今月の日韓関係は、まさに怒涛のような展開でした。今月2日に日本政府は韓国を輸出管理上の「ホワイト国」から削除する閣議決定を行ったのですが、これに対して韓国側からは先月に続き、瀬戸際外交、ウソツキ外交、コウモリ外交、告げ口外交などが繰り広げられ、ついに先週は日韓GSOMIAの破棄を韓国政府が日本に通告して来ました。ただ、日本政府はこうした韓国政府の瀬戸際外交に微動だにせず、本日、無事に韓国を「グループB」に区分変更したようです。
2019/08/28 15:30 追記
ツイッター上で「懸念国リスト」から「南スーダンが抜けている」というご指摘を頂きましたので、記載を一部修正しています。
目次
韓国はグループBへ
本日から韓国を「ホワイト国」除外
日本政府・経産省が7月1日に発表した『大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて』は、大きく次の2つの措置から構成されています。
- ①いわゆる「ホワイト国」リストから韓国を削除する政令改正案の公表
- ②フッ酸など3品目の包括輸出許可から個別輸出許可への切り替え
このうち、①の措置については7月24日にパブリックコメントが締め切られたのですが、8月2日付でパブリックコメントのホームページ上に公表されたパブコメの結果によれば、寄せられた意見総数は40,666件、内訳は「おおむね賛成」が95%に達しており、「おおむね反対」は1%に過ぎませんでした。
輸出貿易管理令の一部を改正する政令案に関する意見公募の結果について(令和元年8月2日付 電子政府の総合窓口より【PDF】)
これを受けて政府は8月2日に政令改正を閣議決定し、7日付でこれを公布。そして、21日が経過した本日、改正政令が施行されました。
新しい呼称は「グループA」
また、経産省の8月2日付の報道発表『輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定されました』によると、輸出管理上の優遇措置の適用を受ける国について、「ホワイト国」という呼称を廃止し、「グループA~D」と呼ぶことにしたそうです。
具体的には、グループAが旧「ホワイト国」ですが、このグループAに指定されるためには、まずは次の4つの国際的な輸出管理体制のすべてに参加していることが必要です。
- NSG(原子力供給国グループ)→原子力専用品、技術などを規制
- AG(オーストラリア・グループ)→化学兵器、生物兵器を規制
- MTCR(ミサイル技術管理レジーム)→ミサイルや無人航空機などを規制
- WA(ワッセナー・アレンジメント)→武器、汎用品などを規制
ただし、この4つのすべてに参加したからといって、自動的にグループAになるわけではありません。現在、この4つのすべてに参加している国は、日本を除いて29ヵ国ありますが、日本がグループAに指定している国は、トルコ、ウクライナ、韓国の3ヵ国を除いた26ヵ国です。
一方、グループAではないものの、少なくとも1つ以上の国際輸出管理体制に参加している国がグループB、いずれにも参加していない国がグループC、いわゆる懸念国がグループDです(韓国は今回、グループBに含まれた格好です)。
これをまとめておきましょう(図表)
図表 国別・品目別許可手続
カテゴリー | 具体的な国 | キャッチオール規制 | リスト規制 |
---|---|---|---|
グループA:旧ホワイト国 | 輸出貿易管理令別表第3に掲載されている26ヵ国 | 免除 | 一般包括か特別一般包括か個別許可を適用 |
グループB:レジーム参加国 | 4つのレジームのいずれかに参加している国 | 適用対象 | 特別一般包括か個別許可を適用 |
グループC:レジーム参加国以外 | A、B、Dのいずれにも該当しない国 | 適用対象 | 特別一般包括許可か個別許可を適用 |
グループD:懸念国 | 懸念国 | 適用対象 | 個別許可のみ |
(【出所】輸出貿易管理令、経産省資料等を参考に著者作成)
なお、グループD(いわゆる「懸念国」)は、次の10ヵ国11ヵ国だそうです。
アフガニスタン、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、イラク、レバノン、リビア、北朝鮮、ソマリア、スーダン、イラン、南スーダン
※2019/08/28 15:30 追記
南スーダンが抜けていました。正しくは11ヵ国です。(※根拠:輸出貿易管理令別表第3の2、第4)
グループDではなくグループBですよ!
いずれにせよ、日本の韓国に対する措置は、経済制裁でもなければ報復措置でもありません。単なる輸出管理上のグループの変更です。
もし本気で韓国に経済制裁を加えようと思うのならば、韓国を「グループB」ではなく「グループD」に含めるべきです(これは『総論:経済制裁について考えてみる』でいうところの「(2)サイレント型経済制裁」による「②日本から韓国へのモノの流れの制限」です)。
ただし、日本がこれから韓国を「グループD」に指定するためには、もう1度、輸出貿易管理令の改正が必要で、『別表3の2』か『別表4』に「大韓民国」という文言を追加しなければならないため、少しハードルが高いといえます。
また、経産省は半導体などに使われる素材3品目やその関連技術の韓国に対する輸出を個別許可に切り替えましたが、これも韓国側にやましいところがなければきちんと許可が出ます(『日本が韓国向け輸出を許可 「経済報復」ではない証拠』参照)。
つまり、日本は「経済制裁」どころか、たんに韓国を「(旧)ホワイト国」に指定する2004年以前の状態に戻すだけの話であり、これを「経済的報復」だの、「不当な措置」だのと位置付けるのは、日本国民の1人としてまことに不本意というほかありません。
日本はもう関係ない
韓国の瀬戸際外交に対する米国の反応
さて、本日は晴れて韓国が「非ホワイト国」に切り替わったという点もさることながら、もう1つ、報告すべきことがあります。それは、韓国政府が先週打ち出した日韓包括軍事情報保護協定(日韓GSOMIA)の破棄を巡って、日本だけでなく米国までも冷たい反応を示している、という点です。
ちなみに李洛淵(り・らくえん)首相は日本が韓国の「ホワイト国除外措置」を撤回するならば、自分たちも日韓GSOMIA破棄を考え直す(かも)、と述べた、という話題については、『GSOMIAでまた瀬戸際外交 「相手にしない」が鉄則』でも触れたとおりです。
一般に、韓国政府は自分たちが困った状況に置かれたときには、
- ①瀬戸際外交
- ②コウモリ外交
- ③ウソツキ外交
- ④告げ口外交
という反応をする傾向にあるのですが、これなどは典型的な「①瀬戸際外交」でしょう。ただ、これまでの「瀬戸際外交」と本質的に異なっているのは、明らかに米国政府が韓国に対して冷たい視線を注いでいる、という点です。
本日の韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、日韓GSOMIA破棄問題を巡り、匿名の米国政府高官はAFP通信に対し、(日韓GSOMIAが正式終了する)11月22日までに「考え直すべき」と述べたのだそうです。
米当局者「GSOMIA、11月の終了前に韓国が考え変えるよう」圧迫(2019年08月28日10時04分付 中央日報日本語版より)
この「匿名の米国政府高官」が存在するのかどうかという問題はありますが、仮にこのAFPの報道が事実なら、日韓GSOMIA破棄を巡り、米国政府が韓国政府に対して強い不快感を抱いている、という証拠でしょう。
米下院でも韓国への懸念が広まる?
さて、当ウェブサイトでは常々、「韓国の反日プロパガンダには注意が必要だ」と申し上げて来ているのですが、こうしたなか、今回の日韓GSOMIA破棄に関しては、どうも韓国側の分が悪いように思えてなりません。
なぜなら、日韓GSOMIA破棄は「日韓間の問題」ではなく「米韓間の問題」になったという点において、いわば、韓国側のオウンゴールと考えられるからです。そのもう1つの証拠が、次の中央日報の記事です。
米下院外交委員長「GSOMIA破棄、文大統領に懸念」(2019年08月28日07時41分付 中央日報日本語版より)
中央日報によると、米外交委員会のエリオット・エンゲル委員長(民主党、ニューヨーク)は現地時間24日に声明を出し、
「文在寅大統領が、米国同盟国の間の地域安全保障脅威に対する共通の認識に寄与し、さまざまな困難にも推進された重要なGSOMIAを終了する決定を下したことに対して深く懸念する」
と述べたのだそうです。
これに先立ち、すでに米国政府・国務省報道官は文在寅政権の決定を批判するコメントを出していますが、エンゲル氏は韓国政府の決断について、
「韓日だけでなく、地域全体に影響を及ぼす実質的な国家安保協力を阻害するよう放置したことは無責任なこと」
と述べたそうです。
もちろん、日韓協力がうまくいかないことの責任の一端は米国にもありますので、このエンゲル氏の声明は一方的なものと言わざるを得ませんが、それでも、米国が日本ではなく、韓国を批判するようになったというのは、なかなか画期的なことではないでしょうか。
これに加えて中央日報によれば、マイケル・マコール外交委共和党幹事(テキサス)も、22日にツイッターで
「韓国のGSOMIA脱退決定で韓日情報交流の未来が不確実になったことに対して残念に思う/北朝鮮が差し迫った脅威として残っている状況で、民主主義国家は互いに協力して保護しなければならない」
などと述べたのだそうですが、すでに日韓GSOMIA問題は日本の手を離れたものであり、わが国としてはこれ以上関わるべきものでもないと思えてなりません。
いつ日本が韓国を挑発しましたか?
一方、GSOMIA破棄に関する次の中央日報の社説も、なかなか意味不明です。
【社説】GSOMIA破棄の後遺症、これ以上の状況悪化は防がなくては(2019年08月28日07時41分付 中央日報日本語版より)
中央日報は日韓GSOMIA破棄を巡り、米国務省のオータガス報道官が「GSOMIA終了は韓国防衛をさらに複雑にし米軍に対する危険を増加させかねない」とと述べたうえで、在韓米国大使館がこれに韓国語翻訳文を付けてリツイートした、と指摘。
いわば、日韓GSOMIA破棄が米韓同盟の問題に発展していると指摘しています。
中央日報はこれについて、「韓国自ら『アチソンライン』の外に出て行こうとしているという声が米国の朝野から出ている」韓国に対する米国の不信がこれ以上広まった場合には、
「在韓米軍撤収を含む、北東アジア安保戦略の大幅な修正を米国が検討しないという保障はない」
と警告します。
中央日報はまた、李洛淵氏の「日本が不当な措置を原状回復すれば、我々はGSOMIA終了を再検討することができる」とする発言については「一度亀裂が入った同盟または友邦との信頼を回復するのは難しい」と戒めるのですが、末尾にこんなことも述べています。
「青瓦台(チョンワデ、大統領府)や政府が先に立って対決局面を助長し極限状況へ追いやることをしては絶対ならない。安倍政権もやはり同じことであることは言うまでもない。」
この下り、本当に意味が分かりません。
韓国が日本を挑発したことはいくらでもありますが、日本が韓国を挑発したことがあったのでしょうか?
ちょっと記憶にありません。
ハンギョレ「米に失望」
さて、本日の韓国メディアの報道で、なかなかの興味を感じたのは、次の記事です。
[記者手帳]アメリカには失望だ(2019-08-28 07:53付 ハンギョレ新聞日本語版より)
論調が文在寅(ぶん・ざいいん)政権に近いことでも知られる『ハンギョレ新聞』(日本語版)には、韓国に対して「強い憂慮と失望」を示した米国政府に対し、「理解しがたい」と述べます。
「理解し難いのは米国務省の論評だ。米国務省は『文在寅政府の決定は、北東アジアで私たちが直面した安保的挑戦に対する深刻な誤解を示している』と指摘した。GSOMIAの終了決定は『国益のため』という韓国の説明は『無知の為せる業』という話だ。日本の外相が『地域の安保環境を完全に誤認した対応』と明らかにしたのとそっくりだ。脅威に対する認識の差がこれほど克明な同盟が果たしてあるのかと思う。」
もうこれだけで答えになっていると思うのですが、これこそが現在の米韓同盟の姿です。
今朝の『待望の鈴置論考、「米韓同盟はすでに終わっている」?』でも紹介したとおり、韓国観察者の鈴置高史氏はかなり以前から「米韓同盟は終焉する」と予言されていますが、これが韓国の左派メディアの論調からも確認できた格好だといえます。
といっても、正直、ハンギョレ新聞の記事は無駄に長く、全文を読む価値があるとは思えません。
ハンギョレ新聞の主張のエッセンスは、次の一文に凝縮されています。
「韓日の葛藤は、こうした複雑性が二者の関係に投影された結果だ。韓国は、南北関係の進展と米国・中国との協力を通じて朝鮮半島に恒久的な平和体制を構築しようとしている。日本は、中国を封じ込めようとする米国のインド太平洋戦略に便乗して、平和憲法の鎖を解いて軍事大国になろうとしている。この過程で、韓日関係は明確な座標をつかめずに漂流した。米国は今こそ北東アジアで同盟の利害衝突を反映する一層細心な指導力を発揮しなければならない。」
要するに、日本は永遠に非武装のまま、韓国の「下」の立場に居続けろ、ということですね。申し訳ないのですが、このハンギョレ新聞の主張に同意できる部分はただの1ヵ所もありません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
いずれにせよ、韓国の瀬戸際外交に対し日本がグループAからの韓国の除外を断行したこと、韓国の瀬戸際外交が米韓同盟をも揺るがせ始めていることは、日韓、日米韓連携がまったく異なるフェーズに入った証拠です。
今のところ、韓国ウォンの対米ドルレートなどは安定しているようにも見えますが、金融市場はいつ大きく動くかもわかりません。予断を持たず、かつ、慎重に展開を見ていくことが必要ではないでしょうか。
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いよいよ、始まりましたね。
戦略物資の多さも話題になっていますが、それとは別に、
信用状発行のために、経済産業大臣の許可が必要になる、
と言うことで話題になっているようです。
(ご存じの皆様も多いとは思いますが…)
https://www.bookservice.jp/2019/08/13/post-5648/
物品の輸出自体もそうですが、信用状の発行が滞ることが、
今後、どのように韓国に影響していくのか、楽しみですね。
日本の企業が信用状発行してもらう場合に許可がいるだけなのでは?
リンク先の質問の事例も日本に所在する企業の話ですし
DUMMYさん
お返事ありがとうございます。
なるほど、国内企業だけが対象ということであれば、何も変わらないんですかね。
引っかかったこととして、冒頭に
「対象貨物および仕向国が、外為法に基づく輸出貿易管理令(以下「輸出令」)別表第1に掲げる貨物および国・地域である場合は、事前に経済産業大臣の許可を得る必要があります。」
とあるんですよね。
信用状と言う言葉が一人歩きしていて、日本の銀行が、どういう立場で信用状を与えているのか(そもそも、信用状とはなんぞやというレベルで)の理解が浅いので、トンチンカンな考えかもしれませんが…
今って、「韓国の銀行の通貨」への信用状を与えているんでしょうか。それとも、「韓国の銀行で決済される取引」に対しての信用状なんでしょうか。
後者なら、結果的に「貨物の取引」にも引っかかりそうな気がするのですが…
金融とか全然わかってない素人考えなので、ツッコミどころ満載と思います。是非、詳しい方にツッコミ頂けるとありがたいです。
一読者様へ
宇佐美典也氏が、韓国が非ホワイト国になると、日本から輸入していた高純度フッ化水素を中国へ仲介貿易できなくなる事を、詳しく書いています。
http://agora-web.jp/archives/2040373.html
>日本は、中国を封じ込めようとする米国のインド太平洋戦略に便乗して、平和憲法の鎖を解いて軍事大国になろうとしている。
もう軍事大国でいいよ。
既に結構な軍事大国だし。
なんなら武器商人でもいい。
無駄な公共事業に投資するぐらいなら、日本産兵器作って世界に売りましょう。
日本国内も、韓国がビビるぐらい販売用兵器でいっぱいにしましょう。
兵器を自由自在に扱えるインストラクターも国内にたくさん育てましょう。
いざとなったらインストラクター達も自衛隊と一緒に戦いましょう。
日本は今まで全然手を付けてこなかったから、結構な雇用創出になるんでないの?
午前中の妄想に過ぎませんが、書いてスッキリしました。
もう疲れた様へ
>なんなら武器商人でもいい。
ああ、いい響きですねぇ。でもこの分野は米国、中国、ロシアさんと競合しますよ。
新たに貿易摩擦の種にならないといいですけどね。
競合しないように日本刀とか鑓とかなら問題ないかな。
伝統産業の保護にもなればいい。
気分は黒田長政公の家臣様へ
お返事ありがとうございます。
>でもこの分野は米国、中国、ロシアさんと競合しますよ。
米国はともかく、売り先さえ調整すれば、中露はいいんでないの?
でも、中露無しでは武器商人とは言えないか・・・
ざっくりと「日本やばいぞ」と思わせられれば、何でもいいんですけどね(笑)
まぁ、所詮、妄想に過ぎませんが
田舎のおばさんの私は、朝鮮半島にも、日本の無駄飯食いの野党の面々にも疲れ果てました。
心のなかで、日本の英知と技術と天才のひらめきとで核兵器を超えるものを生み出してください。と
祈っています。なんの縛りも受けず、秘密裡のなかで、圧倒的に有利な他国を制するものを。
田舎で憲法改正賛成も声には出せず、鬱積した思いが積み重なっていくのです。
河野外相はやり過ぎ変えろと枝野氏が発言があったようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00000018-asahi-pol
韓国に忖度しまくった過去が現在の状況を生み出している反省がまるでありませんね。
やはり、あちら側の方だとつくづく感じました。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
日韓ともに、「日韓関係が新たなフェーズ」に入ったことを認めたく
ない人が、いるようですね。(勿論、その新しいフェーズが、どうなる
かは、分かりません)
駄文にて失礼しました。
たしかに。
状況だけが異次元へどんどん進んでいっていますから、従来の目線で見ていると対処出来ないでしょうね。
目線は常に先へ先へと進めていかないと!
損失を被るにしても最小限にとどめ、新しい枠組み(日米豪印安保体制)の利益を最大化することに先手先手で行かなければと思います。
これで自民党との対立軸を作っているつもりなら、頭が悪いとしか言いようがありません。
彼らの支持層はあちら側の人間で、日本国内に相当数紛れ込んでいるのが容易に想像できますね。
党内に沢山あちらの方を抱えてますからね。
R4が叩いた分、党首がフォローしているのではないでしょうか。
> 韓国に忖度しまくった過去が現在の状況を生み出している反省がまるでありませんね。
> やはり、あちら側の方だとつくづく感じました。
とは、『枝野氏があちら側の方(=韓国側)』と言った意味でしょうか?
だとしたら、ちょっとと言うかだいぶ違うと思います。
先ず、あちら側の方(=韓国側)を言うのであれば、
『韓国が言うことを聞き入れなさい(=ホワイト国除外の撤回)』
と言っているのであればその通りだと思います。
が、一切、そのように読み取れることは書かれていません。
逆に日本政府の対応を支持している記述が書かれています。
そして、枝野氏が批判しているのは、河野外相の対応の仕方そのものです。
これは、選挙を睨んでの与党叩きの一環だと私は思います。
あと、『忖度』と言う言葉を使っていますが、
推し量って相手に配慮したのではなく、
私は『譲歩』とか『妥協』の方がより正しく表現していると思います。
駄文で失礼しました。
いや、完全にあちら側でしょう。
=====
韓国大統領からは少し妥協の余地のあるようなことがあったにもかかわらず、いわゆる「上から目線」、特に河野太郎外相の対応は韓国を追い込んだ。
=====
いつ、韓国の大統領が妥協の余地があるような発言しましたか?
ミスリードして、韓国の要求を呑めと言ってるわけですから、平凡なサラリーマン様の仰っている通りすよ。
韓国の大統領が、国際法違反の状態を是正する用意があると一言でも発言しましたか?
> いつ、韓国の大統領が妥協の余地があるような発言しましたか?
> ミスリードして、韓国の要求を呑めと言ってるわけですから、平凡なサラリーマン様の仰っている通りすよ。
> 韓国の大統領が、国際法違反の状態を是正する用意があると一言でも発言しましたか?
何を勝手に拡大解釈しているのですか?
大体、国際法違反の状態を是正の話しなんて本記事では取り上げていません。
ミスリードしているのは、通りすがり様や平凡なサラリーマン様ではないですか。
元々、韓国によるGSOMIA破棄に関した枝野氏の発言が発端です。
韓国の大統領が妥協の余地とは、「ホワイト国除外の撤回」ではないですか。
だからと言って、「ホワイト国除外の撤回しましょう」と枝野氏は言っていませんよ。
相手の顔も一定程度立てる、相手のプライドを傷つけるようなやり方はだめ
と河野外相の対応が悪いと言っているだけでしょう。
まぁ、「外務大臣、代えるしかないですね。」は言い過ぎと思いますが...
尚、枝野氏を擁護するつもりでレスした訳ではなく、
本記事の理解/認識が可笑しいのでは?と思いコメントした次第です。
枝野氏がそう思われるのは仕方ないと思います。
枝野氏は韓国は敵なのか?に署名もされてますし…
通りすがりの会社員 様
色々な意見があっていいと思いますが、私も「妥協の余地のあるようなことがあった」を見た時に、あちら側だなと思いました。
「与党叩きの一環だ」という意見もあるとは思いますし、間違っているとも思いません。
ただし、しれっと妥協の余地のないことを「妥協の余地がある」と印象操作してから、なんとなく正しそうな話にもっていくところは、誰の利益を念頭に置いているのやらと考えてしまいます。
逆に言えば、枝野氏に交渉を任せていたら、妥協の余地があるという前提で協議した、と主張していることになりますので。
枝野氏がそう思われるのは仕方ないと思います。
枝野氏は韓国は敵なのか?に署名もされてますし…
そして韓国は敵なのかの集まりはホワイト除外撤回を求めています
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190827-00000057-yonh-kr
ピークを過ぎたソフトエンジニア様
>枝野氏に交渉を任せていたら、妥協の余地があるという前提で協議した、と主張していることになりますので
この点はまさにその通りだと思います。ご本人は冷静に正論を述べているつもりでおられるのでしょうが、こういうところが、ホントどうしようもないんだな。今のフェーズは話し合いなんかじゃない。つかみ合いの喧嘩やってるんでしょ。そこで腕っ節の強い仲間の一人を「オマエ、チョットやり過ぎ」って、引っ込めてどうするのよ。こんなこと言う人には、とてもじゃないが丁々発止の外交交渉なんか、任せられないなと、多くの有権者が呆れ果てたことでしょう。
しかし、この言を以て「あちら側の人」っていうのも、どうかとは思うんですがね。枝野氏だって、一応は「日本の有権者の支持を得て政権奪還を!」って思ってるんでしょうから、「こちら側」に居るしかないわけで。(自称)徴用工判決以来、安倍内閣が強い態度で臨み始めた頃から、「国内の支持率狙いでアベが~」が、あちらの決まり文句だったんですが、まあゲスの勘ぐりとはいえ、結果的に内閣支持率が上がっているのは事実で、それが面白くないのは、こちら側に居たって野党党首としては当たり前。ケチの一つも付けたくなるのも分かります。しかしまあ、空気が読めないというか、語るに落ちるというか、とんだオウンゴールだという気がしますね。
あのー、勘違いしている雰囲気ですが・・・。
河野太郎外務大臣が高圧的な態度を見せたのは、慰安婦問題にゼロどころかマイナス回答を持ってきたときだけですよ。
ホワイト国外しに関しては「俺の担当じゃないよ。経産省に言って。」とにこやかにスルーしていただけですが・・・。
ツィッターの返しを見ている限り、この人はそういうツボは絶対に外さないです。
あちら側、こちら側ねぇ~…
あちら側が如何なる陣営なのか、こちら側が如何なる陣営を指しているのか、それを明示しなくては議論が成立しません。
臭わせるだけなら、いくらでもミスリードできるし、誤解も誘うでしょう。
自分はネットが明示することを嫌うワード、『アカ側』だとか、『北朝鮮シンパ』だとか、もっと具体的に上げることができますが…(笑)
それを言うなら枝野幸男は、明確に北朝鮮側ではありません。
隠れアカの親米左翼です。また、政権を批判するためには支離滅裂な言論も投げっぱなしにする『芸人枠』の政治屋でしょう。そのためには、売国奴とあからさまにわかる発言も繰り返すでしょう。
何のために?
日本が朝鮮人に蚕食されていると、日本人にそれとなく伝えて、日本を朝鮮半島と対決させる方向へ誘導するための工作員なのでしょう。
こうした工作方法は、フランクフルト学派を勉強して自ずと見えてくるようになりました。
名無Uさん 様
個人的には、日本の国益に寄与するか、そうでないかでしか色分けしてません。
それだけわかれば、一有権者として判断できますので。
つまり、上で書いた「あっち側」は日本以外のどっか、という意味です。
でも立憲民主党は最初、憲法改正に前向きだったはずなんですがねぇ。
徴用工判決以降、日韓関係の悪化のスピードが、随分加速された印象です。
日本が日韓協定を日韓関係の基盤にしていることから考えれば当然でしょう。
GSOMIA破棄とホワイト国解除で、軍事的、経済的に、明らかな溝が出来たと思います。
韓国は、日本のせい、アメリカのせいと人のせいにして、責任逃れと嫌がらせを繰り返すでしょう。
ハンギョレの記事から見る韓国の大きな誤算は、「北関係の進展と米国・中国との協力を通じて朝鮮半島に恒久的な平和体制を構築しようとしている」の部分だと思います。
韓国が、安全保障面で米中両国と協力できると思っている自信過剰と、米中関係の悪化の流れが急速に進んだのが原因ですね。
日本は先を見越して、インド太平洋戦略に切り替えて、アメリカとも方向性は一致しています。
韓国が明確に敵国となる日も遠くないでしょう。
ま、今でも「竹島を侵略された国」なんですけどね。
追記です。
新宿会計士さんは、もう日本は関係ないと言ってますが、韓国はそんなに甘くは無いでしょう。
何せ、韓国のアイデンティティは「反日」ですから。断交しても、お構いなし。
ハンギョレの記事のように、国が存在する限り「日本が悪いニダ」を言い続けると思います。
安全保障はレーダー照射始まりかと思いますが…
そもそも「ハンギョレ新聞」の設立準備委員会に文不在寅が名を連ねていた……という情報をどこかで読んだ記憶があります。
が、私の力では、確証に至ることができませんでした。
もしも確実なエビデンスを見つけていただければ、ハンギョレに対する貴記事の書き方にも大きな影響があろうかと思ったりしています。
すみません。他人のフンドシで……。
これですかね。
https://eastasiaresearch.org/2019/01/28/moon-jae-in-a-founding-member-of-hankyoreh-newspaper/
匿名さま
重要なヒント、ありがとうございます。
当該ページは一次情報ではないものの、情報量が多いので、
一次情報を探す手がかりとして、非常に役に立ちそうです。
ありがとうございました。
更新ありがとうございます。
何はともあれ、韓国のグループB登録、完了したようです。Dでも良かったんだけどな〜♪。米国はかなり怒っているのか、中央日報によると、「11月までにGSOMIAの継続の返事を寄越せ」(笑)。シツコイな〜(笑)。韓国がシブシブ乗って来たらかなわんだろが。米国も直接韓国に関わるのは嫌なんだネ。
韓国への輸出の厳格化により、対象品目が増えてる(未確認です)ようで、韓国の貿易は「がんじがらめ」になりますネ。焦土化を急げ!
河野外務大臣の発言に対して、立憲民主党の枝野氏が「辞めて貰うしかない」と。誰にモノ言うてんねんッ。野合の衆が! 以上。
貴殿の切れ味鋭いご指摘と論理の展開、毎回楽しく拝見させて頂いております。
鈴置先生の論考も大変参考になりますが、以下に高濱先生の面白いレポートが発出されました。
なんとあの「ネルソン・レポート」における「GSOMIA破棄に関する米政府高官・元高官達の露骨なコメント」が掲載されています。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57446
お忙しい事とは存じますが、ご自愛されまして、今後も様々な論評をお書き下さいね。
楽しみにしております。
韓国政府が何をしようが、それほど腹立つことは
ありませんでした。 しかし、これには腹立ちと
失望、情けなさ、絶望感でいっぱいです。
日本の敗北は決定的です。
・・・
高校日本代表、無地の服で韓国へ
日韓関係に配慮、日の丸ロゴ避け
2019/8/27 19:50 (JST)
©一般社団法人共同通信社
日本高野連の竹中雅彦事務局長は27日、日韓関係の悪化を受け、韓国の機張で30日から始まるU18ワールドカップ(W杯)に臨む高校日本代表に日の丸のロゴなどが入ったポロシャツを着用させず、無地のものに変更して28日に現地入りさせる方針を明らかにした。
・・・
当然、高校生には罪は有りません。
日の丸を見たら韓国人が襲うって思うのは、
韓国人に失礼じゃないんですか?
日本チームが勝ったら、
韓国に配慮して、
国旗は掲揚しない・国歌は流さないってことですか?
国の代表で参加するってことは、日の丸を背負って戦うってことでしょ?
情けないです。
日の丸を取り除いたら白旗でしょう
降参しに行くんですかね
ハンギョレは、反ギレと揶揄されることが多いようです。
典型的な反日・侮日のマスゴミで、ATMと根っこは同じ。
「り地域」が無くなったように誤解されている方がおられる可能性が拝察されますので、この点について記述します。(正しくご認識されておられる方も多数かと存じますが。)
「輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定されました
経済産業省2019年8月2日」によれば
「輸出管理上の国別カテゴリーの実務上の名称について、以下のように呼称するようにします。なお、法令上の扱いは運用通達上の国別区分に定めるとおりであり、変更はありません。」です。
https://www.meti.go.jp/press/2019/
08/20190802001/20190802001.html
「以下のように」が「A~Dのグループ」を指し、「法令上の扱いは運用通達上の国別区分」は「い~りの地域」を指します。従って、韓国は、実務上はBグループに属しますが、法令上は「り地域」に属していることに変更はありません。
法を熟知した経産省の「意気込」を感じ取りたいものです。