのはいつ裏切るかだったから、中国は韓国を裏切らせるタイミングを遅らせて、日米が盛り返しようの無いタイミングで韓国を裏切らせれば良かったと思います。

      なので、中国はやや急ぎ過ぎたかなと。

      韓国が日米を裏切った以上、韓国が中国を裏切らない限りは韓国が日米をまた裏切る事は無いので、今後の日米は韓国に中国を裏切らせるタイミングを調整する事に専念出来るのは楽といえば楽ですね。

  5. 新宿育ち より:

    載っているだけマシと思うよ

  6. 匿名 より:

    そんな中 例の如く自民党幹事長さんが 日本から韓国に手を差しだそうとつぶやいています。大多数の国民は無視するはずですが はたして首相周辺は聞き流すでしょうか?

    1. 国防動員法 より:

      これですね。

      <日韓改善へ「日本が手を」=二階自民幹事長>
      https://www.jiji.com/jc/article?k=2019092701176&g=pol

      現時点ではまだ何の行動にも移していないので、党内をまとめるための口先介入に過ぎない可能性もありますが、そんなことは関係ありませんね。

      「馬鹿なことを繰り返すな。お前が甘い汁を吸うために、日本国民を犠牲にするな!」と、日本全体で言ってやりましょう。

      ここ数週間、韓国批判の勢いが収まってきてますから、もうそろそろ日韓関係が元に戻るタイミングだと踏んでいるのかもしれません。

      「どうせ日韓関係は元に戻る」と、未だに思ってる連中の目を覚まさせなければいけません。
      「この問題の出口が見えない」とか何とか言ってる連中ですね。

      こういう連中に「出口は無い!」とハッキリ言ってやりましょう。

      例えこの先、日本が譲歩させられることになっても、日韓関係は決して元には戻らないのですから・・・

    2. 農家の三男坊 より:

      仮にも“韓国に手を差しだそう”などと言う政治家が出てくれば、その瞬間に政治生命は無くなるでしょう。国政選挙で8?戦全勝でタガが緩んできたということでしょうか。だれも自民党に白紙委任はしていないので、安倍政権がそのような動きをすれば、田舎の利権屋政治が戻ってきたということで次の選挙で2009年と同じ様に自民党は下野することになるでしょう。その時は維新かな?

      1. タナカ珈琲 より:

        農家の三男坊様
        独断と偏見です。キッパリ…
        上から目線の批判は受け付けません

        そうですよね…
        自民党に白紙委任していません。
        今のように情けない日本にしたんは、誰やねん…
        自民党、お前やないか。戦後70年弱政権担当したんは…
        地獄の⁇民主党政権は3年半…、少ないやん。

        維新にガンバってもらいたいです…
        維新は玉が無いのが、玉にキズ…
        候補者出てこい…
        駄文でした。

  7. 電気屋さん より:

    少なくとも韓国は日本を実質的に潜在的敵国として扱っていますのでイチャモン付けるのは筋違いですが、自尊心が許さないのでしょう。

  8. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     鈴置高史説によれば、米韓同盟は(実質)崩壊しつつあります。もし、
    これが正しいとそれば、今回の日本の対応も当然のことでは。

     駄文にて失礼しました。

  9. だんな より:

    日本の防衛白書に対する、カイカイさんの反応で1位は、下記の通りです。
    もし戦争になれば、それを機に36年の恥辱を晴らそう
    南北単一部隊を構成しろ
    チョッパリを絶滅させ、島国の東海沿岸を韓国領土にしなければならない
    共感:542|非共感:249
    日本人をチョッパリと呼び、単独では無く北朝鮮と一緒に戦おうとする、卑怯な考え方だと思います。
    このコメントは、典型的な韓国ネット民のコメントで、いくつかポイントがあります。
    1、併合を恥辱としている。
    2、日本人を絶滅させたい願望がある。
    3、日本に対して、領土的野心がある。
    まあ、こういう国ですので、ランクが下がるのは当然でしょう。

    1. 老害 より:

      だんな さま

      >チョッパリを絶滅させ、島国の東海沿岸を韓国領土にしなければならない

      一部の半島人の考え方ではないということを、日本人に広報したいですね。
      我々の子孫にとって危険な連中です。

      1. めがねのおやじ より:

        老害様

        いつも拝読させて頂いてます。
        韓国との交流の「栓」をもっと締めるべきと思います。朝鮮風「おまつり」や「日韓友好企業人・商工会」など、怪しいモノは、すべて日本人親韓派と在日、元韓国・朝鮮籍で現日本人ながら今も諜報員らを追い出さねばなりません。

        中心は終戦以前〜団塊だと思います。あと5年したら逝なくなるでしょうが、それまで待てません。二階氏など和歌山県選挙区で刺客を保守から出すべきです。

        奸智には長けている民族だけに、日本人はすぐ騙されやすいです。

        1. 老害 より:

          めがねのおやじ さま

          コメントありがとうございます。
          私は、親日の外国人を排斥するつもりもありませんし、日本のルールを守ってくれるなら歓迎します。

          しかし、国是で反日を推進、或いは下心を抱いて付き合うような連中は、断固お断りです。
          ましてや、我々の孫や子に危害を及ぼす可能性がある連中など、今のうちに殲滅したいぐらいです。

          私は、人道主義が第一とは考えません。必要ならば、冷酷な手段も必要であると考えております。
          怒った日本人がどれほど恐ろしいか、お隣に理解させる必要があります。

        2. タナカ珈琲 より:

          めがねのおやじ様

          半分反対、半分賛成です。
          私は団塊の世代です。韓国、北朝鮮のウソにはウンザリです。
          あと5年では死にません…50年は無理ですが、30年間期日前投票します。
          和歌山に2Fの対抗馬、出て来い…

  10. 農家の三男坊 より:

    ここまでは、良い方向ですが、更に河野さんには犯罪国家北朝鮮と嘘つき国家韓国が一体化した場合、海上封鎖するための法整備検討&促進をお願いしたい。茂木大臣には国連制裁決議違反船舶の入港禁止法案の整備をお願いしたい。北朝鮮制裁の抜け穴の責任は共産・社民・民主だけでなく自民党内の汚染議員にもあり、ここを押さえることができるか否かが憲法改正のリトマス試験紙だと思います。

  11. じゃっく より:

    こういう白書の類いは、あまり変更がないはずなのに、
    >順序の変更はわりと沢山ある
    という見出しが気になったので調べてみました。
    詳細は下に記載しますが、
    ・平成22年度から、韓国は1番から2番目になった。
    ・令和元年版は、過去10年で最大の変更になっている。
    ということで、近年にない、抜本的な変更が加わっています。

    これをどう解釈するかは、いろいろな意見があると思いますので、私見は略します。

    —————————————————————————-
    <平成20年~30年 防衛白書目次より抜粋>
    平成28-30年版
    1 日豪防衛協力・交流
    2 日韓防衛協力・交流
    3 日印防衛協力・交流
    4 日中防衛交流・協力
    5 日露防衛交流・協力
    6 ASEAN諸国との防衛協力・交流
    7 その他のアジア太平洋諸国との防衛交流・協力
    8 欧州諸国との防衛協力・交流
    9 その他諸国

    平成26-27年版
    1 日豪防衛協力・交流
    2 日韓防衛協力・交流
    3 日印防衛協力・交流
    4 日中防衛交流・協力
    5 日露防衛交流・協力
    6 東南アジア諸国との防衛協力・交流
    7 日英防衛交流・協力
    8 日仏防衛交流・協力
    9 その他諸国との防衛協力・交流

    平成24-25年版
    1 日豪防衛協力・交流
    2 日韓防衛協力・交流
    3 日印防衛協力・交流
    4 日中防衛交流・協力
    5 日露防衛交流・協力
    6 東南アジア諸国との防衛協力・交流
    7 日英防衛交流・協力
    8 欧州諸国およびその他諸国との防衛協力・交流

    平成22-23年版
    1 日豪防衛協力・交流
    2 日韓防衛協力・交流
    3 日印防衛協力・交流
    4 日中防衛交流・協力
    5 日露防衛交流・協力
    6 東南アジア諸国との防衛協力・交流
    7 日英防衛交流・協力
    8 欧州諸国との防衛協力・交流

    平成20-21年版
    1 日韓防衛交流
    2 日露防衛交流
    3 日中防衛交流
    4 日豪防衛交流
    5 日印防衛交流
    6 日英防衛交流
    7 東南アジア諸国との防衛交流
    8 その他の諸国との防衛交流
    (注)「防衛**・**」あたりの文字は厳密にチェックはしていませんので誤りがあるかも。

  12. NANASHI より:

    長尾たけし氏からのブログで、日本の尊厳と国益を護る会として以下内容の要望書が、官邸ならびに自民党幹事長室へ提出されたとのことです

    https://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/e75e2c1cc66ed3d09df2a63ac3522213
    日本の尊厳と国益を護る会による、対馬振興強化に関する緊急要望

    1.「対馬振興法(仮称)」を制定し、国境の要衝としての対馬の位置づけを明確にするとともに国土の保全を図り、島民の目線に立った総合的な対馬振興計画を策定し、これらを両輪で実施すること。
    2.国民が対馬の歴史と文化に一層容易に触れられるよう、現在有人国境離島法の対象とはなっていない対馬への旅行者の航空運賃等の引き下げを、大胆に躊躇なく実施すること。
    3.対馬への修学旅行等を増やすための助成を行うこと。
    4.海上自衛隊防備隊周辺の土地を国有化するとともに、朝鮮半島有事を想定し港湾の整備を行うこと。
    5.国境防衛の要となってきた対馬の歴史も含め、福岡に元寇に関する公的な歴史館を設置すること。

    1. 老害 より:

      NANASHI さま

      情報ありがとうございます。

      大変興味深い施策ですが、対馬に蔓延っている半島資本を潤すことがないようにしたいですね。
      対馬は、海がきれいで魚も美味しく、なにより歴史のある土地です。日本人観光客で一杯にしましょう。

    2. 頓珍韓 より:

      NANASHIさん

      東京、大阪、京都、奈良などの大きな都市にはわざわざ修学旅行で行くこともないような気もしますね。
      大人になったら就職で行く人も多いし…。
      大人になっても行ってない県がたくさんあります。
      日本は広い。
      対馬のような国境に接する島に若者達が興味を持つ経験になれば、お題目の他国間交流とは異なる次元の本質的な日韓、日中、日露関係で生きる世代を作る契機にもなる。
      東京ディズニーランドに修学旅行に行くぐらいだったら、対馬に向かった方が良いと思いますね。

  13. 七味 より:

    重要度の順に項目を並べてるってことはないと思います
    1番や2番には、多少そういう面があるのかもしれないけど、あとは書きやすさの問題なんじゃないでしょうか

    あっても、地域順とか、ある程度友好的なとこと、そうじゃないとこって、感じでまとめてるくらいだと思うのです
    あとは、先の項目で書いた事項と関連があれば、近くに配置したほうが読みやすいとかで、順番が決まってくるんだと思うのです

    まぁ、そういった意味では、項目の順番が重要度の順番を表さないにしても、上の方は関係が深いとかは言えるかもしれないって位だと思うのです♪

  14. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     (今回の話題から外れますが)日本で韓国ドラマが流行っているらしい
    ですが、韓国社会の現状そのままのドラマなら、そんなドラマは韓国社会
    で流行ることはないと思います。(つまり、韓国ドラマと韓国社会は、全
    く別物ということです)
     (日本の主婦が)韓国ドラマの世界を夢見て、韓国に行けば、夢が破れ
    るだけでは。

     駄文にて失礼しました。

  15. 774a より:

    春に外務省から「外交青書」が発刊されたとき、日韓の関係表現がさらにグレードダウン(笑)されてて話題になったけど、今思えば、青書や白書が日本政府やその政権の方針や意思を如実に示しているならば、ちゃんとブレずにその方針どおりに進めてるんですよね。

    防衛については、対中国を見据えて日米連携でインド太平洋に力点を置くということですね。
    「り地域」は地理的に近すぎるのでスルーはできずにとりあえず載せておいたと(爆)。
    アメリカとキューバみたいなものですかね。

    日英版以外の防衛白書のダイジェスト版がロシア語・中国語(簡体)・韓国語・フランス語まで用意されているのにはちょっと驚いた。
    「お前らの国、訳しておいたからちょっとそれ読んでおけ」って意図なんでしょうねw

    1. 774a より:

      改めて読み返したら、
      多言語版は、防衛協力・交流の相手国と連動してるんですね。
      先方から要望があったのか、日本側の配慮なのかはわからないですが。
      外交青書が和文以外は英語版のみなので防衛省は親切だと思う(笑)

  16. 迷王星 より:

    >しかし、本当に重要な点は、少しずつではありますが、「インド太平洋戦略」の重要性が増している点ではないかと思います。

    つまり、日本は極東の国であるという従来の自意識から、日本は海洋国家である、あるいは日本は太平洋の国である、という意識への転換を進めているということですね。ただ、そうであるならば、太平洋島嶼国家群は重要であり、それら諸国の防衛白書(だけでなく外交白書でも)でも今年度の白書におけるよりももっと上に位置付けるべきですね。

    パラオを始めとする太平洋島嶼諸国へのチャイナの浸透は日米豪の太平洋トライアングルで防止しそれら諸国をチャイナ側へ堕ちる事態から防衛せねばならないという強い意識を3国で共有する必要があります。

    それが太平洋、特に人民解放軍がアメリカとの太平洋分割によって独占しようとしている西太平洋を自由の海として維持する上で最も必要なことです。

  17. りょうちん より:

    レーダー照射の対象が駆逐艦になっていますよ。哨戒機ですね。
    イージス艦にFCS照射したら自動迎撃されかねませんよw

    1. 新宿会計士 より:

      りょうちん 様

      いつもコメントありがとうございます。
      誤植のご指摘、大変ありがとうございました。さっそく修正いたしました。
      引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

なんちゃん へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告