待望の鈴置論考、「米韓同盟はすでに終わっている」?

日韓GSOMIA破棄を巡っては当ウェブサイトでもずいぶんと話題として取り上げて来たのですが、これに関連し、「いずれ米韓同盟は終焉に向かう」という当ウェブサイトなりの考え方に大きな影響を与えた、優れた韓国観察者である鈴置高史氏の最新論考が、昨日、『デイリー新潮』に掲載されています。乱暴な言葉で今回の鈴置論考を要約すると、「米韓同盟は崩壊しない、なぜならすでに崩壊しているからだ」、でしょうか。こうしたなか、本稿ではこの待望の鈴置論考をどう読むべきか、そして、今後の注目点をどう見るかについて、考察してみたいと思います。

日韓GSOMIA破棄の意味

先週の韓国政府による日韓包括軍事情報保護協定(日韓GSOMIA)破棄の決定を巡っては、『【速報】日韓GSOMIA破棄、日韓新時代へ』で速報したほか、関連する話題も含め、当ウェブサイトでもずいぶんと取り上げてきました。

【速報】日韓GSOMIA破棄、日韓新時代へ

これらのなかで、日韓GSOMIA自体、単なる「交換した軍事情報をお互いきちんと保管しましょう」というものに過ぎず、実質的に意味がある軍事情報の交換がなされるとは限らない、という点については、すでに『もう日本は関係ありません、今後は米韓間で直接どうぞ』などでも報告してきたとおりです。

もう日本は関係ありません、今後は米韓間で直接どうぞ

ただし、この日韓GSOMIAは、どちらかといえば「日本と韓国の二国間の協定」というよりはむしろ、「日米韓3ヵ国間の軍事情報交換をスムーズにするための法的基盤」という側面が強く、したがって、日韓GSOMIA破棄に対し、日本よりも米国の方が強く怒っているのも当然といえるかもしれません。

待望の鈴置論考

日韓GSOMIAに関する鈴置論考

こうしたなか、米韓両国の軍事同盟は、遅かれ早かれ終焉に向かうと考えるのが、当ウェブサイトとしての考え方でもありますが、この考え方に大きな影響を与えたのは、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏の名著『米韓同盟消滅』です。

日韓GSOMIA破棄決定についても、ぜひ、鈴置氏の見解をお伺いしたいと思っていたところ、ちょうど良い具合に、昨日『デイリー新潮』に次の論考が掲載されました。

トランプの顔に泥を塗った文在寅 米韓同盟はいつまで持つのか(2019年8月27日付 デイリー新潮より)

ウェブページで4ページ分、図表を除いても6000文字を超える長文ですが、毎度のことながら文体も読みやすく、具体例の指摘も満載であるため、あっという間に読了できてしまいます。

米韓同盟消滅に沿った流れ

こうしたなか、マスコミ各社は日韓GSOMIA破棄に対し、まさに「寝耳に水」のような大騒ぎをしていました。しかし、鈴置氏はこの論考で、「日韓GSOMIAによって初めて米韓同盟に亀裂が入ったのではなく、すでに米韓同盟にはもっと大きな亀裂が入っていた」、と説明します。

ひとことで答えれば、米韓同盟がこの事件によって壊れる可能性は低いと思います。ヒビが入ったことは確かですが、すでにもっと大きな亀裂が入っていたからです。8月25日のフランスでの日米首脳会談で「GSOMIA」が話題にのぼらなかったのも、外交関係者の間では「大ニュース」でない証拠です。

このあたりについては、鈴置氏の『米韓同盟消滅』を読んでいれば納得していただけると思いますし、今まで米韓間の関係悪化に関心がなかった人、あるいは「日韓関係は無条件に大切だ」と勘違いしている人が大慌てしているに過ぎないと思うのです。

ただし、世の中のありとあらゆる評論活動に共通して言えることですが、「方向性」については示すことはできますが、その「具体的な時期」まで断言することはできませんし、これについては鈴置氏の「米韓同盟消滅」に関しても同じことが言えます。これについて、鈴置氏は次のように指摘します。

私も2013年に米国の専門家に『米韓同盟はいつ消滅すると思うか』と聞いたところ『今すぐではない。しかしそんなに遠い先ではない』との答えが返ってきました。

2017年の大統領選挙でも、文在寅候補はGSOMIAの再検討を公約していた。ただ、米国との関係悪化を恐れ、直ちには動けなかった。それが今回、「信用できない日本」を口実に破棄できるようになったので実行した、ということに過ぎません。

要するに、米韓同盟消滅という方向性については予想できるのですが、それがいつなのかについては断定できないということです。

歴史に「IF」はないと言われますが、もしかすると、状況によっては、日韓GSOMIAは今年ではなく昨年の時点で破棄されていたかもしれませんし、状況次第では今年は破棄されず、来年に破棄されていたかもしれません。

ただ、それと同時に鈴置氏は重要な点を指摘します。

米国との同盟を打ち切るつもりの文在寅政権が、GSOMIAを一方的に破棄したのは『予定のコース』です。米韓同盟だってやめるつもりですから、同盟国でもない日本との軍事協定を続けるのはおかしいのです。

要するに、歴史的に朝鮮半島は中国の属国だったことに加え、1991年のソ連消滅、1992年の中韓国交正常化によって米韓共通の敵が消滅したこと、さらに最近だと中国の台頭に伴い、韓国経済にとって中国の重要性が極めて高まったことから、米韓同盟は早晩消滅の運命にあるのです。

日韓GSOMIA破綻は大して影響なし?

さて、日韓GSOMIAに話を戻しましょう。

鈴置氏は日韓GSOMIA破棄を巡って、米国がメンツを潰されたのは事実だとしながらも、「しょせんは前任のバラク・オバマ政権が日韓に結ばせた協定に過ぎない」ことに加え、「そもそもこの協定に軍事的な意味がない」としたうえで、次のように述べます。

米国は韓国に重要な情報を流さない。日本にも教えないよう通告済みです。

韓国が日本に出す情報にもたいしたものはない。もし必要があれば、米国経由でとれる程度の情報です。

つまり、日韓GSOMIAとは、そもそも「あくまで『日米韓』の安保協力を北朝鮮や中国に見せつけるための協定」に過ぎず、もはや日米韓、あるいは米韓の安保体制がいまだに機能していると思い込むこと自体がピント外れだ、という話です。

よって、日韓GSOMIA破棄がただちに米韓同盟破棄に直結するというものではないというのが鈴置氏の説明であり、この点については全面的に同意したいと思います。

もっとも、鈴置氏はこんなシナリオも提示しています。

中途半端な北朝鮮の非核化が始まるときに、不完全な『非核化』が米韓同盟の廃棄とセットになる可能性が高い」。

これが、「離米従北」、つまり米国から離れて北朝鮮とくっつくというシナリオです。

このシナリオは、日本にとっては非常に困ったものですし、「核武装した反日の経済大国」が日本のすぐ隣に出現してしまうのは絶対に避けねばなりません(だからこそ、いまから予防的に韓国を経済的に焦土化しなければならないのではないでしょうか)。

今後のリスク

リスク①文在寅政権の破綻

ところで、鈴置氏の以前からの説明によれば、「米韓同盟破棄」は「北朝鮮の非核化」の引換券のようなものですので、今回の日韓GSOMIA廃棄を契機に米韓同盟が破棄されるというものではないことは間違いないでしょう。

このことは、日本にとっては悪い話ではありません。いまこの瞬間、米韓同盟が破綻すれば、日本にとっても国防体制の再構築が間に合わないからです。

ただし、こんなことを主張すると怒られるかもしれませんが、当ウェブサイトとしては文在寅(ぶん・ざいいん)政権と安倍晋三政権には「中長期的に日本の国益を最大化する」という共通点があると考えています(『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』参照)。

真の親日派とは、文在寅氏その人だ

裏を返して言えば、任期をあと3年弱残している文在寅政権が崩壊することが、目下の最大のリスクではないかと思えてなりませんが、この点については、今回の鈴置論考でも文在寅政権の「スキャンダル」について触れられています。

――韓国はなぜ今、GSOMIAを破棄したのでしょうか。

鈴置: 政権のスキャンダルを誤魔化すため、との見方が韓国では多い。文在寅大統領は側近中の側近で、最近まで青瓦台(大統領府)の高官を務めていた曹国(チョ・グッ)ソウル大学教授を法務部長官に任命しようとしています。

曹国(そう・こく)氏とは、文在寅氏が法務部長官に任命しようとしている人物ですが、韓国の政権にありがちなことに、例によってさまざまなスキャンダルが発覚。追い込まれた文在寅政権が日韓GSOMIA破棄で国民の歓心を買おうとした、という側面がある、という仮説です。

これに加えて鈴置氏は、文在寅政権の北朝鮮への忖度という影響が大きいと考えているのだそうですが、いわば、文在寅政権が崩壊するのが先か、北朝鮮との「南北和解」が実現するのが先か、という問題になってくるように思えてなりません。

リスク②金融市場の混乱

今後の朝鮮半島を巡るもう1つのリスクといえば、韓国が通貨危機に巻き込まれることでしょう。

おりしも昨今、韓国の為替市場、株式市場に売り圧力が働いており、こうしたなかで格付業者の格下げがヒットすれば、2008年のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する金融危機時と似たような大混乱が韓国の金融市場を襲うことが懸念されます。

昨今の韓国の通貨安、株安は、どちらかといえば韓国発の現象というよりは、米中貿易戦争や各国中央銀行の金融政策に対する懸念という側面が強いのですが、これに「韓国特有のリスク」が意識され始めると、危機は韓国を狙い撃ちにすることも考えられます。

ただし、この論点については当ウェブサイトとしては『短期債務急増とセルフ経済制裁が第3次通貨危機への道?』で述べていますので、ここでは繰り返しません。

短期債務急増とセルフ経済制裁が第3次通貨危機への道?

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、本日以降、日本は韓国を輸出管理上の「(旧)ホワイト国」から除外することになりますが、韓国側がこの措置を日本に撤回させようとしていた試みが失敗に終わったこと自体、ある意味では画期的なことだといえます。

こうしたなか、韓国側の日韓GSOMIA破棄などを巡るわが国に対する「瀬戸際外交」を巡っては、昨日、わが国の政府関係者からもさまざまな発言があったのですが、これらについてはちょっと長くなりますので、稿を分けて、のちほど紹介したいと思います。

読者コメント一覧

  1. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    人は見たくないモノを見ようとはしない。
    今の日本はその様な状況かもしれないと思います。

    俗に言うグレートディールならぬグレートシャッフルが行われて東アジアをマネージするのは日韓ではなく、アメリカと組んだ「侵略国家」北朝鮮がその座に付くのではないでしょうか。

    半島国家は南北共に一度づつダメ出しをアメリカから喰らっていますが、ベトナム後の黒電話将軍と比較するとムンムンと韓国国民はアメリカの利益代理人として失格と判断されたのではないかと思います。

    昔トランプ大統領がテレビ番組でのセリフと同じです。

    ムンムン及び韓国人よ、お前はクビだ(笑)。

    短距離弾道ミサイルの容認とサミットでのトランプ大統領の発言はそう言うことだと思います。

    きっと今後はアメリカ容認の下で北朝鮮が武装解体された韓国を併合するのではないでしょうか(笑)。

    但し、東アジアでのアメリカの代理人が日本にならないのは安倍総理の任期が見えている以上、後継者がどれだけ中国と対峙するかです。

    安倍総理より強硬に中国と対峙する後継者はいないと判断されたのではないでしょうか。

    この場合、北朝鮮が侵略国家としてアメリカの代理人におさまれば、以下の主張を行うと思います。

    ・中国の東北地方を金氏朝鮮の領土として寄越せ。
    ・日本全国を金氏朝鮮の領土として寄越せ(笑)。

    国家内に住む自国民の存在を元に他国から領土を奪うのはアメリカにとってお馴染みのプロセスです。
    ニューイングランドから始まり西海岸、ハワイ迄アメリカがやってきた事を金氏朝鮮にも容認する。

    日本にとっては、悪夢としか言えない状況ではないでしょうか。

    対中国の尖兵として金氏朝鮮を存在させるのは日本の国益にならないと思います。

    日本はワーストな状況にならない様に早々に手を打つ必要があるのではないでしょうか。

    以上です。駄文失礼しました。

    1. 匿名 より:

      北朝鮮と韓国の立ち位置が日米から見たら逆転しつつあるような気がします。
      今や北朝鮮以上の厄介者が韓国です。
      核混み統一願望は韓国にありますが、北朝鮮は体制維持が目的で南に飲まれたくない。
      こうなったら韓国を経済焦土化した上で、悪手でしょうが北の核を抜いて日米で電撃講和条約。
      同等の経済状態の韓国をみたら北朝鮮も少しは安心できるでしょうかw
      困るは北の金様が糖尿か暗殺かで死んでしまうことです

  2. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    さて、本日は慶事です。韓国が「ホワイト国から除外」される。出来れば追加の厳格化品目も一つでも良いので発表していただきたい。韓国と離縁出来るめでたい日。来年から国民の祝日にして欲しいぐらいです。

    しかし文大統領には夫妻で旅行しながらでも、のらりくらりと残りの任期、最低あと1年は勤め、韓国経済がぼろぼろになる頃、退陣か監獄かが宜しいと思います。 日本は国益にならない救済は一切しないでしょう。あとで文句を言って来るから(笑)。 簡単ですが、以上です。

  3. だんな より:

    鈴置さんの論評では、米韓同盟は形骸化が進み、崩壊が時間の問題と言う事ですね。今年の駐留費交渉で、アメリカが大幅な増額を提示しているという事ですので、韓国世論が反米に向かう事になるのでしょう。
    韓国の株安、通貨安については、徐々に進行していて、韓国側の防衛が成功しているレベルだと思います。
    今日は、ホワイト国解除した初日で、ダウ平均が下げている事から、株安でのスタートになるでしょう。
    今日を凌げば、今月は大丈夫かな。
    やはり韓国経済の留めを刺すのは、格付け会社の格下げになりそうですね。
    文政権は、問題の法相候補に家宅捜査が入ったとの事。政権そのものは、倒す勢力が無いと思っていますが、ダメージにはなるのでしょう。

  4. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

    GSOMIA破棄宣言後の米国関係者の反応のまとめとして以下の記事が参考になりました。

    米国、米韓同盟破棄を真剣に検討か
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57446

    鈴置説では既に崩壊状態だったとありますが、少なくとも表面的には隠している状態でした。
    米国の反応を見ていると、GSOMIA破棄というメッセージがあからさま過ぎて、もはや隠してもしかたないという風に見えます。

    実質的に同盟関係に与える影響はさておくとしても、日本にとっては世論戦の追い風でしょう。

  5. すまないさん より:

    記事更新ありがとうございます。

    近隣に経済大国?おおよそ中国くらいと思いますがw
    単なる隣国の南北がくっついても、政情不安地域が拡大して
    難民が発生するくらいと思います。
    即戦争にならなければいいでしょうし、日本はすることをするだけです。

    個人的には香港・イラン・イギリス・フランス・ドイツ/ポーランド辺りの話題も気になってます。
    足引っ張りは切り捨てて、国内・世界的な問題に注力して欲しいです。

    1. りょうちん より:

      >ドイツ/ポーランド辺りの話題

      ここいらは面白いですね。

      ドイツは完全に軍事力による覇権は全放棄して、経済力による支配を目指し始めました。
      そしてドイツの軍事的な役割の代打がポーランドに移りつつあります。
      ドイツ自身もロシアとの肉壁はポーランドという認識で、駐独米軍をポーランドに移動させようという流れになりつつあります。
      日本と韓国、米国との関係とまったく反対の構造です。

      フランスは、どうなんですかね・・・。良くも悪くも変わらないんじゃw

      1. すまないさん より:

        りょうちんさん
        レスありがとうございます。
        近隣地域でいざこざ+デモが発生しているのが似ているなぁと思っていたので
        背景は全く1ミリも同じところは無いのですが、興味があった次第です。
        ドイツ銀行の件もあるので、リ地域は切り上げて欧州の情報も少し欲しいと思いました。
        新宿会計士さんもいい気分転換になると思いますよ?
        失礼します。

  6. 匿名 より:

    「しょせんは前任のバラク・オバマ政権が日韓に結ばせた協定に過ぎない」

    という割には、割と本気の苛立ちに見えますけどね。
    形だけの怒りの表明にしては、政府高官の非難の数が多い。しかも、外交用語にしては異例の強い表現も含まれる。ついでに言えば、トランプと文とで阿吽の呼吸が出来ているという部分は、かなりモヤモヤしました。出来ていないからアメリカは韓国を強く非難しているわけで。

    トランプが北朝鮮の核放棄を引き出すために、在韓米軍撤退の解消をカードとして使いたがっていることは分かります。アメリカにしてみれば、在韓米軍撤退のカードを切るタイミングは、自分で決める、いらんことをするなとの思いはあるでしょう。

    最近ことに思うのですが、在韓米軍撤退と米韓軍事同盟解消は、別のカードとして、分けて考えた方が良いような気がしています。恐らく、北朝鮮は核放棄を飲むにしても、あっさりと全面放棄はせず、部分的に小出しにして応じることになるでしょう。その場合、在韓米軍は撤退でも、米韓軍事同盟はそのままという手もあるように思います。米韓同盟を形だけで残しておけば、韓国に米軍を駐留させないでも、日本の米軍基地からでも、十分に介入できますからね。

  7. 心配性のおばさん より:

    >日韓GSOMIA破棄がただちに米韓同盟破棄に直結するというものではないというのが・・

    つまり、米韓同盟消滅の機は熟しているが、GSOMIA破棄は、その因とはならない。ということですかしら?
    そういえば、G7の日米首脳会談でも、話題にのぼらなかったとのこと。トランプ大統領にも安倍首相にも、独断の関心はなかったようです。
    ただ、在韓米軍撤収を主張するトランプ大統領を諫めてきたアメリカ(国務省、国防総省、軍)を怒らせただけです。つまり、かろうじてアメリカに残っていた護韓派(親韓派ではありません)の顔を潰しただけですわね。

    おっしゃるように、GSOMIA破棄は米韓同盟消滅の因とはならない、がしかし、遠因となる資格は充分に残していると存じます。
    別稿でも申し上げましたが、半島有事の際の日本の準備は整っておりません。時間が頂けるのであれば結構ですが、半島有事は何時、何が因となって起こるか分かりません。
    おのおのがた、ご油断めさるな(笑)。

  8. 名無Uさん より:

    どういう状況であるなら、米韓同盟は消滅するのでしょうね…
    自分はアメリカのシナリオにおいては、アメリカから米韓同盟を消滅させるシナリオの可能性は低い、と見積もっています。
    北朝鮮の赤化統一を煽り、朝鮮人民軍の南侵を促す。
    『哀れで』かつ『大切な同盟国』である韓国を苛める北朝鮮は悪である、その北朝鮮を懲罰し、世界の警察官としてアメリカの威信を轟かす。
    こういうシナリオがアメリカのシナリオの基本にあると考えます。イラクに侵攻されたクウェートを解放したパターンです。ですから、アメリカ側から米韓同盟を破棄する可能性は依然として低いことになるでしょう。
    韓国をわざわざ『哀れ』かつ『アメリカの大切な同盟国』という立場にしておくために、世界のメディアの中では韓国は被害者であり、善玉として扱われることが今までは普通の状況でした。
    韓国がこの立場に止まる限り、北朝鮮が韓国を赤化統一する機会は永遠に訪れないことになるでしょう。
    韓国は悪であり、北朝鮮こそが『Best Korea』、善玉でなくてはならない。

    北朝鮮としては、在韓米軍及び太平洋の向こう側から派兵されて来る大部隊と直接戦うことはあってはならない。米軍と交戦すること、すなわち北朝鮮と金家の消滅となります。
    北朝鮮としては、韓国から米韓同盟を破棄させることが必須の状況です。冠の紐を断ち切るためには、どうすればいいのか?
    最も有効な方法は、韓国を乗っ取ってしまうことであり、これはほぼ成功をおさめました。そこから、韓国を基地外にさせ、日本とアメリカ、双方の絆を断ち切らせるように持って行くことが最重要でしょう。
    韓国を動かし、『哀れで』かつ『アメリカの大切な同盟国』という立場を韓国自ら放棄させるように操る。
    韓国が悪玉になるなら、それだけ北朝鮮の赤化統一は近づくことになるでしょう。
    従って、米韓同盟が破棄されることがあるならば、それは韓国側からである、と自分は結論づけています。
    もちろん、韓国はアメリカにも嫌がらせを繰り返し、アメリカから米韓同盟を切らせるように持って行こうとするでしょう。しかし、アメリカは我慢すると思いますね…
    あのトランプですら、必死に我慢している風が伺えます。
    GSOMIA破棄は、米韓同盟消滅に向けての一通過点でしかありません。
    この認識を、鈴置氏は自信を持って語っていますね…

  9. 名無しの商社マン より:

    私も鈴置さんの記事は日経連載以前から追いかけています。首尾一貫しており、客観的なので読み応えありますよね。時を同じくして、米国が韓国の竹島での軍事演習を非生産的だとメッセージが出しましたが、これまでの放置プレイを考えると、こちらの方が異例中の異例だと感じました。韓国が近い将来、敵国のなることを想定したうえでの発言ではと勘ぐってしまいました。韓国が敵国になると「竹島は日韓の同盟国間でなんとかしろ」というポジションを米国は取るはずがないので。

  10. カズ より:

    >すでにもっと大きな亀裂が入っていたからです。

    「経絡秘孔の一つを突いた。お前のSHIRIは、すでに二つに割れている・・。」

    脳裏にむかし公園で聞いた小学生の声がよみがえりました。m(_ _)m

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