当ウェブサイトでは政治、経済などに関する話題を選ぶことが多いのですが、本日はまったく違う話題です。先月下旬、『シンゾー・アベじゃなく、アベ・シンゾーと呼んでください』で日本人の姓名の呼び方に関する話題を取り上げましたが、これに対する読者の皆さまからの反応を読んでいると、なかなか興味深いものがたくさんありました。私自身、仕事がら、英語と格闘しなければならない人間ですが、こうしたなか、先日の続きとして、当ウェブサイトなりの「英語論」について、雑感を綴ってみたいと思います。
目次
英語は厄介だ!
「アベ・シンゾー」への読者の反応
先月、河野太郎外相が外国メディアに対し、「日本人の人名は姓・名で報じて欲しい」と要請した、とする話題を紹介しました(『シンゾー・アベじゃなく、アベ・シンゾーと呼んでください』参照)。
この日本人の呼び方について、さまざまな意見があることは間違いありません。
実際、当ウェブサイトでも、「郷に入れば郷に従え」ではありませんが、「英語圏では名・姓の順が一般的であり、日本風の姓・名を強制するのはお門違いだ」といった指摘もある一方で、姓・名の順も含めて日本人が大切にすべき文化だ、といった指摘もありました。
要するに、賛否両論ですね。
ただ、いくつかのコメントを拝読していると、たんに「名・姓」の順序だけでなく、さまざまな論点で議論が盛り上がっています。
たとえば、匿名のコメント主様からは、英語圏などで住所を書くときのルールが不合理だ、という指摘がありました。米国の場合、「建物番号、ストリート名、市町村名、州名、ZIPコード」という順で住所が表記されます(たとえば、メトロポリタン・オペラの場合だと、次のとおりです)。
30 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023
これについてコメント主様は
「全体を先に眺めて、赤の他人に説明する、という見地からは、まったく理に適っていない」
と主張していらっしゃるのですが、現地で暮らす方の実感としては、「全体から順次、細かい場所に絞り込んでいく」という方式の方が理に適っている、ということなのかもしれません。
余談ですが、現在、日本の住所には、これとまったく別次元の問題があります。
たとえば、国会議事堂の住所は
〒100-0014 東京都千代田区永田町1丁目7-1
ですが、町名を決めて、その町単位に千鳥式に番号を振っていくというシステムは、まったく知らない場所を歩いていて、目的の建物を見つけるという観点からは不合理です。
(※ただし、この点は先ほどの匿名コメント主様の指摘とはまったく別の論点ですので、機会があれば、また別稿で議論したいと思います。)
英語に付き合う苦労
ところで、当ウェブサイトは日本語で執筆しているものの、英米メディアの報道や米国要人(ドナルド・J・トランプ大統領など)のツイートを引用する際には英語の原文をそのまま紹介することがあります。
とくに、先週は令和初の国賓としてトランプ氏が訪日したという話題を当ウェブサイトとしても好んで取り上げたのですが、その際、英文メディアをかなりたくさん引用しました。
ただ、読者の皆さまならご存知のとおり、日本語と英語は、使っている文字から発音、文法にいたるまで、まったく異なる言語です。
当ウェブサイトでは英語の情報源を引用する際には、意訳・抄訳などを参考として付すこともあるのですが、それでも、相手が何を言っているのかの「正確なところ」を理解するためには、可能な限り、原文を読むべきでしょう。そうなると、どうしても英語と格闘するという苦しさから逃れることはできません。
中学生レベルの英語力でもわかるトランプ氏の文章ならいざしらず、英Financial Times紙などのやたらと回りくどい表現を読んでいると、私自身は思わずイライラしてしまいますし、日常で英語と接していない多くの方にとっては、正直、そもそも「英語である」という時点で、読むのを嫌がるのではないでしょうか。
かくいう私も、仕事がら、メディアや新規制、法令や会計基準など、英語で書かれたややこしい文章を日常的に読んでいるのですが、「日常的に読んでいる」からといって、なかなか慣れるものではありません。やはり英語を読むときにはかなり苦労しているクチです。
もっとも、専門家の世界では、金融規制や会計、法令、マーケットなどの専門用語が多く、それらの専門用語を理解していれば、英文であっても意外とすんなりと読めますし、また、英語の発音はメチャクチャでも、意外と外国の専門家との会話は成り立つものです。
ところで、私が初めて英語と出会ったのは、今から30年以上前、昭和末期に中学校に進学したときのことです。
語学を習うときには、「習うより慣れろ」と言われていますが、恥ずかしながら、当時から私は英語がまったくダメでした。「慣れる」ほど英語に親しめず、だからといって「三単現」だの、「be動詞」だの、「a と the の違い」、「some と any の違い」だの、文法から理解するのも難しかったからです。
何より、英語のあの不明瞭な発音が大嫌いでしたし、綴りと発音がかけ離れていること、同じ単語が動詞になたり、名詞になったり、形容詞になったり、動詞の不規則変化がややこしかったりする点も、自分自身の理解の範疇を超えていました。
そんな英語嫌いの私が、何の因果か、現在は英語を使う仕事をしているのは皮肉なものです。
英語は独仏伊により理解が深まる
ただし、その後も英語を好きになることはありませんでしたが、高校、大学へと進学し、語学の書籍を読み漁るようになり、英語をドイツ語やフランス語と比較しながら眺めると、新たな発見がたくさん得られました。その例が、「難しい」「易しい」の形容詞です。
中学生のころ、英語では、「難しい」を “difficult” で、「易しい(簡単である)」を “easy” と習いましたが、もう少し厳密に言えば、「難しい」「易しい」には、
- フランス語由来→ difficult/facile
- ゲルマン語由来→ severe/easy
という、2つのセットがあります(本当はもう少したくさんの表現があるのですが、ここではこの2つの表現を取り上げます)。
私自身、中学生のころは、
- 難しい→ difficult
- 易しい→ easy
と丸暗記したうえで、綴りが難しい方が “difficult” で、綴りが簡単な方が “easy” と覚えたのですが、英語の成り立ちを知っていれば、このうちの “difficult” については、もっと簡単な覚え方があります。それは、 “difficult” は “facile” (簡単)に打消し語 “dif” を付したものだ、ということです。
実際、フランス語やイタリア語では、「難しい」「易しい」は、一般的には次のような対応関係にあります。
フランス語とイタリア語
- 難しい→ difficile
- 易しい→ facile
(発音はフランス語が「ディフィシール」「ファシール」、イタリア語が「ディッフィーチレ」「ファーチレ」だそうです。)
ただし、この “difficile” “facile” は、いずれも英語に入って来たものの、中学校の英語の教科書に出現する一般的な表現としては「難しい」は “difficult” 、「易しい」は “easy” となってしまっているようなのです。
ゲルマン語由来の単語のうち、 “severe” はそれほど一般的に用いられていないものの、 “easy” の方は頻繁に使われている一方、フランス語由来の “difficult” は “facile” と比べてより一般的に使用されているため、結果的に、英語では
difficult/easy
という単語セットが「難しい/簡単な」の対応語として、当時、中学生のときに教えられていたようなのです。
ちなみにドイツ語の場合は
schvierig/einfach
(発音は「シュヴィアーリッヒ」/「アインファッハ」、だそうです)
という対応語だそうです。
この独単語の “schvierig” が英単語の “severe” と似ているような気がしますが、おそらくこの2つの単語は同根なのでしょう。
「難しい/簡単な」 英独仏伊比較
言語 | 難しい | 簡単な |
---|---|---|
ドイツ語 | schwierig | einfach |
フランス語 | difficile | facile |
イタリア語 | difficile | facile |
英語(一般的な表現) | difficult | easy |
(【出所】著者作成)
このように、一見すると不合理な英語表現であっても、英語以外の外国語を知っていれば、何となくその成り立ちを想像することもできますし、単語によっては意味を推察することもできます。
日本語表現が漢字によって飛躍的に豊かになったのと同様、英語もゲルマン語とフランス語(あるいはフランス語の元になっているラテン語)、さらにはギリシャ語などの語源を知っておけば、少なくともボキャブラリーを増やすうえでは役立つことは間違いなさそうです。
英語とどう付き合うか
英語の不合理は数詞にもあり
ただし、英語には控えめに見て「明らかに不合理な表現」がたくさんあります。
その1つは、数詞です。
日本語だと、「1、2、3(いち、に、さん)…」と数えていき、10(じゅう)まで行けば、その次は「11(じゅういち)」です。そして、日本語では基本的に「いち」から「じゅう」まで10個だけ数詞を覚えておけば、「99(きゅうじゅうきゅう)」まで数えることができます。
ところが、英語の場合、 “one, two, three, …” と数えていき、 “ten” の次は、 “ten-one” ではなく、 “eleven” 、です。そして、11~19まではそれぞれ固有の数詞が存在していて、20以降も10こごとに固有の呼び方を覚えなければなりません。
数 | 日本語 | 英語 |
---|---|---|
1 | いち | one |
2 | に | two |
3 | さん | three |
10 | じゅう | ten |
11 | じゅういち | eleven |
12 | じゅうに | twelve |
20 | にじゅう | twenty |
30 | さんじゅう | thirty |
80 | はちじゅう | eighty |
90 | きゅうじゅう | ninety |
(【出所】著者作成)
つまり、1から99まで数えるために必要な数詞の数は、日本語は10個、英語は28個(!)です。
これだと英語圏の子供たちがかわいそうですね。
(余談ですが、私は中学生のとき、この12 “twelve” と20 “twenty” の違いや、13 “thirteen” と30 “thirty” の違いがなかなか覚えられず、本当に苦労しました。)
ちなみに、数詞の不合理さでいえば、フランス語も酷く、たとえば20を “vingt” と呼ぶのですが、80を「4つの20」 “quatre-vingt” 、90を「4つの20と10」 “quatre-vingt dix” 、98を「4つの20と10と8」 “quatre vingt dix-huit” と称します。
また、ドイツ語の場合、20以上の数は、「二桁目と一桁目をひっくり返す」という謎ルールが存在しており、たとえば35(英語でいうと “thirty-five” )を、「5と30」 “fünf und dreißig” と称する必要があるのだとか。なぜ素直に “dreißig fünf” と発音しないのか、不思議でないrません。。
ちなみに、英語などの欧米語と比べた数詞の簡単さは日本語(あるいは中国語や韓国語、広東語など)の特徴といえるでしょう。
英語圏の人は、数詞改革をして
- 11→ eleven ではなく ten-one
- 12→ twelve ではなく ten-two
- 20→ twenty ではなく two-ten
- 98→ ninety-eight ではなく、 nine-ten-eight
と発音すれば良いのに、と思います。
ついでにフランス人の皆さんも、
- 98→ quatre-vingt dix-huit ではなく、 neuf-dix-huit
と発音すればわかりやすいと思いますけどね(余計なお世話かもしれませんが)。
読者の皆さまによっては異論もあるかもしれませんが、少なくとも私はそう感じているのです。
英語力の向上は目的を絞るのが手っ取り早い
さて、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』をご参照頂いている方の中には、仕事や勉強の都合で英語力を必要としていて、それを向上させるためのヒントが欲しい、という方もいらっしゃると思います。
ただ、残念ながら、それについて講釈を垂れる資格は、私ごときにはありません。それに、そもそも英語は文字から発音から、何もかも日本語と違っているわけですから、日本語を母語とする私たちが、英語を母語のように話せるようになりたい、というのも、非現実的でしょう。
ただし、「目的に応じた英語学習」に関していえば、稚拙ながら、私自身にも経験を述べることができます。それは、「自分自身の専門分野を持つこと」、です。
私の場合、専門分野は「金融規制」とその関連分野ですが、この分野に関する英語の文章については、ほぼ毎日のように目にしています。そして、現実に必要なのは「読むこと」と「日本語で意味を説明すること」であるため、基本的には「読み・書き・話し・聞く」能力のうち、「読み」に特化することができるのです。
また、なかには「映画に出て来るアメリカ人(イギリス人)と同じ次元で流暢な発音で日常会話をしてみたい」という人もいるかもしれませんが、このような人であれば、映画をたくさん観るのが手っ取り早いかもしれません。
一方で、私のようにインターネット上で流れている英文を読むだけで良いという人であれば、わざわざ「スピーキング」や「ライティング」、「リスニング」を学ぶ必要はなく、「リーディング」のスキルを磨けば良い、という話ではないかと思います。
学生の方ならともかく、社会人の方であれば、ただ漠然と「英語を学ぶ」ということではなく、「英語で何をするか」という観点を大切にするのも1つの選択肢でしょう。
TOEIC問題
ちなみに、TOEIC(トーイック)という英語試験があります。
これは、いちおう、「リスニング」と「リーディング」の能力を測るという触れ込みの試験ですが、私自身の拙い経験上、あまり英語力を測定するのに役立つ試験であるとは思えません。
というのも、英語力とは違うスキルで得点が左右されるからです。
私が勤めていた某企業も含め、世の中の多くの企業ではTOEICの受験を推奨しており、一般に新入社員レベルだと500点台、ビジネス英語の世界だと700点台が求められる、などとされているようですが、こうした得点基準ほどあてにならないものはありません。
今から10年以上前に、TOEIC受験者の間で有名だった、「得点稼ぎ術」というものがあります。
これは、2時間の試験のうち、前半の1時間(リスニングのパート1~3)で使えるテクニックで、試験開始と同時に注意事項や例文が放送されている間に、リーディングのパート4以降の問題を解く、というものです。
TOEICとは、ひたすら問題が多く、時間との闘いです。たいていの人は、問題を最後まで読むのが精いっぱいですので、この「得点稼ぎ術」だけで、人によっては得点を50~100点くらいは水増しできるのではないかと思います。
(もっとも、最近、TOEICを受験していないので、最新の事情についてはよくわからないのですが、こうした「順番飛ばし」は最近、禁止されたという話も聞きますが…。)
ついでにいえば、TOEICは国家Ⅰ種試験の一次試験と同様、択一式ですので、時間がなくなったときには、わからなくても良いからとにかくマーカーで塗り潰せば、確率論的には4分の1の割合で得点がもらえてしまいます。
TOEICの問題点は、それだけではありません。
一生懸命、TOEIC対策の勉強をしたところで、「実務では使い物にならない」のです。
TOEICで高得点を取るためには、
「▼外食、▼打ち合わせ、▼映画を観に行く、▼医者に行く、▼旅行に行く、▼レストランの広告、▼電子メール」
…といった、さまざまな場面に応じた会話が出て来るのですが、TOEICで高得点を取りたければ、これらの場面に応じた会話をひととおり学んでおく必要があります。
しかし、あまりにも場面が広範囲過ぎて、「日本人のビジネスマン」に求められるビジネス英語の範囲と大きなズレが生じているのも事実です。
たとえば、リスニングのパートで「彼は私の親友だ He is my buddy. 」といった表現が出て来たときに、 “buddy” という単語の意味を知らなければ、それだけで問題はお手上げです。
こうした点も、TOEICの試験としての信頼性を下げているのではないでしょうか。
グーグルさん、助かります!
ところで、最近、英語に対してはかなり強力な助っ人が出て来ました。
言わずと知れた、「グーグル翻訳」です。
私自身、以前から英語と格闘して来た人間の1人ですが、最近、グーグル翻訳の精度がかなり上昇して来ていて、かなり確度の高い翻訳が出て来ます。
といっても、気を付けて読まないと、主語と目的語が入れ替わっていたり、意味が正反対になっていたりしますし、ちょっともってまわった言い回しだとうまく翻訳されないこともあります(酷い場合にはその下りが無視されることもあります)。
このため、現状、あくまでもグーグル翻訳は「参考にしながら読む」というスタンスが正解でしょう。
しかし、翻訳エンジンの進化のスピードには目を見張るものがありますし、自動翻訳エンジンを開発しているのはグーグルだけではありません。さまざまな人が知恵を絞り、翻訳の精度を上げようとしているのです。
この調子で精度が上がっていけば、それこそあと数年以内に、「英語の文章がそのまま正確な日本語になる」、という時代がやってくるのかもしれません。
そして、これを敷衍して考えるならば、べつに英語でなくても、全世界の文章をすらすら読めるようになるのかもしれません。
実際、言語構造が似ている日本語と韓国語のあいだだと、すでにかなり高い翻訳精度が実現しています(※私自身、この点については韓国や北朝鮮のメディアを読むときにその威力を感じています)し、日本語と中国語の間でも翻訳精度はそこそこ高いといえます。
また、英語と言語構造が似ているドイツ語、フランス語などは、現状でもかなり正確に英語に翻訳できるため、英語を日本語訳する精度が上がれば、ドイツ語やフランス語を日本語に翻訳する精度も、その後追いで向上しているようです(このあたりは南ドイツ新聞やルモンドを翻訳するときに実感しています)。
そして、全世界がインターネットと優秀な翻訳エンジンの威力で1つになれば、将来、当ウェブサイトも外国人が読むようになる…わけないか(笑)
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小生は韓国語は読み書き会話は全部駄目ですが、中央日報日本語版の愛(?)読者で、時々韓国語版に韓国語のコメントを書き込みます。Googleの韓国語翻訳を用いて、コピペするやり方です。(中央日報のコメントに投稿する場合、デフォールトではコピペが禁止されているのですが、ファイアフォックスの「コピペ禁止のオーバーライド機能」を使うとやれます。)
Google の韓国語⇔日本語の翻訳機能は結構優れているようで、日本語→韓国語→日本語の往復翻訳をすると結果として原文に近い日本語が返って来ます。
そして往復翻訳を使ってチェックした韓国語⇔英語の機能は使い物にならない品質です。
1から100まで英語で数えましょう。
ジミー大西「one, two ,three, four, five, six, seven,,,,,,,」
・
・
・
ジミー大西「ten ten, ten ten one, ten ten two.,,,,,,」
・
・
・
ジミー大西「ten ten ten ten ten ten ten ten ten ten」
機械翻訳の精度は飛躍的にあがっているのですが、難しいのは特殊な領域の翻訳ですね。
たとえばソフトウェアの技術文書だと、暗黙の了解で訳さない言葉があります。operating system を「基本ソフト」と訳してもいまいちピンときませんし、Android の activity を「活動」と訳しても全く意味が通じません。
機械翻訳は、モデルをトレーニングするのに大量のデータが必要なのですが、特殊な領域だとデータがあまりないので、機械翻訳の精度があがりにくいんですよね。
一般的な新聞記事程度なら問題ないんですが。
政府からのプレスリリースだと、独特の玉虫色の表現が多用されてるから難易度があがります。
このあたりを意識して使うと良いかと思います。
私も英語は苦手でしたが、技術職って英語を読まないわけにはいかないので、英語を敬遠してきたことを後から後悔しました。特に特許のクレームを読むのはうんざりしました。アレは日本語ですらうんざりしますが。
一方、技術方面に限っては、アメリカ人の文章化能力は非常に高いと、いつも感嘆していました。Timeみたいな雑誌は気取った表現が多くて読みにくいことこの上ないのに、技術文書(特許を除く)は平易で明瞭ですんなり読めます。イギリス人の文章はそれほどでもないので、合衆国には独自のドキュメンテーションのノウハウがあり広く共有されているのだろうと思いました。
おかげで職務上必要な英語力は何とかなりましたが、そうなっても相変わらす英字新聞は読めず、映画は字幕なしでは楽しめず、です。まさに「目的に応じた英語学習」「自分自身の専門分野を持つこと」でしたが、もう少し汎用性のある英語力が欲しいと思ます。
TOEICご批判はごもっともですが、雇用者側からすれば他に適切な指標がないので、TOEIC推奨は仕方がないと思います。少なくとも英検よりは現実的です。
英検よりも実用的というのはどういったところなのですか?
英検で有名なところでは、“It's raining cats and dogs”ですかね。この慣用句名有名になってしまったので、今では難問奇問とは言われませんが、この手の英語マニアしかしらないような奇妙なフレーズを知っていないと高得点が取れないのが英検です。
一方のTOEICは、スピード勝負。ジャンルは様々ですが簡単な英語や矢継ぎ早に飛んできます。「えーと、何だったっけ?」と考え込んだら負け。聴く→即マークシート、読む→即マークシートで行かないと高得点は取れません。
どんな国でも、会話では高度に推敲された複雑な文章を述べる人は殆どいません。それよりも、打てば響く即応能力が大事です。そういう意味で、英検よりもTOEICの方が、現実的です。あくまでも比較の問題ですが。
悲しいかな、私は加齢と共に反射神経が鈍り、TOEICを受験するたびに点数が落ちるようになり、受験意欲を失いました。
すみません、誤記訂正。
誤: この慣用名有名になってしまったので
正: この慣用は有名になってしまったので
誤: 簡単な英語や矢継ぎ早に飛んできます。
正: 簡単な英語が矢継ぎ早に飛んできます。
>アメリカ人の文章化能力は非常に高いと、いつも感嘆していました。
私も職務上英語のマニュアルだとかを読む機会があるのですが、同感です。
アメリカの技術文章を作成する人間は通常テクニカルライティングの教育を受けていますからね。
文法的にもそれまで述べてきた論理の流れを
最後でひっくり返すような文章が作成できないので、
論を追いやすいというのもあるでしょう。
逆に言えば日本語は、読み手に負担をかけるイライラする文章を書き放題なわけです。
でも、それは文化的な価値観に密接にも紐付いており、浅薄な判断基準で断じれる問題では無いでしょう。
また、ブログ主様が書かれている数詞の件は、数学教育の障害になっているのでは?という議論は欧米でもあるようです。
(「数覚とは何か-―心が数を創り、操る仕組み」-スタニスラス-ドゥアンヌという本で読んだ記憶があります)
しかし、日本語が漢字・ひらがな・カタカナというたくさんの文字種を使っているのは不合理だから、
ひらがなだけにしようというのは、陳腐な話だと思いませんか?(どう考えても意味理解の容易さが下がる)
あまり、相対主義的な考えにも賛同できませんが、
それぞれの言語にそれなりの事情というものはあると思います。
ご賛同ありがとうございます。
アメリカ人の文章化能力の要因を英語の文法に求めると、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人、ニュージーランド人も同様のアドバンテージを持つことになりますが、アメリカ人だけ頭一つ抜きん出ているように見えますので、主要因は教育だろうと思います。
> ひらがなだけにしようというのは、陳腐な話だと思いませんか?
陳腐と言うより論外です。平仮名とは質は違いますが、漢字文化圏であるにも関わらず発音記号だけにした韓国や、同じく濃厚に漢字文化の影響を受けながらアルファベット表記にしたベトナムがどういう状態にあるかを観察すれば答えは明らかです。
ブログ主様と恐らく同年代、同地域出身で学生の頃は英語が身につかず苦しんだにも関わらず英語に関わらずをえない人生にシンパシー(笑)を感じます。
私にも3人の子供がいますが自身の経験上、子供達にはローマ字の勉強に必要以上の先入観を抱かせないよう心掛けております。アレを小学生の他言語のスタートラインで学ばせるのはとても抵抗があります。恐らく昔の教育指針の中にアルファベットに慣らせる目的でやったとは思うのですが、その恩恵(といってもせいぜい日本固有の名詞を英語表記にするくらい)よりもスペルも発音も英語とは違うものを幼い頭に刷り込む弊害の方が大きいのではと思います。
余談にはなりますが留学当時、学費を稼ぐためにウォルマートで働いてましたが当時のバイトリーダーのLucy(在米韓国人)には日本憎しとばかり虐められたのも良い思い出です。ちょうど天安門事件からしばらくした時にLucyから共産党を助けるなんて日本は民主主義国家じゃない!台湾も裏切った!謝れ!なんてね。当時は北京からも政府関係のご子息と思われる姉妹も留学生としていたのですが何も返せずに下を向いてたのです。中国政府の御身内がグリーンカードも無いような潜りの韓国人女性に暴言を吐かれたりウォルマートでバイトをするのも今では信じられませんが(笑)
30年ほど前の米国内では日本はエコノミックアニマル、韓国はベトナム戦争のパートナー、中国は貧乏で得体のしれない国って認識でした。
お二人と同じ世代で英語に苦労し、今はアメリカで生活しているものです。
かつてのウォルマートでの体験談、大変面白いですね。今とは随分各国の認識が違いますが、日本や中国への認識はここ十年だけでも随分変わってきたように思います。
子供の英語学習ですが、こちらの speech pathologist と話していて感じる大事なことは二点あります。
1) 言語の豊かさ、複雑さを母国語で感じること
2) ゴールデンエイジ(10歳まで)を逃さないこと
つまり、日本人の場合、日本語で論理性や表現の豊かさをしっかりと学習することが、言語能力そのものの発達につながり、他言語の習得がはやくなります。
一方、十歳以前に学んだ言語は断然身につきやすく、英語に触れさせるのは早ければ早い方が良いのです。十歳が区切りなので、小学校入学と同時くらいに始めるのはよいことだと思われます。
つまり、英語も日本語もどちらも小学校からきっちり勉強しないと駄目だと言うことですね。
この反例が低所得者層のハーフの子供です。彼らは母国語も現地語もろくに話せません。意思疎通はできますが、文法がめちゃくちゃなので、緻密な話ができないのです。正確に言えば、緻密な論理を構築する脳が発達しなかったということでしょう。表現力のバリエーションもなく、日本に住んでいても敬語表現が使えないですね。誰に対してもため口。
なお、私は子供の教育に失敗してしまいまして、うちの子は英語だけはきっちり話せますが、日本語はカタコトだけになってしまいましたw
> 子供達にはローマ字の勉強に必要以上の先入観を抱かせないよう心掛けております。
同感です。真っ先にローマ字読みを覚えてしまうと、イタリア語なら問題は少ないのですが、英語では混乱がひどくなります。
我が子も「アルソー (also)」だの「アウトマチック (automatic)」だのといったローマ字読みのクセがなかなか直らず、修正しても日本語の母音に当てはめてしまうので mad と mud を言い分けられません。最初に変なクセがつくと後が大変です。
ローマ字は訓令式とヘボン式が併用されており、学校ではどちらも教えますが、どちらにも問題と限界があります。また、PCで日本語を入力する場合、学校で習うローマ字式では正しく変換できない単語が多々あります。例えば、東京は Tokyo ではためで toukyou と入力する必要があります。
私は、小学校でローマ字を教えることには弊害の方が多いのでやめた方が良いと思っています。早期英語教育も反対です。その時間を、国語教育に費やした方がよいです。
小学校の国語教育は、情操面に重きが置かれています。あるいは実質的に「道徳」の時間です。「ごんぎつね」のような感傷的な話を一ヶ月もかかって読み、「あなたは何を感じましたか?」みたいな感想を述べ合います。そういうものではなく、5W1Hを明瞭に述べられる能力、平易で明晰な文章を書く能力を養うような国語教育を充実させるべきだと思います。
そうした土台があれば、英語は中学校から初めても十分です。むしろ土台が脆弱だから、中高大と十年も英語を勉強しても使い物にならないのが日本人の現状だと思います。
英語圏の皆さんにも数字の呼称は面倒なものであるようで、例えば2019年を日本語なら二千十九と4桁の数字で認識しますが、英語ならトゥエンティ・ナインティーンで2桁+2桁の表現になります。1999だとナインティーンナインティナイン、早口言葉かな?そんな数え方だから暗算が苦手なんじゃないか、と商店での買い物の度に思いました。
文法に関しては、最初に英語に接したときに理解できずに慄きましたが、その後仏語独語西語と接するうちに、英語は中ボスですらないザコだったのだと思い知りました。名詞に性別はないし、動詞にしても不規則活用を除けば定型的変化だし、形容詞は変化しないし、まだマシ。だいたい独仏語は英語ほど国際的に使われていないので、苦労に対する報いが少ないと思います。(かなり私怨が入っています。おのれH****s)
文章の成り立ちを見ると、国民性と連動しているんだな、とは思いました。
I love you(アングロ・ゲルマン系配列)私は愛している・・・(何を?)あなたを
Je t'aime(ラテン語系配列)わたしはあなたのことが・・・(どうなの?)愛している
月が綺麗ですね(夏目漱石)論外
語順が重要度にならうとすれば、自己の内面を重視するアングロゲルマン系と、他者との関係性を重視するラテン系、と考えるのは穿ちすぎなんでしょうか。
自転車の修理ばかりしているさん、
> 語順が重要度にならうとすれば、自己の内面を重視するアングロゲルマン系と、他者との関係性を重視するラテン系、と考える
そういう想像を働かせるのは私も好きでよくやるのですが、この仮説に限ってはおそらく間違いです。
そもそも、フランス語やスペイン語の祖先であるラテン語では主語を頻繁に省略しますし、語順も必ずしも厳密ではありません。フランス語やスペイン語も頻繁に主語を省略しますし、目的語を動詞の後ろに置くのも必ずしも間違いではありません。
J'aime toi. も Je t'aime に匹敵するほど、よく使われます。
またラテン系の言語で主語が省略されるのはそれが重要ではないかと言うと、そうではなくて動詞の活用によって主語が明らかだからです。
英語では動詞の活用がかなり退化しているために、主語を明示する必要が高くなります。そして、語順が重要になります。
語順が重要でない言語と、そうである言語を語順によって判定するのは同じ土俵で比べているとは言い難いです。
なお、私はドイツ語はよく知らないのですが、ドイツ語も目的語が動詞の前に来ることがあったかのように記憶しています。
また、些細なことですが、アングロゲルマンという言い方は初めて聞いた気がします。
アングロサクソンはゲルマンの一派ですので、ゲルマン系といえばその中に含まれます。今回の場合は、厳密な SVO である英語だけを切り分けたいようなので、アングロ・サクソン系といえばよかったかと思います。
否定ばかりしたような内容になってしまいましたが、各言語を比較していろんな仮説を考えるのは私も大好きです。今後も面白い仮説が思い浮かびましたら是非書き込んでくださいませ。
チキンサラダさんへ
島ケルト系と大陸のケルトを分けて考える時、
五世紀以前に、ブリテン諸島に移住したと思われる
大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある
鞍馬天狗さん、
ほー、そうなのですか?
ソースを何か一つでもいただけますか?
Anglo-German でググってもそれらしいものが一つも出てきませんし、
そもそも英語は5世紀以降にイギリスに進出したゲルマン民族の言語が源流であって、ケルト諸語とは系統が全然違いますよ。
そもそも、ケルト人はアングロ(デンマークの一地方の出身)でもないし、サクソン(人はゲルマン系)でもない。
相変わらず、いい加減なことばっかり言ってますね。
チキンサラダさんへ
>Anglo-German でググっても
そりゃそうだ、
最初から、島ケルトと大陸ケルトを
別のモノとする学説に置いてと言ってる
よく嫁
>相変わらず、いい加減なことばっかり言ってますね
島ケルトを調べてから言ってくれ
ロクに調べもせずに、
>ケルト人はアングロ(デンマークの一地方の出身)でもないし、サクソン(人はゲルマン系)でもない
等とは、一言も言ってもないし
鞍馬天狗さんへ
相変わらず支離滅裂だな。
> 大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある
このソースは? 何か一つでも見せてくれる?
ケルト人はゲルマン系と全然別。知らなかった?中学校で習う内容だよ。一般常識もいいところ。
あんたは、そんな基本的な事も知らずに適当なこと書いてただけでしょ。
無知がバレたので、韓国人のように話をそらそうとしても無駄。
チキンサラダさんへ
島ケルトを調べたのか?
その上で、言ってるんだろうな?
>中学校で習う内容だよ。一般常識もいいところ。
君の中学生の頃の常識が、今も同じだと思ってるのか?
>ググってもそれらしいものが一つも出てきませんし
君の限界が、グーグル先生なだけだよ
チキンサラダさんへ
調べてないのは良く分かった
調べる気も無いのも良く分かった
先ず、従来ケルト人と呼称されていた
島ケルトは、大陸ケルトとは、別だ
と云う説が有る
アイルランドもウェールズも「ケルトを自称する別の何か」
でケルト人の子孫じゃないと云う説だ
アイルランド人やウェールズ人からすれば、
自称だろうが、学問上だろうが、
自分達が、ケルト人な訳で、他の名称など
受け入れられないのは当然だ
その文脈で、
アイルランド人やウェールズ人目線で、
話をする時に、人種も民族も無関係に
大陸の一般的な学説のケルト人を
アングロゲルマンと呼ぶ場合があるんだよ
公的でも、学問上の呼称でも無い
内輪の話だから、文章に出てくる訳が無い
"アイルランド人、ウェールズ人目線"
と云う見方自体が、従来とは全く違う
極最近のモノなんだから当然なのだよ
鞍馬天狗さんへ、
驚きました。あなたの説明は予想以上に間違いばかりなので。
見事なほどにすべて間違ってますね。
どうりで自分では一切説明せずに、他人に「調べろ」とか「説明しろ」と一方的にガナるわけですね。
こんな貧弱かつ間違いだらけの説明では自分の無知を晒すようなものですからね。
あなたの言ってる島ケルトの知識があまりに浅はかなのにも驚いています。あなたの無知や妄想の激しさは常に私の予想を上回りますね。
まさに韓国をその身に体現したような人です。
ともあれ、あなたの妄想の何が間違っているか解説してあげましょう。
> 先ず、従来ケルト人と呼称されていた
> 島ケルトは、大陸ケルトとは、別だ
まずここからして間違いです。
島ケルトと大陸ケルトの同一性は長らく議論があります。今に始まった話ではありません。
知識のないあなたは一緒だと思いこんでいたのでしょうが、大陸ケルトと島ケルトの同一性にはずいぶん前から疑問が呈されています。
> アイルランド人やウェールズ人目線で、
> 話をする時に、人種も民族も無関係に
> 大陸の一般的な学説のケルト人を
> アングロゲルマンと呼ぶ場合があるんだよ
ここがあなたの一番の勘違いです。
「アングロゲルマン」という言い方は存在しません。
この場合、島ケルト人が言いたかったのは、「アングロゲルマン」という民族?の提唱ではなくて、「大陸ケルトはケルト人ではなく、アングロ・サクソンを代表とするゲルマン系に違いない」ということでしょう。
それを、あなたが勝手に勘違いしただけです。正直言って、あなたは絶望的なほどに国語の読解力が足りません。(もしかして、朝鮮語ネイティブスピーカーの方で日本語は苦手ですか?でしたら、私も優しく日本語を解説しますので、遠慮なく仰ってください。)
私が検索した限り、「アングロゲルマン」で出てくるのは
「アングロ(サクソン)、ゲルマン」という意味であって(それも本来おかしいのですが)、「アングロゲルマン」という呼び方をしているわけではありません。
そして上記の「アングロ・ゲルマン」というのは、ケルト人と直接の関係はありません。ケルト人でなくても日本人でも何人でも、アングロ・サクソンを代表とするゲルマン人を呼称するのに「アングロ・ゲルマン」と言えます。
ただし、アングロ(サクソン)、ゲルマンという言い方はそもそもおかしいので、普通は「ゲルマン(系)」と言いますけどね。
たとえていうのなら、こうです。
日本人が日本海と呼称するのを聞いた浅はかな韓国人が「日本海とは、韓国を侮辱したい日本人が東海を呼称する時に使ってるのだ」と妄想するようなものです。
日本海は世界中で使われる一般的な呼称です。韓国を侮辱するのも何も関係ありません。
> 公的でも、学問上の呼称でも無い
> 内輪の話だから、文章に出てくる訳が無い
違います。そもそも「アングロゲルマン」なんて概念はあなたの妄想の中にしか存在しません。
あなたが聞いた「アングロゲルマン」は、新しい呼称ではなくて「アングロ(サクソン)を代表とするゲルマン(系民族)」の意味で使ってるだけですから。
> “アイルランド人、ウェールズ人目線”
> と云う見方自体が、従来とは全く違う
> 極最近のモノなんだから当然なのだよ
これまた呆れるほどに違います。島ケルトが自分たちがケルトの本流であって、大陸ケルトはケルトではないという主張はかなり前からあります。
一般常識レベルが欠落しているあなたが知らなかっただけです。
鞍馬天狗さん、
正直いってあなたの読解能力は一般人のそれより遥かに劣るようです。そもそもあなたは文盲に近い「機能的非識字」の可能性があります。文字そのものは読めるのだけど、内容は正確に理解できない。自分が理解できる単語だけをつなぎあわせて、妄想のストーリーを作ってしまうということです。
今回も島ケルト人の主張を読んでも、あなたはその本質を理解できず、言葉の断片だけとって勝手にありもしないストーリーを作ってしまったのが原因のようです。
今回に限らず、これまで何度かあなたが絡みをみていてもそう思います。
なお、機能性非識字は韓国人に非常に多いようです。
以下のシンシアリーさんのブログポストを読むとよいです。あなたのことです。
http://sincereleeblog.com/2019/04/21/%E3%80%8C%E5%AE%9F%E8%B3%AA%E7%9A%84%E9%9D%9E%E8%AD%98%E5%AD%97%E7%8E%87%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%882019%E5%B9%B44%E6%9C%88%EF%BC%89/
といって、機能性非識字のあなたには理解できないかもしれませんが...
また、韓国人と同じであなたは自分の間違いが指摘された場合、自分が間違っていると認識するのではなく、指摘した相手が間違っているのだと思いこむ悪癖があるようです。
韓国人の悪癖がなおらないのと同様、あなたのこの悪癖も生涯治ることはないのかと思うと、哀れみを覚えますが、私にはどうしてやることもできません。
ただ、あなたがまた間違いだらけの妄想を書いていたら今後も遠慮なく訂正してあげますよ。
鞍馬天狗さんへ、
もう一つ重要な指摘を忘れていました。
そもそも、「アングロゲルマン」という言葉が出てきたのは英語を話す主体としてです。
大陸ケルトを指すのであれば(それすら間違ってることは、上で指摘したとおりですが)、英語の話者にはなりませんね。英語は大陸ではなく、グレートブリテン島で話される言語ですから。
そもそも、あなたはケルト人がなにかも、英語の成り立ちもその話者の地理的分布も全く理解していません。
知識がないこと自体は責めませんが、知識が圧倒的に劣るのに自分が知識があると思いこんでいることがあなたの問題ですね。
(あなたが必死でガナっていた島ケルトへの無知ぶりからして、あなたの知識のなさは明らかです。)
最低限の知識もろくにないくせに自分が正しいと思いこんで、他人に一方的に絡んでくるさまは、まさに韓国そのものですね。結局自分の無知と間違いが明らかになって恥をかき、悪態をつくさまも韓国そのものです。あなたと言う存在は、歩く韓国としての存在価値があるのかもしれませんね。
なお、記憶力すら怪しそうなあなたのために言っておきますが、あなたが私に一方的に絡んできたことは数度ありますが、私からあなたに絡んだことは一度もありませんよ。
チキンサラダさんへ。
なんとなく同業者の方かなあとは前から思っていましたが、Web上のやりとりでソレを持ち出すのは非常に危ないかなと思います。
ソレを判定するこちら側の資格・能力の証明が不可能ですし、対象の発言を元に推測するにせよ職業倫理上、非常に抑制的にすべきであるかと。
下手すると「林先生」ネタに陥ります。
りょうちんさんへ、
コメントありがとうございます。
> なんとなく同業者の方かなあとは前から思っていましたが、Web上のやりとりでソレを持ち出すのは非常に危ないかなと思います。
すいません。どの部分でしょう。このポストに対するコメントで多くのことを書いているので、どの部分を指されているのか、わからなくて。
> ソレを判定するこちら側の資格・能力の証明が不可能ですし、対象の発言を元に推測するにせよ職業倫理上、非常に抑制的にすべきであるかと。
> 下手すると「林先生」ネタに陥ります。
機械翻訳のことですかね?? このあたりの会社ではどこでも機械学習について研究していて当たり前で、少し携わってるものなら誰でもわかる(でも、一般の人はあまり知らない)ことを書いたつもりですが、何か抑制すべきものであったなら申し訳ありません。
捨て垢を作ったので、よかったらメールいただけませんか?
chicken.salad.ca@gmail.com
すいません。林先生が
チキンサラダ様
ありがとうございます。
こういう理屈だった会話ができることは喜びです。
ジュテームもジャメトワもあり得るのは知っていましたが、じゃあなぜアイユーラブは無い?というところが納得し難かったのです。なるほど、動詞活用が単純なために主語が暗示できない副作用・・・イタリア語だとティアモで主語が無くても成り立ちますものね。蒙を開かれた思いです。
重ねてご教示ありがとうございました。
自転車の修理ばかりしている様、
丁寧な御返事ありがとうございます。
私もこういう知的な想像が好きなもので、ついつい反応してしまいました。
余談ですが... ラテン語は名詞の格変化 (grammatical cases) の種類が多くて1単語につき10種類もあります。それゆえに一文字あたりの情報量が多いのです。
(英語はそれが退化しきっていて、単数形と複数形の二種類しかありません)
ですから、ラテン語だと主語以外にもいろんな言葉を省略しても意味が通じるのです。
一文字あたりの情報量が多かったり、格変化が律儀に10種類もあるあたりは、古代ローマ人の堅物さや実直さを感じさせますが、一方で省略が多い文章はそれと反対の自由さを感じさせます。
話が脱線してしまいましたが、最初におっしゃられたように言語の特徴から、その民族の特徴を想像するのは知的好奇心がそそられて楽しいですね。
チキンサラダさんへ
>相変わらず、いい加減なことばっかり言ってますね
売り言葉に買い言葉
では、
問う、
>学区で、たとえばイスラエル人とパレスチナ人の間で
ジューイッシュとアラビックが、
カレッジより以前の、学校で、一緒のコト
ってあるのか?
どんな地域だ?
聞いているのは、民族、人種の話では無いからな、
それぐらいは、分かれよ
答えられないのならば、
そのママ、言葉を返そうではないか
>相変わらず、いい加減なことばっかり言ってますね
鞍馬天狗さんへ、
どんどん無知をさらけ出してるな。自分で恥ずかしいという自覚もないんだろうな。
その話は当該エントリのコメントで返答してるので、そちらを読んでくれ。
別のエントリの話の流れをごっちゃにするあたり、基本的なマナーもなってないな。
どっちにしても、あんたのツッコミは的外れ過ぎて、呆れるよ。
一般常識レベルの知識もなくて、場を荒らしたいだけなんだろうな。
どうせ絡んでくるなら、もうちょっと知的好奇心をそそる内容にしてくれないかな?
あんたのレベルは、その辺の頭のおかしい浮浪者レベルだよ。
チキンサラダさんへ
限定条件を出してるだろ
>別のエントリの話の流れをごっちゃにするあたり、基本的なマナーもなってないな
売り言葉に買い言葉だと
>どっちにしても、あんたのツッコミは的外れ過ぎて、呆れる
結局、
何一つとして、反論出来ないのを白状してるだけだろ
君、自身が、一般常識に縛られてるのを
自覚出来ていないだけだよ
全部の文章を読み返して見れば分かるが、
君は、反論もせずに誹謗中傷ばかりしている
>場を荒らしたいだけなんだろうな
それは、君だ
鞍馬天狗さんへ、
間違いを指摘された韓国人がするような、意味不明なことを書き込んでないで、いい加減こたえていただけませんかねえ?
> 大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある
このソースは? 何か一つでも見せてくれる?
> 売り言葉に買い言葉だと
あなたが最初にふっかけてきたので、遠慮なく買わせていただきました。
一般常識レベルの知識もないくせに態度だけ悪い人間だったので、歯ごたえもなくがっかりしてるのが正直なところですよ。
> 結局、何一つとして、反論出来ないのを白状してるだけだろ
はい、鞍馬天狗さんのことですね。
「大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある」というソースを何一つとして見せてもらってませんけどね。早くみせてくれませんか?
> 君、自身が、一般常識に縛られてるのを
> 自覚出来ていないだけだよ
そうですねえ。私の知識もまだまだ足りないとは思いますよ。でもね、鞍馬天狗さん、あなたは一般常識レベルの知識すらないんですよ。
ケルト人がアングロだとかゲルマンだとか言ってる時点で言い訳出来ないレベル。
一般常識が間違いっていうのなら、それを証明しないといけない。
あなたは「自分で探してくれ」というのみ。
単に自分が間違ってるのを認めたくないから必死でごまかそうとしてるだけ。
> 全部の文章を読み返して見れば分かるが、
読めば読むほど、鞍馬天狗さんが文章力もなく、一般常識レベルの知識すらないのがよくわかります。
> 君は、反論もせずに誹謗中傷ばかりしている
いえ、反論は上にきっちり書いてますよ。鞍馬天狗さんは日本語能力もかなり怪しそうですが、私に日本語が読めないですか?
ケルト人はアングロ(デンマークの一地方が由来)でもないし、サクソン(ゲルマン人の一派)でもない。
あなたの言う「大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある」は、ちゃんちゃらおかしいですが、このキテレツな珍説のソースを示していただけませんかねえ。
ググっても出てこないのは当たり前。もしかして、鞍馬天狗さんの妄想内だけに存在する珍説ですか?w
>場を荒らしたいだけなんだろうな
> それは、君だ
ご自身でおわかりだと思いますが、それは鞍馬天狗さんのことですよ。
自分と他人の区別もつかなくなってきましたか?w
チキンサラダさんへ
島ケルトを調べたのか?
その上で、言ってるんだろうな?
最初から、島ケルトと大陸ケルトを
別のモノとする学説を調べたんだろうな?
ワードを出してやってるんだから、
調べろ
誹謗中傷ばかりしてるから
>場を荒らしたいだけなんだろうな
と言う君の言葉をソノママ返してるんだ
君の文章から、誹謗中傷を抜いたら
何も、残らない
鞍馬天狗さん、
哀れみしか感じさせない人ですね。
> 大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある
このソースは? 出せないんですか?
出せるわけがないですよね? こんな珍説、あなたの妄想の中にしかないんだから。
そもそもケルト人はアングロでもないし、ゲルマンでもないって中学生でも知ってる一般常識ですよ。
> 調べろ
自分の無知や間違いがバレたら、相手に「調べろ」と丸投げですか。
あなた、まさに韓国を体現したような人ですね。
だいたい調べても「大陸ケルト系をアングロゲルマンと呼ぶ場合がある」なんて珍説出てきませんよ。だって、あなたの妄想の中の珍説なんですから。
> 君の文章から、誹謗中傷を抜いたら
> 何も、残らない
あなたのことですよ。
チキンサラダ@アメリカ在住さんへ
レスの位置を間違えた
上のレスをどうぞ
チキンサラダ@サンフランシスコ・ベイエリアさんへ
休日の真っ昼間からありがとうございます
さぞ、アメリカン・スィートホームを
満喫なされているコトでしょう
御見識の高い、
チキンサラダ@サンフランシスコ・ベイエリアさん
にお聞きします
じゃ、そのような文脈のときは、
なんて言うの?
>悪態をつくさまも韓国そのものです。
悪態を付いたというのなら、どの箇所ですか?
具体的に指摘して下さい
鞍馬天狗さん、
> チキンサラダ@サンフランシスコ・ベイエリアさんへ
サンフランシスコ・ベイエリアに住んでいるのが何か問題ですか?何かの気に触りましたか?
> 休日の真っ昼間からありがとうございます
書き込む時間について何度か書かれてますが、 何か意味がありますか?
もしかして、「俺は時差を知ってるぞ!俺はすごいぞ!」とでも言いたいのでしょうか?
時差があることくらい、小学生でも知ってることですが、絶望的なまでに知識のない鞍馬天狗さんにとっては自慢のネタなのかな?
> さぞ、アメリカン・スィートホームを
> 満喫なされているコトでしょう
週末は子供の送り迎えで結構忙しかったですが、それが何かお気に障りましたか?
上記の文章を書かれる意味がわかりませんが......
もしかして海外居住者へのコンプレックス丸出しというやつですか?w
私は今住んでいる場所はとても良い環境だと思いますが、もともとアメリカが好きだったわけでもないので、海外に住むことについて特に感慨はありません。海外に住んでるのが偉いとも思いませんし、偉くないとも思いません。
ただ、海外在住者ということを明示してネットに書き込むと、社会の底辺に住んでるのだろうと思われる方からコンプレックス丸出しの絡み方をされることはあります。鞍馬天狗さんも同様のケースなのでしょう。
私には鞍馬天狗さんの無能ゆえの苦しみとか、無知なのに背伸びしたがゆえの大恥とか、コンプレックス全開の心情を到底わかってあげることはできません。
ただ、私がサンフランシスコ・ベイエリアに在住していることがはっきりすると、あなたが自分の無知蒙昧さに少しでも気づくのなら協力は惜しみませんよw
こういう風景写真でも見せればいいですか?
https://imgur.com/a/TZo5m0i
平凡な風景ですが、カリフォルニアっぽさを少しは感じられるんじゃないでしょうか。
> じゃ、そのような文脈のときは、なんて言うの?
自分の無知がバレて、適切な言葉を知らないのもバレたから、教えを請いているわけですね。
ただ、他人に教えてもらいたいのなら、もうちょっと丁寧な口調で聞いていただけませんかね…
鞍馬天狗さんは子供の頃から、ろくにしつけも教育もされなかったんでしょうけど、私は鞍馬天狗さんのように乱雑な言葉を使う方って人生であまり身の回りにいなかったので、そういう底辺丸出しの口調って何か馴染めないんですよ。
で質問としては、島ケルトが「本当のケルトは自分たちであって、大陸ケルトはケルトではない。彼らは○○○に過ぎない」と主張する時、○○○は何がふさわしいかと理解していいですか?
(鞍馬天狗さんは日本語の読解力も絶望的に足りませんが、文章を書くのも苦手なようなので、何が聞きたいのかよくわかりません。)
○○○は、鞍馬天狗さんが作り出した珍語「アングロゲルマン」ではもちろん間違いです。
なぜなら、そんな新語は鞍馬天狗さんの妄想内にしか存在しませんから。
自分の妄想がバレたからといって、「全く新しい概念だから検索してもヒットがゼロ件なんだ!!」というのは、あまりに恥ずかしすぎますね。誤魔化すとか言い訳するにしてももうちょっとマシなことを考えつきません?鞍馬天狗さん、生きていて恥ずかしくないですか?
恥ずかしくないから、今まで半世紀近く生きてきたんでしょうけど。
で、正解ですが「ゲルマン系(germanic)」が無難ですね。ケルト系ではないと主張したいんでしょうが、アングロ(サクソン)はゲルマン系の一部なので、わざわざ言う必要がない。
なお、念のために繰り返しておくと、大陸ケルトが使っていた言語は英語とは全く系統が違います。英語はケルト系ではありません。英語の話者が大陸ケルト(「鞍馬天狗さんの妄想ではアングロゲルマンという新概念」)というのは、二重三重四重に間違いです。
鞍馬天狗さんは正しい知識を寸分ももちあわせてないのに、背伸びして何か知ってるふりするから、こういう悲惨な間違いを書くことなるんですよ。
このブログのコメント欄は知的好奇心をそそる場所だと新宿会計士さんが何度も繰り返されています。無意味な間違いを書きなぐる前に自分の無知を自覚して、せめて他人の知的好奇心をそそるようなことを書けるよう心がけるべきでしょう。
>悪態をつくさまも韓国そのものです。
> 悪態を付いたというのなら、どの箇所ですか?
そうですね。具体例をあげましょうか。
たとえば、鞍馬天狗さんはアメリカのことを全く知らないのに、アラブ人とユダヤ人は同じ学校に通うことはないと妄想して何度も書きなぐり、その妄想が間違いだと指摘されたら恥ずかしさをごまかすために
「チキンサラダがリベラルなのはわかった。」
と、意味不明な中傷?を行ったり、
「表層的にしか理解してない」
と、ブーメランそのものの中傷を行うことですかね。まさに物事を表層的にしかとらえられないのが鞍馬天狗さんですしねえ。
誰か一人のアラブ人(それもアメリカ在住かどうかも怪しい)と話したからって、自分がアメリカ社会をわかった気でいるのがバレたら、私なら恥ずかしくて死んじゃいますよw
鞍馬天狗さんが無知蒙昧であるのに、悪態だけは韓国人並だという具体例、もっと書いた方がよいですか?希望なら、今後何十回でも繰り返し書いてあげますよw
更新ありがとうございます。
しかし他人の事言えませんが、日本人は相対的に英語が下手だと思います。フィリピンや中国人、韓国人その他東洋系の人でも、まあまあの英語でのスピーチ、討論が出来ます(アクセントは母国語に近く、酷いが)。
ところが平均的な日本人は、大きな声でモノを言うクセが無く、丁寧に小さく喋る為、自信なさげで、上手い人!とは言って貰えないと感じます。
日本人でちゃんとしたブリティッシュ イングリッシュを立て板に水の如く話し、会話がスムーズに行く人、もしくは米国語を同じく使いこなせる人は、生後まもなく或いは幼少時に本国で過ごし、10年前後経ってから日本に戻り、大学で再度英米に渡った人が多いですね。
逆に考えると中国人、台湾人、フィリピン人、韓国人でも成人してから来日したような人は、やはりイントネーションや母国語の訛り、意味を分からず使っている日本語句というのが、聴いてて分かります。
でも、その子供らはペラペラの日本語(居住地域によって標準語、関西弁)を話します。やはり、自転車や水泳のように、幼少時から馴染まないと、英語通にはならないんでしょうね。
かと言って日本語の深さ、場合によって使い分ける語句の違い等は、早いうちに覚えた方が良いと思います。その為ならやはり日本で教育を受けるのが良いかと存じます。
正直言って、小学生から高校生まで、およそ12年間英語の授業を受けても、気の利いたスピーチも出来ず、手紙(メール)1枚打てないです。今の学校英語教育では英語嫌いな子を増やすだけではないですか。
これは戦後何十年もの課題だと思いますし、総計ひとり千何百時間費やしても英語通に成れないなら、その半分の時間を興味のある数学に回すとか理科科目、芸術系を選択できるのも、学校嫌いの子たちが減ると思います。
*でも社会人になると必要ですよね(笑)。
めがねのおやじ 様いつもコメントありがとうございます。
補足して言えば、日本人が英語に苦手意識を持つ背景には、日本の場合、わざわざ英語を学ばなくても日本語でほぼすべての高等教育を受けることができるという事情もあるのかもしれませんね。
引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜わりますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
私は、大学までは、一般の日本人と同様に英語の教育を受け、
社会人になってから、英語の勉強を始め、現在TOEICは相当高い点数、他に英語の難関資格を
2つ保持するに至っています。難関資格の試験はスピーチ、質疑応答が含まれています。
外国人との英語でのコミュニケーションもそれなりには取れます。(流暢ではないですが)
なお、海外滞在経験はありませんし、仕事で英語を使用する機会は殆どありません。
また、海外旅行も15年以上行っていません。
なお、日本では、英語の学習方法が確立されていないので、学習には大変な困難が伴い、
長年にわたる試行錯誤で少しずつレベルを上げてった感じですね。
自分の経験からすると、英語は構文とボキャブラリーの習得に尽きると言うことになります。
おそらくある程度英語の学習をして壁に当たった人は、文法が大切と感じている人は少なくないと
思いますが、常識的な日本人に「英語は文法」だと言っても聞く耳を持ちません。
(自国建ての国債がデフォルトしないと言っても聞く耳を持たない人が多いのと似たようなものかも知れません。)
日本人が英語の習得を苦手にしている理由の一つに、日本語には構文が無いので、
英語を読むときに構文を把握したり、話したり書いたりするときに構文を作るということが
出来ないと言う点にあると思っています。
JAPAN TIMES alpha 2019/2/8号に以下のような記事があります。
「日本語には助詞があるため、語順の自由度が高い言語です。しかし英語では語順(文型)が重要な意味を持ちます。長文を読む際、意味を考えるよりも先にやるべきなのは、1文ごとに主語と動詞を見つけ、その文型をつかむこと。関係代名詞や前置詞句をはじめとする様々な修飾語句を取り除き、文の骨格をつかめる必要があるのです。」
また、同じ号に以下のような記事もあります。
「英語を話すのって難しいですよね。その一因は語順をちゃんと整えて話すことにわれわれはあまり慣れていないことにありそうです。」
第一線で英語を扱っている人達には、日本人の英語力の弱さは、構文力の弱さという認識が浸透しているのかも知れません。(「日本人は読む書くはできるが、聞く話すはできない」という一般の認識とはかなり違っています。)
ところで、上記の記事にもあるように日本語は語順の自由度が高いのですが、それと同様に主語だろうが動詞であろうが不要なものは省略可という特徴があります。
例えば「山田さんが昨日机を買ってきた。」という文があった場合、状況によっては「山田さんが」だけでも「机を」だけでもで意味が通じます。そもそも、単語に助詞を付ければ意味が通じるので、文章にする必要自体があまりありません。
極端に言えば、日本語は、言いたい単語だけ言えば意味が通じる言語なのです。
結果として、日本人の言語感覚は「言葉」に強く反応する傾向があり、「文」より「言葉」という感じさえあります。
(マスコミがすぐ「言葉狩り」に走るのも日本語の特徴が反映しているのかも知れません。)
このことが、「語順(文型)が重要な意味」を持つ英語の学習を困難にしている面は大きいと感じています。
逆に言えば構文習得『訓練』に特化した英語学習をしていけば、社会人でも2-3年でそれなりの英語力を身に着けることはおそらく可能ではないでしょうか。
ところで、このような「言葉」に対しての強い感性は、日本人の情緒を育み、日本文化の底流となっていて素晴らしいことではあるのですが、一方、論理構成力にかけては「文章」に反応する言語より不利な面があります。
従って、日本人にとって、日本語の読解力の強化は論理構成力の強化という点でも大変重要なものと思われます。(英語の早期教育よりはるかに重要です)
と言うわけで、「日本人が英文法を目の敵にする」のも「英語の学習が苦手なこと」も「言葉狩り」が横行するのも、「論理構成力が弱い」のも、日本語の特徴に一つの根があるように思えてなりません。
何時も、興味深い論評を有難うございます。
さて、名前や地名にしろ数詞にしろ歴史と文化が背景にありますから、馴染んでいるものを変更するのは、なかなか、難しいでしょうね。
番地については、ジョージ ミケシュ(George mikes)氏の本で、確かドイツの村で、建物の建った順番に番地を付けた、変わった例を読んだ記憶があります。日本でも、番地ではありませんが、一番館、二番館...と建物に命名した例もあります。北海道札幌市には、かつて、五番館というデパートがありました。
英語やドイツ語、仏語等欧州の11、12は、十二進法の名残りでしょうね。数字の読みについては、日本でも11を「とふあまりひと」、19を「はたちたらずひと」のように読み書きしていた時代もありましたから、段々、合理化されていくのではないでしょうか。