安倍総理のイラン訪問は成功?失敗? 長い目で見ることが必要
安倍晋三総理大臣は3日間に及ぶイラン訪問を終えました。イラン訪問中はロウハニ大統領、ハメネイ師との会談をこなし、イランに「核合意を守るべきだ」、「中東の安定化に向けて建設的な役割を果たしてほしい」と要請。イラン側からは「核兵器は保有も製造も使用もしないし、その意図もない」との回答を得て来ました。ただ、今ひとつ、「イラン訪問の成果」というものが見えて来ませんし、そのうえ、安倍総理のハメネイ師との会談直前には、日本のタンカーが攻撃を受けるという事件も発生しています。
目次
イラン訪問とタンカー攻撃
安倍総理のハメネイ師との会談は「友好的」?
安倍晋三総理大臣のイラン訪問では、初日にロウハニ大統領との会談と夕食会をこなし、2日目である現地時間6月13日午前10時からは、には最高指導者であるハメネイ師と、約50分間の会談も行われました。
外務省のウェブサイトによると、安倍・ハメネイ会談の概要は次のとおりです。
安倍総理大臣とハメネイ最高指導者との会談(令和元年6月13日付 外務省HPより)
(安倍総理)
- 軍事衝突は誰も望んでおらず、現在の緊張の高まりを懸念している
- 日本は核合意を一貫して支持しており、イランがIAEAとの協力を継続していることを評価し、イランが引き続き核合意の履行継続を期待している
- イランは地域の大国であり、中東の安定化に向け建設的な役割を果たすよう要請する
(ハメネイ師)
- 平和への信念を伺うことができ、また、核兵器は保有も製造も使用もしない、その意図はない、すべきではない
外務省はこの会談について、
「日本のエネルギー安全保障上、中東地域は死活的に重要であり、イランは同地域の安定の要です。中東地域における緊張が日増しに高まっている中で、安倍総理から、直接、ハメネイ最高指導者に対し、緊張緩和と情勢の安定化を意を尽くして働きかけることができ、地域の緊張緩和に向けて、時宜を得た有意義な会談となりました。」
と評しています。
日本のタンカーが被弾
ただ、この会談があった当日、日本の海運会社「国華産業」が運航するパナマ船籍のタンカーを含めた2隻のタンカーが、複数回の攻撃を受け、船体が大きく破損しました。
オマーン湾でタンカー2隻攻撃、日本関連船舶も(2019年06月14日付 JETROより)
ジェトロの報道から事実関係を抽出しておくと、次のとおりです。
- 日時:現地時間13日朝(バーレーンにある米軍第5艦隊は午前6時12分と7時ちょうどに救難信号を受信)
- 場所:ホルムズ海峡近くのオマーン湾
- 攻撃主体:不明
幸いにして今回の攻撃による犠牲者はいないそうですが、ジェトロによると、5月にはアラブ首長国連邦(UAE)東部のフジャイラ沖で、サウジアラビアやノルウェーなどのタンカー4隻が妨害行為を受け、関係国が国連に提出した予備調査結果では「国家による攻撃の可能性」を指摘しているそうです。
では、これはイランによる攻撃なのでしょうか?
タイミングとしては、ちょうど安倍総理のハメネイ師との会談直前でもありますので、イラン軍が安倍総理のイラン訪問を妨害しようとして、わざわざ日本のタンカーを狙って攻撃した、ということでしょうか?
これについては、もちろん、現時点で真相はわかりません。ただ、マイク・ポンペオ米国務長官は翌日付で本件についてツイートを発し、「米国政府としては今回のオマーン湾での攻撃はイランに責任があると評価している」と述べています。
It is the assessment of the U.S. government that Iran is responsible for today’s attacks in the Gulf of Oman. These attacks are a threat to international peace and security, a blatant assault on the freedom of navigation, and an unacceptable escalation of tension by Iran. pic.twitter.com/cbLrWNU5S0
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) June 13, 2019
話題がタンカー攻撃に話題が持って行かれた格好に
一方、先ほどのジェトロの記事によれば、イランのザリーフ外相は、安倍総理のイラン訪問中に日本関連の船舶が攻撃されたことについて、
「疑惑だけでは何が起こったかは説明し難い。イランが提案した地域対話がなされねばならない」
とツイートしたそうです。
ただ、米国側はイランに対する牽制を強めており、日本時間の14日には、「イランが不発の機雷を除去している模様」とされる動画を配信したそうです。
U.S. Says Video Shows Iran Was Involved in an Attack on Tanker(2019年6月14日 14:54 JST付 Bloombergより)
あくまでも米国側の発表によれば、イランの「イスラム革命沿岸警備隊」の警備艇が国華産業のタンカーに近付き、不発の機雷を除去している、との説明をしているそうです。
一方、このBloombergの報道によれば、国華産業の堅田豊社長は乗組員が「タンカーに何らかの発射物が近づいてきた」と証言していると述べたうえで、タンカーが機雷にぶつかった可能性は低いと考えられる、と述べたのだとか。
このタンカー攻撃の狙いが何なのかは、正直、よくわかりません。
ただ、タンカー攻撃を受けて、わが国の主要メディアの報道も、安倍総理とハメネイ師との日・イラン首脳会談よりも「タンカー」の話題をより多く取り上げているように見受けられます。これが陰謀論者だったら、
「このタンカー炎上事件は、安倍総理のイラン訪問が実のないものだったという事実から目を逸らさせるために、誰かが仕組んだものだ」
などと言ってのけそうな気がします。
イラン訪問の意外な効果
外国メディアが「アベ」に注目
ただ、「ミサイル攻撃」に話題をかっさらわれたような面があるにせよ、今回の安倍総理のイラン訪問については、外国のメディアもかなり注目しています(ただし、『海外主要メディア、「イランと北朝鮮の関係」に触れず』で取り上げたとおり、これらの報道が役に立つとは限らないのが困りものですが…)。
ある意味で「日本」が注目され、情報の発信地になるという効果が得られたのは、なかなか興味深い話でもあります。こうしたなか、米メディアのワシントンポスト(WP)も、ハメネイ師との会談を終えた時点の情報に基づき、安倍総理のイラン訪問を取り上げています。
Japan’s Abe asked Iran to release U.S. citizens, report says, but the response is unclear(米国夏時間2019/06/13(木) 23:11付=日本時間2019/06/14(金) 12:11付 WPより)
WPの報道の要点を箇条書きにしておきましょう。
- 共同通信は日本政府関係者の話として、安倍総理がイラン側に米国市民の解放を求めたと報じたが、イラン側の反応は不明だ
- 安倍総理は水曜日から木曜日にかけてイランの指導者らと会ったが、タンカー攻撃によって安倍総理は出ばなをくじかれた格好となった
- また、イランのメディアによれば、ハメネイ師は(ドナルド・J・)トランプ大統領は「会談する価値がない人物」だと述べたとされいる
- 日本のメディアは安倍総理のイラン訪問が緊張緩和に寄与することに期待を寄せていたが、タンカー攻撃事件の発生は日本の当局者を困惑させている
そのうえでWPは、テンプル大学日本キャンパスのジェフ・キングストン教授の
It is an awkward ‘coincidence’ and suggests that Abe’s visit is little more than a photo op with zero impact on tensions.
という発言を引用します。ここでいう “awkward coincidence” は「気まずい偶然」、という意味でしょうか、おそらく、「記念写真をしただけで緊張緩和には全く寄与しなかった」、とでも言いたいのでしょう。
ただ、WPのバランスの取れているところは、これと違う意見についても紹介しているところでしょう。
「横須賀アジア太平洋研究会議」(YCAPS)のスペシャル・アドバイザーのマイケル・ボサック氏は、そもそも今回の攻撃自体が日本を対象としたものであると断言するのは尚早だと指摘。むしろ、安倍総理のイラン訪問中にこのような事件が発生したことで、
「この種の事件は却って安倍氏がこの地域における緊張を緩和しようとする努力の重要性を浮き彫りにしたものだ」
と述べた、としています。
攻撃者の意図がどうであれ…
つまり、攻撃者の意図がどういうものであれ、あの狭いホルムズ海峡付近でタンカーが攻撃されるという由々しき事態が発生したことは、この地域における安全保障上の「仲裁者」の必要性を強調する、というロジックですね。
WPは「日本が輸入する原油のおよそ80%がホルムズ海峡を通行している」と述べていますが、米・イラン対立が長期化し、緊張が高まることがあれば、日本のエネルギー安保にも直結する問題になりかねません。
いちおう、日本政府の公式的な立場によれば、今回の安倍総理のイラン訪問には「米・イランを対話のテーブルに着かせる」といった目的は含まれていません。念のため、安倍総理のイラン訪問前の6月11日時点における菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官の発言を確認しておきましょう。
官房長官記者会見 令和元年6月11日(火)午前(首相官邸HPより)
菅長官の正確な発言内容は、次のとおりです。
「安倍総理は、12日から14日まで、イラン・イスラム共和国を訪問する予定です。滞在中、安倍総理はローハニ大統領と会談するとともに、同大統領主催の夕食会に出席する予定です。また、ハメネイ最高指導者とも会談を行う予定であります。本年は、日・イラン外交関係樹立90周年の節目の年に当たり、また、同国への日本の総理大臣の訪問は、1978年9月の福田赳夫総理の訪問以来、41年ぶりの訪問となります。今回の訪問では、現下の中東地域の緊張の高まりを踏まえ、地域の大国であるイランに対して、首脳レベルで緊張緩和を働きかける予定であります。」
あくまでも「イランと首脳レベルでの親交を深め、あわせて核合意を守り、地域の緊張緩和を働きかける」といったものですが、安倍総理の狙いがそれだけだと考えるのは不自然です。この点について、先ほどのWPの記事によれば、ボサック氏は次のように述べたそうです。
“This is only the initial phase of Abe’s shuttle diplomacy, but he’s executed his role well thus far. Now it will be up to him to re-engage with the White House, where we’ll see if his efforts can bear some fruit.”
意訳すると、
「今回のイラン訪問は安倍総理としての『シャトル外交』の端緒に過ぎない。そう考えると、今回の訪問は大成功だ。もっとも、彼の努力が実を結ぶかどうかは、ホワイトハウスとイランとの仲介が成功するかどうかにかかっている。」
といったところでしょうか。
つまり、今回の安倍総理のイラン訪問は「初回の顔合わせ」のようなものであり、今後、何度も彼らと会うことで仲良くなり、ゆくゆくは米・イラン間の仲を取り持つのではないか、というのがボサック氏なりの見方なのです。
たった1回で判断できない
安倍総理のイラン訪問をどう見るかに関して、この意見がもっとも「腑に落ちる説明」だと思います。
抑々の前提として、『安倍総理のイラン訪問:真の政治リスクとは「消費税」?』でも触れましたが、イランはサウジアラビア、トルコと並ぶ中東の大国であり、北朝鮮とはわけが異なります。
ただ、イランは革命後に反米国家に転じてしまいましたし、タンカーの通行量の多い、あの狭いホルムズ海峡を睨むような場所に位置している国でもあります。万が一、この地域で戦争が発生すれば、日本のエネルギー安保にも深刻な打撃が生じることは間違いありません。
また、イランが核、ミサイルの開発をしているとの疑惑は晴れませんが、これらの開発をイランが単独で行っていると考えるのは不自然です。やはり、イランと北朝鮮が、水面下では密接に結びついているということを疑うべきでしょう。
このように考えていくならば、安倍総理が今回のイラン訪問を皮切りに、今後、ミッションを分けて、何度か日・イラン首脳会談を行うことは、非常に望ましいことでもあります。
北朝鮮への経済援助ではなく…
北朝鮮が「包み」(カネ)を要求?
さて、金曜日の韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事が出ていました。
太永浩元公使「金正恩氏、日朝会談の見返りで『包み』を要求するだろう」(2019年06月14日07時25分付 中央日報日本語版より)
北朝鮮の元駐英公使で、現在は韓国で亡命生活を送る太永浩(たい・えいこう)氏は日本の月刊誌『文芸春秋』オンライン版のインタビューで、日朝首脳会談が行われるとしたら「北朝鮮は日本に『包み』(カネ)を要求するだろう」と述べた、というのです。
また、日朝首脳会談が行われるとしたら、その確信議題の1つとなるであろうと想定される「日本人拉致問題」に関しても、太氏は「間違いなく(北朝鮮は)『カネが先』と主張する」との見通しを示したのだそうです。
太氏は北朝鮮が日本人拉致問題に再び応じるとしても、「小泉訪朝時に5人の拉致被害者を帰国させた『帰国が先、北朝鮮支援が後』の方式は許さないだろう」と付け加えたそうですが、北朝鮮の内情を良く知るであろう太氏の発言だけに、説得力があります。
北朝鮮に対するアプローチを変える
太氏は安倍総理の対北朝鮮政策について、昨年4月の「南北板門店宣言」や「米朝シンガポール共同宣言」が出た際にも、日本政府と安倍総理が北朝鮮制裁維持の立場を貫いたことを「非常にうまくやっている」と評価したそうですが、私に言わせれば、やはり物足りないものがあります。
私個人的には、北朝鮮に対してカネを使うのであれば、「北朝鮮に渡すため」ではなく「北朝鮮を攻め滅ぼすための軍事費」に使うべきだと思いますし、日朝首脳会談実現のためにカネを包むのだとしたら、それこそ「泥棒に追い銭」でしょう。
それよりも、北朝鮮とのアプローチでは、「どうやったら(いくら払えば)北朝鮮に拉致された人たちを返してもらえるか」、「どうやったら拉致事件の全容を教えてもらえるか」、といった議論を見かけることがあるのですが、これはそもそも前提からして誤っています。
日本人拉致事件の包括的解決とは、
「拉致されたすべての被害者がただちに日本に帰国するとともに、北朝鮮当局からしかるべき賠償金を支払わせ、拉致事件の全容を解明したうえで、すべての責任者を日本国の刑法に従い厳罰に処すること」
以外にあり得ません。
このため、北朝鮮に対しては、
- どうやったら北朝鮮による日本人拉致事件の全容解明のために北朝鮮に捜査官を派遣することができるか
- どうやったら拉致の実行犯を全員逮捕し、日本に連行して刑事裁判を受けさせることができるか
- どうやったら日本人を奪還するために自衛隊(または日本軍)を北朝鮮に侵攻させることができるか
というアプローチで考える必要があります。
そのためには、北朝鮮に対する支援の輪を1つずつ断ち切っていくことが必要であり、安倍総理がイランと親交を深めれば、北朝鮮の潜在的な核・ミサイル輸出先を潰すことにつながります。
また、日朝首脳会談を実現させるための『包み』を北朝鮮に渡すくらいなら、同じカネを使って、イランとの関係を強化する方がはるかに有意義でしょう。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ところで、最近、保守派を自称する人などを中心に、「もう、安倍総理には期待しない」などと言い放つ人がいます。
しかし、内閣総理大臣には、できることと、できないことがあります。
憲法改正などは「内閣総理大臣がやるといえばできる」という簡単なものではありません。国会で立憲民主党や日本共産党を中心とする「国民の敵」が、憲法改正の議論すらさせまいと、ひたすら妨害を繰り返しているのを見れば、それは一目瞭然でしょう。
今回の安倍総理のイラン訪問では、英字メディアの中には、ニューヨークタイムズのように「軍事力のない日本が何を偉そうに」、といったことを言い放つものもありましたが、この点については確かにニューヨークタイムズのいうとおり、軍事力の裏付けがなければ、交渉力は弱いままです。
やはり、「憲法改正」を始め、国の在り方を変えるためには、私たち国民自身がよく勉強し、よく議論し、よく考えなければならないのではないでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
お花畑で育った日本の首相が 中東問題に首を突っ込むなんて・・・無謀すぎる。
イラン、アメリカ双方から乞われての訪問でもそう考えますか?
私が安倍晋三首相だったら、あの場で
「責任追及ではなく、ホルムズ海峡の海賊対処」
について協議を移すと思います。
イランという国は戦前の大日本帝国みたいに
暴走する関東軍=革命防衛隊が、政府のグリップが
効かないところでいろいろ悪さをしている国です。
つまり、イランの大統領と話をつけても効果が見込めない
のです。
今回のタンカー攻撃も、革命防衛隊によるものと
想像されますが、であるからこそ、
海上自衛隊と革命防衛隊、イラン正規海軍の3者により、
ホルムズ海峡の海賊対策を開始することを協議するのが
よろしいと思うのです。
革命防衛隊に話を通すラインを、西側は誰も確保できていない。
革命防衛隊だって、正面切って、
民間のタンカーを攻撃しましたテヘヘ……が許されるとは
思っていないはずです。
海賊対策機構が、上記3者を母体とし、イランの軍港に拠点を置き、
湾岸諸国の参加も歓迎するようになれば、地域の緊張緩和にも
大きく貢献するであろうに……と思ってならなかったのですが、
そういう発想が、安倍晋三首相には不可能だったのでしょうか。
あ様へ
イランの革命防衛隊への疑念は、世界のメディアからたびたび出て来ます。彼らを旧日本軍の関東軍のようにして、軍部の暴走を許した信頼できない国家のレッテルにしていきたいのでしょう。
イランを滅ぼした暁には、軍国主義のレッテルを貼って、その軍事力を解体するための大義名分になります。
関東軍のハルビン特務機関長であった樋口季一郎将軍は、オトポールで多くのユダヤ人を救ったにもかかわらず、やはり軍国主義のレッテルを貼られてしまいました。
革命防衛隊は、ホメイニ師の音頭のもとに創設され、その忠誠心はハメネイ師へと引き継がれています。正規軍であるイラン・イスラム共和国軍は、旧王朝であるパフレヴィー朝への忠誠心が残っていますから、イスラム革命政府に対して反革命のクーデターを起こす疑念が残っていました。
革命防衛隊は国防省隷下ではありません。ハメネイ師直属の性格が強く、この点では中華人民共和国政府ではなく共産党直属である人民解放軍と似ています。革命防衛隊に話しを通すラインは、まさにハメネイ師にしかありません。
もし、タンカー攻撃の下手人がイランであるならば、それは革命防衛隊ではなく、イラン共和国軍内の一部のはね返りを考えた方が確率が高いでしょう。
革命防衛隊はハメネイ師が迎える人物に攻撃を行うことは考えづらく、むしろ警護に当たる側に回るでしょう。アメリカにイラン攻撃の口実を与え、ハメネイ師の会談に泥を塗る結果となるタンカー攻撃は、革命防衛隊が最も望まないことでしょう。産經新聞は、『タンカー攻撃は、テロ組織が関与した』との革命防衛隊元司令官の声明を載せる記事を出しています。
世界のメディアは、世界の人々が世界情勢に対して無知であることにつけこんで、奇々怪々な言説を垂れ流し過ぎています。
もちろん、そこには目的があります。ハメネイ師と革命防衛隊、シーア派専制のイスラム革命政府を潰し、石油メジャーと友好的な政府をイランに樹立したいからでしょう。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
安倍総理のイラン訪問が成功だったかは、成功の基準を何にするかに
よって決まってきます。つまり、極論を言えば、人によって違ってくる
のです。(もし、「イランとアメリカの対立を完全に解消する」ことで
成功とするならば、それができた人は超ノーベル平和賞ものです)
また(俗な話ですが)感情的に「安倍総理のイラン訪問が失敗した」
と決めつけたい人もいます。彼らにとっては、何があっても、失敗なの
です。
駄文にて失礼しました。
どこかの誰かが日本のタンカーと分かって攻撃したのだとします。つまり日本への攻撃です。
ちょうど日本の安倍総理がイランを訪問中だったのですから、タンカーへの攻撃はそれに対する脅しだったと考えるのが妥当でしょう。
つまり、敵は日本の安倍総理のイラン訪問をそれだけの脅威だと認めていたことになります。安倍総理の努力をぜひとも無にしなければならなかった。
日本のタンカーが武力攻撃をされたことは、安倍総理のイラン訪問はそれだけの威力があったという証左ですね。
安倍さんのイラン訪問 ⇒ 日本国籍タンカーの襲撃 ⇒ 米国、イランの仕業と発表・非難 ⇒ イラン&中国首脳会談 ⇒ イラン&中国 国際社会で孤立化
これ、全部アメリカが書いたシナリオだったら、まるで映画。
でも、その可能性を捨てきれないでいるオレ・・・・ (タンカー襲撃したの、アメリカじゃね?)
日本からノコノコでかけていくのは、どう見ても宣戦布告をしに行ったわけではなくて、もっと平和に、穏便に、お互い利益が出るようにやりましょうよ、ということを言いに行ったんでしょうね。
それを、イランなのかアメリカなのか分かりませんが、それでは困ると思っている連中がいて、一発喰らえということで日本のタンカー攻撃になったのでしょう。
問題は、イランなのかアメリカなのかはともかく、平和を嫌う勢力が世界には厳然として存在するということと、それに負けないためにはどうすべきか、ということでしょうかね。
それでも、日本のタンカーを攻撃したくなるくらい、安倍首相の平和のメッセージには威力があった、都合が悪かったということなのでしょうから、平和を訴えるというのもあながち無力なばかりではないということになりましょうか。
更新ありがとうございます。
北朝鮮は「金の包みを渡す事を要求するだろう」。は?何で?ド厚かましい。ま、何となくそれは言って来るのは分かるが。拉致被害者の全員の救出と安否を一人ずつ詳細に明らかにせねばならない。でもカネ出して全員教えてくれますか(嘲笑)?
仮に金正恩と一度限りでも安倍総理大臣との首脳会談が行われたとして、『拉致問題で日本の提案を却下するなら、核問題を含め日米で攻め滅ぼす』ぐらいの啖呵を切って欲しい。
どうせ友好的な国交は、韓国と同じで出来ない。拉致と核のCVIDとセットだ。国の事は心配するな。で、オマエラ一族はスイスでもグリーンランドでも赤道ギニアでも、飛ばしてやる。刺客は何処に居ても来るがな(笑)。
中東に関わるなと仰る方が多数見受けられますが日本以外でも中東の石油を輸入している国々は数多くあります。例え効果があろうがなかろうが我々の生活必需品にして戦略物資の石油の為ならば関わる事は国家の義務であり、国際社会への貢献でもあります。
もしも石油価格が手もつけれない程価格上昇した場合、一番被害にあうのは我々市民です。
成果は兎も角私から見れ現政府は安全保障面で日本国民の事を考えて活動しているとよく思います。
現在、アメリカ―イラン間に国交はありません。今後、どのような結末が訪れようとも双方の交渉は必要です。先月、イラン外相が訪日しましたが、今後の交渉の場に東京が選ばれた、という事です。
今回の安倍総理のイラン訪問はその事を世界に知らしめるための一環でしょう。そのためには日本のトップが行くことが必要でした。役人や外相ではニュースバリューが落ちますから。
日本はアメリカの同盟国であり日米関係も良好で、明確にアメリカ寄りの国です。イランが中露ではなく日本を選んだ事にイラン側の譲歩を感じます。
イランも武力行使まで視野に入れているからこそ動かざるを得なかったのでしょう。
タンカーへの攻撃はアメリカとイランが終わりなく対立する事を望む勢力による事件と考えられます。
【追記です】
アメリカは強硬姿勢を崩していません。アメリカとイランの対立を望む勢力は複数ありますが、アメリカへの影響力を考えるとイスラエルの影がちらつきます。タンカー襲撃事件の黒幕とまでは言えませんが。
日本のタンカーを狙ったかどうかは図りかねます。先月には他国の船舶も襲撃を受けた事からどの国でも良かったと思いますが、日本のタンカーの方が効果は大きいでしょう。
今回イラン側から何を要請されたのか、其れをトランプ大統領とどの様に摺り合せて今訪問したのか、解らない我々は日本政府を信じて只見守る事しか出来ません。
日本の外交もアメリカを通してしか注目を浴びない点は悲しい話しでは有りますが、今回アメリカは信用できないとするイランと核合意にも参加していない(支持はしている)日本が会談を持った事は其れなりに評価すべきだと考えます。
日本の石油依存80%の中東の平和と安定は日本の死活問題な訳で下手な外交は打てない処が悩ましい。
中東情勢に全く無知なので今回のタンカーの事件もどういう関係性から発生したのか私にはさっぱりわからないです。犯人はいったい誰なのかも見当もつきません。日本のマスコミはこの事件についてどの程度分析した記事を出してくれるんでしょうかね。
単純に、仲介程度のローリスク案件なので、できるところまでちゃんとやったらいいと思います。
別に、途中で止める必要がまったくないです。
上手くいかないかもしれないが、トライすることには価値があると思います。
今メディアに流されている情報は、コントロールされたものなので、今後の交渉の機微に触れるような情報は、まず流れないと思って見るべきだと思います。
今の情報だけでは交渉の帰趨は判断できないと思います。
ハメネイやロウハニの国内の立場だって盤石じゃないでしょうから、突き上げを食らいかねないような話は今の段階で出す必要が無いですね。
しばらくはわかんないまま、待つだけの状態になりそうだと思ってます。
拉致問題解決へのアプローチはなかなか難しい問題です。過去何十年もやって来た結果は一部の被害者の奪還だけで、殆んど解決していない状況です。
発想の転換をして、本当に北が還してくれるなら「身代金」を払えば良いと思います。一人一億円(一億ドルでも可)でも払ってさっさと解決して欲しいと思っています。
テロにたいする世界の認識は「金で解決するな」でしょうが、我が国は残念ながら金以外に解決する術を持ちません。但し、憲法改正して軍事費にGDP比10%くらい投入できれば話は変わって来るのでしょうが、これは何年かかるか分かりません。
在日米軍に思いやり予算をいくら払おうと、対北窓口を自任する韓国にいくら金融支援をしようと、拉致に関しては捨て金です。
目の前に札束を積んで直談判する以外に無いと思います。
尤も、相手はヤクザみたいな国ですから、金だけ取って・・・ということ.はが考えられますが。
タンカー攻撃と今回の会談とは、分けて考えたほうが良くありません?
今回の安倍総理イラン訪問ですが、タンカー攻撃があったから欧米メディアに注目されたという報道もありますが、違うと思います。
トランプ氏との蜜月のみでなく、TPPやEPAの経済協定をまとめたことで、安倍外交は既に国際社会から注目されています。
今回のイラン訪問の成果について、おしなべて欧米メディアの論調が辛いのも、期待していたことからの反動と見えませんか?
ただ、口幅ったいですが、”外交の結果はすぐには表れない”です。またなるべくなら、すぐには表さないのがインテリジェンスの高さだと思います。
それに、どの結果が外交の成功とするのかも、立場によって異なります。そもそも、今回の会談は、イラクの外相から仲介の依頼を受けて始まったことです。安倍総理は、日本の総理であり、日本の国益を守ることがその立場です。
さて、今回のタンカー攻撃ですが、なかなか本質は表れてこないと思います。
アメリカという国も、イラクといい、リビアといい、ご都合主義な国ですけどね。でも、国家という組織は、自国民の利益にのみ、行動するものです。疑うべきではありますが、責めるべきではありませんね。
まだ証拠はありませんが、最近、中東で頻発しているテロ攻撃(?)では、イランは、”火のない所に煙は立たぬ”とは言えないようです。
遠い国のことで、今まで関心はなかったのですが、もし、これら、テロ攻撃(?)にイランが関与しているとしたら、イランは中国と北朝鮮を合わせたような国家といえます。
プライムニュースでも指摘されていましたが、イランがヒズボラなどのテロ組織と密接に結びついていることは知られたことです。また、北朝鮮ともハード、ソフトを合わせて、軍事物資の交易は確認されています。
今回の会談を皮切りに、安倍外交がこの危険な国とどのような外交をしていくのか、気になりますね。
今回のNHKの岩田明子報道、酷かったですね。
ほんと酷かった・・・
NHKは酷い報道機関だとは思っていましたけど、
最悪の安倍ヨイショでしたね(笑)
慰安婦報道並みの酷い捏造報道だったんじゃないですか(笑)
そこで、事実を知るため、ハメネイ師のツイッターを時系列に並べてみました。
全部で7個あります。
①ハーメネイー師、「数日前、トランプ大統領は貴殿と会談し、イランについても話し合いがなされたが、日本から帰国した後、すぐさまイランの石油化学産業への制裁を発表した。この行為は誠実と言えるだろうか?これは、トランプ大統領が誠実に交渉するつもりであることを示すものだろうか?」
②ハーメネイー師、「日本はアジアの重要な国であるが、もしイランとの関係を拡大したいのであれば、いくつかの主要国が示しているように日本も、自らの確固とした決意を示す必要がある」
③ハーメネイー師、「我々は神の加護のもと、アメリカとも交渉することなく、そして制裁にもかかわらず進展するだろう」
「貴殿がこの事実を認めることは良いことであり、貴殿もアメリカが自らの見解を押し付ける上で、全く限界を知らないことも分かっている」
④ハーメネイー師、
「我々は、アメリカとの過去数年間にわたる苦い交渉を決して繰り返さない」
「核合意後すぐに、合意に違反した最初の人物はオバマ大統領で、彼はイランとの交渉を要求し、仲介者まで派遣したその人であった」
⑤ハーメネイー師、「アメリカは自ら数千個の核弾頭を保有しているため、どの国が核兵器を持っているか、持っていないかについて話す資格は全くない」
⑥ハーメネイー師、「我々は核兵器には反対である。私は核兵器の製造を禁止する教令を発令しているが、知っていてもらいたいことは、もし我々が核兵器の製造を望めば、アメリカはどうすることもできない。アメリカの許可がないことは、何の障害にもならない」
⑦ハーメネイー師、「我々がアメリカに対して抱えている問題は、政権の交代ではない。なぜならば、もしアメリカが真剣にそれに取り組もうとしても、それを実行できないからである。同様に、過去40年間、 アメリカの元大統領たちがイラン・イスラム共和国を破壊しようとしてきたが、成功しなかった」
どうですか、日本の報道とかなりニュアンス違いますよね。
やはり、慰安婦問題同様、日本の報道機関は信用ならないって事でしょうか。
本当にツイッターがあって良かったです。
さて、ハメネイ師の発言ですが、①~⑦どの発言も、ちゃんとしています。
あんなお爺ちゃんが、実にしっかり米国にモノを言ってる感じは、マレーシアのマハティールと似てますよね。
国民の人気もあるでしょう事は容易に想像つきます。
トランプには、ハメネイ師は殺せないでしょうね、フセインとは全然違う。
とりあえず、⑤の発言だけ、ちょっと語らせてください。
「アメリカは自ら数千個の核弾頭を保有しているため、どの国が核兵器を持っているか、持っていないかについて話す資格は全くない」
実に筋の通った正論だ。
まあ金正恩も同じこと言ってるんで、正直認めたくはないんですが、仕方ない、あんた方は正しい事を言っています。
そして、これはつまり核拡散防止条約について、安倍さんの本音が聞きたい、という、ハメネイ師の呼び水でもあったのでしょう。
これに対して、安倍さんは、いったいどんな答えをしたのでしょうか?
どの報道読んでも出てませんが、たぶん、国会答弁のような、当たり障りのない、なんの熱意も独自性も感じられない、官僚答弁のような事を答えたんでしょうね。
だいたい想像つきます、ああ、恥ずかしい(笑)
安倍さんは、イラン外交をする前に、NPTについてもっと深く考えておくべきでしたね。
トルコのエルドアンも「地球上で非核の呼びかけを行う者はまず最初に自分の国から始めるべきだ」とハッキリ言っています。
別にNOTOのメンバーだからといって、こういうことは禁句じゃないわけですから、堂々と正論と現実論は違うということを述べるべきでした。
そしたら、ちゃんと認めてもらえたでしょう。
ここで、米国を気にして、正論を熱く答えなかったら、もう仲介者としては認めてもらえないでしょうね。
私もサラリーマン時代、交渉するときは、まずは自社への不満からよくぶちまけいたものです。
相手の同意を得るために、これ案外うまくいくものです。
ハメネイ師の懐へ飛び込むのに、米国批判の一つもやらないんじゃ「この程度の男か」と思われたに違いないでしょう。
まあそんな腹芸は、安倍さんには無理かな。
つまりNPTはおかしい、という正論、ここの共通意識があって、初めて米国イランの仲介は成り立つものなんです。
安倍さんの本音・・・さっぱりわかりませんが、会談してたハメネイ師には本当に申し訳ないことをしたと思います。
80歳のお爺ちゃんに、50分も会談付き合わせた(涙)
日本人として、本当にお礼とお詫びを申し上げます、本当に今回はウチの愚首相のイメージ戦略に付き合ってくれたありがとうございました。
カニ太郎様へ
≫安倍さんの本音・・・さっぱりわかりませんが、会談してたハメネイ師には本当に申し訳ないことをしたと思います。
80歳のお爺ちゃんに、50分も会談付き合わせた(涙)
日本人として、本当にお礼とお詫びを申し上げます、本当に今回はウチの愚首相のイメージ戦略に付き合ってくれたありがとうございました。
どうして、カニ太郎様が『ウチの愚首相』と安倍総理を下に置き、日本を代表する顔をしてハメネイ師にお詫びを申し上げれるのか、さっぱりわからんのだが…(笑)
いや、そう言いたいことの精神分析はできていますよ。
安倍総理は日本を代表する首相ではなく、本来は自身が首相でありたいのでしょう。自身の『賢明さ』と比べれば、『アベなど愚かも愚か、愚か極まれり』と信じたいのでしょう。
まあ、安倍総理よりも賢明であると固く信じているリテラなどの多くのメディアと、その精神構造はそう変わらないということですよ。
NHKの岩田明子記者は、ただ総理や官邸が発した発言を、ニュースにして流しているだけです。その報道を『最悪の安倍ヨイショ』と表現できる観点は、なかなかブッ飛んだものがあります。
では、金正恩の発言や指導をそのまま伝える朝鮮中央通信を、『最悪の金正恩ヨイショ』と表現しなくては片手落ちというものでしょう。(笑)
それから、イスラム革命以降、40年に及ぶイランとアメリカ始め西側諸国との間の暗闘は、ここのコメント欄の賢明な諸兄方々はよくご存知ですよ。別にホメイニ師のツィッターに頼らなくても、その敵対関係はある程度知っています。
ホメイニ師からのツィッターは、その事を確認できただけです。
まいいか、頑張れ安倍総理。
トランプ大統領のイラン核合意離脱は、イランにとってみれば米国の政権交代に伴う一方的な約束の破棄なのですから、事実上慰安婦合意を一方的に破棄した韓国に対して我々が抱く感情と似たような空気があるのではないでしょうか。
そう考えるとイランと米国の歩み寄りは相当程度に難しいように思います。
そういう意味で、日本は似たような問題に直面している国として、イランという大国とどう向き合うべきなのでしょう? 国益を守る外交に一貫性を求めるのは現実的ではないのでしょうか…
『トランプ大統領のイラン核合意離脱は、イランにとってみれば米国の政権交代に伴う一方的な約束の破棄なのですから、事実上慰安婦合意を一方的に破棄した韓国に対して我々が抱く感情と似たような空気があるのではないでしょうか。』
この例え、なんだかわかりやすいです。
中国どころか、イランの問題がらみで、更に先行き不安な世界情勢。
安倍総理には、なんとしても!『消費税増税の凍結』という英断をしていただき、
嘘つき罪務省に一泡も二泡も吹かせてやりたい!!
こんにちは。
やはりこのサイトは、頭の体操になります。
ありがとうございます。
ところで新宿会計士さんのおっしゃるとおり、時間が経たないと安倍総理のイラン訪問は評価が難しい、というのは本当ですね。
このような記事が立て続けに出て来ているので納得です。
「タンカー攻撃、吸着機雷はなぜあの位置だったのか
緊迫のホルムズ海峡、タンカー攻撃から浮かび上がる5つの疑問」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56729?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top
この吸着機雷の分析は専門外のニンゲンにとって目から鱗でした。また正規のイラン軍と革命防衛軍の「意識の」差がこんなにあるとは思いませんでした。
強硬派=はねっかえり、がやった、あり得る話です。ただ、それは「イランがやった!」とも米国には言える訳で、難しいです。
が、最後の方の論考、わざと静かに対応しイラン強硬派の勢力を弱めようとしている、というのはありかな、と思いました。
「安倍首相はイラン訪問で日本の国益と国際社会の安定のために勇気を示した」
https://www.newsweekjapan.jp/glenn/2019/06/post-26_1.php
NW 誌の記事は、いつも少し眉唾でみているのですが、少なくとも日本の週刊誌よりもずっと信用が置けます(笑)。
この題は、とても良いですし、実際、本質を突いていると感じました。
さて、これからすぐに「 G19 」という一山が来ますね!
安倍総理、日本政府には、本当に頑張ってもらいたいものです♪